JP2015209708A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化された旋回フレームに対し、複数個の熱交換器を前,後方向に並べて配置することができ、各熱交換器の点検作業、清掃作業の作業性を向上する。
【解決手段】 旋回フレーム5の前,後方向の前側に設けた左,右の前縦板8,9は、作業装置4のロアブーム4Aを取付けるために、上側に向けて突出した山形状の作業装置取付部位8A,9Aとして形成する。また、ラジエータ28とオイルクーラ29とは、エンジン20の冷却ファン20Aによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べて配置する。この上で、前,後方向の前側に位置するオイルクーラ29は、右前縦板9の作業装置取付部位9Aを避けるために、後側に位置するラジエータ28に対し左,右方向の右側に位置をずらして配置する構成とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、エンジン冷却水、作動油等の流体を冷却する熱交換器を備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータを動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。
油圧ショベルには、運転時の総重量となる運転質量が6トン未満に設定されたミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルがあり、この小型の油圧ショベルでは、上部旋回体が小型化されている。特に、小型の油圧ショベルの中でも、狭い作業現場で旋回動作できるように、上部旋回体が下部走行体の車幅寸法にほぼ収まる範囲で旋回動作できるように構成された超小旋回型と呼ばれる油圧ショベルは、上部旋回体がより一層小型化されている。
この超小旋回型の油圧ショベルの上部旋回体は、下部走行体に取付けられる底板および該底板上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設された左,右の縦板からなる旋回フレームと、作業装置との重量バランスをとるために該旋回フレームの後部に取付けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームの後側に左,右方向に延在する横置き状態で搭載され左,右方向の一方に冷却ファンが設けられたエンジンと、前記冷却ファンと左,右方向の反対側に位置して該エンジンに設けられ該エンジンによって駆動されることにより作業装置等の油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧ポンプと、前記エンジンの冷却ファンと対面して前記旋回フレーム上に設けられ前記エンジンの冷却水、前記作動油を含む流体を冷却する複数個の熱交換器とを備えている。
ここで、旋回フレームの左,右の縦板は、作業装置を取付けるために前,後方向の前側部位を上側に向けて突出させることにより山形状の作業装置取付部位として形成している。この作業装置取付部位は、上部旋回体を旋回動作したときに、作業装置が下部走行体の車幅内に収まるように、旋回フレームの前側の範囲でも中央寄りに配置されている。
さらに、昨今の油圧ショベルは、各熱交換器の点検作業、清掃作業等を容易に行うことができるように、複数個の熱交換器を冷却ファンによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べて配置している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−52689号公報
ところで、特許文献1によるものでは、点検作業、清掃作業等の容易性を考慮し、複数個の熱交換器を冷却ファンによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように、旋回フレームの前,後方向に並べて配置している。このように、複数個の熱交換器を前,後方向に並べて配置した場合には、各熱交換器を冷却風の流れ方向に重ねて配置した場合に比較し、前,後方向の長さ寸法が大きくなってしまう。
この場合、後側に配置された熱交換器の後方には、カウンタウエイトが接近して配置されているから、各熱交換器を後側に移動させることができない。これにより、各熱交換器は、前,後方向の寸法が長くなった分だけ、前側に突出することになる。
しかし、各熱交換器の前側には、旋回フレームの各縦板に山形状に形成された作業装置取付部位が配置されることがある。このような配置関係では、各熱交換器が前側に突出すると、前側に位置する熱交換器が作業装置取付部位に干渉する虞がある。しかも、旋回フレームは、強度部材として形成されているから、容易に設計変更することが難しい。
従って、小型の油圧ショベルにおいて、複数個の熱交換器を前,後方向に並べて配置するためには、旋回フレームの設計変更や配置の見直しが必要になるから、容易に設置することができない。これにより、小型の油圧ショベルでは、熱交換器の点検作業、清掃作業等の作業性が低下するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、小型化された旋回フレームに対し、複数個の熱交換器を前,後方向に並べて配置することができ、各熱交換器の点検作業、清掃作業の作業性を向上できるようにした建設機械を提供することにある。
本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータを動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、前記下部走行体に取付けられる底板および該底板上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設された左,右の縦板からなる旋回フレームと、前記作業装置との重量バランスをとるために該旋回フレームの後部に取付けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームの後側に左,右方向に延在する横置き状態で搭載され左,右方向の一方に冷却ファンが設けられたエンジンと、前記冷却ファンと左,右方向の反対側に位置して該エンジンに設けられ該エンジンによって駆動されることにより前記油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧ポンプと、前記エンジンの冷却ファンと対面して前記旋回フレーム上に設けられ前記エンジンの冷却水、前記作動油を含む流体を冷却する複数個の熱交換器とを備えている。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記旋回フレームの左,右の縦板は、前記作業装置を取付けるために前,後方向の前側部位を上側に向けて突出させることにより山形状の作業装置取付部位として形成し、前記複数個の熱交換器は、前記冷却ファンによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べて配置し、前,後方向の前側に位置する前記熱交換器は、前記縦板の作業装置取付部位を避けるために、後側に位置する前記熱交換器に対し左,右方向の外側に位置をずらして配置する構成としたことにある。
請求項2の発明は、前側に位置する前記熱交換器は、後側に位置する前記熱交換器と同一平面となる位置から左,右方向の外側に平行移動させて配置することにより、前記縦板の作業装置取付部位を避ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前側に位置する前記熱交換器は、後側に位置する前記熱交換器と同一平面となる位置から前側部位を左,右方向の外側に傾斜させて配置することにより、前記縦板の作業装置取付部位を避ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記各熱交換器は、前枠、後枠、上枠および下枠からなる枠体内に取付ける構成とし、前記枠体の前枠と下枠との角隅位置には、前記縦板の作業装置取付部位を避けるために切欠かれた切欠部を設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、各熱交換器のうち、前,後方向の前側に位置する熱交換器は、後側に位置する熱交換器に対し左,右方向の外側に位置をずらして配置することができる。従って、各熱交換器の前側に、旋回フレームの縦板に山形状に形成された作業装置取付部位が配置された場合でも、前側の熱交換器は、作業装置取付部位を避けた位置に配置することができる。
この結果、複数個の熱交換器を、冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べた配置でも、旋回フレームの設計変更、各種機器類の配置の見直し等を行うことなく、既存の旋回フレーム上に容易に設けることができる。これにより、小型化された旋回フレームに対し、複数個の熱交換器を前,後方向に並べて配置することができ、各熱交換器の点検作業、清掃作業の作業性を向上することができる。
請求項2の発明によれば、前側に位置する熱交換器を、後側に位置する熱交換器と同一平面となる位置から左,右方向の外側に平行移動させて配置することにより、前側の熱交換器は、旋回フレームの縦板の作業装置取付部位を避けることができる。
請求項3の発明によれば、前側に位置する熱交換器を、後側に位置する熱交換器と同一平面となる位置から該熱交換器の前側部位を左,右方向の外側に傾斜させて配置することにより、前側の熱交換器は、旋回フレームの縦板の作業装置取付部位を避けることができる。
請求項4の発明によれば、各熱交換器を前枠、後枠、上枠および下枠からなる枠体内に取付けることにより、熱交換器をユニット化することができ、この熱交換器ユニットは、旋回フレームに対して容易に設けることができる。この場合、枠体の前枠と下枠との角隅位置には、切欠部を設けているから、該切欠部によって縦板の作業装置取付部位を避けることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る建設機械としての油圧ショベルを示す正面図である。 作業装置の一部を省略した油圧ショベルを拡大して示す平面図である。 キャブと外装カバーを省略した上部旋回体を拡大して示す平面図である。 旋回フレームにエンジン、熱交換器ユニット等を設けた状態を左前側から示す一部破断の斜視図である。 旋回フレームに熱交換器ユニットを設けた状態を左後側から示す要部拡大の斜視図である。 旋回フレームと熱交換器ユニットを分離した状態で左後側から示す分解斜視図である。 熱交換器ユニットを旋回フレームに搭載したときの右後側から拡大して示す斜視図である。 図7中の枠体を単体で示す斜視図である。 熱交換器ユニットと旋回フレームの右縦板との取付関係を図5中の矢示IX−IX方向から示す要部拡大の断面図である。 本発明の第2の実施の形態による熱交換器ユニットと旋回フレームの右縦板との取付関係を図9と同様位置から見た要部拡大の断面図である。 本発明の変形例による熱交換器ユニットと旋回フレームの右縦板との取付関係を図9と同様位置から見た要部拡大の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械の代表例として、クローラ式の小型の油圧ショベル、所謂ミニショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は建設機械としてのクローラ式の小型の油圧ショベル(ミニショベル)を示している。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前,後方向の前側に俯仰動可能に設けられ、複数本の油圧アクチュエータを動力源として土砂の掘削作業等を行うオフセット式の作業装置4とにより構成されている。
作業装置4は、基端側のフート部4A1(図2参照)が旋回フレーム5のセンタフレーム6を構成する各前縦板8,9の作業装置取付部位8A,9Aに俯仰動可能に取付けられたロアブーム4Aと、該ロアブーム4Aの先端側に左,右方向に揺動可能に取付けられたアッパブーム4Bと、該アッパブーム4Bの先端側に左,右方向に揺動可能に取付けられたアーム支持部材4Cと、該アーム支持部材4Cの先端側に回動可能に取付けられたアーム4Dと、該アーム4Dの先端側に回動可能に取付けられたバケット4Eと、前記ロアブーム4Aとアーム支持部材4Cとの間を連結するリンク4Fと、油圧アクチュエータをなすブームシリンダ4G、オフセットシリンダ4H、アームシリンダ4J、バケットシリンダ4Kとにより構成されている。
そして、作業装置4は、オフセットシリンダ4Hを伸長、縮小させることによりアーム4Dをロアブーム4Aに対して左,右方向に平行移動させ、この状態でロアブーム4Aを俯仰動させつつアーム4D、バケット4Eを回動させることにより、側溝等の掘削作業を行うものである。
5は上部旋回体3の支持構造体をなし下部走行体2に取付けられる旋回フレームを示し、該旋回フレーム5は、大きな重量を有する各種機器類を搭載するための強度をもった支持構造体として形成されている。また、旋回フレーム5は、図2、図3に示すように、全体形状が平面視で円弧状に形成されることにより、旋回中心Oを中心に旋回動作したときに下部走行体2の車幅内にほぼ収まる構成となっている。さらに、旋回フレーム5は、図3ないし図6に示すように、左,右方向の中央に位置するセンタフレーム6と、該センタフレーム6の左,右両側に設けられた左サイドフレーム16,右サイドフレーム18とを含んで構成されている。
6は旋回フレーム5の中央部分を構成するセンタフレームである。このセンタフレーム6は、前,後方向に延びた平板状の底板7と、該底板7上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設された左前縦板8,右前縦板9と、前記底板7の前,後方向の中間部に左,右方向に延びて立設された仕切縦板10と、前記底板7の後側に位置して左,右方向の左側位置を前,後方向に延びるように立設された左後縦板11と、前記底板7の後側に位置して左,右方向の右側位置を前,後方向に延びるように立設された右後縦板12とにより構成されている。これらの板体は、例えば溶接等の手段を用いて一体的に固着されている。
底板7は、センタフレーム6のベースとなるもので、下部走行体2上に旋回可能に取付けられている。この底板7は、例えば厚肉な鋼板を用いて前,後方向に延びる略長方形状に形成されている。さらに、底板7の後部には、後述するカウンタウエイト19とエンジン20を取付けるための取付台7Aが左,右方向に延びて設けられている。
左前縦板8は、底板7の前側に位置して左,右方向のほぼ中央位置を前,後方向に延びるように立設されている。一方、右前縦板9は、左前縦板8と平行になるように、底板7の左,右方向の右側位置を前,後方向に延びるように立設されている。ここで、左,右の前縦板8,9には、図4ないし図6に示すように、それぞれの前,後方向の前側部位を上側に向けて突出させることにより山形状の作業装置取付部位8A,9Aが形成されている。
この左,右の作業装置取付部位8A,9Aは、作業装置4のロアブーム4Aのフート部4A1を取付けるために、前,後方向の中間部が上側に向けて突出した山形状に形成されている。具体的には、各作業装置取付部位8A,9Aは、旋回中心Oの近傍位置が最も高い頂部8A1,9A1となり、この頂部8A1,9A1の位置には、ロアブーム4Aのフート部4A1を回動可能に連結する連結ピン(図示せず)が挿着されるピン孔8A2,9A2が形成されている。各作業装置取付部位8A,9Aは、頂部8A1,9A1から前側が下向きに傾斜した前稜線8A3,9A3となり、頂部8A1,9A1から後側が下向きに傾斜した後稜線8A4,9A4となっている。
左,右の前縦板8,9間には、各作業装置取付部位8A,9Aに対応するように山形形状に折り曲げられた横板13が設けられている。この横板13は、左,右方向に延びた両端縁が左,右の前縦板8,9に溶接手段等を用いて固着され、後端縁が仕切縦板10に固着されている。
仕切縦板10は、底板7の前,後方向の中間部、具体的には、各前縦板8,9の後端位置に左,右方向に延びて立設されている。仕切縦板10の上部は、後側に向けて屈曲した屈曲部位10Aとなっている。この仕切縦板10は、後述するエンジン20とキャブ24との間の下側部分を仕切るものである。
左後縦板11は、底板7の後側(仕切縦板10よりも後側)に位置して左,右方向の左側位置を前,後方向に延びるように立設されている。一方、右後縦板12は、左後縦板11と平行になるように、底板7の左,右方向の右側位置を前,後方向に延びるように立設されている。
さらに、左後縦板11の上側部分は、前,後方向の中間部が一段下った凹陥部位11Aとなり、この凹陥部位11Aから前側が仕切縦板10の屈曲部位10Aに向けて上側に傾斜した傾斜部位11Bとなっている。左後縦板11の前端縁は、仕切縦板10に対し溶接手段等を用いて固着されている。
一方、右後縦板12の上側部分は、前,後方向に直線状に延びた直線部位12Aとなり、この直線部位12Aから前側が仕切縦板10の屈曲部位10Aに向けて上側に傾斜した傾斜部位12Bとなっている。右後縦板12の前端縁は、左後縦板11と同様に、仕切縦板10に対し溶接手段等を用いて固着されている。
ここで、本実施の形態によるセンタフレーム6では、剛性、加工コスト、組立作業性等を考慮し、右前縦板9と右後縦板12とを別部材として形成し、該各縦板9,12間に仕切縦板10の右端部位10Bを挟んだ状態で前,後方向に連続するように固着する構成としている。この構成では、右前縦板9と右後縦板12と仕切縦板10の右端部位10Bとが旋回フレーム5の右縦板をなしている。従って、旋回フレーム5の右縦板は、底板7の前部から後部まで1枚の板体によって形成する構成としてもよい。
14はセンタフレーム6の右後側に設けられた搭載台である。この搭載台14は、後述する熱交換器ユニット25を搭載するための台座となっている。搭載台14は、右後縦板12の上部右側、具体的には、右後縦板12の直線部位12Aの後部から該直線部位12Aに沿って前側に延びている。この場合、搭載台14は、傾斜部位12Bを右側に避けることにより、仕切縦板10を越えて右前縦板9まで延びている。これにより、搭載台14を前,後方向に長尺に形成することにより、この搭載台14上には、前,後方向の長さ寸法が大きくなった熱交換器ユニット25を十分に搭載することができる。
なお、15は横板13の前部に設けられた一対のシリンダブラケットである。このシリンダブラケット15は、作業装置4のブームシリンダ4Gの基端側を回動可能に支持するものである。
16はセンタフレーム6の左側に張出しビーム17を介して取付けられた左サイドフレームである。この左サイドフレーム16は、センタフレーム6の前端部に位置して左,右方向に延びた前枠部位16Aと、該前枠部位16Aの左端から後側に向け円弧状に延びた左枠部位16Bとにより形成されている。
18はセンタフレーム6の右側に張出しビーム17を介して取付けられた右サイドフレームである。この右サイドフレーム18は、センタフレーム6の前端部に位置して左,右方向に延びた前枠部位18Aと、該前枠部位18Aの右端から後側に向け円弧状に延びた右枠部位18Bとにより形成されている。
19は旋回フレーム5のセンタフレーム6の後端部に取付けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト19は、旋回フレーム5の前側に設けられた作業装置4との重量バランスをとるものである。カウンタウエイト19の後面19Aは、旋回動作時に下部走行体2の車幅寸法にほぼ収まるように、左,右方向の中央部位が後側に突出した円弧状に形成されている。
ここで、超小旋回型の油圧ショベル1に用いられるカウンタウエイト19は、旋回半径の制約から旋回中心Oに近い位置に配置されている。これに伴って、カウンタウエイト19と旋回フレーム5のセンタフレーム6を構成する左,右の前縦板8,9の作業装置取付部位8A,9A(後稜線8A4,9A4)との間隔寸法が小さくなっている。
20はカウンタウエイト19の前側に位置して旋回フレーム5のセンタフレーム6の後側に設けられたエンジンである(図3、図4参照)。このエンジン20は、左,右方向に延在する横置き状態で旋回フレーム5に搭載されている。エンジン20の右側には、左,右方向の一方側となる右側に位置して後述の熱交換器ユニット25に冷却風を供給するための冷却ファン20Aが設けられている。一方、エンジン20の左側には、後述の油圧ポンプ21が取付けられている。ここで、エンジン20は、センタフレーム6の底板7の後端部に配置された取付台7Aと仕切縦板10との間の狭いスペースに配設されている。
21はエンジン20の左,右方向の左側に取付けられた油圧ポンプを示している。この油圧ポンプ21は、エンジン20によって駆動されることにより、下部走行体2や作業装置4の油圧アクチュエータをなす各油圧シリンダ4G,4H,4J,4K等を駆動するための動力源として、作動油を昇圧して吐出するものである。
22はエンジン20よりも前側に位置して旋回フレーム5の右側に搭載された作動油タンクである。この作動油タンク22は、下部走行体2、作業装置4等に供給するための作動油を貯えるものである。一方、23は作動油タンク22の右側に隣接して旋回フレーム5上に搭載された燃料タンクを示している。
24は旋回フレーム5の左前側に位置して搭載されたキャブを示している(図1参照)。このキャブ24は、オペレータが搭乗するもので、その内部には、オペレータが着座する運転席24A、走行用の操作レバー24B、作業用の操作レバー24C等が配設されている。
次に、本発明の特徴部分であるラジエータ28、オイルクーラ29を備えた熱交換器ユニット25の構成について詳細に説明する。
25はエンジン20を挟んで油圧ポンプ21と左,右方向の反対側に設けられた熱交換器ユニットを示している。この熱交換器ユニット25は、後述する枠体26、ラジエータ28、オイルクーラ29を含んで構成されている。熱交換器ユニット25は、センタフレーム6に設けられた搭載台14上に、右後縦板12に沿うように前,後方向に延びて搭載されている。
26は熱交換器ユニット25の外殻をなす枠体である。この枠体26は、ラジエータ28、オイルクーラ29等を取囲むように支持するもので、左,右方向に貫通した長方形状の角枠として形成されている。即ち、枠体26は、図8に示すように、前,後方向の前側に位置して上,下方向に延びた前枠26Aと、該前枠26Aと間隔をもって配面する後側位置を上,下方向に延びた後枠26Bと、上側に位置して前記前枠26Aの上部と後枠26Bの上部とを連結した上枠26Cと、下側に位置して前記前枠26Aの下部と後枠26Bの下部とを連結した下枠26Dと、前記各枠26A〜26Dの左端縁に設けられた額縁状の周辺枠26Eと、前記前枠26Aと前記後枠26Bとの間の中間部に位置して前記上枠26Cと下枠26Dとの間に設けられた仕切板26Fとにより大略構成されている。
前枠26Aには、オイルクーラ29の前ブラケット29Cを取付けるためのねじ座部材26A1が上,下方向に間隔をもって2個設けられている。また、前枠26Aには、前記各ねじ座部材26A1よりも上側位置と下側位置に挿通開口26A2,26A3が設けられ、該各挿通開口26A2,26A3には、オイルクーラ29の流入口29A,流出口29Bが挿通される。
一方、仕切板26Fには、オイルクーラ29の後ブラケット29Dが取付けられるようになっている。さらに、上枠26Cと下枠26Dには、ラジエータ28の弾性部材28Fが挿嵌される2個の挿嵌孔26C1(上枠26Cのみ図示)が形成されている。
ここで、枠体26を構成する前枠26Aと下枠26Dとの角隅位置には切欠部27が設けられている。この切欠部27は、図4、図5、図9に示すように、旋回フレーム5の右縦板を構成する右前縦板9の後部(後稜線9A4)、仕切縦板10の右端部位10Bおよび右後縦板12の前部(傾斜部位12B)との干渉(接触)を避けることができる形状、大きさに切欠くことにより形成されている。この場合、右前縦板9の後稜線9A4と右後縦板12の傾斜部位12Bは、後側から前側に向けて上側に傾斜するように形成されているから、切欠部27は、後側よりも前側が上,下方向に広くなるように略三角形状に形成されている。
枠体26内には、ラジエータ28とオイルクーラ29とが冷却風の流れに対して並列、即ち、前,後方向に並べて配置されている。この状態で、枠体26は、その下枠26Dが複数本のボルト(図示せず)を用いて旋回フレーム5の搭載台14に取付けられている。
28は枠体26内の後側寄り、即ち、後枠26Bと仕切板26Fとの間に設けられた後側の熱交換器としてのラジエータを示している。このラジエータ28は、冷却ファン20Aと対面するように、冷却風の流通方向が左,右方向となるように前,後方向に延びて配置されている。ラジエータ28は、エンジン20を冷却して温度上昇したエンジン冷却水を冷却するもので、上部タンク28A、下部タンク28Bおよび放熱部28Cにより構成され、各タンク28A,28Bが流入口28D,流出口28Eを介してエンジン20のウォータジャケット(図示せず)に接続されている。
そして、ラジエータ28の上側部位は、上部タンク28Aに設けられたゴム材料等からなる弾性部材28Fを枠体26の上枠26Cの各挿嵌孔26C1に挿嵌することにより、該上枠26Cに取付けられている。一方、ラジエータ28の下側部位は、上側部位と同様に、弾性部材(図示せず)を介して下枠26Dに取付けられている。このように、枠体26内に配設されたラジエータ28は、左,右方向の左面が冷却ファン20Aとの対向面28Gとなっている。
29は枠体26内の前側寄り、即ち、前枠26Aと仕切板26Fとの間に設けられた前側の熱交換器としてのオイルクーラを示している。このオイルクーラ29は、ラジエータ28と同様に、冷却風が通過する方向が左,右方向となるように前,後方向に延びて配置されている。また、オイルクーラ29の前側には、上部位置と下部位置に前方に突出して流入口29Aと流出口29Bが設けられている。流入口29Aは、油圧アクチュエータから戻される温度上昇した作動油が流入し、流出口29Bは、冷却風で冷やした作動油を作動油タンク22に向けて流出するものである。
オイルクーラ29には、図9に示すように、前側に位置する前ブラケット29Cと後側に位置する後ブラケット29D(いずれも1個のみ図示)とが設けられている。オイルクーラ29は、前ブラケット29Cを前枠26Aのねじ座部材26A1にボルト止めし、後ブラケット29Dを仕切板26Fにボルト止めすることにより、ラジエータ28の前側に並列状態で配置されている。このように、枠体26内に配設されたオイルクーラ29は、左,右方向の左面が冷却ファン20Aとの対向面29Eとなっている。
ここで、後側の熱交換器を構成するラジエータ28と前側の熱交換器を構成するオイルクーラ29との配置関係について詳しく述べる。ラジエータ28とオイルクーラ29とは、エンジン20の冷却ファン20Aの前面(右側)に対面するように前,後方向に並べて配置されている。この場合、前側に位置するオイルクーラ29は、後側に位置するラジエータ28に対し左,右方向の外側となる右側(エンジン20と反対側)に位置をずらして配置されている。具体的には、ラジエータ28の対向面28Gとオイルクーラ29の対向面29Eとが左,右方向で一致した状態を同一平面とすると、オイルクーラ29は、その対向面29Eが同一平面から長さ寸法L1だけ右側に平行移動によって位置をずらして配置されている。
この場合、オイルクーラ29の位置をずらす寸法、即ち、平行移動したときの移動寸法L1が小さいと、右前縦板9の作業装置取付部位9A(後稜線9A4)、仕切縦板10の右端部位10Bおよび右後縦板12の傾斜部位12Bとオイルクーラ29とが干渉する虞がある。一方、オイルクーラ29の移動寸法L1が大きいと、該オイルクーラ29が冷却ファン20Aと離れ過ぎてしまうばかりか、ラジエータ28とオイルクーラ29との間に隙間が形成されてしまい、オイルクーラ29に対し冷却風を効率よく供給できなくなってしまう。
そこで、本実施の形態では、オイルクーラ29を右側に平行移動させたときの移動寸法L1は、ラジエータ28の厚さ寸法(冷却風の流れ方向の寸法)を寸法L2とすると、この厚さ寸法L2の20〜100%、好ましくは40〜70%程度に設定されている。これにより、右前縦板9の後稜線9A4、仕切縦板10の右端部位10Bおよび右後縦板12の傾斜部位12Bとオイルクーラ29との干渉を防止できる上に、オイルクーラ29に対し冷却風を効率よく供給することができる。
なお、30は旋回フレーム5の左側に位置して設けられた制御弁装置(図3参照)で、該制御弁装置30は、油圧パイロット部を備えた複数個の油圧パイロット式スプール弁により形成されている。また、31は旋回フレーム5の底板7に設けられ、下部走行体2上で上部旋回体3を旋回動作するための動力源となる旋回モータである。さらに、32は旋回フレーム5の旋回中心Oに配置されたセンタジョイントで、該センタジョイント32は、旋回動作を許しつつ上部旋回体3と下部走行体2との間で圧油を流通させるものである。
第1の実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、オペレータは、キャブ24に搭乗して運転席24Aに着座し、エンジン20を始動して油圧ポンプ21を駆動する。この状態で、オペレータは、走行用の操作レバー24Bを操作することにより、下部走行体2を前進または後退させることができる。一方、キャブ24内のオペレータは、作業用の操作レバー24Cを操作することにより、作業装置4を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。このようにエンジン20を運転しているとき、各油圧アクチュエータに作動油(圧油)を供給しているときには、エンジン冷却水、作動油等の流体が温度上昇するから、これらの流体を熱交換器ユニット25によって冷却している。
一方、熱交換器ユニット25のラジエータ28、オイルクーラ29等に塵埃が付着した場合には、清掃作業を行う。この場合、ラジエータ28とオイルクーラ29とは、冷却ファン20Aによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べて配置しているから、全面が露出したラジエータ28とオイルクーラ29とを容易に清掃することができる。
かくして、第1の実施の形態によれば、旋回フレーム5の前,後方向の前側に設けた左,右の前縦板8,9は、作業装置4のロアブーム4Aを取付けるために、上側に向けて突出した山形状の作業装置取付部位8A,9Aとして形成している。また、ラジエータ28とオイルクーラ29とは、エンジン20の冷却ファン20Aによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べて配置している。この上で、前,後方向の前側に位置するオイルクーラ29は、右前縦板9の作業装置取付部位9Aを避けるために、後側に位置するラジエータ28に対し左,右方向の右側に位置をずらして配置する構成としている。
従って、ラジエータ28、オイルクーラ29の前側に、旋回フレーム5の右前縦板9の作業装置取付部位9Aが配置された場合でも、前側に位置するオイルクーラ29は、作業装置取付部位9Aを避けた位置に配置することができる。
この結果、ラジエータ28とオイルクーラ29とを、冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べて配置した場合においても、旋回フレーム5の設計変更、各種機器類の配置の見直し等を行うことなく、このラジエータ28とオイルクーラ29とを既存の旋回フレーム5上に容易に設けることができる。これにより、小型化された旋回フレーム5に対し、ラジエータ28、オイルクーラ29を前,後方向に並べて配置することができ、ラジエータ28、オイルクーラ29の点検作業、清掃作業の作業性を向上することができる。
また、前側に位置するオイルクーラ29を、その対向面29Eが後側に位置するラジエータ28の対向面28Gと同一平面となる位置から左,右方向の右側に平行移動させて配置している。これにより、オイルクーラ29は、旋回フレーム5の右前縦板9の作業装置取付部位9Aを容易に避けることができる。
さらに、ラジエータ28とオイルクーラ29は、前枠26A、後枠26B、上枠26Cおよび下枠26Dからなる枠体26内に取付けることにより、熱交換器ユニット25として形成することができる。これにより、熱交換器ユニット25は、旋回フレーム5に対して容易に設けることができる。この場合、枠体26の前枠26Aと下枠26Dとの角隅位置には、切欠部27を設けているから、枠体26は、切欠部27によって旋回フレーム5の右前縦板9の作業装置取付部位9Aを避けることができる。
次に、図10は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、前側に位置する熱交換器は、後側に位置する熱交換器と同一平面となる位置から前側部位を左,右方向の外側に傾斜させて配置することにより、縦板の作業装置取付部位を避ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図10において、41は第2の実施の形態による熱交換器ユニット、42は該熱交換器ユニット41を構成する前側の熱交換器としてのオイルクーラを示している。このオイルクーラ42は、前述した第1の実施の形態によるオイルクーラ29とほぼ同様に、枠体26内の前枠26Aと仕切板26Fとの間に設けられている。また、オイルクーラ42の前側には、上部位置と下部位置に前方に突出して流入口42Aと流出口(図示せず)が設けられている。さらに、オイルクーラ42には、前ブラケット42Bと後ブラケット42C(いずれも1個のみ図示)とが設けられ、前ブラケット42Bを前枠26Aのねじ座部材26A1にボルト止めし、後ブラケット42Cを仕切板26Fにボルト止めすることにより、ラジエータ28の前側に並列状態で配置されている。
しかし、第2の実施の形態によるオイルクーラ42は、ラジエータ28と同一平面となる位置から前側部位42Dを左,右方向の右側に傾斜させることにより、右前縦板9の作業装置取付部位9A等を避ける構成としている点で、第1の実施の形態によるオイルクーラ29と相違している。
即ち、オイルクーラ42は、その全体ではなく、前側部位42Dだけを左,右方向の右側に移動させることにより、前側に向け右側に傾斜した状態で配置されている。この場合、オイルクーラ42の前側部位42Dは、傾斜前の状態で同一平面となるラジエータ28の対向面28Gから長さ寸法L3だけ右側に傾斜して配置されている。ここで、オイルクーラ42の前側部位42Dを右側に傾斜させたときの移動寸法L3は、移動寸法L1とほぼ同様に、ラジエータ28の厚さ寸法L2の20〜100%、好ましくは40〜70%程度に設定されている。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態では、オイルクーラ42は、右前縦板9の作業装置取付部位9Aを避けるために、前側部位42Dをラジエータ28に対し左,右方向の右側に傾斜させて配置する構成としている。これにより、オイルクーラ42の前側に、旋回フレーム5の右前縦板9の作業装置取付部位9Aが配置された場合でも、オイルクーラ42は、作業装置取付部位9Aを避けた位置に配置することができる。
なお、第2の実施の形態では、オイルクーラ42の前側部位42Dを、ラジエータ28の対向面28Gから長さ寸法L3だけ右側に傾斜して配置した場合を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図11に示す変形例のように構成してもよい。この変形例による熱交換器ユニット51は、オイルクーラ52をラジエータ28の対向面28Gから長さ寸法L4だけ右側に平行移動させると共に、オイルクーラ52の前側部位52Aを長さ寸法L5だけ右側に傾斜して配置する構成としている。
第1の実施の形態では、エンジン20の左側に油圧ポンプ21を設け、エンジン20の右側に熱交換器ユニット25を配設した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、建設機械の機種によっては、エンジンの右側に油圧ポンプを設け、エンジンの左側に熱交換器ユニットを配設する構成としてもよい。この構成は、第2の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
第1の実施の形態では、熱交換器としてエンジン冷却水を冷却するラジエータ28と作動油を冷却するオイルクーラ29とを例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、熱交換器として、エンジンの過給機に供給する空気を冷却するインタクーラ、空調装置に用いる冷媒を冷却するコンデンサ、エンジンに供給する燃料を冷却する燃料クーラ等を用いる構成としてもよい。この構成は、第2の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
さらに、各実施の形態では、建設機械としてクローラ式の小型の油圧ショベル1、所謂ミニショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。また、エンジンにアシストモータを取付けたハイブリッド式の油圧ショベルに適用することもできる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
6 センタフレーム
7 底板
8 左前縦板
8A,9A 作業装置取付部位
9 右前縦板(右縦板)
10 仕切縦板
10B 右端部位(右縦板)
11 左後縦板
12 右後縦板(右縦板)
19 カウンタウエイト
20 エンジン
20A 冷却ファン
21 油圧ポンプ
25,41,51 熱交換器ユニット
26 枠体
26A 前枠
26B 後枠
26C 上枠
26D 下枠
27 切欠部
28 ラジエータ(後側に位置する熱交換器)
29,42,52 オイルクーラ(前側に位置する熱交換器)

Claims (4)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に油圧アクチュエータを動力源として俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、
    前記上部旋回体は、
    前記下部走行体に取付けられる底板および該底板上に左,右方向に間隔をもって前,後方向に延びて立設された左,右の縦板からなる旋回フレームと、
    前記作業装置との重量バランスをとるために該旋回フレームの後部に取付けられたカウンタウエイトと、
    該カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームの後側に左,右方向に延在する横置き状態で搭載され左,右方向の一方に冷却ファンが設けられたエンジンと、
    前記冷却ファンと左,右方向の反対側に位置して該エンジンに設けられ該エンジンによって駆動されることにより前記油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧ポンプと、
    前記エンジンの冷却ファンと対面して前記旋回フレーム上に設けられ前記エンジンの冷却水、前記作動油を含む流体を冷却する複数個の熱交換器とを備えてなる建設機械において、
    前記旋回フレームの左,右の縦板は、前記作業装置を取付けるために前,後方向の前側部位を上側に向けて突出させることにより山形状の作業装置取付部位として形成し、
    前記複数個の熱交換器は、前記冷却ファンによる冷却風の流れ方向に対して並列となるように前,後方向に並べて配置し、
    前,後方向の前側に位置する前記熱交換器は、前記縦板の作業装置取付部位を避けるために、後側に位置する前記熱交換器に対し左,右方向の外側に位置をずらして配置する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前側に位置する前記熱交換器は、後側に位置する前記熱交換器と同一平面となる位置から左,右方向の外側に平行移動させて配置することにより、前記縦板の作業装置取付部位を避ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前側に位置する前記熱交換器は、後側に位置する前記熱交換器と同一平面となる位置から前側部位を左,右方向の外側に傾斜させて配置するることにより、前記縦板の作業装置取付部位を避ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記各熱交換器は、前枠、後枠、上枠および下枠からなる枠体内に取付ける構成とし、
    前記枠体の前枠と下枠との角隅位置には、前記縦板の作業装置取付部位を避けるために切欠かれた切欠部を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
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