JP2013031331A - 電動モータおよび電動モータ制御装置 - Google Patents

電動モータおよび電動モータ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の駆動系統のそれぞれに故障が発生しているときにロータを回転させることが可能な電動モータ、および同モータを制御する電動モータ制御装置を提供する。
【解決手段】電動モータ10は、3相の巻線31〜33を有する第1界磁部と、3相の巻線61〜63を有する第2界磁部と、第1界磁部の第1中性点34と第2界磁部の第2中性点64との接続状態を切り替える中性点接続部21とを備える。制御装置20は、第1界磁部の各巻線31〜33の状態および第2界磁部の各巻線61〜63の状態に応じて中性点接続部21の接続状態を制御する。例えば、第1界磁部のU相およびV相に短絡故障が発生し、かつ第2界磁部のU相およびV相が使用可能なとき、中性点接続部21により第1界磁部と第2界磁部とを連結し、第1界磁部のW相と第2界磁部のU相およびV相とによりロータ14を回転させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、2相以上の巻線を含む界磁手段を複数備える電動モータ、および同モータを制御する電動モータ制御装置に関する。
特許文献1に記載のシステムは、2つの駆動系統を有する電動モータを備える。このシステムでは、一方の駆動系統の巻線が断線したとき、他方の駆動系統を用いてロータを回転させる。
特開2004−56857号公報
上記システムにおいては、2つの駆動系統の巻線がそれぞれ断線する故障、2つの駆動系統のスイッチング素子が短絡する故障、または2つの駆動系統のスイッチング素子が常時開放状態になる故障が発生した場合、ロータを回転させることができない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の駆動系統のそれぞれに故障が発生しているときにロータを回転させることが可能な電動モータ、および同モータを制御する電動モータ制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための手段を以下に記載する。
(1)第1の手段は、請求項1に記載の発明すなわち、2相以上の巻線を含む界磁手段を複数備える電動モータにおいて、前記複数の界磁手段のうちの1つの界磁手段の中性点と、前記複数の界磁手段のうちの別の1つの界磁手段の中性点との接続状態を切り替える切替手段を備えることを要旨とする。
この発明によれば、1つの界磁手段および別の1つの界磁手段のそれぞれの巻線に故障が生じているとき、これらの界磁手段の中性点を互いに接続することにより、各界磁手段の使用可能な巻線を組み合わせてロータを回転させることが可能になる。
(2)第2の手段は、請求項2に記載の発明すなわち、請求項1に記載の電動モータにおいて、前記1つの界磁手段の巻線および前記別の1つの界磁手段の巻線は、同相の電流が流れる導線が、コアの中心軸方向と平行な方向に並べて束ねられた状態で巻回されていることを要旨とする。
この発明によれば、同相の電流が流れる導線が各別のコアに巻回される構成と比較して、1つの界磁手段により生じる磁力の大きさと別の1つの界磁手段により生じる磁力の大きさとの差が大きくなることが抑制される。
(3)第3の手段は、請求項3に記載の発明すなわち、請求項1または2に記載の電動モータにおいて、前記複数の界磁手段の巻線のそれぞれと電源との接続および切断を切り替える切断手段を備えることを要旨とする。
この発明によれば、複数の界磁手段のそれぞれの巻線の少なくとも1つの巻線に故障が生じているとき、切断手段により同巻線と電源との電気的な接続を切断することが可能となる。このため、故障が生じている巻線に電流が流れることを抑制することができる。
(4)第4の手段は、請求項4に記載の発明すなわち、電動モータを制御する電動モータ制御装置において、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動モータを制御し、前記複数の界磁手段の巻線の状態に応じて、前記切替手段により前記中性点を接続することを要旨とする。
この発明によれば、1つの界磁手段および別の1つの界磁手段のそれぞれの中性点を切替手段により互いに接続するため、各界磁手段の使用可能な巻線を組み合わせてロータを回転させることが可能になる。
(5)第5の手段は、請求項5に記載の発明すなわち、請求項4に記載の電動モータ制御装置において、前記1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用可能、かつ前記別の1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用不可のとき、前記切替手段により前記中性点を接続することを要旨とする。
この発明によれば、1つの界磁手段および別の1つの界磁手段のそれぞれにおいて少なくとも1相の巻線が使用不可の状態にあるとき、これらの界磁手段の中性点を互いに接続する。このため、各界磁手段の使用可能な巻線を組み合わせてロータを回転させることが可能になる。
(6)第6の手段は、請求項6に記載の発明すなわち、請求項4または5に記載の電動モータ制御装置において、前記1つの界磁手段および前記別の1つの界磁手段がそれぞれ3相の巻線を備え、前記1つの界磁手段において2相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において残りの1相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用可能な場合、前記1つの界磁手段において使用可能な前記2相の巻線をそれぞれ使用可能巻線Aおよび使用可能巻線Bとし、前記1つの界磁手段において使用不可の前記1相の巻線を使用不可巻線とし、前記別の1つの界磁手段において使用可能な巻線のうちの前記使用不可巻線と同相の巻線を使用可能巻線Cとして、前記使用可能巻線A、前記使用可能巻線B、および前記使用可能巻線Cを用いて、前記切替手段により前記中性点を接続し、前記電動モータのロータを回転させることを要旨とする。
この発明によれば、3相の巻線をそれぞれ有する界磁手段を複数備える電動モータにおいて、複数の界磁手段のうちの1つの界磁手段の2相の巻線が使用不可となるとき、中性点の接続によりロータを回転させることができる。
(7)第7の手段は、請求項7に記載の発明すなわち、請求項4〜6のいずれか一項に記載の記載の電動モータ制御装置において、前記1つの界磁手段および前記別の1つの界磁手段がそれぞれ3相の巻線を備え、前記1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において残りの2相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記別の1つの界磁手段において残りの2相の巻線が使用不可、かつ前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線と、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線とが異相の場合、前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Dとし、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Eとし、前記使用可能巻線Dおよび前記使用可能巻線Eを用いて、前記切替手段により前記中性点を接続し、前記電動モータのロータを回転させることを要旨とする。
この発明によれば、3相の巻線をそれぞれ有する界磁手段を複数備える電動モータにおいて、複数の界磁手段のうちの2つの界磁手段のそれぞれにおいて2相の巻線が使用不可となるとき、中性点の接続によりロータを回転させることができる。
(8)第8の手段は、請求項8に記載の発明すなわち、請求項4または5に記載の電動モータ制御装置において、前記1つの界磁手段および前記別の1つの界磁手段がそれぞれ2相の巻線を備え、前記1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において残りの1相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記別の1つの界磁手段において残りの1相の巻線が使用不可、かつ前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線と、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線とが異相の場合、前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Fとし、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Gとし、前記使用可能巻線Fおよび前記使用可能巻線Gを用いて、前記切替手段により前記中性点を接続し、前記電動モータのロータを回転させることを要旨とする。
この発明によれば、2相の巻線をそれぞれ有する界磁手段を複数備える電動モータにおいて、複数の界磁手段のうちの2つの界磁手段のそれぞれにおいて互いに異なる1相が使用不可となる故障が生じたとき、中性点の接続によりロータを回転させることができる。
本発明によれば、複数の駆動系統のそれぞれに故障が発生しているときにロータを回転させることが可能な電動モータ、および同モータを制御する電動モータ制御装置を提供することができる。
本発明の一実施形態の電動モータ装置について、その全体構造を示すブロック図。 同実施形態の電動モータについて、その回路の構成を示す模式図。 同実施形態の巻線の断面図。 同実施形態の駆動装置について、その回路の構成を示す模式図。 同実施形態の電動モータ装置について、駆動装置および電動モータに含まれる回路の模式図。 同実施形態の電動モータについて、故障の種類および駆動モードを示す図。 同実施形態の電動モータ装置について、連結3相モードで電動モータを駆動するときの回路の一例を示す模式図。 同実施形態の電動モータ装置について、連結2相モードで電動モータを駆動するときの回路の一例を示す模式図。 同実施形態の制御装置により行われる電動モータ制御処理の手順を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態の巻線について、その変形例を示す断面図。 本発明の他の実施形態の巻線について、その変形例を示す断面図。 同実施形態の電動モータについて、その回路の構成の変形例を示す模式図。
(第1実施形態)
図1を参照して、電動モータ装置1の制御構成について説明する。
電動モータ装置1は、電動モータ10、制御装置20、直流電源28、第1駆動装置40、第1電流センサ50、第2駆動装置70、および第2電流センサ80を有する。第1駆動装置40および第1電流センサ50は、第1駆動系統30が有する。第2駆動装置70および第2電流センサ80は、第2駆動系統60が有する。
電動モータ10は、3相誘導モータである。制御装置20は、電動モータ10、第1駆動装置40、第1電流センサ50、第2駆動装置70、および第2電流センサ80に接続されている。第1駆動装置40は、3相交流電力を電動モータ10に供給する。第1電流センサ50は、第1駆動装置40から供給される3相交流電力の各相の相電流をそれぞれ検出する。第2駆動装置70は、3相交流電力を電動モータ10に供給する。第2電流センサ80は、第2駆動装置70から供給される3相交流電力の各相の相電流をそれぞれ検出する。直流電源28は、第1駆動装置40および第2駆動装置70に直流電力を供給する。
図2を参照して、電動モータ10の構成について説明する。
電動モータ10には、U相ティース11、V相ティース12、W相ティース13、ロータ14、中性点接続部21、第1U相接続部22、第1V相接続部23、第1W相接続部24、第2U相接続部25、第2V相接続部26、および第2W相接続部27が設けられている。
U相ティース11は、円筒形状をなしている。U相ティース11には、第1駆動系統30の第1U相巻線31と、第2駆動系統60の第2U相巻線61とが巻回されている。V相ティース12は、円筒形状をなしている。V相ティース12は、第1駆動系統30の第1V相巻線32と、第2駆動系統60の第2V相巻線62とが巻回されている。W相ティース13は、円筒形状をなしている。W相ティース13は、第1駆動系統30の第1W相巻線33と、第2駆動系統60の第2W相巻線63とが巻回されている。
以下の説明では、第1U相巻線31、第1V相巻線32、および第1W相巻線33の総称として第1界磁部を用いる。また、第1界磁部の3つの巻線の中性点を第1中性点34と称する。また、第2U相巻線61、第2V相巻線62、および第2W相巻線63の総称として第2界磁部と称する。また、第2界磁部の3つの巻線の中性点を第2中性点64と称する。
なお、第1界磁部が1つの界磁手段に相当する場合、第2界磁部は別の1つの界磁手段に相当する。また、第2界磁部が1つの界磁手段に相当する場合、第1界磁部は別の1つの界磁手段に相当する。
中性点接続部21は、第1中性点34と第2中性点64との接続状態を制御装置20から与えられる指示に応じて切り替える。これにより、第1駆動系統30および第2駆動系統60が連結または切断される。
第1U相接続部22は、制御装置20からの指示に応じて、第1駆動装置40と第1U相巻線31とを接続または切断する。第1V相接続部23は、第1駆動装置40と第1V相巻線32とを制御装置20からの指示に応じて接続または切断する。第1W相接続部24は、第1駆動装置40と第1W相巻線33とを制御装置20からの指示に応じて接続または切断する。
第2U相接続部25は、第2駆動装置70と第2U相巻線61とを、制御装置20からの指示に応じて接続または切断する。第2V相接続部26は、第2駆動装置70と第2V相巻線62とを、制御装置20からの指示に応じて接続または切断する。第2W相接続部27は、第2駆動装置70と第2W相巻線63とを、制御装置20からの指示に応じて接続または切断する。
図3を参照して、電動モータ10の巻線の構造について説明する。
第1U相巻線31および第2U相巻線61は、U相ティース11の中心軸方向と平行な方向に並べて束ねられた状態でU相ティース11に巻回されている。第1V相巻線32および第2V相巻線62も同様にV相ティース12に巻回されている。第1W相巻線33および第2W相巻線63も同様にW相ティース13に巻回されている。
図4を参照して、第1駆動装置40および第2駆動装置70の構成について説明する。
第1駆動装置40は、3相インバータ回路としての第1インバータ回路41、第1インバータ回路制御部42、および第1FET電圧センサ43を有する。
第1インバータ回路41は、第1U相ハイサイドFET44、第1U相ローサイドFET45、第1V相ハイサイドFET46、第1V相ローサイドFET47、第1W相ハイサイドFET48、および第1W相ローサイドFET49を有する。以下では第1U相ハイサイドFET44、第1U相ローサイドFET45、第1V相ハイサイドFET46、第1V相ローサイドFET47、第1W相ハイサイドFET48、および第1W相ローサイドFET49のそれぞれの総称として第1FETと称する。
第1インバータ回路制御部42は、第1FETのそれぞれと、制御装置20とに接続されている。第1FET電圧センサ43は、第1FETのそれぞれのドレイン電圧を検出する。
第2駆動装置70は、3相インバータ回路としての第2インバータ回路71、第2インバータ回路制御部72、および第2FET電圧センサ73を有する。
第2インバータ回路71は、第2U相ハイサイドFET74、第2U相ローサイドFET75、第2V相ハイサイドFET76、第2V相ローサイドFET77、第2W相ハイサイドFET78、および第2W相ローサイドFET79を有する。以下では、第2U相ハイサイドFET74、第2U相ローサイドFET75、第2V相ハイサイドFET76、第2V相ローサイドFET77、第2W相ハイサイドFET78、および第2W相ローサイドFET79のそれぞれの総称として第2FETと称する。
第2インバータ回路制御部72は、第2FETのそれぞれと、制御装置20とに接続されている。第2FET電圧センサ73は、第2FETのそれぞれのドレイン電圧を検出する。
図5を参照して、電動モータ10を駆動するための回路構成について説明する。
第1駆動系統30は、第1U相ハイサイドFET44、第1U相ローサイドFET45、第1U相接続部22、および第1U相巻線31を含む第1U相回路91を有する。また、第1駆動系統30は、第1V相ハイサイドFET46、第1V相ローサイドFET47、第1V相接続部23、および第1V相巻線32を含む第1V相回路92を有する。また、第1駆動系統30は、第1W相ハイサイドFET48、第1W相ローサイドFET49、第1W相接続部24、および第1W相巻線33を含む第1W相回路93を有する。
第2駆動系統60は、第2U相ハイサイドFET74、第2U相ローサイドFET75、第2U相接続部25、および第2U相巻線61を含む第2U相回路94を有する。また、第2駆動系統60は、第2V相ハイサイドFET76、第2V相ローサイドFET77、第2V相接続部26、および第2V相巻線62を含む第2V相回路95を有する。また、第2駆動系統60は、第2W相ハイサイドFET78、第2W相ローサイドFET79、第2W相接続部27、および第2W相巻線63を含む第2W相回路96を有する。
第1駆動装置40の動作について説明する。
第1インバータ回路制御部42は、制御装置20によって生成される第1制御信号Saに応じて、第1インバータ回路41の第1FETの開閉状態をそれぞれ切り替えることにより、第1界磁部のU相、V相、およびW相それぞれの通電状態を制御する。これにより、第1駆動装置40は、直流電源28から供給される直流電力を、制御装置20によって計算された大きさの3相交流電力に変換して第1界磁部に供給できる。
第2駆動装置70の動作について説明する。
第2インバータ回路制御部72は、制御装置20によって生成される第2制御信号Sbに応じて、第2インバータ回路71の第2FETの開閉状態をそれぞれ切り替え、第2界磁部のU相、V相、およびW相それぞれの通電状態を制御する。これにより、第2駆動装置70は、直流電源28から供給される直流電力を、制御装置20によって計算された大きさの3相交流電力に変換して第2界磁部に供給できる。
制御装置20による電動モータ10の制御方法について説明する。
制御装置20は、ロータ14の回転トルクτが目標トルクτsとなるように、目標トルクτsに応じて電動モータ10に供給するモータ電流Imを計算する。第1電流センサ50および第2電流センサ80による電流の検出結果とモータ電流Imとが比較される。この比較結果に基づき、電動モータ10に供給される3相交流電流の合計がモータ電流Imとなるように、第1制御信号Saおよび第2制御信号Sbの少なくとも一方が生成される。第1制御信号Saは、第1インバータ回路41の第1FETそれぞれの開閉状態のタイミングを規定するデューティ比を示す。第2制御信号Sbは、第2インバータ回路71の第2FETそれぞれの開閉状態のタイミングを規定するデューティ比を示す。
制御装置20は、第1駆動系統30のU相について断線故障の判定、短絡故障の判定、および開放故障の判定をする。制御装置20による第1駆動系統30のU相の断線故障の判定方法について説明する。
制御装置20は、第1電流センサ50によるU相の相電流の検出結果に基づいて第1U相巻線31の断線故障および開放故障を判定する。ロータ14を回転させるときには、第1制御信号Saが制御装置20により生成され、第1界磁部のU相の通電状態がそれぞれ逐次切り替えられる。つまり、制御装置20が、ロータ14を回転させているときには、第1U相巻線31に流れる相電流は変化を繰り返す。ロータ14を回転させているにも関わらず、第1U相巻線31に流れる相電流が常に「0」となるとき、第1駆動系統30のU相が断線故障していることが制御装置20により判定される。
また、ロータ14を回転させているときに、第1U相ハイサイドFET44を閉状態にするタイミングで第1U相巻線31に流れる相電流が常に「0」となり、他のタイミングで第1U相巻線31に相電流が流れるとき、第1駆動系統30のU相が開放故障していることが制御装置20により判定される。
制御装置20による第1駆動系統30のU相の短絡故障の判定方法について説明する。
制御装置20は、第1FET電圧センサ43によるドレイン電圧の検出結果に基づいて、第1U相ハイサイドFET44および第1U相ローサイドFET45の短絡故障を判定する。ロータ14が回転するように第1制御信号Saを生成しているときに、ドレイン電圧の変化しないFETが短絡故障しているFETとして制御装置20により判定される。
制御装置20は、第1駆動系統30のV相およびW相についても、U相の断線故障、短絡故障、および開放故障のそれぞれの判定方法と同様の方法を用いて断線故障、短絡故障、および開放故障をそれぞれ判定する。また、制御装置20は、第1駆動系統30の各相の断線故障、短絡故障、および開放故障のそれぞれの判定方法と同様の方法を用いて、第2駆動系統60の各相の断線故障、短絡故障、および開放故障について判定する。
制御装置20は、第1駆動系統30のU相について、断線故障、開放故障、および短絡故障の少なくともいずれか1つを判定したとき、第1U相巻線31が使用不可であると判定する。制御装置20は、第1駆動系統30のV相についても、断線故障、開放故障、および短絡故障の少なくともいずれか1つを判定したとき、第1V相巻線32が使用不可であると判定する。制御装置20は、第1駆動系統30のW相についても、断線故障、開放故障、および短絡故障の少なくともいずれか1つを判定したとき、第1W相巻線33が使用不可であると判定する。第2駆動系統60の各相についても同様に、断線故障、開放故障、および短絡故障の少なくともいずれか1つが判定された相に対応する巻線が使用不可であると判定される。
図6を参照して、故障の種類および駆動モードについて説明する。
故障の種類と駆動モードと中性点接続部21の接続状態とを対応させて示す表が、図6に示される。
制御装置20は、使用不可の巻線と使用可能な巻線との判定結果に応じて故障の種類を判定する。故障の種類は、使用可能な巻線および使用不可の巻線の判定結果に応じてフェイル(I)〜フェイル(VII)の7種類に分類される。
フェイル(I)は、第1駆動系統30の巻線の少なくとも1つが使用不可と判定された場合である。フェイル(II)は、第2駆動系統60の巻線の少なくとも1つが使用不可と判定された場合である。フェイル(III)は、第1駆動系統30の第1U相巻線31〜第1W相巻線33のうちいずれか1つが使用不可と判定され、かつ第2駆動系統60の第2U相巻線61〜第2W相巻線63のうちいずれか1つが使用不可と判定され、かつ使用不可と判定された巻線が互いに同じ相の巻線の場合である。
フェイル(IV)は、第1駆動系統30および第2駆動系統60のうちのいずれか一方の2つの巻線が使用不可と判定され、かつ他方の1つの巻線が使用不可と判定され、一方の2つの使用不可の巻線のいずれかと他方の1つの使用不可の巻線とが互いに同じ相の巻線の場合である。
フェイル(V)は、第1駆動系統30および第2駆動系統60のそれぞれの1つの巻線が使用不可と判定され、かつこれらの巻線が互いに異なる相の場合である。
フェイル(VI)は、第1駆動系統30および第2駆動系統60のうちのいずれか一方の2つの巻線が使用不可と判定され、かつ他方の1つの巻線が使用不可と判定され、一方の2つの使用不可の巻線のそれぞれと他方の1つの使用不可の巻線とが互いに異なる相の巻線の場合である。
フェイル(VII)は、第1駆動系統30および第2駆動系統60のそれぞれの2つの巻線が使用不可と判定され、それぞれの使用不可の2つの巻線のうちの1つが互いに異なる相の巻線の場合である。
図6に示されるように故障の種類に対応する駆動モードは6つある。フェイル(I)に対応する第2駆動系統モードは、第2駆動系統60のみを用いて電動モータ10を駆動する。フェイル(I)は、第2駆動系統60の第2U相巻線61〜第2W相巻線63が使用可能な場合のため、第2駆動系統60のみを用いることにより電動モータ10を3相駆動できる。
フェイル(II)に対応する第1駆動系統モードは、第1駆動系統30のみを用いて電動モータ10を駆動する。フェイル(II)は、第1駆動系統30の第1U相巻線31〜第1W相巻線33が使用可能な場合のため、第1駆動系統30のみを用いることにより電動モータ10を正常に駆動できる。
フェイル(III)に対応する非連結2相モードは、第1駆動系統30および第2駆動系統60のそれぞれにおいて使用可能な2つ巻線を用いて電動モータ10を駆動する。フェイル(III)は、第1駆動系統30および第2駆動系統60それぞれにおいて互いに同じ相の2つの巻線が使用可能な場合のため、それぞれの駆動系統において使用可能な2つの巻線を用いることにより、電動モータ10を2相駆動できる。
フェイル(IV)に対応する単一2相モードは、第1駆動系統30および第2駆動系統60のいずれかの2相を用いて電動モータ10を駆動する。フェイル(IV)は、第1駆動系統30および第2駆動系統60のいずれかの2つの巻線が使用可能である。このため、使用可能な2つの巻線を有する駆動系統を用いれば電動モータ10を2相駆動できる。
フェイル(V)およびフェイル(VI)に対応する連結3相モードは、第1中性点34および第2中性点64を接続して電動モータ10を3相駆動する。フェイル(V)およびフェイル(VI)は、U相、V相、およびW相のそれぞれに対応する使用可能な巻線が、第1駆動系統30および第2駆動系統60のいずれかに存在し、少なくとも1つの使用可能な巻線を、他の2つの使用可能な巻線を有する駆動系統とは別の駆動系統が有する場合である。このため、第1駆動系統30および第2駆動系統60を連結することにより、両方の駆動系統のいずれかに存在するU相、V相、およびW相の使用可能な巻線を用いて電動モータ10を3相駆動できる。なお、連結3相モードにおいて用いられる3つの使用可能な巻線は、それぞれ使用可能巻線A、使用可能巻線B、および使用可能巻線Cに相当する。
フェイル(VII)に対応する連結2相モードは、第1駆動系統30および第2駆動系統60を連結して電動モータ10を2相で駆動する。フェイル(VII)は、U相、V相、およびW相のうちの互いに異なる相の巻線を、第1駆動系統30および第2駆動系統60がそれぞれ有する場合である。このため、第1駆動系統30および第2駆動系統60を連結することにより、U相、V相、およびW相のうち使用可能な2つの相の巻線を用いて電動モータ10を2相駆動できる。
なお、第1U相巻線31〜第1W相巻線33および第2U相巻線61〜第2W相巻線63の全てが使用可能な場合に対応する駆動モードは、第1駆動系統30および第2駆動系統60を切断して電動モータ10を3相駆動する非連結3相モードである。
制御装置20による各駆動モードでの制御方法について説明する。
制御装置20は、非連結3相モードで電動モータ10を駆動するとき、中性点接続部21を切断状態に切り替えることにより、第1駆動系統30と第2駆動系統60とを非連結の状態に維持する。これにより、正常な状態にある第1駆動装置40および第2駆動装置70が電動モータ10の駆動に用いられる。なお、制御装置20は、電源が投入された直後などの初期状態において駆動モードの選択をしていない場合に、非連結3相モードで電動モータ10を駆動する。
制御装置20は、第2駆動系統モードで電動モータ10を駆動するとき、第2駆動装置70から電動モータ10にモータ電流Imの3相交流電流を供給するための第2制御信号Sbを生成する。また、第1制御信号Saの生成を停止する。また、中性点接続部21の状態として切断状態を選択することにより、第1駆動系統30と第2駆動系統60とを非連結の状態に維持する。これにより、第1駆動系統30および第2駆動系統60のうちの正常な状態にある第2駆動系統60のみが電動モータ10の駆動に用いられる。また、第2駆動系統60の3相への通電により電動モータ10が駆動される。
制御装置20は、第1駆動系統モードで電動モータ10を駆動するとき、第1駆動装置40から電動モータ10にモータ電流Imの3相交流電流を供給するための第1制御信号Saを生成する。また、第2制御信号Sbの生成を停止する。また、中性点接続部21を切断状態に切り替えることにより、第1駆動系統30と第2駆動系統60とを非連結の状態に維持する。これにより、第1駆動系統30および第2駆動系統60のうちの正常な状態にある第1駆動系統30のみが電動モータ10の駆動に用いられる。また、第1駆動系統30の3相への通電により電動モータ10が駆動される。
制御装置20は、非連結2相モードで電動モータ10を駆動するとき、第1駆動系統30を用いて電動モータ10を3相駆動する場合と同じタイミングで、第1FETのうち正常な2相に対応するFETの開閉状態を切り替える第1制御信号Saを生成する。また、制御装置20は、第2駆動系統60を用いて電動モータ10を3相駆動する場合と同じタイミングで、第2FETのうち正常な2相に対応するFETの開閉状態を切り替える第2制御信号Sbを生成する。また、中性点接続部21を切断状態に切り替え、第1駆動系統30および第2駆動系統60を非連結の状態に維持する。これにより、第1駆動系統30および第2駆動系統60が電動モータ10の駆動に用いられる。また、第1駆動系統30および第2駆動系統60の正常な2相への通電により電動モータ10が駆動される。
制御装置20は、単一2相モードで電動モータ10を駆動するとき、第1駆動系統30および第2駆動系統60のうち正常な相が2相存在する駆動系統のみを用いる。制御装置20は、第1駆動系統30を用いる場合、第1駆動系統30を用いて電動モータ10を3相駆動する場合と同じタイミングで、第1FETのうち正常な2相に対応するFETの開閉状態を切り替える第1制御信号Saを生成する。また、第2制御信号Sbの生成を停止する。一方、制御装置20は、第2駆動系統60を用いる場合、第2駆動系統60を用いて電動モータ10を3相駆動する場合と同じタイミングで、第2FETのうち正常な2相に対応するFETの開閉状態を切り替える第2制御信号Sbを生成する。また、第1制御信号Saの生成を停止する。また、中性点接続部21を切断状態に切り替え、第1駆動系統30および第2駆動系統60を非連結の状態に維持する。これにより、第1駆動系統30および第2駆動系統60のうちの正常な2相を有する駆動系統が電動モータ10の駆動に用いられる。また、第1駆動系統30および第2駆動系統60のうちの正常な2相への通電により電動モータ10が駆動される。
制御装置20が、連結3相モードで電動モータ10を駆動するときの動作について説明する。
例えば、図5に示す第1V相回路92、第1W相回路93、および第2U相回路94において故障が生じたものとする。この場合、制御装置20は、図5に示す第1U相回路91、第2V相回路95、および第2W相回路96を、連結3相モードで用いる回路として決定する。
制御装置20は、図5に示す第1U相接続部22〜第1W相接続部24および第2U相接続部25〜第2W相接続部27のうち、連結3相モードで用いる回路として決定された回路に含まれる接続部のみを接続状態にし、他の接続部を切断状態にする。そして制御装置20は、中性点接続部21を接続し、第1駆動系統30および第2駆動系統60を連結する。これにより、図7に示すように、第1U相回路91、第2V相回路95、および第2W相回路96からなる新たな3相回路が形成される。
制御装置20は、新たな3相回路のU相、V相、およびW相の各FETの開閉状態を、非連結3相モードで電動モータ10を駆動するときと同じタイミングで、それぞれ切り替える第1制御信号Saおよび第2制御信号Sbを生成する。このときに生成される第1制御信号Saは、第1U相ハイサイドFET44および第1U相ローサイドFET45のみの接続状態を切り替える信号として生成される。また、このときに生成される第2制御信号Sbは、第2V相ハイサイドFET76〜第2W相ローサイドFET79のみの接続状態をそれぞれ切り替える信号として生成される。このように、接続状態を切り替えるFETを限ることにより、短絡故障が生じている相の回路に含まれるFETの接続状態が切り替えられて直流電源28が短絡することが抑制される。
連結2相モードで電動モータ10を駆動するときの制御装置20の動作について説明する。
例えば、図5に示す第1V相回路92、第1W相回路93、第2U相回路94、および第2V相回路95において故障が生じたものとする。この場合、制御装置20は、図5に示す第1U相回路91および第2W相回路96を、連結2相モードで用いるものとして決定する。
制御装置20は、図5に示す第1U相接続部22〜第1W相接続部24および第2U相接続部25〜第2W相接続部27のうち、連結2相モードで用いる回路に含まれる接続部のみを接続状態にし、他の接続部を切断状態にする。そして、制御装置20は、中性点接続部21を接続し、第1駆動系統30および第2駆動系統60を連結する。これにより、図8に示すように、第1U相回路91および第2W相回路96からなる新たな2相回路が形成される。
制御装置20は、新たな2相回路に含まれる各FETの接続状態を、非連結2相モードで電動モータ10を駆動するときと同じタイミングで、それぞれ切り替える第1制御信号Saおよび第2制御信号Sbを生成する。図8に示す2相回路を用いる場合、制御装置20によって生成される第1制御信号Saは、第1U相ハイサイドFET44および第1U相ローサイドFET45のみの接続状態を切り替える信号として生成される。また、図8に示す2相回路を用いる場合、制御装置20によって生成される第2制御信号Sbは、第2W相ハイサイドFET78および第2W相ローサイドFET79のみの接続状態をそれぞれ切り替える信号として生成される。
図9を参照して、制御装置20の処理動作の流れについて具体的に説明する。図9は、電源が投入されたときに制御装置20が所定のプログラムを読み込むことによって実行する処理動作の流れを示している。
ステップS11では、目標トルクτsを取得し、モータ電流Imを計算する。
ステップS12では、駆動モードに応じて第1制御信号Saおよび第2制御信号Sbの少なくとも一方を生成する。制御装置20は、ステップS12の処理をするときに、既に駆動モードを選択済みである場合には、選択した駆動モードに応じて第1制御信号Saおよび第2制御信号Sbの少なくとも一方を生成する。一方、制御装置20は、図9に示す処理の開始直後であってステップS12の処理をするときに、駆動モードを選択していない場合、非連結3相モードで動作し、第1制御信号Saおよび第2制御信号Sbをそれぞれ生成する。
ステップS13では、第1駆動系統30および第2駆動系統60のそれぞれにおいて断線故障が生じている相を判定する。
ステップS14では、第1駆動系統30および第2駆動系統60のそれぞれにおいて短絡故障が生じている相を判定する。
ステップ15では、第1駆動系統30および第2駆動系統60のそれぞれにおいて開放故障が生じている相を判定する。
ステップS16では、ステップS13〜ステップS15の故障の判定結果に基づいて電動モータ10の駆動が不可能か否かを判定する。第1駆動系統30および第2駆動系統60の両方でそれぞれ2つの巻線が使用不可であり、かつこれらの巻線がそれぞれ互いに同じ相の巻線の場合、電動モータ10の駆動が不可能であると判定される。また、第1U相巻線31〜第1W相巻線33および第2U相巻線61〜第2W相巻線63の全てが故障した場合にも、電動モータ10の駆動が不可能であると判定される。
ステップS16において肯定判定したとき、ステップS23では、第1制御信号Saおよび第2制御信号Sbの生成を停止する。
ステップS16において否定判定したとき、ステップS17では、ステップS13〜ステップS15の故障の判定結果に基づいて第1駆動系統30および第2駆動系統60の全ての巻線が使用可能であるか否かを判定する。
ステップS17において肯定判定したとき、ステップS19では、非連結3相モードを選択し、ステップS11から処理を繰り返す。
ステップS17において否定判定したとき、ステップS18では、ステップS13〜ステップS15の判定結果に基づいて駆動モードを選択する。
ステップS20では、ステップS18の選択結果に基づき第1駆動系統30および第2駆動系統60を連結する必要があるか否かを判定する。
ステップ20において肯定判定したとき、ステップS21では、中性点接続部21を接続状態に切り替える。ステップS20において否定判定したとき、ステップS22では、中性点接続部21を切断状態に切り替える。
(実施形態の効果)
本実施形態の電動モータ装置1によれば以下の効果が得られる。
(1)電動モータ10は、2相以上の巻線を含む第1界磁部および第2界磁部を備え、第1界磁部の第1中性点34と、第2界磁部の第2中性点64との接続状態を切り替える中性点接続部21を備える。
この構成によれば、第1界磁部および第2界磁部のそれぞれの巻線に故障が生じているとき、第1中性点34および第2中性点64を接続することにより、各界磁部の使用可能な巻線を組み合わせてロータ14を回転させることが可能になる。
(2)電動モータ10は第1界磁部の巻線および第2界磁部の巻線は、同相の電流が流れる導線が、ティースの中心軸方向と平行な方向に並べて束ねられた状態で、巻回されている。
この構成によれば、同相の電流が流れる導線が各別のティースに巻回される構成と比較して、第1界磁部により生じる磁力の大きさと第2界磁部により生じる磁力の大きさとの差が大きくなることが抑制される。
(3)電動モータ10は、第1界磁部の巻線と第1駆動装置40との接続および切断を切り替える手段として、第1U相接続部22〜第1W相接続部24が設けられ、第2界磁部の巻線と第2駆動装置70との接続および切断を切り替える切断手段として、第2U相接続部25〜第2W相接続部27が設けられている。
この構成によれば、第1界磁部および第2界磁部がそれぞれ有する巻線の少なくとも1つの巻線が使用不可のとき、この巻線と、この巻線に接続されている駆動装置との電気的な接続を切断することが可能となる。このため、使用不可の巻線に電流が流れることを抑制することができる。
(4)電動モータ装置1は、電動モータ10を制御し、第1界磁部の巻線およぎ第2界磁部の巻線の状態に応じて、中性点接続部21により第1中性点34および第2中性点64を接続する。
この構成によれば、第1中性点34および第2中性点64を中性点接続部21により互いに接続するため、各界磁部の使用可能な巻線を組み合わせてロータ14を回転させることが可能になる。
(5)電動モータ装置1は、第1界磁部および第2界磁部のいずれか一方において少なくとも1相の巻線が使用可能、かつ一方の界磁部において少なくとも1相の巻線が使用不可、かつ他方の界磁部において少なくとも1相の巻線が使用可能、かつこの他方の界磁部において少なくとも1相の巻線が使用不可のとき、中性点接続部21により第1中性点34および第2中性点64を接続する。
この構成によれば、第1界磁部および第2界磁部のそれぞれにおいて少なくとも1相の巻線が使用不可の状態にあるとき、これらの界磁部の中性点を互いに接続する。このため、各界磁部の使用可能な巻線を組み合わせてロータ14を回転させることが可能になる。
(6)電動モータ装置1は、フェイル(VI)に分類される故障の1つの判定として、以下の(a)〜(c)の条件が満たされるか否かを判定する。
(a)第1界磁部および第2界磁部のいずれか一方において2相の巻線が使用可能。
(b)上記(a)の2相の巻線が使用可能な界磁部において、残りの1相の巻線が使用不可。
(c)第1界磁部および第2界磁部のうち、上記(a)の2相の巻線が使用可能な一方の界磁部に対する他方の界磁部において少なくとも1相の巻線が使用可能。
上記(a)〜(c)の条件が満たされる場合、電動モータ装置1は、上記(a)の使用可能な2相の巻線をそれぞれ使用可能巻線Aおよび使用可能巻線Bとし、上記(b)の使用不可の1相の巻線を使用不可巻線とし、上記(c)の使用可能な巻線のうちの上記(b)の使用不可の巻線と同相の巻線を使用可能巻線Cとする。そして、電動モータ装置1は、上記使用可能巻線A、上記使用可能巻線B、および上記使用可能巻線Cを用いて、中性点接続部21により第1中性点34および第2中性点64を接続し、電動モータ10のロータ14を回転させる。
この構成によれば、3相の巻線をそれぞれ有する第1界磁部および第2界磁部を備える電動モータ10において、いずれか一方の界磁部の2相の巻線が使用不可となるとき、第1中性点34および第2中性点64を接続してロータ14を回転させることができる。
(7)電動モータ装置1は、フェイル(VII)に分類される故障の1つの判定として、以下の(d)〜(h)の条件が満たされるか否かを判定する。
(d)第1界磁部および第2界磁部のいずれか一方において1相の巻線が使用可能。
(e)(d)の1相の巻線が使用可能な界磁部において残りの2相の巻線が使用不可。
(f)第1界磁部および第2界磁部のうち、上記(d)の1相の巻線が使用可能な一方の界磁部に対する他方の界磁部において1相の巻線が使用可能。
(g)第1界磁部および第2界磁部のうち、上記(f)の1相の巻線が使用可能な界磁部において残りの2相の巻線が使用不可。
(h)(d)の使用可能な1相の巻線と、(f)の使用可能な1相の巻線とが異相。
上記(d)〜(h)の条件が満たされる場合、電動モータ装置1は、上記(d)の使用可能な1相の巻線を使用可能巻線Dとし、上記(d)の使用可能な1相の巻線を使用可能巻線Eとする。そして、電動モータ装置1は、上記使用可能巻線Dおよび上記使用可能巻線Eを用いて、中性点接続部21により第1中性点34および第2中性点64を接続し、電動モータ10のロータ14を回転させる。
この構成によれば、3相の巻線をそれぞれ有する第1界磁部および第2界磁部を備える電動モータ10において、それぞれの界磁部において2相の巻線が使用不可となるとき、第1中性点34および第2中性点64を接続してロータ14を回転させることができる。
(その他の実施形態)
本発明の実施態様は上記実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示すように変更することもできる。また、以下の各変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を組み合わせて実施することもできる。
・上記実施形態(図2)では、電動モータ10が3相誘導モータであるものとしたが、第1界磁部および第2界磁部がそれぞれ2相の巻線を有する2相誘導モータを用いることもできる。この場合、電動モータ装置1は、以下の(i)〜(m)の条件をフェイル(VIII)に分類される故障を判定するための条件とし、この条件が満たされるか否かを判定することもできる。
(i)第1界磁部および第2界磁部のうちいずれか一方において1相の巻線が使用可能。
(j)(i)の1相の巻線が使用可能な界磁部において残りの1相の巻線が使用不可。
(k)第1界磁部および第2界磁部のうち、上記(i)の1相の巻線が使用可能な一方の界磁部に対する他方の界磁部において1相の巻線が使用可能。
(l)(k)の1相の巻線が使用可能な界磁部において残りの1相の巻線が使用不可。
(m)(i)の使用可能な1相の巻線と、(k)の使用可能な1相の巻線とが異相。
上記(i)〜(m)の条件が満たされる場合、電動モータ装置1は、上記(i)の使用可能な1相の巻線を使用可能巻線Fとし、上記(k)の使用可能な1相の巻線を使用可能巻線Gとする。そして、電動モータ装置1は、上記使用可能巻線Fおよび上記使用可能巻線Gを用いて、中性点接続部21により第1中性点34および第2中性点64を接続し、電動モータ10のロータ14を回転させる。
この構成によれば、2相の巻線をそれぞれ有する第1界磁部および第2界磁部を備える電動モータにおいて、第1界磁部および第2界磁部のそれぞれにおいて互いに異なる1相が使用不可となる故障が生じたとき、中性点の接続によりロータを回転させることができる。
・上記実施形態(図3)では、第1駆動系統30および第2駆動系統60の同相の巻線を同じティースに巻回し、かつ同相の巻線をティースの中心軸方向へ行こうに束ねて巻回しているが、各巻線の巻回方法を以下の(イ)または(ロ)のように変更することもできる。
(イ)図10に示されるように、第1駆動系統30および第2駆動系統60の同相の巻線を同じティースに巻回し、かつティースの軸方向において一方の駆動系統の巻線と他方の駆動系統の巻線とを区分けして巻回する。
(ロ)図11に示されるように、第1駆動系統30および第2駆動系統60の同相の巻線を同じティースに巻回し、かつ一方の駆動系統の巻線の周囲に他方の駆動系統の巻線を巻回する。
・上記実施形態(図2)では、電動モータ10として1相に対して1つのティースを有するものを用いているが、図12に示されるように、1相に対して2つのティースを設けることもできる。
この構成においては、U相に対応するティースとしてU相ティース11および追加U相ティース15が設けられる。追加U相ティース15には、第2U相巻線61が巻回される。また、V相に対応するティースとしてV相ティース12および追加V相ティース16が設けられる。追加V相ティース16には、第2V相巻線62が巻回される。また、W相に対応するティースとしてW相ティース13および追加W相ティース17が設けられる。追加W相ティース17には、第2W相巻線63が巻回される。
・上記実施形態(図4)では、スイッチング素子としてFETを用いているが、バイポーラトランジスタおよび絶縁ゲートバイポーラトランジスタなど他の任意のスイッチング素子を用いることもできる。
・上記実施形態(図2)では、第1U相接続部22〜第1W相接続部24および第2U相接続部25〜第2W相接続部27を、それぞれ電動モータ10の内部に設けているが、電動モータ10の外部に設けることもできる。
・上記実施形態(図4)では、各FETの短絡故障をドレイン電圧に基づいて検出しているが、他の方法を用いて検出することも可能である。
・上記実施形態(図1)では、電動モータ10に供給される3相交流電流のそれぞれの相電流に基づいて各巻線の断線故障を検出しているが、例えば、各相が非通電相となったときのそれぞれの相電圧のパターンに基づいて検出することもできる。
・上記実施形態(図4)では、第1駆動装置40および第2駆動装置70がそれぞれ1つの直流電源28を共有しているが、互いに独立した1以上の直流電源から直流電力を供給することもできる。
・上記実施形態(図1)では、電動モータ10にの2つの界磁部を設けているが、3以上の界磁部を設けることもできる。
この構成においては、3以上の界磁部を全て用いて電動モータ10を駆動するモードをさらに有しており、このモードの他に上記各駆動モードを有し、いずれかの駆動モードでいずれか2つの界磁部を用いて上記実施形態と同様に電動モータ10を駆動する。
1…電動モータ装置、10…電動モータ、11…U相ティース(コア)、12…V相ティース(コア)、13…W相ティース(コア)、14…ロータ、20…制御装置(電動モータ制御装置)、21…中性点接続部(切替手段)、22…第1U相接続部(切断手段)、23…第1V相接続部(切断手段)、24…第1W相接続部(切断手段)、25…第2U相接続部(切断手段)、26…第2V相接続部(切断手段)、27…第2W相接続部(切断手段)、31…第1U相巻線、32…第1V相巻線、33…第1W相巻線、34…第1中性点、61…第2U相巻線、62…第2V相巻線、63…第2W相巻線、64…第2中性点。

Claims (8)

  1. 2相以上の巻線を含む界磁手段を複数備える電動モータにおいて、前記複数の界磁手段のうちの1つの界磁手段の中性点と、前記複数の界磁手段のうちの別の1つの界磁手段の中性点との接続状態を切り替える切替手段を備える
    ことを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1に記載の電動モータにおいて、
    前記1つの界磁手段の巻線および前記別の1つの界磁手段の巻線は、同相の電流が流れる導線がコアの中心軸方向と平行な方向に並べて束ねられた状態で巻回されている
    ことを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1または2に記載の電動モータにおいて、
    前記複数の界磁手段の巻線のそれぞれと電源との接続および切断を切り替える切断手段を備える
    ことを特徴とする電動モータ。
  4. 電動モータを制御する電動モータ制御装置において、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動モータを制御するものであり、前記複数の界磁手段の巻線の状態に応じて前記切替手段により前記中性点を接続する
    ことを特徴とする電動モータ制御装置。
  5. 請求項4に記載の電動モータ制御装置において、
    前記1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用可能、かつ前記別の1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用不可のとき、前記切替手段により前記中性点を接続する
    ことを特徴とする電動モータ制御装置。
  6. 請求項4または5に記載の電動モータ制御装置において、
    前記1つの界磁手段および前記別の1つの界磁手段がそれぞれ3相の巻線を備え、前記1つの界磁手段において2相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において残りの1相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において少なくとも1相の巻線が使用可能な場合、前記1つの界磁手段において使用可能な前記2相の巻線をそれぞれ使用可能巻線Aおよび使用可能巻線Bとし、前記1つの界磁手段において使用不可の前記1相の巻線を使用不可巻線とし、前記別の1つの界磁手段において使用可能な巻線のうちの前記使用不可巻線と同相の巻線を使用可能巻線Cとして、前記使用可能巻線A、前記使用可能巻線B、および前記使用可能巻線Cを用いて、前記切替手段により前記中性点を接続し、前記電動モータのロータを回転させる
    ことを特徴とする電動モータ制御装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載の電動モータ制御装置において、
    前記1つの界磁手段および前記別の1つの界磁手段がそれぞれ3相の巻線を備え、前記1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において残りの2相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記別の1つの界磁手段において残りの2相の巻線が使用不可、かつ前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線と、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線とが異相の場合、前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Dとし、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Eとし、前記使用可能巻線Dおよび前記使用可能巻線Eを用いて、前記切替手段により前記中性点を接続し、前記電動モータのロータを回転させる
    ことを特徴とする電動モータ制御装置。
  8. 請求項4または5に記載の電動モータ制御装置において、
    前記1つの界磁手段および前記別の1つの界磁手段がそれぞれ2相の巻線を備え、
    前記1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記1つの界磁手段において残りの1相の巻線が使用不可、かつ前記別の1つの界磁手段において1相の巻線が使用可能、かつ前記別の1つの界磁手段において残りの1相の巻線が使用不可、かつ前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線と、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線とが異相の場合、前記1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Fとし、前記別の1つの界磁手段において使用可能な前記1相の巻線を使用可能巻線Gとし、前記使用可能巻線Fおよび前記使用可能巻線Gを用いて、前記切替手段により前記中性点を接続し、前記電動モータのロータを回転させる
    ことを特徴とする電動モータ制御装置。
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