JP2015209398A - 高吸収型ユビキノール製剤 - Google Patents

高吸収型ユビキノール製剤 Download PDF

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Abstract

【課題】油脂や乳化剤を使用しなくてもユビキノールの吸収性が高く、長期保存してもユビキノールが安定に保持される新規のユビキノール製剤および該ユビキノール製剤を効率よく製造することができる製造方法を提供すること。
【解決手段】ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質及び水を含有する水溶性マトリックス中に、ユビキノールを50μm以下の平均粒子径で分散されているユビキノール製剤であって、ユビキノールの含有量が1〜15重量%、ゼラチンの含有量が5〜12重量%、糖質及び/又は水溶性食物繊維の含有量が55〜76重量%、水の含有量が9〜18重量%に調整された高吸収型ユビキノール製剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、体内への高い吸収性を示すユビキノール製剤に関する。
医薬品やサプリメントに配合される医薬化合物や機能性成分の多くは、脂溶性物質である。しかしながら、経口摂取した場合、消化器で脂溶性物質は難溶解性であるため、一般にこれらの脂溶性物質は人の体内への吸収性が低いことが知られている(非特許文献1)。したがって、これらの有用な脂溶性物質の吸収効率を高めることは、バイオアベイラビリティを高めるための有力な手段である。そこで、脂溶性物質を乳化剤により安定な乳化状態に加工する手段(特許文献1)、乳化剤とオイルを組み合せて吸収効率を高める手段(特許文献2)、ナノエマルジョンのように粒子サイズを微細にするなど最適な粒子系に制御する手段(特許文献3)、リポソームなどのドラッグデリバリーシステム(以下「DDS」という)により吸収効率を高め更に不都合な分解から阻止する手段(特許文献4)など、多くの技術開発がなされている。
脂溶性物質であるユビキノール(還元型コエンザイムQ10とも言われる機能性成分)は、生体内で作用する活性型のコエンザイムQ10であり、心疾患予防・治癒に効果的な成分として米国を中心に先進国においてダイエタリーサプリメントに配合され広く販売されている。しかしながら、ユビキノールは特に経口摂取においては体内への吸収性が低く、摂取量の数%程度しか血液中に吸収されず多くは排出されてしまうという臨床試験の報告がある(非特許文献2)。通常、脂溶性物質のサプリメントは、成分の安定性、製品の保存性および携帯性、経口摂取のし易さから考え、ソフトカプセルに脂溶性物質を内包させることが一般的な剤形である。なかには、吸収効率を少しでも改善するために、乳化剤等で乳化したユビキノールをソフトカプセルに内包させる技術も知られている(特許文献5)。
ところで、ソフトカプセルに脂溶性物質を内包させるためには、通常、脂溶性物質を植物性油脂のような油脂に溶解させる、あるいはスラリー状に混濁させる必要がある。また、均質にする目的でレシチンやショ糖脂肪酸エステルといった乳化剤を添加する必要がある。特に、吸収性向上を目的にするには高度な乳化処理が必要であり、複数の乳化剤を多量に使用したり、高度な加工処理を施したりする必要がある(特許文献6)。
しかしながら、そもそもソフトカプセル1粒の内腔容積には限りがあり、脂溶性物質を安定な乳化状態として多量に配合するには制限がある。また、目的とする脂溶性物質の摂取必要量が多い場合には、摂取すべきソフトカプセルの個数も多くなり、使用者に大きな負担となる。したがって、脂溶性物質を多量に配合するためには、ソフトカプセルの剤形では十分に要求を満たすとはいえない。特に米国においてはユビキノールの摂取量は多く、コエンザイムQ10として400mg/日以上の摂取を推奨するサプリメントも増えている。この場合、サプリメントの摂取個数が多いかもしくは粒が大きく、飲用が容易でなく、さらに他の機能性成分のサプリメントを併用している場合の負担は計り知れない。そのため、ユビキノールを高濃度で配合できる剤形、多量に摂取することが苦にならない剤形、さらにはいつでもどこでも水無しで摂取できるような剤形が求められる。
また、健康維持・増進や疾病予防を目的としているサプリメントにおいては、油脂や脂肪酸エステル類などの乳化剤の使用はできる限り避けることが理想であるが、脂溶性の機能性成分を摂取するためには脂質や乳化剤を同時に摂取せざるを得ないことは、皮肉なことである。また、健康志向の消費者には、嗜好性の観点から、原料の一つである乳化剤を好まない傾向も見受けられる。実際に「脂肪フリー」、「乳化剤フリー」を特徴として謳っている商品も数多く存在し、多くの消費者に支持されている。
前記のように、ユビキノールのような脂溶性の機能性成分の体内への吸収性を高めるためには、通常、油脂に溶解させ、さらに乳化剤を使用して安定な乳化状態にする必要があるが、その一方で、「脂肪フリー」、「乳化剤フリー」といった消費者ニーズもあり、ユビキノールの体内への高い吸収性と、商品の嗜好性という要求をすべて両立させることは困難であった。
特開2005−43号公報 特許第4361706号公報 特表2010−530904号公報 特許第2922017号公報 特許第5421674号公報 国際公開第2003/62182号
Drug Delivery System, 25(4),362−370,(2010) Regul Toxicol Pharmacol., 47,19−28(2007) Journal of American Geriatrics Society,55(7),1141−1142(2007)
前記のような現状を鑑み、本発明の目的は、油脂や乳化剤を使用しなくてもユビキノールの吸収性が高く、長期保存してもユビキノールが安定に保持される新規のユビキノール製剤および該ユビキノール製剤を効率よく製造することができる製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質及び水からなる水溶性マトリックス中に50μm以下の平均粒子径となるようにユビキノールを分散させることで、体内への吸収性を高めながら、保存安定性にも優れた全く新しいタイプのユビキノール製剤を作り出すことに成功し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記[1]〜[7]に関する。
[1]ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質及び水を含有する水溶性マトリックス中に、ユビキノールを50μm以下の平均粒子径で分散したユビキノール製剤であって、各成分を下記の比率で含有する高吸収型ユビキノール製剤。
ユビキノール:1〜15重量%
ゼラチン:5〜12重量%
糖質及び/又は水溶性食物繊維:55〜80重量%
水溶性抗酸化物質:0.01〜4.0重量%
水:9〜18重量%
[2]乳化剤及び油脂の含有量がいずれも1重量%未満である前記[1]に記載の高吸収型ユビキノール製剤。
[3]水溶性抗酸化物質がビタミンC及び/又はガレート型カテキンである前記[1]または[2]に記載の高吸収型ユビキノール製剤。
[4]ペクチンを0.1〜2.0重量%含有する前記[1]〜[3]のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤。
[5]有機酸及び香料を含有する前記[1]〜[4]のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤。
[6]40℃、湿度75%の雰囲気下で6か月保存後のユビキノール/ユビキノンの重量比が、95/5以上である前記[1]〜[5]のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤。
[7]ユビキノール、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質及び水を含有する高吸収型ユビキノール製剤の製造方法であって、
46℃以上で融解させたユビキノールを、少なくともゼラチンの存在下で、50μm以下の平均粒子径になるまで撹拌混合して微粒子化する工程を含むことを特徴とする前記[1]〜[6]のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤の製造方法。
本発明のユビキノール製剤は、油脂や乳化剤を使用しなくてもユビキノールの吸収性が高く、ユビキノールの長期保存安定性にも優れている。また、本発明のユビキノール製剤は、従来のサプリメントと同様に携帯性に優れ、従来のサプリメントと比べてさらに摂取し易く、必要に応じてユビキノールを多量に配合することも可能である。
図1は試験例3で得た血中ユビキノール濃度の推移を示す。被験食品摂取前の血中濃度を基準とし、被験食品摂取による血中ユビキノール濃度の変化を示している。統計解析は1標本t検定で行い、有意水準は両側5%以下(P<0.05)とした。有意差の得られたものを「##」で示す。 図2は試験例3で得たユビキノールの血中濃度‐時間曲線下面積(AUC)を示す。0時間〜10時間までの血中ユビキノール濃度の推移より、台形法を用いて算出した。値が高値であるほど吸収性が高いことを示す。統計解析は1標本t検定を行い、有意水準は両側5%以下(P<0.05)とした。 図3は試験例3で得たユビキノールの血中濃度‐時間曲線下面積(AUC)を示す。0時間〜6時間までの血中ユビキノール濃度の推移より、台形法を用いて算出した。値が高値であるほど吸収性が速いことを示す。統計解析は1標本t検定を行い、有意水準は両側5%以下(P<0.05)とした。有意差の得られたものを「#」で示す。 図4は試験例3で得た本発明品、比較品1、2において光学顕微鏡で観察されたユビキノールの状態を示す図である。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明のユビキノール製剤は、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質及び水を含有する水溶性マトリックス中に、ユビキノールを50μm以下の平均粒子径で分散させたユビキノール製剤であり、各成分を下記の比率で含有することを特徴とする。
(a)ユビキノール:1〜15重量%
(b)ゼラチン:5〜12重量%
(c)糖質及び/又は水溶性食物繊維:55〜76重量%
(d)水溶性抗酸化物質:0.01〜4.0重量%
(e)水:9〜18重量%
「水溶性マトリックス」とは、本発明においては、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質を含有した、水を溶媒とした水溶性の組織であり、ゲル状もしくは液状もしくは固体状を示す。
〔(a)ユビキノール〕
本発明で用いるユビキノールは、還元型コエンザイムQ10、還元型CoQ10、還元型補酵素Q10とも言われる機能性成分であり、油溶性の固体状物質である。ユビキノールとしては、市販品を用いればよく、株式会社カネカ製のものが挙げられる。例えば、株式会社カネカ製の精製品である「カネカQH」や調製品である「カネカQH安定化粉末(P30)」などが挙げられるが、コスト面や物性面で「カネカQH」が好ましい。
本発明の製剤中のユビキノールの含有量は、1〜15重量%である。前記含有量が1重量%未満であると、ユビキノールの製剤としての効果が低くなりすぎる。また、前記含有量が15重量%を超えることはユビキノールの安定性や物性面で困難である。前記含有量は、1〜14重量%がより好ましい。
〔(b)ゼラチン〕
本発明に用いられるゼラチンとは、動物の骨や皮に多く含まれるタンパク質であるコラーゲンを加熱・変性させて得られるものである。本発明においてゼラチンは、由来生物(豚、牛、魚など)や製法(酸処理、アルカリ処理など)に関して特に限定されずに使用することができる。これらのゼラチンは、由来生物、処理の種類、分子量などに関係なく、単独で又は2種以上を混合して使用してもよい。
本発明の製剤中のゼラチンの含有量は、5〜12重量%である。前記含有量が5重量%未満では、製剤の保形性が不十分で、また、前記含有量が12重量%を超えることは製法上困難である。前記含有量は、5〜10重量%であることが好ましい。
〔(c)糖質及び/又は水溶性食物繊維〕
本発明に用いられる糖質は、例えば、砂糖、水飴、ブドウ糖、果糖ブドウ糖液糖、還元麦芽糖、還元水飴、マルチトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、トレハロース、パラチノース、還元パラチノース等が挙げられる。本発明に用いられる水溶性食物繊維は、ポリデキストロース、難消化性デキストリン、イヌリン等の、ペクチンを除く多糖類等が挙げられる。これらの糖質及び/又は水溶性食物繊維としては、特に限定はなく、果汁由来の糖のような天然物ももちろん含まれる。また、これらの糖質及び水溶性食物繊維は、それぞれ単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の製剤中の糖質及び/又は水溶性食物繊維の含有量としては、これらの総量が55〜80重量%である。前記含有量が55重量%未満の場合や80重量%を超えると製剤特性の維持が困難である。前記含有量は、55〜76重量%であることが好ましい。
〔(d)水溶性抗酸化物質〕
本発明に用いられる水溶性抗酸化物質は、例えば、ビタミンC、ガレート型カテキン、その他ポリフェノール類、α−リポ酸などが挙げられる。これらの水溶性抗酸化物質は単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
中でも、味や安定性の観点から、ビタミンC、ガレート型カテキンが好ましい。
前記ビタミンCは、食品添加物として食品に使われるものであればよい。アスコルビン酸およびその塩も含む。また、それらの誘導体でもよい。ビタミンC誘導体としては、例えば、株式会社林原製の「アスコフレッシュ」などが挙げられる。
前記ガレート型カテキンとは、分子内にガロイル基を有するカテキンであり、具体的には、エピカテキンガレート(ECg)、エピガロカテキンガレート(EGCg)、カテキンガレート(Cg)、ガロカテキンガレート(GCg)などを指す。これらは、精製品の他、粗製品でも良く、これらを含有する天然物もしくはその加工品でも良い。
なお、ビタミンCとガレート型カテキンとは、混合して使用してもよい。
本発明の製剤中の水溶性抗酸化物質の含有量としては、これらの総量が0.01〜4.0重量%である。前記含有量が0.01重量%未満の場合や4.0重量%を超えると味や物性に悪影響を及ぼす。
また、本発明の製剤中のビタミンCの含有量は、製剤の長期保存安定性および保形性の観点から、0.1〜4.0重量%が好ましく、0.1〜3.0重量%がより好ましい。
また、本発明の製剤中のガレート型カテキンの含有量は、ユビキノールの安定性や吸収性の点で、0.01〜1.0重量%が好ましい。
〔(e)水〕
本発明の製剤中の(d)水の含有量としては、9〜18重量%である。前記含有量が9重量%未満では製剤が硬すぎるものとなり、18重量%を超えると製剤の保存安定性の点で好ましくない。
〔任意成分〕
本発明の製剤には、所望により、有機酸、香料、着色料、甘味料、グリセリン、果汁、乳製品、コーヒー、紅茶、植物エキス類、水不溶性食物繊維、ユビキノール以外の機能性成分などの任意成分を含有してもよい。これらの任意成分を適宜選択して物性や風味を調整することで、製剤に幅広い嗜好性を付与することができる。
前記任意成分は、いずれも食品や医薬品に使用できるものであればよく、特に限定はない。尚、前記任意成分は、嗜好性や物理化学的安定性に悪影響を与えない範囲で使用すればよい。
中でも、有機酸および香料を使用することで、本発明の製剤の嗜好性を良好にすることができる。
有機酸としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、酢酸、アジピン酸などが挙げられる。香料としては、レモン香料、オレンジ香料、グレープ香料、ストロベリー香料等のフルーツ香料や、バラ等の花類やハーブ類の香料、紅茶、コーヒー、コーラ、ソーダ、チョコレート、バニラ、乳製品の香りの香料等が挙げられる。
また、ペクチンを使用することで、本発明の製剤の長期保存安定性を向上させることができる。ペクチンとは、一般に、柑橘類又はリンゴ果肉の希酸抽出液から得られる多糖類であり、カルボキシル基の一部がメチルエステル化されたガラクツロン酸の直鎖状重合体を主体とするものである。
本発明の製剤中のペクチンの含有量は、0.1〜2.0重量%であることが好ましく、0.2〜1.5重量%であることがより好ましい。
また、本発明の製剤では、味や物性、さらには消費者、特に健康志向の消費者の趣向にも合致する観点から、乳化剤および油脂の含有量がそれぞれ1重量%未満であることが好ましく、0.5重量%未満がより好ましく、0.1重量%未満であることがさらに好ましく、含有しないことが特に好ましい。
前記の組成を有する本発明の製剤は、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質ならびに水を含む水溶性マトリックス中にユビキノールが50μm以下の平均粒子径で分散されているものである。このような平均粒子径で分散されていることで体内への吸収性を高めることができる。
なお、前記水溶性マトリックス中に分散しているユビキノールの平均粒子径は、水溶性マトリックス断面を光学顕微鏡で観察したり、本発明の製剤を水に溶解した後のユビキノールの粒子を光学顕微鏡で観察したり粒度分布計で測定することで確認することができる。
本発明の製剤では、前記水溶性マトリックス中にユビキノールを分散させることで、ユビキノンへの変性を抑えることができ、ユビキノールの保存安定性に優れている。さらに、ユビキノールの体内への吸収性も高まる。なお、ユビキノンとは、ユビキノールの酸化体であり、酸化型コエンザイムQ10、あるいは単にコエンザイムQ10とも呼ばれている。
本発明の製剤の保存安定性として、例えば、40℃、湿度75%の雰囲気下で6か月保存後のユビキノール/ユビキノンの重量比が、95/5以上であることが好ましい。
前記保存安定性については、後述の実施例のユビキノールの定量に記載される方法に従って測定することができる。
また、本発明のユビキノール製剤の剤形は、例えば、グミキャンディ、ソフトカプセル剤、フィルム剤などが挙げられるが、特に限定はない。
〔製造方法〕
前記のような構成を有する本発明のユビキノール製剤は、ユビキノール、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質、水並びにその他任意成分を加熱・混合して得られる溶液を成形・固化し、製造する。中でも、本発明では、46℃以上で融解させたユビキノールを、少なくともゼラチンの存在下で、50μm以下の平均粒子径になるまで撹拌混合して微粒子化する工程を含むことを特徴とする。
前記微粒化する工程における撹拌混合の方法としては、ホモミキサー、ホモゲナイザー等の装置による高速攪拌、溶液の性質によってはプロペラによる攪拌などが挙げられるが、50μm以下の粒子が形成されればとくに方法に限定はない。
また、各成分の混合方法については、46℃以上で融解させたユビキノールを、少なくともゼラチンの存在下で、50μm以下の平均粒子径になるまで撹拌混合して微粒子化すればよく、特に限定はないが、例えば、糖質及び/又は水溶性食物繊維と水を混合して加熱し、そこに加熱した水にゼラチンを溶解させて調製した水溶液を添加混合し、その後にユビキノールを添加して、46℃以上でユビキノールを融解させてユビキノールの平均粒子径が50μm以下になるまで撹拌混合し、その後水溶性抗酸化物質やその他任意成分を添加する方法や、糖質及び/又は水溶性食物繊維とユビキノールと水を混合して46℃以上に加熱してユビキノールを融解させ、そこに加熱した水にゼラチンを溶解させて調製した水溶液を添加混合し、その後水溶性抗酸化物質やその他任意成分を添加する方法や、ゼラチンを含有する水溶液中にユビキノールを添加し、46℃以上で撹拌混合してユビキノールが50μm以下の平均粒子径になるまで微粒子化し、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質、水並びにその他任意成分からなる水溶液中に添加混合する方法などが挙げられる。
なお、本発明において、46℃未満ではユビキノールは融解せず50μm以下の平均粒子径で分散しない。
そして、得られた溶液を所望の形に成形し、必要に応じて乾燥等の工程を経て、ユビキノール製剤を得る。成形方法には、特に限定はなく、例えば、溶液を鋳型(スターチモールドやシリコンモールド等)に流し込む、シート成形機でシート状に成形する、ソフトカプセル充填機で成形する等の方法がある。
得られた各種の形状の製剤は、さらに表面を光沢剤や各種の糖によってコーティングしてもよい。
前記光沢剤としては、例えば、カルナバワックス等の植物性ワックス、蜜蝋、シェラック、パラフィンワックスなどが挙げられる。また、光沢剤としては植物油脂を用いてもよい。また、前記糖としては、砂糖、ブドウ糖、マルチトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、トレハロース、還元パラチノース、粉末オブラート、スターチ等が挙げられる。なお、本発明の製剤のコーティングに油脂が使用された場合、コーティングに使用された油脂は含有量に含まれない。
以上のようにして本発明のユビキノール製剤を得ることができる。本発明の製剤は、水なしでも摂取が容易であり、誰でもどこでも手軽に摂取できるサプリメントとして好適である。さらに、ユビキノールがゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質並びに水からなる水溶性マトリックス中に分散されることで、実質的に水への分散性が高く、体内での高い吸収性を示す製剤となる。
また、消費者が市販されているサプリメントの摂取を毎日続けられない大きな要因として、めんどうであることや食べ忘れることが挙げられるが、本発明の製剤では高い嗜好性を付与することが可能であり、おいしく栄養成分を摂取できることは、毎日楽しく継続させる上で非常に大きな利点である。
例えば、本発明の製剤としては、有機酸及び香料を添加し、1粒1.0〜4.0gのグミキャンディにすることで、子どもから大人まで毎日おいしく摂取できるものとなる。
本発明においてグミキャンディとは、指でつまんで一口で食べられる大きさの形態のものをいう。
なお、前記1粒の重量について、ユビキノールの摂取量と摂取し易さとのバランスの観点から、0.3〜5.0gが好ましく、1.0〜4.0gがより好ましい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらによって何ら制限されるものではない。なお、以下の実施例の記載中、「%」及び「部」は重量基準である。
(実施例1)
砂糖、水飴(日本コーンスターチ株式会社製、「コーソシラップR75」(固形分75重量%)、ペクチン(GENU社製、「GENUpectin type121−J slow set」)、水を混合して100℃に加熱し、そこにゼラチン(新田ゼラチン株式会社製、「APH−250」)を50℃の水(ゼラチンに対して1.4倍量)に溶解させて調製したゼラチン水溶液を添加・混合した。これをグミキャンディベースとする。一方、ユビキノール(株式会社カネカ製、「カネカQH」、以下同じ)、ビタミンC、緑茶抽出物(太陽化学株式会社製、「サンフェノン90S」、ガレート型カテキン含有率65重量%)、マンゴー香料、オレンジ果汁、グリセリン、カロチノイド色素、大豆食物繊維、を70℃下で混合して作製した溶液を、グミキャンディベースと混合し、70℃に保温し、直径20mmの円柱状に型抜きしたスターチモールドに充填し、水分値が16重量%になるまで40℃で乾燥させた。その後、スターチを除き、表面に光沢剤(カルナバワックス)を薄く塗布して、1粒2.5gの円柱形のグミキャンディ状の製剤を得た。
なお、各成分の配合としては、ユビキノール:2.0重量%、ゼラチン:6.9重量%、糖質及び/又は水溶性食物繊維:69重量%(砂糖:40重量%、水飴:29重量%(固形分として))、水溶性抗酸化物質2.2重量%(ビタミンC:2.0重量%、ガレート型カテキン:0.2重量%)、ペクチン:0.8重量%、水:16重量%、その他成分:3.1重量%であった。
得られたグミキャンディ製剤は、1粒で50mgものユビキノールを摂取できるだけでなく、水なしで手軽に一口で食べられ、ユビキノールをおいしく摂取できる健康補助食品であった。
<試験例1>ユビキノールの平均粒子径の測定
実施例1で得られたグミキャンディ製剤を30倍量の50℃の水に溶解し、粒度分布測定装置(ベックマン・コールター社製)にてユビキノールの粒子径を測定したところ、その平均粒子径は11μmであり、50μm以上のピークは検出されなかった。また、光学顕微鏡(オリンパス株式会社製)で前記溶液を観察(倍率400倍)したところ、粒子は全て50μm以下であった。また、粒子はオイルレッドで赤く染色したことから、ユビキノールの粒子であることが確認できた。
<試験例2>グミキャンディ中のユビキノールの安定性試験
実施例1で得られたグミキャンディ製剤を下記に示す形態で、40℃、湿度75%の雰囲気下で6か月保存試験を行なった。
(A)市販のグミキャンディが充填されているプラスチック容器に前記グミキャンディ製剤を詰め、蓋をした。
(B)市販のグミキャンディが充填されているプラスチック袋に前記グミキャンディ製剤を詰め、ヒートシールにて密閉した。
試験後のユビキノール/ユビキノンの重量比は、(A)98.5/1.5、(B)99.4/0.6であったことから、前記グミキャンディ製剤では、従来のグミキャンディと同様に商品化して高温で長期間保存してもユビキノールのユビキノンへの酸化が防止されており、顕著に優れたユビキノールの保存安定性を有することがわかった。なお、詳細な分析条件は下記に示す。
〈分析方法〉
サンプルである各種組成物を1.0g計量し、細かく砕き、水5mLを加え、50℃で10分間加温溶解後、飽和食塩水5mL、エタノール20mL、ヘキサン20mLを加え、遠心分離機で280rpm、5分間振り、静置し2層に分離後、ホールピペットでヘキサン層を2mL取り、メスフラスコを用い10mLにメタノールでメスアップしHPLC分析を行った。HPLC分析の条件は、以下のとおりである。
〈HPLC分析条件〉
カラム:逆相用カラム「Unison US−C8」(2.0mmi.d.×150mm、インタクト社製)
移動相:A・・・H2O(0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)), B・・・アセトニトリル(0.1%TFA)
流速:0.5mL/min
注入:10μL
検出:290nm(還元型CoQ10)、275nm(酸化型CoQ10)
勾配(容量%):5%A/95%Bから0%A/100%Bまで5分間、100%Bで5分間(全て直線)
<試験例3> ヒトでの吸収性試験(ユビキノールの摂取による血中成分の確認試験)
(1)被験試料の調製
(1−1)ユビキノール含有グミキャンディ(発明品)
実施例1で得られたグミキャンディ製剤を本発明品として使用した。本発明品は2粒(5g)で100mgのユビキノールの摂取が可能であった。
(1−2)ユビキノール含有カプセル
ユビキノール含有カプセル(比較品1)として、ユビキノールを33.3重量%含有するカプセルを調製した。原料として、サフラワー油、ユビキノールを混合し、これを常法に基づいてゼラチンカプセル中に内包させた(原材料:サフラワー油、ユビキノール、ゼラチン、グリセリン、着色料(カラメル))。本カプセルは1カプセル(内容量300mg)で100mgのユビキノールの摂取が可能であった。
(1−3)ユビキノール含有飲料
ユビキノール含有飲料(比較品2)として、ユビキノールを0.2重量%含有する飲料を調製した。原料として、果糖ブドウ糖液糖、濃縮マンゴー果汁、ゼラチン、コラーゲンペプチド、ユビキノール、乳化剤、グリセリン、ビタミンC、安定剤(大豆多糖類)、緑茶抽出物、環状オリゴ糖、香料、甘味料(ステビア)を用いた。本飲料は50mlで100mgのユビキノールの摂取が可能であった。
(2)ヒトでの吸収性試験
本発明品または比較品1、2のいずれかの被験食品をユビキノール摂取量100mgとなるようヒトに摂取させて、血中の総ユビキノン濃度の推移からユビキノール吸収性を評価した。なお試験は、ボランティアの21歳から38歳の男女12名(男性6名、女性6名)を対象として行った。
ヘルシンキ宣言に基づいて、試験責任医師は、試験実施に先立ち、被験者に対して説明文書・同意書を交付の上、試験の趣旨及び内容を十分説明し、被験者の自由意思に基づく同意を文書で得た。
試験は無作為化クロスオーバー試験で実施し、各被験食品の吸収性を比較した。被験者は4名ずつの3群に無作為に割り付け、3期にわけて各被験食品を摂取した。各期の間には6日間の休止期間を設け、被験者12名全員が試験を終了した。
朝食は各被験者共通とし、朝食をとった直後に各被験食品を摂取した。採血を、試験期間ごとに被験食品摂取前、並びに被験食品摂取から1、2、4、6、8、10時間後の合計7回実施した。採血後、直ちにヘパリン血漿を調整した。
得られた血漿を用いて、血中ユビキノール濃度を測定した。なお、血中ではほぼ全てがユビキノールとして存在していることが報告されている(非特許文献3)。しかし不安定なユビキノールを測定するのが困難なため、酸化処理によりユビキノールを安定なユビキノンに変換して測定した。得られたユビキノン濃度をユビキノール濃度として算出した。測定方法は下記に示す。
ヒト血漿200μLにp−ベンゾキノン(水溶媒、濃度2mg/mL、和光純薬株式会社製)を50μL添加して混合した後、室温で10分間静置した。その後、n―プロパノール(和光純薬株式会社製)1mLを添加して混合した。10,000rpm10分間遠心分離した後、上澄み1mLを回収し、LC−MS分析に供した。
LC―MS分析にあたり、LCの分離条件は以下の通りとした。
注入量:10μL、流速:0.5mL/min、カラム:Unison US−C8(インタクト社製)、分離溶媒をA液:超純水、B液:アセトニトリル、C液:イソプロパノールとし、0分(A液20%:B液80%)→15分(B液80%:C液20%)の直線濃度勾配にて実施した。MS検出は3200QTRAP(ABサイエックス社製)を用い、ユビキノン(プリカーサイオン862.193、プロダクトイオン219.035)を検出し、検量線に照らし合わせて濃度を算出した。得られた濃度を血中ユビキノール濃度とした。
摂取前を基準とした血中ユビキノール濃度の変化量の推移を図1、血中濃度‐時間曲線下面積(AUC010h)を図2に示す。各食品の比較は1標本t検定を用いて評価した。AUCの算出は、摂取前の値を基準として台形法にて求めた面積とした。数値は平均値±標準偏差で示し、検定の有意水準は両側5%とした。
図1に示す通り、血中ユビキノール濃度は、全ての食品において摂取後6時間で最大(Tmax)に達した。
図1および図2より、本発明品は、比較品1と比較して最高血中濃度(Cmax)、AUC010hが高値を示した。このことから、ユビキノールの吸収性は比較品1と同等以上であった。
また本発明品は、摂取4時間目で比較品1に比べて有意に高いユビキノールの血中濃度を示した(図1)。さらに、AUC06hを算出したところ、比較品1よりも有意に高い(図3)ことから、吸収性が速いことが示唆された。
以上のことから、本発明であるユビキノール含有グミキャンディのユビキノールの吸収性が優れていることが判明した。
また、本発明品、比較品1、2中のユビキノールの状態を前記試験例1と同様に光学顕微鏡で観察した。なお、対照としてポリスチレン標準ビーズを図4に示す。
図4に示すように本発明品(右上図)では、50μm以下の粒子状態でユビキノールが多数確認されるのに対して、比較品1(左下図)では直径で約100μm以上の粒子が散在していることから、本発明品は50μm以下の粒子状態を維持していることによって体内への吸収性が高まっていると予想される。また、比較品2(右下図)ではユビキノールの粒子が非常に細かくなっているが、本発明品との有意な差は出ておらず、粒子径のみが吸収性に関わっているわけではないと考えられる。また、携帯性や手軽さの観点からすれば、本発明品が比較品2よりも優れているといえる。
(実施例2、3、4)
各成分の配合量を変えた以外は実施例1と同様にしてグミキャンディ状の製剤を得た。各成分の配合は表1に示す。得られたグミキャンディ製剤を、試験例1と同様に光学顕微鏡で観察したところ、粒子は全て50μm以下であり、製剤中にユビキノールが安定に分散していることがわかる。また、いずれの製剤も水なしで手軽に一口で食べられ、ユビキノールをおいしく摂取できる健康補助食品であった。

Claims (7)

  1. ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質及び水を含有する水溶性マトリックス中に、ユビキノールを50μm以下の平均粒子径で分散したユビキノール製剤であって、各成分を下記の比率で含有する高吸収型ユビキノール製剤。
    ユビキノール:1〜15重量%
    ゼラチン:5〜12重量%
    糖質及び/又は水溶性食物繊維:55〜80重量%
    水溶性抗酸化物質:0.01〜4.0重量%
    水:9〜18重量%
  2. 乳化剤及び油脂の含有量がいずれも1重量%未満である請求項1に記載の高吸収型ユビキノール製剤。
  3. 水溶性抗酸化物質がビタミンC及び/又はガレート型カテキンである請求項1または2に記載の高吸収型ユビキノール製剤。
  4. ペクチンを0.1〜2.0重量%含有する請求項1〜3のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤。
  5. 有機酸及び香料を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤。
  6. 40℃、湿度75%の雰囲気下で6か月保存後のユビキノール/ユビキノンの重量比が、95/5以上である請求項1〜5のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤。
  7. ユビキノール、ゼラチン、糖質及び/又は水溶性食物繊維、水溶性抗酸化物質及び水を含有する高吸収型ユビキノール製剤の製造方法であって、
    46℃以上で融解させたユビキノールを、少なくともゼラチンの存在下で、50μm以下の平均粒子径になるまで撹拌混合して微粒子化する工程を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の高吸収型ユビキノール製剤の製造方法。
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