JP2007324765A - 無線接続設定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
複数の無線通信装置に対してネットワーク形成に必要な設定情報を自動的に送受信できる無線通信装置により、各無線通信装置が無線通信接続のネットワーク形成に必要な情報を取得し、複数の無線通信装置による無線通信接続のネットワークを簡単に形成する。
【解決手段】
制御部13は、ユーザーインターフェース部12からの指示により、周囲の無線通信装置を探索するための信号を生成して無線通信送受信部11へ送る。つぎに各無線通信装置からの応答信号をアンテナ15を介して受信し、無線通信送受信部11で復調し、制御部13へ送る。制御部13は接続設定管理部14へ取得した情報を送る。接続設定管理部14は、受信した情報に基づいて各無線通信装置に対する接続設定情報を生成しアンテナ15を介して各無線通信装置へ送られる。
【選択図】 図2
複数の無線通信装置に対してネットワーク形成に必要な設定情報を自動的に送受信できる無線通信装置により、各無線通信装置が無線通信接続のネットワーク形成に必要な情報を取得し、複数の無線通信装置による無線通信接続のネットワークを簡単に形成する。
【解決手段】
制御部13は、ユーザーインターフェース部12からの指示により、周囲の無線通信装置を探索するための信号を生成して無線通信送受信部11へ送る。つぎに各無線通信装置からの応答信号をアンテナ15を介して受信し、無線通信送受信部11で復調し、制御部13へ送る。制御部13は接続設定管理部14へ取得した情報を送る。接続設定管理部14は、受信した情報に基づいて各無線通信装置に対する接続設定情報を生成しアンテナ15を介して各無線通信装置へ送られる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、無線通信装置に関し、特に複数の無線通信装置に対して、無線通信の接続に関する設定情報を送信することを特徴とする無線接続設定装置に関するものである。
従来の無線通信装置には、たとえば情報通信端末が、構内通信網に設置された非接触ICメモリリーダライタに対し、近距離無線通信によって、端末IDを送信するものが存在する。また、情報通信端末が、非接触ICメモリリーダライタから構内通信網と接続するために必要な通信設定情報を受信する。情報通信端末は、その通信設定情報に基づいて、構内通信網と接続するものがあった。
特開2005−345136号公報 (第1図)
しかし、先行技術では、情報通信端末と構内通信網とを接続するために、接続に必要な設定情報を近距離無線通信によって送受信する。ここでの設定情報は、情報通信端末と構内通信網のアクセスポイントとの間の一対一の無線通信接続に関するものであり、アクセスポイントと複数の情報通信端末間での接続設定を一度に設定するようなことはできない。
本発明では、複数の無線通信装置に対してネットワーク形成に必要な設定情報を自動的に送受信できる無線通信装置により、各無線通信装置が無線通信接続のネットワーク形成に必要な情報を取得し、複数の無線通信装置による無線通信接続のネットワークを簡単に形成することができる無線接続設定装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上述したような課題を解決するため、第1の無線機器と第2の無線機器とが無線接続可能となるように、前記第1および第2の無線機器に対して接続設定を行う無線接続設定装置において、前記第1および第2の無線通信機器の無線通信設定の開始を指示する指示手段と、前記指示手段からの指示に基づいて、前記第1及び第2の無線通信機器を探索するための探索信号を無線送信する探索信号送信手段と、前記探索信号を受信した前記第1及び第2の無線通信機器から返信される応答信号を受信する受信手段と、受信した応答信号に基づいて、前記第1及び第2の無線通信機器に対する接続設定情報を生成する接続設定情報生成手段と、生成した接続設定情報を前記第1および第2の無線機器に無線送信する接続設定情報送信手段とを具備したものである。
また本発明は上述した課題を解決するため、前記接続設定情報生成手段は、前記応答信号に含まれる前記第1及び第2の無線機器が実行可能な機能に関する情報に基づいて接続設定情報を生成するものである。
また本発明は上述した課題を解決するため、前記接続設定情報生成手段は、前記応答信号に含まれる前記第1及び第2の無線機器の場所に関する情報に基づいて接続設定情報を生成するものである。
本発明によれば、無線通信設定装置が、複数の無線通信装置に対して無線通信ネットワーク形成に必要な接続設定情報を各無線通信装置と自動的に送受信し、各無線通信装置がその接続設定情報に基づいた無線通信接続をすることにより、複数の無線通信装置による無線通信ネットワークを簡単に形成することができる。
以下、本発明における実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す。無線通信装置2、3、4は無線通信ネットワークを形成しようとする無線通信装置である。各無線通信装置は、接続設定を管理する無線通信設定装置1と接続設定に関する情報を送受信し、接続すべき無線通信装置の情報を得て、その情報に基づいて無線通信装置2、3、4間で無線通信接続をおこなう。
無線通信設定装置1の機能ブロック図を図2に示す。使用者は、ユーザーインターフェース部12を操作することにより、無線通信設定装置1に周囲の無線通信装置に対する無線通信接続設定を開始するよう指示する。制御部13は、ユーザーインターフェース部12からの指示により、周囲の無線通信装置を探索するための信号を生成して無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11へ送られた信号は変調され、アンテナ15を介して周囲の無線通信装置へ送られる。また、各無線通信装置からの応答信号をアンテナ15を介して受信し、無線通信送受信部11で復調し、制御部13へ送る。制御部13は接続設定管理部14へ取得した情報を送る。接続設定管理部14は、受信した情報に基づいて各無線通信装置に対する接続設定情報を生成し、制御部13へ送る。制御部13は、接続設定情報信号を生成し、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11へ送られた信号は変調され、アンテナ15を介して各無線通信装置へ送られる。
無線通信装置2のブロック図を図3に示す。アンテナ25により無線通信設定装置1からの探索要求を受信し、無線通信送受信部21で復調し、制御部23へ送る。制御部23で応答信号を生成し、無線通信送受信部へ送り、無線通信送受信部21で変調しアンテナ25を介して無線通信設定装置1へ送信する。また、無線通信設定装置1から送信された接続設定情報信号をアンテナ25により受信し、無線通信送受信部21へ送る。無線通信送受信部21で復調された接続設定情報を接続設定記憶部24へ送り、記憶する。使用者のユーザーインターフェース部22の操作により、無線通信接続が要求されたら、制御部23は接続設定記憶部24に記憶された情報に基づいて接続要求信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。無線通信送受信部21で変調された接続要求信号は、アンテナ25を介して、接続対象となる無線通信装置へ送信される。無線通信装置3、4も無線通信装置2と同様の機能を持っている。
以下に本発明の手順を示す。以下の説明では、無線通信方式の一例としてBluetoothを用いるものとして説明する。無線通信装置2をマスター、無線通信装置3、4をスレーブとして、無線通信装置2と無線通信装置3、4との間で無線ネットワークを形成するものとする。例えば、無線通信装置2がネットワークアクセスポイント、無線通信装置3、4がパソコンやPDAなどとして、パソコンやPDAがネットワークアクセスポイントとの無線通信接続をおこなうような場合が相当する。
無線通信設定装置1の通信可能な範囲に無線通信装置2、3、4を設置する。使用者は、無線通信設定装置1のユーザーインターフェース部12を操作して、接続設定の開始を指示する。ユーザーインターフェース部12から設定開始の要求を受けた制御部13は、周囲に存在する無線通信装置の情報を探索すべく、Inquiry信号を生成し、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11で変調されたInquiry信号がアンテナ15を介して無線通信装置2、3、4へ送信される。無線通信装置2、3、4は、アンテナ25でInquiry信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。制御部23は、Inquiryに対する応答信号を生成する。この応答信号には、各無線通信装置に固有に割り当てられているアドレス(BD_ADDR)が含まれている。無線通信装置2のBD_ADDRを001122334455、無線通信装置3のBD_ADDRを002233445566、無線通信装置4のBD_ADDRを003344556677とする。各無線通信装置の制御部23は、Inquiry応答信号を無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で変調され、アンテナ25を介して無線通信設定装置1へ送信される。無線通信設定装置1は、アンテナ15で各無線通信装置からのInquiry応答信号を受信し、無線通信送受信部11で復調し、制御部13へ送る。制御部13は、Inquiryに対して応答のあった無線通信装置のBD_ADDRを接続設定管理部14へ送り、記憶する。
次に、無線通信設定装置1は、各無線通信装置が提供しているサービスを検索する。制御部13は、Inquiry応答のあった無線通信装置2のBD_ADDRを指定してサービス検索信号を生成し、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11で変調されたサービス検索信号がアンテナ15を介して無線通信装置2、3、4へ送信される。無線通信装置2は、アンテナ25でサービス検索信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。制御部23は、サービス検索に対する応答信号を生成する。この応答信号には、無線通信装置2が提供しているサービスの内容が含まれている。
例えば、Bluetoothのプロファイルの一つであるPersonal Area Network(PAN)を提供している場合、Network Access Point(NAP)、Group Ad-hoc Network(GN)、PAN User(PANU)のうちどれを提供しているかを示すUniversally Unique IDentifier(UUID)が含まれている。無線通信装置2がネットワークアクセスポイントとして動作するなら、NAPを示すUUIDが含まれていることになる。サービス検索の応答信号は、無線通信送受信部21へ送られ、無線通信送受信部21で変調され、アンテナ25を介して無線通信設定装置1へ送信される。無線通信設定装置1は、アンテナ15で各無線通信装置からのサービス検索応答信号を受信し、無線通信送受信部11で復調し、制御部13へ送る。制御部13は、サービス検索に対する応答結果を接続設定管理部14へ送り、記憶する。同様のサービス検索を無線通信装置3、4に対してもおこなう。無線通信装置3、4は、PANUとして動作するので、無線通信装置3、4からのサービス検索応答信号には、PANUのUUIDが含まれている。
このようにして、無線通信設定装置1は無線通信装置2、3、4のBD_ADDRとサービスを取得し、図4のように接続設定管理部14に記憶しておく。PANの場合、NAPがマスター、PANUがスレーブとなりネットワークを形成する。そのため、NAPに対してはPANU、PANUに対してはNAPが接続先となる。そこで、接続先となる無線通信装置のBD_ADDRとして、NAPに対してはPANUのBD_ADDR、PANUに対してはNAPのBD_ADDRを、図4のように接続設定情報とする。また、各無線通信装置がマスターとなるのかスレーブとなるのかについての情報もRoleとして接続設定情報として記憶しておく。無線通信設定装置1の制御部13は、無線通信装置2の接続先となる無線通信装置3、4のBD_ADDR(002233445566、003344556677)および無線通信装置2のRoleがマスターであることを接続設定情報として、無線通信送受信部11へ送る。
無線通信送受信部11で変調された接続設定情報信号がアンテナ15を介して無線通信装置2へ送信される。無線通信装置2は、アンテナ25で接続設定情報信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。制御部23は、受信した接続設定情報信号に含まれる接続先のBD_ADDR(002233445566、003344556677)および自身のRoleがマスターであることを接続設定記憶部24へ送る。同様に、無線通信設定装置1は、無線通信装置3、4に対しても、接続先となる無線通信装置2のBD_ADDR(00112233445566)とRoleがスレーブであることを含む接続設定情報信号を送信し、各無線通信装置の接続設定記憶部24に記憶する。無線通信設定装置1からの接続設定情報信号送信が終了すると、制御部23は、ユーザーインターフェース部12を通じて接続設定が完了したことを使用者に通知する。
接続設定が完了したら、使用者は、無線通信装置2、3、4のいずれかのユーザーインターフェース部22を操作して、無線通信の接続開始を要求する。まず、無線通信装置2から接続要求を開始する場合を説明する。無線通信装置2のユーザーインターフェース部22から、制御部23へ無線通信接続要求が指示されると、制御部23は、接続設定記憶部24に記憶されている接続先となる無線通信装置のBD_ADDRを取得する。無線通信装置2の接続設定記憶部24には、上述したように無線通信設定装置1から受信した情報により、無線通信装置3と4のBD_ADDRが記憶されている。制御部23は、まず無線通信装置3のBD_ADDRを指定した接続要求信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。この接続要求信号には、接続先の無線通信装置3BD_ADDRとともに、接続要求を出す無線通信装置2自身のBD_ADDRの情報も含んでいる。
無線通信送受信部21で変調された接続要求信号がアンテナ25を介して無線通信装置3へ送信される。無線通信装置3は、アンテナ25で接続要求信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。無線通信装置3の制御部23は、接続設定記憶部24に記憶されている接続先BD_ADDRに、接続要求信号に含まれていた接続要求送信元のBD_ADDRが登録されているかどうか検索する。もし一致するBD_ADDRがあれば、無線通信装置3自身のRoleを確認する。無線通信装置3のRoleはスレーブなので、マスター/スレーブスイッチはおこなわなくても接続可能と判断する。制御部23は、接続要求応答信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。
無線通信送受信部21で変調された接続要求応答信号がアンテナ25を介して無線通信装置2へ送信される。無線通信装置2は、アンテナ25で接続要求応答信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。無線通信装置3からの接続要求応答信号を受信することにより、無線通信装置2と無線通信装置3との間の無線通信接続が確立する。次に、無線通信装置2は、接続設定記憶部24に記憶されている無線通信装置4のBD_ADDRを指定して、同様に無線通信装置4に対して接続要求信号を送信する。
無線通信装置4は、無線通信装置2からの接続要求信号を受信し、接続設定記憶部24に無線通信装置2のBD_ADDRが登録されていることから、無線通信装置2に対する接続要求応答信号を送信する。無線通信装置2は、無線通信装置4からの接続要求信号を受信することにより、無線通信装置2と無線通信装置4との間の無線通信接続が確立する。これにより、無線通信装置2と無線通信装置3および無線通信装置4との無線通信接続が確立する。
次に、無線通信装置3から接続要求を開始する場合を説明する。無線通信装置3のユーザーインターフェース部22から、制御部23へ無線通信接続要求が指示されると、制御部23は、接続設定記憶部24に記憶されている接続先となる無線通信装置のBD_ADDRを取得する。無線通信装置3の接続設定記憶部24には、上述したように無線通信設定装置1から受信した情報により、無線通信装置2のBD_ADDRが記憶されている。
制御部23は、まず無線通信装置2のBD_ADDRを指定した接続要求信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。この接続要求信号には、接続先の無線通信装置2のBD_ADDRとともに、接続要求を出す無線通信装置3自身のBD_ADDRの情報も含んでいる。無線通信送受信部21で変調された接続要求信号がアンテナ25を介して無線通信装置2へ送信される。無線通信装置2は、アンテナ25で接続要求信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。
無線通信装置2の制御部23は、接続設定記憶部24に記憶されている接続先BD_ADDRに、接続要求信号に含まれていた接続要求送信元のBD_ADDRが登録されているかどうか検索する。もし一致するBD_ADDRがあれば、無線通信装置2自身のRoleを確認する。無線通信装置2のRoleはマスターなので、マスター/スレーブスイッチが必要となる。そこで、制御部23は、マスター/スレーブスイッチの要求信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。無線通信送受信部21で変調されたマスター/スレーブスイッチ要求信号がアンテナ25を介して無線通信装置2へ送信される。無線通信装置3は、アンテナ25でマスター/スレーブスイッチ要求信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。制御部23は、接続設定記憶部24に記憶されている自身のRoleがスレーブであることから、このマスター/スレーブスイッチ要求を受け入れる。
制御部23は、マスター/スレーブスイッチ要求応答信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。無線通信送受信部21で変調されたマスター/スレーブスイッチ要求応答信号がアンテナ25を介して無線通信装置2へ送信される。無線通信装置2は、アンテナ25で接続要求応答信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。これにより、マスター/スレーブスイッチが発生し、無線通信装置3はスレーブとなる。次に、制御部23は、接続要求応答信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。
無線通信送受信部21で変調された接続要求応答信号がアンテナ25を介して無線通信装置2へ送信される。無線通信装置2は、アンテナ25で接続要求応答信号を受信し、無線通信送受信部21へ送り、無線通信送受信部21で復調された信号が制御部23へ送られる。無線通信装置2からの接続要求応答信号を受信することにより、無線通信装置2と無線通信装置3との間の無線通信接続が確立する。以上述べてきた手順により、使用者が接続先の無線通信装置の設定をおこなうことなく、無線通信装置間での接続を確立し、ネットワークを形成することができる。
以上述べてきた手順では、各無線通信装置がPANプロファイルをサポートしていて、マスター、スレーブの設定が明白である場合を述べてきたが、プロファイルによっては、マスター、スレーブの設定が特に決まっていないものもある。そのような場合にマスター、スレーブを支持する手段について説明する。図5に示す無線通信設定装置51は、2本のアンテナ60、61を備え、それぞれのアンテナによる無線通信可能な範囲をそのアンテナのごく近接な範囲に限るよう調整されている。このような無線通信設定装置51に対し、マスターとして設定したい無線通信装置2をアンテナ60の近傍、スレーブとして設定したい無線通信装置3、4をアンテナ61の近傍に配置する。
この状態で無線通信設定装置51のユーザーインターフェース部57を操作して接続設定を開始する。制御部58は、アンテナ切り換えスイッチ55をアンテナ60側に接続し、Inquiry信号を生成し、無線通信送受信部21へ送る。無線通信送受信部21で変調されたInquiry信号は、アンテナ切り換えスイッチ55からアンテナ60へ送られ、無線通信装置2へ送信される。無線通信装置2は、Inquiry信号を受信し、Inquiry応答信号を送信する。無線通信設定装置51は、アンテナ60によりInquiry応答信号を受信し、アンテナ切り換えスイッチ55から無線通信送受信部へ送られ、復調される。復調されたInquiry応答信号を制御部58へ送り、制御部58は、Inquiry応答信号に含まれていた無線通信装置2のBD_ADDRとともに、アンテナ60側で検索された無線通信装置2に対しては、マスターとなるという情報を接続設定管理部59へ送る。
次に制御部58は、アンテナ切り換えスイッチ55をアンテナ61側に切り換え、同様にInquiry信号を送信する。無線通信装置3、4はアンテナ61から送信されたInquiry信号を受信し、それに対するInquiry応答信号を送信する。無線通信設定装置51のアンテナ61は、無線通信装置3、4からのInquiry応答信号を受信し、アンテナ切り換えスイッチ55から無線通信送受信部へ送られ、復調される。復調されたInquiry応答信号を制御部58へ送り、制御部57は、Inquiry応答信号に含まれていた無線通信装置3のBD_ADDRとともに、アンテナ61側で検索された無線通信装置3に対しては、スレーブとなるという情報を接続設定管理部59へ送る。これらの情報から、図6に示すような接続設定情報が得られる。接続設定情報の取得が完了した後、無線通信設定装置51は、アンテナ切り換えスイッチ55をアンテナ60に接続して無線通信装置2へ、アンテナ切り換えスイッチ55をアンテナ61に接続して無線通信装置3、4へ、上述したような手段により、接続設定情報を送信する。無線通信装置2、3、4は、それぞれ接続設定情報を受信し、その接続設定情報に基づいて無線通信接続を確立する。
次に、無線通信設定装置1の無線通信可能範囲内に無線通信装置を設置することが困難な場合の方法について説明する。例えば、無線通信装置がテレビなどの大型な装置のため移動困難な場合や、固定されていて移動が不可となっているなどの場合である。このような場合、無線通信装置の代わりに、無線通信装置の接続設定情報に必要な情報(BD_ADDR、Roleなど)を有する接続設定端末を使用する。接続設定端末は、機能ブロックとしては、無線通信装置の機能ブロック図3と同様で、無線通信設定装置1との接続設定情報の送受信が可能であり、無線通信設定装置1の無線通信可能な範囲に設置することが可能なものである。接続設定端末72、73、74はそれぞれ無線通信装置2、3、4に関する接続設定情報を持つものとする。
図7に示すように、この接続設定端末72、73、74を無線通信設定装置1の無線通信可能な範囲に設置し、ユーザーインターフェース部12を操作して接続設定の開始を要求する。制御部13は、Inquiry信号を生成し、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11で変調されたInquiry信号は、アンテナ15から送信される。接続設定端末72は、Inquiry信号を受信し、Inquiry応答信号を送信する。無線通信設定装置1は、アンテナ15によりInquiry応答信号を受信し、無線通信送受信部へ送られ、復調される。復調されたInquiry応答信号を制御部13へ送り、制御部13は、Inquiry応答信号に含まれていた接続設定端末72のBD_ADDRを接続設定管理部14へ送り、記憶する。制御部13は、接続設定端末72のBD_ADDRを指定して接続要求信号を生成し、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11で変調された接続要求信号は、アンテナ15から送信される。接続設定端末72は、接続要求信号を受信し、接続要求応答信号を送信する。
無線通信設定装置1は、アンテナ15により接続要求応答信号を受信し、無線通信送受信部へ送られ、復調される。復調された接続要求応答信号を制御部13へ送り、無線通信設定装置1と接続設定端末72との間で無線通信接続が確立する。次に、無線通信設定装置1は、接続設定情報取得要求信号を生成し、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11で変調された接続設定情報取得要求信号は、アンテナ15から送信される。接続設定端末72は、接続設定情報取得要求信号を受信する。
接続設定端末72は、無線通信装置に関する接続設定情報(BD_ADDR=001122334455、Role=Master)を接続設定情報取得要求に対する応答信号として無線通信設定装置1へ送り返す。無線通信設定装置1は、アンテナ15により接続設定情報信号を受信し、無線通信送受信部へ送られ、復調される。復調された接続設定情報信号を制御部13へ送り、制御部13は、接続設定管理部14にある接続設定端末72のBD_ADDRの情報を削除し、取得した接続設定情報に含まれるBD_ADDR=001122334455とRole=Masterの値を記憶する。同様の手順を接続設定端末73、74に対してもおこない、接続設定情報を取得する。これにより、図6と同様の接続設定情報を得ることができる。
次に、無線通信設定装置1を無線通信装置2と無線通信可能な範囲に移動させ、ユーザーインターフェース部12を操作して、接続設定情報の送信を開始する。制御部13は、接続設定管理部14に記憶されているBD_ADDRを指定して接続要求信号を生成し、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11で変調された接続要求信号は、アンテナ15から送信される。無線通信装置2は、接続要求信号が、無線通信装置2のBD_ADDRに対して送信されているものなら、接続要求信号を受信し、接続要求応答信号を送信する。
無線通信設定装置1は、アンテナ15により接続要求応答信号を受信し、無線通信送受信部へ送られ、復調される。復調された接続要求応答信号を制御部13へ送り、無線通信設定装置1と無線通信装置2との間で無線通信接続が確立する。無線通信設定装置1は、接続設定管理部14に記憶されている情報から、無線通信装置2の接続先となる無線通信装置3、4のBD_ADDR(002233445566、003344556677)および無線通信装置2のRoleがマスターであることを接続設定情報として、無線通信送受信部11へ送る。無線通信送受信部11で変調された接続設定情報信号は、アンテナ15を介して無線通信装置2へ送られる。同様の手順により、無線通信装置3、4に対しても無線通信設定装置1から接続設定情報を送信する。これにより、無線通信装置2、3、4に接続設定情報が記憶される。無線通信装置2、3、4いずれかに対して、使用者がユーザーインターフェース部22を操作してから接続開始を指示したときには、記憶されている接続設定情報に基づいて無線通信接続を確立する。
以上述べてきた実施例では、無線通信設定装置と無線通信装置の間での接続設定情報の送受信に使われる無線通信方式と、無線通信装置間で使われる無線通信方式は、ともにBluetoothということで説明してきたが、これらの無線通信方式は同一である必要はなく、異なる無線通信方式であっても構わない。
また、無線通信設定装置と無線通信装置は別個の装置であるように説明してきたが、これらは別個である必要はなく、無線通信設定装置と無線通信装置が一体となった装置であっても構わない。
1・・・無線通信設定装置、 2、3、4・・・無線通信装置 11、21、56・・・無線通信送受信部、12、22、57・・・ユーザーインターフェース部 13、23、58・・・制御部、14、59・・・接続設定管理部、 24・・・接続設定記憶部、 15、25、60、61・・・アンテナ、 72、73、74・・・接続設定端末。
Claims (3)
- 第1の無線機器と第2の無線機器とが無線接続可能となるように、前記第1および第2の無線機器に対して接続設定を行う無線接続設定装置において、
前記第1および第2の無線通信機器の無線通信設定の開始を指示する指示手段と、
前記指示手段からの指示に基づいて、前記第1及び第2の無線通信機器を探索するための探索信号を無線送信する探索信号送信手段と、
前記探索信号を受信した前記第1及び第2の無線通信機器から返信される応答信号を受信する受信手段と、
受信した応答信号に基づいて、前記第1及び第2の無線通信機器に対する接続設定情報を生成する接続設定情報生成手段と、
生成した接続設定情報を前記第1および第2の無線機器に無線送信する接続設定情報送信手段と、
を具備したことを特徴とする無線接続設定装置。 - 前記接続設定情報生成手段は、前記応答信号に含まれる前記第1及び第2の無線機器が実行可能な機能に関する情報に基づいて接続設定情報を生成することを特徴とする請求項1記載の無線接続設定装置。
- 前記接続設定情報生成手段は、前記応答信号に含まれる前記第1及び第2の無線機器の場所に関する情報に基づいて接続設定情報を生成することを特徴とする請求項1記載の無線接続設定装置。
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2006
- 2006-05-30 JP JP2006150569A patent/JP2007324765A/ja active Pending
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