JP2015205543A - 乗り物用座席構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】座部にスライド装置を組み付ける際にロック手段を操作する操作手段に組立作業員が触れても、スライド装置のロック手段がロックオフ状態にならない乗り物用座席構造を提供する。【解決手段】座部にスライド装置を組み付ける前は、ロック手段20によりロックオン状態に保持されてなり、座部にスライド装置を組み付け後は、ロック手段20によりロックオフ状態にもロックオン状態にも選択自在なる。【選択図】図2
Description
本発明は、自動車、船舶、航空機、鉄道車両等の乗り物用座席構造に関する。
従来の乗り物用座席構造としては、特許文献1に示すように、座部を移動自在としたスライド装置と前記座部とを予め分離して、前記スライド装置のみを車体など骨格に支持した後、そのスライド装置に前記座部を固定するようにしたものが、従来技術として知られている。
しかしながら、かかる特許文献1に示される従来技術は、乗り物の骨格に支持した前記スライド装置に前記座部を組み付ける作業の際に、前記スライド装置の移動を阻止したロックオン状態や、スライドすることが可能なロックオフ状態の何れかを選択し得るロック手段の操作手段に組立作業員が触れてしまう恐れがある。かかる操作手段に組立作業員が触れないように、慎重に組み立て作業をすると、組み立て工数が大になり、原価高騰の恐れがある。
上記の課題を解決するために、本発明は、座部にスライド装置を組み付ける際にロック手段を操作する操作手段に組立作業員が触れても、スライド装置のロック手段がロックオフ状態にならない乗り物用座席構造を提供するものである。
請求項1記載の発明は、座部と、該座部に組み付け可能な可動レール及び乗り物の骨格に固持可能な固定レールが係合してなり且つ前記固定レールに対して前記可動レールがスライドすることで前記座部を適宜の位置に移動可能としたスライド装置と、適宜の位置で前記可動レールの移動を停止させるロックオン状態及び前記可動レールを移動させ得るロックオフ状態とを選択し得るロック手段とを少なくとも備えてなる乗り物用座席構造であって、前記座部に前記スライド装置を組み付ける前は、前記ロック手段によりロックオン状態に保持されてなり、前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記ロック手段によりロックオフ状態にもロックオン状態にも選択自在なることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記ロック手段は、前記可動レールに支持されてなり且つ前記固定レールに対してスライド出来ない状態にロックすることとスライド出来る状態にロックオフすることが自在なるロック部材と、該ロック部材が前記固定レールに対してロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御可能であり且つ前記ロック部材への制御が出来ない方向に付勢部により常時付勢されてなる伝達手段と、該伝達手段に設けられた係合部が係合可能な凹溝及び前記係合部が凹溝外にあって移動可能な周面がそれぞれ形成されてなるカム部材と、前記伝達手段に連結されてなり且つ前記係合部が前記凹溝に係合後に前記伝達手段より離脱可能なる解除手段と、前記カム部材に連結されてなり且つ座部に着座した乗員が前記ロックオフ状態にも前記ロックオン状態にも選択操作可能なる操作手段とより構成されてなり、前記座部に前記スライド装置を組み付ける前は、前記伝達手段の係合部が前記カム部材の凹溝の外にあって前記操作手段の操作力が前記ロック部材に非伝達状態にあり、前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記伝達手段の係合部が前記カム部材の凹溝に係合して前記操作手段の操作力が前記伝達手段を介して前記ロック部材のロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御操作が可能なることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記解除手段が前記伝達手段から破断可能なることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、前記座部に前記スライド装置を組み付ける際に前記ロック手段によりロックオン状態に保持されてなるので、ロック手段を操作する操作手段に組立作業員が触れても、スライド装置のロック手段がロックオフ状態にならない、という効果を奏する。前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記ロック手段によりロックオフ状態にもロックオン状態にも選択自在であるから、上記のような手段が座部の組立時にあっても、乗り物を操作する人に支障を来さない、という効果を奏する。
請求項2記載の発明によれば、前記ロック手段は、前記可動レールに支持されてなり且つ前記固定レールに対してスライド出来ない状態にロックすることとスライド出来る状態にロックオフすることが自在なるロック部材と、該ロック部材が前記固定レールに対してロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御可能であり且つ前記ロック部材への制御が出来ない方向に付勢部により常時付勢されてなる伝達手段と、該伝達手段に設けられた係合部が係合可能な凹溝及び前記係合部が凹溝外にあって移動可能な周面がそれぞれ形成されてなるカム部材と、前記伝達手段に連結されてなり且つ前記係合部が前記凹溝に係合後に前記伝達手段より離脱可能なる解除手段と、前記カム部材に連結されてなり且つ座部に着座した乗員が前記ロックオフ状態にも前記ロックオン状態にも選択操作可能なる操作手段とより構成されてなり、前記座部に前記スライド装置を組み付ける前は、前記伝達手段の係合部が前記カム部材の凹溝の外にあって前記操作手段の操作力が前記ロック部材に非伝達状態にあり、前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記伝達手段の係合部が前記カム部材の凹溝に係合して前記操作手段の操作力が前記伝達手段を介して前記ロック部材のロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御操作が可能なるので、前記座部に前記スライド装置を組み付ける前は、組立作業員が前記操作手段に触れても、前記操作手段への操作力がカム部材のみの移動に終わり、前記伝達手段に伝わらず、ロック部材がロックオフせず、可動レールが確実にスライドしない、という効果を奏する。前記座部に前記スライド装置を組み付け後には、前記解除手段によりカム部材の凹溝に前記係合部を付勢部の付勢力に抗して係合させることができるので、前記操作手段の操作力が前記伝達手段を介して前記ロック部材のロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御操作が可能となり、可動レールの移動、非移動を適宜選択し得る、という効果を奏する。
請求項3記載の発明によれば、前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記解除手段が前記伝達手段から破断可能なるので、該破断を乗り物の組み立て工場内で行えば、該工場から出荷後は、乗員にとって操作の必要の無い解除手段が無く、すっきりした座席周りの外観を呈する、という効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明において、座部にスライド装置を組み付ける際にロック手段を操作する操作手段に組立作業員が触れても、スライド装置のロック手段がロックオフ状態にならない乗り物用座席構造を提供するという目的を、以下の構成により実現した。すなわち、座部と、該座部に組み付け可能な可動レール及び乗り物の骨格に固持可能な固定レールが係合してなり且つ前記固定レールに対して前記可動レールがスライドすることで前記座部を適宜の位置に移動可能としたスライド装置と、適宜の位置で前記可動レールの移動を停止させるロックオン状態及び前記可動レールを移動させ得るロックオフ状態とを選択し得るロック手段とを少なくとも備えてなる乗り物用座席構造であって、前記座部に前記スライド装置を組み付ける前は、前記ロック手段によりロックオン状態に保持されてなり、前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記ロック手段によりロックオフ状態にもロックオン状態にも選択自在なることで、実現した。
以下、図1〜図8を用いて、本発明の実施例1に係る構造を、説明する。この実施例1の符号27は、乗り物用座席、特にこの実施例では自動車用座席の座部であり、図示しない周知の背もたれをリクライニング装置29により前後、即ち前側FR及び後側RRに適宜回転制御自在に設けられてなる。
前記座部27のフレーム30は、スライド装置28を構成する可動レール23、23にブラケット26を介して前後方向、即ち前側FR及び後側RRから締結具33により支持されてなる。前記可動レール23、23は、図示しない周知の骨格である車体に固持されたスライド装置28を構成する固定レール24、24に対して前後、即ち前側FR及び後側RR方向に適宜スライド自在であると共にロック手段20により適宜の位置で前記可動レールの移動を停止させるロックオン状態及び前記可動レール23、23を移動させ得るロックオフ状態とを選択し得るように構成されてなる。前記固定レール24、24は、左右に平行して配設し且つ前後に長尺状に形成されてなる。
前記ロック手段20について、より詳細に説明する。前記ロック手段20は、前記可動レール23に支持されてなり且つ前記固定レール24に複数形成されたロック穴(図示省略)に係合することで前記固定レール24に対してスライド出来ない状態にロックすることとロック穴から離脱することで前記固定レール24に対してスライド出来る状態にロックオフすることが自在なる爪(図示省略)と、ロック部材32と、伝達手段2、5と、カム部材10と、解除手段1と、操作手段12とより構成されてなり、前記座部27に前記スライド装置28を組み付ける前は、前記伝達手段5の係合部7が前記カム部材10の凹溝10bの外にあって前記操作手段12の操作力が前記ロック部材32に非伝達状態にあり、前記座部27に前記スライド装置28を組み付け後は、前記伝達手段5の係合部7が前記カム部材10の凹溝10bに係合して前記操作手段12の操作力が前記伝達手段2、5を介して前記ロック部材32のロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御操作が可能となる。
前記ロック部材32は、前記可動レールに支持されてなり且つ前記固定レールのロック穴に前記爪が係合する方向に付勢されてなる付勢力に抗して前記ロック穴から前記爪を解除する方向に移動操作可能なる部材であって、スライド出来ない状態にロックすることとスライド出来る状態にロックオフすることが自在である。
前記伝達手段2、5は、左右対称に形成されてなり、レバー状の本体2a、5aと、該本体2a、5aから突出してなる半島状の支持部2b、5bと、該支持部2b、5bに形成されて第1バー4が貫通して溶接支持されてなる貫通孔2c、5cと、前記本体2a、5aから曲折されてなり且つ前記ロック部材32の操作部材32aを押圧可能なることでロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御可能である押圧部2d、5dとよりなる。前記伝達手段2、5の一方2の貫通孔2e(図3参照)には、前記ロック部材32の操作部材32aへの制御が出来ない方向(図2の時計方向)に付勢部としてのコイルスプリング3が座部27に係止することにより常時付勢されてなる。前記伝達手段2、5の他方5には、連結ピン8によりブラケット6の一方が支持され、前記ブラケット6の他方には、前記本体5aの双方から突起状の係合部7が突出されてなる。前記伝達手段2、5の他方5に形成されてなるフランジ部5eと前記係合部7との間には、スプリング9が懸架してなる。前記スプリング9の一端部9aは、前記係合部7に係合してなり、他端部9bは、前記フランジ部5eに係合してなる。前記第1バー4の本体4aの周りには、第1パイプ4b(図4参照)が回転自在に覆い、該第1パイプ4bの周りには、第2パイプ4c(図4参照)が回転自在に覆い、支持部4d,4eに回転自在に支持されてなることで、前記第1バー4の本体4aが回転自在である。
前記カム部材10は、前記伝達手段2、5の他方5に設けられた突起状の係合部7が係合可能な凹溝10bと、前記係合部7が凹溝10b外にあって移動可能な周面10cとがそれぞれ平板状の本体10aに形成されてなる。符号10dは、後述する第1バーが溶接支持されてなる貫通孔であり、符号10eは、後述する操作リンク11を連結する支持部である。
前記解除手段1は、前記伝達手段2、5の一方2にピン2eにより連結されてなり且つ前記係合部7が前記凹溝10bに係合後に前記伝達手段の一方2より離脱可能であり、前側FRに突出した操作部1aを有する。
前記操作手段12は、前記カム部材10の取付部10eに操作リンク11の後端部11bにより連結されてなり且つ座部27に着座した乗員(図示省略)が前記ロックオフ状態にも前記ロックオン状態にも選択操作可能である。該操作手段12の操作部12aは、第2バー13の本体13aに端部12b、12bが固設されてなり、前記第2バー13の本体13aの周りには、第1パイプ13b(図6参照)が回転自在に覆い、該第1パイプ13bの周りには、第2パイプ13c(図6参照)が回転自在に覆い、固定部13d、00000000013eに固定されてなることで、前記第2バー13の本体13aが回転自在である。前記第2パイプ13cには、回転レバー14が支持されてなり、上端部14aにはコイル状スプリング15が懸架されてなることで図2の時計方向に付勢されてなり、下端部14bには前記操作リンク11の前端部11aが連結されてなる。
次に、この実施例1の作用を説明する。
前記座部27に前記スライド装置28を組み付ける際に前記ロック手段20によりロックオン状態に保持されてなるので、ロック手段20を操作する操作手段12に組立作業員(図示省略)が触れても、スライド装置28のロック手段20がロックオフ状態にならない、という効果を奏する。前記座部27に前記スライド装置28を組み付け後は、前記ロック手段20によりロックオフ状態にもロックオン状態にも選択自在であるから、上記のような手段が座部27の組立時にあっても、乗り物を操作する人に支障を来さない、という効果を奏する。座部27にスライド装置28を組み付ける際にロック手段20を操作する操作手段12に組立作業員が触れても、スライド装置28のロック手段20がロックオフ状態にならないので、作業効率が著しく向上し、原価低減になる。また、座席を持ち込んでシャシーメーカーで車体などの骨格へ座席を組付けを行う際の座席メーカーの荷姿が、前後寸法の大きなスライド装置を予め座席に組み付けてあれば、大きいものとなるが、スライド装置が無ければ小さな荷姿となることで、大量に搬送できることになる。また、ロングレールと言われるように前後寸法が1メートルを超えるなど長いスライド装置28であればあるほど、かかる効果は大きいことになる。
前記ロック手段20は、前記可動レール23に支持されてなり且つ前記固定レール24に対してスライド出来ない状態にロックすることとスライド出来る状態にロックオフすることが自在なるロック部材32と、該ロック部材32が前記固定レール24に対してロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御可能であり且つ前記ロック部材32への制御が出来ない方向に付勢部3により常時付勢されてなる伝達手段2、5と、該伝達手段2、5に設けられた係合部7が係合可能な凹溝10b及び前記係合部7が凹溝10b外にあって移動可能な周面10cがそれぞれ形成されてなるカム部材10と、前記伝達手段2、5に連結されてなり且つ前記係合部7が前記凹溝10bに係合後に前記伝達手段2、5より離脱可能なる解除手段1と、前記カム部材10に連結されてなり且つ座部27に着座した乗員が前記ロックオフ状態にも前記ロックオン状態にも選択操作可能なる操作手段12とより構成されてなり、前記座部27に前記スライド装置28を組み付ける前は、前記伝達手段2、5の係合部7が前記カム部材10の凹溝10bの外にあって前記操作手段12の操作力が前記ロック部材32に非伝達状態にあり、前記座部27に前記スライド装置28を組み付け後は、前記伝達手段2、5の係合部7が前記カム部材10の凹溝10bに係合して前記操作手段12の操作力が前記伝達手段2、5を介して前記ロック部材32のロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御操作が可能なるので、前記座部27に前記スライド装置28を組み付ける前は、組立作業員が前記操作手段12に触れても、前記操作手段12への操作力がカム部材10のみの移動に終わり、前記伝達手段2、5に伝わらず、ロック部材32がロックオフせず、可動レール23が確実にスライドしない、という効果を奏する。前記座部27に前記スライド装置28を組み付け後には、前記解除手段1によりカム部材10の凹溝10bに前記係合部7を付勢部3の付勢力に抗して係合させることができるので、前記操作手段12の操作力が前記伝達手段2、5を介して前記ロック部材32のロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御操作が可能となり、可動レール23の移動、非移動を適宜選択し得る、という効果を奏する。
前記座部27に前記スライド装置28を組み付け後は、前記解除手段1が前記伝達手段2、7から破断可能なるので、該破断を乗り物の組み立て工場(シャシーメーカー)内で行えば、該工場から出荷後は、乗員にとって操作の必要の無い解除手段1が無く、すっきりした座席周りの外観を呈する、という効果を奏する。
以下、図9を用いて、本発明の実施例2に係る構造を、説明する。この実施例2の符号40は、前記解除手段1の代わりに設けた解除手段であり、その余は、実施例1と同じであるので、同じ機能を有する説明は割愛する。
前記解除手段40は、前記伝達手段2、5の他方5の本体5aに沿った一方41aを有するレバー41が図示しない座部にピン42により回転自在に連結されてなる。前記レバー41の他方41bは、スライド装置43の可動レール44の突起44aに干渉できるものである。
次に、この実施例2の作用を説明する。
前記座部に前記スライド装置43を組み付ける前は、前記解除手段40のレバー41の他方41bが前記スライド装置43の突起44aにぶつかっていないので、図9の実線で示す状態にレバー41があり、前記伝達手段2、5の他方5も実線で示す位置にあって、係合部7がカム部材10の凹溝10bに係合していない状態にある。従って、操作手段12は空振り状態にあって、ロック手段20によりロックオン状態に保持されてなるので、ロック手段20を操作する操作手段12に組立作業員(図示省略)が触れても、スライド装置43のロック手段20がロックオフ状態にならない、という効果を奏する。座部27にスライド装置43を組み付ける際にロック手段20を操作する操作手段12に組立作業員が触れても、スライド装置43のロック手段20がロックオフ状態にならないので、作業効率が著しく向上し、原価低減になる。また、座席を持ち込んでシャシーメーカーで車体などの骨格へ座席を組付けを行う際の座席メーカーの荷姿が、前後寸法の大きなスライド装置を予め座席に組み付けてあれば、大きいものとなるが、スライド装置が無ければ小さな荷姿となることで、大量に搬送できることになる。また、ロングレールと言われるように前後寸法が1メートルを超えるなど長いスライド装置43であればあるほど、かかる効果は大きいことになる。
前記座部27に前記スライド装置43を組み付け後は、前記解除手段40のレバー41の他方41bが前記スライド装置43の突起44aにぶつかって、レバー41が二点鎖線で示すように回転をして、前記伝達手段2、5の他方5が二点鎖線で示すように回転され、前記係合部7がカム部材10の凹溝10bに係合することで、前記ロック手段20によりロックオフ状態にもロックオン状態にも選択自在であるから、上記のような手段が座部27の組立後にあって、乗り物を操作する人に支障を来さない、という効果を奏する。
前記実施例1及び2では、自動車用座席構造として説明しているが、自動車用に限らず、船舶、航空機、鉄道車両等の乗り物用シート構造であっても良い。
1、40 解除手段
2、5 伝達手段
3 付勢手段
7 係合部
10 カム部材
10b 凹溝
10c 周面
12 操作手段
20 ロック手段
23、44 可動レール
24 固定レール
27 座部
28、43 スライド装置
32 ロック部材
2、5 伝達手段
3 付勢手段
7 係合部
10 カム部材
10b 凹溝
10c 周面
12 操作手段
20 ロック手段
23、44 可動レール
24 固定レール
27 座部
28、43 スライド装置
32 ロック部材
Claims (3)
- 座部と、該座部に組み付け可能な可動レール及び乗り物の骨格に固持可能な固定レールが係合してなり且つ前記固定レールに対して前記可動レールがスライドすることで前記座部を適宜の位置に移動可能としたスライド装置と、適宜の位置で前記可動レールの移動を停止させるロックオン状態及び前記可動レールを移動させ得るロックオフ状態とを選択し得るロック手段とを少なくとも備えてなる乗り物用座席構造であって、
前記座部に前記スライド装置を組み付ける前は、前記ロック手段によりロックオン状態に保持されてなり、前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記ロック手段によりロックオフ状態にもロックオン状態にも選択自在なることを特徴とする乗り物用座席構造。 - 請求項1記載の乗り物用座席構造であって、
前記ロック手段は、前記可動レールに支持されてなり且つ前記固定レールに対してスライド出来ない状態にロックすることとスライド出来る状態にロックオフすることが自在なるロック部材と、該ロック部材が前記固定レールに対してロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御可能であり且つ前記ロック部材への制御が出来ない方向に付勢部により常時付勢されてなる伝達手段と、該伝達手段に設けられた係合部が係合可能な凹溝及び前記係合部が凹溝外にあって移動可能な周面がそれぞれ形成されてなるカム部材と、前記伝達手段に連結されてなり且つ前記係合部が前記凹溝に係合後に前記伝達手段より離脱可能なる解除手段と、前記カム部材に連結されてなり且つ座部に着座した乗員が前記ロックオフ状態にも前記ロックオン状態にも選択操作可能なる操作手段とより構成されてなり、前記座部に前記スライド装置を組み付ける前は、前記伝達手段の係合部が前記カム部材の凹溝の外にあって前記操作手段の操作力が前記ロック部材に非伝達状態にあり、前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記伝達手段の係合部が前記カム部材の凹溝に係合して前記操作手段の操作力が前記伝達手段を介して前記ロック部材のロックする状態又はロックオフ状態それぞれに制御操作が可能なることを特徴とする乗り物用座席構造。 - 請求項1又は請求項2記載の乗り物用座席構造であって、
前記座部に前記スライド装置を組み付け後は、前記解除手段が前記伝達手段から破断可能なることを特徴とする乗り物用座席構造。
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JP2014085992A JP2015205543A (ja) | 2014-04-18 | 2014-04-18 | 乗り物用座席構造 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0511068Y2 (ja) * | 1987-11-17 | 1993-03-18 |
-
2014
- 2014-04-18 JP JP2014085992A patent/JP2015205543A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0511068Y2 (ja) * | 1987-11-17 | 1993-03-18 |
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