JP2015209145A - 車両用サスペンション - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゴムブッシュBを備え、外筒6には、第1の連結対象要素2が連結され、内筒5は、少なくともその一端部が第2の連結対象要素1に設けられた支持壁部30に当接するようにして支持壁部30に支持されている、車両用サスペンションSであって、支持壁部30には、この支持壁部30と内筒5との当接部分よりもゴムブッシュBの幅方向中心側に位置するように屈曲または湾曲し、かつ外筒6にこじりを生じていないときにゴム弾性体7の側面70に隙間Cを介して対面する傾斜部30a,30bが設けられ、外筒6にこじりを生じたときにはゴム弾性体7の側面70が傾斜部30a,30bに当接する。
【選択図】 図2
Description
これを解消するための手段としては、たとえば図5に示すように、ゴム弾性体7の幅を拡大し、ゴム弾性体7の両側面を一対の支持壁部30に当接させることが考えられる。ところが、このような手段によれば、ゴム弾性体7の捩じり変形が阻害されることとなる。したがって、やはり捩じり力およびこじり力のそれぞれに対するバネ特性を適切にコントロールすることは難しい。
に当接するようにして前記支持壁部に支持されている、車両用サスペンションであって、前記支持壁部には、この支持壁部と前記内筒との当接部分よりも前記ゴムブッシュの幅方向中心側に位置するように屈曲または湾曲し、かつ前記外筒にこじりを生じていない状態において、前記ゴム弾性体の側面に隙間を介して対面する傾斜部が設けられており、前記外筒にこじりを生じたときには、前記ゴム弾性体の側面が前記傾斜部に当接可能とされていることを特徴としている。
すなわち、ゴムブッシュにこじり力が作用していない場合には、ゴムブッシュのゴム弾性体は、支持壁部の傾斜部に非接触であるため、ゴム弾性体の捩じり変形が前記傾斜部によって抑え込まれるようなことはなく、捩じり力に対するゴムブッシュの特性を好適にコントロールすることができる。一方、ゴムブッシュにこじり力が作用した場合には、ゴム弾性体が支持壁部の傾斜部に当接する作用により、こじり力に対する十分な抵抗力を発揮させ、所望のバネ特性を得ることができる。したがって、ゴムブッシュの捩じり力とこじり力に対する個々のバネ特性を容易かつ適切にコントロールし、車両の走安性を高めることが可能となる。
また、前記した効果は、ゴムブッシュを支持する支持壁部に傾斜部を設けるという簡易な構成により得られるものであるため、重量の増加や、製造コストの上昇も好適に抑制することができる。
図面において、矢印Frは車両前方を示し、矢印Upは上方を示し、矢印Wは車幅方向を示している。
また、説明の便宜上、先に述べた図4および図5に示した構成要素と同一または類似の要素には、それらと同一の符号を用いることとする。
具体的に説明すると、車両用サスペンションSは、車両前後方向に延び、かつ後部10bに車軸92が設けられたトレーリングアーム1を備えている(符号90は、車輪を示す)。トレーリングアーム1は、車幅方向に間隔を隔てて左右一対に設けられており、これらは車幅方向に延びるクロスビーム19を介して互いに連結されている。トレーリングアーム1の前端部10aは、車体4のブラケット40に対し、ゴムブッシュB’を介して上下方向に回転可能に連結されている。このゴムブッシュB’とブラケット40との連結部分の構造は、好ましくは、図2を参照して後述するのと同様な構造とされる。ただし、従来既知の構造(たとえば、図4に示した構造)と同様な構造とすることも可能である。
この部分の構造は、図2(a)に示すような構造とされている。すなわち、ゴムブッシュBは、内筒5と外筒6との間にゴム弾性体7が介装された構成であり、外筒6には、ショックアブソーバ2の下部2bが連結されている。内筒5は、トレーリングアーム1の後部に設けられたブラケット3との連結が図られている。ブラケット3は、互いに間隔を隔てて対面する左右一対の支持壁部30を有しており、内筒5は、それら一対の支持壁部30に両端が挟まれた状態とされ、かつボルト98およびナット99の締結により一対の支持壁部30との連結が図られている。
このようことから、ゴムブッシュBの捩じり力とこじり力に対する個々のバネ特性を容易かつ適切にコントロールし、車両の走安性を高めることができる。
同図に示す実施形態においては、ゴムブッシュBの内筒5に挿通するボルト98が、車体1Aに固定されており、このことにより内筒5が車体1Aの壁部(支持壁部10)に当接した状態で支持されている。ゴムブッシュBの取り付けに際し、ブラケットは用いられていない。車体1Aの支持壁部10には、この支持壁部10と内筒5の端部との当接箇所よりもゴムブッシュBの幅方向中心側に位置するように屈曲または湾曲した第1および第
2の傾斜部10a,10bが設けられている。外筒6にこじりが生じていないときには、傾斜部10aとゴム弾性体7の側面70との間に隙間Cが形成されているが、外筒6にこじりが生じたときには、ゴム弾性体7の側面70が第1および第2の傾斜部10a,10bのいずれか一方に圧接する構成とされている。
本実施形態おいても、前記した実施形態と同様に、ゴムブッシュBの捩じり力とこじり力のそれぞれに対して好適に対処することができ、それら双方の力に対する個々のバネ特性を、やはり容易かつ適切にコントールすることが可能である。
ゴムブッシュBのゴム弾性体7の側面70は、外方に膨出した湾曲状とすることに代えて、外方に膨出しない非湾曲状の傾斜面などとすることもできる。
本発明でいう第1および第2の連結対象要素は、ショックアブソーバ2やトレーリングアーム1に限定されない。サスペンションの可動部材どうしの連結、あるいは可動部材と車体との連結にも、本発明が意図する構造を適用することができる。サスペンションの種類も限定されるものではなく、トレーリングアーム式以外のサスペンションに適用することができる。また、フロントサスペンションにも適用可能である。
S 車両用サスペンション
1 トレーリングアーム(第2の連結対象要素)
1A 車体(第2の連結対象要素)
10 支持壁部
10a,10b 第1および第2の傾斜部(傾斜部)
2 ショックアブソーバ(第1の連結対象要素)
3 ブラケット
30 支持壁部
30a,30b 第1および第2の傾斜部(傾斜部)
5 内筒
6 外筒
7 ゴム弾性体
70 側面(ゴム弾性体の)
Claims (1)
- 内筒と外筒との間にゴム弾性体が介装されたゴムブッシュと、
このゴムブッシュを介して相対動可能に連結される第1および第2の連結対象要素と、
を備えており、
前記外筒には、前記第1の連結対象要素が連結され、
前記内筒は、少なくともその一端部が前記第2の連結対象要素に設けられた支持壁部に当接するようにして前記支持壁部に支持されている、車両用サスペンションであって、
前記支持壁部には、この支持壁部と前記内筒との当接部分よりも前記ゴムブッシュの幅方向中心側に位置するように屈曲または湾曲し、かつ前記外筒にこじりを生じていない状態において、前記ゴム弾性体の側面に隙間を介して対面する傾斜部が設けられており、
前記外筒にこじりを生じたときには、前記ゴム弾性体の側面が前記傾斜部に当接可能とされていることを特徴とする、車両用サスペンション。
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