JP2015205606A - パワーステアリングシステム - Google Patents

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【課題】電力供給ラインの信頼性を向上させたパワーステアリングシステムを提供する。
【解決手段】二つの多相コイルを含むモータ130と、二つの電源111,112を含み、モータ130の各相コイルへと電力を供給する電源部110と、多相コイルに対応して設けられ、電源部110からモータ130への電力供給線に流れる電流を検出するインバータ121、122を含み、各相コイルに対して供給される電力を制御する制御部120と、を備えたパワーステアリングシステム100であって、制御部120は、一方の多相コイルへの電力供給を停止して、他方の多相コイルへの電力供給を同時に行う際に、電流に基づいて、電力供給線の不良を検出する、パワーステアリングシステム100。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーステアリングシステムに関するものである。
従来より、W/H(ワイヤーハーネス)、モータ内部巻線、等の故障時であっても、通常制御を継続できるように、電源からモータへの電力供給ラインを冗長構成とするパワーステアリングシステムが知られている。
インバータのショート故障を検出したとき、故障系統のインバータへの出力を停止して、正常系統のインバータへの出力を制御することで、故障系統のインバータ又は巻線で発生する過剰な発熱を防止する多相回転機の制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
モータの各相に生じた通電不良を、異常検出手段により検出することで、二相駆動時のモータ回転を円滑化して、安定的にアシスト力を付与できる電動パワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−48524号公報 特開2009−166619号公報
しかしながら、車両が直進走行中、パワーステアリングシステムにおいて、モータの通電不良を検出できないと、電力供給ラインの信頼性を低下させてしまうという問題がある。
そこで、電力供給ラインの信頼性を向上させたパワーステアリングシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、一態様によれば、
二つの多相コイルを含むモータと、二つの電源を含み、前記モータの各相コイルへと電力を供給する電源部と、前記多相コイルに対応して設けられ、前記電源部から前記モータへの電力供給線に流れる電流を検出するインバータを含み、前記各相コイルに対して供給される前記電力を制御する制御部と、を備えたパワーステアリングシステムであって、
前記制御部は、一方の多相コイルへの電力供給を停止して、他方の多相コイルへの電力供給を同時に行う際に、前記電流に基づいて、前記電力供給線の不良を検出する、パワーステアリングシステムが提供される。
一態様によれば、電力供給ラインの信頼性を向上させたパワーステアリングシステムを提供することができる。
パワーステアリングシステムの構成例を示す図である。 3相巻線に対する通電制御の一例を示す図である。 3相巻線に対する通電制御の一例を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<パワーステアリングシステムの構成>
図1に、本実施の形態に係るパワーステアリングシステムの概略構成の一例を示す。パワーステアリングシステム100は、電源部110、ECU(電子制御装置)120、モータ130、等を含む。パワーステアリングシステム100は、二系統の電源、二系統のインバータ、二系統のモータを有する完全二重系であり、電源供給ラインは、二重の冗長構成を有している。パワーステアリングシステム100は、主に、コラム式、ラック式のパワーステアリングシステムに適用することが可能である。なお、本明細書において、電源、インバータ、モータにおけるそれぞれの組合せの単位を「系統」と呼ぶ。
電源部110は、第1電源系統111、第2電源系統112を含み、ECU120、モータ130へと電力を供給する。電源部110は、例えば、一方の電源系統が故障した場合、他方の電源系統からECU120、モータ130へと電力を供給する。
第1電源系統111は、HVバッテリ113(例えば、288Vの直流電源)、DCDCコンバータ114(例えば、12Vの直流電源)、等を含む。第2電源系統112は、バッテリ115(例えば、12Vの直流電源)、等を含む。第2電源系統112の電力供給性能は、第1電源系統111の電力供給性能と比較して低い。
ECU(制御部)120は、インバータ121(第1インバータ系統)、インバータ122(第2インバータ系統)、U相モータ系統切替リレー123、V相モータ系統切替リレー124、W相モータ系統切替リレー125、電源リレー201、電源リレー202、電源系統切替リレー203、等を含む。
インバータ121及びインバータ122は、電源部110の直流電流と、モータ130の交流電流との変換を行う電力交換装置であり、モータ130を駆動させる駆動装置でもある。例えば、インバータ121及びインバータ122は、エンジンの動力によりモータ130で発電する交流電流を、直流電流に変換して出力する(回生制御)。又、例えば、インバータ121及びインバータ122は、電源部110から供給される直流電流を、交流電流に変換してモータ130を駆動させる(力行制御)。
インバータ121は、電源リレー201を介して、第1電源系統111より電力が供給される。第1電源系統111からインバータ121への電力供給の遮断/非遮断は、電源リレー201により制御される。又、インバータ121は、電源リレー202、電源系統切替リレー203を介して、第2電源系統112より電力が供給される。第2電源系統112からインバータ121への電力供給の遮断/非遮断は、電源リレー202、電源系統切替リレー203により制御される。
インバータ122は、電源リレー202を介して、第2電源系統112より電力が供給される。第2電源系統112からインバータ122への電力供給の遮断/非遮断は、電源リレー202により制御される。又、インバータ122は、電源リレー201、電源系統切替リレー203を介して、第1電源系統111より電力が供給される。第1電源系統111からインバータ122への電力供給の遮断/非遮断は、電源リレー201、電源系統切替リレー203により制御される。
インバータ121及びインバータ122は、それぞれ電流モニタを含み、電源部110からモータ130への電力供給ライン(電力供給線)に流れる電流を検出する。例えば、電流モニタは、電源系統切替リレー203の遮断/非遮断を検出し、電源系統からインバータ系統への電力供給ラインに、電流が流れているか否かを検出する。又、例えば、電流モニタは、U相モータ系統切替リレー123の遮断/非遮断を検出し、インバータ系統からU相モータ系統への電力供給ラインに、電流が流れているか否かを検出する。又、例えば、電流モニタは、V相モータ系統切替リレー124の遮断/非遮断を検出し、インバータ系統からV相モータ系統への電力供給ラインに、電流が流れているか否かを検出する。又、例えば、電流モニタは、W相モータ系統切替リレー125の遮断/非遮断を検出し、インバータ系統からW相モータ系統への電力供給ラインに、電流が流れているか否かを検出する。
つまり、ECU120は、各インバータに含まれる電流モニタにより検出された各系統切替リレーの遮断/非遮断に基づいて、電力供給ラインに通電不良が発生しているか否か(例えば、電力供給ラインが断線しているか否か)を検出する。
モータ(多相交流モータ)130は、2組の多相コイル(第1の3相巻線131、第2の3相巻線132)、ステータ、ロータ、及びシャフト(図示せず)、等を含む。
第1の3相巻線131は、インバータ121に対応して設けられ、U相巻線131_(U−V−1)、V相巻線131_(V−W−1)、W相巻線131_(W−U−1)を含む3相コイルである。第1の3相巻線131の3相端末(ノードU1、ノードV1、ノードW1)と、第1の3相巻線131に対して供給される3相電力を制御するインバータ121とは、接続される。
第2の3相巻線132は、インバータ122に対応して設けられ、U相巻線132_(U−V−2)、V相巻線132_(V−W−2)、W相巻線132_(W−U−2)を含む3相コイルである。第2の3相巻線132の3相端末(ノードU2、ノードV2、ノードW2)と、第2の3相巻線132に対して供給される3相電力を制御するインバータ122とは、接続される。
ノードU1及びノードU2は、Uモータ系統切替リレー123と接続される。ノードV1及びノードV2は、Vモータ系統切替リレー124と接続される。ノードW1及びノードW2は、Wモータ系統切替リレー125と接続される。
例えば、U相巻線、V相巻線、W相巻線の何れかに、通電不良が発生していれば、U相モータ系統切替リレー123、V相モータ系統切替リレー124、W相モータ系統切替リレー125に、正常な電流が流れない。
例えば、U相巻線、V相巻線、W相巻線の全てに、通電不良が発生していなければ、U相モータ系統切替リレー123、V相モータ系統切替リレー124、W相モータ系統切替リレー125に、正常な電流が流れる。
ロータは、シャフトと共に回転する部材であり、表面に永久磁石が貼り付けられ、磁極を有する。ステータは、ロータを内部に収容しており、回転するロータを支持する。ステータは、径内方向へ所定角度毎に突出する突出部を有し、各突出部には各相コイルが巻回される。
本実施の形態に係るパワーステアリングシステム100によれば、ECU120により、第1の3相巻線131への電力供給を停止して、第2の3相巻線132の各相コイルへの電力供給を同時に行う(或いは各相コイル毎に電力供給を行う)際に、各系統切替リレーを流れる電流に基づいて、電力供給ラインの通電不良を検出する。これにより、直進走行中の(モータ130を回転させていない)車両に発生するモータ130の通電不良であっても、正確に検出することができるため、パワーステアリングシステム100における、電力供給ラインの信頼性を向上させることができる。
<通電制御の一例>
図2及び図3を用いて、第1の3相巻線131、第2の3相巻線132に対する通電制御の一例について説明する。図2及び図3に示す通電制御は、ECU120によって実行される。
図2は、車両が直進走行中に、ハンドル操作を行わず(モータ130に制御電流を流さず)、電力供給ラインの断線検出を行う場合の、ECU120による通電制御の様子を示している。この場合、インバータ122を、電力供給ラインの断線検出のみに利用する。
図3は、車両が直進走行中に、ハンドル操作を行い(モータ130に制御電流を流し)、電力供給ラインの断線検出を行う場合の、ECU120による通電制御の様子を示している。この場合、インバータ122を、モータ130の駆動制御及び電力供給ラインの断線検出の両方に利用する。
〈ハンドル操作中の場合〉
ハンドル操作中は、インバータ121により、第1の3相巻線131の各相コイル(U相巻線131_(U−V−1)、V相巻線131_(V−W−1)、W相巻線131_(W−U−1))を、順番に通電させ、モータ130を回転させる。
インバータ121は、ノードU1、ノードV1より、U相巻線131_(U−V−1)を通電させる。U相巻線131_(U−V−1)の通電終了と同時に、インバータ121は、ノードV1、ノードW1より、V相巻線131_(V−W−1)を通電させる。V相巻線131_(V−W−1)の通電終了と同時に、インバータ121は、ノードW1、ノードU1より、W相巻線131_(W−U−1)を通電させる。
ハンドル操作の停止(車両が直進走行へ移行する)に伴って、インバータ121は、第1の3相巻線131への電力供給を停止する。
〈断線検出中に、ハンドル操作を行わない場合〉
車両が直進走行中(断線検出中)に、ハンドル操作を行わない場合、インバータ122は、ノードU2、ノードV2より、U相巻線132_(U−V−2)を、ノードV2、ノードW2より、V相巻線132_(V−W−2)を、ノードW2、ノードU2より、W相巻線132_(W−U−2)を、同時に通電させ、モータ130を回転させない。
インバータ121及びインバータ122は、電源系統切替リレー203に電流が流れているか否かを検出する。電流が流れている(電源系統切替リレー203がオンとなる)場合、ECU120は、電源系統からインバータ系統への電力供給ラインは、断線しておらず、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(電源系統切替リレー203がオフとなる)場合、ECU120は、電源系統からインバータ系統への電力供給ラインは、断線しており、通電不良が発生していることを検出する。
同様に、インバータ121及びインバータ122は、U相モータ系統切替リレー123に電流が流れているか否かを検出する。電流が流れている(U相モータ系統切替リレー123がオンとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からU相巻線への電力供給ラインは、断線しておらず、U相巻線には、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(U相モータ系統切替リレー123がオフとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からU相巻線への電力供給ラインは、断線しており、U相巻線には、通電不良が発生していることを検出する。
同様に、インバータ121及びインバータ122は、V相モータ系統切替リレー124に電流が流れている否かを検出する。電流が流れている(V相モータ系統切替リレー124がオンとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からV相巻線への電力供給ラインは、断線しておらず、V相巻線には、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(V相モータ系統切替リレー124がオフとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からV相巻線への電力供給ラインは、断線しており、V相巻線には、通電不良が発生していることを検出する。
同様に、インバータ121及びインバータ122は、W相モータ系統切替リレー125に電流が流れている否かを検出する。電流が流れている(W相モータ系統切替リレー125がオンとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からW相巻線への電力供給ラインは、断線しておらず、V相巻線には、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(W相モータ系統切替リレー125がオフとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からW相巻線への電力供給ラインは、断線しており、W相巻線には、通電不良が発生していることを検出する。
上述のように、ECU120は、第2の3相巻線132の各相コイルを同時に通電させ、各インバータ内の電流モニタにて、各系統切替リレーがオンとなるかオフとなるかを検出することにより、電力供給ラインに通電不良が発生しているか否かを検出する。ECU120により電力供給ラインの通電不良が検出された場合には、速やかに、フェールセーフ処理を行うことで、パワーステアリングシステム100を搭載した車両の信頼性及び安全性を高めることができる。
なお、図2では、U相巻線132_(U−V−2)、V相巻線132_(V−W−2)、W相巻線132_(W−U−2)を、同時に通電させることにより、電力供給ラインの通電不良の検出を行っているが、各相巻線毎に通電させても良い。
例えば、U相巻線132_(U−V−2)のみを、通電させることにより、U相の通電不良を検出しても良い。又、例えば、V相巻線132_(V−W−2)のみを、通電させることにより、V相の通電不良を検出しても良い。又、例えば、W相巻線132_(W−U−2)のみを、通電させることにより、W相の通電不良を検出しても良い。いずれの場合であっても、ECU120は、モータ130を回転させずに、電力供給ラインの通電不良の検出を行うことがでる。
〈断線検出中に、ハンドル操作を行う場合〉
車両が直進走行中(断線検出中)に、ハンドル操作を行う場合、まず、インバータ122は、ノードU2、ノードV2より、U相巻線132_(U−V−2)を、ノードV2、ノードW2より、V相巻線132_(V−W−2)を、ノードW2、ノードU2より、W相巻線132_(W−U−2)を、同時に通電させ、モータ130を回転させない。そして、ハンドル操作が必要となった場合に、ハンドル操作に必要な電流を、嵩上げして、U相巻線132_(U−V−2)、V相巻線132_(V−W−2)、W相巻線132_(W−U−2)を、順番に通電させ、モータ130を回転させる。
インバータ121及びインバータ122は、電源系統切替リレー203に電流が流れているか否かを検出する。電流が流れている(電源系統切替リレー203がオンとなる)場合、ECU120は、電源系統からインバータ系統への電力供給ラインは、断線しておらず、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(電源系統切替リレー203がオフとなる)場合、ECU120は、電源系統からインバータ系統への電力供給ラインは、断線しており、通電不良が発生していることを検出する。
同様に、インバータ121及びインバータ122は、U相モータ系統切替リレー123に電流が流れているか否かを検出する。電流が流れている(U相モータ系統切替リレー123がオンとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からU相巻線への電力供給ラインは、断線しておらず、U相巻線には、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(U相モータ系統切替リレー123がオフとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からU相巻線への電力供給ラインは、断線しており、U相巻線には、通電不良が発生していることを検出する。更に、インバータ122は、ノードU2、ノードV2より、ハンドル操作に必要な電流を、嵩上げして、U相巻線132_(U−V−2)を通電させる。
同様に、インバータ121及びインバータ122は、V相モータ系統切替リレー124に電流が流れている否かを検出する。電流が流れている(V相モータ系統切替リレー124がオンとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からV相巻線への電力供給ラインは、断線しておらず、V相巻線には、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(V相モータ系統切替リレー124がオフとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からV相巻線への電力供給ラインは、断線しており、V相巻線には、通電不良が発生していることを検出する。更に、U相巻線132_(U−V−2)の通電終了と同時に、インバータ122は、ノードV2、ノードW2より、V相巻線132_(V−W−2)を通電させる。
同様に、インバータ121及びインバータ122は、W相モータ系統切替リレー125に電流が流れている否かを検出する。電流が流れている(W相モータ系統切替リレー125がオンとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からW相巻線への電力供給ラインは、断線しておらず、V相巻線には、通電不良が発生していないことを検出する。電流が流れていない(W相モータ系統切替リレー125がオフとなる)場合、ECU120は、インバータ系統からW相巻線への電力供給ラインは、断線しており、W相巻線には、通電不良が発生していることを検出する。更に、V相巻線132_(V−W−2)の通電終了と同時に、インバータ122は、ノードW2、ノードU2より、W相巻線132_(W−U−2)を通電させる。
上述のように、ECU120は、第2の3相巻線132の各相コイルを同時に通電させ、各インバータ内の電流モニタにて、各系統切替リレーがオンとなるかオフとなるかを検出することにより、電力供給ラインに通電不良が発生しているか否かを検出する。そして、断線検出中に、ハンドル操作が必要となった場合には、更に、各相コイルを通電させ、モータ130を回転させることで、断線検出と同時にハンドル操作を行うことができる。
なお、多相コイルの通電制御としては、図2及び図3とは、逆の制御を行っても良い。例えば、第2の3相巻線132への電力供給を停止し、第1の3相巻線131の各相コイルを同時に通電させても良い。少なくとも、パワーステアリングシステムにおいて、電力供給ラインの信頼性を向上させることができれば、多相コイルへの通電の順序は特に限定されない。
又、例えば、モータ130内部の2系統の3相巻線の巻線構造、モータ内部の熱バランス等を考慮して、各相コイルへの通電を行うことも可能である。
上述の通電制御によれば、二つの多相コイルへの電力供給を工夫して、電力供給ラインに流れる電流を検出することで、車両が直進走行中であっても、電力供給ラインに通電不良が発生しているか否かを検出できる。又、車両が直進走行中にハンドル操作を行わない場合であっても、車両が直進走行中にハンドル操作を行う場合であっても、通常制御に影響を与えることなく、精度の高い断線検出を行うことができる。従って、パワーステアリングシステム100における電力供給ラインの信頼性を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 パワーステアリングシステム
110 電源部
111 第1電源系統(電源)
112 第2電源系統(電源)
120 ECU(制御部)
121 インバータ
122 インバータ
130 モータ
131 第1の3相巻線(多相コイル)
132 第2の3相巻線(多相コイル)

Claims (1)

  1. 二つの多相コイルを含むモータと、二つの電源を含み、前記モータの各相コイルへと電力を供給する電源部と、前記多相コイルに対応して設けられ、前記電源部から前記モータへの電力供給線に流れる電流を検出するインバータを含み、前記各相コイルに対して供給される前記電力を制御する制御部と、を備えたパワーステアリングシステムであって、
    前記制御部は、一方の多相コイルへの電力供給を停止して、他方の多相コイルへの電力供給を同時に行う際に、前記電流に基づいて、前記電力供給線の不良を検出する、パワーステアリングシステム。
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