JP4278496B2 - 車両のシート構造 - Google Patents
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Description
これにより、特許文献1の構造によると、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作した場合、機械的な誤差や組立誤差等によりリンクの下方に回動保障孔が精度良く位置していないと、リンクが回動保障孔に入り込めない状態になることがあり、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作しても、ロック機構の解除状態への操作を行うことができない(リンクが回動保障孔に入り込むことができない)ことが考えられる。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両のシート構造において次のように構成することにある。
シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成する。支持レールに係止部を備え、フロアの下側にロック機構を備えて、フロアにおけるロック機構の上方の部分に開口部を備える。
シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、係止部をフロアの開口部に挿入して、係止部を保持する保持状態にロック機構を操作することにより、シート及び支持レールを使用姿勢に保持可能に構成し、係止部の保持を解除する解除状態にロック機構を操作することにより、シート及び支持レールを非使用姿勢に設定可能に構成する。
シート側に操作部を備え、支持レールにリンク部材を備え、フロアの下側に牽制部材を備えて、ロック機構の解除状態への操作を阻止する阻止位置及びロック機構の解除状態への操作を許容する許容位置に、牽制部材を操作自在に構成する。
シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、シートを車体前後方向の所定位置に操作すると、シートの操作部の動作が機械的に伝達されて、フロアの開口部に挿入されたリンク部材により牽制部材が許容位置に操作されるように構成する。
本発明の第1特徴によると、シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成して、ロック機構を備えた場合、牽制部材を備えて、ロック機構の解除状態への操作を阻止する阻止位置及びロック機構の解除状態への操作を許容する許容位置に、牽制部材を操作自在に構成している。
次に本発明の第1特徴によれば、シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態でシートを車体前後方向の所定位置に操作すると、シートの操作部の動作(シートの移動の動作)が機械的に伝達されて、リンク部材により牽制部材が許容位置に操作されるので、この後にロック機構を解除状態に操作することができる。この場合、シートの操作部の動作(シートの移動の動作)及びリンク部材により、事前に牽制部材が許容位置に操作されているので、特許文献1の構造のように、ロック機構を解除状態に操作するのに伴って牽制部材を許容位置に操作すると言うようなことを行う必要はなく、ロック機構だけを解除状態に操作すればよい。
車両のシートにおいて一般に、係止部は比較的小さく軽いものであり、ロック機構は比較的大きく重いものとなっている。これにより、本発明の第1特徴のように、支持レールに係止部を備え、フロアの下側にロック機構を備えることにより、シート側にロック機構を備える場合に比べて、シートを軽いものに構成することが可能になり、係止部が備えられる支持レールの部分をコンパクトに構成することが可能になる。
本発明の第1特徴のように、フロアの下側にロック機構を備え、係止部が入り込む開口部をフロアに備えるように構成することにより、ロック機構が張り出さないフラットなフロアを得ることができるようになる。
本発明の第1特徴によると、シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成した場合、シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態でシートを車体前後方向の所定位置に操作した状態において、ロック機構だけを解除状態に操作すればよいので、ロック機構の解除状態への操作が軽く行えるようになって、ロック機構の操作性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、シートを軽いものに構成することが可能になる点、及び係止部が備えられるシート側の部分をコンパクトに構成することが可能になる点により、シートの非使用姿勢への操作が楽に行えるようになるので、シートの操作性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、フロアの下側にロック機構を備え、係止部が入り込む開口部をフロアに備えるように構成することにより、ロック機構が張り出さないフラットなフロアを得ることができるようになるので、フロアを使い易さ(例えばフロアに荷物が置き易くなる等)を向上させることができた。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の車両のシート構造において次のように構成することにある。
ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部と、人為的に操作自在な人為操作具とを連係して、人為操作具によりロック機構を保持及び解除状態に操作自在に構成する。阻止位置で牽制部材がロック操作部に係合することにより、ロック機構の解除状態への操作が阻止されるように構成し、許容位置で牽制部材がロック操作部から離れることにより、ロック機構の解除状態への操作が許容されるように構成する。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
人為的に操作自在な人為操作具を備えて、人為操作具によりロック機構を保持及び解除状態に操作自在に構成する場合、ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部と人為操作具とを、ワイヤや連係ロッド等によって連係するように構成することが多い。この場合、本発明の第2特徴によると、ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部自身に牽制部材を係合させているので、ロック機構の解除状態への操作が牽制部材によって確実に阻止されるようになる。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部自身に牽制部材を係合させることにより、ロック機構の解除状態への操作が牽制部材によって確実に阻止されるように構成することができるようになって、牽制部材の作動の確実性を向上させることができた。
図4及び図7に示すように、外側を覆うカバー18の内部において、カバー18に支持された支持軸19に、フック状のラッチ20が揺動自在に支持され、カバー18に支持された支持軸21に、フック状のロック部材22及びロック操作部23が揺動自在に支持されている。ロック部材22に扇型の受け部22aが備えられ、ロック操作部23に一対の接当部23a,23bが備えられて、ロック操作部23の接当部23a,23bの間にロック部材22の受け部22aが入り込んでいる。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最後方位置に操作するのではなく、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最前方位置に操作したり、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最前方位置及び最後方位置の間の位置に操作したりすることによって、牽制部材31が許容位置に操作されるように構成してもよい。
9 フロア
9a,9b 開口部
12 支持レール
13 係止部
14 リンク部材
16a 操作部
17 ロック機構
23 ロック操作部
27 人為操作具
31 牽制部材
Claims (2)
- シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、前記シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成し、
前記支持レールに係止部を備え、フロアの下側にロック機構を備えて、前記フロアにおけるロック機構の上方の部分に開口部を備え、
前記シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、前記係止部をフロアの開口部に挿入して、前記係止部を保持する保持状態にロック機構を操作することにより、前記シート及び支持レールを使用姿勢に保持可能に構成し、前記係止部の保持を解除する解除状態にロック機構を操作することにより、前記シート及び支持レールを非使用姿勢に設定可能に構成すると共に、
前記シート側に操作部を備え、前記支持レールにリンク部材を備え、前記フロアの下側に牽制部材を備えて、前記ロック機構の解除状態への操作を阻止する阻止位置及びロック機構の解除状態への操作を許容する許容位置に、前記牽制部材を操作自在に構成し、
前記シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、前記シートを車体前後方向の所定位置に操作すると、前記シートの操作部の動作が機械的に伝達されて、前記フロアの開口部に挿入されたリンク部材により牽制部材が許容位置に操作されるように構成してある車両のシート構造。 - 前記ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部と、人為的に操作自在な人為操作具とを連係して、前記人為操作具によりロック機構を保持及び解除状態に操作自在に構成すると共に、
前記阻止位置で牽制部材がロック操作部に係合することにより、前記ロック機構の解除状態への操作が阻止されるように構成し、前記許容位置で牽制部材がロック操作部から離れることにより、前記ロック機構の解除状態への操作が許容されるように構成してある請求項1に記載の車両のシート構造。
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