JP4278496B2 - 車両のシート構造 - Google Patents

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Description

本発明は乗用車や商用車、トラックやバス等の車両におけるシートの構造に関する。
車両のシート構造としては例えば特許文献1に開示されているように、シート(特許文献1の図2中の16,18)を、着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に構成し(特許文献1の図2中の16,18の状態参照)、シートを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢(特許文献1の図2中の16,18の跳ね上げられた状態参照)に亘って移動自在に構成したものがある。
特許文献1の構造によると、車体固定部側(特許文献1の図3及び図4中の68)に係止部(特許文献1の図3及び図4中の38)が備えられ、シート側にロック機構(特許文献1の図3及び図4中の20)が備えられている。これにより、シートを使用姿勢に設定した状態で、係止部を保持する保持状態にロック機構を操作することにより、シートを使用姿勢に保持することができるのであり、係止部の保持を解除する解除状態にロック機構を操作することにより、シートを非使用姿勢に設定することができる。
特許文献1の構造によると、ロック機構の保持及び解除状態への操作に連動して揺動するリンク(特許文献1の図3及び図4中の52)が備えられており、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作すると、リンクの下方に回動保障孔(特許文献1の図3及び図4中の66(細長いスリット状))が位置し、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置以外の位置に操作すると、リンクの下方から回動保障孔が外れるように構成されている。
これにより、特許文献1の構造によると、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作した状態において、ロック機構の解除状態への操作に伴ってリンクが回動保障孔に入り込み(特許文献1の図3の状態参照)、ロック機構の解除状態への操作が行える。逆にシートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置以外の位置に操作した状態において、ロック機構の解除状態への操作に伴ってリンクが回動保障孔に入り込むことができず(特許文献1の図4の状態参照)、ロック機構の解除状態への操作を行うことができない。
特許第3445168号(図2,3,4)
特許文献1の構造によると、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作して、ロック機構を解除状態に操作する場合、ロック機構を解除状態に操作するのに伴ってリンクを揺動操作しなければならず、ロック機構の解除状態への操作が重いものになると考えられる。これにより、特許文献1の構造によると、ロック機構の解除状態への操作を軽いものにすると言う面で改善の余地がある。
特許文献1の構造によると、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作した場合、リンクの下方に回動保障孔が位置することによって(リンクが回動保障孔に入り込み可能な状態になることによって)、ロック機構の解除状態への操作を行うことができる。
これにより、特許文献1の構造によると、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作した場合、機械的な誤差や組立誤差等によりリンクの下方に回動保障孔が精度良く位置していないと、リンクが回動保障孔に入り込めない状態になることがあり、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作しても、ロック機構の解除状態への操作を行うことができない(リンクが回動保障孔に入り込むことができない)ことが考えられる。
本発明は車両のシート構造において、シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に構成し、シートを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成した場合、ロック機構の解除状態への操作が軽く行えるように構成することを目的としており、ロック機構の解除状態への操作が確実に行えるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、車両のシート構造において次のように構成することにある。
シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成する。支持レールに係止部を備え、フロアの下側にロック機構を備えて、フロアにおけるロック機構の上方の部分に開口部を備える。
シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、係止部をフロアの開口部に挿入して、係止部を保持する保持状態にロック機構を操作することにより、シート及び支持レールを使用姿勢に保持可能に構成し、係止部の保持を解除する解除状態にロック機構を操作することにより、シート及び支持レールを非使用姿勢に設定可能に構成する。
シート側に操作部を備え、支持レールにリンク部材を備え、フロアの下側に牽制部材を備えて、ロック機構の解除状態への操作を阻止する阻止位置及びロック機構の解除状態への操作を許容する許容位置に、牽制部材を操作自在に構成する。
シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、シートを車体前後方向の所定位置に操作すると、シートの操作部の動作が機械的に伝達されて、フロアの開口部に挿入されたリンク部材により牽制部材が許容位置に操作されるように構成する。
(作用)
本発明の第1特徴によると、シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成して、ロック機構を備えた場合、牽制部材を備えて、ロック機構の解除状態への操作を阻止する阻止位置及びロック機構の解除状態への操作を許容する許容位置に、牽制部材を操作自在に構成している。
これによって、本発明の第1特徴によれば、シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態でシートを車体前後方向の所定位置以外の位置に操作した状態において、牽制部材が阻止位置に位置しており、ロック機構を解除状態に操作することができない。
次に本発明の第1特徴によれば、シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態でシートを車体前後方向の所定位置に操作すると、シートの操作部の動作(シートの移動の動作)が機械的に伝達されて、リンク部材により牽制部材が許容位置に操作されるので、この後にロック機構を解除状態に操作することができる。この場合、シートの操作部の動作(シートの移動の動作)及びリンク部材により、事前に牽制部材が許容位置に操作されているので、特許文献1の構造のように、ロック機構を解除状態に操作するのに伴って牽制部材を許容位置に操作すると言うようなことを行う必要はなく、ロック機構だけを解除状態に操作すればよい。
本発明の第1特徴によると、シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態でシートを車体前後方向の所定位置に操作すると、シートの操作部の動作(シートの移動の動作)が機械的に伝達されて、リンク部材により牽制部材が許容位置に操作されるように構成している。この場合に、本発明の第1特徴によると、シートの所定位置への操作と言う動的な動作が牽制部材に機械的に伝達されるのであり、シートの所定位置への操作と言う動的な動作により、牽制部材が確実に許容位置に操作されるようになる。これにより、シートを使用姿勢に設定した状態で車体前後方向の所定位置に操作した状態において、ロック機構を解除状態に確実に操作することができる。
車両のシートにおいて一般に、係止部は比較的小さく軽いものであり、ロック機構は比較的大きく重いものとなっている。これにより、本発明の第1特徴のように、支持レールに係止部を備え、フロアの下側にロック機構を備えることにより、シート側にロック機構を備える場合に比べて、シートを軽いものに構成することが可能になり、係止部が備えられる支持レールの部分をコンパクトに構成することが可能になる。
本発明の第1特徴のように、フロアの下側にロック機構を備え、係止部が入り込む開口部をフロアに備えるように構成することにより、ロック機構が張り出さないフラットなフロアを得ることができるようになる。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成した場合、シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態でシートを車体前後方向の所定位置に操作した状態において、ロック機構だけを解除状態に操作すればよいので、ロック機構の解除状態への操作が軽く行えるようになって、ロック機構の操作性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、シートの所定位置への操作と言う動的な動作により、牽制部材が確実に許容位置に操作されるようになり、シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態でシートを車体前後方向の所定位置に操作した状態において、ロック機構を解除状態に確実に操作することができるようになって、ロック機構の操作の確実性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、シートを軽いものに構成することが可能になる点、及び係止部が備えられるシート側の部分をコンパクトに構成することが可能になる点により、シートの非使用姿勢への操作が楽に行えるようになるので、シートの操作性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、フロアの下側にロック機構を備え、係止部が入り込む開口部をフロアに備えるように構成することにより、ロック機構が張り出さないフラットなフロアを得ることができるようになるので、フロアを使い易さ(例えばフロアに荷物が置き易くなる等)を向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の車両のシート構造において次のように構成することにある。
ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部と、人為的に操作自在な人為操作具とを連係して、人為操作具によりロック機構を保持及び解除状態に操作自在に構成する。阻止位置で牽制部材がロック操作部に係合することにより、ロック機構の解除状態への操作が阻止されるように構成し、許容位置で牽制部材がロック操作部から離れることにより、ロック機構の解除状態への操作が許容されるように構成する。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
人為的に操作自在な人為操作具を備えて、人為操作具によりロック機構を保持及び解除状態に操作自在に構成する場合、ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部と人為操作具とを、ワイヤや連係ロッド等によって連係するように構成することが多い。この場合、本発明の第2特徴によると、ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部自身に牽制部材を係合させているので、ロック機構の解除状態への操作が牽制部材によって確実に阻止されるようになる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部自身に牽制部材を係合させることにより、ロック機構の解除状態への操作が牽制部材によって確実に阻止されるように構成することができるようになって、牽制部材の作動の確実性を向上させることができた。
図1は2ボックスタイプの3ドア型式や5ドア型式の乗用車の後側のシート1を示しており、後側のシート1は右及び左のシート1に分割されている(図1は分割された左のシート1を示している)。シート1は座部2、背もたれ部3及びヘッドレスト4を備えて構成されており、シート1の座部2と背もたれ部3とがリクライナ部5を介して接続されている。前側のシート6の後側に比較的低いフロア7が形成されて、フロア7の後部から上方に向けて縦壁部8が形成されており、縦壁部8の上部から後方に向けて後部フロア9が形成されている。
図1に示すように、フロア7の後部にブラケット10が固定され、ブラケット10の車体左右方向の横軸芯P1周りに、支持アーム11が前後に揺動自在に接続されており、支持アーム11の上端の車体左右方向の横軸芯P2周りに、支持レール12が上下に揺動自在に接続されている。図1及び図4に示すように、丸棒を正面視U字状に折り曲げて形成された係止部13が支持レール12の後部に下向きに固定されて、支持レール12の後端の車体左右方向の横軸芯P3周りに、リンク部材14が揺動自在に支持されており、リンク部材14を横軸芯P3周りに図4の紙面反時計方向に付勢するバネ15、及びリンク部材14を図4に示す姿勢で止めるストッパー(図示せず)が備えられている。
図1及び図4に示すように、シート1の座部2にスライドレール16が固定され、スライドレール16が支持レール12に沿ってスライド自在に支持されており、スライドレール16を支持レール12の所望の位置で固定可能なロック機構(図示せず)が備えられている。後部フロア9の下側にロック機構17が備えられており、ロック機構17が係止部13を保持する保持状態及び係止部13の保持を解除する解除状態に操作自在に構成されている。
次に、ロック機構17について説明する。
図4及び図7に示すように、外側を覆うカバー18の内部において、カバー18に支持された支持軸19に、フック状のラッチ20が揺動自在に支持され、カバー18に支持された支持軸21に、フック状のロック部材22及びロック操作部23が揺動自在に支持されている。ロック部材22に扇型の受け部22aが備えられ、ロック操作部23に一対の接当部23a,23bが備えられて、ロック操作部23の接当部23a,23bの間にロック部材22の受け部22aが入り込んでいる。
図4に示すように、カバー18に支持された支持軸25にバネ26が外嵌されて、バネ26の一端がカバー18の内面に当て付けられ、バネ26の他端がロック部材22に掛けられており、バネ26によりロック部材22が支持軸21周りに図4の紙面反時計方向に付勢されている。支持軸19にバネ24が外嵌されて、バネ24の一端がラッチ20に掛けられ、バネ24の他端がロック操作部23のアーム部23cに掛けられており、バネ24によりロック操作部23が支持軸21周りに図4の紙面反時計方向に付勢されている。以上のようにしてロック機構17が構成されており、後部フロア9の下側に固定された箱状の支持部材29の横側面にロック機構17が固定されている。図4に示すように、後部フロア9においてロック機構17の上方の部分に、係止部13が入り込む開口部9a及びリンク部材14が入り込む開口部9bが形成されている。
図1及び図4に示すように、縦壁部8の付近の車体左右方向の横軸芯P4周りに、操作レバー27が上下に揺動自在に支持されて、操作レバー27が縦壁部8から前方に突出しており、ロック操作部23の横向きの受け部23dと操作レバー27とに亘ってワイヤ28が接続されている。図4及び図8に示すように、支持部材29にブラケット30が固定され、ブラケット30の車体左右方向の横軸芯P5周りに、側面視逆L字状の牽制部材31が上下に揺動自在に支持されている。牽制部材31の下部に横向きの係合部31aが備えられ、牽制部材31の上部に横向きで幅広の受け部31bが備えられており、バネ32により牽制部材31が横軸芯P5周りに図4の紙面時計方向に付勢されている。
図1及び図4に示す状態は支持レール12(シート1)を後部フロア9に載置し、係止部13及びリンク部材14を後部フロア9の開口部9a,9bに挿入して、係止部13をロック機構17に保持させて、ロック機構17を保持状態に操作した状態(シート1を使用姿勢に設定した状態)である。
前述のように、シート1を使用姿勢に設定した状態で、図4に示すように、係止部13を抱え込むようにしてラッチ20が係止部13に係合し、バネ26によりロック部材22がラッチ20に係合して、ラッチ20が係止部13に係合する姿勢に保持されている。バネ24によりロック操作部23が支持軸21周りに図4の紙面反時計方向に揺動して、ロック操作部23の接当部23aがロック部材22の受け部22aに接当している。図4及び図8に示すように、バネ32により牽制部材31が横軸芯P5周りに図4の紙面時計方向に揺動して、牽制部材31の係合部31aがロック操作部23の受け部23dの前側(図4の紙面左側)に位置しており、リンク部材14が牽制部材31の受け部31bに接当している(牽制部材31の阻止位置)。
図1及び図4に示すように、シート1を使用姿勢に設定した状態でスライドレール16を支持レール12に沿ってスライド操作することにより、シート1を車体前後方向に位置調節することができる。この場合、操作レバー27を上方に操作して、後述するようにロック機構17を解除状態に操作しようとしても(操作レバー27を上方に操作して、ワイヤ28を介してロック操作部23を支持軸21周りに図4の紙面時計方向に操作しようとしても)、ロック操作部23の受け部23dが牽制部材31の係合部31aに係合するので、操作レバー27を上方に操作することができない(ロック機構17を解除状態に操作することができない)。
図1及び図4に示すように、スライドレール16に操作部16aが固定されている。これにより、図2及び図5に示すように、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最後方位置に操作すると、スライドレール16の操作部16aがリンク部材14に接当して、リンク部材14が横軸芯P3周りに図5の紙面時計方向に操作され、リンク部材14により牽制部材31の受け部31bが下方に押し操作されて、牽制部材31が横軸芯P5周りに図5の紙面反時計方向に操作される。
図2及び図5に示すように、牽制部材31が横軸芯P5周りに図5の紙面反時計方向に操作されると、ロック操作部23の受け部23dから牽制部材31の係合部31aが下方に離れるので(牽制部材31の許容位置)、図6に示すように、操作レバー27を上方に操作して、ワイヤ28を介してロック操作部23を支持軸21に周りに図6の紙面時計方向に操作することができる。これにより、ロック操作部23の接当部23aがロック部材22の受け部22aから離れて、ロック操作部23の接当部23bがロック部材22の受け部22aに接当し、ロック部材22が支持軸21周りに図6の紙面時計方向に操作されて、ロック部材22がラッチ20から離れる(ロック機構17の解除状態)。
図6に示すように、ロック部材22がラッチ20から離れた状態において、シート1及び支持レール12(シート1の背もたれ部3を事前に前方に折り畳んでおく)を横軸芯P2(図2参照)周りに上方に持ち上げると、ラッチ20が支持軸19周りに図6の紙面反時計方向に揺動しながら係止部13がラッチ20から離れ、リンク部材14が牽制部材31の受け部31bから離れる。この後、図2及び図3に示すように、支持アーム11を横軸芯P1周りに前方に倒すことによって、シート1及び支持レール12をフロア7に入り込むようにして載置することができる(シート1を非使用姿勢に設定した状態)。図3に示すように、シート1を非使用姿勢に設定した状態において、後部フロア9はロック機構17が張り出さないフラットな状態となっており、シート1の背もたれ部3の背面と後部フロア9とがつながって、フラットで広い荷物室を得ることができる。以上の図1〜図8に示す構造は、後側の右側のシート1にも同様に備えられている。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、図1に示す支持アーム11を廃止して、支持レール12を縦壁部8の前部の車体左右方向の横軸芯(図示せず)周りに上下に揺動自在に支持してもよい。これにより、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最後方位置に操作した後、ロック機構17が解除状態に操作されると、シート1及び支持レール12(シート1の背もたれ部3を事前に前方に折り畳んでおく)を上方に持ち上げることができる(又は上下反転させることができる)(シート1の非使用姿勢)(タンブル状態)。又、ロック機構17が解除状態に操作されると、支持レール12を後部フロア9から取り外すことができるように構成してもよい(シート1の非使用姿勢)。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最後方位置に操作するのではなく、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最前方位置に操作したり、シート1を使用姿勢に設定した状態でシート1を最前方位置及び最後方位置の間の位置に操作したりすることによって、牽制部材31が許容位置に操作されるように構成してもよい。
本発明は、2ボックスタイプの3ドア又は5ドア型式の乗用車の後側のシートばかりではなく、2ボックスタイプの3ドア又は5ドア型式の乗用車の前側のシート、3ボックスタイプの2ドア又は4ドア型式の乗用車の前側や後側のシート、3列シート型式のミニバンの1,2,3列目のシート、商用車やトラック、バス等のシートにも適用できる。
シートを使用姿勢に設定した状態において、ロック機構を保持状態に操作した状態(牽制部材が阻止位置に操作された状態)を示すシートの付近の縦断側面図 シートを使用姿勢に設定した状態(ロック機構を保持状態に操作した状態)において、シートを最後方位置に操作した状態(牽制部材が許容位置に操作された状態)を示すシートの付近の縦断側面図 図2に示す状態からシートを非使用姿勢に設定した状態を示すシートの付近の縦断側面図 シートを使用姿勢に設定した状態において、ロック機構を保持状態に操作した状態(牽制部材が阻止位置に操作された状態)を示すロック機構の付近の側面図 シートを使用姿勢に設定した状態(ロック機構を保持状態に操作した状態)において、シートを最後方位置に操作した状態(牽制部材が許容位置に操作された状態)を示すロック機構の付近の側面図 シートを使用姿勢に設定した状態でシートを最後方位置に操作した状態(牽制部材が許容位置に操作された状態)において、ロック機構を解除状態に操作した状態を示すロック機構の付近の側面図 ロック機構におけるラッチ、ロック部材及びロック操作部を示す斜視図 シートを使用姿勢に設定した状態において、ロック機構を保持状態に操作した状態(牽制部材が阻止位置に操作された状態)を示すロック機構の付近の正面図
符号の説明
1 シート
9 フロア
9a,9b 開口部
12 支持レール
13 係止部
14 リンク部材
16a 操作部
17 ロック機構
23 ロック操作部
27 人為操作具
31 牽制部材

Claims (2)

  1. シートを着座可能な使用姿勢で車体前後方向に位置調節自在に支持レールに支持し、前記シート及び支持レールを使用姿勢及び使用姿勢から離れた非使用姿勢に亘って移動自在に構成し、
    前記支持レールに係止部を備え、フロアの下側にロック機構を備えて、前記フロアにおけるロック機構の上方の部分に開口部を備え、
    前記シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、前記係止部をフロアの開口部に挿入して、前記係止部を保持する保持状態にロック機構を操作することにより、前記シート及び支持レールを使用姿勢に保持可能に構成し、前記係止部の保持を解除する解除状態にロック機構を操作することにより、前記シート及び支持レールを非使用姿勢に設定可能に構成すると共に、
    前記シート側に操作部を備え、前記支持レールにリンク部材を備え、前記フロアの下側に牽制部材を備えて、前記ロック機構の解除状態への操作を阻止する阻止位置及びロック機構の解除状態への操作を許容する許容位置に、前記牽制部材を操作自在に構成し、
    前記シート及び支持レールを使用姿勢に設定した状態で、前記シートを車体前後方向の所定位置に操作すると、前記シートの操作部の動作が機械的に伝達されて、前記フロアの開口部に挿入されたリンク部材により牽制部材が許容位置に操作されるように構成してある車両のシート構造。
  2. 前記ロック機構を保持及び解除状態に操作するロック操作部と、人為的に操作自在な人為操作具とを連係して、前記人為操作具によりロック機構を保持及び解除状態に操作自在に構成すると共に、
    前記阻止位置で牽制部材がロック操作部に係合することにより、前記ロック機構の解除状態への操作が阻止されるように構成し、前記許容位置で牽制部材がロック操作部から離れることにより、前記ロック機構の解除状態への操作が許容されるように構成してある請求項1に記載の車両のシート構造。
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