JP2015201648A - 太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、効率を向上させることができ、製造工程を単純化することができる太陽電池及びその製造方法を提供しようとする。
【解決手段】本発明の実施例に係る太陽電池は、半導体基板と、前記半導体基板の一面側に位置する導電型領域と、前記導電型領域に接続される電極とを含み、前記電極は、前記導電型領域上に形成される電極層と、前記電極層上に形成される印刷電極層とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池及びその製造方法に係り、より詳細には、構造を改善した太陽電池及びその製造方法に関する。
最近、石油や石炭のような既存エネルギー資源の枯渇が予想されながら、これらに代わる代替エネルギーへの関心が高まっている。その中でも、太陽電池は、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する次世代電池として脚光を浴びている。
このような太陽電池は、様々な層及び電極を設計に応じて形成することによって製造することができる。ところが、このような様々な層及び電極の設計に応じて太陽電池の効率が決定され得る。太陽電池の商用化のためには、低い効率を克服しなければならないので、様々な層及び電極が太陽電池の効率を最大化できるように設計されることが要求される。
本発明は、効率を向上させることができ、製造工程を単純化することができる太陽電池及びその製造方法を提供しようとする。
本発明の実施例に係る太陽電池は、半導体基板と、前記半導体基板の一面側に位置する導電型領域と、前記導電型領域に接続される電極とを含み、前記電極は、前記導電型領域上に形成される電極層と、前記電極層上に形成される印刷電極層とを含む。
本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法は、半導体基板の一面側に導電型領域を形成するステップと、前記導電型領域上に電極を形成するステップとを含み、前記電極を形成するステップは、前記導電型領域上に全体的に金属膜を形成するステップと、前記金属膜上に、パターンを有する印刷電極層を形成するステップと、前記印刷電極層をマスクとして前記金属膜をエッチングして、前記導電型領域と前記印刷電極層との間に位置する電極層を形成するステップとを含む。
本実施例では、電極が、めっきまたはスパッタリングにより形成された電極層と、その上に位置する印刷電極層とを含む。印刷電極層を用いて電極層をパターニングすることから、電極層をパターニングするためのマスクを別途に形成し、これを除去する工程などを省略することができる。これによって、電極の製造工程を単純化し、太陽電池の製造工程を大きく単純化することができる。また、マスクとして用いられた印刷電極層が伝導性を有するようにして、電極の厚さを十分に確保することができる。これによって、電極の抵抗を大きく低下させることができ、結果的に太陽電池の効率を大きく向上させることができる。
本発明の実施例に係る太陽電池の断面図である。 図1に示した太陽電池の部分背面平面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。 本発明の他の実施例に係る太陽電池の断面図である。 本発明の更に他の実施例に係る太陽電池の断面図である。 図5の太陽電池の製造方法を示した断面図である。 図5の太陽電池の製造方法を示した断面図である。 図5の太陽電池の製造方法を示した断面図である。 図5の太陽電池の製造方法を示した断面図である。
以下では、添付の図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。しかし、本発明がこれらの実施例に限定されるものではなく、様々な形態に変形可能であることは勿論である。
図面では、本発明を明確且つ簡略に説明するために、説明と関係のない部分の図示を省略し、明細書全体において同一又は極めて類似の部分に対しては同一の図面参照符号を使用する。そして、図面では、説明をより明確にするために、厚さ、面積などを拡大又は縮小して示しており、本発明の厚さ、面積などは図面に示したものに限定されない。
そして、明細書全体において、ある部分が他の部分を「含む」とするとき、特に反対の記載がない限り、他の部分を排除するのではなく、他の部分をさらに含むことができる。また、層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上に」あるとするとき、これは、他の部分の「直上に」ある場合のみならず、その中間に他の部分が位置する場合も含む。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「直上に」あるとするときは、中間に他の部分が位置しないことを意味する。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例に係る太陽電池及びそれに使用される電極を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る太陽電池の断面図であり、図2は、図1に示した太陽電池の部分背面平面図である。
図1及び図2を参照すると、本実施例に係る太陽電池100は、ベース領域110を含む半導体基板10と、半導体基板10の一面(一例として、半導体基板10の後面)側に位置する導電型領域32,34と、導電型領域32,34に接続される電極42,44とを含む。このとき、電極42,44は、導電型領域32,34上に形成される電極層42aと、電極層42a上に形成される印刷層42bとを含む。そして、太陽電池100は、トンネル層20、パッシベーション膜24、反射防止膜26、絶縁層40などをさらに含むことができる。これについてより詳細に説明する。
半導体基板10は、第2導電型ドーパントを相対的に低いドーピング濃度で含むベース領域110を含むことができる。本実施例のベース領域110は、第2導電型ドーパントを含む結晶質(単結晶または多結晶)シリコンを含むことができる。一例として、ベース領域110は、第2導電型ドーパントを含む単結晶シリコン基板(一例として、単結晶シリコンウエハ)で構成されてもよい。そして、第2導電型ドーパントはn型またはp型であってもよい。n型ドーパントとしては、リン(P)、ヒ素(As)、ビスマス(Bi)、アンチモン(Sb)などの5族元素を使用し、p型ドーパントとしては、ボロン(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)などの3族元素を使用することができる。一例として、ベース領域110がn型を有すると、ベース領域110と光電変換によってキャリアを形成する接合(一例として、トンネル層20を挟んだpn接合)を形成するp型の第1導電型領域32を広く形成して、光電変換面積を増加させることができる。また、この場合には、広い面積を有する第1導電型領域32が、移動速度が相対的に遅い正孔を効果的に収集することで、光電変換効率の向上にさらに寄与することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。
そして、半導体基板10は、前面側に位置する前面電界領域130を含むことができる。前面電界領域130は、ベース領域110と同じ導電型を有しながら、ベース領域110よりも高いドーピング濃度を有することができる。
本実施例では、前面電界領域130が、半導体基板10に第2導電型ドーパントを相対的に高いドーピング濃度でドープして形成されたドーピング領域として構成された場合を例示した。これによって、前面電界領域130が、第2導電型を有する結晶質(単結晶または多結晶)半導体を含んで半導体基板10を構成するようになる。一例として、前面電界領域130は、第2導電型を有する単結晶半導体基板(一例として、単結晶シリコンウエハ基板)の一部分として構成されてもよい。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、半導体基板10と異なる別個の半導体層(例えば、非晶質半導体層、微結晶半導体層、または多結晶半導体層)に第2導電型ドーパントをドープして前面電界領域130を形成してもよい。または、前面電界領域130が、半導体基板10に隣接して形成された層(例えば、パッシベーション膜24及び/又は反射防止膜26)の固定電荷によってドープされたものと類似の役割を果たす電界領域として構成されてもよい。その他の様々な方法により様々な構造の前面電界領域130を形成することができる。
本実施例において、半導体基板10の前面は、テクスチャリング(texturing)されて、ピラミッドなどの形状の凹凸を有することができる。このようなテクスチャリングにより半導体基板10の前面などに凹凸が形成されて表面粗さが増加すると、半導体基板10の前面を介して入射する光の反射率を低下させることができる。したがって、ベース領域110と第1導電型領域32によって形成されたpn接合まで到達する光の量を増加させることができるので、光損失を最小化することができる。
そして、半導体基板10の後面は、鏡面研磨などによって前面よりも低い表面粗さを有する、相対的に滑らかで且つ平坦な面からなることができる。本実施例のように、半導体基板10の後面側に第1及び第2導電型領域32,34が共に形成される場合には、半導体基板10の後面の特性に応じて太陽電池100の特性が大きく変わり得るからである。これによって、半導体基板10の後面にはテクスチャリングによる凹凸を形成しないことで、パッシベーション特性を向上させることができ、これによって、太陽電池100の特性を向上させることができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、場合によって、半導体基板10の後面にテクスチャリングによる凹凸を形成してもよい。その他の様々な変形も可能である。
半導体基板10の後面上にはトンネル層20が形成されてもよい。トンネル層20は、電子及び正孔にとって一種のバリア(barrier)として作用して、少数キャリア(minority carrier)が通過しないようにし、多数キャリア(majority carrier)は、トンネル層20に隣接した部分において蓄積された後、一定以上のエネルギーを有する多数キャリアのみがトンネル層20を通過できるようにする。このとき、一定以上のエネルギーを有する多数キャリアは、トンネル効果によって容易にトンネル層20を通過することができる。また、トンネル層20は、導電型領域30のドーパントが半導体基板10へ拡散することを防止する拡散バリアとしての役割を果たすことができる。このようなトンネル層20は、多数キャリアがトンネリングされ得る様々な物質を含むことができ、一例として、酸化物、窒化物、半導体、伝導性高分子などを含むことができる。例えば、トンネル層20は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸化窒化物、真性非晶質シリコン、真性多結晶シリコンなどを含むことができる。このとき、トンネル層20は、半導体基板10の後面に全体的に形成することができる。これによって、別途のパターニングなしに容易に形成することができる。
トンネル効果を十分に具現できるように、トンネル層20の厚さTは、絶縁層40の厚さよりも小さくすることができる。一例として、トンネル層20の厚さTが10nm以下であってもよく、0.5nm〜10nm(より具体的には、0.5nm〜5nm、一例として、1nm〜4nm)であってもよい。トンネル層20の厚さTが10nmを超えると、トンネリングが円滑に起こらないため、太陽電池100が作動しないことがあり、トンネル層20の厚さTが0.5nm未満であると、所望の品質のトンネル層20を形成しにくいことがある。トンネル効果をさらに向上させるためには、トンネル層20の厚さTが0.5nm〜5nm(より具体的に1nm〜4nm)であってもよい。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、トンネル層20の厚さTが様々な値を有することができる。
トンネル層20上には導電型領域32,34が位置することができる。より具体的には、導電型領域32,34は、第1導電型ドーパントを有して第1導電型を示す第1導電型領域32と、第2導電型ドーパントを有して第2導電型を示す第2導電型領域34とを含むことができる。そして、第1導電型領域32と第2導電型領域34との間にバリア領域36が位置することができる。
第1導電型領域32は、トンネル層20を挟んでベース領域110とpn接合(またはpnトンネル接合)を形成して、光電変換によってキャリアを生成するエミッタ領域を構成する。
このとき、第1導電型領域32は、ベース領域110と反対の第1導電型ドーパントを含む半導体(一例として、シリコン)を含むことができる。本実施例では、第1導電型領域32が、半導体基板10上(より明確には、トンネル層20上)で半導体基板10と別個に形成され、第1導電型ドーパントがドープされた半導体層で構成される。これによって、第1導電型領域32は、半導体基板10上に容易に形成できるように、半導体基板10と異なる結晶構造を有する半導体層で構成することができる。例えば、第1導電型領域32は、蒸着などの様々な方法により容易に製造することができる非晶質半導体、微結晶半導体、または多結晶半導体(一例として、非晶質シリコン、微結晶シリコン、または多結晶シリコン)などに第1導電型ドーパントをドープして形成することができる。第1導電型ドーパントは、半導体層を形成する工程において半導体層に共に含まれるか、または、半導体層を形成した後に熱拡散法、イオン注入法などの様々なドーピング方法により半導体層に含まれてもよい。
このとき、第1導電型ドーパントは、ベース領域110と反対の導電型を示すことができるドーパントであれば足りる。すなわち、第1導電型ドーパントがp型である場合には、ボロン(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)などの3族元素を使用することができる。第1導電型ドーパントがn型である場合には、リン(P)、ヒ素(As)、ビスマス(Bi)、アンチモン(Sb)などの5族元素を使用することができる。
第2導電型領域34は、後面電界(back surface field)を形成して、半導体基板10の表面(より正確には、半導体基板10の後面)で再結合によってキャリアの損失が発生することを防止する後面電界領域を構成する。
このとき、第2導電型領域34は、ベース領域110と同一の第2導電型ドーパントを含む半導体(一例として、シリコン)を含むことができる。本実施例では、第2導電型領域34が、半導体基板10上(より明確には、トンネル層20上)で半導体基板10と別個に形成され、第2導電型ドーパントがドープされた半導体層で構成される。これによって、第2導電型領域34は、半導体基板10上に容易に形成できるように、半導体基板10と異なる結晶構造を有する半導体層で構成することができる。例えば、第2導電型領域34は、蒸着などの様々な方法により容易に製造できる非晶質半導体、微結晶半導体、または多結晶半導体(一例として、非晶質シリコン、微結晶シリコン、または多結晶シリコン)などに第2導電型ドーパントをドープして形成することができる。第2導電型ドーパントは、半導体層を形成する工程において半導体層に共に含まれるか、または、半導体層を形成した後に熱拡散法、イオン注入法などの様々なドーピング方法により半導体層に含まれてもよい。
このとき、第2導電型ドーパントは、ベース領域110と同じ導電型を示すことができるドーパントであれば足りる。すなわち、第2導電型ドーパントがn型である場合には、リン(P)、ヒ素(As)、ビスマス(Bi)、アンチモン(Sb)などの5族元素を使用することができる。第2導電型ドーパントがp型である場合には、ボロン(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)などの3族元素を使用することができる。
そして、第1導電型領域32と第2導電型領域34との間にバリア領域36が位置し、第1導電型領域32と第2導電型領域34とを互いに離隔させる。第1導電型領域32と第2導電型領域34が互いに接触する場合には、シャント(shunt)が発生して太陽電池100の性能を低下させることがある。そのため、本実施例では、第1導電型領域32と第2導電型領域34との間にバリア領域36を位置させることで、不必要なシャントを防止することができる。
バリア領域36は、第1導電型領域32と第2導電型領域34との間でこれらを実質的に絶縁できる様々な物質を含むことができる。すなわち、バリア領域36として、ドープされていない(即ち、アンドープ)絶縁物質(一例として、酸化物、窒化物)などを使用することができる。または、バリア領域36が真性(intrinsic)半導体を含むこともできる。このとき、バリア領域36が、第1導電型領域32及び第2導電型領域34と同一平面上に形成され、実質的に同一の厚さを有し、同一の半導体(一例として、非晶質シリコン、微結晶シリコン、多結晶シリコン)で構成されるが、実質的にドーパントを含まなくてもよい。一例として、半導体物質を含む半導体層を形成した後、半導体層の一部の領域に第1導電型ドーパントをドープして第1導電型領域32を形成し、他の領域の一部に第2導電型ドーパントをドープして第2導電型領域34を形成すると、第1導電型領域32及び第2導電型領域34が形成されていない領域がバリア領域36を構成するようになる。これによれば、第1導電型領域32、第2導電型領域34及びバリア領域36の製造方法を単純化することができる。
しかし、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、バリア領域36を第1導電型領域32及び第2導電型領域34と別途に形成した場合には、バリア領域36と第1導電型領域32及び第2導電型領域34とが互いに異なる厚さを有することができる。一例として、第1導電型領域32及び第2導電型領域34のショートをより効果的に防止するために、バリア領域36が第1導電型領域32及び第2導電型領域34よりも厚い厚さを有してもよい。または、バリア領域36を形成するための原料を低減するために、バリア領域36の厚さを第1導電型領域32及び第2導電型領域34の厚さよりも小さくしてもよい。その他の様々な変形が可能であることは勿論である。また、バリア領域36の基本構成物質が、第1導電型領域32及び第2導電型領域34と異なる物質を含むこともできる。または、バリア領域36が、第1導電型領域32と第2導電型領域34との間に位置した空き空間(例えば、トレンチ)として構成されてもよい。
そして、バリア領域36が、第1導電型領域32と第2導電型領域34との境界の一部のみを離隔させるように形成されてもよい。これによれば、第1導電型領域32と第2導電型領域34との境界の他の一部は互いに接触することもできる。また、バリア領域36を必ず備えなければならないわけではなく、第1導電型領域32と第2導電型領域34とが全体的に接触して形成されることも可能である。その他の様々な変形が可能である。
ここで、ベース領域110と同じ導電型を有する第2導電型領域34の面積よりも、ベース領域110と異なる導電型を有する第1導電型領域32の面積を広く形成することができる。これによって、ベース領域110と第1導電型領域32との間でトンネル層20を通じて形成されるpn接合をさらに広く形成することができる。このとき、ベース領域110及び第2導電型領域34がn型の導電型を有し、第1導電型領域32がp型の導電型を有する場合に、広く形成された第1導電型領域32によって、移動速度が相対的に遅い正孔を効果的に収集することができる。このような第1導電型領域32、第2導電型領域34及びバリア領域36の平面構造は、図2を参照してより詳細に後述する。
本実施例では、導電型領域32,34がトンネル層20を挟んで半導体基板10の後面上に位置する場合を例示した。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、トンネル層20を備えずに、導電型領域32,34が、半導体基板10にドーパントをドープして形成されたドーピング領域として構成されることも可能である。すなわち、導電型領域32,34が、半導体基板10の一部を構成する単結晶半導体構造のドーピング領域として構成されてもよい。その他の様々な方法により導電型領域32,34を形成することができる。また、第1導電型領域32が半導体基板10の一面側に位置し、第2導電型領域34が半導体基板10の他面側に位置することも可能である。この場合、導電型領域32,34及び電極42,44についての説明は、第1導電型領域32とこれに接続される第1電極42、及び/又は第2導電型領域34とこれに接続される第2電極44に適用することができる。
第1導電型領域32及び第2導電型領域34とバリア領域36上に絶縁層40が形成されてもよい。絶縁層40は、第1導電型領域32及び第2導電型領域34が接続されてはならない電極(すなわち、第1導電型領域32の場合には第2電極44、第2導電型領域34の場合には第1電極42)と接続されることを防止し、第1導電型領域32及び第2導電型領域34をパッシベーションすることができる。絶縁層40は、第1導電型領域32を露出する第1開口部402と、第2導電型領域34を露出する第2開口部404とを備える。
このような絶縁層40は、トンネル層20と同一またはそれより厚い厚さで形成することができる。これによって絶縁特性及びパッシベーション特性を向上させることができる。絶縁層40は、様々な絶縁物質(例えば、酸化物、窒化物など)からなることができる。一例として、絶縁層40は、シリコン窒化膜、水素含有シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、シリコン酸化窒化膜、Al23、MgF2、ZnS、TiO2及びCeO2からなる群から選択されたいずれか1つの単一膜、または2つ以上の膜が組み合わされた多層膜構造を有することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、絶縁層40が様々な物質を含むことができることは勿論である。
半導体基板10の後面に位置する電極42,44は、第1導電型領域32に電気的及び物理的に接続される第1電極42と、第2導電型領域34に電気的及び物理的に接続される第2電極44とを含む。
このとき、第1電極42は、絶縁層40の第1開口部402を通して第1導電型領域32に接続され、第2電極44は、絶縁層40の第2開口部404を通して第2導電型領域34に接続される。このような第1及び第2電極42,44としては様々な金属物質を含むことができる。そして、第1及び第2電極42,44は、互いに電気的に接続されずに第1導電型領域32及び第2導電型領域34にそれぞれ接続されて、生成されたキャリアを収集して外部に伝達できる様々な平面形状を有することができる。すなわち、本発明が第1及び第2電極42,44の平面形状に限定されるものではない。
以下では、図1の拡大円を参照して第1及び/又は第2電極42,44の積層構造を詳細に説明した後、図2を参照して第1及び/又は第2電極42,44の平面構造を詳細に説明する。図1の拡大円及び以下の説明では第1電極42を例に挙げて説明したが、第2電極44もこれと同一または極めて類似の構造を有することができる。これによって、後述する第1電極42の積層構造は第2電極44にも適用することができる。
図1の拡大円を参照すると、第1電極42は、第1導電型領域32上に形成される電極層42aと、電極層42a上に形成される印刷電極層42bとを含む。ここで、電極層42aは、第1導電型領域32(第2電極44の場合には第2導電型領域34)との優れた接触特性、低い抵抗などを有することでキャリアを効率的に収集することができるようにする部分であり、印刷電極層42bは、第1電極42の厚さを増加させて第1電極42の抵抗を低下させる役割と共に、電極層42aのパターニング時にマスクとして用いられる部分である。これについてより詳細に説明する。
第1導電型領域32と印刷電極層42bとの間に位置する電極層42aは、第1電極42の様々な特性を満足できるように複数の層で構成することができる。一例として、電極層42aは、第1導電型領域32(第2電極44の場合には第2導電型領域34)を構成する半導体層(以下、半導体層)に接触して形成され、透過性及び伝導性を有する第1層422と、第1層422上に形成される第2層424とを含むことができる。ここで、第2層424は、第1層422よりも厚い厚さで形成されて第1電極42の抵抗を効果的に低下させることができる部分であり得る。第1層422は、第1導電型領域32と第2層424との接着特性を向上させるなどの役割を果たすことができる。
第1層422は、半導体層と第2層424との間でこれらに接触して形成されてもよい。第1層422は、伝導性を有すると共に、半導体層との接触特性に優れた金属を含むことができる。これによって、第1電極42の伝導性を低下させないと共に、半導体層と第2層424との接着特性を向上させることができる。第1層422が半導体層との接触特性を向上させることができるように、第1層422の熱膨張係数が、半導体層の熱膨張係数と、第2層424において第1層422に隣接した部分の熱膨張係数との間の値を有することができる。
これをより詳細に説明すると、半導体層と第1電極42との熱膨張係数の差が大きいと、太陽電池100を形成するための様々な熱処理工程時に、半導体層と第1電極42との間の界面接触特性が低下することがある。これによって、半導体層と第1電極42との間のコンタクト抵抗が高くなることがある。これは、半導体層または第1電極42の線幅を減少させて半導体層と第1電極42との接触面積が減少する場合にさらに大きな問題となり得る。これによって、本実施例では、第1電極42において半導体層に接触する第1層422の熱膨脹係数を限定して、半導体層と第1電極42との熱膨張係数の差を減少させることで、界面接触特性を向上させる。
半導体層がシリコンを含む場合、熱膨張係数が約4.2ppm/Kであり、第2層424において第1層422に隣接した部分(一例として、本実施例では、第2層424)を構成することができる銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)などの熱膨張係数が約14.2ppm/K以上である。より具体的には、銅の熱膨張係数が約16.5ppm/Kで、アルミニウムの熱膨張係数が約23.0ppm/Kで、銀の熱膨張係数が約19.2ppm/Kで、金の熱膨張係数が約14.2ppm/Kである。
これを考慮して、第1層422を構成する物質(一例として、金属)の熱膨張係数が約4.5ppm/K〜約14ppm/Kであってもよい。熱膨張係数が4.5ppm/K未満であるか、または14ppm/Kを超えると、半導体層との熱膨張係数の差を減少させて接着特性を向上させる効果が十分でないことがある。これを考慮して、第1層422は、熱膨張係数が約8.4ppm/Kであるチタン(Ti)または熱膨張係数が約4.6ppm/Kであるタングステン(W)を含むことができ、一例として、チタンまたはタングステンからなることができる。
このように第1層422がチタンまたはタングステンを含む場合、半導体層と第1電極42との熱膨張係数の差を減少させることによって、接触特性を向上させることができる。そして、チタンまたはタングステンは、第2層424において第1層422に隣接した部分(一例として、本実施例では第2層424)を構成する物質(例えば、銅など)のバリアとして機能することができるので、これらが半導体層または半導体基板10に拡散することを防止することができる。これによって、第2層424を構成する物質が半導体層または半導体基板10に拡散して発生し得る問題を防止することができる。
しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、第1層422がニッケル、タンタル、コバルト、アルミニウム、モリブデン、クロムなどの物質を含むこともできる。
このとき、本実施例に係る第1層422は、光が透過できる透過性を有することができる。第1層422が金属を含む場合にも、厚さが薄ければ透過性を有することができるので、本実施例では、第1層422の厚さを一定水準以下に限定して、第1層422が透過性を有することができるようにする。このように第1層422が透過性を有すると、第1層422を通過した光を、第1層422上に形成される第2層424または第2層424の一部を構成する層(例えば、第2層424)で反射させて、再び半導体基板10の内部に向かうようにすることができる。このようにして、光を第1電極42で反射させて、半導体基板10に存在する光の量及び残留時間を増加させることで、太陽電池100の効率を向上させることができる。
ここで、透過性とは、光を100%透過する場合だけでなく、光の一部を透過する場合を含む。すなわち、第1層422は、金属透過膜または金属半透過膜で構成することができる。例えば、第1層422は50%〜100%の透過度を有することができ、より具体的には、80%〜100%の透過度を有することができる。第1層422の透過度が50%未満であると、第2層424で反射される光の量が十分でないため、太陽電池100の効率を十分に向上させることが難しいことがある。第1層422の透過度が80%以上であると、第2層424で反射される光の量をより増加させることができるので、太陽電池100の効率の向上にさらに寄与することができる。
そのために、第1層422の厚さは、第2層424の厚さよりも小さくすることができる。本実施例では、第2層424が1つの層で構成された場合を例示したが、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、第2層424が複数の層を備えてもよく、この場合には、第1層422の厚さが、第2層424を構成する複数の層のそれぞれの厚さよりも小さくてもよい。これによって、第1層422が透過性を有するように形成することができる。
具体的には、第1層422の厚さは50nm以下であってもよい。第1層422の厚さが50nmを超えると、第1層422の透過度が低下し、第2層424に向かわせる光の量が十分でないことがある。第1層422の厚さを15nm以下にして、第1層422の透過度をさらに向上させることができる。ここで、第1層422の厚さが2nm〜50nm(一例として、2nm〜15nm)であってもよい。第1層422の厚さが2nm未満の場合には、第1層422が半導体層上で均一に形成されにくく、第1層422による接着特性向上の効果が十分でないことがある。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、第1層422の厚さなどは物質、工程条件などを考慮して変化可能である。
第1層422上に形成される第2層424は、単一層で構成されてもよく、様々な特性などを向上させることができるように複数の層を含むこともできる。本実施例において、第2層424は、第1層422と印刷電極層42bとの間でこれらに接触して形成される単一層で構成することができる。第2層424は、第1電極42の抵抗を低下させ、電気伝導度を向上させる役割を果たし、実質的に電流を伝達する伝導層の役割を果たす。そして、第2層424は、印刷電極層42bを構成する物質が半導体層または半導体基板10に向かうことを防止するバリアの役割と共に、反射物質によって反射が行われるようにする役割を果たす。すなわち、第2層424は、伝導層としての役割、バリア層としての役割、及び反射電極層としての役割を共に行うことができる。このような第2層424は、反射特性及び伝導性に優れた金属で構成することができ、一例として、銅、アルミニウム、銀、金、またはこれらの合金を含むことができる。
第2層424は、第1層422より厚い厚さを有し、50nm〜400nmの厚さを有することができる。一例として、第2層424の厚さが50nm〜300nmであってもよい。第2層424の厚さが50nm未満であると、バリア層及び反射金属層の役割を果たすことが難しいことがある。第2層424の厚さが400nmを超えると、反射特性などが大きく向上しないにもかかわらず製造コストは増加することがある。第2層424の厚さが300nm以下であると、抵抗を低下させる効果が大きく増加せず、熱的ストレスの増加による剥離現象を効果的に防止することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、第2層424の厚さは変わり得る。
本実施例では、電極層42aが第1層422及び第2層424を含む場合を例示したが、本発明がこれに限定されるものではない。電極層42aが一つの層で構成されることも可能であり、第1層422及び第2層424以外に別途の層をさらに備えることもできる。特に、第2層424の上(即ち、第2層424と印刷電極層42bとの間)に第3層(図示せず)がさらに位置することができる。一例として、第3層は、スズ(Sn)またはニッケル−バナジウム合金(NiV)を含むことができる。このような第3層は、第1層422及び第2層424よりも高い融点を有することで、後で行われる高温工程などにおいて電極層42aを保護するキャッピング膜の役割を果たすことができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、第3層の物質が様々に変形可能であり、第3層の位置が変わってもよく、第3層以外の別途の層がさらに形成されてもよい。
本実施例では、第1層422及び第2層424を含む電極層42aが、めっきにより形成されためっき層、及び/又はスパッタリングにより形成されたスパッタリング層であってもよい。このようにめっきまたはスパッタリングにより形成された電極層42aは、溶媒、樹脂などのような高分子物質、ガラスフリットなどの無機物を含まずに、不可避な不純物を除いては、純粋な金属(例えば、99%以上(一例として、99.9%)の純度(wt%又はvol%)を有する金属)からなる。これは、めっきまたはスパッタリングにより形成されて金属含量が高いからである。また、電極層42を構成する第1層422及び第2層424のそれぞれの内部には、金属が凝集して形成した結晶粒(grain)のような形態が複数位置することができる。このような特徴によって、電極層42aがめっきまたはスパッタリングなどにより形成されたことがわかる。
すなわち、半導体基板10の後面上に形成された絶縁層40の開口部402(第2電極44の場合には開口部404)を充填するように、第1層422及び第2層424のそれぞれを構成する金属層をめっき及び/又はスパッタリングにより全体的に形成した後、金属層をパターニングすることによって第1電極42(及び/又は第2電極44)の第1層422及び第2層424を形成することができる。パターニング時には、印刷電極層42bをマスクとして上述した金属層をパターニングして電極層42aを形成することができる。これについては、図3A乃至図3Jを参照してより詳細に後述する。
このように、めっきまたはスパッタリングにより電極層42aを形成する場合、当該物質が太陽電池100の厚さ方向に積層されるので、第1層422が全体部分において均一な厚さを有し、第2層424が全体部分において均一な厚さを有するように積層される。ここで、均一な厚さとは、工程誤差などを考慮するときに均一であると判断できる厚さ(例えば、10%以内の差を有する厚さ)を意味することができる。
図1を再び参照すると、第1電極42は、開口部402の幅W1よりも大きい幅W2を有するように形成することができる。これは、第1電極42の幅W2(第1電極42を構成する部分の幅において最も広い幅)を十分に確保して、第1電極42の抵抗を低減するためである。例えば、開口部402の幅W1が10μm〜50μmであってもよく、第1電極42の幅W2が100μm〜500μmであってもよい。開口部402の幅W1が10μm未満であると、第1電極42と第1導電型領域32とが円滑に接続されないことがある。開口部402の幅W1が50μmを超えると、開口部402の形成時に第1導電型領域32が損傷する可能性が高くなることがある。第1電極42の幅W2が100μm未満であると、第1電極42が十分な抵抗を有することができない可能性がある。第1電極42の幅W2が500μmを超えると、隣接する第2電極44と不必要に短絡するなどの問題が発生し得る。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、開口部402の幅W1、第1電極42の幅W2が様々な値を有することができる。
これによって、電極層42a(特に、第1層422)は、開口部402の底面(即ち、半導体層または導電型領域32,34との接触面)、開口部402に隣接する絶縁層40の側面、及び開口部402に隣接する絶縁層40の上にわたって形成することができる。特に、第1層422は、開口部402の底面(即ち、半導体層との接触面)、開口部402に隣接する絶縁層40の側面、及び開口部402に隣接する絶縁層40の上でこれらと接触して位置することができる。このように、電極層42aが、開口部402に隣接する絶縁層40の側面及び開口部402に隣接する絶縁層40上に形成されることから、電極層42aを形成するための金属層を絶縁層40上に全体的に形成した後、これをパターニングして電極層42aを形成したことがわかる。
また、本実施例では、電極層42aの側面(特に、絶縁層40上に位置した部分の側面)の少なくとも一部にエッチング跡が存在し得る。エッチング跡とは、電極層42aをパターニングするときにエッチングにより生成される様々な跡を意味することができる。一例として、湿式エッチングを用いて電極層42aをパターニングする場合には、電極層42aの側面の少なくとも一部にアンダーカット(under cut、UC)が位置することができる。アンダーカットUCとは、湿式エッチング工程において等方性エッチングによって発生するオーバーエッチング領域を意味する。より正確には、本実施例において、電極層42aの第2層424の側面にアンダーカットUCが位置し得る。これは、耐酸性に優れた第1層422にはアンダーカットUCが発生しないか、または小さい幅のアンダーカットUCが発生する一方、相対的に耐酸性の低い第2層424は、エッチング溶液によって容易にアンダーカットUCが発生し得るからである。これによって、第2層424の少なくとも一部は、第1電極42の幅(例えば、第1層422の幅)W2よりも狭い幅W21(第1電極42の幅において最も狭い部分の幅)を有することができる。図では、一例として、第2層424の幅が、第1層422と隣接する部分では第1層422と同じ幅を有し、印刷電極層42bに向かいながら次第に狭くなることを例示した。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、アンダーカットUCによる第2層424の形状、幅などは多様に変更可能である。
一例として、アンダーカットUCの幅W22(又は、第1電極42の一側において第1層422の幅W2と、第2層424において最も狭い幅W21との差)は1μm〜10μmであってもよい。これは、湿式エッチング時に発生し得る程度に限定されたものである。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、アンダーカットUCの幅W22が様々な値を有することができる。
このようなアンダーカットUCが存在すれば、電極層42aを形成するための金属層を絶縁層40上に全体的に形成した後、これを湿式エッチングによって共にパターニングすることで電極層42aを形成したことがわかる。
図1に示したように、エッチング跡の側面が曲面の形状を有することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、エッチング跡の側面が垂直面で構成されてもよく、階段形状を有してもよい。本実施例において、第2層424の幅が、エッチング跡に沿って、第1層422の幅W2から第2層424において最も小さい幅W21まで変化し得る。第2層424において印刷電極層42bに隣接する部分ではアンダーカットUCが最も大きいので、幅W2を有する印刷電極層42bが第2層424よりも突出した形状を有することができる。印刷電極層42bにおいて突出した部分は、平坦な形状(planar shape)を有してもよく、曲面を有するように曲がった形状(curved shape)を有してもよく、不規則な形状を有してもよい。
上述した実施例では、電極層42aが複数の層を備える場合を例示したが、本発明がこれに限定されるものではない。電極層42aが単一の層で構成されることも可能である。
電極層42a上に位置(一例として、接触)する印刷電極層42bは印刷によって形成され、伝導性を有することができる。印刷電極層42bが印刷によって形成されるので、所望のパターンを有した状態で、電極層42aを構成する金属層上に形成できるので、印刷電極層42bをマスクとして電極層42aを構成する金属層をエッチングすることによって、電極層42aを形成することができる。すると、電極層42aのパターニングのための別途のマスク層を形成する工程、これを除去する工程を省略することができる。そして、印刷電極層42bは、伝導性を有する物質で形成して、電極層42aを形成するためのパターニング後に除去せずにそのまま維持することで、第1電極42の一部を構成するようにすることができる。
これによって、第1電極42が十分な厚さを有することができるようにして、第1電極42の抵抗を大きく低下させて、電気的特性を向上させることができる。特に、印刷によると、めっきまたはスパッタリングによる場合よりも印刷電極層42bをより容易に厚くすることで、印刷電極層42bの厚さを電極層42aの厚さ(又は、これらを構成する第1層422及び第2層424の厚さ)よりも厚くすることができるので、第1電極42の厚さを十分に確保することができる。
一例として、印刷電極層42bの厚さは5μm〜50μmであってもよい。印刷電極層42bの厚さが5μm未満であると、電極層42aのパターニングのためのマスクとしての機能を十分に行うことが難しく、第1電極42の厚さを十分に確保することが難しいことがある。印刷電極層42bの厚さが50μmを超えると、工程時間が長くなり、材料コストが増加し、太陽電池100の厚さが厚くなることがある。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、印刷電極層42bの厚さなどが物質、工程条件などを考慮して変化してもよい。
印刷電極層42bは、電極層42aとの接続特性に優れ、電気伝導度に優れた伝導性物質(一例として、伝導性粉末)(例えば、金属、一例として、銅、銀、金、アルミニウム)、及びペースト形成のための物質(例えば、溶媒、樹脂などのような高分子物質)を含むことができる。このうち伝導性物質を銅として形成すれば、優れた電気伝導を有しながらも、材料コストを低減することができる効果がある。印刷電極層42bは、電極層42aよりも厚い厚さを有しながら形成されるので、高い材料コストの伝導性物質(例えば、銀、金、アルミニウム)よりは、銅のように低い材料コストの伝導性物質を用いても構わないからである。
印刷電極層42bの成分分析時に溶媒、樹脂などのような高分子物質が検出されれば、印刷電極層42bが印刷によって形成されたことを確認することができる。または、顕微鏡写真などにおいて、高分子物質の内部において伝導性物質が混合されて位置した形態の場合に、印刷電極層42bが印刷によって形成されたことを確認することができる。このように、印刷電極層42bは、溶媒、樹脂などと高分子物質などが残留し得るので、純粋な金属で構成される電極層42aよりも金属含量が小さくなり得る。例えば、印刷電極層42bの金属含量は95wt%以下(一例として、10wt〜90wt%、より具体的には、10wt%〜50wt%)であってもよい。
ただし、従来に電極として使用されていた印刷層とは異なり、本実施例に係る印刷電極層42bは、ガラスフリットのような無機物を含まず、伝導性物質と高分子物質からなることができる。従来、電極として使用されていた印刷層は、絶縁層に接触して形成された後、焼成過程で絶縁層を貫通するファイヤースルー(fire−through)によって導電型領域に接続されるので、ガラスフリットを含まなければならない。一方、本実施例では、印刷電極層42bが、第1導電型領域32(第2電極44の場合には第2導電型領域34)に接触せずに電極層42a上に位置して第1電極42(又は、第2電極44)の最上層を構成するので、ファイヤースルー現象が要求されない。これによって、印刷電極層42bがガラスフリットを含まなくてもよい。これによって、印刷電極層42bの電気的特性を低減させ得る物質の含量を減少させることができる。
また、印刷時に使用するペーストは、一定の粘度を有することで縁部に流れるなどの現象などが生じるので、印刷によって形成された印刷電極層42bは、中央部が縁部よりも厚くて緩やかな曲面をなす上部面(ラウンド形状の上部面またはラウンド形状)を備えるようになるので、目視でも印刷によって形成されたことを確認することができる。
このように最上層を構成する印刷電極層42bは、外部(隣接する他の太陽電池、またはジャンクションボックス)との接続のためのリボンなどが接続(一例として、接触)されてもよい。
以下では、図2を参照して、第1導電型領域32及び第2導電型領域34、バリア領域36、そして、第1及び第2電極42,44の平面形状を詳細に説明する。
図2を参照すると、本実施例では、第1導電型領域32及び第2導電型領域34はそれぞれ、ストライプ状をなすように長く形成されると共に、長手方向と交差する方向において互いに交互に位置している。第1導電型領域32と第2導電型領域34との間に、これらを離隔させるバリア領域36が位置することができる。図示していないが、互いに離隔した複数の第1導電型領域32が一側縁部において互いに接続され、互いに離隔した複数の第2導電型領域34が他側縁部において互いに接続されてもよい。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。
このとき、第1導電型領域32の面積を第2導電型領域34の面積よりも大きくすることができる。一例として、第1導電型領域32及び第2導電型領域34の面積は、これらの幅を異ならせることによって調節することができる。すなわち、第1導電型領域32の幅W3を第2導電型領域34の幅W4よりも大きくすることができる。これによって、エミッタ領域を構成する第1導電型領域32の面積を十分に形成して、光電変換が広い領域で起こるようにすることができる。このとき、第1導電型領域32がp型を有する場合、第1導電型領域32の面積を十分に確保することで、移動速度が相対的に遅い正孔を効果的に収集することができる。
そして、第1電極42が、第1導電型領域32に対応してストライプ状に形成され、第2電極44が、第2導電型領域34に対応してストライプ状に形成されてもよい。第1及び第2開口部(図1の参照符号402,404参照、以下同様)のそれぞれが、第1及び第2電極42,44に対応して第1及び第2電極42,44の全面積に形成されてもよい。これによると、第1及び第2電極42,44と第1導電型領域32及び第2導電型領域34との接触面積を最大化して、キャリア収集効率を向上させることができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。第1及び第2開口部402,404が、第1及び第2電極42,44の一部のみを第1導電型領域32及び第2導電型領域34にそれぞれ接続するように形成されてもよいことは勿論である。例えば、第1及び第2開口部402,404が複数個のコンタクトホールとして構成されてもよい。そして、図示していないが、第1電極42が一側縁部において互いに接続されて形成され、第2電極44が他側縁部において互いに接続されて形成されてもよい。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。
再び図1を参照すると、半導体基板10の前面上(より正確には、半導体基板10の前面に形成された前面電界領域130上)に絶縁膜(例えば、パッシベーション膜24、反射防止膜26)が位置することができる。実施例によって、半導体基板10上にパッシベーション膜24のみが形成されてもよく、半導体基板10上に反射防止膜26のみが形成されてもよく、または半導体基板10上にパッシベーション膜24及び反射防止膜26が順に位置してもよい。図では、半導体基板10上にパッシベーション膜24及び反射防止膜26が順に形成され、半導体基板10がパッシベーション膜24と接触して形成される場合を例示した。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、半導体基板10が反射防止膜26に接触して形成されることも可能であり、その他の様々な変形が可能である。
パッシベーション膜24及び反射防止膜26は、実質的に半導体基板10の前面に全体的に形成することができる。ここで、全体的に形成するということは、物理的に完壁に全てに形成されたことのみならず、不可避に一部の除外された部分がある場合を含む。
パッシベーション膜24は、半導体基板10の前面に接触して形成されて、半導体基板10の前面またはバルク内に存在する欠陥を不動化させる。これによって、少数キャリアの再結合サイトを除去して、太陽電池100の開放電圧を増加させることができる。反射防止膜26は、半導体基板10の前面に入射する光の反射率を減少させる。これによって、半導体基板10の前面を介して入射する光の反射率を低下させることによって、ベース領域110と第1導電型領域32との界面に形成されたpn接合まで到達する光量を増加させることができる。これによって、太陽電池100の短絡電流(Isc)を増加させることができる。このように、パッシベーション膜24及び反射防止膜26によって太陽電池100の開放電圧と短絡電流を増加させることで、太陽電池100の効率を向上させることができる。
パッシベーション膜24及び/又は反射防止膜26は、様々な物質で形成することができる。一例として、パッシベーション膜24及び/又は反射防止膜26は、シリコン窒化膜、水素含有シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、シリコン酸化窒化膜、アルミニウム酸化膜、MgF2、ZnS、TiO2及びCeO2からなる群から選択されたいずれか1つの単一膜、または2つ以上の膜が組み合わされた多層膜構造を有することができる。一例として、パッシベーション膜24はシリコン酸化物を含み、反射防止膜26はシリコン窒化物を含むことができる。
本実施例に係る太陽電池100に光が入射すると、ベース領域110と第1導電型領域32との間に形成されたpn接合での光電変換によって電子と正孔が生成され、生成された正孔及び電子は、トンネル層20をトンネリングして、それぞれ第1導電型領域32及び第2導電型領域34に移動した後、第1及び第2電極42,44に移動する。これによって、電気エネルギーを生成するようになる。
本実施例のように、半導体基板10の後面に電極42,44が形成され、半導体基板10の前面には電極が形成されない後面電極構造の太陽電池100においては、半導体基板10の前面でシェーディング損失(shading loss)を最小化することができる。これによって太陽電池100の効率を向上させることができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。例えば、半導体基板10の前面に第1電極42が位置し、半導体基板10の後面側に第2電極44が位置する構造の太陽電池100にも適用可能である。
本実施例では、電極42,44が、めっきまたはスパッタリングによって形成された電極層42aと、この上に位置する印刷電極層42bとを含む。印刷電極層42bを用いて電極層42aをパターニングすることから、電極層42aをパターニングするためのマスクを別途に形成し、これを除去する工程などを省略することができる。これによって、電極42,44の製造工程を単純化し、太陽電池100の製造工程を大きく単純化することができる。また、マスクとして用いられた印刷電極層42bが伝導性を有するようにして電極42,44の厚さを十分に確保することで、電極42,44の抵抗を大きく低下させることができる。これによって太陽電池100の効率を大きく向上させることができる。
上述した構造の太陽電池100の製造方法を、図3A乃至図3Jを参照して詳細に説明する。図3A乃至図3Jは、本発明の実施例に係る太陽電池の製造方法を示す断面図である。
まず、図3Aに示すように、第2導電型ドーパントを有するベース領域110で構成される半導体基板10を準備する。本実施例において、半導体基板10は、n型のドーパントを有するシリコン基板(一例として、シリコンウエハ)からなることができる。n型のドーパントとしては、リン(P)、ヒ素(As)、ビスマス(Bi)、アンチモン(Sb)などの5族元素を使用することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、ベース領域110がp型のドーパントを有してもよい。
このとき、半導体基板10の前面及び後面のうちの少なくとも一面が凹凸を有するようにテクスチャリングしてもよい。半導体基板10の表面のテクスチャリングとしては、湿式または乾式テクスチャリングを用いることができる。湿式テクスチャリングは、テクスチャリング溶液に半導体基板10を浸漬することによって行うことができ、工程時間が短いという利点がある。乾式テクスチャリングは、ダイヤモンドドリルまたはレーザーなどを用いて半導体基板10の表面を削ることであって、凹凸を均一に形成することができる一方、工程時間が長く、半導体基板10に損傷が発生し得る。その他に、反応性イオンエッチング(RIE)などにより半導体基板10をテクスチャリングすることもできる。このように、本発明では、様々な方法で半導体基板10をテクスチャリングすることができる。
一例として、半導体基板10の前面が凹凸を有するようにテクスチャリングされ、半導体基板10の後面が、鏡面研磨などによって処理されて、半導体基板10の前面よりも小さい表面粗さを有する平坦な面として構成されてもよい。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、様々な構造の半導体基板10を使用することができる。
次いで、図3Bに示すように、半導体基板10の後面にトンネル層20を形成する。トンネル層20は、半導体基板10の後面に全体的に形成することができる。
ここで、トンネル層20は、一例として、熱的成長法、蒸着法(例えば、プラズマ化学気相蒸着法(PECVD)、原子層蒸着法(ALD))などにより形成することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、様々な方法により第1トンネル層20を形成することができる。
次いで、図3C及び図3Dに示すように、トンネル層20上に第1導電型領域32及び第2導電型領域34を形成する。これをより具体的に説明すると、次の通りである。
図3Cに示すように、トンネル層20上に半導体層30を形成する。半導体層30は、微結晶質、非晶質、または多結晶半導体で構成することができる。半導体層30は、一例として、熱的成長法、蒸着法(例えば、プラズマ化学気相蒸着法(PECVD))などによって形成することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、様々な方法により半導体層30を形成することができる。
次いで、図3Dに示すように、半導体層30に第1導電型領域32、第2導電型領域34、及びバリア領域36を形成する。例えば、第1導電型領域32に該当する領域に、イオン注入法、熱拡散法、レーザードーピング法などのような様々な方法により第1導電型ドーパントをドープし、第2導電型領域34に該当する領域に、イオン注入法、熱拡散法、レーザードーピング法などによる様々な方法により第2導電型ドーパントをドープすることができる。すると、第1導電型領域32と第2導電型領域34との間に位置した領域がバリア領域36を構成することになる。
しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、導電型領域32,34、そして、バリア領域36を形成する方法としては、公知の様々な方法を使用することができる。そして、バリア領域36を形成しないなどの様々な変形が可能である。
次いで、図3Eに示すように、半導体基板10の前面に第2導電型ドーパントをドープすることで前面電界領域130を形成することができる。前面電界領域130は、イオン注入法、熱拡散法、レーザードーピング法などのような様々な方法により形成することができる。その他の様々な方法を使用することができる。
次いで、図3Fに示すように、半導体基板10の前面にパッシベーション膜24及び反射防止膜26を順次形成し、半導体基板10の後面に絶縁層40を順次形成する。すなわち、半導体基板10の前面上にパッシベーション膜24及び反射防止膜26を全体的に形成し、半導体基板10の後面上に第1及び第2導電型領域32,34を覆うように全体的に絶縁層40を形成する。パッシベーション膜24、反射防止膜26及び絶縁層40は、真空蒸着法、化学気相蒸着法、スピンコーティング、スクリーン印刷またはスプレーコーティングなどのような様々な方法により形成することができる。パッシベーション膜24及び反射防止膜26、そして、絶縁層40の形成順序は多様に変形することができる。
次いで、図3Gに示すように、絶縁層40に第1及び第2開口部402,404を形成する。第1及び第2開口部402,404を形成する方法としては様々な方法を適用することができる。
一例として、本実施例では、レーザー200を用いたレーザーエッチングによって第1及び第2開口部402,404を形成することができる。レーザーエッチングを用いると、第1及び第2開口部402,404の幅を薄く具現することができ、様々なパターンの第1及び第2開口部402,404を容易に形成することができる。
次に、図3Hに示すように、第1及び第2開口部402,404内を充填するように、半導体基板10の後面上(より正確には、第1及び第2導電型領域32,34を形成する半導体層上)に全体的に金属膜400を形成する。より具体的には、第1金属膜400a及び第2金属膜400bを順次にめっきまたはスパッタリングによって形成する。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、第1金属膜400a及び第2金属膜400bの形成方法は多様に変形可能である。
次に、図3Iに示すように、金属膜400上に印刷電極層42bを形成する。印刷電極層42bは、所望の電極42,44の形状に対応するパターンを有する状態で形成される。このような印刷電極層42bは、エッチング工程中に電極42,44に該当する部分の金属膜400がエッチングされないようにする役割を果たす。印刷電極層42bは、開口部402,404の幅よりも大きい幅を有するように形成することができる。
印刷電極層42bは、ペーストを塗布した後、これを熱処理して金属膜400に物理的に連結されるように焼成することによって形成することができる。
印刷電極層42bを形成するためのペーストは、伝導性物質、溶媒、レジン、その他の様々な添加剤などを含むことができる。伝導性物質は、印刷電極層42bが伝導性を有することができるように含まれ、溶媒は、ペーストを構成する様々な物質を混合し、印刷に適した粘度を有することができるように含まれ、レジンは、バインダーの役割を果たし、印刷電極層42bが金属膜400に安定的に結合できるようにする。添加剤は、様々な特性を向上させるために含まれてもよい。伝導性物質、溶媒、レジン、添加剤などとしては、公知の様々な物質を使用できるので、詳細な説明を省略する。そして、上述したように、印刷電極層42bはガラスフリットを含まなくてもよい。
印刷電極層42bが金属膜400上に位置し、開口部402,404が既に形成されているので、印刷電極層42bの焼成時にファイヤースルーが要求されない。これによって、熱処理が200℃〜250℃程度の低い温度で行われてもよい。これによって、印刷電極層42bの焼成に必要な高温工程を省略できるので、製造工程を単純化し、半導体基板100などの特性低下を防止することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、熱処理温度が多様に変化可能である。
次に、図3Jに示すように、印刷電極層42bが形成されていない部分の金属膜400を除去して電極層42aを形成する。これによって、電極層42a及び印刷電極層42bを含む電極42,44を形成する。
エッチング方法としては様々な方法を用いることができ、一例として、エッチング溶液を用いる湿式エッチング方法を用いることができる。エッチング溶液としては、酸性溶液を用いることができ、一例として、フッ酸、リン酸、硝酸、またはこれらの混合物を用いることができる。これによって、電極42,44がパターニングされる。このように湿式エッチング工程を用いると、簡単な工程により電極42,44をパターニングすることができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。
このように、本実施例では、金属膜400をめっきまたはスパッタリングによって絶縁層40上に全体的に形成し、その上にパターンを有する印刷電極層42bを形成した後、印刷電極層42bをマスクとして金属膜400をパターニングすることで、電極層42aを形成する。これによって、電極層42aのパターニングのための別途のマスク形成工程、そして、このマスクを除去する工程などを省略することができる。これによって太陽電池100の製造方法を単純化することができる。
上述した実施例では、トンネル層20、導電型領域32,34、バリア領域36を形成した後、前面電界層130を形成し、パッシベーション膜24、反射防止膜26及び絶縁層40を形成した後、第1及び第2電極42,44を形成する場合を例示した。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、トンネル層20、導電型領域32,34、バリア領域36、パッシベーション膜24、反射防止膜26及び絶縁層40の形成順序は多様に変形可能である。また、一部が形成されないなどの様々な変形が可能である。
以下、本発明の他の実施例に係る太陽電池及びそれに用いられる電極を詳細に説明する。上述した説明と同一または極めて類似の部分については詳細な説明を省略し、互いに異なる部分についてのみ詳細に説明する。そして、上述した実施例と以下の実施例を互いに結合した構造もまた本発明の範囲に属する。
図4は、本発明の他の実施例に係る太陽電池の断面図である。
図4を参照すると、本実施例では、複数個の太陽電池100を接続し、回路パターン212,214及びベース部材210を備える回路シート200が太陽電池100に付着されてもよい。従来、隣接する2つの太陽電池100を接続するように、隣接する2つの太陽電池100に個別的に位置していたリボンの代わりに、回路パターン212,214を備える一体の回路シート200を用いると、複数個(一例として、3つ以上)の太陽電池100に付着することによって複数個の太陽電池100を電気的に接続することができる。
回路シート200のベース部材210は、回路シート200の機械的強度を維持しながら透光性及び絶縁性を有する物質で構成されるフィルム、シート、基板などであってもよい。ベース部材210は、それぞれ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリアリレート、セルロースプロピオネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリスチレンなどの物質のうちの少なくとも1つを含むことができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、ベース部材210に上述した物質以外の様々な物質を使用することができる。
ベース部材210において電極42,44に対向する面に位置する回路パターン212,214は、複数個の太陽電池100を電気的に接続できる様々な平面形状を有することができる。回路パターン212,214は、第1電極42に電気的に接続される第1回路パターン212と、第2電極44に電気的に接続される第2回路パターン214とを備えることができる。第1回路パターン212は、当該太陽電池100の一側に隣接する太陽電池の第2回路パターンに接続可能であり、第2回路パターン214は、当該太陽電池100の他側に隣接する太陽電池の第1回路パターンに接続可能である。すると、複数個の太陽電池100を直列に接続することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、回路パターン212,214の形状、接続構造、複数個の太陽電池100の接続構造などは多様に変形可能である。
回路シート200の回路パターン212,214と電極42,44とは、伝導性接着層220を挟んで互いに接着されて固定されてもよい。伝導性接着層220は、伝導性ペースト、伝導性フィルムなどの様々な物質、形態を有することができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、回路パターン212,214と電極42,44とが伝導性接着層220なしに互いに接触して接続されてもよい。その他の様々な変形が可能である。
このように、回路シート200を用いて複数個の太陽電池100を接続すれば、リボンによって複数個の太陽電池100を接続する場合に比べて製造工程を単純化することができる。また、回路シート200に位置した回路パターン212,214が電極42,44と共にキャリアを収集して伝達する役割を果たすことができるので、キャリアの収集効率を向上させることができる。
図5は、本発明の更に他の実施例に係る太陽電池の断面図である。
図5を参照すると、本実施例では、複数個の太陽電池100を接続し、回路パターン212,214及びベース部材210を備える回路シート200が太陽電池100に付着されてもよい。回路シート200において、図4に示した回路シート200と同一又は類似の部分については詳細な説明を省略する。
図4とは異なり、本実施例では、ベース部材210において回路パターン212,214が位置していない部分に開口部210aが位置することができる。開口部210aは、金属膜(図6Aの参照符号400、以下同様)のエッチング時にエッチング溶液などが通過できるようにする部分である。図では、開口部210aが、隣接する回路パターン212,214の間で単一で位置する場合を例示した。これによれば、エッチング溶液などが容易に金属膜400まで到達することができ、金属膜400のエッチング工程をより円滑に行うことができる。しかし、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、開口部210aが、隣接する回路パターン212,214の間に複数個の開口部210aが密に位置することも可能である。この場合には、複数個の開口部210aによってエッチング工程を妨げないようにしながら、ベース部材210を優れた機械的強度に維持することができる。
そして、電極42,44と回路パターン212,214との間に別途の伝導性接着層(図4の参照符号220、以下同様)が備えられずに、電極42,44と回路パターン212,214とが互いに接触して形成されてもよい。これは、印刷電極層420aを印刷で形成した後、焼成前に印刷電極層420aを接着層として印刷電極層420aと回路パターン212,214とを接続したからである。これによって、別途の伝導性接着層220を除去できるので、材料コストを低減し、製造工程を単純化することができる。
このような太陽電池100の製造方法を、図6A乃至図6Dを参照して詳細に説明する。図6A乃至図6Dは、図5の太陽電池の製造方法を示す断面図である。
図6Aに示すように、半導体基板100の後面上にトンネル層20、導電型領域32,34、絶縁層40、金属膜400を形成し、半導体基板100の前面側に前面電界層130、パッシベーション膜24及び反射防止膜26を形成する。これについての説明は、図3A乃至図3Iと同一又は極めて類似しているので詳細な説明を省略する。
図6Bに示すように、金属膜400上に印刷電極層42bを形成するためのペーストを塗布する。印刷電極層42bは、所望の電極42,44の形状に対応するパターンを有する状態で形成される。印刷電極層42bは、開口部402,404の幅よりも大きい幅を有するように形成することができる。印刷電極層42bを形成するためのペーストの物質などは、図3Iに対する説明と同一又は類似しているので、詳細な説明を省略する。
図6Cに示すように、印刷電極層42b上に回路パターン212,214を位置させた状態で熱処理を施して印刷電極層42bを焼成する。すなわち、ペーストを塗布するステップと、ペーストを熱処理して焼成するステップとの間に、ペースト上に回路パターン212,214を位置させるステップをさらに含み、ペーストを焼成するとき、印刷電極層42bと回路パターン212,214とを物理的に連結する。
これによって、印刷電極層42bが回路パターン212,214に物理的に連結された状態で焼成されるので、印刷電極層42bによって印刷電極層42bと回路パターン212,214とが物理的及び電気的に接続される。これによって、別途の伝導性接着層220を備えずに印刷電極層42bと回路パターン212,214とを物理的及び電気的に接続することができる。これによって、材料コストを低減し、工程時間を短縮することができる。
次に、図6Dに示すように、ベース部材210の開口部210aを介して露出した金属膜400の部分をエッチング溶液、エッチング装置などで除去することで、電極層42aを形成する。これによって、電極層42a及び印刷電極層42bを含む電極42,44を形成する。エッチング方法などは、図3Jでの説明と同一又は類似しているので、詳細な説明を省略する。
上述したような特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも一つの実施例に含まれ、必ずしも一つの実施例にのみ限定されるものではない。さらに、各実施例で例示した特徴、構造、効果などは、実施例の属する分野における通常の知識を有する者によって、他の実施例に対しても組み合わせ又は変形して実施可能である。したがって、このような組み合わせ及び変形に係わる内容は、本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (20)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の一面側に位置する導電型領域と、
    前記導電型領域に接続される電極と、
    を含み、
    前記電極は、前記導電型領域上に形成される電極層と、前記電極層上に形成される印刷電極層とを含む、太陽電池。
  2. 前記電極層の側面の少なくとも一部にエッチング跡が存在する、請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記電極層がめっき層またはスパッタリング層を含む、請求項1に記載の太陽電池。
  4. 前記印刷電極層の金属含量が前記電極層の金属含量よりも少なく、
    前記印刷電極層がラウンド形状を有する、請求項1に記載の太陽電池。
  5. 前記導電型領域上に位置し、前記電極に対応して開口部を備える絶縁層をさらに含み、
    前記電極層は、前記開口部の底面、前記開口部に隣接する前記絶縁層の側面、及び前記開口部に隣接する前記絶縁層上でこれらに接触する、請求項1に記載の太陽電池。
  6. 前記印刷電極層が前記電極の最上層である、請求項1に記載の太陽電池。
  7. 前記印刷電極層にリボンまたは回路シートが付着される、請求項1に記載の太陽電池。
  8. 前記回路シートは、ベース部材と、前記ベース部材上に形成され、前記印刷電極層に接続される回路パターンとを含み、
    前記回路パターンと前記印刷電極層とが直接接触するか、または伝導性接着層を挟んで接続される、請求項7に記載の太陽電池。
  9. 前記回路パターンと前記印刷電極層とが直接接触し、
    前記ベース部材において前記回路パターンが形成されていない部分に開口部が形成される、請求項8に記載の太陽電池。
  10. 前記半導体基板と前記導電型領域との間にトンネル層を含み、
    前記導電型領域が、前記トンネル層上で同一平面上に位置し、互いに異なる導電型を有する第1導電型領域及び第2導電型領域を含む、請求項1に記載の太陽電池。
  11. 半導体基板の一面側に導電型領域を形成するステップと、
    前記導電型領域上に電極を形成するステップと、
    を含み、
    前記電極を形成するステップは、
    前記導電型領域上に全体的に金属膜を形成するステップと、
    前記金属膜上に、パターンを有する印刷電極層を形成するステップと、
    前記印刷電極層をマスクとして前記金属膜をエッチングし、前記導電型領域と前記印刷電極層との間に位置する電極層を形成するステップと、
    を含む、太陽電池の製造方法。
  12. 前記金属膜を形成するステップでは、めっきまたはスパッタリングによって前記金属膜を形成する、請求項11に記載の太陽電池の製造方法。
  13. 前記印刷電極層を形成するステップにおいて、前記印刷電極層が、溶媒、伝導性物質及び樹脂を含むペーストを印刷して形成される、請求項12に記載の太陽電池の製造方法。
  14. 前記ペーストがガラスフリットを含まない、請求項13に記載の太陽電池の製造方法。
  15. 前記導電型領域を形成するステップと、前記導電型領域上に電極を形成するステップとの間に、前記電極が形成される位置に開口部を備えた絶縁層を形成するステップをさらに含み、
    前記電極層は、前記開口部の底面、前記開口部に隣接する前記絶縁層の側面、及び前記開口部に隣接する前記絶縁層上でこれらに接触する、請求項11に記載の太陽電池の製造方法。
  16. 前記印刷電極層が前記電極の最上層である、請求項11に記載の太陽電池の製造方法。
  17. 前記電極層を形成するステップでは前記電極層を湿式エッチングする、請求項11に記載の太陽電池の製造方法。
  18. 前記印刷電極層上に、リボン、または回路パターンを有する回路シートを付着するステップをさらに含む、請求項11に記載の太陽電池の製造方法。
  19. 前記印刷電極層を形成するステップは、
    前記金属膜上に、前記パターンを有するペーストを塗布するステップと、
    前記ペーストを熱処理して焼成するステップと、
    を含み、
    前記回路シートが、前記電極を形成するステップの後に付着される、請求項18に記載の太陽電池の製造方法。
  20. 前記回路シートが、ベース部材と、前記ベース部材上に位置した回路パターンとを含み、
    前記ベース部材において前記回路パターンが形成されていない部分に開口部が形成され、
    前記印刷電極層を形成するステップは、
    前記金属膜上に、前記パターンを有するペーストを塗布するステップと、
    前記ペーストを熱処理して焼成するステップと、
    を含み、
    前記ペーストを塗布するステップと前記焼成するステップとの間に、前記ペースト上に前記回路パターンを位置させるステップをさらに含み、前記焼成するステップで前記ペーストを焼成して、前記印刷電極層と前記回路パターンとが接続され、
    前記電極層を形成するステップでは、前記開口部を介して前記金属膜をエッチングする、請求項18に記載の太陽電池の製造方法。
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