JP2020112675A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複屈折光学素子の配置自由度が高く、かつ安定した特性を有する光学ローパスフィルタを用いた撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置100は、それぞれが入射光線を複数の光線に分離する4つ以上の光学異方性素子と、該光学異方性素子の間に配置された1つ以上の位相板とにより構成される光学ローパスフィルタ10と、光学ローパスフィルタを通過した光により形成される光学像を光電変換する撮像素子20とを有する。位相板の位相差と、撮像素子の規格化分光感度スペクトルとが所定の条件を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、光学ローパスフィルタを有する撮像装置に関する。
CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子を用いるデジタルカメラ等の撮像装置には、撮像画像における偽色やモアレの発生を抑えるために光学ローパスフィルタが用いられる。光学ローパスフィルタは、光により形成される点像の分布を制御することでナイキスト周波数以上の高周波の画像情報を制限する。
特許文献1には、複屈折光学素子を6層から8層積層して点像をガウス形状に分布させることで、高周波の解像度を高めて偽色やモアレの発生を抑制する光学ローパスフィルタが開示されている。特許文献2には、光を8点に分離する複屈折光学素子の間にポリイミドフィルムにより形成された位相板を配置して、光の縦横方向の分離と対角方向の分離を行う光学ローパスフィルタが開示されている。
特開2015−213306号公報 特開平10−186284号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された光学ローパスフィルタでは、分離された点像が均一な強度を有するために、互いに隣接する複屈折光学素子の光線分離方向同士がなす角度を45°ないしは135°とする必要がある。この結果、複屈折光学素子の配置自由度が制限される。また、特許文献2にて開示されているように複屈折光学素子間に偏光を解消するための位相板を配置する構成を4層以上の複屈折光学素子を積層した光学ローパスフィルタに採用すると、位相板の配置位置によって点像の波長依存性が変化する。このため、光学ローパスフィルタとして偽色抑制効果等を安定的に得るためには、位相板と複屈折光学素子の配置および位相板が生じさせる位相差を適切に設定する必要がある。
本発明は、複屈折光学素子の配置自由度が高く、かつ安定した特性を有する光学ローパスフィルタを用いた撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、それぞれが入射した光線を複数の光線に分離する第1から第4の光学異方性素子と、該第1から第4の光学異方性素子のうち互いに隣り合う2つの光学異方性素子の間に配置された位相板とを備える光学ローパスフィルタと、該光学ローパスフィルタを通過した光により形成される光学像を光電変換する撮像素子とを有する。光線の波長をλ、位相板の位相差をδ(λ)、撮像素子の規格化分光感度スペクトルをS(λ)とし、S(λ)のピーク強度の10%以上を積分範囲とし、該積分範囲の最長波長および最短波長をそれぞれ、λmaxおよびλminとするとするとき、
−0.20≦I≦0.20
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば、光学異方性素子の配置自由度が高く、かつ安定した特性を有する光学ローパスフィルタを用いた撮像装置を実現することができる。
本発明の実施例である光学ローパスフィルタの構成を示す図。 実施例における複屈折光学素子による点像分離を説明する図。 実施例における複屈折光学素子を透過した光により形成される点像を説明する図。 実施例における複屈折光学素子を透過した光により形成される点像を説明する別の図。 実施例における位相板の位相差σ(λ)と関数f(λ)の分光特性を示す図。 実施例における分光感度スペクトルS(λ)の例を示す図。 実施例1の光学ローパスフィルタにより形成される点像分布と該光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示す図。 実施例1の変形例である光学ローパスフィルタにより形成される点像分布と該光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示す図。 比較例1の光学ローパスフィルタにより形成される点像分布と該光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示す図。 比較例2の光学ローパスフィルタにより形成される点像分布と該光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示す図。 実施例2の光学ローパスフィルタにより形成される点像分布を示す図。 実施例2の光学ローパスフィルタの空間周波数特性を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例である撮像装置100の構成を示している。撮像装置100は、被写体側(図の手前側)から順に、不図示の撮像光学系、光学ローパスフィルタ10および撮像素子20を有する。撮像光学系を通過し、さらに光学ローパスフィルタ10を通過した光束により光学像が撮像素子20上に形成される。撮像素子20は、該光学像を光電変換(撮像)して画像信号を生成する。
光学ローパスフィルタ10は、物体側(被写体側または光入射側)から順に、複屈折光学素子(第1の光学異方性素子)1、複屈折光学素子(第2の光学異方性素子)2、位相板3、複屈折光学素子(第3の光学異方性素子)4および複屈折光学素子(第4の光学異方性素子)5が光の進行方向において積層された構成を有する。光学異方性素子としての各複屈折光学素子は、その複屈折性により入射した光線を分離する。一方、位相板3は、複屈折性を有するが、光線分離は行わず、光線の偏光状態を制御する。
図1において、撮像素子20の長辺が延びる第1の方向(横方向)をx軸方向とし、短辺が延びる第2の方向(縦方向)をy軸方向とする。各複屈折光学素子においてx軸およびy軸方向に平行なxy面を素子面という。x軸方向およびy軸方向は、撮像素子20の複数の画素の配列方向と一致する。素子面に直交する方向を光軸方向という。なお、図1に示されている各複屈折層および位相板の光軸方向の厚さは、実際は数100μm程度である。
各複屈折光学素子(1,2,4,5)は、水晶やニオブ酸リチウム等の一軸性結晶により形成されており、図2(a),(b)に示すように一軸性結晶の光学軸が素子面に対して傾きを有する。図2(a)に示すように複屈折光学素子を光軸方向から見ると、一軸性結晶の光学軸はy軸方向に対して90°の方位を向いている。図2(b)に示すように複屈折光学素子をy軸方向から見ると、一軸性結晶の光学軸は光軸方向に対して角度θだけ傾いている。以下の説明において、角度θを傾斜角という。傾斜角θは、一般的には45°付近に設定されるが、複屈折光学素子の材料や設定したい位相差に応じて10°から80°の範囲で設定される。
このように光学軸が素子面に対して傾いた平行平板としての複屈折光学素子に入射した光線は、図2(c),(d)に示すように、常光線と異常光線の2つの光線に分離される。具体的には、図2(c)に示すように、光軸方向から複屈折光学素子に入射した光線6は、複屈折光学素子をまっすぐ透過する常光線7と、斜めに透過する異常光線8とに分離する。常光線7と異常光線8とが分離する方向(x軸方向)を光線分離方向という。
常光線7は光線分離方向に直交する方向に電場が振動する偏光であり、異常光線8は光線分離方向と平行な方向に電場が振動する偏光である。すなわち、常光線7と異常光線8は、偏光方向が互いに直交する直線偏光である。常光線7と異常光線8の光線分離方向での分離幅(以下、光線分離幅という)wは、複屈折光学素子の材料固有の屈折率異方性の大きさΔn、光学軸の傾斜角θおよび複屈折光学素子(平行平板)の厚みdとから一意に決まる。したがって、複屈折層の材質と傾斜角θが決まれば、光線分離幅wは厚みdに比例する。
このような複屈折光学素子を積層することにより、層数Nに対して2のN乗個に分かれた点像が形成される。基本的には、複屈折光学素子を光線分離方向が絶対値としての約45°または135°をなすように積層する。ただし、位相板の前後に配置される複屈折光学素子は、任意の光線分離方向となるように配置することができる。積層された複屈折光学素子1,2,4,5は、それらの光線分離方向、光線分離幅および積層数を考慮して点像分布の拡がりを幾何光学的に設定することで、光学ローパスフィルタ10として機能する。
位相板3は、一軸性結晶または延伸フィルム等により形成され、一軸性結晶の光学軸(進相軸または遅相軸)が素子面に平行となるように配置される。図1では、位相板3は複屈折光学素子2と複屈折光学素子4の間に配置されている。位相板3は、その光学軸が複屈折光学素子2で分離された複数の光線の直線偏光の振動方向に対して約45°(絶対値)をなすように配置される。位相板3を透過した光線は、分離されることなく、位相差に応じた偏光状態に変換されて複屈折光学素子4に入射する。理想的には、位相板3を透過した光線は、円偏光に変換されるか偏光が解消され、複屈折光学素子4の光線分離方位によらず、分離後の光線(点像)が互いに同一の強度を有するように分離される。しかし位相板3の位相差の波長依存性により理想状態からずれが生じる場合がある。
図3(a),(b),(c)は、光学ローパスフィルタによる点像分離を示す。この図は、光が複屈折光学素子1,2、位相板3および複屈折光学素子4,5のそれぞれをこの順で透過する際に形成される幾何的な点像を示している。図3(a)は、位相板3の位相差が波長λ/4の奇数倍である場合を、図3(b)は位相差がλの定数倍である場合を、図3(c)は位相差がλ/2の奇数倍である場合をそれぞれ示している。図中の片矢印は光線分離方向を示し、両矢印は光線(点像)の偏光方向を示している。また、常光線により形成される点像を実線で示し、異常光線により形成される点像を点線で示している。
図3(a)に示すように、位相板3の位相差がλ/4の奇数倍である場合は、位相板3を透過した光が円偏光に変換され、複屈折光学素子4,5により16点に分離される。
これに対して図3(b),(c)に示すように位相板3の位相差がλの定数倍およびλ/2の奇数倍である場合は、位相板3を出射した光が直線偏光であり、その偏光方向は複屈折光学素子4の光線分離方向に対して平行または垂直である。このため、複屈折光学素子4の光線分離方向と平行な偏光方向を有する偏光により形成される点像が図中の点線矢印の方向に移動するだけで、該偏光は分離しない。
このように、位相板3の位相差に応じて、幾何学的な点像分布が16点(図3(a))、横8点(図3(b))および縦8点(図3(c)と変化する。光線の波長をλとするとき、位相板3の位相差がλ/4の奇数倍、λの定数倍およびλ/2の奇数倍の間の位相差である場合には、図3(b),(c)に示した点像分布の重ね合せとなる。
また、図4(a)〜(c)は、図3(a)〜(c)とは複屈折光学素子1,2,4,5の光線分離方向を変えて、位相板3に隣接した複屈折光学素子2,4の光線分離方向がx軸方向またはy軸方向となるようにした場合を示している。以下の説明において、「45°」は、45°だけでなく45°から数度ずれた角度も含む「約45°」の意味である。
この場合、位相板3の光学軸は45°方向を向き、位相板3の位相差に応じて幾何学的な点像分布が16点(図4(a))、+45°斜め8点(図4(b))および−45°斜め8点(図4(c)と変化する。
また、位相板3を用いることにより、複屈折光学素子の光線分離方向の配置自由度が向上する一方、位相板3の偏光解消効果の波長依存性によって、点像分布が波長により変化する。特に本実施例で説明する多層の光学ローパスフィルタにおいては、複屈折光学素子1,2,4,5と位相板3の配置方法によって、最終的な点像分布(点像の振る舞い)が変化する。幅広い帯域の光を発する一般光源下では、平均化によって波長の影響を軽減することができる。しかし、位相板3の位相差δが使用波長帯域Δλの5倍以下となる場合には、適切な位相差と光学軸の方位を設定する必要がある。
実際の撮像環境で得られる点像は、被写体を照明する光のスペクトル、撮像光学系の透過率、撮像素子20の分光感度および撮像素子20の画素ごとに設けられたカラーフィルタの透過率等の影響を受ける。
ここでは、撮像光学系や照明光がフラットなスペクトルを持つと仮定する。この場合に得られる点像分布の均一性または偏りIは、撮像素子20の感度とカラーフィルタの帯域幅で定義される規格化分光感度スペクトルS(λ)と、位相板3の位相差(分光位相差)δ(λ)に対する点像の振る舞いを表す関数f(λ)=cos(2π/λ・δ(λ))とを用いて下記(1)式で表される。規格化分光感度スペクトルS(λ)の最小値は0であり、最大値は1である。
ただし、S(λ)のピーク強度の10%以上を積分範囲とし、該積分範囲の最長波長および最短波長をそれぞれ、λmaxおよびλminとする。ピーク強度は、例えば、緑帯域でのピーク強度である。
図5は、位相板の位相差δ(λ)と関数f(λ)との関係を示している。関数f(λ)は、δ(λ)=(2m+1)λ/4(mは整数)のときに0となり、δ(λ)=mλのときに1となり、δ(λ)=(2m+1)λ/2のときに−1となる。
図6は、撮像素子20の規格化感度スペクトルS(λ)の例として、赤帯域(R)、緑帯域(G)および青帯域(B)のカラーフィルタに対する規格化感度スペクトルを示している。緑帯域のS(λ)のピーク強度の10%以上の範囲をハッチングして示している。この図では最大値を1としているが、式(1)の計算においては規格化のためにS(λ)の積分値で除する必要がある。実際の計算または測定において離散的な波長分割数(例えば、1nm刻みや10nm刻み)でデータを取り扱う場合は、関数f(λ)と規格化感度スペクトルS(λ)との積の和をS(λ)の和により規格化することでIが求まる。
式(1)は、S(λ)の重みを考慮して関数f(λ)を波長範囲λmaxからλminで積分して規格化したものであり、センサ感度を考慮した状態の点像分布の偏りを示す。Iが最大値1または最小値−1のときに点像が8点に分離し、Iが0になるときに最も均一な16点に分離する。したがって、Iが0または0に近いときに点像分布が均一な分布となり、望ましい。具体的には、Iが−0.20から+0.20の範囲に収まる、すなわち、
−0.20≦I≦0.20 (2)
を満足することが望ましい。より望ましくは、Iが−0.10から+0.10の範囲に収まる、すなわち、
−0.10≦I≦0.10 (2)′
を満足すると良い。
式(1)において分光感度スペクトルS(λ)は既知の固定値であるため、式(1)は望ましい点像分布が得られるように位相板3の位相差δ(λ)を設定するための条件を示す。
図7(a),(b)はそれぞれ、図3(a)〜(c)に示した構成(具体的な数値例を表1に示す)において波長460nmから640nmにて平均化した点像分布と、x、y軸方向および±45°(対角)方向の断面に対するMTFを示す。図8(a),(b)はそれぞれ、図4(a)〜(c)に示した構成(具体的な数値例を表2に示す)において波長460nmから640nmにて平均化した点像分布と、x,y軸方向および±45°方向の断面に対するMTFを示す。これらの構成において、Iは±0.10以下に収まっている。適切に位相差を設定することで、どちらも均一な点像分布が得られていることがわかる。
図9(a),(b)および図10(a),(b)は、本実施例の比較例としての構成(それぞれの具体的な数値例を表3,4に示す)により形成される式(2)の数値範囲外の点像分布を示す。図7(a),(b)および図8(a),(b)と図9(a),(b)および図10(a),(b)とは、位相板3の厚みにおいて異なる。両者を比較すると、図9(a),(b)ではx,y軸方向に点像強度の変化が起きるため、±45°方向では安定したMТFの特性が得られるが、x,y軸方向ではMTFの変動量が増大する。
一方、図10(a),(b)では、x,y軸方向においては安定したMТFの特性が得られるが、±45°方向のMTFの変動量が増大する。
なお、ここではIが式(2)(および式(2)′)の下限値以下である場合について説明したが、上限値より大きい場合はx軸方向とy軸方向の関係または±45°方向の関係が逆転する以外は同等である。Iが式(2)の数値範囲(±0.20以内)を超えた場合は特定の方向においてMTFの変動が増大するため、Iを上記数値範囲内に収めることが望ましい。
ただし、位相板3の製造公差による位相差の変動等によってIが式(2)に示した理想的な条件を満足しない場合には、点像分布の偏りを考慮して位相板3の設計値を決定する必要がある。本実施例の撮像装置100に用いる光学ローパスフィルタ10として、解像感を残しつつ安定した偽色抑制効果を得ることを目的とする場合は、図9(a),(b)に示すように±45°方向において安定した特性となるように複屈折光学素子を配置することが望ましい。
具体的には、図3(a)〜(c)に示したように位相板3をその遅相軸または進相軸の方位がx,y軸方向となるように配置し、位相板3に隣接する複屈折光学素子2,4の光線分離方向はx,y軸方向と45°または135°をなすように配置することが望ましい。反対にx,y軸方向の解像感の安定性を高めたい場合には、図4(a)〜(c)に示したように、位相板3をその遅相軸または進相軸の方位が±45°方向となるように配置することが望ましい。
さらに、図3(a)〜(c)に示した構成において、y成分の解像度、すなわちx軸方向のMTFを優先する場合について説明する。点像分布の偏りは、図3(a)〜(c)の構成のうち位相板3の位相差と位相板3に隣接する複屈折光学素子2,4の光線分離方向とに依存する。例えば図3(b)では、複屈折光学素子2,4の光線分離方向の合成ベクトルはx軸方向を向き、最終的な点像は横8点に分離される。仮に複屈折光学素子4の光線分離方位が180°反転した場合には、合成ベクトルはy軸方向となり、点像は縦8点に分離される。このため、位相板3の公差を考慮しつつ点像分布を縦8点に近づけたい場合は、設定すべきIの数値範囲は位相板3の位相差と位相板3に隣接する複屈折光学素子の光線分離方向とに依存する。つまり、位相板3に隣接する複屈折光学素子の光線分離方向の合成ベクトルがx軸方向と平行な場合のIは、
−0.10≦I≦0.20 (3)
を満足することが望ましい。
また、合成ベクトルがy軸方向と平行な場合には、Iは、
−0.20≦I≦0.10 (4)
を満足することが望ましい。
位相板3の公差を考慮しつつIが式(3)または(4)の範囲に収まるようにすることにより、ある程度の点像分布の変動を見込んだ上で所望の特性を有する光学ローパスフィルタが得られる。
これまでは複屈折光学素子1,2,4,5の光線分離幅が互いに等しい場合について説明してきたが、これらは互いに異なる光線分離幅を有していてもよい。例えば、x,y軸方向の光線分離幅Dx,Dyよりも±45°方向の光線分離幅Dp,Dnを大きくすることにより、高周波の折り返りモアレと±45°方向に生じる高周波域の偽色とをともに抑制することができる。具体的には、Dx<DpかつDy<Dnなる条件またはDx<Dp、Dx<Dn、Dy<DpおよびDy<Dnなる条件を満足すればよい。これらの2つの条件のうち少なくとも一方が満足されることにより、これまで説明した効果と同様の効果が期待できる。さらには4層より多い層数の複屈折光学素子を積層してもよく、これにより点像分布がよりガウス形状に近づき、高周波領域の折返りがより安定的に抑制される。
また、複屈折光学素子の材料としては水晶、サファイアおよびニオブ酸リチウム等が一般的であるが、他の複屈折性材料を用いてもよいし、液晶の配向を制御することで生じる膜構造複屈折を用いてもよい。また、必ずしも光学ローパスフィルタ全体で同一の複屈折性材料を用いる必要はなく、複屈折光学素子ごとに複屈折材料を選択してもよい。例えば、厚みが異なる複屈折光学素子を用いる場合に、大きな光線分離幅Dp,Dnを得るためにニオブ酸リチウムを用い、小さな光線分離幅Dx,Dyを得るために水晶を用いることで、光学ローパスフィルタ全体の厚みを減少させつつ材料コストを抑えることができる。材料の違いによって複屈折光学素子に由来する位相差の違いが点像に影響する場合はあるが、図3(a)〜(c)に示したように位相板3に隣接する複屈折光学素子2,4の光線分離幅や材料の対称性を保つようにすることで、上記影響を軽減することができる。
また、位相板3についても任意の材料を用いることができる。延伸フィルムタイプであれば薄膜化することができ、光学ローパスフィルタ全体の厚みを減少させることができる。耐久性や経年劣化が懸念される場合は無機材料を用いることが望ましい。また、水晶等の複屈折光学素子と同様の材料であって光学軸の角度を変更したものを用いてもよい。この場合は、複屈折光学素子の厚みを0.3mm以下とすることが望ましい。厚みが0.1mm以下では公差を考慮すると式(2)の条件を満足できないおそれがあるため、厚みは0.1mm以上0.3mm以下とすることが望ましい。
また、複数層の複屈折光学素子と位相板は、光路上に互いに分離して配置してもよく、一部または全体を接合(積層)して用いてもよい。さらに、最も像側(撮像素子側または光出射側)の複屈折光学素子をカバーガラスに使用したり、複屈折光学素子の間に透光性基板や色ガラス等の等方性部材を配置したり、最も被写体側)の複屈折素子にゴミ除去用の振動手段を付与したりする等、複屈折光学素子に他の用途を与えたり、光学ローバスフィルタとは異なる機能のための部材と混合して複屈折光学素子と位相板を配置したりしてもよい。
ここまでは、撮像素子の緑帯域(例えば520〜570nm)の感度スペクトルを前提して説明したが、赤帯域(例えば600〜650nm)や青帯域(例えば450〜500nm)についても同様である。ただし、緑、赤および青帯域の感度スペクトルの合成値ではなく、それぞれの色帯域の感度スペクトルに対して式(1)を計算して式(2)(または式(2)′)の数値範囲を満足するか否かを確認することが望ましい。また、式(1)では積分の波長範囲を460nmから640nmの可視波長範囲としたが、紫外域や赤外域の感度を活用する際には積分の波長範囲をそれらの波長域まで拡大してもよい。
さらに厳密には、S(λ)に撮像素子20の感度やカラーフィルタの透過率だけでなく、被写体から撮像素子20に光が到達するまでの各種光学素子の分光透過率が重み付けされる。このため、これら光学素子の特性をS(λ)に掛け合わせることが望ましい。
本発明の実施例には、以下の構成を有する光学ローパスフィルタが全て含まれる。すなわち、光学ローパスフィルタは、4つ以上の光学異方性素子を有する。該4つ以上の光学異方性素子は、x軸方向に光線を分離する1つ以上の第1の光学異方性素子と、y軸方向に光線を分離する1つ以上の第2の光学異方性素子と、x軸方向に対して+45°または−45°をなす方向に光線を分離する1つ以上の第3の光学異方性素子と、y軸方向に対して+45°または−45°をなす方向に光線を分離する1つ以上の第4の光学異方性素子とを含む。
なお、光学異方性素子は5つ以上であってもよく、位相板は2つ以上であってもよい。ただし、光学ローパスフィルタの薄型化のためには、光学異方性素子が4つで、位相板は1つであることが望ましい。また、位相板は互いに隣り合う2つの光学異方性素子の間であれば、中央の層に限らず配置することができる。ただし、点像の分離のし易さまたは設計のし易さのために、中央の層に配置されていることが望ましい。
なお、上記4つ以上の光学異方性素子のうち互いに隣り合う2つの光学異方性素子のそれぞれの光線分離方向がなす角度は、120°以上150°以下であることが好ましい。
以下、より具体的な実施例(数値例)としての光学ローパスフィルタ10の構成を示す。
表1は、実施例1の光学ローパスフィルタの構成を示す。本実施例の光学ローパスフィルタは、それぞれ水晶により形成された複屈折光学素子1(LPF1)、複屈折光学素子2(LPF2)、位相板3、複屈折光学素子4(LPF3)および複屈折光学素子5(LPF4)が光入射側から光出射側にこの順で積層された構成を有する。複屈折光学素子1,2,4,5の光線分離方向はそれぞれ、x軸方向に対して180°、+45°、315°(−45°)、90°である。複屈折光学素子1,2,4,5の光線分離幅は全て2.1μm、厚みは全て350μmである。位相板3は、その遅相軸がy軸方向と平行に延びるように配置され、複屈折光学素子2からの光の偏光状態を変化させる。
図5は、本実施例における位相板3の位相差δ(λ)と関数f(λ)との関係を示している。また表1の下部には、本実施例における式(1)のIの値を示している。点像分布の偏りを示すI=−0.01は式(2)および式(2)′の条件を十分に満足するように小さい。
本実施例の点像の位相差分布およびMTFを図7(a),(b)に示す。点像分布は、波長460nmから640nmの範囲で図5に示す規格化分光感度スペクトルの重みで積算したものである。x,y軸方向および±45°方向において均一な点像分布とMTFが得られている。
表2は、比較例1の光学ローパスフィルタの構成を示す。比較例1では、位相板の厚み(位相差)が実施例1と異なっており、式(1)のIは−0.23となり、式(2)の条件を満足しない。図9(a),(b)はそれぞれ、本比較例の点像強度分布とMTFを示す。本比較例における点像分布は波長積算後も一部に偏りが残存し、これにより全体的にy軸方向のMTFが低くなっている。また、局所的に強度が高い点像分布となっており、200lp/mm以上の高周波域のMTF抑制効果も十分ではない。この結果、特定の方向において色モアレが増大したり、高周波の折り返りモアレが生じたりするおそれがある。
これに対して本実施例の構成を採用することで、点像分布を均一化させることができ、特性が安定した光学ローパスフィルタを得ることができる。
表3は、本実施例の変形例(実施例1′)としての光学ローパスフィルタの構成を示す。本変形例では、位相板3に隣接する複屈折光学素子(LPF2,LPF3)および最も光入射側および最も光出射側の複屈折光学素子(LPF1,LPF4)の光線分離方向が表1のものとは異なる。具体的には、複屈折光学素子1,2,4,5の光線分離方向はそれぞれ、x軸方向に対して+45°、180°、90°、315°(−45°)である。複屈折光学素子1,2,4,5の光線分離幅は全て2.1μm、厚みは全て350μmである。
本変形例では、各波長に対する点像分布の変化は表1の場合とは異なるが、位相板3の位相差を適切に設定することによって、式(2)および式(2)′の条件を満足するI=−0.01が得られ、図8(a),(b)に示す点像分布とMTFを得ることができる。この結果、特に低周波域で図7(a),(b)と同等の光学ローパスフィルタの特性が得られる。
表4は、実施例2の光学ローパスフィルタの構成を示す。本実施例の光学ローパスフィルタは、水晶により形成された複屈折光学素子1(LPF1)、ニオブ酸リチウムにより形成された複屈折光学素子2(LPF2)、水晶により形成された位相板3、ニオブ酸リチウムにより形成された複屈折光学素子4(LPF3)および水晶により形成された複屈折光学素子5(LPF4)が光入射側から光出射側にこの順で積層された構成を有する。
複屈折光学素子1,2,4,5の光線分離方向はそれぞれ、x軸方向に対して180°、+45°、315°(−45°)、90°である。複屈折光学素子1,5の光線分離幅は2.3μm、厚みは400μmであり、複屈折光学素子2,4の光線分離幅は4.1μm、厚みは200μmである。すなわち、x,y軸方向の光線分離幅Dx,Dyよりも±45°方向の光線分離幅Dp,Dnが大きい。位相板3は、その遅相軸がy軸方向と平行に延びるように配置され、複屈折光学素子2からの光の偏光状態を変化させる。
図11(r),(g),(b)は、本実施例における点像分布を示す。図11(r),(g),(b)の点像分布はそれぞれ、赤帯域、緑帯域および青帯域のカラーフィルタを考慮した分光感度スペクトルS(λ)を用いて波長積算した結果を示す。赤帯域および青帯域の分光感度スペクトルS(λ)は、図6に示した緑帯域のピーク感度波長をそれぞれ460nmおよび600nmに変化させたものとなる。図11(r),(g),(b)から、各色帯域に対して均一な16点に分離された点像が得られていることがわかる。表4の下側には、本実施例における赤帯域、緑帯域および青帯域での式(1)のIの値(−0.082,−0.019,−01033)は式(2)および式(2)′の条件を十分に満足するように小さい。
図12(r),(g),(b)は、図11(r),(g),(b)に示した点像分布に対するMTFを示す。いずれの図も、x,y軸方向については高周波側に向かってなだらかにMTFが低下する特性を示し、高周波帯域での折り返りを除去する。また、±45°方向については110lp/mmの周波数帯域の特性を落とすことで偽色を抑制しつつ、それ以上の高周波帯域の折り返りを抑制することで折り返りモアレも抑制する。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1,2,4,5 複屈折光学素子
3 位相板
10 光学ローパスフィルタ
20 撮像素子
100 撮像装置

Claims (17)

  1. それぞれが入射した光線を複数の光線に分離する第1から第4の光学異方性素子と、該第1から第4の光学異方性素子のうち互いに隣り合う2つの光学異方性素子の間に配置された位相板とを備える光学ローパスフィルタと、
    前記光学ローパスフィルタを通過した光により形成される光学像を光電変換する撮像素子とを有し、
    前記光線の波長をλ、前記位相板の位相差をδ(λ)、前記撮像素子の規格化分光感度スペクトルをS(λ)、該S(λ)のピーク強度の10%以上である積分範囲における最長波長および最短波長をそれぞれλmaxおよびλminとするとき、
    −0.20≦I≦0.20

    なる条件を満足することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ピーク強度は、前記光の緑帯域でのピーク強度であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、互いに垂直な第1の方向および第2の方向のそれぞれに配列された複数の画素を有し、
    前記第1の光学異方性素子は前記第1の方向に光線を分離し、
    前記第2の光学異方性素子は前記第2の方向に光線を分離し、
    前記第3の光学異方性素子は前記第1の方向に対して45°をなす方向に光線を分離し、
    前記第4の光学異方性素子は前記第2の方向に対して45°をなす方向に光線を分離することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第3の光学異方性素子による光線分離幅は、前記第1の光学異方性素子による光線分離幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第4の光学異方性素子による光線分離幅は、前記第1の光学異方性素子による光線分離幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記第3の光学異方性素子による光線分離幅は、前記第2の光学異方性素子による光線分離幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記第4の光学異方性素子による光線分離幅は、前記第2の光学異方性素子による光線分離幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の光学異方性素子による光線分離幅をDx、前記第2の光学異方性素子による光線分離幅をDy、前記第3の光学異方性素子による光線分離幅をDp、前記第4の光学異方性素子による光線分離幅をDnとするとき、
    Dx<DpかつDy<Dn
    または
    Dx<Dp、Dx<Dn、Dy<DpおよびDy<Dn
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記位相板の進相軸は、前記第1の方向に平行または垂直であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記互いに隣り合う2つの光学異方性素子のそれぞれの光線分離方向が互いになす角度は、120°以上150°以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記第1から第4の光学異方性素子のそれぞれの光線分離幅は、互いに同じであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記第1から第4の光学異方性素子のうち最も像側および最も物体側の光学異方性素子はともに水晶で構成され、他の光学異方性素子は水晶またはニオブ酸リチウムで構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の撮像装置。
  13. 前記光学ローパスフィルタは、前記第1から第4の光学異方性素子と前記位相板とから成ることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の撮像装置。
  14. 前記第1の光学異方性素子、前記第2の光学異方性素子、前記位相板、前記第3の光学異方性素子および前記第4の光学異方性素子は、物体側から像側にこの順で配置されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の撮像装置。
  15. 前記第1および第4の光学異方性素子は水晶で構成され、前記第2および第3の光学異方性素子はニオブ酸リチウムで構成されていることを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記位相板は水晶で構成され、その厚みは0.1mm以上0.3mm以下であることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の撮像装置。
  17. 撮像素子を有する撮像装置に用いられる光学ローパスフィルタであって、
    それぞれが入射した光線を複数の光線に分離する第1から第4の光学異方性素子と、
    該第1から第4の光学異方性素子のうち互いに隣接する2つの光学異方性素子の間に配置された位相板とを備え、
    前記光線の波長をλ、前記位相板の位相差をδ(λ)、前記撮像素子の規格化分光感度スペクトルをS(λ)、該S(λ)のピーク強度の10%以上である積分範囲における最長波長及び最短波長を各々λmaxおよびλminとするとき、
    −0.20≦I≦0.20

    なる条件を満足することを特徴とする光学ローパスフィルタ。
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