JP6479647B2 - 小型の建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に関し、特に旋回フレーム上に作動油タンクと燃料タンクが搭載された小型の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体に俯仰動可能に設けられたフロント装置とにより構成されている。
ここで、油圧ショベルには、狭い作業現場等で作業を行うための小型の油圧ショベルがある。この小型の油圧ショベルは、通常ミニショベルと呼ばれるもので、建物の内部での解体作業、狭い街路地等での掘削作業等に用いられるため、例えば機械重量が0.7〜8トン程度までに抑えられている。従って、小型の油圧ショベルは、下部走行体、上部旋回体を含む車体全体がコンパクトに形成されている。
小型の油圧ショベルの上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、前記旋回フレームの後側に設けられ前記フロント装置との重量バランスをとるカウンタウエイトと、前記カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームに左,右方向に延在する横置き状態で搭載され油圧ポンプを駆動するエンジンと、前記エンジンの前側から前記旋回フレームに立設された前面板および前記前面板の上部から後側に延び前記エンジンの上側を覆うと共に運転席が取付けられた座席取付板からなる運転席台座と、前記運転席台座の前側に位置して前記旋回フレームに設けられた足置き部材と、前記足置き部材の側方に配置され前記旋回フレームに設けられた作動油タンクと、前記作動油タンクの前側に隣接して前記旋回フレームに設けられた燃料タンクと、前記作動油タンクと前記燃料タンクの上側を覆うために後側部位が前記旋回フレーム側の支持部材を支点として回動可能に設けられたタンクカバーとを備えている。
このように構成された小型の油圧ショベルは、狭い路地や建物の入口を通ること、小型のトラック等で移送することを考慮し、下部走行体、上部旋回体の左,右方向の幅寸法を小さく設定している。一方、上部旋回体の前,後方向の長さ寸法は、下部走行体の幅寸法から大きく出ないように、また、狭い作業現場でも旋回できるように、コンパクトに設計されている。具体的には、上部旋回体の後部に設けられたカウンタウエイトは、上部旋回体の後側が小さな旋回半径で小回りできるように、旋回中心に近い位置に配置されている。一方、フロント装置は、運転席に着座したオペレータが動作を容易に目視できるように、また、上部旋回体の後部側とのモーメントバランスを安定させた状態で作業できるように、運転席(旋回中心)に近い位置に配置されている。
従って、小型の油圧ショベルでは、上部旋回体が前,後方向および左,右方向に小型化されており、限られた設置スペースでは、搭載される機器の設置方法を工夫する必要がある。この場合、エンジン、冷却装置、油圧ポンプ、作動油タンク等は、アクチュエータの数、動作性能等の条件によって大きさが決定されてしまう。一方で、燃料タンクは、限られた残余のスペースに設置でき、かつ多くの燃料を貯えられるように、固定構造や形状が設定されている。
燃料タンクの固定構造の一例としては、左,右方向(水平方向)に延びるバンドと、前,後方向ないし上,下方向(垂直方向)に延びるバンドとを用いて作動油タンクの前側に燃料タンクを固定する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料タンクの固定構造には、燃料の給油口を利用して板材を折り曲げて形成されたブラケットを取付け、このブラケットを作動油タンクに固定する構成としたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2013/021768号 特開2012−193575号公報
ところで、特許文献1のように、2本のバンドを用いて燃料タンクを固定する方法では、燃料タンクに対してバンドがずれないように、燃料タンクにバンドに沿うように凹陥部を形成している。この凹陥部をバンド2本分設けた構成では、燃料タンクの形状が限定され、容積が減少するから、燃料タンクの容量を増大することが困難となってしまう。また、バンド自体は、柔軟性を有しているから、燃料タンクを2本のバンドで締付けたとしても、作業時や走行時に燃料タンクが動く虞がある。
一方、特許文献2のように、給油口に係合させたブラケットを作動油タンクに固定する構成では、ブラケットが変形して燃料タンクが動く虞がある。特に、燃料で満ちた燃料タンクは重量物であるから、板材を折り曲げただけのブラケットでは支えるのが困難である。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、燃料タンクの形状、取付構造に自由度を持たせることができ、燃料タンクを簡単な構成で強固に固定でき、また燃料の容量を増大できるようにした小型の建設機械を提供することにある。
本発明は、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体に俯仰動可能に設けられたフロント装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、前記旋回フレームの後側に設けられ前記フロント装置との重量バランスをとるカウンタウエイトと、前記カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームに左,右方向に延在する横置き状態で搭載され油圧ポンプを駆動するエンジンと、前記エンジンの前側から前記旋回フレームに立設された前面板および前記前面板の上部から後側に延び前記エンジンの上側を覆うと共に運転席が取付けられた座席取付板からなる運転席台座と、前記運転席台座の前側に位置して前記旋回フレームに設けられた足置き部材と、前記足置き部材の側方に配置され前記旋回フレームに設けられた作動油タンクと、前記作動油タンクの前側に隣接して前記旋回フレームに設けられた燃料タンクと、前記作動油タンクと前記燃料タンクの上側を覆うために後側部位が前記旋回フレーム側の支持部材を支点として回動可能に設けられたタンクカバーとを備えてなる小型の建設機械において、前記燃料タンクには、外側面の上側位置をL字状に切欠くことにより底面部と前記底面部の奥所から立上った奥面部からなる切欠部位が設けられ、前記燃料タンクの前記切欠部位には、前記切欠部位の前記底面部と対面する底面板と、前記底面板と一体化され前記切欠部位の前記奥面部と対面する奥面板と、前記底面板の後端と前記奥面板の後端と一体化され前記作動油タンクの前面に対面する取付板とにより形成されたタンク固定ブラケットが設けられ、前記タンク固定ブラケットは、前記底面板が前記切欠部位の底面部に当接され、前記奥面板が前記切欠部位の奥面部に当接され、前記取付板が前記作動油タンクの前面に取付けられることにより前記燃料タンクを位置決めする構成としている。
本発明によれば、燃料タンクの形状、取付構造に自由度を持たせることができ、燃料タンクを簡単な構成で強固に固定でき、また燃料の容量を増大することができる。
本発明の実施の形態に係る小型の油圧ショベルを示す正面図である。 図1の油圧ショベルを外装カバーのタンクカバーを開いた状態で示す一部破断の正面図である。 下部走行体と外装カバーを省略した上部旋回体とを拡大して示す平面図である。 図3の下部走行体と上部旋回体とを運転席台座、足置き部材、運転席等を省略した状態で示す平面図である。 作動油タンク、燃料タンク、タンク固定ブラケット等を旋回フレームに搭載した状態で示す斜視図である。 旋回フレームの右側部分、作動油タンク、燃料タンク、タンク固定バンド、タンク固定ブラケット、キャッチ部材等を前側から見た一部破断の右側面図である。 タンクカバーの取付状態を図6中の矢示VII-VII方向から見た要部拡大の断面図である。 作動油タンク、燃料タンク、タンク固定バンドおよびタンク固定ブラケットを示す分解斜視図である。 タンク固定ブラケットとキャッチ部材とクッション材を組立てた状態で示す斜視図である。 タンク固定ブラケットとキャッチ部材とを分離した状態で示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る小型の建設機械の代表例として、キャノピ仕様の小型の油圧ショベル、所謂ミニショベルを例に挙げ、図1ないし図10に従って詳細に説明する。
図1、図2において、建設機械としての油圧ショベル1は、キャノピ仕様の小型の油圧ショベル(ミニショベル)として構成されている。この小型の油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、前記下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とを備えている。上部旋回体3の前側には、左,右方向に揺動可能なスイング式のフロント装置4が設けられ、このフロント装置4を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。ここで、小型の油圧ショベル1は、建物の内部の解体作業、街路地等の狭い場所での掘削作業に用いられるため、例えば機械重量(総重量)が0.7〜8トン程度までに抑えられている。
図3に示すように、上部旋回体3は、下部走行体2の車幅とほぼ等しい左,右方向の幅寸法を有している。また、上部旋回体3は、後述のカウンタウエイト6が旋回中心に近付くように前側(後述の運転席14の近傍)に配置されている。これにより、小型の油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回したときに、カウンタウエイト6の外面6Aがほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方超小旋回型の油圧ショベルとして構成されている。
旋回フレーム5は、上部旋回体3の支持構造体を形成するものである。図4、図5に示すように、旋回フレーム5は、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板5Aと、前記底板5A上に前側に向け互いに接近するようにV字状に延びて立設された左前縦板5B,右前縦板5Cと、前記各前縦板5B,5Cの後部に位置して左,右方向に延びて立設された横板5Dと、横板5Dから左,右方向に間隔をもって後側に延びた左後縦板5E,右後縦板5Fとを含んで構成されている。前記各前縦板5B,5Cの前部は、フロント装置4を左,右方向に揺動自在に支持する支持ブラケット5Gとなっている。
旋回フレーム5の前側には、底板5Aの上方に位置して左前縦板5Bから左側に延びた左支持部材5Hと、右前縦板5Cの右側に位置して底板5Aから立上がりつつ、屈曲して右前縦板5C側に延びた右支持部材5Jとが設けられている。左支持部材5Hは、後述する足置き部材11の前側部分を支持するものである。一方、右支持部材5Jは、後述する仕切板13の前側部分を取付けるための取付台となっている。
カウンタウエイト6は、旋回フレーム5の後側に設けられている。このカウンタウエイト6は、フロント装置4との重量バランスをとるもので、左,右方向の中央部が後側に突出した円弧状の重量物として形成されている。
カウンタウエイト6は、上部旋回体3が旋回動作したときに、この上部旋回体3の旋回半径が小さくなるように形成されている。具体的には、カウンタウエイト6は、左,右方向の両側を前側に向けて湾曲させることにより円弧状の外面6Aを有し、この形状をもって旋回フレーム5の旋回中心に近い前側寄りに配置されている。
エンジン7は、カウンタウエイト6の前側に位置して旋回フレーム5の後側に、左,右方向に延在する横置き状態で搭載されている。エンジン7の右側には、後述の熱交換装置8に冷却風を供給するための冷却ファン7Aが設けられている。一方、エンジン7の左側には、後述の油圧ポンプ9が取付けられている。なお、原動機としては、エンジンに電動モータを設けたハイブリッド式の原動機を採用することもできる。
熱交換装置8は、エンジン7の冷却ファン7Aに対面するように旋回フレーム5の右後側に設けられている。この熱交換装置8は、温度上昇した各種の流体を冷却風により冷却するものである。熱交換装置8は、ラジエータ、オイルクーラ等(いずれも図示せず)を備えている。
油圧ポンプ9は、エンジン7の左側に設けられている。この油圧ポンプ9は、エンジン7によって駆動されることにより、後述の作動油タンク18から供給される作動油を圧油として、後述の制御弁装置33に向け吐出するものである。
運転席台座10は、エンジン7、熱交換装置8、油圧ポンプ9等を覆うと共に、後述の運転席14を支持するものである(図3参照)。即ち、運転席台座10は、エンジン7の前側から旋回フレームに立設された前面板10Aと、前記前面板10Aの上部から後側に延びエンジン7等の上側を覆った座席取付板10Bとを含んで構成されている。前記座席取付板10Bの上側には、後述の運転席14、左,右の操作レバー装置15,16が取付けられる。
足置き部材11は、運転席台座10の前側に位置して旋回フレーム5に設けられている。足置き部材11は、左,右方向の少なくとも一方、本実施の形態によるものでは、左,右方向の左側がオペレータが乗り降りするための乗降口12となっている。
仕切板13は、乗降口12と左,右方向の反対側となる運転席台座10、足置き部材11の右端部に位置して前,後方向に延びて立設されている。図6に示すように、仕切板13は、その前側に位置する取付部13Aが旋回フレーム5の右支持部材5Jにボルト止めされ、後側が例えば熱交換装置8の枠体等の構造物にボルト止めされている。また、仕切板13は、運転席台座10、足置き部材11と後述の作動油タンク18、燃料タンク19との間を遮る隔壁面13Bを有し、この隔壁面13Bの上側の周縁には、右側に屈曲しつつ前,後方向に延びて枠部13Cが形成されている。
ここで、仕切板13の取付部13Aは、旋回フレーム5の右支持部材5Jに固定されることにより、燃料タンク19の当接部19Kと対向して当接する。これにより、取付部13Aは、燃料タンク19の左側への移動を規制する規制部材を構成している。
運転席14は、運転席台座10を構成する座席取付板10Bの中央位置に設けられている(図3参照)。この運転席14は、油圧ショベル1を操縦するオペレータが着座するものである。また、運転席14の左,右両側には、フロント装置4等を操作するための操作レバー装置15,16が配設されている。運転席14の前方には、足置き部材11の前側に位置して走行用の操作レバー・ペダル17等が配設されている。
次に、本発明の特徴部分を構成する作動油タンク18、燃料タンク19、タンク固定バンド22およびこれらの取付関係について詳細に説明する。
作動油タンク18は、足置き部材11の右側方に配置され、旋回フレーム5上に搭載されている。作動油タンク18は、下部走行体2、フロント装置4等に設けられた各アクチュエータを駆動するための作動油を貯えるものである。ここで、作動油タンク18は、作動油の圧力が作用するために、金属製の板材を用いた上,下方向に長尺な直方体状の耐圧容器として形成されている。これにより、作動油タンク18は、旋回フレーム5の底板5A上にボルト止めされることにより、旋回フレーム5と一体形状をなす構造物となっている。
具体的に、作動油タンク18は、前面板18A、後面板18B、左面板18C、右面板18D、上面板18Eおよび下面板18Fによって構成されている。前面板18Aには、上部右側に位置して例えば2個のねじ座18Gが設けられている。この2個のねじ座18Gには、後述するタンク固定ブラケット24を固定するためのボルト28が螺合される。
図4、図6に示すように、左面板18Cには、上,下方向の中間部に位置して爪受部材18Hが設けられている。この爪受部材18Hは、後述するタンク固定バンド22の爪部22Aが係合されるもので、左面板18Cに溶接手段を用いて強固に固着されている。一方、右面板18Dには、爪受部材18Hと同じ高さ位置の前側寄りにねじ受部材18Jが設けられている。このねじ受部材18Jには、前,後方向に貫通してボルト挿通孔18J1が形成されている。そして、ねじ受部材18Jは、ボルト挿通孔18J1に後述するタンク固定バンド22のねじ部22Bが挿通され、この状態で、ねじ部22Bにナット23が螺合されることにより、ねじ受部材18Jに対してねじ部22Bを前,後方向で固定することができる。
燃料タンク19は、エンジン7に供給する燃料を貯えるもので、作動油タンク18の前側に隣接して旋回フレーム5に設けられている。燃料タンク19は、作動油タンク18のように内部に圧力が作用することがないから、樹脂材料からなる密閉容器として形成されている。燃料タンク19は、上,下方向に延びる狭幅な前面部19Aと、この前面部19Aと前,後方向で間隔をもって配置され作動油タンク18の前面板18Aと対面する後面部19Bと、仕切板13と対面する内側面としての左面部19Cと、左,右方向の外側に位置する外側面としての右面部19Dと、上面部19E、下面部19Fとを含んで構成されている。
ここで、燃料タンク19の右面部19Dは、円弧状外周面を構成するもので、後述する外装カバー29の円弧状前側面カバー29Aに沿って円弧状に形成されている。そして、円弧状をした右面部19Dの後部分には、後述の切欠部位21が形成されている。
燃料タンク19には、上,下方向の中間部、即ち、作動油タンク18の爪受部材18H、ねじ受部材18Jと同じ高さ位置にバンド係合溝19Gが形成されている。このバンド係合溝19Gは、前面部19A、左面部19Cおよび右面部19Dに亘って水平方向に延びた凹陥溝として形成されている。バンド係合溝19Gは、タンク固定バンド22が上,下方向にずれないように位置決めするものである。
本実施の形態では、燃料タンク19を固定するための手段の1つとして、1本のタンク固定バンド22を用いている。この場合、燃料タンク19には、タンク固定バンド22がずれないようにバンド係合溝19Gを形成する必要があり、この凹陥溝からなるバンド係合溝19Gによって燃料タンク19の内容積が小さくなったり、形状が複雑になったりする。しかし、タンク固定バンド22の使用を1本に抑えたことにより、燃料タンク19の内容積の減少を少なく抑えることができる上に、形状の変化についても水平方向の凹陥溝だけに抑えることができる。
燃料タンク19の上面部19Eには、燃料を給油するためのキャップ付給油口19Hが設けられている。一方、図6に示すように、左面部19Cには、バンド係合溝19Gよりも下側に位置して延長タンク部19Jが設けられている。この延長タンク部19Jは、旋回フレーム5上の僅かな空スペースを利用して燃料タンク19の容積を拡大するものである。
さらに、左面部19Cには、延長タンク部19Jよりも前側に位置して当接部19Kが設けられている(図6参照)。例えば、当接部19Kは、左面部19Cよりも僅かに突出して形成され、旋回フレーム5に固定された仕切板13の取付部13Aに対してクッション材20を介して当接することができる。当接部19Kは、仕切板13と当接した状態では、燃料タンク19の左側への移動を規制することができる。
ここで、燃料タンク19の外側面をなす右面部19Dは、後述する外装カバー29の円弧状前側面カバー29Aと対面するもので、円弧状前側面カバー29Aの曲率と同等の曲率をもった円弧面として形成されている。右面部19Dの上側位置には、後述の切欠部位21が設けられている。
図6、図8に示すように、切欠部位21は、燃料タンク19の円弧状外側面としての右面部19Dの上側位置で、右面部19Dの後部分をL字状に切欠くことにより形成されている。切欠部位21は、右面部19Dから左側にほぼ水平に延びた底面部21Aと、前記底面部21Aの奥所(給油口19Hの近傍位置)から立上った奥面部21Bとを有している。切欠部位21は、燃料タンク19を作動油タンク18の前側に配置した状態で、各ねじ座18Gの前側に位置している。
タンク固定バンド22は、作動油タンク18の前側に燃料タンク19を縛り付けることにより、燃料タンク19が前,後方向の前側に移動するのを規制するものである。タンク固定バンド22は、引張り強度をもった金属製の帯状板からなり、長さ方向の一端部には、鉤状の爪部22Aが設けられ、長さ方向の他端部には、棒状のねじ部22Bが設けられている。タンク固定バンド22は、燃料タンク19のバンド係合溝19Gに沿って配置しつつ、一端部の爪部22Aを作動油タンク18の爪受部材18Hに係合させ、他端部のねじ部22Bを、ねじ受部材18Jのボルト挿通孔18J1に挿通し、このねじ部22Bにナット23を螺着する。これにより、燃料タンク19は、作動油タンク18およびタンク固定バンド22によって前,後方向に固定することができる。
次に、本発明の特徴部分として燃料タンク19を固定するために設けられたタンク固定ブラケット24の構成について説明する。
タンク固定ブラケット24は、燃料タンク19の切欠部位21に位置して、作動油タンク18の前面板18Aに設けられている。タンク固定ブラケット24は、燃料タンク19の右側(足置き部材11と左,右方向の反対側)への移動と上側への移動とを規制するものである。また、タンク固定ブラケット24には、後述する外装カバー29(タンクカバー29D)のフック部材32を係合させるためのキャッチ部材26が取付けられている。
タンク固定ブラケット24は、水平方向に延びた四角形状をなし切欠部位21の底面部21Aと対面する底面板24Aと、底面板24Aの奥部(左端)から立上った状態で底面板24Aと一体化され前記切欠部位21の奥面部21Bと対面する奥面板24Bと、前記底面板24Aの後端と前記奥面板24Bの後端と一体化されると共に底面板24Aの後端から立上って作動油タンク18の前面板18Aに対面する取付板24Cとにより形成されている。
タンク固定ブラケット24の取付板24Cには、作動油タンク18の各ねじ座18Gに対応する下側に位置して2個のボルト挿通孔24Dが形成されている。また、取付板24Cの上側には、上,下方向に間隔をもって2個のめねじ孔24Eが設けられている。各めねじ孔24Eは、後述のキャッチ部材26を取付けるためのボルト27が螺合するものである。各めねじ孔24Eは、例えば貫通孔にナットを溶接した溶接ナットとして形成されている。
タンク固定ブラケット24は、底面板24Aが後述のクッション材25Aを介して切欠部位21の底面部21Aに当接され、奥面板24Bが後述のクッション材25Bを介して切欠部位21の奥面部21Bに当接され、取付板24Cが作動油タンク18の前面板18Aに取付けられることにより、燃料タンク19を位置決めする構成となっている。
タンク固定ブラケット24は、例えば1枚の板材を折り曲げることにより、底面板24Aと奥面板24Bと取付板24Cとの三面を有する立体構造、即ち、三面体を構成している。この場合、立体構造をなすタンク固定ブラケット24は、1枚の板材をL字状に折り曲げただけのブラケットに比較し、互いの面を支え合うことによって高い剛性を有している。従って、タンク固定ブラケット24を板厚の薄い板材を用いて形成した場合でも、多くの燃料を貯えて重量物となった燃料タンク19の移動を確実に抑えることができる。
タンク固定ブラケット24の各ボルト挿通孔24Dは、挿通されるボルト28のねじ部の直径寸法に比較し、大きな寸法に設定されている。特に、上,下方向に大きく形成され、全体としては、上,下方向に長尺な長孔として形成されている。従って、各ボルト挿通孔24Dは、作動油タンク18に対するタンク固定ブラケット24の取付位置を左,右方向と上,下方向に位置調整可能とすることができる。これにより、油圧ショベル1を製造するときの誤差によって生じる作動油タンク18と燃料タンク19との位置ずれは、各ボルト挿通孔24Dによって吸収することができる。
図6、図9に示すように、タンク固定ブラケット24には、底面板24Aの下面に板状のクッション材25Aが取付けられ、奥面板24Bの左面に板状のクッション材25Bが取付けられている。各クッション材25A,25Bは、金属製のタンク固定ブラケット24で樹脂製の燃料タンク19を傷付けないように保護するものである。また、各クッション材25A,25Bは、燃料タンク19からタンク固定ブラケット24に伝わる衝撃(負荷)を低減することもできる。
キャッチ部材26は、タンク固定ブラケット24の上側に取付けられている。キャッチ部材26は、後述するタンクカバー29Dのフック部材32が離脱可能に係合(掛け止め)されるものである。キャッチ部材26は、タンク固定ブラケット24の取付板24Cに対面する取付部26Aと、取付部26Aの左側を前側に折り曲げてなる折曲部26A1に取付けられたキャッチ26Bとにより構成されている。このキャッチ26Bは、前側に向け下側に傾斜した上側部分に、後述するフック部材32のフック32Bが係合される。
取付部26Aには、タンク固定ブラケット24の各めねじ孔24Eに対応するように、上,下方向に間隔をもって2個のボルト挿通孔26Cが設けられている。このボルト挿通孔26Cは、タンク固定ブラケット24のボルト挿通孔24Dとほぼ同様に、挿通されるボルト27のねじ部の直径寸法よりも大きな長孔として形成されている。
これにより、キャッチ部材26は、各ボルト挿通孔26Cに挿通したボルト27をタンク固定ブラケット24のめねじ孔24Eに螺合することにより、取付板24Cに取付けることができる。この場合、ボルト27を緩めることにより、キャッチ部材26をタンク固定ブラケット24に対して左,右方向と上,下方向に移動(調整)することができる。
次に、タンク固定ブラケット24とキャッチ部材26の取付手順の一例について説明する。
まず、図10に示すように、キャッチ部材26の各ボルト挿通孔26Cにボルト27を挿通し、このボルト27をタンク固定ブラケット24の各めねじ孔24Eに螺合し、キャッチ部材26を取付板24Cに取付ける。
図8に示すように、タンク固定バンド22を用いて作動油タンク18の前側に燃料タンク19を取付けたら、燃料タンク19の右上側に設けた切欠部位21にタンク固定ブラケット24を配置する。このときに、タンク固定ブラケット24は、底面板24Aをクッション材25Aを介して切欠部位21の底面部21Aに押付け、奥面板24Bをクッション材25Bを介して切欠部位21の奥面部21Bに押付ける。この状態で、タンク固定ブラケット24の各ボルト挿通孔24Dにボルト28を挿通し、このボルト28を作動油タンク18の各ねじ座18Gに螺合する。これにより、キャッチ部材26と一緒にタンク固定ブラケット24を作動油タンク18に取付けることができる。
そして、タンク固定ブラケット24を作動油タンク18に取付けた状態では、タンク固定ブラケット24の底面板24Aによって燃料タンク19の上側への移動を規制でき、奥面板24Bによって燃料タンク19の右側(左,右方向の外側)への移動を規制することができる。このタンク固定ブラケット24の取付時には、各ボルト挿通孔24Dによってタンク固定ブラケット24を適正な位置に取付けることができる。
外装カバー29は、旋回フレーム5に搭載された各種機器類を覆うものである。外装カバー29は、燃料タンク19の前側から作動油タンク18の右側まで覆う円弧状前側面カバー29Aと、円弧状前側面カバー29Aの後端とカウンタウエイト6の右端部との間に位置して熱交換装置8を覆った円弧状後側面カバー29Bと、エンジン7の後側を覆うようにカウンタウエイト6に設けられたエンジンカバー29Cと、作動油タンク18と燃料タンク19の上側を覆うタンクカバー29Dとを含んで構成されている。円弧状前側面カバー29Aと円弧状後側面カバー29Bとは、カウンタウエイト6の外面6Aに続いて前側に円弧状に延びている。
図7に示すように、外装カバー29には、タンクカバー29Dの後側部位を旋回フレーム5側の支持部材30のヒンジ取付部30Aに回動可能に取付けるためのヒンジ部材31が設けられている。これにより、図2に示すように、タンクカバー29Dは、後側のヒンジ部材31を支点として、前側を上,下方向に回動(開閉)することができる。図5に示すように、旋回フレーム5側の支持部材30は、旋回フレーム5または旋回フレーム5に固定された構造物に取付けられ、その上部は、前記ヒンジ部材31を取付けるためのヒンジ取付部30Aとなっている。
また、タンクカバー29Dの内面29D1に位置してフック部材32が設けられている。フック部材32は、タンクカバー29Dを閉じた状態で、燃料タンク19上のキャッチ部材26に係合可能な位置に配置されている。フック部材32は、タンクカバー29Dの外部から操作される操作ボタン32A(図1、図2参照)と、この操作ボタン32Aによって回動操作されることによりキャッチ部材26のキャッチ26Bに離脱可能に係合するフック32Bとを含んで構成されている。ここで、キャッチ部材26のキャッチ26Bとフック部材32のフック32Bとの係合位置は、キャッチ部材26を移動させることにより、適正な係合位置に調整することができる。
なお、図4に示すように、制御弁装置33は、足置き部材11の下側に位置して旋回フレーム5上に配設されている。また、図1、図2に示すように、キャノピ34は、運転席14の上側を覆うように設けられている。
次に、燃料タンク19を作動油タンク18の前側に隣接して旋回フレーム5に設ける場合の作業手順の一例について述べる。
まず、作動油タンク18の前側に位置して旋回フレーム5の底板5A上に燃料タンク19を配置する。この状態で、タンク固定バンド22を用いて作動油タンク18の前側に燃料タンク19を固定する。これにより、燃料タンク19は、底板5Aによって下側への移動を規制でき、作動油タンク18の前面板18Aによって後側への移動を規制でき、さらに、タンク固定バンド22によって前側への移動を規制することができる。このときに、燃料タンク19の当接部19Kを、旋回フレーム5に固定された仕切板13の取付部13Aに対してクッション材20を介して当接させることにより、左側への移動を規制することができる。
一方、燃料タンク19の切欠部位21にタンク固定ブラケット24を配置し、このタンク固定ブラケット24を作動油タンク18の前面板18Aに取付ける。これにより、燃料タンク19は、タンク固定ブラケット24の底面板24Aによって上側への移動を規制でき、奥面板24Bによって右側への移動を規制することができる。この取付構造により、燃料タンク19は、前,後方向、左,右方向および上,下方向に固定することができる。
本実施の形態による小型の油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、油圧ショベル1の動作について説明する。
運転席14に着座したオペレータは、エンジン7を始動して油圧ポンプ9を駆動する。これにより、油圧ポンプ9からの圧油は、制御弁装置33を介して各種アクチュエータに供給される。これにより、オペレータが走行用の操作レバー・ペダル17を操作したときには、下部走行体2を前進または後退させることができる。一方、作業用の操作レバー装置15,16を操作することにより、フロント装置4等を動作させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、燃料タンク19には、右面部19Dの上側位置をL字状に切欠くことにより底面部21Aと前記底面部21Aの奥所から立上った奥面部21Bからなる切欠部位21を設ける。燃料タンク19の切欠部位21には、切欠部位21の底面部21Aと対面する底面板24Aと、前記底面板24Aと一体化され前記切欠部位21の奥面部21Bと対面する奥面板24Bと、前記底面板24Aの後端と奥面板24Bの後端と一体化され作動油タンク18の前面板18Aに対面する取付板24Cとにより形成されたタンク固定ブラケット24を設ける。この上で、前記タンク固定ブラケット24は、前記底面板24Aが前記切欠部位21の底面部21Aに当接され、前記奥面板24Bが前記切欠部位21の奥面部21Bに当接され、前記取付板24Cが前記作動油タンク18の前面板18Aに取付けられることにより前記燃料タンク19を位置決めする構成としている。
従って、本実施の形態では、1個のタンク固定ブラケット24によって燃料タンク19の上側と左側への移動を規制できるから、使用するバンドをタンク固定バンド22の1本だけにすることができる。これにより、本実施の形態では、特許文献1のように2本のバンドを用いて燃料タンクを固定する方法に比較し、バンドを係合させるための凹陥部を少なくすることができるから、削減した凹陥部の分だけ燃料タンク19の容量を増大することができる。または、適正なタンク容量を確保しつつ、燃料タンク19を小型化することができる。
しかも、タンク固定ブラケット24は、バンドに比べて剛性を有しており、作業時や走行時に燃料タンク19が動かないように確実に固定することができる。これにより、燃料タンク19は、周囲の部材との間に隙間を設ける必要がないから、この点においても、燃料タンク19の容量を増大することができる。
この結果、燃料タンク19は、その形状、取付構造に自由度を持たせることができるから、小型の油圧ショベル1のように各部品の設置空間(レイアウト空間)が限られている場合でも、燃料タンク19を簡単な構成で強固に固定でき、また貯える燃料の容量を増大することができる。さらに、油圧ショベル1の小型化を図ることができる。
特に、カウンタウエイト6は、左,右方向の中央部が後側に突出した円弧状の外面6Aを有し、上部旋回体3には、前記カウンタウエイト6の外面6Aに続いて前側に円弧状に延びた円弧状の側面カバー29A,29Bが設けられている。燃料タンク19の右面部19Dは、対面する円弧状前側面カバー29Aに沿って円弧状に形成され、切欠部位21は、燃料タンク19の円弧状右面部19Dの後部分を切欠くことにより形成されている。
ここで、小型の油圧ショベル1は、燃料タンク19を固定するための空間を確保するのが困難となっている。しかし、本実施の形態では、燃料タンク19の一部を切欠くだけで、燃料タンク19を固定するための切欠部位21を容易に設けることができる。
また、燃料タンク19の外側面は、略円形状の上部旋回体3の円弧状前側面カバー29Aに沿って円弧状に形成しているから、限られた設置空間内で燃料タンク19の容量を大きくすることができ、1回の給油で稼動できる時間を延ばすことができ、作業効率を高めることができる。一方で、所望の容量を確保しつつ燃料タンク19を小型化することができる。従って、燃料タンク19の一部を切欠いて切欠部位21を形成しても、十分なタンク容量を得ることができる。
さらに、燃料タンク19の外側面となる右面部19Dには、タンク固定ブラケット24を配置している。これにより、タンクカバー29Dの後側を掛止めするためのキャッチ部材26は、タンク固定ブラケット24に取付けることができ、狭い空間を有効利用することができる。また、燃料タンク19の外側面に設けたキャッチ部材26は、外部から容易に手が届くから、取付作業や調整作業を簡単に行うことができる。
タンク固定ブラケット24は、水平方向に延びた四角形状の底面板24Aと、前記底面板24Aの奥部から立上った奥面板24Bと、前記底面板24Aの後端と前記奥面板24Bの後端と一体化され前記底面板24Aの後端から立上った取付板24Cとからなる三面体として形成している。これにより、タンク固定ブラケット24は、三面を有する立体構造、即ち、三面体を構成することができるから、互いの面を支え合うことによって高い剛性を有している。従って、タンク固定ブラケット24を板厚の薄い板材を用いて形成した場合でも、立体構造をなすタンク固定ブラケット24は、多くの燃料を貯えて重量物となった燃料タンク19の移動を確実に抑えることができる。これにより、タンク固定ブラケット24の軽量化、部品コストの低減等を図ることができる。
一方、外装カバー29のタンクカバー29Dには、タンクカバー29Dの内面29D1に位置してフック部材32が設けられ、タンク固定ブラケット24の取付板24Cには、前記フック部材32が離脱可能に係合するキャッチ部材26が設けられている。これにより、キャッチ部材26を設けるためのブラケットを省略できるから、このブラケットを省略した分だけ、上部旋回体3の小型化、組立作業性の向上等を図ることができる。
さらに、タンク固定ブラケット24は、作動油タンク18に対して上,下方向と左,右方向に位置調整可能に設けられている。従って、油圧ショベル1を製造するときの誤差によって生じる作動油タンク18と燃料タンク19との位置ずれは、各ボルト挿通孔24Dによって吸収することができ、燃料タンク19の取付強度、組立作業性の向上等を図ることができる。これにより、作動油タンク18、燃料タンク19等の寸法精度を低く設定できるから、これらの製造コストを低減することができ、小型の油圧ショベル1を安価に製造できる。
なお、実施の形態では、燃料タンク19の前側への移動を規制するのに、長さ方向の両端が作動油タンク18に取付けられたタンク固定バンド22を用いた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、燃料タンク19の前面部19Aに当接する構造体を旋回フレーム5に設け、燃料タンク19の前側への移動を規制する構成としてもよい。また、タンク固定バンド22の両端のうち、少なくとも一方を旋回フレーム5、旋回フレーム5に設けられた構造体等に取付ける構成としてもよい。
実施の形態では、タンク固定ブラケット24にキャッチ部材26を取付けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、タンク固定ブラケット24とキャッチ部材26を共締め状態で作動油タンク18に取付ける構成としてもよい。
実施の形態では、カウンタウエイト6が旋回中心に近い位置に配置された円形状の上部旋回体3を備えた後方超小旋回型の油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、下部走行体2の車幅内で旋回可能な超小旋回型の油圧ショベル等に適用してもよい。
さらに、実施の形態では、小型の建設機械として、クローラ式の下部走行体2を備えた小型の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた小型の油圧ショベルに適用してもよい。
1 小型の油圧ショベル(小型の建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント装置
5 旋回フレーム
6 カウンタウエイト
6A 外面
7 エンジン
9 油圧ポンプ
10 運転席台座
10A 前面板
10B 座席取付板
11 足置き部材
14 運転席
18 作動油タンク
18A 前面板(前面)
19 燃料タンク
19D 円弧状右面部(円弧状外側面)
21 切欠部位
21A 底面部
21B 奥面部
24 タンク固定ブラケット
24A 底面板
24B 奥面板
24C 取付板
26 キャッチ部材
29 外装カバー
29A 円弧状前側面カバー(円弧状側面カバー)
29D タンクカバー
29D1 内面
30 支持部材
32 フック部材

Claims (4)

  1. 自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体に俯仰動可能に設けられたフロント装置とからなり、
    前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、前記旋回フレームの後側に設けられ前記フロント装置との重量バランスをとるカウンタウエイトと、前記カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームに左,右方向に延在する横置き状態で搭載され油圧ポンプを駆動するエンジンと、前記エンジンの前側から前記旋回フレームに立設された前面板および前記前面板の上部から後側に延び前記エンジンの上側を覆うと共に運転席が取付けられた座席取付板からなる運転席台座と、前記運転席台座の前側に位置して前記旋回フレームに設けられた足置き部材と、前記足置き部材の側方に配置され前記旋回フレームに設けられた作動油タンクと、前記作動油タンクの前側に隣接して前記旋回フレームに設けられた燃料タンクと、前記作動油タンクと前記燃料タンクの上側を覆うために後側部位が前記旋回フレーム側の支持部材を支点として回動可能に設けられたタンクカバーとを備えてなる小型の建設機械において、
    前記燃料タンクには、外側面の上側位置をL字状に切欠くことにより底面部と前記底面部の奥所から立上った奥面部からなる切欠部位が設けられ、
    前記燃料タンクの前記切欠部位には、前記切欠部位の前記底面部と対面する底面板と、前記底面板と一体化され前記切欠部位の前記奥面部と対面する奥面板と、前記底面板の後端と前記奥面板の後端と一体化され前記作動油タンクの前面に対面する取付板とにより形成されたタンク固定ブラケットが設けられ、
    前記タンク固定ブラケットは、前記底面板が前記切欠部位の底面部に当接され、前記奥面板が前記切欠部位の奥面部に当接され、前記取付板が前記作動油タンクの前面に取付けられることにより前記燃料タンクを位置決めする構成としたことを特徴とする小型の建設機械。
  2. 前記カウンタウエイトは、左,右方向の中央部が後側に突出した円弧状の外面を有し、
    前記上部旋回体には、前記カウンタウエイトの外面に続いて前側に円弧状に延びた円弧状側面カバーが設けられ、
    前記燃料タンクの前記外側面は、対面する前記円弧状側面カバーに沿って円弧状に形成され、
    前記切欠部位は、前記燃料タンクの前記円弧状外側面の後部分を切欠くことにより形成される構成としてなる請求項1に記載の小型の建設機械。
  3. タンク固定ブラケットは、水平方向に延びた四角形状の前記底面板と、前記底面板の奥部から立上った前記奥面板と、前記底面板の後端と前記奥面板の後端と一体化され前記底面板の後端から立上った前記取付板とからなる三面体として形成してなる請求項1に記載の小型の建設機械
  4. 前記タンク固定ブラケットは、前記作動油タンクに対して上,下方向と左,右方向のうち少なくとも一方向に位置調整可能に設けられてなる請求項1に記載の小型の建設機械。
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