JP2015201830A - 通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015201830A
JP2015201830A JP2014223192A JP2014223192A JP2015201830A JP 2015201830 A JP2015201830 A JP 2015201830A JP 2014223192 A JP2014223192 A JP 2014223192A JP 2014223192 A JP2014223192 A JP 2014223192A JP 2015201830 A JP2015201830 A JP 2015201830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
network
smartphone
communication terminal
wireless network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014223192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6363937B2 (ja
JP2015201830A5 (ja
Inventor
亮輔 佐藤
Ryosuke Sato
亮輔 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014223192A priority Critical patent/JP6363937B2/ja
Priority to US14/669,549 priority patent/US9288740B2/en
Publication of JP2015201830A publication Critical patent/JP2015201830A/ja
Publication of JP2015201830A5 publication Critical patent/JP2015201830A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6363937B2 publication Critical patent/JP6363937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/22Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing using selective relaying for reaching a BTS [Base Transceiver Station] or an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】中継装置と通信端末間の不要な無線LAN接続処理の発生を低減する。【解決手段】外部装置と通信端末との間の通信を中継可能な通信装置は、外部装置と接続可能な無線ネットワークを判定し、判定された接続可能な無線ネットワークに応じて、通信装置が外部のアクセスポイントを介して外部装置と通信端末との間の通信を中継する第1の通信形態、または通信装置がアクセスポイントとして外部装置と通信端末との間の通信を中継する第2の通信形態から、通信形態を決定する。【選択図】図11

Description

本発明は、複数の通信インタフェースを有し、外部通信端末と外部サーバ間でやり取りされるサービス処理を中継する通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンに代表される携帯電話端末において、無線LAN機能を搭載し、他の無線LAN搭載機器と通信を行える端末が数多く存在する。また、自身が無線LANのアクセスポイントとして動作することで他の通信端末に対するモデムとして動作する、テザリングと呼ばれる機能も普及してきている。これらの機能を利用して、スマートフォンが中継装置となってカメラがクラウドサービスの認証処理を行うようなシステムが開示されている(特許文献1)。
一方、通信端末間で無線LAN通信を行う場合、幾つかの接続形態が考えられる。例えば、外部のアクセスポイント(AP)を介して接続する形態、いずれかの通信端末がAPとなって他の通信端末がそのAPに接続する形態、アドホック通信と呼ばれるAPが存在しないネットワークに接続する形態等が考えられる。特許文献2では、端末が相手の端末との通信を開始する際、周囲の無線環境からいずれの通信形態を用いて通信するか判定し、それぞれの接続形態に対応する通信パラメータを相手の端末に通知する技術が開示されている。また、無線LANで接続するための通信パラメータを、NFC(Near Field Communication)等の異なる通信インタフェースで接続相手に通知することにより、無線LANの設定・接続処理を簡単化するような技術も存在する。
特開2011−39793号公報 特開2006−311137号公報
以上の背景を踏まえて、特許文献1の様な、スマートフォンと通信端末(デジタルカメラ等)が無線LANで通信しながら、スマートフォンが中継装置となり、通信端末と外部ネットワークに位置するサーバが通信を行うようなシステムについて考えてみる。
スマートフォンとサーバとの間の通信形態は、外部の無線LAN APを経由して接続する形態と、携帯電話網のアンテナ・基地局を介して接続する形態の2つに大別できる。多くのスマートフォンでは、このスマートフォンとサーバ間の通信形態によって、スマートフォンと通信端末間の無線LANの接続形態が制限されてしまう。一般的に、スマートフォンとサーバ間が外部の無線LAN APを経由して接続する場合、スマートフォンと通信端末間は同一の無線LAN APを経由して接続する必要がある。一方、スマートフォンとサーバ間が携帯電話網を介して接続する場合は、スマートフォンと通信端末間は外部の無線LAN APを介さずに接続する必要がある。
ここで、前述したような技術により、スマートフォンが無線LANの接続形態を判定してNFCで通信パラメータを通信端末に通知する方法について考えてみる。この場合、スマートフォンは、外部の無線LAN APが作成するネットワークの通信パラメータ、またはスマートフォン自身がAPとなって作成するネットワークの通信パラメータ、もしくはその両方を通信端末に通知する。通信端末は、通知された通信パラメータで指定されたネットワークに接続してスマートフォンと通信を行う。前述した通り、このようなシステムでスマートフォンと通信端末間で利用できる接続形態は、スマートフォンとサーバ間の接続形態に依存する。そのため、スマートフォンは対サーバ間で通信できる接続形態に対応するネットワークの通信パラメータのみを通信端末に通知するなどして、実際には利用できないネットワークに通信端末が接続することを防ぐことが望まれる。
特許文献2には、周囲の無線環境から他の端末との間で形成するネットワークの接続形態を判定するような技術が開示されている。特許文献2の技術を上記システムに当てはめて考えると、特許文献2ではAPより上位に位置する機器(サーバ等)との接続性については考慮されていない。そのため、例えばAPが外部ネットワークに接続していないような場合でも当該APの通信パラメータを通信端末に通知してしまい、結果として通信端末とサーバ間の通信が行えない形態で接続してしまうといった懸念がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、中継装置と通信端末間の不要な接続処理の発生を低減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による通信装置は以下の構成を有する。すなわち、外部装置と通信端末との間の通信を中継可能な通信装置であって、前記外部装置と接続可能な無線ネットワークがあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により接続可能と判定された無線ネットワークに応じて前記外部装置と前記通信端末との間の通信形態を決定する決定手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、中継装置と通信端末間の不要な接続処理の発生を低減することが可能となる。
実施形態1による中継装置のハードウェア構成の一例を示す図。 実施形態1による中継装置の機能ブロック構成の一例を示す図。 実施形態1によるシステム構成を例示する図。 実施形態1による中継装置がサーバとの通信可否を判定する際の動作フローを説明する図。 実施形態1による中継装置が通信端末との通信を開始する際の動作フローを説明する図。 実施形態1による中継装置が通信パラメータを取得する際の動作フローを説明する図。 実施形態1による中継装置の疎通確認テーブルのフォーマット例を示す図。 実施形態1による通信端末のハードウェア構成の一例を示す図。 実施形態1による通信端末の機能ブロック構成の一例を示す図。 実施形態1による通信端末の動作フローを説明する図。 実施形態1における中継装置、通信端末、サーバ間の通信シーケンスを例示的に説明する図(その1)。 実施形態1における中継装置、通信端末、サーバ間の通信シーケンスを例示的に説明する図(その2)。
[実施形態1]
以下、本実施形態による中継装置と通信端末について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態による中継装置のハードウェア構成を示す図である。中継装置100は、表示部101、操作部102、記憶部103、電源部104、計時部105、制御部106、ROM107、RAM108、無線LANアンテナ制御部109、無線LANアンテナ110を備える。また中継装置100は、携帯網通信アンテナ制御部111、携帯網通信アンテナ112、NFCアンテナ制御部113、NFCアンテナ114、通信インタフェース部115を更に備える。
表示部101および操作部102は、アプリケーションの表示や実行などを行う。記憶部103は、無線通信ネットワーク情報、データ送受信情報、通信機器情報など各種データを記憶し、管理する。電源部104は、例えばバッテリである。計時部105は、時間を計測するタイマとしての機能を有する。制御部106は、例えばCPUであり、中継装置100の各構成要素の動作を制御する。ROM107は、制御命令つまりプログラムを格納する。RAM108は、プログラムを実行する際のワークメモリやデータの一時保存などに利用される。無線LANアンテナ制御部109は、無線LANアンテナ110を制御する。携帯網通信アンテナ制御部111は、携帯網通信アンテナ112を制御する。NFCアンテナ制御部113は、NFCアンテナ114を制御する。通信インタフェース部115は、ネットワークの検索、構築、接続、管理などの通信処理を行うためのインタフェースである。
図2は、本実施形態による中継装置の機能ブロック図である。本実施形態において、中継装置200の機能ブロックは、ROM107にプログラムとして記憶され、制御部106によって当該プログラムが実行されることによりその機能が実施される。なお、中継装置200の機能ブロックに含まれる一部または全部がハードウェア化されていても良い。中継装置200は、無線LAN通信制御部210、携帯網通信制御部220、NFC通信制御部230、サービス情報管理部240、通信中継処理部250、インターネット通信管理部260を備える。
無線LAN通信制御部210は、無線LANアンテナ制御部109、無線LANアンテナ110を介した無線LAN通信を制御する。また、無線LAN通信制御部210は、AP通信制御部211とSTA通信制御部212を含む。AP通信制御部211は、中継装置がアクセスポイントとして動作して行う無線LAN通信を制御し、STA通信制御部212は、外部のアクセスポイントと接続して行う無線LAN通信を制御する。携帯網通信制御部220は、携帯網通信アンテナ制御部111、携帯網通信アンテナ112を介した携帯網通信を制御する。なお、ここでいう携帯網通信とは、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)仕様やLTE(Long Term Evolution)仕様に対応する通信を意味する。NFC通信制御部230は、NFCアンテナ制御部113、NFCアンテナ114を介したNFC(Near Field Communication)通信を制御する。サービス情報管理部240は、通信端末が利用するサービスの情報を管理する。
サービス情報管理部240は、通信端末が利用する複数のサービスと、該複数のサービスに対応するサーバのアドレスを管理する。また、サービス情報管理部240は、後述する疎通確認テーブルを用いて、各サーバと無線ネットワークとを対応付けた接続可否情報を管理する。通信中継処理部250は、無線LAN通信制御部210、携帯網通信制御部220と連携して、ローカルネットワーク内に位置する通信端末と外部ネットワークに位置するサーバとの間の通信処理を中継可能である。通信中継処理部250は、通信端末とサーバとの間で行われるサービスの処理を、サービス情報管理部240で管理される情報に従って中継する。インターネット通信管理部260は、中継装置200がインターネットで通信を行うための制御を行う。インターネット通信管理部260は、周囲の無線環境やユーザ設定等に従い、STA通信制御部212もしくは携帯網通信制御部220のいずれかを用いてインターネット接続を行う。
図3は、本実施形態におけるシステム構成を例示する図である。なお、本実施形態において、中継装置はスマートフォンとして説明するが、図1、2に示す構成を有していれば他の装置であっても良い。また、本実施形態において、通信端末はデジタルカメラまたはプリンタとして説明するが、後述する図8、9に示す構成を有していれば他の装置であっても良い。
通信システム300において、中継装置であるスマートフォン100は、アクセスポイント320および携帯網アンテナ330を介して、インターネット340に接続する事が出来る。サーバ350は、インターネット340に接続する事が出来る。またスマートフォン100は、通信端末であるデジタルカメラ310およびプリンタ311と無線LANで通信する事が出来る。点線360〜362はそれぞれ、無線LAN通信の接続状態を図示したものである。点線360、361は、スマートフォン100と、デジタルカメラ310およびプリンタ311がアクセスポイント320と接続する事を示す。また、点線362は、スマートフォン100と、デジタルカメラ310およびプリンタ311が、外部のアクセスポイント320を介さずに直接無線LAN通信出来ることを示す。この場合、スマートフォン100はAPとして動作し、デジタルカメラ310およびプリンタ311は無線LAN端末(STA)としてスマートフォン100に接続する。また、一点鎖線370は、スマートフォン100が携帯網アンテナ330と携帯網通信仕様による通信が行えることを示す。
次に、図7を参照して、本実施形態による中継装置(スマートフォン100)が管理する疎通確認テーブルについて説明する。なお、本テーブルは、サービス情報管理部240によって管理される。疎通確認テーブル700は、サービス情報管理部240が別途管理する各サーバとの接続可否情報を、スマートフォン100が接続可否を確認した際に接続したネットワークの情報と対応付けて管理するテーブルである。疎通確認テーブル700は、サービス識別子701、サーバ702、ネットワーク識別子703、接続可否704の情報要素を含む事が出来る。また、各情報要素の組に1つのレコード番号705が対応する。
サービス識別子701は、サーバが提供可能なサービスを一意に識別する識別子である。サーバ702は、サービス識別子701が示すサービスに対応するサーバのURL(Uniform Resource Locator)情報であり、サービス識別子1つに対して1以上のURLが対応付けられる。ネットワーク識別子703は、ネットワークの種別(携帯網通信または無線LAN)と、無線LANネットワークのBSSID(Basic Service Set Identifier)である。ネットワーク識別子703には、サーバ702との接続可否の確認を行った際のネットワークの情報が記録され、接続可否704には、確認の結果として接続可能(可)か否か(不可)が記録される。
図7の疎通確認テーブル700において、例えば、スマートフォン100が、XXXカメラサービスについて、https://XXX.co.jpというサーバに対して接続可否の確認を行った結果、携帯網およびBSSID=AAAのAP経由では接続でき、BSSID=BBBのAP経由では接続できないことが確認されたことが示されている。
次に図4、5、6のフローチャートを参照して、本実施形態による中継装置(スマートフォン100)の動作手順について説明する。
図4は、本実施形態による中継装置(スマートフォン100)において、サーバとの通信可否を判定する際の動作手順を示す。本実施形態においては、中継装置としてのスマートフォン100がアプリケーションを起動したタイミング、およびSTA通信制御部212を介した無線LAN通信の接続先ネットワークが変化したタイミングで本処理が実施される。なお、これ以外のタイミングで実施されても良く、例えば一定時間ごとに定期的に実行されるとしても良い。
スマートフォン100はまず、インターネット通信管理部260において、本処理を開始した時点で接続しているネットワークのパラメータ(ネットワークの種別(無線LANまたは携帯電話網)と、ネットワーク識別子(BSSID)を取得する(S401)。続いてスマートフォン100は、サービス情報管理部240で管理されているサーバそれぞれについて、S403〜S406の処理を繰り返す(S402)。まず、スマートフォン100は、疎通確認テーブル700から、対象とするサーバとS401で取得したBSSIDが、サーバ702とネットワーク識別子703とそれぞれ一致するレコード番号705を検索する。この2つの情報要素が一致するレコード番号705が存在する場合は(S404でYes)、スマートフォン100は次のサーバについて同様の検索処理を行う。この2つの情報要素が一致するレコード番号705が存在しない場合(S404でNo)、スマートフォン100は、このサーバとの接続確認を行う(S405)。そして、スマートフォン100は、確認結果(704)とサーバのURL(702)、S401で取得したネットワークパラメータ(703)、およびサーバに対応するサービス種別(701)を、レコード番号(705)に対応させて疎通確認テーブル700に記憶する(S406)。
本実施形態において、S405で行う接続確認は、スマートフォン100が、サービス情報管理部240で管理されているサーバのURLに対してHTTPの(Hyper Text Transfer Protocol)要求メッセージを送信し、正常に応答メッセージが返るかどうかを見て行うものとする。しかしながら、サーバとの通信可否を判定する手段はこれに限るものではない。例えば、スマートフォン100は、HTTP以外のプロトコル(Ping等)を用いた疎通確認を行っても良い。
また、スマートフォン100は、接続したアクセスポイント(例えばアクセスポイント200)からゲートウェイサーバ(不図示)とDNS(Domain Name Service)サーバ(不図示)のアドレスの少なくとも一方が通知されたことよって、サーバとの通信が可能であると判定するとしても良い。また、スマートフォン100は、接続したアクセスポイントからゲートウェイサーバとDNSサーバのアドレスの両方が通知された事によって、サーバとの通信が可能であると判定するとしても良い。一般的に、ゲートウェイサーバやDNSサーバはインターネットに接続しているため、上記方法により、アクセスポイント320とインターネット340の間の接続を確認する事ができる。よって、サーバ350がインターネット340に接続している事が信頼できるような環境では、上記方法によってスマートフォン100とサーバ350との接続を確認することが出来る。
また、スマートフォン100は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)プロトコルによって、自身のIPアドレスが割り当てられた事によってサーバとの通信が可能であると判定するとしても良い。アクセスポイントとインターネットに接続するルータとの間の通信が不安定であるような環境においては、上記方法による判定方法も有効である。
また、スマートフォン100は、ユーザによって事前に登録されたアクセスポイント(例えばアクセスポイント200)に接続した事によって、サーバとの通信が可能であると判定しても良い。ユーザが登録したアクセスポイントかどうかは、ユーザが事前に設定したSSID(Service Set Identifier)もしくはBSSID(Basic Service Set Identifier)が一致するか否かによって判定する。例えばユーザの自宅のアクセスポイントであればアクセスポイントがインターネット・サーバに接続している事はユーザにとって自明なので、上記方法にてスマートフォン100とサーバ350との接続を確認することが出来る。
以上が、本発明における中継装置(スマートフォン100)が外部装置(サーバ350)との接続可否を判定する判定手段の一例である。さらに、スマートフォン100は上記の判定方法の組み合わせによってサーバとの通信可否を判定しても良い。本発明は、スマートフォン100またはそのユーザが、スマートフォン100とサーバ350とが接続可能であると判定できる方法であれば、その詳細な判定方法を限定しない。
図5は、本実施形態による中継装置(スマートフォン100)において、通信端末(デジタルカメラ310もしくはプリンタ311)との通信を開始する際の動作手順を示す。本実施形態においては、中継装置としてのスマートフォン100が通信端末に近づいて、NFC通信制御部230が通信端末との接近を検知した事を契機に本処理が実施される。まず、スマートフォン100は、通信端末に通知すべき通信パラメータを検索し、取得する(S501)。図6は、S501の処理をより詳細に示した図である。以下、図6を用いてS501の処理について解説する。
スマートフォン100は、インターネット通信管理部260で管理されている、現時点で接続しているネットワークのネットワークパラメータ(ネットワークの種別(無線LANまたは携帯電話網)と、ネットワーク識別子(BSSID)を取得する(S601)。続いて、スマートフォン100は、NFC通信制御部230を介したNFC通信により、通信端末から通信端末が利用予定のサービス識別子と通信端末識別子を取得する(S602)。スマートフォン100は、S601で取得したパラメータにより、外部のAPに無線LANで接続していると判定した場合(S603でYes)、S604からS606の処理を実行する。
スマートフォン100は、疎通確認テーブル700を用いて、S601で取得したネットワークパラメータとS602で取得したサービス識別子が、ネットワーク識別子703とサービス識別子701とそれぞれ一致するレコード番号705を検索する(S604)。この2つの情報要素が一致するレコード番号705が存在し、かつそのレコード番号705に対応する接続可否704が接続可の場合(S605でYes)、スマートフォン100は、通信端末に通知するネットワークパラメータに、外部のAPが作成した(現在接続中の)ネットワークの情報(ネットワーク識別子703の情報)を追加する(S606)。続いて、携帯網通信制御部220によりスマートフォン100が携帯網無線の通信圏内であると判定される場合(S607でYes)、スマートフォン100はS608からS610の処理を実行する。
スマートフォン100は疎通確認テーブル700から、ネットワーク識別子703が携帯網で、かつS602で取得したサービス識別子とサービス識別子701が一致するレコード番号を検索する(S608)。この情報要素が一致するレコード番号が存在し、かつそのレコード番号に対応する接続可否704が接続可の場合(S609でYes)、通信端末に通知するネットワークパラメータに、AP通信制御部211が作成するネットワークの情報(デザリングAPの情報)を追加する(S610)。
図5に戻り、S501(図6)の処理の結果、通信端末に通知するネットワークパラメータが存在する場合(S502でYes)、スマートフォン100は、ネットワークパラメータとスマートフォン100自身の識別子を通信端末に通知する(S503)。この通知は、NFC通信制御部230を介したNFC通信により行われる。また、スマートフォン100は、ネットワークパラメータが、スマートフォン100がAPとなって作成するネットワークに関するのか、外部のAPが作成するネットワークに関するのかを表す情報を合わせて通知する。一方、S501(図6)の処理の結果、通信端末に通知するネットワークパラメータが存在しない場合は(S502でNo)、スマートフォン100は、NFC通信制御部230を介したNFC通信によりエラーを通信端末に通知して(S504)処理を終了する。
スマートフォン100は、S503で外部のAPが作成したネットワークのネットワークパラメータを通知した場合(S505でYes)、この無線LANのネットワークを利用することを決定する。そして、スマートフォン100は、この無線LANネットワーク上でS501からS503でNFC通信した通信端末を検索する(S506)。より具体的には、スマートフォン100は、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)を用いて通信端末が報知するサービスを検索するとともに、スマートフォン100自身もSSDPを用いてサービス情報を報知する(S506)。スマートフォン100は、このネットワーク上でS602で取得した通信端末識別子に対応する識別子を持つ通信端末のサービスを発見した場合(S507でYes)、S513以降の処理を実施する。スマートフォン100は、外部のAPが作成したネットワーク上で対象の通信端末を発見できなかった場合(S507でNo)、もしくはS503で外部のAPが作成したネットワークのネットワークパラメータを通知していない場合(S505でNo)、デザリングAPを起動することを決定して、S508からS512の処理を実施する。
S503でAP通信制御部211が作成するネットワークのパラメータを通知している場合(S508でYes)、スマートフォン100はSTA通信制御部212を介した外部APとの無線LAN通信を切断する(S509)。また、S503でAP通信制御部211が作成するネットワークのネットワークパラメータを通知していない場合は(S508でNo)、スマートフォン100は、エラーとして処理を終了する。続いてスマートフォン100は、AP通信制御部211によりアクセスポイント機能(デザリングAP)を起動して無線LANネットワークを構築する(S510)。スマートフォン100は、S506と同様の検索処理をS510で生成したネットワーク上で行い(S511)、対象の通信端末を発見した場合(S512でYes)、S513以降の処理を実施する。スマートフォン100は、S511で通信端末を発見できなかった場合は(S512でNo)、エラーとして処理を終了する。
スマートフォン100は、接続対象の通信端末を発見すると(S507もしくはS512でYes)、通信端末を発見した無線LANネットワーク上で通信端末との接続処理を行う(S513)。ここでいう接続処理とは、この後実施される中継処理におけるスマートフォン100と通信端末との間の論理的なセッションを生成するための処理を示す。本実施形態では、スマートフォン100と通信端末との間で特定のURLに対するHTTP要求・応答メッセージを送受信する処理が想定されているが、例えばTCP(Transmission Control Protocol)による接続処理で代替するなどとしても良い。
スマートフォン100は、通信端末との接続が完了すると、通信中継処理部250による中継処理を開始する。本中継処理を実施中に、スマートフォン100は通信端末から要求メッセージを受信した際は、各サービスに対応する要求メッセージに変換を行ってサーバに対して要求メッセージを送信する。同様に、スマートフォン100は、サーバからサービスの応答メッセージを受信した際は、対通信端末間で取り決められた通信プロトコルのフォーマットにメッセージを変換して、通信端末に対して応答メッセージを送信する。この中継処理は通信端末から切断通知メッセージを受信するまで継続する(S515でNo)。スマートフォン100は、通信端末から切断通知メッセージを受信した場合(S515でYes)、中継処理を終了する。なお、本実施形態において、この切断通知メッセージとはSSDPのbyebyeメッセージである。
次に図8、9、10を参照して、本実施形態における通信端末について説明する。ここでは特に通信端末がデジタルカメラ310である場合の例について説明する。
図8は、本実施形態による通信端末800のハードウェア構成を示す図である。なお、本実施形態において、通信端末800はデジタルカメラ310である。通信端末800は、表示部801、操作部802、記憶部803、電源部804、計時部805、制御部806、ROM807、RAM808、無線LANアンテナ制御部809、無線LANアンテナ810を備える。また通信端末800は、NFCアンテナ制御部811、NFCアンテナ812、通信インタフェース部813、撮像部814を更に備える。
表示部801および操作部802は、アプリケーションの表示や実行などを行う。記憶部803は、無線通信ネットワーク情報、データ送受信情報、通信機器情報など各種データを記憶し、管理する。電源部804は、例えばバッテリである。計時部805は、時間を計測するタイマとしての機能を有する。制御部806は、例えばCPUであり、通信端末800の各構成要素の動作を制御する。ROM807は、制御命令つまりプログラムを格納する。RAM808は、プログラムを実行する際のワークメモリやデータの一時保存などに利用される。無線LANアンテナ制御部809は、無線LANアンテナ810を制御する。NFCアンテナ制御部811は、NFCアンテナ812を制御する。通信インタフェース部813は、ネットワークの検索、構築、接続、管理などの通信処理を行うためのインタフェースである。撮像部814は被写体の光学像を撮像する。
図9は、本実施形態による通信端末の機能ブロック図である。本実施形態において、通信端末900の機能ブロックは、ROM807にプログラムとして記憶され、制御部806によって当該プログラムが実行されることによりその機能が実施される。なお、通信端末900の機能ブロックに含まれる一部または全部がハードウェア化されていても良い。
通信端末900は、無線LAN通信制御部910、NFC通信制御部920、サービス情報管理部930を備える。無線LAN通信制御部910は、無線LANアンテナ制御部809、無線LANアンテナ810を介した無線LAN通信を制御する処理部である。また無線LAN通信制御部210はSTA通信制御部911を含む。STA通信制御部911は、外部のアクセスポイントと接続して行う無線LAN通信を制御する。NFC通信制御部920は、NFCアンテナ制御部811、NFCアンテナ812を介したNFC(Near Field Communication)通信を制御する。サービス情報管理部930は、通信端末が利用するサービスの情報を管理する。サービス情報管理部930は、通信端末が利用する1つ以上のサービスの識別子を管理する。
次に図10のフローチャートを参照して、本実施形態における通信端末800の動作手順について説明する。図8のフローチャートは、通信端末800において、スマートフォン100との通信を開始する際の動作手順を示す。本実施形態においては、スマートフォン100と通信端末800が近づいて、NFC通信制御部920によるNFCによる通信が可能となった事を契機に本処理が実施される。
まず通信端末800は、NFC通信により通信端末800自身の識別子と利用予定のサービス識別子をスマートフォン100に通知する(S1001)。続いて、通信端末800は、スマートフォン100からNFCで通知される無線LANネットワークのネットワークパラメータとスマートフォン100の識別子を取得する(S1002)。取得に失敗した場合(S1003)、通信端末800はエラーとして処理を終了する。パラメータの取得に成功すると(S1003でYes)、通信端末800は取得したパラメータを解析する。取得したネットワークパラメータに、スマートフォン100以外のAP(外部AP)が生成するネットワークのネットワークパラメータが含まれる場合(S1004でYes)、通信端末800は外部APが作成したネットワークへ無線LAN通信の接続を試みる(S1005)。また、取得したネットワークパラメータに、外部APが生成するネットワークのパラメータが含まれない場合は(S1004でNo)、通信端末800はS1009からS1013の処理を実行する。
S1005での接続処理に成功すると(S1006でYes)、接続した無線LANネットワーク上でスマートフォン100を検索する(S1007)。より具体的には、通信端末800はSSDPを用いてスマートフォン100が報知するサービスを検索するとともに、自身もSSDPを用いてサービス情報を報知する(S1007)。通信端末800は、このネットワーク上で、S1001で取得したスマートフォン100の識別子に対応する識別子を持つ通信端末のサービスを発見した場合(S1008でYes)、S1014以降の処理を実施する。スマートフォン100を発見できなかった場合(S1008でNo)、もしくはS1005での接続処理に失敗した場合(S1006でNo)、通信端末800はS1009からS1013の処理を実施する。
通信端末800は、外部APが生成するネットワーク上でスマートフォン100が発見できなかった場合(S1004、S1006、S1008のいずれかでNo)、スマートフォン100がAPとなって生成するネットワークへの接続を試みる。通信端末800は、S1002で取得したネットワークパラメータにスマートフォン100がAPとなって生成する無線LANネットワークのパラメータが含まれる場合(S1009でYes)、そのネットワークへ無線LAN通信の接続を試みる(S1010)。S1010での接続処理に成功すると(S1011でYes)、S1007と同様の方法を用いて、この無線LANネットワーク上でスマートフォン100を検索する(S1012)。このネットワーク上で、S1001で取得したスマートフォン100の識別子に対応する識別子を持つ通信端末のサービスを発見した場合(S1013でYes)、通信端末800はS1014以降の処理を実施する。スマートフォン100がAPとなって生成するネットワーク上でもスマートフォン100が発見できなかった場合(S1009、S1011、S1013のいずれかでNo)、通信端末800はエラーとして処理を終了する。
通信端末800はスマートフォン100を発見すると(S1008もしくはS1013でYes)、スマートフォン100を発見した無線LANネットワーク上でスマートフォン100との接続処理を行う(S1014)。なお本実施形態において、ここでいう接続処理とはスマートフォン100と通信端末との間で特定のURLに対するHTTP要求・応答メッセージを送受信する処理が想定されているが、例えばTCPによる接続処理で代替するとしても良い。スマートフォン100との接続が完了すると、通信端末800はS1001でスマートフォン100に通知したサービスの処理を開始する(S1015)。その後、サービスの処理を終了する場合(S1016でYes)、通信端末800はスマートフォン100に対して切断通知メッセージを送信する(S1017)。なお、本実施形態において、ここでいう切断通知メッセージとはSSDPのbyebyeメッセージである。
次に、図3に示すスマートフォン100と、デジタルカメラ310、サーバ350との間の通信シーケンスの一例について、図11および図12を参照して詳述する。
図11は図4から図6で示したスマートフォン100の処理の結果、スマートフォン100とデジタルカメラ310がアクセスポイント320を介して接続する場合の通信シーケンス例である。前提として、スマートフォン100は携帯網アンテナ330の携帯通信網ネットワークに接続しているものとする。
まずスマートフォン100にて、図4から図6の処理を実行するアプリケーションを立ち上げた事を契機に、本シーケンスが開始される。スマートフォン100は携帯網アンテナ330を介してサーバ350に接続確認のメッセージを送信する(S1101)。サーバ350からの応答を受信したスマートフォン100は、携帯通信網を介してサーバ350へ接続ができることを疎通確認テーブル700に記憶する(S1102)。次に、スマートフォン100はアクセスポイント320が生成するネットワークに接続すると(S1103)、アクセスポイント320を介してサーバ350に接続確認のメッセージを送信する(S1104)。サーバ350からの応答を受信したスマートフォン100は、アクセスポイント320を介してサーバ350へ接続ができることを疎通確認テーブル700に記憶する(S1105)。
続いてデジタルカメラ310とスマートフォン100がタッチされて(S1106)NFC通信が開始すると、まずデジタルカメラ310は自身の識別子と自身が利用予定のサービスの識別子をNFCでスマートフォン100に通知する(S1107)。スマートフォン100はこれを受けて疎通確認テーブル700を検索し(S1108)、無線LANのネットワークパラメータをデジタルカメラ310にNFCで通知する(S1109)。ここで、スマートフォン100はS1101およびS1104の疎通確認において、どちらでもサーバ350への接続が確認できている。よって、スマートフォン100はアクセスポイント320が生成するネットワークのネットワークパラメータと、自身がAPとなって生成するネットワークのネットワークパラメータを共に、S1109でデジタルカメラ310に通知する。次にスマートフォン100は、アクセスポイント320のネットワーク上で、SSDPを用いたデジタルカメラ310の検索処理を開始する(S1110)。また同様に、スマートフォン100はSSDPを用いてアクセスポイント320のネットワーク上に自身の存在を広告する(S1115)。
一方、S1109の通知を受けたデジタルカメラ310は、通知されたネットワークパラメータを用いてアクセスポイント320のネットワークに接続する(S1111)。接続が完了すると、デジタルカメラ310はSSDPを用いて、自身の存在をアクセスポイント320のネットワーク上に広告するとともに(S1112)、同じくアクセスポイント320のネットワーク上でスマートフォン100の検索処理を開始する(S1114)。スマートフォン100は、S1112を受けてデジタルカメラ310を発見したものとして扱う。(S1113)。また、デジタルカメラ310はS1115を受けてスマートフォン100を発見したものとして扱う(S1116)。
続いて、スマートフォン100とデジタルカメラ310は、HTTP要求・応答メッセージを送り合う事で、両装置間に接続状態を構築する(S1117)。S1117の接続処理が完了すると、スマートフォン100はデジタルカメラ310とサーバ350間の中継処理を開始する(S1118)。スマートフォン100は中継処理実施中は、デジタルカメラ310からアクセスポイント320経由で受信した要求メッセージ(S1119)を変換し、アクセスポイント320を介してサーバ350に対して転送する(S1120)。また、サーバ350から応答メッセージを受信したスマートフォン100は、受信したメッセージを変換してアクセスポイント320を介してデジタルカメラ310に転送する。デジタルカメラ310はサーバ350のサービスの利用を終了する場合(S1123)、スマートフォン100に対して切断通知メッセージ(SSDPのbyebyeメッセージ)を送信する(S1124)。これを受信したスマートフォン100は、S1118で開始した中継処理を停止する(S1125)。
図12は、図4から図6で示したスマートフォン100の処理の結果、スマートフォン100がAPとなってデジタルカメラ310と接続する場合の通信シーケンス例である。図11の場合と同様、前提として、スマートフォン100は携帯網アンテナ330の携帯通信網ネットワークに接続しているものとする。また、アクセスポイント320はインターネットに接続していないものとする。
まずスマートフォン100にて、図4から図6の処理を実行するアプリケーションを立ち上げた事を契機に、本シーケンスが開始される。スマートフォン100は携帯網アンテナ330を介してサーバ350に接続確認のメッセージを送信する(S1201)。サーバ350からの応答を受信したスマートフォン100は、携帯通信網を介してサーバ350へ接続ができることを疎通確認テーブル700に記憶する(S1202)。次に、スマートフォン100はアクセスポイント320が生成するネットワークに接続すると(S1203)、アクセスポイント320を介してサーバ350に接続確認のメッセージを送信する(S1204)。しかしながら、アクセスポイント320はインターネットに接続していないため、S1204のメッセージはサーバ350まで到達しない。サーバ350からの応答を受信出来ないスマートフォン100は、アクセスポイント320を介してサーバ350へ接続ができないことを疎通確認テーブル700に記憶する(S1205)。
続いて、デジタルカメラ310とスマートフォン100がタッチされて(S1206)NFC通信が開始すると、まずデジタルカメラ310は自身の識別子と自身が利用したいサービスの識別子をNFCでスマートフォン100に通知する(S1207)。スマートフォン100はこれを受けて疎通確認テーブル700を検索し(S1208)、無線LANの通信パラメータをデジタルカメラ310にNFCで通知する(S1209)。ここで、スマートフォン100はS1101およびS1104の疎通確認において、サーバ350への接続が確認できたのは携帯網アンテナ330を介した接続の場合のみである。よって、スマートフォン100は、自身がAPとなって生成するネットワークのパラメータのみをS1209でデジタルカメラ310に通知する。次にスマートフォン100は、アクセスポイント320との無線LAN接続を切断し(S1210)、自身のAP機能によりS1209でデジタルカメラ310に通知したパラメータで無線LANネットワークを生成する(S1211)。また、スマートフォン100はS1211で生成したネットワーク上で、SSDPを用いたデジタルカメラ310の検索処理を開始する(S1212)。また同様に、スマートフォン100はSSDPを用いてS1211で生成したネットワーク上に自身の存在を広告する(S1217)。
一方、S1109の通知を受けたデジタルカメラ310は、通知されたネットワークパラメータを用いてスマートフォン100が生成するネットワークに接続する(S1213)。接続が完了すると、デジタルカメラ310はSSDPを用いて、自身の存在をこのネットワーク上に広告するとともに(S1214)、同ネットワーク上でスマートフォン100の検索処理を開始する(S1216)。スマートフォン100は、S1214を受けてデジタルカメラ310を発見したものとして扱う。(S1215)。また、デジタルカメラ310はS1217を受けてスマートフォン100を発見したものとして扱う(S1218)。
続いて、スマートフォン100とデジタルカメラ310との間でHTTP要求・応答メッセージを送り合う事で、両装置間に接続状態を構築する(S1219)。S1219の接続処理が完了すると、スマートフォン100はデジタルカメラ310とサーバ350間の中継処理を開始する(S1220)。スマートフォン100は中継処理実施中は、デジタルカメラ310から自身のAP通信制御部211経由で受信した要求メッセージ(S1221)を変換し、携帯網アンテナ330を介してサーバ350に対して転送する(S1222)。また、サーバ350から応答メッセージを受信したスマートフォン100は、受信したメッセージを変換してAP通信制御部211を介してデジタルカメラ310に転送する。
デジタルカメラ310はサーバ350のサービスの利用を終了する場合(S1225)、スマートフォン100に対して切断通知メッセージ(SSDPのbyebyeメッセージ)を送信する(S1226)。これを受信したスマートフォン100は、S1220で開始した中継処理を停止し(S1227)、S1211で起動したAP機能も停止する(S1228)。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、明細書及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で変形して実施できるものである。なお、上記実施形態において中継装置から通信端末に通知する通信パラメータはネットワークの種別とBSSIDであるとしたが、通信パラメータはこれに限定されない。例えば、通信パラメータは、無線LANネットワークのSSID(Service Set Identifier)、暗号化種別、暗号鍵、電波強度などの情報を含んでも良い。
また上記実施形態では、中継装置が現在接続している無線LANネットワークに限定して無線LANネットワークのパラメータを通信端末に通知しているが、利用可能なネットワークを広げても良い。例えば、スマートフォン100内部でリアルタイムに管理される無線LANネットワークの検索テーブル上で、電波受信状態にあるネットワークに対象を広げて疎通確認テーブルの検索を行うものとしても良い。
また上記実施形態では、中継装置と通信端末間のネットワーク接続形態を外部AP経由で接続する形態と中継装置自身がAPとなる形態の2種類であるとしたが、他の通信形態が含まれても良い。例えばWi-Fi Directやアドホックによる接続などが含まれても良い。さらにはBluetooth(登録商標)やIrDAなど、無線LAN以外の方式による通信がこれに含まれても良い。
また、上記実施形態では、中継装置は、通信端末からサービス識別子等を受信し、通信パラメータを通信端末に通知する近接通信の手段としてNFCを用いたが、Bluetooth(登録商標)やIrDAなどを用いても良いし、通信パラメータを通知する用の一時的な無線LANネットワークを生成して通知しても構わない。
また、上記実施形態では、スマートフォン100のNFC通信制御部230が通信端末との接近を検知した事を契機に通信端末に通知するパラメータを判定してNFCで通知するとした(図5の処理)。しかしながら、本発明はこれを限定するものではない。例えばスマートフォン100がサーバとの通信可否を判定した際に、判定結果に応じたパラメータ情報を自身のNFCタグに書き込むとしても良い。
具体的には、スマートフォン100は、アクセスポイント320を介してサーバ350に接続出来ると判定した場合、自身のNFCタグにアクセスポイント320が管理するネットワークのパラメータを書き込む。またスマートフォン100は、携帯網アンテナ330を介してサーバ350に接続出来ると判定した場合、自身のNFCタグに自身がAPとなって生成するネットワークのパラメータを書き込む。またスマートフォン100は、いずれの方法でもサーバ350に接続出来ないと判定した場合、自身のNFCタグにエラー情報を書き込む。以上の処理を定期的に、もしくはスマートフォン100ネットワーク接続状態が変化するたびに実行する。
以上の方法によれば、スマートフォン100は通信端末との接近検知を契機に通知するパラメータを判定することなく、通信端末と適切な無線LANネットワークを介して接続することが出来る。すなわち、上記方法によれば、スマートフォン100がNFC通信による通信端末との接近を検知できない(もしくは近接検知を契機にプログラム処理を開始できない)ような構成においても、本発明が実施可能となる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 本発明を実施する中継装置、101 表示部、102 操作部、103 記憶部、104 電源部、105 時計部、116 制御部、107 ROM、108 RAM、109 無線LANアンテナ制御部、110 無線LANアンテナ、111 携帯網通信アンテナ制御部、112 携帯網通信アンテナ、113 NFCアンテナ制御部、114 NFCアンテナ、115 通信インタフェース部、200 100の機能ブロック、210 無線LAN通信制御部、211 AP通信制御部、212 STA通信制御部、220 携帯網通信制御部、230 NFC通信制御部、240 サービス情報管理部、250 通信中継処理部、260 インターネット通信管理部

Claims (16)

  1. 外部装置と通信端末との間の通信を中継可能な通信装置であって、
    前記外部装置と接続可能な無線ネットワークがあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により接続可能と判定された無線ネットワークに応じて前記外部装置と前記通信端末との間の通信形態を決定する決定手段を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記決定手段により決定された通信形態は、
    前記通信装置が外部のアクセスポイントを介して前記外部装置と前記通信端末との間の通信を中継する第1の通信形態、または、
    前記通信装置がアクセスポイントとして前記外部装置と前記通信端末との間の通信を中継する第2の通信形態であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記判定手段により接続可能と判定された無線ネットワークに、前記外部のアクセスポイントを介した第1のネットワークが含まれる場合は、前記決定手段は前記第1の通信形態を決定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記判定手段により接続可能と判定された無線ネットワークに、前記外部のアクセスポイントを介した第1のネットワークが含まれず、該第1のネットワークとは異なる第2のネットワークが含まれる場合は、前記決定手段は前記第2の通信形態を決定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記第2のネットワークは、携帯電話網による無線ネットワークであることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記判定手段は、外部のアクセスポイントからゲートウェイサーバのアドレスとDNS(Domain Name Service)サーバのアドレスの少なくとも一方が通知されたことにより、前記接続可能な無線ネットワークがあると判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記判定手段は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)プロトコルによってIPアドレスが割り当てられたことにより、前記接続可能な無線ネットワークがあると判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記判定手段は、前記外部装置と接続している外部のアクセスポイントに接続したことにより、前記接続可能な無線ネットワークがあると判定することを特徴とする請求項1乃7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記通信端末との間で近接通信を行う通信手段を更に有し、
    前記通信手段により前記通信端末から利用予定のサービスの情報が受信された場合に、前記決定手段は、該利用予定のサービスを提供可能な外部装置への無線ネットワークについて前記通信形態を決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記判定手段により判定された無線ネットワークそれぞれに対応して接続される、それぞれの前記外部装置によって提供可能なサービスの情報を保存する保存手段を更に有し、
    前記決定手段は、前記保存手段に保存された情報に基づいて、前記利用予定のサービスを提供可能な外部装置を特定することを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記通信手段は、前記決定手段により決定された通信形態のためのパラメータを前記通信端末に送信することを特徴とする請求項9または10に記載の通信装置。
  12. 前記通信手段は、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth、IrDAのいずれかによって通信を行うことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記通信手段がNFCによって通信を行う場合、前記判定手段による判定結果に応じたパラメータをNFCタグに書き込む通信制御手段をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 外部装置と通信端末との間の通信を中継可能な通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置から前記外部装置へ接続可能な無線ネットワークがあるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において接続可能と判定された無線ネットワークに応じて前記外部装置と前記通信端末との間の通信形態を決定する決定工程を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  15. 請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  16. 中継装置と通信端末を有する通信システムであって、
    前記中継装置は、
    外部装置へ接続可能な無線ネットワークがあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により接続可能と判定された無線ネットワークに応じて前記中継装置と前記通信端末との間の通信形態を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された通信形態に応じて前記通信端末と通信を行う第1の通信手段と、を有し、
    前記通信端末は、
    前記決定手段によって決定された通信形態に応じて、前記中継装置と通信を行う第2の通信手段を有することを特徴とする通信システム。
JP2014223192A 2014-04-03 2014-10-31 通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラム Active JP6363937B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223192A JP6363937B2 (ja) 2014-04-03 2014-10-31 通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラム
US14/669,549 US9288740B2 (en) 2014-04-03 2015-03-26 Communication apparatus, control method for the same, communication system, and non-transitory computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014077258 2014-04-03
JP2014077258 2014-04-03
JP2014223192A JP6363937B2 (ja) 2014-04-03 2014-10-31 通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015201830A true JP2015201830A (ja) 2015-11-12
JP2015201830A5 JP2015201830A5 (ja) 2017-10-05
JP6363937B2 JP6363937B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=54210954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014223192A Active JP6363937B2 (ja) 2014-04-03 2014-10-31 通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9288740B2 (ja)
JP (1) JP6363937B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019176272A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 キヤノン株式会社 通信システム、画像形成装置、通信方法およびプログラム

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3397002B1 (en) * 2014-05-26 2020-10-14 Huawei Technologies Co., Ltd. Traffic control method and apparatus
JP6520813B2 (ja) * 2015-12-14 2019-05-29 ヤマハ株式会社 情報処理装置及びネットワーク接続システム
JP7292853B2 (ja) 2017-12-26 2023-06-19 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311137A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Canon Inc 無線通信装置及びその通信用パラメータの設定方法
JP2010114743A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Ntt Docomo Inc 移動端末及び通信制御方法
JP2011039793A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Canon Inc 通信システム、通信装置およびその制御方法
JP2013172274A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Canon Inc 情報変更方法及びネットワークシステム
JP2013229915A (ja) * 2008-09-29 2013-11-07 Toshiba Corp 多重接続性オプションを評価するためのシステム及び方法
JP2014027384A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Brother Ind Ltd 通信装置及び携帯端末

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8644828B2 (en) * 2007-02-05 2014-02-04 Wefi Inc. Method and system for selecting a wireless network
US20100034083A1 (en) * 2008-08-08 2010-02-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for packet differentiation in a wireless communication system
US9247387B2 (en) * 2012-11-13 2016-01-26 International Business Machines Corporation Proximity based reminders
US9031502B2 (en) * 2012-11-16 2015-05-12 Broadcom Corporation Antenna solution for wireless power transfer—near field communication enabled communication device

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311137A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Canon Inc 無線通信装置及びその通信用パラメータの設定方法
JP2013229915A (ja) * 2008-09-29 2013-11-07 Toshiba Corp 多重接続性オプションを評価するためのシステム及び方法
JP2010114743A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Ntt Docomo Inc 移動端末及び通信制御方法
JP2011039793A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Canon Inc 通信システム、通信装置およびその制御方法
JP2013172274A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Canon Inc 情報変更方法及びネットワークシステム
JP2014027384A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Brother Ind Ltd 通信装置及び携帯端末

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019176272A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 キヤノン株式会社 通信システム、画像形成装置、通信方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6363937B2 (ja) 2018-07-25
US9288740B2 (en) 2016-03-15
US20150289194A1 (en) 2015-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6519701B2 (ja) ホーム基地局及びマクロ基地局
EP2991435B1 (en) Communication apparatus and control method of communication apparatus
JP6363937B2 (ja) 通信装置、その制御方法、通信システム、及びプログラム
JP6338344B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
KR101465522B1 (ko) 근거리 통신용 태그를 이용한 사물 인터넷 서비스 실행 방법 및 시스템
JP2010041585A (ja) 基地局およびデータ転送方法
JP2014014019A (ja) 無線通信システム
JP2016171505A (ja) 無線通信装置、無線通信システム、およびプログラム
JP2007104389A (ja) 無線基地局装置および無線基地局装置の通信パラメータ設定方法
JP4371250B1 (ja) 通信システム、サーバ装置、情報通知方法、プログラム
JP2014207608A (ja) Ieee802.11規格通信とieee802.15.4規格通信との無線中継システム
JP2012090245A (ja) 無線通信装置
JP2016158102A (ja) 通信装置、通信方法、および通信システム
JP2015070571A (ja) 無線基地局装置、無線基地局装置の制御方法、及び、プログラム
JP2007324765A (ja) 無線接続設定装置
JP6827323B2 (ja) 無線通信システムおよび制御局
JP6042842B2 (ja) 無線通信装置、通信システムおよび通信方法
JP2015207801A (ja) 通信装置
JP2016032280A (ja) 通信装置、その制御方法、およびプログラム
JP6398634B2 (ja) 通信装置、通信システム、通信装置における判別方法及びプログラム
JP5559006B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、通信システムおよびプログラム
JP6109984B1 (ja) 無線通信デバイスの接続制御装置
JP4371249B1 (ja) 通信システム、サーバ装置、情報通知方法、プログラム
JP2010041592A (ja) 通信システム、接続装置、情報通知方法、プログラム
JP2017063342A (ja) 制御装置、通信システム及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170823

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180629

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6363937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151