JP2015207534A - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接地によるノイズ対策のための導電性接続体が簡単な構造で配置された車両用動力伝達装置を提供すること。
【解決手段】後輪駆動装置1は、電動機2A、2Bと、電動機2A、2Bと車輪Wrの間の動力伝達経路上に配置される出力軸10Bと、車体と電気的に導通した、出力軸10Bを支持するケース11と、ケース11を介して車体と電気的に接続された導電性ブラシ27とを備える。導電性ブラシ27は、後輪駆動装置1のケース11の一部である筒壁部81の内周面、すなわち挿通孔82に設けられ、出力軸10Bと摺接する。
【選択図】図3

Description

本発明は、接地によるノイズ対策のための導電性接続体が配置された車両用動力伝達装置に関する。
特許文献1には、インバータからモータを経過して動力伝達経路へと向かうノイズ伝播を減少することにより、外部へ放射される高周波ノイズの低減を図ることができる電動車両用動力伝達装置について記載されている。図9は、特許文献1に記載された電気自動車用動力伝達装置を示す全体概略図である。図9に示す電動車両用動力伝達装置は、第1ギヤ減速機103のカウンターシャフト103cのシャフト端部103c’に摺接する摺接ブラシ105a,105aを有したアース接続体105を備える。
図10は、図9に示す電気自動車用動力伝達装置における摺接ブラシの設定部を示す要部断面図である。図10に示すように、カウンターシャフト103cのシャフト端部103c’は、ギヤケース103aに固定したブラシカバー116により覆うと共に、このブラシカバー116によりギヤケース103aのギヤ室103jに連通するブラシ室117が形成され、このブラシ室117に臨んでブリーザーコネクタ112を設けている。一対の摺接ブラシ105a,105aは、カウンターシャフト103cのシャフト端部103c’の円筒表面をスリップリング面とする。摺接ブラシ105a,105aは、絶縁部材によるブラシケース105cの2つの収納孔にスプリング105d,105dと共に一対設けられ、スプリング105d,105dからの付勢力により接触圧を維持した状態とされる。ブラシケース105cは、ギヤケース103aから延びるケース延長部103a’に対しボルト等により固定する。そして、摺接ブラシ105aからリード線105e,105eを伸ばしてギヤケース103aに接続している。これによって、摺接ブラシ105aはギヤケース103aに対して電気的に接続される。
特許文献1に記載の電気自動車用動力伝達装置では、第1ギヤ減速機103のギヤケース103aから突出させたシャフト端部103c’の位置に摺接ブラシ105a,105aが設けられている。そして、シャフト端部103c’を覆うと共に、第1ギヤ減速機103のギヤ室103jに連通するブラシ室117を形成するブラシカバー116がギヤケース103aに固定され、ブラシ室117に臨むブリーザーコネクタ112がブラシカバー116に設けられている。このため、ギヤ室103jとブラシ室117とがブリーザーコネクタ112を介して外気と連通し、ギヤ室103jとブラシ室117との間での差圧の発生が抑えられる。
特開2011−250583号公報
しかし、ギヤケース103aからシャフト端部103c’を突出させるとともにブラシカバー116でブラシ室117内を形成し、ブラシ室117内でこのシャフト端部103c’に摺接するように摺接ブラシ105a,105aを配置する構造は複雑である。また、ブラシ室117はオイルシール114でシールするため、ブリーザーコネクタ112が必要である。また、ブラシ室117が負圧になると、オイルシール114の機能が失われる可能性がある。
本発明の目的は、接地によるノイズ対策のための導電性接続体が簡単な構造で配置された車両用動力伝達装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
電動機(例えば、後述の実施形態での第1電動機2A、第2電動機2B)と、
前記電動機と車輪の間の動力伝達経路上に配置される回転軸(例えば、後述の実施形態での出力軸10A、10B、ドライブシャフト31)と、
車体に固定され、前記回転軸を回転可能に支持する筐体(例えば、後述の実施形態でのケース11、筒壁部81)と、
前記筐体を介して前記車体と電気的に接続された導電性接続体(例えば、後述の実施形態での導電性ブラシ27)と、を備えた車両用動力伝達装置であって、
前記導電性接続体は、環形状を有し、前記筐体の内周面に、前記回転軸と摺接するよう配置される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記電動機と前記車輪の間に設置された減速機(例えば、後述の実施形態での第1遊星歯車式減速機12A、第2遊星歯車式減速機12B)をさらに備え、
前記導電性接続体は、前記減速機よりも下流側に配置される。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、
前記導電性接続体は、前記回転軸との摺接部分が繊維状である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
前記筐体の外部から前記導電性接続体が設置された空間への異物の侵入を防止するシール部材(例えば、後述の実施形態での第2ダストシール29)を備え、
前記シール部材の内径は、前記導電性接続体の内径よりも大きい。
請求項1の発明によれば、専用のハウジングを設けることなく、導電性接続体を介して回転体が車体と導通するよう構成されている。したがって、ノイズ対策のための導電性接続体の配置を簡単な構造で実現できる。
請求項2の発明によれば、導電性接続体は、動力伝達経路上において減速機よりも下流側に配置された回転軸の外周面と摺接する。減速機の上流に対して下流の方が回転軸の回転速度は低いため、導電性接続体の摩耗を抑制できる。
請求項3の発明によれば、導電性接続体の回転軸の外周面と摺接する部分は導電性繊維の集合体によって形成されるため、その先端が回転軸の外周に柔軟に接触する。このため、回転軸の回転速度によらず、回転軸から導電性筐体までの導電経路を安定して確保できる。
請求項4の発明によれば、シール部材の内径は、導電性接続体の内径よりも大きいので、回転軸が筐体内に挿入される際、導電性接続体が摺接する回転軸の部分に、シール部材に塗布されたグリス等が付着しない。その結果、グリス等の付着による導電性接続体の導電性の低下を防止できる。
本発明の車両用動力伝達装置を搭載可能なハイブリッド車両の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す車両が備える後輪駆動装置のスケルトン図である。 ドライブシャフトが挿入された図2に示す後輪駆動装置の右側端部を拡大した軸方向断面図である。 軸方向から見たファイバーブラシの正面図である。 後輪駆動装置の挿通穴内へのシール部材及びファイバーブラシの組み付け、並びに、後輪駆動装置へのドライブシャフトの組み付けの手順を説明する図である。 他の形態の駆動装置のスケルトン図である。 他の形態の駆動装置のスケルトン図である。 他の形態の駆動装置のスケルトン図である。 特許文献1に記載された電気自動車用動力伝達装置を示す全体概略図である。 図9に示す電気自動車用動力伝達装置における摺接ブラシの設定部を示す要部断面図である。
以下、本発明の車両用動力伝達装置を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の車両用動力伝達装置を搭載可能な車両として、ハイブリッド車両を例に説明する。
図1に示す車両3は、内燃機関4と電動機5が直列に接続された駆動装置6(以下、前輪駆動装置と呼ぶ。)を車両前部に有するハイブリッド車両であり、この前輪駆動装置6の動力がトランスミッション7を介して前輪Wfに伝達される一方で、この前輪駆動装置6と別に、車両後部のフロアパネル(不図示)よりも下方に設けられた駆動装置1(以下、後輪駆動装置と呼ぶ。)の動力が後輪Wr(RWr、LWr)に伝達されるようになっている。後輪駆動装置1は、駆動用の第1及び第2電動機2A、2Bと、第1及び第2電動機2A、2Bの駆動回転を減速する第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bと、第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bの出力に伴って回転する出力軸10A、10Bとを備える。第1電動機2Aの動力は、第1遊星歯車式減速機12A及び出力軸10Aを介して、左後輪LWrに伝達される。また、第2電動機2Bの動力は、第2遊星歯車式減速機12B及び出力軸10Bを介して、右後輪RWrに伝達される。前輪駆動装置6の電動機5と後輪駆動装置1の第1及び第2電動機2A、2Bは、バッテリ9に接続され、バッテリ9からの電力供給と、バッテリ9へのエネルギー回生が可能となっている。
図2は、図1に示す車両3が備える後輪駆動装置1のスケルトン図である。図2に示すように、後輪駆動装置1の筺体であるケース11の内部には、出力軸10A、10Bと、第1及び第2電動機2A、2Bと、第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bとが、同一の回転軸線上にそれぞれ並んで配置されている。出力軸10A、第1電動機2A及び第1遊星歯車式減速機12Aと、出力軸10B、第2電動機2B及び第2遊星歯車式減速機12Bは、ケース11内で車幅方向に左右対称に配置されている。なお、導電性のケース11は、車両3の車体(不図示)に固定されており、車体と電気的に導通している。
図3は、ドライブシャフト31が挿入された図2に示す後輪駆動装置1の右側端部を拡大した軸方向断面図である。なお、後輪駆動装置1の左右端部は同一の構成を有するため、以下の説明では右側端部についてのみ説明し、左側端部についての説明は省略する。図3には、図2に一点鎖線で示した、後輪駆動装置1の出力軸10Bの端部の断面が示される。
図3に示すように、後輪駆動装置1の右側端部には、ケース11から回転軸線xを中心として筒壁部81が延設されている。筒壁部81の内部には挿通穴82が形成され、挿通穴82には出力軸10Bが挿通している。出力軸10Bは、軸受21を介して筒壁部81、即ちケース11によって回転可能に支持される。また、挿通穴82にはドライブシャフト31が挿入され、ドライブシャフト31は出力軸10Bと一体回転するように結合される。
後輪駆動装置1の挿通穴82内には、軸受21から軸方向外側に向かって、オイルシール23、第1ダストシール25、導電性ブラシ27及び第2ダストシール29がこの順に設けられている。オイルシール23、第1ダストシール25、導電性ブラシ27及び第2ダストシール29はそれぞれ環形状を有し、筒壁部81の内周面に、回転軸線xと同心状に配置されている。なお、導電性ブラシ27は、図3に示す筒壁部81の挿通穴82に嵌合しており、挿通穴82側に形成された段差部83によって位置決めされている。また、導電性ブラシ27よりも軸方向外側に配置された第2ダストシール29は、その内径が導電性ブラシ27の内径よりも大きくなっており、ドライブシャフト31に装着されたリング33と接触している。
リング33は、小径部33aと大径部33bと、小径部33aと大径部33bとを連結する連結部33cを有し、小径部33aがドライブシャフト31の先端側に位置するよう装着されている。リング33は、ドライブシャフト31と同様に導電性を有するが、ドライブシャフト31よりも錆びにくい材質又は防錆加工がされた鋼材から構成される。
挿通穴82にドライブシャフト31が挿入された状態では、オイルシール23のシールリップが出力軸10Bと摺接し、第1ダストシール25のシールリップがドライブシャフト31と直接摺接し、導電性ブラシ27がリング33の小径部33aを介してドライブシャフト31と摺接し、第2ダストシール29がリング33の大径部33bと摺接する。
オイルシール23は、出力軸10Bにおける潤滑油等の漏れを防止し、第1ダストシール25及び第2ダストシール29は、外部からの水又は塵挨等の異物の浸入を防止する。
図4は、軸方向から見た導電性ブラシ27の正面図である。導電性ブラシ27は、図3及び図4に示すように、筒壁部81の内周面に嵌合される円環状の導電リング27aと、導電リング27aに支持され、内周面から先端部が刷毛状に突出する多数本の導電性繊維27bとを有する。導電性繊維27bの各先端は、ドライブシャフト31に装着されたリング33の大径部33bの外周面に柔軟に接触する。したがって、ドライブシャフト31がリング33と一体に回転した際、導電性繊維27bの先端が、当該回転方向になびきながら、リング33の大径部33bの外周を撫でるように摺接する。
導電性繊維27bは、例えば、カーボン繊維等の極細繊維に硫化銅を結合させた導電性を有する繊維を束ねた、当該導電性繊維の集合体である。したがって、出力軸10Bと筒壁部81の間には、ドライブシャフト31、リング33及び導電性ブラシ27を介した、接地のための導電経路が形成される。このため、高周波ノイズの原因となる第1及び第2電動機2A、2B等からのリーク電流は、当該導電経路を介して、ケース11を構成する筒壁部81に流れる。
次に、後輪駆動装置1の挿通穴82内へのオイルシール23、第1ダストシール25、導電性ブラシ27及び第2ダストシール29の組み付け、並びに、後輪駆動装置1へのドライブシャフト31の組み付けの手順について、図5を参照して説明する。
先ず、挿通穴82の内側に軸受21が設けられた後輪駆動装置1(図5の(a))に対して、挿通穴82の外部からオイルシール23を圧入する(図5の(b))。次に、挿通穴82の外部から第1ダストシール25を圧入する(図5の(c))。次に、挿通穴82の外部から導電性ブラシ27を圧入する(図5の(d))。このとき、導電性ブラシ27は、後輪駆動装置1の筒壁部81が形成する段差部83に突き当たるまで圧入される。次に、挿通穴82の外部から第2ダストシール29を圧入する(図5の(e))。次に、リング33をドライブシャフト31に装着した(図5の(f))後、リング33が装着されたドライブシャフト31を挿通穴82に挿入する(図5の(g))。ドライブシャフト31は、先端が出力軸10Bの外周面に形成された凸部に突き当たるまで挿入される。
オイルシール23、第1ダストシール25及び第2ダストシール29は、挿通穴82への取り付け前に、シールリップにグリス等が塗布されており、摺接部位における円滑な摺接が確保されている。一方で、導電性ブラシ27の摺接部位にグリス等が付着すると導電性の低下の虞があるが、第2ダストシール29の内径は導電性ブラシ27の内径よりも大きくなっているとともに、ドライブシャフト31に装着されたリング33は、外径寸法の異なる小径部33aと大径部33bとが階段状に連結部33cで連結されているので、ドライブシャフト31の挿通穴82への挿入時に、第2ダストシール29のシールリップに塗布されたグリス等が、導電性ブラシ27の摺接部位に付着することがない。
以上説明したように、本実施形態では、導電性ブラシ27は、環形状を有し、ケース11の筒壁部81の内周面に、ドライブシャフト31と摺接するよう配置されているので、専用のハウジングを設けることなく、導電性ブラシ27を介して出力軸10Bが接地されるよう構成されている。このように、ノイズ対策のための導電性ブラシ27の配置を簡単な構造で実現できる。また、導電性ブラシ27は、動力伝達経路上において第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bよりも下流側である、左後輪LWr又は右後輪RWrに近い軸上に設置される。第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bの上流に対して下流の方が軸回転速度は低いため、導電性ブラシ27の導電性繊維27bの摩耗を抑制できる。
また、導電性ブラシ27の導電性繊維27bは導電性繊維の集合体によって形成され、その先端がリング33の外周に柔軟に接触するため、出力軸10Bと共にリング33がどの回転速度で回転しても、接地のための導電経路を安定して確保できる。また、第2ダストシール29の内径は導電性ブラシ27の内径よりも大きいため、リング33が装着されたドライブシャフト31を挿入する際に、第2ダストシール29に塗布されたグリス等がリング33の小径部33aに付着しない。その結果、グリス等の付着による導電性ブラシ27の導電性の低下を防止できる。さらに、リング33はドライブシャフト31よりも錆びにくいため、接地のための導電経路の錆による導電率の低下を防止できる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
本実施形態では、図1及び図2に示した後輪駆動装置1の左右端部に導電性ブラシ27等を配置した構成について説明したが、左端部又は右端部の一方を当該構成としても良い。
また、図6に示すように、第1電動機2A及び第1遊星歯車式減速機12Aと、第2電動機2B及び第2遊星歯車式減速機12Bとが別々のケース11A、11Bに収容された形態の駆動装置において、図6に一点鎖線で示す箇所、即ち、ケース11Aの端部と第1遊星歯車式減速機12Aの出力軸10Aとの間、ケース11Bの端部と第2遊星歯車式減速機12Bの出力軸10Bとの間、ケース11Aの端部と第1電動機2Aの出力軸13Aとの間、又は、ケース11Bの端部と第2電動機2Bの出力軸13Bとの間に導電性ブラシ27を設けても良い。
また、図7及び図8に示すように、車両の駆動源としての内燃機関及び電動機の各軸が直結された形態の駆動装置において、図7及び図8に一点鎖線で示す箇所、即ち、エンジンENGと電動機MOTからなる駆動ユニットを収容するケース211Aの端部と駆動ユニットの出力軸213との間、変速機212を収容するケース211Bの端部と変速機212の入力軸214との間、又は、変速機212を収容するケース211Bの端部と変速機212の出力軸215との間に導電性ブラシ27を設けても良い。なお、図8では、変速機212を収容するケース211Bが2分割になっている以外、図7と同様である。
なお、変速機として、第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bに限らず、任意の構成を採用することができる。また、変速機は必ずしも必要ではなく、第1及び第2電動機2A、2Bと後輪Wrとを直結してもよい。
1 後輪駆動装置
2A 第1電動機
2B 第2電動機
3 車両
10A、10B 出力軸
11 ケース
12A 第1遊星歯車式減速機
12B 第2遊星歯車式減速機
31 ドライブシャフト
33 リング
33a 小径部
33b 大径部
21 軸受
23 オイルシール
25 第1ダストシール
27 導電性ブラシ
29 第2ダストシール
27a 導電リング
27b 導電性繊維
81 筒壁部
82 挿通穴
Wr 後輪

Claims (4)

  1. 電動機と、
    前記電動機と車輪の間の動力伝達経路上に配置される回転軸と、
    車体に固定され、前記回転軸を回転可能に支持する筐体と、
    前記筐体を介して前記車体と電気的に接続された導電性接続体と、を備えた車両用動力伝達装置であって、
    前記導電性接続体は、環形状を有し、前記筐体の内周面に、前記回転軸と摺接するよう配置された、車両用動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の車両用動力伝達装置であって、
    前記電動機と前記車輪の間に設置された減速機をさらに備え、
    前記導電性接続体は、前記減速機よりも下流側に配置される、車両用動力伝達装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用動力伝達装置であって、
    前記導電性接続体は、前記回転軸との摺接部分が繊維状である、車両用動力伝達装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用動力伝達装置であって、
    前記筐体の外部から前記導電性接続体が設置された空間への異物の侵入を防止するシール部材を備え、
    前記シール部材の内径は、前記導電性接続体の内径よりも大きい、車両用動力伝達装置。
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