JP4950190B2 - ページングを用いた休止モードサポートの方法および装置 - Google Patents

ページングを用いた休止モードサポートの方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信の分野、特に、無線局を一定期間通信不可能な動作モード(例えば、低電力消費モード)に入れ、無線局の特定および無線局の動作モード中に送信されたメッセージを無線局に通知するのにページングが用いられる無線通信システムにおける無線局のページングに関する。
無線局の電池寿命を延ばすため、多くの無線ネットワークプロトコルには節電モードが設定されている。IEEE802.11ネットワークでは、無線局は、フレームをリッスンする受信状態、フレームを送る送信状態、または、送信も受信も行わない節電モードのいずれかにある。このため、無線局の大半は、ほとんど常に電源が入っている状態である。節電モード時の無線局は、タイミング回路以外のほぼ全ての電源をオフにすることにより消費電力を小さくする。これにより、無線局の電力消費を非常に少なくし、アクセスポイントからビーコン送信を受信するために周期的に(ビーコン間隔の倍数で)起動させることが可能である。
ページングとは、節電モードの無線局にフレームの着信を通知する無線サービスであり、必要に応じて、ページングされた局が起動し着信フレームを受信するまで、着信フレームをバッファに格納する。ページングが用いられるエリアはページング領域と呼ばれる。ページング領域境界は、休止無線局の位置を特定するのに用いられるアクセスポイントの集合体(アクセスポイントグループ)の範囲の外周により画定される。この外周は、ページング領域のページング領域境界を形成する。各ページング領域は、固有のページング領域識別子を周期的にブロードキャストすることにより無線局に一意的に識別させる。多くのセルラーベースの無線WANプロトコルはページングをサポートしているが、IEEE802.11などのWLANプロトコルは、ページング実施の規格や方法を具体的に提供していない。例えば、IEEE802.11プロトコルは、1つより多くのアクセスポイントを有するページング領域、専用のページングチャネル、および節電モード中にある休止無線局の特定を対象とした無線リンクプロトコルを有しない。
無線ネットワークのなかには、IEEE802.11など、柔軟性のないページングアーキテクチャを有するものがある。IEEE802.11の場合、ページング領域は1つのアクセスポイントで構成されるため、無線局が新たなAPのカバー領域内に入るたび、無線局は位置登録を行わなければならない。無線局の移動性が高くなると、柔軟性のないページングアーキテクチャにより消費される電力は大きくなる。
本願は、2002年10月4日に出願され「ページングを用いた休止モードサポートの方法および装置(Method and Apparatus for Dormant Mode Support with Paging)」と題された米国特許出願第10/264,807号(2003年7月31日に公開番号US2003/0145092A1として公開)の一部継続出願である。
休止モードをサポートする方法およびその通信システムについて説明する。一実施形態によると、通信システムは、節電モードで動作可能な無線局とアクセスポイントグループとを含む。各アクセスポイントグループは1つ以上のアクセスポイントを含み、少なくとも1つのアクセスポイントグループは少なくとも2つのアクセスポイントを有する。各グループに含まれる1つ以上のアクセスポイントの範囲は各グループのページング領域を画定し、1つのアクセスポイントは、無線局が節電モード中であって、その1つのアクセスポイントに関連付けられたページング領域内にある場合、ページングチャネルを用いて無線局に対してページングを行う。その1つのアクセスポイントが、無線局が節電モードに入る前に関連付けられたアクセスポイントと同じアクセスポイントグループにない場合には、無線局はハンドオフ処理を行い、その1つのアクセスポイントが、無線局が節電モードに入る前に関連付けられたアクセスポイントと同じアクセスポイントグループにある場合には、無線局はハンドオフ処理を行わない。
本発明の様々な実施形態の以下に詳述される説明および添付図面により、本発明は十分理解されるものと思われるが、これらは単なる例示および説明目的に過ぎず、本発明は特定の実施形態に限定されないものとする。
無線ネットワークに用いられるページング方式について説明する。ページング方式は、柔軟なページング領域設計を可能にすることにより、無線ネットワークの節電能力を向上させる。一実施形態によると、ページング方式により節電モードの使用が可能となる。ページングを組み合わせた節電モードにより、無線局の移動性に伴う消費電力を減らすことにより無線局の電池寿命を延ばすことができる。
一実施形態によると、ページング領域は1つより多くのアクセスポイントで構成され得る。新たなアクセスポイントのカバー領域内に入った無線局は、その新たなアクセスポイントが新たなページング領域に属する場合には、位置登録を行うが、そうでなければ、位置登録を行う必要はない。その結果、無線局は、位置登録を行わずに、ネットワークカバー領域内を移動することができる。これにより、全位置登録処理を行わないことで消費電力を減らすことができる。従って、新たなアクセスポイントのカバー領域内に入った無線局は、その新たなアクセスポイントが、旧アクセスポイントとは異なるページング領域に属する場合のみ、完全ハンドオフを行う。新たなアクセスポイントが同じページング領域に属する場合、無線局は、新たなアクセスポイントと同期をとるだけである。反対に、従来の無線LANでは、無線局があるアクセスポイントのカバー領域の境界を越えて、別のアクセスポイントのカバー領域内に入ると、その2つのアクセスポイント間で完全ハンドオフを行う必要がある。ハンドオフを行うのに無線局は多くのフレームを送受信しなければならず、ハンドオフ処理には大抵の場合長時間を要するため、移動無線局の消費電力は、固定無線局よりもかなり大きくなる。
このため、一実施形態では、各アクセスポイントには、それが属するページング領域を示すページング領域IDが割り当てられる(ページング領域の設計とは、本質的にはページング領域のIDを適切なアクセスポイントに割り当てることである)。これら同じページング領域IDを有するアクセスポイントは、各自のページング情報(例えば、TIMおよびアクセスポイント識別子)を交換し、その情報を、対応するアクセスポイントのIDと共に、各自のビーコン送信に含める。このようなアクセスポイントからのビーコンは、集合的に、ページング領域内にあるアクセスポイントの共通ページングチャネルとなる。
無線局の移動性、トラフィック特性、カバー領域の大きさなどの要因に基づいてページング領域の大きさを適切に選択することにより、全体的な消費電力を劇的に減らすことができる。
本発明をより詳細に説明するため、以下の説明において数多くの詳細を記すが、これら具体的な詳細がなくても本発明の実施が可能であることは当業者には明白である。他の例では、本発明が曖昧になることを避けるため、公知の構造およびデバイスを、詳細図ではなくブロック図形式で示す。
以下に記載される詳細説明の一部は、コンピュータメモリ内のデータビットに対する動作のアルゴリズムおよび記号表現で表される。これらアルゴリズムの記載および表現は、データ処理分野の当業者が、他の当業者に作業内容を最も効果的に伝えるために用いるものである。本明細書において、また一般的にも、アルゴリズムは、所期の結果を得る一貫した一連の工程であると考えられている。これら工程は、物理量の物理的操作を必要とするものである。通常、必ずしも必要ではないが、これらの量は、格納、転送、組み合わせ、比較、その他操作可能な電気または磁気信号の形をとる。主に一般的な用法であるという理由で、時には、これら信号をビット、値、エレメント、記号、文字、用語、数などと呼ぶのが都合よいことが分かっている。
しかし、上記用語全ておよび同様の用語は、適切な物理量に関連するものであって、これらの量に適用される便利な表示に過ぎない点に留意されたい。特に明記しない限り、以下の説明から明らかなように、本明細書において、「処理」、「演算」、「計算」、「決定」、「表示」などの用語を用いた説明は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理(電子)量として表わされるデータの操作および、それを、コンピュータシステムメモリ、レジスタ、その他このような情報記憶、送信または表示デバイス内の物理量として同様に表わされる別のデータへの変換を行うコンピュータシステム、または同様の電子無線局の動作および処理を指すものとする。
本発明は、本明細書に記載の動作を行う装置にも関する。この装置は、所要の目的のために特別に構成されてもよく、または、自身内に格納されたコンピュータプログラムにより選択的に作動または再構成される汎用コンピュータを含んでもよい。このようなコンピュータプログラムは、特に限定されないが、フロッピーディスク、光学ディスク、CD−ROM、光磁気ディスクを含むディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気または光学カード、または、それぞれがコンピュータシステムバスに結合された電子指示を格納するのに適切な媒体など、コンピュータ読取可能な記憶媒体に格納され得る。
本明細書に記載のアルゴリズムおよび表示は、特定のコンピュータやその他装置に本質的に関連せず、本明細書の教示に係るプログラムとともに様々な汎用システムを用いてよく、または、所要の方法工程を実施するさらに特別な装置を構成するのが都合よい場合もある。これら様々なシステムに必要な構造については、以下の記載により明確となる。また、本発明は、特定のプログラミング言語で記載されるのではなく、様々なプログラミング言語を用いて本明細書に記載の発明の教示を実施してもよいことが理解される。
機械読み出し可能な媒体は、機械(例えば、コンピュータ)により読み出し可能な形式の情報を格納または送信するものであればいかなるメカニズムを含み得る。例えば、機械読み出し可能な媒体としては、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、電気的、光学的、音響的、その他の形式の伝搬信号(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号等)などが挙げられる。
(ページングの概要)
一般的に、ページングを実施するネットワークは、少なくとも2つのページング領域を有するように設定される。先行技術では、無線局がページング領域境界を越えて1つのページング領域から別のページング領域に移動すると、無線局は、次のページング領域にある新たなアクセスポイントと関連付けを行う。無線局は、自身が存在するページング領域を識別する固有のページング領域識別子の変更を検出することにより、ページング領域境界を越えた時を検出する。しかし、隣接するページング領域が重なり合っていれば、無線局は、同時に1つより多くのページング領域にあり得る。このため、1つより多くのページング領域識別子を検出する。この場合、無線局は、現在のページング領域のページング領域識別子を検出していれば、次のページング領域にあるアクセスポイントと関連付けを行わなくてもよい。あるいは、無線局は、自身が存在する各ページング領域からページング領域識別子の強度を検出し、最も強度のあるページング領域識別子をブロードキャストするページング領域と関連付けを行ってもよい。
節電モード時の無線局は、1つ又は複数のブロードキャストされている固有のページング(またはトラフィック表示)識別子を検出できるよう、節電モードからアクティブモードに周期的に移行するようプログラムされている。この時、無線局は自身の位置をネットワークに送信する。ページングサービスを適切に提供するため、無線ネットワークは、各無線局の位置の把握していようとする。前述の方法で無線局が自身の位置をネットワークに通知する回数が減少した結果の1つは、ネットワークが、所与のページング領域内にある無線局の位置が分からないということである。無線局は、最後にアクセスポイント(「旧」アクセスポイント)と同期および関連付けを行った後、移動してしまうことがあるため、ネットワークが分かっていることは、無線局は、それに対応しているアクセスポイントがあるページング領域内のどこかにあるということだけである。ネットワークがIPトラフィックを無線局に送信するために、ネットワークは、無線局が現在存在するアクセスポイント(すなわち、新たなアクセスポイント)を知り、保留IPトラフィックを無線局に知らせる。ネットワークは、無線局に対してページングを行うことにより、ページング領域内にある無線局の位置を正確に特定する。
無線局に対するページングは、ネットワークがその無線局に対応するアクセスポイントを介して信号を送り、無線局に接続の確立を促すことにより開始される。無線局に対するページングでは、旧アクセスポイントと同じページング領域にある全てのアクセスポイントに対して要求が送信される。そして、これらアクセスポイントはページング信号をブロードキャストする。無線局は、ページング信号を受信すると、新たなアクセスポイントとの関連付けを行う。一旦無線局が新たなアクセスポイントとの関連付けを行うと、ネットワークは、無線局が存在するアクセスポイントに関する無線局の位置を知る。新たなアクセスポイントは、旧アクセスポイントに信号を送り、旧アクセスポイントは、バッファに格納されたIPトラフィックを新たなアクセスポイントに送ると、新たなアクセスポイントは、そのIPトラフィックを無線局に伝える。
ページングサービスにより、無線局が節電モードに入るのに気付いたアクセスポイントが、無線局の節電モード時に、格納すべき無線局のフレームをバッファに格納し始める。無線局に対してその無線局のフレームが入手可能であることを知らせるために、アクセスポイントは、自身のバッファに格納され送信待機しているフレームを有する節電モードの無線局を特定するトラフィック表示マップ(TIM)を含むビーコンを送信する。
節電モードの無線局が節電モードを出て、待機フレームがあることをビーコンから確認すると、無線局はアクセスポイントと通信を行い、待機フレームを取得する。その後、無線局は、次のビーコン送信をリッスンするよう指定された時間まで節電モードに戻る。このような節電モードと受信モードとの間のモード移行は、無線局が自律的に行うため、この移行にはアクセスポイントとの明示的なメッセージ交換を必要としない。
ページング機能を可能にするには、ページング領域が必要であり、主にページンググループを用いてページング領域境界を画定することによりページング機能を行う。一般的に、ページンググループは、WLANまたはネットワーク内にある全てのアクセスポイントのサブセットから形成される。ページング領域の構造および確立されたアクセスポイントグループ(アクセスポイントグループを操作するためのプロトコルを含む)については、2002年10月4日に出願され「ページングを用いた休止モードサポートの方法および装置(Method and Apparatus for Dormant Mode Support with Paging)」と題された米国仮特許出願第10/264,807号(2003年7月31日に公開番号第2003/0145092A1号として公開)に開示されている。
一旦アクセスポイントグループが形成されると、アクセスポイントグループは、各自のIDを各自が画定するページング領域内にある全ての無線局に通知することにより、無線局の位置を特定できる。一般に、アクセスポイントグループ情報を無線局に通知する工程には、(a)アクセスポイントグループにある各アクセスポイントのビーコンにアクセスポイントグループのページング領域IDを含めることと、(b)ビーコンをブロードキャストするチャネルを割り当てることと、(c)ビーコンを周期的に検出するために無線局を起動させることとが含まれる。ビーコンは、各アクセスポイントから周期的にブロードキャストされる信号であり、様々な情報を含む。
一実施形態によると、各アクセスポイントには、ページング領域IDが割り当てられており、ビーコン送信の際ページング領域IDをブロードキャストする。アクセスポイントグループの固有のページング領域IDにより、1つのページンググループ(またはページング領域)を別のページンググループと区別することができる。各ページンググループには固有のページング領域IDが割り当てられており、各ページンググループがこのページング領域IDを、そのページンググループのページング領域内にある全ての無線局に通知することにより、無線局は自身がいるページング領域を判断することができる。これは、IEEE802.11プロトコルのビーコンなど、ビーコンパケットまたはビーコンを用いて実現することができる。
従来のIEEE802.11では、アクセスポイントのIDであるBSSIDがページング領域IDとして機能するため、ページング領域には1つのアクセスポイントしか含まれない。反対に、一実施形態によると、ESS(1組のアクセスポイント)のIDであるESSIDをページング領域IDとして用いてもよい。ページング領域にあるアクセスポイントには同じIDが付されているので、ページング領域は、別のアクセスポイントを追加し、ページング領域IDを知らせ、そのアクセスポイントにそのページング領域をビーコンで知らせることにより簡単に拡張できる。
ページングはチャネルを介して行われる。チャネルは物理的チャネルであっても、仮想チャネルであってもよい。このようなチャネルの割当方法は多くある。チャネル割当方法としては、(1)静的割り当て法と、(2)標準的共通ページングチャネル割り当て法と、(3)局所的共通ページングチャネル割り当て法とが挙げられる。静的割り当て法では、WLANの全てのアクセスポイントに、IPトラフィックとビーコンのブロードキャスト用共通チャネルが割り当てられる。標準的共通ページングチャネル割り当て法においては、アクセスポイントに、ビーコンブロードキャスト用のユニバーサル共通チャネルと、IPトラフィックのブロードキャストブロードキャスト用の異なる共通チャネルとが割り当てられる。局所的共通ページングチャネル割り当て法においては、同じアクセスポイントグループにある全てのアクセスポイントに、ページングのための同じチャネルが割り当てられるが、隣接するアクセスページンググループには、同じページングチャネルも、どのページングチャネルとも異なるIPトラフィック用チャネルも割り当てられない。
局所的共通ページングチャネル割り当て法では、同じアクセスポイントグループにあるアクセスポイントには、同じページングチャネルが割り当てられる。しかし、隣接するアクセスページンググループには、同じページングチャネルが割り当てられない。IPチャネルは、どのページングチャネルとも異なるチャネルである。一実施形態によると、各アクセスポイントグループのページングチャネルは、そのアクセスポイントグループのルートアクセスポイントによって割り当てられる。また、各スレーブアクセスポイントは、マスターと同じページングチャネルを用いるので、どのスレーブアクセスポイントも、ページングチャネルをIPチャネルとして用いない。この方法では、アクセスポイントグループにある全てのアクセスポイントが同じページング領域IDを有するため、無線局は、ページング領域境界を越えると、ページングチャネルの検索を行うだけでよい。また、異なるビーコンチャネルを隣接するアクセスポイントグループに割り当てることにより、これらグループのビーコンチャネル間の干渉の可能性を低減することができる。
無線局が、ビーコンまたは他のパケットを検出するには、無線局は必ず節電モードから起動している必要がある。一旦起動してアクティブモードに入ると、無線局は、ビーコンまたは他のパケット用のページングチャネルを検索する。一般的に、無線局自体が、設定間隔で周期的に起動し、一定時間(ビーコン期間)アクティブモードのままでいるようプログラムされている。一実施形態によると、このビーコン期間の開始と終了時に行われる節電モードとアクティブモードとの間の無線局の一時的移行には、明示的なパワーモード移行メッセージを伴わないため、さらに節電できる。但し、設定間隔とビーコン期間は、一般的に、アクセスポイントのビーコンブロードキャストのタイミング(ビーコンタイミング)に対応している必要がある。
一実施形態によると、アクセスポイントグループ内にある各アクセスポイントのビーコンブロードキャストのタイミングは、ほぼ同時(ビーコンタイミング)に発生するように同期される必要はない。アクセスポイントグループのビーコンブロードキャストを同時に行う必要がないため、ビーコンタイミングの同期が不要である。
ページング領域にある無線局の位置を特定するには、無線局がページング領域境界を越えるたび、またはページングされるたびに、無線局をアクセスポイントまたはアクセスポイントグループに関連付けることを含む。無線局は、ページング領域境界を越えるたび、新たなアクセスポイントグループにある新たなアクセスポイントと関連付けを行う。無線局がページングされるたび、無線局は、IPトラフィックを受信することができるよう、自身が存在するアクセスポイントと関連付けを行う。アクセスポイントとの関連付けを行うため、無線局は、新たなアクセスポイントに対して関連付け要求を送る。その後、関連付けID(AID)が無線局に割り当てられる。
一般的に、ページング領域は、ページンググループ内にある最外アクセスポイントグループの範囲の最外周により画定される。この最外周が、ページング領域境界である。ページンググループは、一般的に、アクセスポイント間の関係を確立するアクセスポイントグループの構造を画定することにより、WLANまたはネットワーク内にある全てのアクセスポイントのサブセットから形成される。一例を図1に示す。図1には、ページング領域が画定されたWLAN100が示されている。このWLAN100では、2つのノード102と104が、有線または無線などの何らかの接続により、インターネットなどのネットワーク106に接続されている。複数のアクセスポイント120、122、124、128、130、132は、何らかの有線接続によりノード102、104に接続されている。これらアクセスポイント120、122、124、128、130、132は、グループ化されているため、アクセスポイントの範囲134、136、138、140、142、144は、ページング領域境界152を有するページング領域150を画定する。
別の実施例では、ページンググループのアクセスポイント間の関係は、ツリー構造分散グループモデルにより画定されてもよい。図2は、アクセスポイントグループ210のアクセスポイント212〜221間の関係が分散グループモデルにより画定されたアクセスポイントグループ210を示す。ページンググループ210はアクセスポイント212〜221で構成されており、ページング領域226を画定する。ページング領域境界228は、アクセスポイント212〜221の範囲230〜239の最外周により画定され、ページング領域226を囲む。
ツリー構造分散グループモデルは、階層型ツリー構造を有する。この階層型ツリー構造では、各アクセスポイントは、すぐ下にある1つ以上のアクセスポイントに接続される。また、アクセスポイントは、その機能により、「マスタ」、「スレーブ」または両方として定義される。マスタとは、他のアクセスポイントが属しており、それら属するアクセスポイントを制御する能力を有するアクセスポイントである。図2において、マスタアクセスポイントは212、213、215、217、218である。スレーブとは、マスタに属するアクセスポイントである。アクセスポイントグループ210の場合、スレーブアクセスポイントは213〜221である。アクセスポイント213、215、217、218などのように、両方の機能を有するマスタであると同時にスレーブであることが可能である。また、アクセスポイント212、215、217のように、1つのアクセスポイントが、1つより多くのアクセスポイントのマスタになることはあるが、1つより多くのマスタを有することはないかもしれない。アクセスポイントが、同時にマスタとスレーブの両方である場合、一実施形態によると、マスタはスレーブの属性に従う。各アクセスポイントグループは、直接的または間接的に他のアクセスポイント全てが属する1つのアクセスポイントを有する。これを「ルートアクセスポイント」(アクセスポイント212)と呼ぶ。ツリー構造の終端にあるアクセスポイントを「リーフアクセスポイント」(アクセスポイント214、216、219、220、221)と呼ぶ。残りのアクセスポイントは全て、「中間アクセスポイント」(アクセスポイント213、215、217、218)と呼ぶ。
アクセスポイントグループにあるアクセスポイント間の通信プロトコルの確立には、固有プロトコルの開発、または既存プロトコルの変更を含む場合がある。IEEEアクセスポイント間プロトコル(IAPP)は、多数のベンダーからの適合アクセスポイントを共通分散システム上で相互動作させる既存のアクセスポイント間プロトコルである。IAPPは、(サービスプリミティブを記述する)アクセスポイントの機能、一連の関数、およびアクセスポイント間でIPパケットを移動させるプロトコルを規定する。図3はIAPPアーキテクチャを示す。アクセスポイント管理エンティティ、すなわちAPME40は、アクセスポイントの主要な動作プログラムとして用いられ、アクセスポイント製造者による独自の特徴とアルゴリズムを実行している。アクセスポイントグループのツリー構造分散モデルは、AMPEによって実行される。
アクセスポイントグループは、各自のIDを各自が画定するページング領域内にある全ての無線局に通知することにより、無線局の位置を特定することができる。以下に挙げる例において、明確になるよう1つの無線局についてこれら方法を説明するが、これらの方法は、複数の無線局が存在する場合にも同様に適用することができる。
各アクセスポイントのビーコンにはアクセスポイントグループの固有のページング領域IDが含まれるため、1つのページンググループ(またはページング領域)を他のページンググループと区別することができる。一実施形態によると、無線局が、自身のいるページング領域を判断できるよう、各ページンググループには固有のページング領域IDが割り当てられており、各ページング領域内にある全ての無線局に対してこのページング領域IDを通知する。これは、IEEE802.11プロトコルのビーコンパケット(以下、「ビーコン」)を用いて実現される。
ビーコンは、アクセスグループに属するアクセスポイントが互いに通信するためのメカニズムを提供する。ビーコンとは、各アクセスポイントにより周期的にブロードキャストされる信号であり、様々な情報を含むことができる。ビーコンに含まれる各情報パケットは「エレメント」と呼ばれる。一実施形態によると、ビーコンは、IEEE802.11プロトコルに含まれるビーコンである。ビーコンのフォーマットの一例が、2002年10月4日に出願され「ページングを用いた休止モードサポートの方法および装置(Method and Apparatus for Dormant Mode Support with Paging)」と題された米国特許出願第10/264,807号(2003年7月31日に公開番号US2003/0145092A1として公開)に開示されている。
節電モード時、無線局は、静止したままか、第1アクセスポイントの範囲内で移動、第1ページング領域内にある別のアクセスポイント(第2アクセスポイント)の範囲内へ移動、または第2ページング領域内へ移動し得る。無線局が静止したままであったり、第1アクセスポイントの範囲内での移動、または第2アクセスポイントの範囲へ移動すると、無線局は、設定間隔(グループビーコンタイミングに設定する)で起動し、新たなビーコンをリッスンする。新たなビーコンは、第1アクセスポイントのビーコンか、無線局が第2アクセスポイントの範囲へ移動した場合であれば第2のアクセスポイントのビーコンのいずれかである。そして、無線局は、ビーコン期間の間に新たなビーコンを感知するかどうかを判定する。ビーコン期間の間にビーコンを感知したと判定した場合、新たなビーコンとビーコン期間のタイミングが設定される。従って、無線局は節電モードに戻り、ビーコン期間の間に新たなビーコンを感知しないと判定するまで、この工程を繰り返す。
無線局が、ビーコン期間の間に新たなビーコンを感知しないと判定すると、ページング領域にある別のアクセスポイントのビーコン時に、節電モードからアクティブモードに戻り新たなビーコンを感知する。
新たなビーコンが第2アクセスポイントからのものであれば、無線局が第2アクセスポイントの範囲へ移動したことがわかる。第1および第2アクセスポイントが、ビーコンに含まれるページング領域IDにより示されるように、異なるページング領域にあれば、無線局は第2のアクセスポイントと同期をとる。
無線局の位置を特定する工程では、無線局がページング領域境界を越えるたび、およびページングされるたびに、無線局の関連付けが行われる。無線局がページング領域境界を越えるたび、無線局は、新たなアクセスポイントグループとの関連付けを行う。新たなアクセスポイントグループとの関連付けを行うために、無線局は、自身が存在するアクセスポイントグループのアクセスポイント(範囲内アクセスポイント)と通信を行う。より具体的には、新たなアクセスポイントグループとの関連付けを行うため、無線局は、関連付け要求を範囲内アクセスポイントに送る。範囲内アクセスポイントであり得る新たなアクセスポイントグループのルートアクセスポイントは、関連付けID(AID)を無線局に割り当て、無線局のAIDと関連付けられたMACアドレスとを自身の関連付けテーブルに加える。通常AIDは、約1〜約2007の範囲内の値を有し、AIDフィールドの下位14ビットにあり、AIDフィールドの下位2ビットはそれぞれ「1」に設定される。新たなアクセスポイントグループのルートアクセスポイントは、MACアドレスと無線局のAIDとを、その新たなアクセスポイントグループにある他のアクセスポイントに通知する。この通知は、IAPPを用いて関連付けの際に行われ、IAPPを用いて(無線局のMACアドレスとAIDとを含む)IAPP−ADD要求をローカルサブネットブロードキャストを介して同じサブネットにある全てのアクセスポイントにブロードキャストされる。これにより、無線局のMACアドレスは、ルートアクセスポイントと同じサブネットにあるアクセスポイントに通知される。また、IAPPは、ルートアクセスポイントと同じサブネットにないアクセスポイントグループのアクセスポイントに対して無線局のMACアドレスを通知するのに用いてもよい。IPアドレスではなく、MACアドレスを用いて無線局を特定するため、無線局が1つのサブネットから他のサブネットに移動する際に通常発生する問題が避けられる。
無線局が明示的または暗示的に新たなアクセスポイントグループから関連付けの解除を行うまで、AIDは無線局に関連付けられたままであり、無線局のMAC番号は、新たなアクセスポイントグループのアクセスポイントの関連付けテーブルに記録されたままの状態である。明示的に関連付けの解除を行うには、無線局は関連付けの解除サービスを実行する。暗示的に関連付けの解除を行うには、無線局は、明示的な関連付けの解除を行わずに、新たなアクセスポイントグループの範囲から出るだけでよい。新たなアクセスポイントグループは、一定時間の間に無線局から通知を受信しなくなると、無線局が明示的な関連付けの解除を行わずに自身の範囲から出て行ったことがわかる。この時、無線局に対する関連付けが解除される。無線局がアクセスポイントグループとの関連付けを解除すると、AIDは再利用が可能となり、無線局のMACアドレスが、新たなアクセスポイントグループにあるアクセスポイントの関連付けテーブルから削除される。
アクセスポイントグループとの関連付けに加え、無線局は、ページングされるとアクセスポイントとの関連付けも行わなければならない。これにより無線局はIPトラフィックを受信することができる。一旦無線局がアクセスポイントグループと関連付けられると、アクセスポイントグループは、ルートアクセスポイントを介して、無線局のIPトラフィックを受信することができる。一実施形態によると、ルートアクセスポイントが無線局のIPトラフィックを受信すると、そのアクセスポイントグループ内で無線局の位置が特定されなければならない。休止モードの場合、無線局はアクティブモードに移る。アクセスポイントグループ内における無線局の位置はわからないため、ルートアクセスポイントは、アクセスポイントグループにある他のアクセスポイントに対して、無線局をページングする必要があることを通知する。すると、アクセスポイントグループにある全てのアクセスポイントが無線局に対してページングを行う。ページングを受けると、無線局は、自身が存在するいずれかのアクセスポイントに対して関連付け要求を送る。アクセスポイントが、無線局が範囲に存在することをルートアクセスポイントに知らせると、ルートアクセスポイントは、そのアクセスポイントに対してIPトラフィックを転送する。そのアクセスポイントは無線局に対してIPトラフィックを転送する。無線局がアクティブモードの時に同じアクセスポイントグループにある第2アクセスポイントの範囲内へ移動すると、無線局は第2アクセスポイントに登録を行う。
(ハンドオフ処理)
一実施形態によると、無線局に現在対応しているアクセスポイント(すなわち、サービスアクセスポイント)が利用できない場合、無線局はビーコンをリッスンできない場合がある。このような場合、無線局はスキャンを行って別のアクセスポイントを見つける。アクセスポイントが同じページング領域にあれば、ハンドオフは不要となる。これにより節電することができる。つまり、本発明の一実施形態によると、無線局が節電モードを出て、ページング領域が変わったのではなく、無線局に対応しているアクセスポイントが変わった場合、位置更新処理の一部を行う必要がなくなるため、節電を実現することができる。
より具体的には、IEEE802.11など、ページング領域に1つのアクセスポイントを有する無線ネットワークでは、無線局は、新たなアクセスポイントに対してハンドオフを行うことにより位置登録を行う。図4は、現行のIEEE802.11の位置更新およびハンドオフ処理(すなわち、L2ハンドオフ処理)を示す。この処理は、スキャン工程402と、同期工程403と、認証工程404と、関連付け(または再関連付け)工程405とを含む。関連付け工程405が終了するまで、無線局は節電モードに入ることが出来ないため、これら工程の間、無線局は十分な電力を蓄えておく必要がある。スキャン工程402では、無線局は、無線ネットワークからの1つ以上の無線チャネルをスキャンし、どのネットワークに入るかを決める。スキャン方法には、パッシブとアクティブとの2つの方法がある。パッシブスキャンは、アクセスポイントからのビーコンフレームをリッスンする。アクティブスキャンには、アクセスポイントからプローブ応答を求めるプローブ要求フレームの送信が必要となる。アクセスポイントからビーコンフレームまたはプローブ応答フレームを受信すると、無線局は、アクセスポイントの到達性および特性に関する情報(性能、サポートされたレート、およびタイミング情報など)を収集する。同期工程403では、無線局は、ハンドオフを行うネットワークを決め、アクセスポイントのタイミング情報を用いることによりネットワークと同期をとる。認証工程404では、無線局は、アクセスポイントとの関連付けを認定された局のセットのメンバーとしてIDを確立する。認証方法には、オープンと共有鍵の2つの方法がある。オープンシステム認証は、利用可能な認証アルゴリズムの中で最も単純なものである。基本的に、オープンシステム認証は、オープンシステム認証を要求すれば、いかなる無線局でも認証するヌル認証である。共有鍵認証は、共有秘密鍵を知っているものか、そうでないものかで局の認証をサポートする。関連付け工程405では、アクセスポイント/無線局マッピングが確立される。これにより、局は分散システムからの起動が可能となる。
さらに、図5に示すように、安全性を向上させた次期の規格(Tgi)に基づいて完了させるには、ハンドオフ処理にさらに2つの工程があるが、さらに消費電力が増えることとなる。これらの工程は、802.1X工程501と4ウェイハンドシェイク工程502である。これらの工程において、アクセスポイントと無線局との間の相互認証が行われ、両者間の安全性関連付けは、アクセスポイントとアクセスサーバー間、および無線局とアクセスサーバー間で予め確立された安全性関連付けを用いることにより確立される。
図6(A)〜6(C)は、各ページング領域が多数のアクセスポイントを有する場合の2つのページング領域の構成を示す。アクセスポイント602に関連付けられている無線局601のように、無線局は、ページング領域内にあるアクセスポイントの1つに関連付けられている。無線局601がアクセスポイント602から離れると、アクセスポイント603と関連付けられる。このような場合、アクセスポイント602と603は同じページング領域にあるため、ハンドオフを行う必要はない。しかし、図6(C)に図示するように、無線局がアクセスポイント603のカバー領域を出て、604のカバー領域内へ移動すると、無線局601は新たなページング領域に入るため、ハンドオフを行う必要がある。
図7(A)は、本発明の位置更新処理の一実施形態を示す。図7(A)に示されているように、ページングチャネルがダウンしていると、無線局はスキャンを行う(処理ブロック702)。これは、無線局が節電モード時に移動している場合に行われ得る。スキャン処理の結果は、TIMまたはビーコンの新たな時間を見つけることである。
スキャンの結果、処理論理回路と無線局は、ページング領域を検出するためにページング領域検出を行う(処理ブロック703)。ページング領域が変わっていなければ、処理論理回路はアクセスポイントと同期をとり、(処理ブロック704)、ページングチャネルがアップされる(705)。ページング領域が変わっていると、処理論理回路と無線局は、同期(処理ブロック706)、認証(処理ブロック707)および関連付け(処理ブロック708)を行い、リンクとページングチャネルがアップされる(709)。つまり、ページング領域が変わったため、全ハンドオフ処理が行われる。ページング領域が変わっていなければ、無線局は認証と関連付けを行う必要がないため、節電できる。
図7(B)は、本発明のローカル更新処理の別の実施形態示す。図7(B)に示されているように、ページングチャネルがダウンしている間に無線局はアクセスポイントを見つけるためにスキャンを行う。スキャンの後、無線局が、ページング領域検出の結果、ページング領域が変わっていないと判断すれば、無線局は、ページングチャネルがアップするよう同期をとる。しかし、ページング領域検出の結果、ページング領域が変わったと無線局が判断すると、無線局は、認証(処理ブロック707)、関連付け(処理ブロック708)、802.1X(処理ブロック709)および4ウェイハンドシェイク(処理ブロック710)を行う。その後、リンクおよびページングチャネルがアップされる。図7(B)に示すように、ページングが変わっていなければ、認証、関連付け、802.1Xおよび4ウェイハンドシェイクを行う必要がないため、大きな節電となる。
本発明の位置更新(およびハンドオフ)処理の別の実施形態によると、スキャン処理の結果、ページング領域は変わったもののサブネットは変わっていない場合、無線局は、802.1Xと4ウェイハンドシェイクを除いた、認証と関連付けだけを含む簡易位置更新処理を用いて、ページングチャネルをアップする。同じサブネットにあるページング領域のページング領域IDが、同じ接頭辞、接尾辞などを有するよう、ページング領域IDをグループ化してもよい。これにより、無線局は、2つのページング領域IDを比較することによりサブネットの変更を検出することができる。あるいは、サブネット関連情報フィールドをビーコンに含め、無線局が2つのAPからのビーコンのフィールドを比較することによりサブネットの変更を検出できるようにしてもよい。しかし、ページング領域が変わり、サブネットも変わった場合、全位置更新(ハンドオフ)処理を行う。この別の実施形態を図7Cに示す。このように、ページング領域が変わらない場合や、ページングは変わったがサブネットが変わっていない場合において、節電が実現できる。
このページング方式を容易にするため、一実施形態では、アクセスポイントは、独自のTIMまたはビーコンのタイミングを有する。つまり、同じページング領域にある全てのアクセスポイントのTIMが同じである必要も、同期する必要もなく、スキャン処理によりTIMの位置が特定できる。一実施形態によると、同じページング領域内にある各アクセスポイントのBSSIDとTIMとの対は、各ビーコンで送られる。つまり、ページングチャネルを全てのアクセスポイントに提供するために、ページングを行う無線局を有するページング領域にある各アクセスポイントのTIMは、アクセスポイントにより送られるビーコンに含まれる。これにより、無線局は、どのアクセスポイントからのビーコンもリッスンおよび選択が可能となる。スキャン中の電力を減らすため、ターゲットビーコン送信時間(TBTT)を用いてもよい。このような場合、ビーコン送信時間の位置を、TBTTオフセットおよびビーコン間隔比率から決定することができる。APiからAPjのTBTTオフセット(TOij)およびAPiに対するAPjのビーコン間隔比率(Rij)は、以下の式が成立するような数値を有する。
TBTT(APj)=TBTT(APi)+kRijBI(APi)+TO(ij)
式中、TBTT(APj)、TBTT(APi)、およびBI(APi)はそれぞれ、APjのTBTT、APiのTBTT、APiのビーコン間隔であり、kは任意の整数である。
無線局は、オフセットや比率などの必要情報が利用可能であれば、上記の式を用いて新たなアクセスポイントのビーム送信時間を計算することができる。一実施形態によると、全ての必要情報は、旧アクセスポイントのビーコンに含まれる。ページングチャネルがダウンする前に少なくとも1つのビーコンを受信することにより、無線局はスキャンに必要な情報を全て取得する。あるいは、旧アクセスポイントと新たなアクセスポイントに関する情報を異なるアクセスポイントから取得することもできる(1つの情報を旧アクセスポイントから取得し、別の情報を無線局が旧アクセスポイントをリッスンし始める前にリッスンしていた別のアクセスポイントから取得する)。
アクセスポイントはページングを用いて、節電モードにある無線局にメッセージの着信を知らせ、ページングされた無線局が起動しメッセージを受信するまで着信メッセージをバッファに格納する。
図8は、ビーコン間隔でビーコンで発生するアクセスポイントのTIMを示す。無線局はビーコンの送信時間およびビーコン間隔を把握しているため、いつ電源をオンにして(アクセスポイントとの明示的なメッセージ交換を行わずに節電モードから一時的に出てパワーモードを変え)ページングされているかどうかを確認すべきかを把握している。電源がオン状態の間、無線局は、節電モード時にページングされたかどうかを確認する。一実施形態によると、これは、ビーコン信号に設定されたビットにより示される。別の実施形態では、これは、指定されたフィールドの所定の値を用いることにより示される。無線局がページングされると、無線局は電源をオンにした状態で、節電モード時に送られたメッセージを受信する。無線局がアクセスポイントと関連付けられていれば、801に示されるようなポーリング動作を実行することにより、またはアクセスポイントとの明示的なメッセージ交換を用いることにより節電モードから完全に抜けることにより、メッセージを受信する。無線局がアクセスポイントと関連付けられていなければ、メッセージを受信する前にアクセスポイントに対してハンドオフを行う。801に示されるようなポーリング動作では、電源オン時間802は、バッファに格納されたフレームを受信できるよう延長されている。また、図8には、無線局に現在対応中のアクセスポイントとは異なる送信時間で発生する同じページング領域にある別のアクセスポイントのTIMも示す。
図9は、多数のアクセスポイントのビーコン(一例としてビーコンはそれぞれTIMを含む)を示す。アクセスポイントは各自のビーコンブロードキャスト時間を交換するため、1つのアクセスポイントからのビーコンには、同じページング領域にある他のアクセスポイントのビーコン送信の時間情報が含まれる。ビーコン送信の時間情報には、ビーコンを送信しているアクセスポイントに隣接するアクセスポイントのTBTTオフセットが含まれ得る。また、ビーコンを送信しているアクセスポイントに対する隣接アクセスポイントのビーコン間隔比率が含まれていてもよい。ビーコンには、ページング領域にある全てのアクセスポイントの時間情報、ビーコンを送信しているアクセスポイントに隣接するアクセスポイントの時間情報、または、他の手段により選択されたアクセスポイントの時間情報が含まれていてもよい。
図9に示されているように、アクセスポイント901とアクセスポイント902は、送信時間が異なるTIMを有する。910で無線局の電源がオンになると、無線局はアクセスポイント901と関連付けられている。この間、アクセスポイント901が、無線局に対応中であるため、無線局はアクセスポイント901のビーコン信号の受信を待機する。しかし、911で、無線局は再度電源をオンにしてアクセスポイント901のビーコンを待機するが、受信するビーコン信号がない。これは、もちろん、無線局が移動したことによりアクセスポイント901のビーコン送信を受信できなくなった、またはアクセスポイント901の利用が不可能になったと考えられる。しかし、無線局は、同じページング領域にある他のアクセスポイントによるビーコン送信の時間情報を有するため、912で電源をオンにし、アクセスポイント902のビーコンを受信することを分かっている。このように、アクセスポイントに各自のビーコン送信時間情報を交換させ、同じページング領域にあるアクセスポイントのこのような情報を各ビーコンまたは選択されたビーコンで送信させることにより、無線局は、ページング領域内にあるアクセスポイントのビーコン送信時間を予測し、適切な時間に起動させる(パワーモード変更メッセージをアクセスポイントと交換せずに節電モードから一時的に出る)ことができる。起動して、対応中のアクセスポイントのビーコンの受信がない場合、無線局は他のアクセスポイントのビーコンを継続的にスキャンする必要がないため、大きな節電となる。
図10(A)は、アクセスポイントがページングを行うのに用いる処理の一実施形態のフロー図である。この処理は、ハードウェア(例えば、回路、専用論理回路等)、(汎用コンピュータシステムまたは専用機で実行される)ソフトウェア、または両者の組み合わせを含み得る処理論理回路により行われる。
図10(A)に示されているように、処理は、処理論理回路が、節電モードの無線局のフレームを受信したかどうかを判定することから(処理ブロック1001)開始する。アクセスポイントの処理論理回路はフレームをバッファに格納し(処理ブロック1002)、その無線局のTIMを有するビーコンを作成する(処理ブロック1003)。そして、アクセスポイントは、ビーコンを送信し(処理ブロック1004)、BSSIDとTIMとを同じページング領域にある他のアクセスポイントに送る(処理ブロック1005)。その後、処理は処理ブロック1001に戻り、処理を繰り返す。
別の実施形態では、1つより多くの節電モードの無線局のフレームを受信した場合、処理ブロック1003で、1つより多くの無線局のTIMを作成し、処理ブロック1004で、アクセスポイントは、TIMを有するビーコンを送信してもよい。同様に、処理ブロック1005で、アクセスポイントは、1つより多くの無線局のBSSIDとTIMとを送ってもよい。これらの実施形態により、無線(ビーコン)やバックボーン(BSSIDおよびTIM)上で交換されるデータ量を減らすことができる。
さらに別の実施形態では、処理ブロック1004でビーコン送信によるページングが失敗した場合にのみ、処理ブロック1005を行う。現在のアクセスポイントによるページングが成功すれば、この実施形態により、バックボーン上で隣接するアクセスポイントと交換されるデータ量および無線上(隣接するアクセスポイントによるTIMの送信)で交換されるデータ量を減らすことができる。
図10(B)は、隣接するアクセスポイントが行う処理のフロー図である。処理は、ハードウェア(例えば、回路、専用論理回路等)、(汎用コンピュータシステムまたは専用機で実行される)ソフトウェア、または両者の組み合わせを含み得る処理論理回路により行われる。
図10(B)に示されているように、処理は、処理論理回路が、同じページング領域にあるアクセスポイントからの別のアクセスポイントからBSSIDとTIMを受信したかどうかを調べることから(処理ブロック1011)開始する。受信した場合、処理論理回路は、アクセスポイントのBSSIDとTIMを有するビーコンを作成し(処理ブロック1012)ビーコンを送る(処理ブロック1013)。その後、処理は、処理ブロック1011に移り、処理を繰り返す。
別の実施形態では、処理ブロック1012で、1つより多くのアクセスポイントからのBSSIDとTIMを有するビーコンを作成し、アクセスポイントが、1つより多くのアクセスポイントからBSSIDとTIMを受信すると、そのビーコンを送信してもよい。
図11は、無線局がページングを処理するために行う処理の一実施形態のフロー図である。この処理は、ハードウェア(例えば、回路、専用論理回路等)、(汎用コンピュータシステムまたは専用機で実行される)ソフトウェア、または両者の組み合わせを含み得る処理論理回路により行われる。
図11に示されているように、処理は、処理論理回路が現在のアクセスポイントからのビーコンをリッスンすることから(処理ブロック1101)開始する。そして、処理論理回路は、ビーコンを受信したかどうかを調べる(処理ブロック1102)。
ビーコンを受信した場合、処理論理回路は、無線局がページングされたかどうかを確認する(処理ブロック1103)。一実施形態によると、これは、ビーコンの指定ビットが設定されているかどうかを確認することにより行われる。別の実施形態では、これは、ビーコンの指定フィールドが所定の値を有するかどうかを確認することにより行われる。無線局がページングされていなければ、処理論理回路は節電モードに戻り、処理は処理ブロック1101に移り、無線局は、節電モードから周期的に出て、ビーコンの確認を行う。無線局がページングされていた場合、処理論理回路は、現在のアクセスポイントに関連付けられているかどうかを調べる(処理ブロック1104)。関連付けられていれば、処理論理回路はページ化メッセージの受信に進む(処理ブロック1105)。関連付けられていない場合、処理論理回路は、現在のアクセスポイントに対してハンドオフ処理を開始し、現在のアクセスポイントとの関連付けを行いページ化メッセージを受信する(処理ブロック1106)。
ビーコンが受信されていない場合(処理ブロック1102)、処理論理回路は、スキャンが必要であるかどうかを判定する(処理ブロック1107)。一実施形態によると、初めて無線局が節電モードから出て設定時間内にビーコンを取得しなかった場合、または、そのようなことが所定の回数発生した場合、スキャンを行わなくてもよい。スキャンが不要であれば、処理は、処理ブロック1101に移り、その後ある時点まで処理を繰り返す。
スキャンが必要であれば、処理は、処理ブロック1108に移り、処理論理回路と無線局は、アクセスポイントのスキャンを行う。そして、処理論理回路は、アクセスポイントを検出したかどうかを調べる(処理ブロック1109)。検出しなかった場合、処理は処理ブロック1108に移り、アクセスポイントのスキャンを繰り返す。アクセスポイントを検出した場合、処理論理回路は処理ブロック1110に移り、無線局の処理論理回路は、検出アクセスポイントが以前のアクセスポイントと同じページング領域のものであるかどうかを判定する。そうでなければ、処理論理回路と無線局はアクセスポイントを選択し、選択したアクセスポイントに対してハンドオフを行う(処理ブロック1111)。アクセスポイントが同じページング領域のものである場合、処理論理回路と無線局は、同じページングエリのアクセスポイントを選択し、そのアクセスポイントを現在のアクセスポイントに設定する(処理ブロック1112)。この時、無線局は現在のAPをリッスンする。
図12は、無線局が行うパッシブスキャンの一部を示す別の実施形態のフロー図である。図12の処理は、図11の処理ブロック1108の代わりに用いてもよい。この処理は、ハードウェア(例えば、回路、専用論理回路等)、(汎用コンピュータシステムまたは専用機で実行される)ソフトウェア、または両者の組み合わせを含み得る処理論理回路により行われる。
図12に示されているように、処理は、処理論理回路がアクセスポイントを選択することから開始する(処理ブロック1201)。これにより、無線局は、数多くのアクセスポイントから1つを選択することができる。アクセスポイントを選択すると、無線局の処理論理回路は、選択アクセスポイントの動作中のチャネルに同調する(処理ブロック1202)。これは、チャネルが以前対応していたサービスアクセスポイントにより使われたチャネルとは異なる場合があるため、必要となる。無線局がビーコンをリッスンしている間にページングされた場合、処理論理回路は図11の処理ブロック1104に移り、ページ化メッセージの受信処理を行う。
処理は処理ブロック1204に移り、処理論理回路と無線局は、次のターゲットビーコン送信時間(TBTT)を計算し、TBTTでビーコンを受信するかどうかを判定する。ビーコンを受信すると、そのアクセスポイントを記録するため(処理ブロック1205)、処理ブロック1109〜1112で用いることができる。処理は処理ブロック1201に移り、処理を繰り返す。選択するアクセスポイントがなければ、無線局の処理論理回路は、処理ブロック1109に移る。
無線局は、指向性アクティブスキャンを行ってもよい。一実施形態によると、無線局は、2004年4月2日に出願され、「高速アクティブスキャン無線ネットワーク装置およびその方法(Fast Active Scanning Wireless Network Apparatus and Method)」と題されたPCT特許出願第WO2004/098214号に記載されているような指向性アクティブスキャンを行う。
図13は、1つのアクセスポイントの一実施形態のブロック図である。
各ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで実施され得る。図13に示されているように、アクセスポイント1300は、ページング制御部1301と、位置データベース管理部1302と、バックエンド通信処理部1303と、ページング領域宣言部1304と、フレーム送信処理部1305と、ページングメッセージ生成部1306と、フレーム受信処理部1307と、バッファ1308とを含む。バックエンド通信処理部1303はネットワークと通信を行い、ネットワークとアクセスポイントとの間でパケットを交換する。バックエンド通信処理部1303が、ネットワークから無線局のパケットを受信すると、バックエンド通信処理部1303は、ページング制御部1301、ページングメッセージ生成部1306を介して信号を送ってページングメッセージを生成し、バッファ1308はパケットをバッファに格納する。ページングメッセージ生成部1306では、ページングメッセージのタイミングが無線局毎に異なる。このため、ページングメッセージ生成部1306は、無線局に対するページングメッセージをどのビーコンで送信するかを決める。但し、無線局は、ビーコン期間毎に起動しているとは限らない。一部の実施形態では、ビーコン期間が特定の回数になると各無線局が起動する。一実施形態では、全ての無線局が、同じビーコン期間の回数で起動したり、異なるビーコン期間の回数で起動したりする。ページング制御部1301は、これらの活動全てを制御し、上記したページングによる休止モードをサポートするのにアクセスポイントが担う機能を行う。ページング領域宣言部1304は、ページングメッセージ生成部1306によりビーコンに含められるページング領域IDを特定する。ページングメッセージ生成部1306は、ページングメッセージをフレーム送信処理部1305に与えると、フレーム送信処理部1305はアクセスポイントのトランスミッタと通信を行いページを送信する。フレーム受信処理部1307は、無線局からフレームを受信する。バッファ1308は、節電モードの無線局に送信するパケットフレームをバッファに格納する。位置データベース管理部1302は、無線局の位置を管理する。
一実施形態によると、バックエンド通信処理部1303、フレーム送信処理部1305、フレーム受信処理部1307、およびページングメッセージ生成部1306はすべて、アクセスポイントのページング制御部とは別個のものである。
図14は、無線局の一実施形態のブロック図である。各ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで実施され得る。図14に示されているように、位置管理部1402は、最後に無線局に関連付けられたアクセスポイントの情報と、ビーコンを受信していない別のアクセスポイントの情報とを格納する。フレーム受信処理部1405は、ビーコンを含むメッセージを受信する。フレーム受信処理部1405は、受信したページング領域IDをページングメッセージ処理部1403に送ると、ページングメッセージ処理部1403は、ページング領域が変わったかどうかと、無線局対するメッセージが送られたかどうかとを判断する。フレーム送信処理部1404は、フレームをアクセスポイントに送信する。位置管理部1402、ページングメッセージ処理部1403、フレーム送信処理部1404、およびフレーム受信処理部1405は、ページング制御部1401により制御される。ページング制御部1401はまた、位置管理部1402、ページングメッセージ処理部1403、フレーム送信処理部1404およびフレーム受信処理部1405が行う機能以外に、上記のページングによる休止モードをサポートするための無線局の機能も行う。
上記説明を読めば、本発明の多くの変更および変形が可能であることは当業者には明白であることは明らかである。例示により提示および記載した特定の実施形態は限定解釈されるものではない。従って、様々な実施形態の詳細についての言及は、本発明に不可欠であると考えられる特徴のみを記載している請求項の範囲を限定するものではない。
ページングをサポートするWLANの一実施形態の図である。 構造型分散グループ化を用いたアクセスポイントグループの一実施形態の図である。 先行技術のIAPPアーキテクチャの図である。 先行技術における位置更新処理の一実施形態を示す。 先行技術における位置更新処理の別の実施形態を示す。 各ページング領域が多数のアクセスポイントを有する場合の2つのページング領域の構成を示す。 各ページング領域が多数のアクセスポイントを有する場合の2つのページング領域の構成を示す。 各ページング領域が多数のアクセスポイントを有する場合の2つのページング領域の構成を示す。 本発明の位置更新処理の一実施形態を示す。 本発明の位置更新処理の別の実施形態を示す。 本発明の位置更新処理の別の実施形態を示す。 ビーコン間隔でビーコンにおいて発生するTIMのアクセスポイントを示す。 多数のアクセスポイントのTIMを示す。 アクセスポイントがページングを行うのに用いる処理の一実施形態のフロー図である。 現在のサービスアクセスポイントによるページングが失敗した場合に隣接アクセスポイントが行う処理のフロー図である。 無線局がページングを処理するために行う処理の一実施形態のフロー図である。 無線局により行われるパッシブスキャンの別の実施形態のフロー図である。 アクセスポイントの一実施形態のブロック図である。 無線局の一実施形態のブロック図である。

Claims (32)

  1. 第1のアクセスポイントとページングチャネルを確立し、自局が節電モードに入る前に前記アクセスポイントと関連付けられる前記無線局であって、
    各アクセスポイントについて、基本サービス設定識別子(BSSID)と、ターゲットビーコン送信時刻(TBTT)、TBTTオフセット値、ビーコン間隔、ビーコン間隔比率のうち少なくともいずれか1つが含まれる、前記第1のアクセスポイントが属するアクセスポイントグループ内に存在する1または複数のアクセスポイントについての情報を格納する位置管理部であって、前記アクセスポイントグループは1つのページングエリアを規定することを特徴とする位置管理部と、
    ページングエリア識別子を内包するビーコンを受信し、該受信したビーコンが前記第1のアクセスポイントから送信されたものである場合は、前記ページングエリアは変更されていないと判定し、前記第1のアクセスポイントからのビーコンまたはプローブ応答が受信されない場合は、第2のアクセスポイントのビーコンまたはプローブ応答を受信するために、該格納された情報に基づいてスキャンを実行し、前記第1のアクセスポイントに関るアクセスポイントグループ内の1または複数のアクセスポイントから送信された前記ビーコンまたは前記プローブ応答が前記スキャンに基づいて受信された場合、前記ページグエリアが変更されていないと判定する一方、前記アクセスポイントおよび前記第1のクセスポイントに関するアクセスポイントグループ内の1または複数のアクセスポインから送信された前記ビーコンまたは前記プローブ応答が前記スキャンに基づいて受信さなかった場合、前記ページングエリアが変更されていると判定するページングメッセー処理部であって、前記ビーコンの新たな時刻を決定するにあたり、前記TBTT、前記TBTTオフセット値、前記ビーコン間隔、前記ビーコン間隔比率の少なくともいずれか1つを用い、プローブ応答を要求するための専用プローブ要求を送信するにあたり前記BSSIDを用いることを特徴とするページングメッセージ処理部と、
    前記ページングメッセージ処理部と接続され、前記ページングエリアが変更された場合、(a)前記第2のアクセスポイントと同期する処理、(b)自局を前記第2のアクセスポイントにて認証する処理、および(c)自局および前記第2のアクセスポイントとを関連付ける処理を含むハンドオフ処理を行うことにより、前記第2のアクセスポイントとの間で前記ページングチャネルを確立する一方、前記ページングエリアが変更されなかった場合、前記ハンドオフ処理を実行することなく、前記第2のアクセスポイントにて自局の認証を行うことなく、且つ自局を前記第2のアクセスポイントと関連付けることなく、前記第2のアクセスポイントと同期することによって、前記第2のアクセスポイントとの間に前記
    ページングチャネルを確立するページング制御部と
    を有する無線局。
  2. 前記無線局は、前記位置管理部に格納された複数のアクセスポイントから一つのアクセスポイントを選択してスキャンを実行し、該選択されたアクセスポイントに専用プローブ要求フレームを送信し、
    該選択されたアクセスポイントのBSSIDには、送信先アドレスフィールドまたは前記プローブ要求フレームのBSSIDのフィールドが含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  3. 前記無線局は、前記位置管理部に格納された複数のアクセスポイントから一つのアクセスポイントを選択してスキャンを実行し、前記格納された情報に基づき該選択されたアクセスポイントのTBTTを決定し、該選択されたアクセスポイントのTBTTに従って、該選択されたアクセスポイントからのビーコンをリッスンする
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  4. 該受信されたビーコンのページングエリア識別子は仮想チャネルで受信される
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  5. 前記アクセスポイントグループのページングエリア識別子は、前記第1のアクセスポイ
    ントが属するアクセスポイントグループを一意に識別するものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線局。
  6. 基本サービス設定識別子(BSSID)と、(a)ターゲットビーコン送信時刻(TBTT)、(b)TBTTオフセット値、(c)ビーコン間隔、(d)ビーコン間隔比率、(e)自アクセスポイントが含まれている、ページングエリアを規定するアクセスポイントグループ内の全てのアクセスポイントのアクセスポイント識別子のうち少なくともいずれか1つとを格納する位置管理部を備えるアクセスポイントであって、第2のアクセスポイントからのビーコンまたはプローブ応答を受信するために該格納された情報に基づいてスキャンを実行する無線局あてのページングメッセージを生成するページングメッセージ生成部と、
    前記BSSIDと、(a)前記ターゲットビーコン送信時刻(TBTT)、(b)前記TBTTオフセット値、(c)前記ビーコンの間隔、(d)前記ビーコンの間隔比率割合、(e)前記位置管理部に格納されるべきアクセスポイントグループのアクセスポイント識別子のうち少なくともいずれか1つとを、前記無線局に送信するページング制御部であって、前記無線局は、前記ビーコンまたは前記プローブ応答が、該格納された情報を用いて、前記アクセスポイントが属する前記アクセスポイントグループ内にある1または複数のアクセスポイントから受信されなかった場合、前記ページングエリアは変更されたと判定し、第2のアクセスポイントが当該アクセスポイントグループ内に存在しない場合にハンドオフ処理を実行して前記第2のアクセスポイントとの間にページングチャネルを確立する一方、前記第2のアクセスポイントが当該アクセスポイントグループ内に存在する場合は前記ハンドオフ処理を実行せずに前記第2のアクセスポイントとの間に前記ページングチャネルを確立することを特徴とするページング制御部と
    を有するアクセスポイントであって、
    前記ページング制御部は、
    前記ハンドオフ処理を用いる場合、(a)前記第2のアクセスポイントと同期する処理と、(b)前記無線局を前記第2のアクセスポイントにて認証する処理と、(c)前記無線局および前記第2のアクセスポイントとを関連付ける処理とを行うことにより、前記第2のアクセスポイントとの間に前記ページングチャネルを確立し、
    前記ハンドオフ処理を用いない場合、前記第2のアクセスポイントにて前記無線局の認証を行うことなく、且つ前記無線局を前記第2のアクセスポイントと関連付けることなく、前記第2のアクセスポイントと同期することによって、前記第2のアクセスポイントと前記ページングチャネルを確立する
    ことを特徴とするアクセスポイント。
  7. 前記ページングメッセージ生成部は、前記無線局に対する前記ページングメッセージを送信するためのビーコンを決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  8. 前記無線局は、前記位置管理部に格納されている複数のアクセスポイントから1つのアクセスポイントを選択することによってアクティブスキャンまたはパッシブスキャンを実行し、
    前記アクティブスキャンを実行する場合は、送信宛先アドレスフィールドまたBSSIDフィールドに含まれる、該選択されたアクセスポイントのBSSIDについての専用プローブ要求を、該選択されたアクセスポイントに送信する一方、
    前記パッシブスキャンを実行する場合は、該選択されたアクセスポイントのTBTTを該格された情報に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  9. 前記ページングチャネルは仮想チャネルである
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  10. 前記ページング制御部は、前記無線局が節電モードになっていたときに当該無線局あてのメッセージが受信されたことを、前記ページングチャネルを用いて当該無線局に対し報知する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  11. 前記アクセスポイントは、前記無線局が前記節電モードに移行し前記メッセージを受信するまで、前記メッセージをバッファリングするバッファを更に有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  12. 前記ページング制御部は、前記ページングチャネルにおいてビーコンを送信し、
    前記ビーコンは、前記アクセスポイントが属するアクセスポイントグループを識別するページング識別子を内包する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  13. 無線局が、第1のアクセスポイントとの間でページングチャネルを確立するステップと、
    節電モードに入る前の無線局を前記第1のアクセスポイントと関連付けるステップと、
    前記無線局が、各アクセスポイントについて、基本サービス設定識別子(BSSID)と、ターゲットビーコン送信時刻(TBTT)、TBTTオフセット値、ビーコン間隔、ビーコン間隔比率のうち少なくともいずれか1つが含まれる、前記第1のアクセスポイントが属するアクセスポイントグループと同一のアクセスポイントグループ内に存在する1または複数のアクセスポイントについての情報を格納するステップであって、前記アクセスポイントグループはページングエリアを規定することを特徴とするステップと、
    ページングエリア識別子を内包するビーコンを受信するステップと、
    前記ページングエリアが変更されたか否かを判定する判定ステップであって、(ア)該受信したビーコンが前記第1のアクセスポイントから送信されたものである場合、前記ページングエリアは変更されていないと判定するステップ、(イ)前記第1のアクセスポイントからのビーコンが受信されない場合、第2のアクセスポイントのビーコンまたはプローブ応答を受信するために、該格納された情報に基づいてスキャンを実行するステップ、(ウ)前記スキャンによって、前記第1のアクセスポイントが属するアクセスポイントグループ内の1または複数のアクセスポイントから送信された前記ビーコンまたは前記プローブ応答が受信された場合、前記ページングエリアが変更されていないと判定するステップ、および(エ)前記スキャンによっても、前記アクセスポイントおよび前記第1のアクセスポイントが属するアクセスポイントグループ内の1または複数のアクセスポイントから送信された前記ビーコンまたは前記プローブ応答が受信されなかった場合、前記ページングエリアは変更されたと判定するステップであって、前記無線局は前記ビーコンの新たな時刻を決定するにあたり、前記TBTT、前記TBTTオフセット値、前記ビーコン間隔、前記ビーコン間隔比率の少なくともいずれか1つを用い、プローブ応答を要求するための専用プローブ要求を送信するにあたり前記BSSIDを用いることを特徴とするステップを有するステップと、
    前記ページングエリアが変更された場合、ハンドオフ処理を実行して第2のアクセスポイントとの間にページングチャネルを確立するステップと、
    前記ページングエリアが変更されていない場合、前記ハンドオフ処理を実行せずに、前記第2のアクセスポイントとの間にページングチャネルを確立するステップと
    を有し、
    前記ハンドオフ処理を実行してページングチャネルを確立するステップは、(ア)前記第2のアクセスポイントと同期するステップ、(イ)前記無線局を前記第2のアクセスポイントにて認証するステップ、(ウ)前記無線局および前記第2のアクセスポイントを関連付けるステップを有する前記ハンドオフ処理を実行することなく、前記第2のアクセスポイントとページングチャネルを確立するステップとを有するハンドオフ処理を実行することにより前記第2のアクセスポイントとの間に前記ページングチャネルを確立するステップとを含み
    前記ハンドオフ処理を実行せずにページングチャネルを確立するステップにおいては、前記第2のアクセスポイントにて前記無線局の認証を行うことなく、且つ前記無線局を前記第2のアクセスポイントと関連付けることなく、前記第2のアクセスポイントと同期す
    ことを特徴とする方法。
  14. 前記アクセスポイントグループ内の各アクセスポイントは、当該アクセスポイントグループ内の他のアクセスポイントとの間で、互いに、前記複数のアクセスポイントの識別子およびトラフィック表示マップ(TIM)を交換する
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 少なくとも1つのアクセスポイントが、前記無線局に対し、当該アクセスポイントグループ内の全てのアクセスポイントについての前記TIMおよび前記アクセスポイント識別子を含む信号を送信するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 前記ビーコンは仮想チャネルで受信される
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  17. 前記無線局が前記節電モードにあったときに前記無線局宛のメッセージを受信したことを、前記無線局に報知するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  18. 前記ビーコンは、前記アクセスポイントグループを一意に識別するページング識別子を含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 節電モードで動作可能な無線局であって、識別子、トラフィック表示マップ(TIM)、および(ア)ターゲットビーコン送信時刻(TBTT)、(イ)TBTTオフセット値、(ウ)ビーコン間隔、(エ)ビーコン間隔比率のうち少なくともいずれか1つを含む情報を格納する位置管理部を備える無線局と、
    複数のアクセスポイントグループであって、各アクセスポイントグループは、2以上のアクセスポイントを含むアクセスポイントグループの少なくとも1つについて少なくとも1つのアクセスポイントを有し、各アクセスポイントグループ内の少なくとも1つのアクセスポイントについての範囲は、各アクセスポイントグループに対する1つのページングエリアを規定するものであり、各アクセスポイントグループ内の複数のアクセスポイントは、当該アクセスポイントグループ内のアクセスポイントと、当該アクセスポイントに関する、(ア)識別子、(イ)トラフィック表示マップ、および(ウ)(a)ターゲットビーコン送信時刻(TBTT)、(b)TBTTオフセット値、(c)ビーコン間隔、(d)ビーコン間隔比率のうち少なくともいずれか1つを交換し、
    少なくとも1つのアクセスポイントグループ内の少なくとも1つのアクセスポイントは、前記無線局へ、前記無線局の位置管理部に格納されるべき、少なくとも1つのアクセスポイント群の内の全てのアクセスポイントについての、(ア)TIM、(イ)アクセスポイント識別子および(ウ)(a)TBTT、(b)TBTTオフセット値、(c)ビーコン間隔、(d)ビーコン間隔比率の少なくともいずれか1つを有する信号を送信することによって、前記無線局に対し、新たなアクセスポイントからビーコンまたはプローブ応答を受信するために該格納された情報に基づいてスキャンを実行することを許可し、
    第1のアクセスポイントは、前記無線局が節電モードにあって前記第1のアクセスポイントに対応するページングエリアにある場合に前記無線局を呼び出すためのページングチャネルを用い、
    前記無線局は、前記第1のアクセスポイントが、前記無線局が前記節電モードに移行する前に前記無線局との間に確立されたページングチャネルを有する第2のアクセスポイントと同一のアクセスポイントグループに属していない場合、ハンドオフ処理を実行し、
    前記無線局は、前記第1のアクセスポイントが、前記無線局が前記節電モードに移行する前に前記無線局との間に確立されたページングチャネルを有する第2のアクセスポイントと同一のアクセスポイントグループに属している場合、ハンドオフ処理を実行せず、前記第1のアクセスポイントが、前記第2のアクセスポイントと同一のアクセスポイントグループに属していない場合、前記ページング制御部は、(ア)前記第1のアクセスポイントと同期し、(イ)前記無線局を前記第2のアクセスポイントにて認証し、および(ウ)前記無線局および前記第1のアクセスポイントを関連付けることにより前記ページングチャネルを前記第1のアクセスポイントとの間に確立し、
    前記第1のアクセスポイントが、前記第2のアクセスポイントと同一のアクセスポイントグループに属している場合、前記ページング制御部は、前記第1のアクセスポイントにて前記無線局の認証を行うことなく、且つ前記無線局を前記第1のアクセスポイントと関連付けることなく、前記第1のアクセスポイントと同期することによって、前記第1のアクセスポイントとの間に前記ページングチャネルを確立する
    ことを特徴とする通信システム。
  20. 前記ページングチャネルは仮想チャネルである
    ことを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
  21. 前記第1のアクセスポイントは、前記ページングチャネルを用いて、前記無線局が前記節電モードにあったときに前記無線局宛のメッセージを受信したことを前記無線局に報知する
    ことを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
  22. 前記第1のアクセスポイントは、前記無線局が前記節電モードになり前記メッセージを受信するまで、前記メッセージをバッファリングする
    ことを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
  23. 前記第1のアクセスポイントは、前記ページングチャネルを用いてビーコンを送信し、
    当該ビーコンは、前記第1のアクセスポイントが属するアクセスポイントグループを一意に識別するページング識別子を含む
    ことを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
  24. 複数のアクセスポイントグループを有する通信システムであって、
    各アクセスポイントグループは、2以上のアクセスポイントを含むアクセスポイントグループの少なくとも1つについて少なくとも1つのアクセスポイントを有し、各アクセスポイントグループ内の各アクセスポイントは、各アクセスポイントグループに対する1つのページングエリアを定義するページングエリア識別子を使用し、
    前記ページングエリア識別子は、各グループに対し前記ページングエリア内で、各グループ内のアクセスポイントからのページングの一部としてブロードキャストを実行する際に、各アクセスポイントグループに一意に定められ、
    各アクセスポイントグループ内の複数のアクセスポイントは、当該アクセスポイントグループ内のアクセスポイントと、当該アクセスポイントに関する、(ア)識別子、(イ)トラフィック表示マップ(TIM)、および(ウ)(a)ターゲットビーコン送信時刻(TBTT)、(b)TBTTのオフセット値、(c)ビーコン間隔、(d)ビーコン間隔比率のうち少なくともいずれか1つを交換し、
    少なくとも1つのアクセスポイントグループ内の少なくとも1つのアクセスポイントは、無線局へ、当該無線局の位置管理部に格納されるべき、少なくとも1つのアクセスポイントグループの内の全てのアクセスポイントについての、(ア)前記TIM、(イ)前記アクセスポイント識別子および(ウ)(a)前記TBTT、(b)前記TBTTオフセット値、(c)前記ビーコン間隔、(d)前記ビーコン間隔比率の少なくともいずれか1つを有する信号を送信し、
    前記無線局は、新たなアクセスポイントが同一アクセスポイントグループ内に存在する場合、完全なハンドオフ処理を実行することなく、当該新たなアクセスポイントからビーコンまたはプローブ応答を受信して当該新たなアクセスポイントとの間でページングチャネルを確立するために、スキャンを実行する
    ことを特徴とする通信システム。
  25. 各アクセスポイントグループ内の複数のアクセスポイントは、前記無線局が節電モードにあったときに当該無線局あてのメッセージを受信した旨を、前記ページングチャネルを用いて報知し、
    前記ページングチャネルは仮想チャネルである
    ことを特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  26. 前記ページング識別子は、一意に割り当てられたページングエリア識別番号を含む
    ことを特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  27. 前記一意に定められたページングエリア識別番号は、前記1以上のアクセスポイントによって、対応するアクセスポイントグループ内に対してブロードキャストされるビーコンパケットに内包される
    ことを特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  28. 前記無線局を更に有することを特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  29. 節電モードで動作する前記無線局を更に有し、
    少なくとも1つのアクセスポイントは、前記無線局が、前記節電モードにあって且つ前記少なくとも1つのアクセスポイントと関連付けられたページングエリアに存在する場合、ページングを実行して、当該無線局あてのメッセージが受信されたことを当該無線局に報知する
    ことを特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  30. 前記第2のアクセスポイントが同一のアクセスポイントグループに属していない場合、前記ページング制御部は、前記第2のアクセスポイントのタイミング情報を適用することにより前記第2のアクセスポイントに同期し、
    前記ページング制御部は、前記無線局の識別性を、前記第2のアクセスポイントと関連付けるために認証された無線局の数として確立することにより、前記無線局を前記第2のアクセスポイントにて認証し、
    前記ページング制御部は、前記第2のアクセスポイントと前記無線局との間のマッピングを確立することにより、前記無線局および前記第2のアクセスポイントを関連づけ、前記第2のアクセスポイントが同一のアクセスポイントグループに属している場合、前記ページング制御部は、前記第2のアクセスポイントのタイミング情報を適用することにより前記第2のアクセスポイントと同期する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線局。
  31. 前記第2のアクセスポイントが同一のアクセスポイントグループに属していない場合、前記ページング制御部は、前記第2のアクセスポイントのタイミング情報を適用することにより前記第2のアクセスポイントに同期し、
    前記ページング制御部は、前記無線局の識別性を、前記第2のアクセスポイントと関連付けるために認証された無線局の数として確立することにより、前記無線局を前記第2のアクセスポイントにて認証し、
    前記ページング制御部は、前記第2のアクセスポイントと前記無線局との間のマッピングを確立することにより、前記無線局および前記第2のアクセスポイントを関連づけ、前記第2のアクセスポイントが同一のアクセスポイントグループに属している場合、前記ページング制御部は、前記第2のアクセスポイントのタイミング情報を適用することにより前記第2のアクセスポイントと同期する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  32. 前記同期は、前記第2のアクセスポイントのタイミング情報を適用することにより行われ、
    前記認証は、前記第前記無線局の識別性を、前記第2のアクセスポイントと関連付けるために認証された無線局の数として確立することによって行われ、
    前記関連付けは、前記第2のアクセスポイントと前記無線局との間のマッピングを確立することによって行われる
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
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