JP2007104389A - 無線基地局装置および無線基地局装置の通信パラメータ設定方法 - Google Patents

無線基地局装置および無線基地局装置の通信パラメータ設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 無線基地局装置の新設や移設などを行う際に、適切な通信パラメータを容易に設定する。
【解決手段】 LANに接続される無線基地局装置において、LANに接続された他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報を取得し、当該既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定する構成とすることで、無線基地局装置の通信パラメータを設定するために専用の装置を別途設ける必要はなく、通信パラメータの設定に関わるユーザの作業負荷も軽減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線基地局装置および無線基地局装置の通信パラメータ設定方法に関するものである。
近年、無線通信機能を備えたPC、携帯情報端末および携帯電話等の無線端末装置によって無線通信を行う無線通信システム(無線LAN等)が急速に普及しており、無線端末装置のユーザは、有線接続を必要とすることなく無線基地局装置(アクセスポイント)を介して各種データの送受信を行うことが可能となっている。
そのような無線通信システムにおいて、通信エリアの拡大や所定の通信エリア内における通信品質の向上のために無線基地局装置の新設や移設を必要とする場合がある。そのような場合、新たに設置された無線基地局装置については、無線端末装置との間で通信を行うための通信パラメータ(例えば、チャネルやセキュリティ方式等)を設定する必要がある。
従来、そのような通信パラメータを設定するための技術として、例えば、無線通信システムにおいて無線基地局装置と有線通信路を介して接続された通信制御装置を設け、この通信制御装置が、新たな無線基地局装置の接続を検出すると、その接続位置の情報から所定の通信パラメータ(ここでは、制御チャネル)を決定して新たな無線基地局装置に対して通知し、この通知に基づいて新たな無線基地局が通信パラメータを設定するように構成した無線通信システムが知られている(特許文献1参照)。
特開平9−98477号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような従来技術では、無線基地局装置の通信パラメータを設定するための専用の装置(通信制御装置)を設ける必要があるので、システムの構成が複雑になりコスト面でも不利となるという問題があった。特に、SOHO等で利用されるような比較的小規模な無線通信システムでは、新たに設置された無線基地局装置に対して既設の無線基地局装置と同様の設定を適用することで足りる場合も多く、上記のような問題はより顕著なものになる。
一方、そのような専用の装置を設けることなく、ユーザが手動で通信パラメータを設定することも可能であるが、無線基地局装置を新設または移設するたびに通信パラメータを手動で逐一設定するのは作業が煩雑であり非効率的でもある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、装置の新設や移設などを行う際に、適切な通信パラメータを容易に設定することができる無線基地局装置および無線基地局装置の通信パラメータ設定方法を提供することにある。
本発明の無線基地局装置は、LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続される無線基地局装置であって、LANに接続された他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報を取得し、当該既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定する構成とする。
また、本発明の無線基地局装置の通信パラメータ設定方法は、LANに接続される無線基地局装置の通信パラメータ設定方法であって、LANに接続された他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報を当該他の無線基地局装置から取得するステップと、当該既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定するステップとを有する構成とする。
本発明によれば、装置の新設や移設などを行う際に、適切な通信パラメータを容易に設定することができるという優れた効果を奏する。無線基地局装置の通信パラメータを設定するために専用の装置を別途設ける必要はなく、通信パラメータの設定に関わるユーザの作業負荷も軽減できるという利点がある。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、LANに接続される無線基地局装置であって、LANに接続された他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報を取得し、当該既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定する構成とする。
これによると、無線基地局装置の新設や移設などの際に、周囲の他の無線基地局装置における既存の通信パラメータを利用して、適切な通信パラメータを容易に設定することが可能となる。この場合、通信パラメータを設定するために専用の装置を別途設ける必要はなく、通信パラメータの設定に関わるユーザの作業負荷も軽減できるという利点がある。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、上記LANに接続された他の無線基地局装置を検索する装置検索手段と、検索された他の無線基地局装置から取得した既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定するパラメータ設定手段とを備えた構成とすることができる。
これによると、簡易な構成により、LANに接続された他の無線基地局装置から既存の通信パラメータを取得し、その既存の通信パラメータを利用して適切な通信パラメータを容易に設定することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、上記検索された他の無線基地局装置の中から自己と同類機種の無線基地局装置を識別する同類装置識別手段を更に備え、パラメータ設定手段は、同類装置識別手段によって同類機種であると識別された他の無線基地局装置から既存の通信パラメータを取得する構成とすることができる。
これによると、同類機種の無線基地局装置から既存の通信パラメータを取得し、その既存の通信パラメータを利用して自己の通信パラメータをより適切に設定することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、上記装置検索手段が、他の無線基地局装置に対する検索メッセージをLANに送出する一方、上記検索メッセージに応じて他の無線基地局装置から返信される応答メッセージを受信し、上記同類装置識別手段は、応答メッセージの情報に基づき識別を行う構成とすることができる。
これによると、自己と同類機種の無線基地局装置を容易に識別することが可能となる。この場合、検索メッセージに応じる他の無線基地局装置は、その機種情報を応答メッセージに付加することができる。さらに、装置検索手段は、送出する検索メッセージに自装置の機種情報を付加することができ、これにより他の無線基地局装置との間で相互に機種を確認することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、上記検索メッセージは、LANにおける自己の属するネットワークセグメントにのみ送出される構成とすることができる。
これによると、同一のネットワークセグメント内に配置された他の無線基地局装置から既存の通信パラメータを取得し、その既存の通信パラメータに基づき自己の通信パラメータをより適切に設定することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、上記検索された他の無線基地局装置の中から自己の最も近隣に配置された無線基地局装置を識別する近隣装置識別手段を更に備え、上記パラメータ設定手段は、当該識別された他の無線基地局装置から既存の通信パラメータを取得する構成とすることができる。
これによると、最も近隣に配置された無線基地局装置から既存の通信パラメータを取得し、その既存の通信パラメータに基づき自己の通信パラメータをより適切に設定することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第7の発明は、上記LANが無線LANであり、上記近隣装置識別手段は、他の無線基地局装置からの電波の受信電波強度に基づき識別を行う構成とすることができる。これによると、自己の最も近隣に配置された無線基地局装置を容易に検索することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第8の発明は、LANに接続される無線基地局装置の通信パラメータ設定方法であって、LANに接続された他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報を当該他の無線基地局装置から取得するステップと、当該既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定するステップとを有する構成とする。
これによると、無線基地局装置の新設や移設などの際に、周囲の他の無線基地局装置における既存の通信パラメータを利用して、適切な通信パラメータを容易に設定することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線基地局装置の構成を示す構成図である。この無線基地局装置1は、無線部2、有線ネットワークI/F(インタフェース)部3、制御部4および設定メモリ5を主として備える。ここで、無線基地局装置(以下、「新設AP」という)1は、第1の無線基地局装置(以下、「第1の既設AP」という)11、第2の無線基地局装置(以下、「第2の既設AP」という)12およびDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ13が有線LAN14に接続された構成を有する既存の無線LANシステム20に新たに設置されたものとする。
無線部2は、無線通信を行うための無線電波を送受信するアンテナを備えており、これにより、所定の無線LAN規格(例えば、IEEE802.11等)に従って新設AP1の通信エリアに属する図示しない無線端末装置との通信を可能とする。また、有線ネットワークI/F部3は、有線LAN14に接続するためのインタフェースであり、これにより、有線LAN14を介して接続される他の装置との通信を可能とする。
制御部4は、新設AP1の各部の動作を統括的に制御するものであり、特に、無線基地局装置1の通信パラメータ(図2参照)の設定に関し、装置検索部31、装置種別識別部32およびパラメータ設定部33を備えている。
装置検索部(装置検索手段)31は、有線LAN14に接続された他の無線基地局装置(即ち、第1の既設AP11および第2の既設AP12)を検索する機能を有する。より詳細には、装置検索部31は、所定のLAN規格(例えば、IEEE802.3)に基づき生成されるフレームの送受信機能を有しており、L2(レイヤ2)ブロードキャストフレーム(検索メッセージ)を有線LAN14に送出する一方、そのブロードキャストフレームに応じて有線LAN14内の他の無線基地局装置が返信する応答フレーム(応答メッセージ)を受信することにより他の無線基地局装置を検索する。
ここで、ブロードキャストフレームには新設AP1の機器IDの情報が付加され、また、応答フレームには応答する他の無線基地局装置の機器IDの情報が付加される。これらの機器IDは、各無線基地局装置に予め割り当てられた一意的な識別子であり、この機器IDの情報に基づき各装置の機種や仕様等を把握することが可能となる。
装置種別識別部(同類装置識別手段)32は、装置検索部31によって検索された他の無線基地局装置の中から自己と同類機種の無線基地局装置を識別する機能を有する。より詳細には、装置種別識別部32は、装置検索部31が受信する応答フレームに含まれる他の無線基地局装置の機器IDの情報に基づき当該無線基地局装置が自己と同類機種か否かを判定する。ここで、「同類機種」とは、自己と同一の機種であるか、または該当機種の通信パラメータに関する少なくとも一部の情報を新設AP1の通信パラメータの設定において利用可能な機種であることを意味する。
パラメータ設定部(パラメータ設定手段)33は、装置検索部31によって検索された他の無線基地局装置から取得した既存の通信パラメータの情報(以下、「設定情報」という)に基づき新設AP1の通信パラメータを設定する機能を有する。より詳細には、パラメータ設定部33は、装置種別識別部32によって同類機種であると判定された他の無線基地局装置に対して、設定情報の送出要求を送信し、この送出要求に応じて該当無線基地局装置から送信される設定情報に基づき新設AP1の通信パラメータを設定する。ここで、設定情報は、必ずしも他の無線基地局装置における既存の通信パラメータに関する全ての情報を含む必要はなく、新設AP1の通信パラメータの設定に利用可能な少なくとも一部の情報を含むものであればよい。
また、設定メモリ5は、新設AP1の通信パラメータや機器IDの情報を初めとして上記制御部4における通信パラメータの設定動作に関する各種情報を記憶する不揮発性メモリである。
なお、第1の既設AP11における無線部22、有線ネットワークI/F部23、制御部24および設定メモリ25については、それぞれ新設AP1における無線部2、有線ネットワークI/F部3、制御部4および設定メモリ5と概ね同様の機能を有する。ここで、第1の既設AP11の制御部24は、新設AP1の装置検索部31から検索用のL2ブロードキャストフレームを受信すると、自己の機器IDの情報を付加した応答フレームを返信することが可能である。また、詳細は図示していないが、第2の既設AP12は、第1の既設AP11と同様の構成を有する。
図2は、図1に示した無線基地局装置における通信パラメータの一例を示す図である。この通信パラメータは、新設AP1と無線端末装置との間の無線通信に関して設定されものであり、ここでは、無線LANの規格の別(例えば、IEEE802.11b、802.11b/g、802.11a等)を示す「無線方式」、ESSID(Extended Service Set Identifier)等の無線LANにおけるネットワークの識別子を示す「無線ID」、有線LANに設定されるバーチャルLANの識別子を示す「VLANID」、無線通信のチャネルを示す「無線CH」、無線の送信電力を示す「電力」、無線通信における暗号化方式の別(例えば、WEP、WPA2−PSK、WPA2−EAP等)を示す「セキュリティ方式」、接続可能な子機のMAC(Media Access Control)アドレスのリストを示す「MACアドレスリスト」、DHCPサーバの使用の有無を示す「DHCP使用」、「IPアドレス」および「サブネットマスク」の各設定項目から構成された例を示している。
新設AP1は、上記設定項目の少なくとも一部を他の無線基地局装置から取得した設定情報に基づき設定することが可能である。通信パラメータの設定において、通常は同一の設定項目については他の無線基地局装置の通信パラメータにおける設定値を新設AP1の通信パラメータの設定値としてそのまま適用することが可能であるが、「無線CH」や「IPアドレス」等については、有線LAN14における無線基地局装置の間で異なる値を用いる必要があり、そのまま適用することは好ましくない。例えば、無線CHについては、他の無線基地局装置で使用されていないチャネルを自動的に割り当てるようにしたり、或いは、ユーザが手動で設定することも可能である。また、IPアドレスについては、後述するように、DHCPサーバから取得することが可能である。
なお、第1の既設AP11および第2の既設AP12の通信パラメータは、図2に示した新設AP1の通信パラメータと同様であることが好ましいが、それらの通信パラメータにおける設定項目は、必ずしも図2に示した通信パラメータの設定項目と完全に同一である必要はない。
図3は、図1に示した本発明に係る無線基地局装置が他の無線基地局装置との間で送受信を行う通信データの一例を示す図である。ここでは、新設AP1が自己の通信パラメータを設定する際に他の無線基地局装置との間で送受信するイーサネット(登録商標)フレーム40を示している。
フレーム40は、ヘッダ41、データ42及びCRC(Cyclic Redundancy Check)43から主として構成される。ヘッダ41は、送信先アドレス51、発信元アドレス52および長さ53の情報を含み、また、データ42は、制御ヘッダ部54、データ部55、FCS(Frame Check Sequence)56およびPDDING57を含む。
ここで、新設AP1の装置検索部31が送出する検索用のブロードキャストフレームでは、制御ヘッダ部54に検索要求の情報が付加され、そのブロードキャストフレームに応じて有線LAN14に接続された他の無線基地局装置が返信する応答フレームでは、制御ヘッダ部54に検索応答の情報が付加される。また、新設AP1のパラメータ設定部33が設定情報の送出要求をする際に送出するフレームでは、制御ヘッダ部54に送出要求の情報が付加され、その設定情報の送出要求に応じて該当無線基地局装置から送信されるフレームでは、データ部55に設定情報が付加される。
図4は、図1に示した無線基地局装置が通信パラメータを設定する際の通信動作を示すシーケンス図である。新設AP1が無線LANシステム20に新規に接続されると(S101)、装置検索部31が、有線LAN14に接続された第1の既設AP11および第2の既設AP12を検索するためのブロードキャストフレームを送出する(S102)。このブロードキャストフレームは、有線LAN14において新設AP1が属するネットワークセグメントに送出され、これにより、同一のネットワークセグメント内に配置された他の無線基地局装置(ここでは、第1の既設AP11または第2の既設AP12)における通信パラメータに基づきより適切な通信パラメータの設定が可能となる。
ブロードキャストフレーム(図4)には、制御ヘッダ部54に「検索要求」が、データ部55に新設AP1の「機器ID」の情報が付加されており、ブロードキャストフレームを受信した第1の既設AP11は、当該機器IDの情報に基づき新設AP1の機種を確認し(S103)、同類機種であると判断すると制御ヘッダ部54に「検索応答」とデータ部55に自己の「機器ID」の情報を付加した応答フレームを新設AP1に対して返信する(S104)。同様に、第2の既設AP11は、当該機器IDの情報に基づき新設AP1の機種を確認し(S105)、同類機種であると判断すると自己の機器IDを含む応答フレームを新設AP1に対して返信する(S106)。
ここでは、第1の既設AP11および第2の既設AP12は、ともに新設AP1と同類機種である場合を示しているが、S103またはS105において同類機種でないと判断された場合は、応答フレームの返信は行われない。
そこで、新設AP1が第1の既設AP11および第2の既設AP12からそれぞれの応答フレームを受信すると、装置種別識別部32が、応答フレームに付加された機器IDの情報に基づき第1の既設AP11および第2の既設AP12について自己と同類機種か否かをそれぞれ判定する(S107)。ここでは、第1の既設AP11および第2の既設AP12はともに同類機種であるので、パラメータ設定部33は、先に応答フレームを受信した第1の既設AP11を設定情報の要求先として選択し(S108)、第1の既設AP11に対して設定情報を要求する(具体的には、フレーム40のヘッダ制御部54に「送出要求」を付加して送信する)(S109)。この要求を第1の既設AP11が受信すると、制御部24が、設定メモリ25に記憶された通信パラメータの情報をデータ部55に付加し、ヘッダ制御部54に「送信応答」を付加したフレームを新設AP1に対して返信する(S110)。
この場合、新設AP1のパラメータ設定部33は、S109の設定情報の要求において必要な設定項目の情報を第1の既設AP11に対して通知することができ、S110において、第1の既設AP11の制御部24は、その通知された設定項目の情報から該当する設定値の情報のみを、返信するフレームに付加することが可能である。
続いて、新設AP1が第1の既設AP11からの設定情報を取得すると、パラメータ設定部33が、当該設定情報に基づき通信パラメータを設定する(S111)。その設定が完了すると、新設AP1は第1の既設AP11に対して設定完了の通知を送信し(S112)、さらに、DHCPサーバ13に対してIPアドレスの送出要求を送信する(S113)。この送出要求に応答したDHCPサーバ13からIPアドレスを取得すると(S114)、通信パラメータの設定に関する一連の通信動作が終了する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る無線基地局装置の構成を示す構成図である。この無線基地局装置(以下、「新設AP」という)101は、無線部102、有線ネットワークI/F部103、制御部104および設定メモリ105を主として備える。これら各部102〜105は、以下で特に言及しない限り、図1に示した新設AP1の無線部2、有線ネットワークI/F部3、制御部4および設定メモリ5とそれぞれ同様の機能を有するものとする。また、図5には示していないが、新設AP101は、図1の場合と同様に既存の無線LANシステム20に新たに設置されたものとする。なお、既設AP11、既設AP12は新設AP101と同様の構成であってもよい。
制御部104は、装置検索部131、装置種別識別部132およびパラメータ設定部133を備え、これらは図1に示した制御部4における装置検索部31、装置種別識別部32およびパラメータ設定部33とそれぞれ同様の機能を有するが、更に近隣装置識別部(近隣装置識別手段)134を備える点において図1に示した制御部4と異なる。
近隣装置識別部134は、装置検索部131によって検索された他の無線基地局装置(即ち、図1に示した第1の既設AP11および第2の既設AP12)の中から新設AP101の最も近隣に配置された無線基地局装置を識別する機能を有する。より詳細には、近隣装置識別部134は、新設AP101の周囲に存在する他の無線基地局装置を確認するためのプローブ要求(管理フレーム)を無線部102を介して送出する一方、そのプローブ要求に応じて周囲に存在する他の無線基地局装置が返信するプローブ応答に基づき無線電波の受信電波強度(受信信号レベル)を認識する。そこで、他の無線基地局装置からの受信電波強度を比較し、新設AP101の最も近隣に配置された無線基地局装置を識別する。
装置検索部131は、L2ブロードキャストフレームを有線LAN14に送出する一方、そのブロードキャストフレームに応じて有線LAN14に接続された他の無線基地局装置が返信する応答フレームを受信することにより他の無線基地局装置を検索する。
装置種別識別部132は、装置検索部131が受信する応答フレームに含まれる他の無線基地局装置の機器IDの情報に基づき当該無線基地局装置が自己と同類機種か否かを判定する。
パラメータ設定部133は、装置種別識別部132によって同類機種であると判定された他の無線基地局装置の中で、近隣装置識別部134によって最も近隣に配置されたと識別された無線基地局装置に対して設定情報の送出要求を送信し、この送出要求に応じて該当無線基地局装置から送信される設定情報に基づき新設AP101の通信パラメータを設定する。
図6は、図5に示した無線基地局装置が通信パラメータを設定する際の通信動作を示すシーケンス図である。新設AP101が無線LANシステム20に新規に接続されると(S201)、近隣装置識別部134が、新設AP101の周囲に存在する他の無線基地局装置を確認するためのプローブ要求を無線部102を介して送出する(S202)。プローブ要求を受信した第1の既設AP11および第2の既設AP12は、それぞれプローブ応答を返信する(S203、S204)。
なお、ここでは、第1の既設AP11および第2の既設AP12が新設AP101の無線通信エリア内に設置されている場合を示しているが、新設AP101の無線通信エリアの範囲外に設置されている場合は、S203またはS204におけるプローブ応答の返信は行われない。
新設AP101がプローブ応答を受信すると、近隣装置識別部134が、当該プローブ応答に基づき受信電波強度をそれぞれ認識するとともに、BSSID(Basic Service Set Identifier)を決定する(S205)。続いて、近隣装置識別部134は、第1の既設AP11および第2の既設AP12についての受信電波強度を比較し、最も強度の高いプローブ応答を返信した無線基地局装置(ここでは、第1の既設AP11)を、新設AP101の最も近隣に配置された無線基地局装置として決定する(S206)。
そこで、装置検索部131が、有線LAN14に接続された第1の既設AP11および第2の既設AP12を検索するためのブロードキャストフレームを送出し(S207)、その後、図4に示したS103〜S114とそれぞれ同様の動作であるS208〜S219が実行される。
ただし、S213においては、パラメータ設定部133は、図4に示したパラメータ設定部33の動作(S108)とは異なり、同類機種であると判定された第1の既設AP11および第2の既設AP12のうち先に応答フレームを受信した第1の既設AP11を設定情報の要求先として選択するのではなく、同類機種であると判定された第1の既設AP11および第2の既設AP12のうち最も近隣に配置されたと識別された無線基地局装置(ここでは、第2の既設AP12)を設定情報の要求先として選択する。この場合、最も近隣に配置された第2の既設AP12が同類機種でない場合には、次に近隣に配置された第1の既設AP11が設定情報の要求先として選択される。
なお、S202において、別法として、近隣装置識別部134がプローブ要求を送出せずに、第1の既設AP11および第2の既設AP12が定期的に発信するビーコン信号を受信し、当該ビーコン信号に基づき受信電波強度をそれぞれ認識する構成も可能である。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明の無線基地局装置が設置される既設の無線通信システムは、必ずしも図1に示した無線LANシステムと同一の構成である必要はなく、他の無線基地局装置の数やその具備する機能も種々の変更が可能である。また、本発明の無線基地局装置の通信パラメータの全てを、他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報に基づき設定する必要は必ずしもなく、通信パラメータの一部をユーザが手動で設定したり、別の手段により設定することも可能である。
本発明にかかる無線基地局装置および無線基地局装置の通信パラメータ設定方法は、装置の新設や移設などを行う際に、適切な通信パラメータを容易に設定することができ、無線基地局装置および無線基地局装置の通信パラメータ設定方法として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る無線基地局装置の構成を示す構成図 図1の無線基地局装置における通信パラメータの一例を示す図 図1の無線基地局装置の通信データの一例を示す図 図1の無線基地局装置が通信パラメータを設定する際の通信動作を示すシーケンス図 本発明の第2の実施形態に係る無線基地局装置の構成を示す構成図 図5の無線基地局装置が通信パラメータを設定する際の通信動作を示すシーケンス図
符号の説明
1、101 無線基地局装置
20 無線LANシステム
31、131 装置検索部(装置検索手段)
32、132 装置種別識別部(同類装置識別手段)
33、133 パラメータ設定部(パラメータ設定手段)
134 近隣装置識別部(近隣装置識別手段)

Claims (8)

  1. LANに接続される無線基地局装置であって、
    前記LANに接続された他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報を取得し、当該既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定することを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記LANに接続された他の無線基地局装置を検索する装置検索手段と、
    前記検索された他の無線基地局装置から取得した前記既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定するパラメータ設定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記検索された他の無線基地局装置の中から自己と同類機種の無線基地局装置を識別する同類装置識別手段を更に備え、前記パラメータ設定手段は、前記同類装置識別手段によって同類機種であると識別された他の無線基地局装置から前記既存の通信パラメータを取得することを特徴とする請求項2に記載の無線基地局装置。
  4. 前記装置検索手段が、前記他の無線基地局装置に対する検索メッセージを前記LANに送出する一方、前記検索メッセージに応じて前記他の無線基地局装置から返信される応答メッセージを受信し、前記同類装置識別手段は、前記応答メッセージの情報に基づき前記識別を行うことを特徴とする請求項3に記載の無線基地局装置。
  5. 前記検索メッセージは、前記LANにおける自己の属するネットワークセグメントにのみ送出されることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局装置。
  6. 前記検索された他の無線基地局装置の中から自己の最も近隣に配置された無線基地局装置を識別する近隣装置識別手段を更に備え、前記パラメータ設定手段は、当該識別された他の無線基地局装置から前記既存の通信パラメータを取得することを特徴とする請求項2に記載の無線基地局装置。
  7. 前記LANが無線LANであり、前記近隣装置識別手段は、前記他の無線基地局装置からの電波の受信電波強度に基づき前記識別を行うことを特徴とする請求項6に記載の無線基地局装置。
  8. LANに接続される無線基地局装置の通信パラメータ設定方法であって、
    前記LANに接続された他の無線基地局装置における既存の通信パラメータの情報を当該他の無線基地局装置から取得するステップと、当該既存の通信パラメータの情報に基づき自己の通信パラメータを設定するステップとを有することを特徴とする無線基地局装置の通信パラメータ設定方法。
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