JP2010023599A - ダブルウィシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダブルウィッシュボーン型サスペンションを搭載した乗用車におけるタイヤのキャンバー角を容易に調節でき、コーナリング特性の向上やタイヤの外減りを容易に減少させることができるダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法は、アッパーアーム4とロワーアーム5の2本のサスペンションアームを有し、少なくともアッパーアーム4が固定されるアームブラケット8がサイドフレーム7の内側面に固定されているダブルウィシュボーン型サスペンションにおいて、アッパーアーム4が固定されるアームブラケット8とサイドフレーム7との間にスペーサー部材10を介在させてキャンバー角αを調節することを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】本発明のダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法は、アッパーアーム4とロワーアーム5の2本のサスペンションアームを有し、少なくともアッパーアーム4が固定されるアームブラケット8がサイドフレーム7の内側面に固定されているダブルウィシュボーン型サスペンションにおいて、アッパーアーム4が固定されるアームブラケット8とサイドフレーム7との間にスペーサー部材10を介在させてキャンバー角αを調節することを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、ダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法に関する。
ダブルウィッシュボーン型サスペンションは、乗用車の独立懸架式フロントサスペンションに多く用いられてきたが、構造的に複雑で高価なため、より構造が単純なストラット型サスペンションが利用されるようになっていた。しかしながら、近年、ダブルウィッシュボーン型サスペンションの操縦安定性等の利点が見直され、再び多く用いられるようになっている。ダブルウィッシュボーン型サスペンションは、アッパーアームとロワーアームの上下2本のアームによりアップライトを挟むように支える構造となっており、種々のダブルウィッシュボーン型サスペンションが提案されている(特許文献1〜3)。
ダブルウィッシュボーン型サスペンションを用いた自動車では、アッパーアームとロワーアームの長さを調整することにより、タイヤのキャンバー角が所定の角度に予め設定されている。キャンバー角はサスペンションの動きによるタイヤの接地面の変化を少なくするために、車種に応じた一定の角度に予め設定けられている。しかしながら従来のダブルウィッシュボーン型サスペンションは、運転者が更なるコーナリング性能向上、タイヤの外減りを減少を目的としてキャンバー角を調整しようとしても、容易にキャンバー角を調整することができなかった。
本発明は係る従来の問題点に鑑みなされたもので、ダブルウィッシュボーン型サスペンションのキャンバー角を容易に調節して所望の角度に設定することができるダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法を提供することを目的とする。
本発明は係る従来の問題点に鑑みなされたもので、ダブルウィッシュボーン型サスペンションのキャンバー角を容易に調節して所望の角度に設定することができるダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法を提供することを目的とする。
即ち本発明は、アッパーアームとロワーアームの2本のサスペンションアームを有し、少なくともアッパーアームが固定されるアームブラケットがサイドフレームの内側面に固定されているダブルウィシュボーン型サスペンションにおいて、アッパーアームが固定されるアームブラケットとサイドフレームとの間にスペーサー部材を介在させてキャンバー角を調節することを特徴とするダブルウィシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法を要旨とするものである。
本発明方法によれば、ダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角を簡単な方法で容易に調節することができ、運転者の要望するコーナリング特性等を容易に設定することができる。またタイヤのサイズをアップした際に、タイヤがフェンダーに接触する場合、本発明方法によりキャンバー角を調整することにより、タイヤとフェンダーとの接触を容易に解消することができる等の効果を奏する。
図1はダブルウィッシュボーン型サスペンションの一例を示し、図中1はタイヤ、2は車軸、3は車輪を回転自在に保持するナックルで、ナックル3にはアッパーアーム4とロワーアーム5の上下一対のサスペンションアームが連結されている。アッパーアーム4はナックル3の上側アーム部3aの先端部分に接続され、ロワーアーム5はナックル3の下側アーム部3bの先端部分に接続されている。6はショックアブソーバーで、ショックアブソーバー6のロッド12はロワーアーム5に連結されている。
このダブルウィッシュボーン型サスペンションにおけるロワーアーム5は、他端がサイドフレーム7に連結固定されている。一方、アッパーアーム4の他端はアームブラケット8の端縁部に連結固定され、アームブラケット8はサイドフレーム7の内側面(タイヤ1側と反対側の面)にボルト9によって固定されている(図2(A))。アッパーアーム4、ロワーアーム5の長さは、タイヤ1の接地面Eに対し、キャンバー角αが予め設定された一定の角度となるように設定されている。
上記した構成のダブルウィッシュボーン型サスペンションにおいて、予め設定されているキャンバー角αを異なる角度に調節を行う本発明方法について説明する。
自動車のコーナリング特性を調整する等の目的で、予め設定されている角度よりもキャンバー角を大きな角度に調整したい場合、図2(B)に示すように、アッパーアーム4が連結固定されたアームブラケット8とサイドフレーム7との間にスペーサー部材10を介在させてアームブラケット8をサイドフレーム7に固定する。スペーサー部材10としては、例えば図3に示す円形状に形成され、中央部にボルト9の挿通孔11を有するワッシャー形状のものを用いることができる。スペーサー部材10はステンレス等の鋼材により形成され、アームブラケット8とサイドフレーム7との間に挟み込むことができるものであれば、大きさ、形状は特に制限されず、円形状のものに限らず任意の形状とすることができるが、図示したワッシャー形状のものの場合、直径30〜50mmφ程度が好ましい。
自動車のコーナリング特性を調整する等の目的で、予め設定されている角度よりもキャンバー角を大きな角度に調整したい場合、図2(B)に示すように、アッパーアーム4が連結固定されたアームブラケット8とサイドフレーム7との間にスペーサー部材10を介在させてアームブラケット8をサイドフレーム7に固定する。スペーサー部材10としては、例えば図3に示す円形状に形成され、中央部にボルト9の挿通孔11を有するワッシャー形状のものを用いることができる。スペーサー部材10はステンレス等の鋼材により形成され、アームブラケット8とサイドフレーム7との間に挟み込むことができるものであれば、大きさ、形状は特に制限されず、円形状のものに限らず任意の形状とすることができるが、図示したワッシャー形状のものの場合、直径30〜50mmφ程度が好ましい。
アッパーアーム4が連結固定されたアームブラケット8とサイドフレーム7との間にスペーサー部材10を挟み込んでアームブラケット8サイドフレーム7に固定すると、アッパーアーム4がサイドフレーム7寄りに引かれ、この結果、図4に示すようにタイヤ1のキャンバー角αが、予め設定されていた角度よりも大きな角度に調節される。キャンバー角αの大きさは、スペーサー部材10の厚みの違いによって調節することができる。キャンバー角αをより大きく調節するためには、より厚いスペーサー部材10を介在させれば良く、スペーサー部材10の厚みは調節しようとするキャンバー角の大きさによっても異なるが、通常は5〜20mmが好ましい。
上記したように本発明方法は、アッパーアーム4が連結固定されているアームブラケット8がサイドフレーム7の内側面に固定されているダブルウィシュボーン型サスペンションにおいて、アームブラケット8とサイドフレーム7との間にスペーサー部材10を介在させるだけで、タイヤ1のキャンバー角αを容易に調節することができ、スペーサー部材10の厚みの違いにより、キャンバー角αの大きさも容易に調節することができる。
4 アッパーアーム
5 ロワーアーム
7 サイドフレーム
8 アームブラケット
10 スペーサー部材
α キャンバー角
5 ロワーアーム
7 サイドフレーム
8 アームブラケット
10 スペーサー部材
α キャンバー角
Claims (1)
- アッパーアームとロワーアームの2本のサスペンションアームを有し、少なくともアッパーアームが固定されるアームブラケットがサイドフレームの内側面に固定されているダブルウィシュボーン型サスペンションにおいて、アッパーアームが固定されるアームブラケットとサイドフレームとの間にスペーサー部材を介在させてキャンバー角を調節することを特徴とするダブルウィシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008185606A JP2010023599A (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | ダブルウィシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008185606A JP2010023599A (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | ダブルウィシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010023599A true JP2010023599A (ja) | 2010-02-04 |
Family
ID=41729825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008185606A Withdrawn JP2010023599A (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | ダブルウィシュボーン型サスペンションにおけるキャンバー角の調節方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010023599A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016066032A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-04-28 | 株式会社村上商会 | 電気自動車の教材システム |
CN106364271A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-01 | 广东玛西尔电动科技有限公司 | 一种可调节前轮内倾角的双摆臂独立悬架系统 |
-
2008
- 2008-07-17 JP JP2008185606A patent/JP2010023599A/ja not_active Withdrawn
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JP2016066032A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-04-28 | 株式会社村上商会 | 電気自動車の教材システム |
CN106364271A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-01 | 广东玛西尔电动科技有限公司 | 一种可调节前轮内倾角的双摆臂独立悬架系统 |
CN106364271B (zh) * | 2016-09-09 | 2019-01-18 | 广东玛西尔电动科技有限公司 | 一种可调节前轮内倾角的双摆臂独立悬架系统 |
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