JP2015213002A - 回転型電子機器 - Google Patents

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浩樹 須藤
Hiroki Sudo
浩樹 須藤
伸幸 田邉
Nobuyuki Tanabe
伸幸 田邉
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Abstract

【課題】 優れた操作フィーリング性を低価格で実現できる回転型電子機器を提供する。
【解決手段】 指等で第1の回転ノブ11の回転操作が行われると、第1の回転ノブ11がホルダー19に対して相対的に固定して規定された第1の回転軸VAを中心に回転する。第1のスイッチモジュール31の第2の回転軸41と第1の回転軸VAとの間にズレがある場合には、第2の回転軸41と第1の回転軸VAとを同一直前上に位置させる向きの力が、延設部91の保持穴91aを介して第2の回転軸41に加えられる。これにより、第1のスイッチモジュール31が全体として当該力が加えられた向きに付勢され、第1の付勢部79R、第2の付勢部79L及び第3の付勢部85の少なくとも一つの弾性力に抗して第1のスイッチモジュール31が変位する。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両用のコンビネーションスイッチや各種電子機器の入力操作等に使用可能な回転型電子機器に関するものである。
車両の運転席等には、運転に関連した様々な操作入力を行うために、レバースイッチからなるコンビネーションスイッチが設けられている。
特許文献1の回転型電子機器は、ユーザの指等で回転操作される中空の回転ノブと、回転型電子部品とを有する。当該回転型電子部品は、回転ノブの中空内に配置され、回転ノブの回転と一体となって回転型電子部品の回転軸が回転する。
当該回転型電子機器では、回転ノブは所定の仮想回転軸を中心に回転するようにホルダーに支持されている。回転型電子部品も同様にホルダーに固定されている。
特開2010−267603号公報
しかしながら、上述した従来の回転型電子機器では、回転型電子部品の回転軸と、回転ノブの仮想回転軸との位置関係にズレがあると、回転ノブの回転に不具合が生じ、操作フィーリングが低下する。
そのため、回転ノブ及び回転型電子機器を高い位置精度及び角度精度でホルダーに対して支持及び固定する必要があり、製造コストが高くなるという問題がある。
一方、上述した位置決め精度及び角度決め精度が要求を緩和するために、回転ノブと回転型電子部品との間にガタを設けると、回転ノブと回転型電子部品との動きにガタ分のズレが生じ、操作フィーリングが低下するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、優れた操作フィーリング性を低価格で実現できる回転型電子機器を提供することにある。
本発明の回転型電子機器は、ホルダーと、仮想又は実在の第1の回転軸を中心に回転可能な状態で前記ホルダーに支持された回転ノブと、前記回転ノブの前記回転に連動して回転する第2の回転軸を備え、当該第2の回転軸の回転に応じてスイッチング動作を行う回転型電子部品と、前記回転型電子部品を保持し、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを同一直線上に位置させる向きに移動可能な状態で前記ホルダーに支持された保持手段とを有する。
この構成によれば、前記回転ノブの回転の中心となる前記第1の回転軸と、前記回転型電子部品の第2の回転軸との間に位置ずれがあった場合でも、前記回転ノブから前記第2の回転軸に対して前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを同一直線上に位置させる向きに力が加えられ、当該力によって保持手段が移動する。これにより、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とが同一直線上に位置し、回転ノブが第1の回転軸を中心に滑らかに回転する。また、この構成によれば、ホルダーと、回転ノブと、回転型電子部品との間の位置決め精度の許容量が大きくなり、製造コストを低くできる。
好適には、本発明の回転型電子機器の前記回転ノブは、中空であり、前記回転型電子部品を内側に収容し、当該収容した状態で前記回転型電子部品の前記第2の回転軸と嵌合する嵌合部を有し、当該嵌合した状態で前記第2の回転軸と一体となって回転する。
この構成によれば、回転ノブの嵌合部と前記回転型電子部品の前記第2の回転軸とが嵌合により結合されるため、回転ノブの回転を安定して第2の回転軸に伝達できる。
好適には、本発明の回転型電子機器の前記回転ノブは、前記第1の回転軸と前記ホルダーとの相対的な位置関係が固定されるように前記ホルダーに支持されている。
好適には、本発明の回転型電子機器は、フレキシブル基板をさらに有し、前記回転型電子部品には、前記フレキシブル基板と電気的に接続される端子が設けられ、前記ホルダーは、前記回転型電子部品と前記保持手段とを収容する収容空間を有し、前記保持手段は、前記フレキシブル基板の基板面に沿った方向且つ前記第2の回転軸と直交する方向の付勢力により、前記収容空間の内壁に押圧された状態で姿勢を保持する付勢手段を有する。
この構成によれば、前記フレキシブル基板を用いた場合に、前記フレキシブル基板の基板面に沿った方向且つ前記第2の回転軸と直交する方向における、前記第1の回転軸と、前記回転型電子部品の第2の回転軸との間の位置ずれを保持手段で吸収することができる。
好適には、本発明の回転型電子機器の前記保持手段は、前記第2の回転軸に対して略線対称に位置し、前記フレキシブル基板の基板面と略平行する方向において前記付勢力により前記収容空間の内壁に押圧される第1及び第2の前記付勢手段を有する。
この構成によれば、第1及び第2の前記付勢手段が付勢力により、前記収容空間の内壁に押圧されることで、当該押圧力に応じた摩擦力によって第1及び第2の前記付勢手段を前記収容空間内に安定した状態で保持することができる。
好適には、本発明の回転型電子機器の前記保持手段は、前記第2の回転軸と直交する第1のプレートを有し、前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段の少なくとも一方は、前記第1のプレートと一体的に形成され、前記第2の回転軸と平行に延設された第2のプレートと、前記第2のプレートと一体的に形成され、前記第2のプレートから前記収容空間の内壁に向けて突き出て当該内壁に当たる突起部とを有する。
この構成によれば、第2のプレートを板ばねとして機能させて、突起部を大きな押圧力で前記収容空間の前記内壁に押しつけることができる。また、前記第1のプレートと、前記第2のプレートと、前記突起部とを一体形成することで部品数を少なくできる。
好適には、本発明の回転型電子機器の前記保持手段は、前記第2の回転軸に対して前記端子と反対側に設けられ、前記フレキシブル基板の基板面と直交する方向の付勢力により前記収容空間の内壁に押圧される第3の前記付勢手段を有する。
好適には、本発明の回転型電子機器は、筒状の第1の前記回転ノブと、前記第1の回転ノブの前記回転に応じてスイッチング動作を行う第1の前記回転型電子部品と、先端に設けられた第2の前記回転ノブと、前記第2の回転ノブの前記回転に応じてスイッチング動作を行う第2の前記回転型電子部品とを有する。
好適には、本発明の回転型電子機器の前記付勢手段は、板バネである。
本発明によれば、優れた操作フィーリング性を低価格で実現できる回転型電子機器を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るレバースイッチの外観斜視図である。 図2は、図1に示すレバースイッチの主要な構成要素の分解斜視図である。 図3は、図2に示すFPC基板と第1のスイッチモジュール及び第2のスイッチモジュールとの位置関係を説明するための図である。 図4Aは第1のスイッチモジュール及び第2のスイッチモジュールの斜視図であり、図4Bは第1のスイッチモジュール及び第2のスイッチモジュールの背面図である。 図5はFPC基板の側面方向から見たホルダー内における第1のスイッチモジュール及び第2のスイッチモジュールの収容状態を説明するための図である。 図6は、FPC基板の平面方向から見たホルダー内における第1のスイッチモジュール及び第2のスイッチモジュールの収容状態を説明するための図である。 図7は、図6に示す断面線A−Aにおけるレバースイッチの断面図である。 図8は、第1のスイッチモジュール及び第2のスイッチモジュールを収容する前のホルダーの平面側の外観図である。 図9は、第1のスイッチモジュール及び第2のスイッチモジュールを収容した後のホルダーの底面側の外観図である。 図10は、ホルダー内における第1のスイッチモジュールの収容状態を説明するための図である。 図11は、第1のスイッチモジュールの第2の回転軸と、フロントワイパーの回転速度設定用の第1の回転ノブとの係合関係を説明するための図である。 図12は、第2のスイッチモジュールの第2の回転軸と、リアワイパーの回転設定用の第2の回転ノブとの係合関係を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態に係るレバースイッチについて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレバースイッチ1の外観斜視図である。図2は、図1に示すレバースイッチ1の主要な構成要素の分解斜視図である。
レバースイッチ1は、車両の所定の操作入力に用いられ、カバー3内に設けられた所定の回転軸(図示せず)を中心に図1中矢印Aの向きに回転させることで、フロントワイパーの回転を1倍速「1x」、オフ「OFF」、自動「AUTO」、低速「LO」、高速「HI」の間で設定可能である。
また、レバースイッチ1は、長手方向に延びる第1の回転軸VAを中心に図1中矢印Bの向きに第1の回転ノブ11を回転させることで、自動「AUTO」におけるフロントワイパーの回転速度を設定可能である。第1の回転軸VAは、仮想回転軸と、実在の回転軸とのいずれもよい。
図2に示すように、レバースイッチ1は、カバー3側に配置されるカバー15及びレバー17を有し、これらを接合して形成される内部空間にホルダー19及びFPC基板21の一部が固定されて収容される。
カバー15及びレバー17のカバー3とは反対側には、ホルダー19が貫通する開口部を備えた筒状の第1の回転ノブ11が第1の回転軸VAを中心に回転可能にホルダー19に支持されている。第1の回転軸VAが本発明の第1の回転軸の一例である。
また、第1の回転ノブ11のカバー3とは反対側には、フレーム23がホルダー19に固定されて位置している。
また、フレーム23のカバー3とは反対側には、第2の回転ノブ13が第1の回転軸VAを中心に回転可能にホルダー19に支持されている。
レバースイッチ1では、カバー15及びレバー17にホルダー19が固定されており、第1の回転ノブ11及び第2の回転ノブ13の回転中心となる第1の回転軸VAとホルダー19との相対的な位置関係は固定となる。
図3に示すように、FPC基板21の先端側には、第1のスイッチモジュール31と第2のスイッチモジュール33とが固定されている。
図5はFPC基板21の側面方向から見たホルダー19内における第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33の収容状態を説明するための図である。
図4Bに示すように、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33は端子45,47を備えており、図5に示すように、端子45,47がFPC基板21の所定の端子と接続されている。
図6は、FPC基板21の平面方向から見たホルダー19内における第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33の収容状態を説明するための図である。
図7は、図6に示す断面線A−Aにおけるレバースイッチ1の概略断面図である。図8は、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33を収容する前のホルダー19の平面側の外観図である。図9は、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33を収容した後のホルダー19の底面側の外観図である。
図8に示すように、ホルダー19の平面側には、第1のスイッチモジュール31を収容する収容空間61と、第2のスイッチモジュール33を収容する収容空間63とが設けられている。
収容空間61は開口部61aを備え、開口部61aから第1のスイッチモジュール31が挿入されて収容される。収容空間63は開口部63aを備え、開口部63aから第2のスイッチモジュール33が挿入されて収容される。第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33を収容空間61及び収容空間63に収容した状態では、図9に示すように、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33の端子45,47が外側に露出する。端子45,47は、前述したようにFPC基板21の端子と接続される。
以下、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33について説明する。
第1のスイッチモジュール31は、第1の回転軸VAを中心とした図1に示す第1の回転ノブ11の回転と連動して回転する第2の回転軸41を有し、第2の回転軸41の回転位置に応じて自動「AUTO」におけるフロントワイパーの回転速度を設定する。
また、第2のスイッチモジュール33は、第1の回転軸VAを中心とした図1に示す第2の回転ノブ13の回転と連動して回転する第2の回転軸43を有し、第2の回転軸43の回転位置に応じてリアワイパーの回転のオン/オフを設定する。
図4A,図4Bに示すように、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33は同一形状を有している。
図4A,図4Bに示す保持カバー55,57が本発明の保持手段の一例であり、回転型電子部品51,53が本発明の回転型電子部品の一例であり、第2の回転軸41,43が本発明の第2の回転軸の一例である。
図4B及び図5に示すように、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33は、FPC基板21の所定の端子と電気的に接続される複数の端子45,47を有している。FPC基板21の端子と端子45,47とは、例えば、半田付け等で固定される。
図4A,図4Bに示すように、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33は、それぞれ回転型電子部品51,53と、保持カバー55,57とを有する。
回転型電子部品51,53は、前述した第2の回転軸41,43をそれぞれ備え、その回転位置に応じた接続パターンを形成する。
保持カバー55,57は、それぞれ回転型電子部品51,53を固定して保持する。
また、保持カバー55,57は、回転型電子部品51,53を保持した状態でホルダー19内の収容空間61,63に収容され、回転型電子部品51,53の第2の回転軸41,43を第1の回転軸VAとを同一直前上に位置させるように収容空間61,63内において付勢力に抗して移動可能に支持されている。
図4A,図4Bに示すように、保持カバー55,57は、それぞれ正面プレート71,73の中央に第2の回転軸41,43が貫通する開口部71a,73aを有している。
正面プレート71,73の開口部71a,73aのX方向の両側には第1の付勢部79Rと第2の付勢部79Lとが正面プレート71,73と一体となって形成されている。正面プレート71,73が本発明の第1のプレートの一例である。
正面プレート71,73と、第1の付勢部79R及び第2の付勢部79Lとは略90°の角度を形成している。
また、正面プレート71,73には、回転型電子部品51,53を固定して保持する固定部75R,75L,77R,77Lが、正面プレート71,73と一体となって形成されている。
第1の付勢部79Rは、YZ平面に平行な側面プレート79R0と、Y方向に延びる突起部79R1,79R2とを有する。
ここで、側面プレート79R0が本発明の第2のプレートの一例であり、突起部79R1,79R2が本発明の突起部の一例である。
側面プレート79R0は、正面プレート71と一体的に形成されている。突起部79R1,79R2は、側面プレート79R0のZ方向の両端部に、側面プレート79R0と一体となってY方向に延びて形成されている。
側面プレート79R0と突起部79R1,79R2とによって板バネが形成されている。
突起部79R1,79R2は、側面プレート79R0からX方向外側に突き出ている。
図6、図7及び図9に示すように、突起部79R1,79R2は、第1のスイッチモジュール31がホルダー19の収容空間61に収容された状態で、収容空間61の内壁に押圧され、その押圧力に応じた摩擦力によって当該内壁に安定した状態で支持される。
以上、第1の付勢部79Rについて説明したが、第2の付勢部79Lも同様である。
第1の回転ノブ11から第2の回転軸41に図4A中に示すX方向の外力が加えられると、第1のスイッチモジュール31が全体としてX方向に付勢され、第1の付勢部79R又は第2の付勢部79Lの弾性力に抗して第1のスイッチモジュール31がX方向に変位する。これにより、第2の回転軸41と第1の回転軸VAとが同一直前上に位置する。
また、正面プレート71の第2の回転軸41に対して端子45と反体側には、第3の付勢部85が正面プレート71と一体となって形成されている。
図10は、ホルダー19内における第1のスイッチモジュール31の収容状態を説明するための図である。
図7及び図10に示すように、第3の付勢部85は、第1のスイッチモジュール31がホルダー19の収容空間61に収容された状態で、収容空間61の内壁に押圧され、その押圧力に応じた摩擦力によって当該内壁に安定した状態で保持される。
以上、第1のスイッチモジュール31について説明したが、第2のスイッチモジュール33も同様な構造を有している。
すなわち、第2のスイッチモジュール33は、前述したように収容空間63内に収容される。突起部81R1,81R2は、第2のスイッチモジュール33収容空間63に収容された状態で、収容空間63の内壁に押圧され、その押圧力に応じた摩擦力によって当該内壁に安定した状態で支持される。第2の付勢部81Lも同様である。
第2の回転ノブ13から第2の回転軸43に図4A中に示すX方向の外力が加えられると、第2のスイッチモジュール33が全体としてX方向に付勢され、第1の付勢部81R又は第2の付勢部81Lの弾性力に抗して第2のスイッチモジュール33がX方向に変位する。これにより、第2の回転軸43と第1の回転軸VAとが同一直前上に位置する。
図11は、第1のスイッチモジュール31の第2の回転軸41と、第1の回転ノブ11との係合関係を説明するための図である。図11において、ホルダー19は図示していない。
図11に示すように、第1の回転ノブ11は、筒状をしており、その内周の所定の位置に延設部91が形成され、延設部91の先端には保持穴91aが形成されている。保持穴91aが本発明の嵌合部の一例である。
保持穴91aには、第1のスイッチモジュール31の第2の回転軸41が挿入され、第1の回転ノブ11が第1の回転軸VAを中心として回転すると、延設部91及び第2の回転軸41も一体となって回転する。
なお、前述したように、第1の回転ノブ11の回転中心となる第1の回転軸VAとホルダー19との相対的な位置関係は固定である。
ホルダー19には、コイルバネ121の一端が固定されており、コイルバネ121の他端には球体123が固定されている。
また、第1の回転ノブ11の内周には、その内周方向に沿って複数のクリック溝125が形成されている。クリック溝125には、球体123の一部が嵌め込まれる。第1の回転ノブ11が回転すると、球体123が順に隣接するクリック溝125に移動し、その移動の過程でクリック振動が発生し、それがユーザの指等に伝達される。
図12は、第2のスイッチモジュール33の第2の回転軸43と、第2の回転ノブ13との係合関係を説明するための図である。図12において、ホルダー19は図示していない。
図12に示すように、第2の回転ノブ13は、中空であり、第1の回転軸VAと平行に延びる延設部185が形成され、延設部185の第2のスイッチモジュール33側の端部には保持穴(図示せず)が形成されている。
当該保持穴には、第2のスイッチモジュール33の第2の回転軸43が挿入され、第2の回転ノブ13が第1の回転軸VAを中心として回転すると、延設部185及び第2の回転軸43も一体となって回転する。
なお、前述したように、第2の回転ノブ13の回転中心となる第1の回転軸VAとホルダー19との相対的な位置関係は固定である。
ホルダー19には、コイルバネ131の一端が固定されており、コイルバネ131の他端には球体133が固定されている。
また、第2の回転ノブ13の内周には、その内周方向に沿って複数のクリック溝135が形成されている。クリック溝135には、球体133の一部が嵌め込まれる。第2の回転ノブ13が回転すると、球体133が順に隣接するクリック溝135に移動し、その移動の過程でクリック振動が発生し、それがユーザの指等に伝達される。
以下、レバースイッチ1の作用について説明する。
レバースイッチ1では、指等で第1の回転ノブ11の回転操作が行われると、第1の回転ノブ11がホルダー19に対して相対的に固定して規定された第1の回転軸VAを中心に回転する。
このとき、第1のスイッチモジュール31の第2の回転軸41と第1の回転軸VAとの間にズレがある場合には、第2の回転軸41と第1の回転軸VAとを同一直前上に位置させる向きの力が、図11に示す延設部91の保持穴91aを介して第2の回転軸41に加えられる。これにより、第1のスイッチモジュール31が全体として当該力が加えられた向きに付勢され、第1の付勢部79R、第2の付勢部79L及び第3の付勢部85の少なくとも一つの弾性力に抗して第1のスイッチモジュール31が変位する。これにより、第2の回転軸41と第1の回転軸VAとが同一直前上に位置する。
レバースイッチ1では、指等で第2の回転ノブ13の回転操作が行われると、第2の回転ノブ13がホルダー19に対して相対的に固定して規定された第1の回転軸VAを中心に回転する。
このとき、第2のスイッチモジュール33の第2の回転軸43と第1の回転軸VAとの間にズレがある場合には、第2の回転軸43と第1の回転軸VAとを同一直前上に位置させる向きの力が、図12に示す延設部185の保持穴(図示せず)を介して第2の回転軸43に加えられる。これにより、第2のスイッチモジュール33が全体として当該力が加えられた向きに付勢され、第1の付勢部81R、第2の付勢部81L及び第3の付勢部87の少なくとも一つの弾性力に抗して第2のスイッチモジュール33が変位する。これにより、第2の回転軸43と第1の回転軸VAとが同一直前上に位置する。
すなわち、レバースイッチ1では、第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33を移動可能にしたことで、例えば、カバー15及びレバー17へのホルダー19への固定、並びにホルダー19への第1の回転ノブ11及び第2の回転ノブ13への固定の位置決め精度及び角度決め精度を、従来に比べて緩和しても、第1の回転ノブ11,13の回転時に第2の回転軸41,43と第1の回転軸VAとを同一直前上に位置させ、第1の回転ノブ11,13を滑らかに回転させることができる。
以上説明したように、レバースイッチ1では、第1のスイッチモジュール31の第2の回転軸41を第1の回転ノブ11の保持穴91aに挿入し、一体的に回転するようにしても、部品同士の位置ズレや角度ズレを、保持カバー55の第1の付勢部79R、第2の付勢部79L及び第3の付勢部85の付勢力に抗した移動によって吸収でき、部品に大きな負荷が加わることを防止できる。これにより、第1の回転ノブ11の回転操作性を高めることができると共に、部品の形状及び位置決めの精度を落とすことができ、低価格化を図ることができる。
また、レバースイッチ1では、第2のスイッチモジュール33の第2の回転軸43を第2の回転ノブ13の保持穴に挿入し、一体的に回転するようにしても、部品同士の位置ズレや角度ズレを、保持カバー57の第1の付勢部81R、第2の付勢部81L及び第3の付勢部87の付勢力に抗した移動によって吸収でき、部品に大きな負荷が加わることを防止できる。これにより、第2の回転ノブ13の回転操作性を高めることができると共に、部品の形状及び位置決めの精度を落とすことができ、低価格化を図ることができる。
また、レバースイッチ1では、第1の付勢部79R、第2の付勢部79L及び第3の付勢部85の付勢力によって第1のスイッチモジュール31がホルダー19の収容空間61の内壁に安定して保持されるため、ガタツキによる異音や操作フィーリングの悪さを発生させない。
また、レバースイッチ1では、第1の付勢部81R、第2の付勢部81L及び第3の付勢部87の付勢力によって第2のスイッチモジュール33がホルダー19の収容空間63の内壁に安定して保持されるため、ガタツキによる異音や操作フィーリングの悪さを発生させない。
また、レバースイッチ1では、保持カバー55,57において、正面プレート71,73と第1の付勢部79R及び第2の付勢部79Lとを一体として成形しているため、部品手数を少なくでき、高い組み立て性を実現できる。
また、レバースイッチ1では、第1のスイッチモジュール31がFPC基板21上に固定されている。そのため、上述した保持カバー55の第1の付勢部79R、第2の付勢部79L及び第3の付勢部85の付勢力に抗した移動に対して高い追従性を発揮できる。その結果、半田付けされたFPC基板21の端子と端子45とに無理な負荷加わることを回避できる。
また、レバースイッチ1では、第2のスイッチモジュール33がFPC基板21上に固定されている。そのため、上述した保持カバー57の第1の付勢部81R、第2の付勢部81L及び第3の付勢部87の付勢力に抗した移動に対して高い追従性を発揮できる。その結果、半田付けされたFPC基板21の端子と端子47とに無理な負荷加わることを回避できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、本発明を車両のワイパーの操作入力に用いられレバースイッチに適用した場合を例示したが、その他の回転型電子機器に本発明を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、回転型電子部品として2つの第1のスイッチモジュール31及び第2のスイッチモジュール33を用いた場合を例示したが、いずれか一つを用いてもよい。また、3つ以上のスイッチモジュールを用いてもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の付勢部として第1の付勢部79R,81R及び第2の付勢部79L,81L等の板バネを例示したが、これらの形状は特に限定されず、板バネ以外にゴムやコイル等の弾性部材を用いてもよい。
本発明は、車両用のコンビネーションスイッチに適用可能である。
1…レバースイッチ、3…カバー、11…第1の回転ノブ、13…第2の回転ノブ、15…カバー、17…レバー、19…ホルダー、21…FPC基板、23…フレーム、31…第1のスイッチモジュール、33…第2のスイッチモジュール、45,47…端子、51,53…回転型電子部品、61,63…収容空間、71,73…正面プレート、79R,81R…第1の付勢部、79L,81L…第2の付勢部、85,87…第3の付勢部、91…延設部、121,131…コイルバネ、123,133…球体、125,135…クリック溝

Claims (9)

  1. ホルダーと、
    仮想又は実在の第1の回転軸を中心に回転可能な状態で前記ホルダーに支持された回転ノブと、
    前記回転ノブの前記回転に連動して回転する第2の回転軸を備え、当該第2の回転軸の回転に応じてスイッチング動作を行う回転型電子部品と、
    前記回転型電子部品を保持し、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを同一直線上に位置させる向きに移動可能な状態で前記ホルダーに支持された保持手段と
    を有する回転型電子機器。
  2. 前記回転ノブは、中空であり、前記回転型電子部品を内側に収容し、当該収容した状態で前記回転型電子部品の前記第2の回転軸と嵌合する嵌合部を有し、当該嵌合した状態で前記第2の回転軸と一体となって回転する
    請求項1に記載の回転型電子機器。
  3. 前記回転ノブは、前記第1の回転軸と前記ホルダーとの相対的な位置関係が固定されるように前記ホルダーに支持されている
    請求項1または請求項2に記載の回転型電子機器。
  4. フレキシブル基板
    をさらに有し、
    前記回転型電子部品には、前記フレキシブル基板と電気的に接続される端子が設けられ、
    前記ホルダーは、前記回転型電子部品と前記保持手段とを収容する収容空間を有し、
    前記保持手段は、
    前記フレキシブル基板の基板面に沿った方向且つ前記第2の回転軸と直交する方向の付勢力により、前記収容空間の内壁に押圧された状態で姿勢を保持する付勢手段
    を有する請求項1〜3のいずれかに記載の回転型電子機器。
  5. 前記保持手段は、前記第2の回転軸に対して略線対称に位置し、前記フレキシブル基板の基板面と略平行する方向において前記付勢力により前記収容空間の内壁に押圧される第1及び第2の前記付勢手段を有する請求項4に記載の回転型電子機器。
  6. 前記保持手段は、
    前記第2の回転軸と直交する第1のプレートを有し、
    前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段の少なくとも一方は、
    前記第1のプレートと一体的に形成され、前記第2の回転軸と平行に延設された第2のプレートと、
    前記第2のプレートと一体的に形成され、前記第2のプレートから前記収容空間の内壁に向けて突き出て当該内壁に当たる突起部と
    を有する
    請求項5に記載の回転型電子機器。
  7. 前記保持手段は、前記第2の回転軸に対して前記端子と反対側に設けられ、前記フレキシブル基板の基板面と直交する方向の付勢力により前記収容空間の内壁に押圧される第3の前記付勢手段
    を有する請求項4〜6のいずれかに記載の回転型電子機器。
  8. 筒状の第1の前記回転ノブと、
    前記第1の回転ノブの前記回転に応じてスイッチング動作を行う第1の前記回転型電子部品と、
    先端に設けられた第2の前記回転ノブと、
    前記第2の回転ノブの前記回転に応じてスイッチング動作を行う第2の前記回転型電子部品と、
    を有する請求項1〜7のいずれかに記載の回転型電子機器。
  9. 前記付勢手段は、板バネである
    請求項4〜8のいずれかに記載の回転型電子機器。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106847601A (zh) * 2017-02-15 2017-06-13 厦门建霖工业有限公司 一种带摇杆的双旋钮开关
EP3196073A3 (en) * 2016-01-13 2017-11-15 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Combination switch lever

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