JP2009188536A - 無線端末及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用が禁止されているチャネルの使用を回避することができる無線端末及び無線通信方法を提供すること。
【解決手段】無線中継装置21と通信を行う無線端末10は、チャネル特定情報を無線中継装置21から受信する無線受信部101と、通信チャネルと対応付けられた使用チャネル情報から構成される使用チャネル情報群を格納する格納部102と、チャネル特定情報が使用チャネル情報群に属するか否かを判定するチャネル属性判定部103と、チャネル特定情報は使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、少なくともチャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルを用いて無線中継装置21,22,23,24との間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号を生成するチャネル制御部104と、接続要求信号を無線中継装置に送信する無線送信部105と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は無線端末及び無線通信方法に関し、特に、無線中継装置と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択可能な無線端末及び当該無線端末と無線中継装置との間で通信接続を確立するための無線通信方法に関する。
無線通信において、無線端末と無線中継装置(例えば、無線LANにおけるアクセスポイント)との間で接続処理(帰属処理)を行う方式としては、パッシブスキャンとアクティブスキャンが知られている。パッシブスキャンでは、無線中継装置から送信されたビーコン信号に含まれるネットワークの識別子(SSID)が無線端末側で利用可能なSSIDと一致する場合に、無線端末が無線中継装置に対して帰属要求信号(Authentication)を送信する。一方、アクティブスキャンでは、通信端末が通信対象として設定したすべての通信チャネルについてSSIDを付加した応答要求信号(Probe Request)を無線中継装置に送信し、当該応答要求信号に対して応答信号(Probe Response)を送信した無線中継装置のうち1つの無線中継装置に対して接続要求信号を送信する。
このようなパッシブスキャンやアクティブスキャンの両方式に対応するように構成した無線端末も知られている(特許文献1及び2参照)。例えば、特許文献1に記載の無線端末では、無線中継装置の探索時間と消費される無線リソース及び電力消費とを適応的に制御できるようにするために両方式のいずれか一方を選択するように構成されている。
さらに、両方式に関連する方法として、無線状況の悪化等によって利用できないチャネルがある場合であっても、利用可能なチャネルを探すために所定の時間間隔で通信チャネルの設定変更や空きチャネルの検出を行うことにより無線端末と無線中継装置との間の接続を確立するように構成した無線通信システムが知られている(特許文献3参照)。
特開2005−12539号公報 特開2004−140778号公報 特開2006−109074号公報
特許文献1に記載の無線端末は、パッシブスキャンの実施に際して無線中継装置からのビーコン信号がSSIDを含んでいることを前提としているため、セキュリティの観点からビーコン信号にSSIDが含まれていないステルスSSIDと呼ばれる方式には対応できなかった。そこで、優先的にアクティブスキャンを実施するように無線端末を構成することが考えられるが、上述のようにアクティブスキャンで通信対象として設定したすべてのチャネルに対して応答要求信号を送信するため、屋外での電波送信が禁止されている通信チャネル(例えば、気象レーダと周波数を共用するIEEE802.11aの通信チャネル)を利用する無線端末の場合、そのような構成とすることはできなかった。
また、特許文献2に記載の無線端末では、無線中継装置がSSIDを発信していない場合に対応させるために、SSIDを送信しない無線中継装置であることを示す情報をSSIDに対応付けて格納した接続リストテーブルを無線端末が利用することで、ステルスSSIDに対応することができる。しかしながら、無線端末は接続リストテーブルに従って無線中継装置に接続要求信号を送信するため、特許文献1に記載の無線端末と同様に無線端末が屋外での電波送信が禁止されているチャネルを使用してしまうおそれがあった。
また、特許文献3に記載の無線通信システムにおいても、所定の時間間隔で通信チャネルの設定変更や空きチャネルの検出を行う構成であるため、電波送信が禁止されているチャネルを使って無線端末が無線中継装置に接続要求信号を送信することを回避できなかった。
そこで、本発明は、無線中継装置からネットワークの識別子を予め受信していなくとも、通信接続の確立が可能であり、屋外等の特定の場所で使用が禁止されているチャネルの使用を回避することができる無線端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線端末は、無線中継装置と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択可能な無線端末であって、無線中継装置が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報を無線中継装置から受信する無線受信手段と、無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第1の使用チャネル情報群を格納する格納手段と、無線受信手段によって受信されたチャネル特定情報が第1の使用チャネル情報群に属するか否かを判定するチャネル属性判定手段と、チャネル属性判定手段が無線受信手段によって受信されたチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、少なくともチャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルを用いて無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第1の接続要求信号を生成するチャネル制御手段と、チャネル制御手段によって生成された第1の接続要求信号を無線中継装置に送信する無線送信手段と、を備える。
本発明によれば、無線中継装置から受信したチャネル特定情報が第1の使用チャネル情報群に属する場合に、当該チャネル特定情報によって特定される通信チャネルは使用を禁止されている通信チャネルではないと無線端末は判断して、無線中継装置に接続要求信号を送信することができる。すなわち、無線中継装置が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報の属性に基づいて、無線端末からの接続要求信号の送信に用いる通信チャネルを決定する。したがって、事前にネットワークの識別子を無線中継装置から送信されなくとも、アクティブスキャンの実施を行うことなく、無線中継装置が使用している通信チャネルと同じ通信チャネルを使って無線端末から無線中継装置に接続要求信号を送信することが可能であり、屋外等の特定の場所で使用が禁止されているチャネルを無線端末が使用することを回避できる。
また、上記無線端末において、チャネル属性判定手段が無線受信手段によって受信されたチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、チャネル制御手段は、第1の接続要求信号に加えて、第1の使用チャネル情報群を構成する使用チャネル情報に対応する通信チャネルであって、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと異なる通信チャネルを用いて無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第2の接続要求信号を生成し、無線送信手段は、チャネル制御手段によって生成された第2の接続要求信号を無線中継装置に送信するように構成してもよい。このように構成することで、第1の使用チャネル情報群を構成する使用チャネル情報に対応する通信チャネルが使用を禁止されていない通信チャネルである場合には、複数の通信チャネルについて接続要求信号を無線中継装置に送信することができる。したがって、仮に1つの通信チャネルでの通信接続の確立に失敗した場合であっても、他の通信チャネルで通信接続の確立を試みることができるため、より確実に無線端末と無線中継装置との間で通信接続を確立することができる。
また、上記無線端末において、格納手段は、無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報であって、第1の使用チャネル情報群を構成する複数の使用チャネル情報と異なる使用チャネル情報から構成される第2の使用チャネル情報群をさらに格納し、チャネル属性判定手段が無線受信手段によって受信されたチャネル特定情報は第2の使用チャネル情報群に属しているとによって判定した場合に、チャネル制御手段は、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルのみを用いて無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第3の接続要求信号を生成し、無線送信手段は、チャネル制御手段によって生成された第3の接続要求信号を無線中継装置に送信するように構成してもよい。このように構成することで、第1の使用チャネル情報群と第2の使用チャネル情報群とで、異なる属性の通信チャネルを割り当てることができる。具体的には、第1の使用チャネル情報群に属するチャネル特定情報は使用が禁止されることのない通信チャネルに対応するもののみとし、第2の使用チャネル情報群に属するチャネル特定情報は使用が禁止される可能性がある通信チャネルに対応するもののみとすることで、使用が禁止される可能性がある通信チャネルについては、無線中継装置が使用している場合のみ無線端末が使うようにすることができる。
本発明は、上記のように無線端末に係る発明として記載できる他に、以下のように無線通信方法に係る発明として記述することができる。
すなわち、本発明の無線通信方法は、無線中継装置と、無線中継装置と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択可能な無線端末との間で通信接続を確立するための無線通信方法であって、無線端末で、無線中継装置が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報を無線中継装置から受信する無線受信ステップと、無線端末で、無線受信ステップにおいて受信されたチャネル特定情報が、無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第1の使用チャネル情報群に属するか否かを判定するチャネル属性判定ステップと、チャネル属性判定ステップでチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、少なくともチャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルを用いて無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第1の接続要求信号を無線端末で生成するチャネル制御ステップと、チャネル制御ステップで生成された第1の接続要求信号を無線端末から無線中継装置に送信する無線送信ステップと、を備える。
また、上記無線通信方法において、チャネル属性判定ステップでチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、チャネル制御ステップで、第1の接続要求信号に加えて、第1の使用チャネル情報群を構成する使用チャネル情報に対応する通信チャネルであって、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと異なる通信チャネルを用いて無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第2の接続要求信号を生成し、無線送信ステップで、チャネル制御ステップで生成された第1の接続要求信号及び第2の接続要求信号を無線中継装置に送信するようにしてもよい。
なお、上記の無線通信方法に係る発明は、上記の無線端末に係る発明と対応する技術的特徴を有し、同様の作用及び効果を奏する発明である。
本発明によれば、無線中継装置が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報の属性に基づいて、無線端末からの接続要求信号の送信に用いる通信チャネルを決定する。したがって、無線中継装置からネットワークの識別子を予め受信していなくとも、アクティブスキャンを実施する必要はなく、無線中継装置が使用している通信チャネル同じ通信チャネルを使って無線端末から無線中継装置に接続要求信号を送信することが可能であり、屋外等の特定の場所で使用が禁止されているチャネルを無線端末が使用することを回避できる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る無線端末及び無線通信方法の実施形態を説明する。
まず、本発明の実施形態に係る無線端末が適用される通信ネットワークシステムを説明する。
図1のシステム構成図に示されるように、通信ネットワークシステム1は、無線端末10と、複数の無線中継装置21,22,23,24と、サーバ、制御局等の装置(いずれも図示せず)から構成される移動体通信網を含む通信ネットワークNとを備えている。無線端末10は、無線中継装置21,22,23,24と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択することが可能であり、無線中継装置21,22,23,24を経由して通信ネットワークNに接続することができる。無線端末10と無線中継装置21,22,23,24との間の通信接続には、例えばIEEE802.11aとして定められている無線LANの規格を適用することができる。また、無線端末10の例としては無線LANに対応するパーソナルコンピュータ、携帯電話等の通信端末があり、無線中継装置21,22,23,24の例としては無線LANのアクセスポイントがある。
IEEE802.11aとは、5.2GHz帯の無線で通信を行う無線LANの仕様であり、具体的には、5170MHz〜5330MHzの間で約20MHz幅の周波数を使用して無線端末と無線中継装置との間で通信を行う。通信のために使用する周波数はチャネルと呼ばれ、IEEE802.11aの場合は、36ch、40ch、44ch、48ch、52ch、56ch、60ch、64chの8つのチャネルを使うことができる。なお、IEEE802.11aの規格で構成される無線LANは、日本国内では5250MHz〜5350MHzの周波数帯(52ch、56ch、60ch、64ch)を気象レーダと共用している。そのため、電波干渉を避けるため、無線LANの子局である無線端末と親局である無線中継装置は、気象レーダが使用している周波数に対応するチャネルを回避しなければならない。
次に、図2から図6を参照しつつ、通信ネットワークシステム1を構成する無線端末10及び無線中継装置21,22,23,24の詳細を説明する。
まず、無線端末10を構成する要素及びその機能を説明する。
図2は、無線端末10の機能的構成を示すブロック図である。無線端末10は、機能的には、図2に示されるように、無線受信部101(無線受信手段)と、格納部102(格納手段)と、チャネル属性判定部103(チャネル属性判定手段)と、チャネル制御部104(チャネル制御手段)と、無線送信部105(無線送信手段)とを備える。
図3は、無線端末10のハードウェア構成例を示す図である。無線端末10は、物理的には、図3に示されるように、CPU151と、記憶デバイスであるRAM152及びROM153と、無線中継装置21,22,23,24のいずかを中継して通信ネットワークNに接続することでデータの送受信を行う送受信デバイスである通信モジュール154、液晶ディスプレイ等の表示装置155と、テンキー及び十字キー等の入力装置156などを含む通信装置として構成されている。図2で説明される各機能は、図3に示すCPU151、RAM152等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU151の制御のもとで通信モジュール154、表示装置155及び入力装置156を動作させると共に、RAM152やROM153におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図2を用いて、無線中継装置21,22,23,24と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択すると共に、接続対象を無線中継装置21,22,23,24から選択することができる無線端末である無線端末10の各機能要素について説明する。
無線受信部101は、無線中継装置21,22,23,24から送信された信号やデータを受信する部分である。この無線受信部101は、無線中継装置21,22,23,24が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報を無線中継装置から受信し、チャネル属性判定部103に通知することができるように構成されている。チャネル特定情報としては、例えば無線中継装置から送信されるビーコン信号を用いることができる。なお、後述するように、本実施形態では、ビーコン信号は無線中継装置が使用している通信チャネルを読み取ることが可能であればよく、無線中継装置の識別子(SSID)を含んでいる必要はない。
格納部102は、無線端末10が使用する各種のデータを格納する部分であり、第1の使用チャネル情報群、第2の使用チャネル情報群、ネットワークの識別子(SSID)等を格納する。第1の使用チャネル情報群は、無線端末10が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成されるものである。また、第2の使用チャネル情報群は、第1の使用チャネル情報群と同様に無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報であって、前記第1の使用チャネル情報群を構成する前記複数の使用チャネル情報と異なる使用チャネル情報から構成されるものである。
図4は、無線端末10と無線中継装置21,22,23,24との間の通信にIEEE802.11aの無線LAN規格を適用する場合において、格納部102に格納される使用チャネル情報と無線端末の動作を例示する表である。図4に示す例では、第1の使用チャネル情報群は36ch,40ch,44ch,48chの4つの通信チャネルに関する使用チャネル情報から構成され、第2の使用チャネル情報群は52ch,56ch,60ch,64chの4つの通信チャネルに関する使用チャネル情報から構成されている。各通信チャネルに関する使用チャネル情報には、スキャン順序及び属性が定められている。また、図4に示される例では、通信チャネルの属性として、第1の使用チャネル情報群に属する使用チャネル情報(通信チャネル)には「屋内/屋外判定要」及び「チャネル使用判定不要」が設定されており、第2の使用チャネル情報群に属する使用チャネル情報(通信チャネル)には「屋内/屋外判定要」及び「チャネル使用判定要」が設定されている。なお、後述するように「チャネル使用判定不要」の属性は、無線端末10が第1の使用チャネル情報群に属する使用チャネル情報(通信チャネル)に対応するチャネル特定情報のうちいずれか1つを受信した場合には、チャネル制御部104は第1の使用チャネル情報群に属するチャネル特定情報に対応するすべての通信チャネルを用いて接続要求信号を生成する。また、上述のように、36ch、40ch、44ch、48chの4つの通信チャネルは気象レーダと共用していないチャネルであり、52ch、56ch、60ch、64chの4つの通信チャネル気象レーダと共用しているチャネル(すなわち、気象レーダが使用している場合に使用を回避する必要があるチャネル)である。
チャネル属性判定部103は、格納部102に格納されているデータを参照して、無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報が第1の使用チャネル情報群又は第2の使用チャネル情報群に属するか否かを判定する部分である。例えば、チャネル特定情報として無線中継装置から送信されるビーコン信号を用いる場合、チャネル属性判定部103は、無線受信部101によって受信されたビーコン信号の通知を受けて、当該ビーコン信号が送信された通信チャネルを読み取る。そして、チャネル属性判定部103は、格納部102に格納されている情報を参照することで、読み取った通信チャネルが第1の使用チャネル情報群又は第2の使用チャネル情報群に属するかを判定する。なお、チャネル属性判定部103は、チャネル特定情報に関する判定結果をチャネル制御部104に通知すると共に、格納部102に格納されているデータやチャネル特定情報に関する判定結果を一時的に保存することができるように構成されている。例えば、チャネル特定情報として無線中継装置から送信されるビーコン信号を用いる場合、チャネル属性判定部103は、各通信チャネルにおけるビーコン信号検出の有無を一時的に保存することができる。
チャネル制御部104は、無線端末10が使用する通信チャネルに関する処理を行う部分であり、例えば、チャネル属性判定部103から通知されたチャネル特定情報に関する判定結果に応じて、無線中継装置21,22,23,24のいずれかとの間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号を生成する。具体的には、チャネル制御部104は、チャネル属性判定部103が無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報が第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、少なくともチャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルを用いて無線中継装置21,22,23,24のいずれかとの間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号(第1の接続要求信号)を生成し、無線送信部105に出力する。
また、チャネル属性判定部103が無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、チャネル制御部104は、第1の接続要求信号に加えて、第1の使用チャネル情報群を構成する使用チャネル情報に対応する通信チャネルであって、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと異なる通信チャネルを用いて無線中継装置21,22,23,24のいずれかとの間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号(第2の接続要求信号)を生成する。図4に示される例の場合、無線受信部101が36chのビーコン信号を受信すると、チャネル属性判定部103は無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報(通信チャネル)が第1の使用チャネル情報群に属していると判定する。そして、チャネル制御部104は、36chを用いて接続要求信号を生成すると共に、第1の使用チャネル情報群に属する通信チャネルの属性である「チャネル使用判定不要」に従って、第1の使用チャネル情報群に属する他の通信チャネルである40ch、44ch、48chについてはビーコン信号の受信を判定することなく、40ch、44ch、48chの通信チャネルそれぞれについて接続要求信号を生成する。
さらに、チャネル属性判定部103が無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報は第2の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、チャネル制御部104は、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルのみを用いて無線中継装置21,22,23,24のいずれかとの間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号(第3の接続要求信号)を生成する。図4に示される例の場合、無線受信部101が52chのビーコン信号を受信すると、チャネル属性判定部103は無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報(通信チャネル)が第2の使用チャネル情報群に属していると判定する。そして、チャネル制御部104は、52chを用いて接続要求信号を生成する。また、無線受信部101が60chのビーコン信号を受信すると、チャネル制御部104は、60chを用いて接続要求信号を生成する。すなわち、第2の使用チャネル情報群に属する他の通信チャネルである56ch、60ch、64chについては、第2の使用チャネル情報群に属する通信チャネルの属性である「チャネル使用判定要」に従って、自動的に接続要求信号を生成することなく、ビーコン信号の受信を確認してから接続要求信号を生成する。
このように、使用チャネル情報は、通信チャネルと対応付けられていると共に、チャネル制御部104が無線中継装置に対して送信する接続要求信号の生成を決定するための情報(すなわち、通信チャネルの属性)を含んでいる。そして、この使用チャネル情報の1つである通信チャネルの属性に基づいて、チャネル制御部104は、チャネル特定情報を含むビーコン信号を受信していない場合であっても、そのチャネル特定情報に対応する通信チャネルを用いて無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号を生成するか否かを決定する。
無線送信部105は、無線中継装置21,22,23,24に信号やデータを送信する部分である。この無線送信部105は、チャネル制御部104から入力された接続要求信号に応じた通信チャネルを用いて、無線中継装置21,22,23,24に接続要求信号等を送信するように構成されている。なお、無線端末10と無線中継装置21,22,23,24との間の通信にIEEE802.11aの無線LAN規格を適用する場合、無線送信部105は、ネットワークの識別子(SSID)を付加した接続要求信号(応答要求信号;Probe Request)や帰属要求信号(Authentication)等を無線中継装置21,22,23,24に送信するように構成されている。
上述のように構成することで、無線端末10は、無線中継装置20からネットワークの識別子を予め受信していなくとも、無線中継装置が使用している通信チャネル同じ通信チャネルを使って無線端末から無線中継装置に接続要求信号を送信することができる。したがって、無線端末10は、屋外等の特定の場所で使用が禁止されているチャネルを使ってアクティブスキャンを実施することを回避できる。
次に、無線通信装置21を構成する要素及びその機能を説明する。なお、無線通信装置22,23,24は、無線通信装置21と同一の構成及び機能を備えるため、無線通信装置21を説明することで、重複する説明を省略する。
図5は、無線通信装置21の機能的構成を示すブロック図である。無線通信装置21は、機能的には、図5に示されるように、無線送信部201と、格納部202と、制御部203と、無線受信部204と、外部インターフェース205とを備える。
図6は、無線通信装置21のハードウェア構成例を示す図である。無線通信装置21は、物理的には、図6に示されるように、CPU251と、記憶デバイスであるRAM252及びROM253と、動作状態等を表示するLED等から構成される表示装置254と、無線端末10との間でデータの送受信を行う送受信デバイスである第1の通信モジュール255、通信ネットワークNを構成する装置との間でデータの送受信を行う送受信デバイスである第2の通信モジュール256などを含む通信装置として構成されている。図5で説明される各機能は、図6に示すCPU251、RAM252等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU251の制御のもとで表示装置254、第1の通信モジュール255及び第2の通信モジュール256を動作させると共に、RAM252やROM253におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図5を用いて、無線端末10と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択することができる無線通信装置である無線通信装置21を構成する要素及びその機能を説明する。
無線送信部201は、無線端末10に信号やデータを送信する部分である。この無線送信部201は、制御部203からの指示に従って選択された通信チャネルを用いて、ビーコン信号、応答要求信号(Probe Request)等の信号を無線端末10に送信する。
格納部202は、無線通信装置21が使用する各種のデータを格納する部分であり、例えば、ネットワークの識別子(SSID)等の通信に関する設定や承認に関するデータを格納している。
制御部203は、無線通信装置21の動作を制御する部分であり、上述のように、無線端末10と通信を行うために使用する通信チャネルの選択、ビーコン信号や応答要求信号の送信に関する制御に加えて、通信ネットワークNを構成する装置との間でのデータ送受信に関する制御をおこなう。
無線受信部204は、無線端末10から送信された信号やデータを受信する部分である。この無線受信部204は、例えば、接続要求信号やネットワークの識別子を含む帰属要求信号を受信する。また、外部インターフェース205は、通信ネットワークNを構成する装置との間で信号やデータを送受信する部分である。
上述のように構成することで、無線通信装置21は、無線端末10と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択しつつ、無線端末10への各種信号及びデータの送受信を行うことができる。
引き続き、図7から図10を参照しつつ、本発明の実施形態に係る無線通信方法を説明する。ここでは、無線端末10と無線中継装置21,22,23,24との間の通信にIEEE802.11aの無線LAN規格を適用する場合であって、無線端末10が屋外(すべてのチャネルの利用が禁止されている場所)と屋内(特定のチャネルの利用が禁止される可能性がある場所)の間を移動する場合を想定して説明する。なお、具体例として、格納部102に格納される使用チャネル情報と無線端末の動作を例示する図4を適宜参照する。
まず、すべてのチャネルについて電波送信を停止していると共に、所定周期でチャネル特定情報(ビーコン信号)の受信を監視している無線端末10におけるメイン処理を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
無線端末10は、所定周期の経過にあわせて端末内で生成されるスキャントリガに応じてメイン処理を開始すると、無線中継装置21,22,23,24から送信された第1の使用チャネル情報群に属するチャネル特定情報(ビーコン信号)の受信の判定及び接続要求送信信号の送信対象の判定を含む第1使用チャネル情報群判定処理を行う(ステップS1)。引き続き、無線中継装置21,22,23,24から送信された第2の使用チャネル情報群に属するチャネル特定情報(ビーコン信号)の受信の判定及び接続要求送信信号の送信対象の判定を含む第2使用チャネル情報群判定処理を行う(ステップS2)。2つの判定処理を終えた後、無線中継装置21,22,23,24のいずれとの間で通信接続を確立するための接続要求信号の送信対象となる通信チャネルの有無を判断し(ステップS3)、送信対象となる通信チャネルがない場合には(ステップS3でNOの場合)、通信可能領域の圏外であると判断してメイン処理を終了する。一方、送信対象となる通信チャネルがある場合には(ステップS3でYESの場合)、接続処理(ステップS4)を行う。
このメイン処理では、ステップS4での接続処理を完了し、無線中継装置21,22,23,24のいずれかの無線中継装置との間で通信接続を確立した後においても、所定周期の経過にあわせて生成されるスキャントリガの発生を監視することで(ステップS5)、第1使用チャネル情報群判定処理又は第2使用チャネル情報群判定処理を繰り返し実行する。具体的には、無線端末10は、スキャントリガの発生があるまでは、通信可能領域の圏内であると判断して、通信接続を維持する(ステップS5でNOの場合)。一方、スキャントリガが発生した場合(ステップS5でYESの場合)、次に通信中であるか否かを判断する(ステップS6)。通信中である場合(ステップS6でYESの場合)、無線端末10は屋内(特定のチャネルの利用が禁止される可能性がある場所)に位置していると判断して、第2使用チャネル情報群判定処理(ステップS2)を実行する。一方、通信中ではない場合(ステップS6でNOの場合)、無線端末10は屋外(すべてのチャネルの利用が禁止されている場所)に位置していると判断して、第1使用チャネル情報群判定処理(ステップS1)から処理を実行する。このような処理とすることで、無線端末10が屋内に位置している限りは、第1使用チャネル情報群判定処理を省略して、処理時間を短縮するだけでなく、処理のために無線端末10が消費する電力を節約することができる。
次に、無線端末10が受信したチャネル特定情報が、無線端末10が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第1の使用チャネル情報群に属するか否か(図4の例では、36ch,40ch,44ch,48chの4つの通信チャネルのいずれかのビーコン信号を受信したか否か)を判定する第1使用チャネル情報群判定処理を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
無線端末10は、第1使用チャネル情報群判定処理を開始すると、チャネル特定情報の受信を監視する対象として、第1の使用チャネル情報群の使用チャネル情報(図4の例では、36ch,40ch,44ch,48chの4つの通信チャネルに関する使用チャネル情報)を設定する(ステップS11)。次に、無線端末10は、無線中継装置21,22,23,24が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報を無線中継装置21,22,23,24から受信する(ステップS12;無線受信ステップ)。
チャネル特定情報の受信を確認した後、無線端末10は、ステップS12において受信したチャネル特定情報が、無線端末10が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第1の使用チャネル情報群に属するか否か(図4の例では、36ch,40ch,44ch,48chの4つの通信チャネルを用いたビーコン信号であるか否か)を判定する(ステップS13;チャネル属性判定ステップ)。
ステップS13でチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合(ステップS13でYESの場合)、少なくともチャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルを用いて無線中継装置21,22,23,24との間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号(第1の接続要求信号)を無線端末10で生成し、接続要求信号の送信対象として設定する(S14;チャネル制御ステップ)。その後、後述するステップS15の処理を実行する。
ここで、第1の使用チャネル情報群に属する使用チャネル情報の属性に、図4に示すような「チャネル使用判定不要」が設定されている場合を考える。このような設定とした場合には、ステップS13でチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合、ステップS14で、第1の接続要求信号に加えて、第1の使用チャネル情報群を構成する使用チャネル情報に対応する通信チャネルであって、受信したチャネル特定情報によって特定される通信チャネル(図4の例では、36ch)と異なる通信チャネル(図4の例では、40ch,44ch,48chの3つの通信チャネル)についても、当該通信チャネルを用いて無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号(第2の接続要求信号)を無線端末10で生成し、接続要求信号の送信対象として設定する。
一方、ステップS13でチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していないと判定した場合(ステップS13でNOの場合)又はステップS14の処理を終了した後、第1使用チャネル情報群のすべての通信チャネルについて、チャネル特定情報の受信確認が終了したか否かを確認する(ステップS15)。すべての通信チャネルについてチャネル特定情報の受信確認が終了している場合には(ステップS15でYESの場合)、接続要求信号の送信対象なしと判断して、第1使用チャネル情報群判定処理を終了する。また、すべての通信チャネルについてチャネル特定情報の受信確認が終了していない場合には(ステップS15でNOの場合)、ステップS12に戻り、受信確認が終了していない通信チャネルについてチャネル特定情報の受信確認を行い、その後の処理を繰り返す。
次に、無線端末10が受信したチャネル特定情報が、無線端末10が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第2の使用チャネル情報群に属するか否か(図4の例では、52ch,56ch,60ch,64chの4つの通信チャネルのいずれかのビーコン信号を受信したか否か)を判定する第2使用チャネル情報群判定処理を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
無線端末10は、第2使用チャネル情報群判定処理を開始すると、チャネル特定情報の受信を監視する対象として、第2の使用チャネル情報群の使用チャネル情報(図4の例では、52ch,56ch,60ch,64chの4つの通信チャネルに関する使用チャネル情報)を設定する(ステップS21)。次に、無線端末10は、無線中継装置21,22,23,24が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報を無線中継装置21,22,23,24から受信する(ステップS22;無線受信ステップ)。
チャネル特定情報の受信を確認した後、無線端末10は、ステップS22において受信したチャネル特定情報が、無線端末10が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第2の使用チャネル情報群に属するか否か(図4の例では、52ch,56ch,60ch,64chの4つの通信チャネルを用いたビーコン信号であるか否か)を判定する(ステップS23;チャネル属性判定ステップ)。
ステップS23でチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合(ステップS23でYESの場合)、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルのみ(図4の例では、52chの通信チャネルのみ)を用いて無線中継装置21,22,23,24との間で通信接続の確立を要求するための接続要求信号(第3の接続要求信号)を無線端末10で生成し、接続要求信号の送信対象として設定する(S24;チャネル制御ステップ)。その後、後述するステップS25の処理を実行する。
なお、第2の使用チャネル情報群に属する使用チャネル情報の属性には、図4に示すような「チャネル使用判定要」が設定されているため、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネル以外(図4の例では、56ch,60ch,64chの3つの通信チャネル)については接続要求信号を生成せず、接続要求信号の送信対象として設定しない。
一方、ステップS23でチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していないと判定した場合(ステップS23でNOの場合)又はステップS24の処理を終了した後、第2使用チャネル情報群のすべての通信チャネルについて、チャネル特定情報の受信確認が終了したか否かを確認する(ステップS25)。すべての通信チャネルについてチャネル特定情報の受信確認が終了している場合には(ステップS25でYESの場合)、第2使用チャネル情報群判定処理を終了する。また、すべての通信チャネルについてチャネル特定情報の受信確認が終了していない場合には(ステップS25でNOの場合)、ステップS22に戻り、受信確認が終了していない通信チャネルについてチャネル特定情報の受信確認を行い、その後の処理を繰り返す。
次に、無線端末で生成された接続要求信号を無線端末10から無線中継装置21,22,23,24に送信し、相互認証等を経て無線端末10と無線中継装置21,22,23,24のいずれかとの間で通信接続を確立する接続処理を図10に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、無線中継装置として無線通信装置21を説明することで、他の無線中継装置22,23,24については重複する説明を省略する。
まず、無線端末10のチャネル属性判定部103及びチャネル制御部104が、第1使用チャネル情報群判定処理及び第2使用チャネル情報群判定処理で生成した接続要求信号(第1〜第3の接続要求信号)を確認することで、接続要求信号の送信対象として設定された通信チャネルを確認する(ステップS41)。無線端末10の無線送信部105は、チャネル制御部104の指示に応じて、ステップS41で確認した通信チャネルについて、ネットワークの識別子(SSID)を付加した接続要求信号(Probe Request)を、無線中継装置21の無線受信部204に送信する(ステップS42;無線送信ステップ)。接続要求信号の受信を受けて、無線中継装置21の制御部203は、接続要求信号に付加されているネットワークの識別子と無線中継装置21で設定されているネットワークの識別子とが一致していることを確認する(ステップS43)。
ステップS43でネットワークの識別子が一致していることを確認した後、無線中継装置21の無線送信部201は、無線中継装置21の制御部203の指示に応じて、応答信号(Probe Response)を無線端末10の無線受信部101に送信する(ステップS44)。ステップS44で応答信号を受信した後、無線端末10のチャネル制御部104は、無線中継装置21,22,23,24の中で応答信号を受信したものから最も受信強度の強い応答信号を送信した無線中継装置を選択する(ステップS45)。そして、無線端末10のチャネル制御部104は、選択された無線中継装置が送信した応答信号と同じ通信チャネルを使って、無線送信部105を介して、その無線中継装置に帰属要求信号(Authentication)を送信する(ステップS46)。その後、無線端末10と選択された無線中継装置との間で相互承認を行う(ステップS47)。所定のセキュリティチェックを通過できた場合には相互承認を終了し、無線端末10のチャネル制御部104は、帰属完了を確認し(S48)、接続処理を終了する。
このような処理により、無線中継装置と、無線中継装置と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択可能な無線端末との間で通信接続を確立する。
以上説明した本実施形態に係る無線端末及び無線通信方法の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る無線端末10によれば、無線中継装置21,22,23,24から受信したチャネル特定情報が第1の使用チャネル情報群に属する場合に、当該チャネル特定情報によって特定される通信チャネルは使用を禁止されている通信チャネルではないと無線端末は判断して、無線中継装置に接続要求信号を送信することができる。すなわち、無線中継装置21,22,23,24が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報の属性に基づいて、無線端末からの接続要求信号の送信に用いる通信チャネルを決定する。したがって、事前にネットワークの識別子を無線中継装置21,22,23,24から送信されなくとも、アクティブスキャンの実施を行うことなく、無線中継装置21,22,23,24が使用している通信チャネルと同じ通信チャネルを使って無線端末10から無線中継装置21,22,23,24に接続要求信号を送信することが可能であり、屋外等の特定の場所で使用が禁止されているチャネルを無線端末10が使用することを回避できる。
また、無線端末10において、チャネル属性判定部103が無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報は第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、チャネル制御部104は、第1の接続要求信号に加えて、第1の使用チャネル情報群を構成する使用チャネル情報に対応する通信チャネルであって、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと異なる通信チャネルを用いて無線中継装置21,22,23,24との間で通信接続の確立を要求するための第2の接続要求信号を生成し、無線送信部105は、チャネル制御部104によって生成された第2の接続要求信号を無線中継装置21,22,23,24に送信するように構成してもよい。このように構成することで、第1の使用チャネル情報群を構成する使用チャネル情報に対応する通信チャネルが使用を禁止されていない通信チャネルである場合には、複数の通信チャネルについて接続要求信号を無線中継装置21,22,23,24に送信することができる。したがって、仮に1つの通信チャネルでの通信接続の確立に失敗した場合であっても、他の通信チャネルで通信接続の確立を試みることができるため、より確実に無線端末10と無線中継装置21,22,23,24との間で通信接続を確立することができる。
また、無線端末10において、格納部102は、無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報であって、第1の使用チャネル情報群を構成する複数の使用チャネル情報と異なる使用チャネル情報から構成される第2の使用チャネル情報群をさらに格納し、チャネル属性判定部103が無線受信部101によって受信されたチャネル特定情報は第2の使用チャネル情報群に属しているとによって判定した場合に、チャネル制御部104は、チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルのみを用いて無線中継装置21,22,23,24との間で通信接続の確立を要求するための第3の接続要求信号を生成し、無線送信部105は、チャネル制御部104によって生成された第3の接続要求信号を無線中継装置21,22,23,24に送信するように構成してもよい。このように構成することで、第1の使用チャネル情報群と第2の使用チャネル情報群とで、異なる属性の通信チャネルを割り当てることができる。具体的には、第1の使用チャネル情報群に属するチャネル特定情報は使用が禁止されることのない通信チャネルに対応するもののみとし、第2の使用チャネル情報群に属するチャネル特定情報は使用が禁止される可能性がある通信チャネルに対応するもののみとすることで、使用が禁止される可能性がある通信チャネルについては、無線中継装置が使用している場合のみ無線端末が使うようにすることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、本発明の実施形態の説明では、IEEE802.11aとして定められている無線LANの規格を例として説明したが、IEEE802.11a以外の無線LAN規格(例えば、IEEE802.11ややIEEE802.11g)や無線LAN以外の規格にも適用することができる。また、第1及び第2の使用チャネル群に割り当てられる通信チャネル、スキャン順序及び属性も適宜選択することができる。
さらに、本発明の実施形態の説明では、第1の使用チャネル情報群及び第2の使用チャネル情報群の両方について、接続要求信号の送信対象とする通信チャネルの有無を判定する処理を行っているが、第1の使用チャネル情報群に送信対象とする通信チャネルがなかった場合、又は、第1の使用チャネル情報群の通信チャネルで通信接続先への帰属に失敗した場合のみ、第2の使用チャネル情報群について接続要求信号の送信対象とする通信チャネルの有無を判定する処理を行うようにしてもよい。
また、本発明の実施形態の説明では、無線中継装置の数が4つの場合を説明したが、無線中継装置の数は4つより多くとも少なくともよい。
本発明の実施形態に係る無線端末及び無線通信方法が適用される通信ネットワークの構成例を示す概念図である。 通信ネットワークシステムを構成する無線端末の機能ブロック図である。 通信ネットワークシステムを構成する無線端末についてハードウェアの構成例を示す図である。 無線端末の格納部に格納される使用チャネル情報と無線端末の動作を例示する表を示す図である。 通信ネットワークシステムを構成する無線中継装置の機能ブロック図である。 通信ネットワークシステムを構成する無線中継装置についてハードウェアの構成例を示す図である。 無線端末におけるメイン処理を示すフローチャートである。 無線端末が受信したチャネル特定情報に関する第1使用チャネル情報群判定処理を示すフローチャートである。 無線端末が受信したチャネル特定情報に関する第2使用チャネル情報群判定処理を示すフローチャートである。 無線端末と無線中継装置との間で通信接続を確立する接続処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信ネットワークシステム、10…無線端末、21,22,23,24…無線中継装置、101…無線受信部、102…格納部、103…チャネル属性判定部、104…チャネル制御部、105…無線送信部、201…無線送信部、202…格納部、203…制御部、204…無線受信部、N…通信ネットワーク。

Claims (5)

  1. 無線中継装置と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択可能な無線端末であって、
    前記無線中継装置が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報を前記無線中継装置から受信する無線受信手段と、
    前記無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第1の使用チャネル情報群を格納する格納手段と、
    前記無線受信手段によって受信された前記チャネル特定情報が前記第1の使用チャネル情報群に属するか否かを判定するチャネル属性判定手段と、
    前記チャネル属性判定手段が前記無線受信手段によって受信された前記チャネル特定情報は前記第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、少なくとも前記チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルを用いて前記無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第1の接続要求信号を生成するチャネル制御手段と、
    前記チャネル制御手段によって生成された前記第1の接続要求信号を前記無線中継装置に送信する無線送信手段と、
    を備える無線端末。
  2. 前記チャネル属性判定手段が前記無線受信手段によって受信された前記チャネル特定情報は前記第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、前記チャネル制御手段は、第1の接続要求信号に加えて、前記第1の使用チャネル情報群を構成する前記使用チャネル情報に対応する通信チャネルであって、前記チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと異なる通信チャネルを用いて前記無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第2の接続要求信号を生成し、
    前記無線送信手段は、前記チャネル制御手段によって生成された前記第2の接続要求信号を前記無線中継装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記格納手段は、前記無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報であって、前記第1の使用チャネル情報群を構成する前記複数の使用チャネル情報と異なる使用チャネル情報から構成される第2の使用チャネル情報群をさらに格納し、
    前記チャネル属性判定手段が前記無線受信手段によって受信された前記チャネル特定情報は前記第2の使用チャネル情報群に属しているとによって判定した場合に、前記チャネル制御手段は、前記チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルのみを用いて前記無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第3の接続要求信号を生成し、
    前記無線送信手段は、前記チャネル制御手段によって生成された前記第3の接続要求信号を前記無線中継装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線端末。
  4. 無線中継装置と、前記無線中継装置と通信を行うために使用する通信チャネルを複数の通信チャネルから選択可能な無線端末との間で通信接続を確立するための無線通信方法であって、
    前記無線端末で、前記無線中継装置が使用している通信チャネルを特定するためのチャネル特定情報を前記無線中継装置から受信する無線受信ステップと、
    前記無線端末で、前記無線受信ステップにおいて受信された前記チャネル特定情報が、前記無線端末が使用することができる複数の通信チャネルのそれぞれと対応付けられた複数の使用チャネル情報から構成される第1の使用チャネル情報群に属するか否かを判定するチャネル属性判定ステップと、
    前記チャネル属性判定ステップで前記チャネル特定情報は前記第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、少なくとも前記チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと同一の通信チャネルを用いて前記無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第1の接続要求信号を前記無線端末で生成するチャネル制御ステップと、
    前記チャネル制御ステップで生成された前記第1の接続要求信号を前記無線端末から前記無線中継装置に送信する無線送信ステップと、
    を備える無線通信方法。
  5. 前記チャネル属性判定ステップで前記チャネル特定情報は前記第1の使用チャネル情報群に属していると判定した場合に、前記チャネル制御ステップで、第1の接続要求信号に加えて、前記第1の使用チャネル情報群を構成する前記使用チャネル情報に対応する通信チャネルであって、前記チャネル特定情報によって特定される通信チャネルと異なる通信チャネルを用いて前記無線中継装置との間で通信接続の確立を要求するための第2の接続要求信号を生成し、
    前記無線送信ステップで、前記チャネル制御ステップで生成された前記第1の接続要求信号及び前記第2の接続要求信号を前記無線中継装置に送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信方法。
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