JP2015200331A - 直動案内装置の案内レール取付穴用キャップ - Google Patents

直動案内装置の案内レール取付穴用キャップ Download PDF

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Abstract

【課題】直動案内装置の案内レールに形成された取付穴を塞ぐキャップであって、取付穴に容易に取り付けられ、取付穴内で沈み込みにくいものを提供する。
【解決手段】この発明のキャップは本体5と蓋部6を有し、本体5は、ボルト7の頭部が有する六角形の凹部71aに嵌まる凸部51と、蓋部6側が開口された有底円筒体52とからなる。凸部51は有底円筒体52の底板部52aに一体に形成されている。蓋部6は本体5とは別部材で、取付穴の座ぐり部41の上部に配置される。蓋部6は、円板部61と円環部62と円柱部63とからなり、円環部62と円柱部63との間に円筒形の隙間64を有する。円柱部63の直径は、有底円筒体52の内径より大きい。円筒形の隙間64の径方向寸法は、有底円筒体52の円筒部52bの厚さより小さい。
【選択図】図4

Description

この発明は、直動案内装置の案内レールをボルトで固定するために案内レールに設けた取付穴の座ぐり部を、案内レールの固定後に塞ぐキャップに関する。
直動案内装置は、図9に示すように、案内レール10とスライダ20と複数個の転動体30とを備えている。案内レール10およびスライダ20は、互いに対向配置されて転動体30の転動通路を形成する転動面11,21を有する。スライダ20は、転動体30の戻し通路22と、この戻し通路22と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有する。そして、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で転動体の循環経路が構成され、この循環経路内を循環する転動体3を介して、案内レール10およびスライダ20の一方が他方に対して相対的に直線運動する。
直動案内装置の案内レール1には、基台等の被取付部にボルトを用いて取り付けるための取付穴40が形成されている。
この取付穴40は、図10に示すように、ボルトの頭部を収める座ぐり部41と、ボルトの軸部を収める軸収納部42とからなる。また、座ぐり部41の開口端に面取り部43が形成されている。この取付穴4にボルトを入れて螺合させることにより、案内レール1を基台等にボルトで固定した後、ゴミが入ることを防止する目的で、座ぐり部41の上部をキャップで塞いでいる。
このキャップを取り付ける際には、一般に、キャップを座ぐり部41の上に載せ、そのキャップの上に当て板を当て、その当て板をプラスチックハンマー等で叩くことにより、座ぐり部41内にキャップを埋め込んでいる。
このキャップの従来例として、特許文献1および2には、取付穴に叩き入れた後のキャップの沈み込み(キャップの上面が案内レールの上面より下がること)を防止することを目的としたものが記載されている。
特許文献1に記載されたキャップは、案内レールの上面と同じ面に設置可能な上面を有するキャップ頭部と、キャップ頭部の下面から下方に延びる脚部と、脚部の周方向全周にわたって形成される切欠部と、を有する。このキャップは、案内レールの取付穴に配置されたボルトの上に自立可能であり、キャップ頭部の上面に荷重が加えられたときに、脚部が切欠部を起点として変形可能である。
特許文献2に記載されたキャップは、キャップ頭部の下面から下方に延びる突起を有し、突起の基部よりも先端部が薄肉に形成されたキャップが記載されている。キャップ頭部は、略円板状で、その外径を案内レールの取付穴(座ぐり部)の直径に対応させている。このキャップは、案内レールの取付穴に取り付けられた状態で、突起の先端部が取付穴に配置されたボルトと接触して径方向に変形可能になっている。
特開2006−242339号公報 特開2009−127729号公報
特許文献1および2に記載されたキャップは、キャップを取付穴に叩き入れることで脚部または突起の変形を生じさせるため、キャップの円周方向全体に均一且つ的確に変形を生じさせることが難しく、取り付け後にキャップ頭部の上面に傾きが生じ易い。また、案内レールの多数の取付穴に、全てのキャップを正確に(キャップの上面が案内レールの上面と一致した状態で)取り付けることは煩雑である。
この発明の課題は、直動案内装置の案内レールをボルトで固定するために案内レールに設けた取付穴の座ぐり部を、案内レールの固定後に塞ぐキャップであって、取付穴に容易に取り付けられ、取付穴内で沈み込みにくいものを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明の第一態様は、直動案内装置の案内レールをボルトで固定するために前記案内レールに設けた取付穴の座ぐり部を、前記案内レールの固定後に塞ぐキャップであって、下記の構成(1) 〜(4) を有することを特徴とする。
(1) 前記ボルトの頭部は六角形の凹部を有する。
(2) 本体と蓋部を有する。前記本体は、前記凹部に嵌まる凸部(遊嵌でも締め代でもよい)と、前記蓋部側が開口された有底円筒体とからなり、前記凸部は前記有底円筒体の底板部に一体に形成されたものである。
(3) 前記蓋部は前記本体とは別部材で、前記座ぐり部の上部に配置される。前記蓋部は、円板部と、前記円板部の外縁部から軸方向に延びる円環部と、前記円板部の中央部から前記円環部と同じ側の軸方向に延びる円柱部と、からなる。前記円環部と前記円柱部との間に円筒形の隙間を有する。
(4) 前記円柱部の直径(D2)は、前記有底円筒体の内径(d)より大きい。前記円筒形の隙間の径方向寸法(T)は、前記有底円筒体の円筒部の厚さ(t)より小さい。
第一態様のキャップは、前記凸部を前記ボルトの前記凹部に挿入することで、前記本体を前記座ぐり部内に配置した後、前記本体の前記円筒部を前記蓋部の前記隙間に入れることで、前記座ぐり部に取り付けられる。この状態で、前記本体の前記円筒部は前記蓋の前記隙間内に締め代で密着固定される。また、前記本体の前記有底円筒体で前記蓋部が支持され、前記本体の軸方向への移動が前記ボルトの前記凹部で規制されているため、前記円板部の上面(前記円環部が延びる側と反対の面)が案内レールの面と水平に保持される。よって、この態様のキャップは、取付穴の座ぐり部に容易に取り付けられるとともに、取付穴内で沈み込みにくい。
第一態様のキャップが下記の構成(5) を満たす場合、前記状態で、前記円板部の前記円環部と反対側の面が、前記案内レールの上面と同じ面となる。
(5) 前記円板部の厚さと前記有底円筒体の軸方向寸法との合計寸法は、前記座ぐり部の前記案内レールの上面から前記ボルトの頭部の上面までの距離と同じである。
この発明の第二態様は、直動案内装置の案内レールをボルトで固定するために前記案内レールに設けた取付穴の座ぐり部を、前記案内レールの固定後に塞ぐキャップであって、下記の構成(11)〜(14)を有することを特徴とする。
(11)前記ボルトの頭部は六角形の凹部を有する。
(12)本体と蓋部を有する。前記本体は、前記凹部に嵌まる凸部(遊嵌でも締め代でもよい)と、前記蓋部側が開口された円錐台状の有底筒体とからなり、前記凸部は前記有底筒体の底板部に一体に形成されたものである。前記筒部の内径および外径は基端側より先端側の方が大きい。
(13)前記蓋部は前記本体とは別部材で、前記座ぐり部の上部に配置される。前記有底筒体の筒部に、開口側から底板部に延びるスリットが形成されている。前記蓋部は、円板部と、前記円板部の外縁部から軸方向に延びる円環部と、前記円板部の中央部から前記円環部と同じ側の軸方向に延びる円錐台部と、からなる。前記円錐台部の外径は基端側より先端側の方が大きい。前記円環部の内周面は円錐台の周面状に形成されている。前記円環部と前記円錐台部との間に、前記円錐台部の周面を内周面とし、前記円環部の内周面を外周面とした円錐台形の隙間を有する。
(14)前記円錐台部の傾斜角度(θ1)は前記筒部の傾斜角度(θ2)より小さい。前記円錐台形の隙間の寸法(T2)は、前記有底筒体の筒部の厚さ(t2)より小さい。
第二態様のキャップは、前記凸部を前記ボルトの前記凹部に挿入することで、前記本体を前記座ぐり部内に配置した後、前記本体の前記筒部を前記蓋部の前記隙間に入れることで、前記座ぐり部に取り付けられる。前記スリットにより前記筒部が周方向で分断されているため、前記筒部が前記蓋部の前記隙間に入る際に、前記筒部が内側に倒れることをスリットが許容して、前記筒部の傾斜角度が前記円錐台部の傾斜角度に近くなる。
この状態で、前記本体の前記筒部は前記蓋の前記隙間内に締め代で密着固定される。また、前記本体の前記有底円体で前記蓋部が支持され、前記本体の軸方向への移動が前記ボルトの前記凹部で規制されているため、前記円板部の上面(前記円環部が延びる側と反対の面)が案内レールの面と水平に保持される。よって、この態様のキャップは、取付穴の座ぐり部に容易に取り付けられるとともに、取付穴内で沈み込みにくい。
第二態様のキャップが下記の構成(15)を満たす場合、前記状態で、前記円板部の前記 円環部と反対側の面が、前記案内レールの上面と同じ面となる。
(15)前記円板部の厚さと前記有底筒体の軸方向寸法との合計寸法は、前記座ぐり部の前記案内レールの上面から前記ボルトの頭部の上面までの距離と同じである。
第一態様および第二態様のキャップを構成する本体および蓋部の材質としては、金属、合成樹脂(ポリアセタール、ポリアミド等)、熱可塑性エラストマー(ポリアセタール系、ポリアミド系等)、ゴム(天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム等)が挙げられる。
第二態様のキャップを構成する本体の材質は、ポリアミド、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、スチレンブタジエンゴムであることが好ましい。ポリアミド、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、スチレンブタジエンゴムは、潤滑剤を吸収して膨潤し易い性質がある。よって、これらの材料を使用することで、キャップの取付後に、本体が直動案内装置の潤滑剤を吸収して膨潤し易くなるため、スリットが塞がれ易く、キャップが取付穴にしっかりと固定され易い。
この発明によれば、直動案内装置の案内レールをボルトで固定するために案内レールに設けた取付穴の座ぐり部を、案内レールの固定後に塞ぐキャップであって、取付穴に容易に取り付けられ、取付穴内で沈み込みにくいものが提供される。
第一実施形態のキャップを構成する蓋(a)と本体(b)を示す一部切断正面図である。 第一実施形態のキャップを構成する蓋を本体側に配置される面から見た図である。 第一実施形態のキャップを構成する本体の平面図(蓋側に配置される面からみた図)である。 第一実施形態のキャップの取り付け状態を示す断面図である。 第二実施形態のキャップを構成する蓋(a)と本体(b)を示す一部切断正面図である。 第二実施形態のキャップを構成する蓋を本体側に配置される面から見た図である。 第二実施形態のキャップを構成する本体の平面図(蓋側に配置される面からみた図)である。 第二実施形態のキャップの取り付け状態を示す断面図である。 リニアガイド装置を示す部分断面斜視図である。 案内レールの取付穴を示す断面図である。
以下、この発明の実施形態について説明するが、この発明はこの実施形態に限定されない。
[第一実施形態]
図1〜図4を用いて、この実施形態のキャップの構成と取り付け状態を説明する。
これらの図に示すように、この実施形態のキャップ1は本体5と蓋部6からなる。本体5と蓋部6は別部材である。
図1(b)および図3に示すように、本体5は凸部51と有底円筒体52とからなる。凸部51は、図4に示すように、ボルト7の頭部71が有する六角形の凹部71aに締め代で嵌まる六角柱である。有底円筒体52は、底板部52aと円筒部52bとからなる。底板部52aに六角柱の凸部51が軸方向中心同士を合わせて一体に形成されている。つまり、有底円筒体52の蓋部6側が開口されている。
図1(a)および図2に示すように、蓋部6は、円板部61と円環部62と円柱部63とからなる。円板部61の外径D1は図4に示す座ぐり部41の直径より僅かに大きい。円環部62は、円板部61の外縁部から軸方向に延びる。円柱部63は、円板部61の中央部から円環部62と同じ側の軸方向に延びる。円環部62と円柱部63との間に円筒形の隙間64を有する。円柱部63の軸方向寸法は円環部62の軸方向寸法より長い。
蓋部6の円柱部63の直径D2は、本体5の円筒部52bの内径dより大きい。蓋部6の円筒形の隙間64の径方向寸法Tは、本体5の円筒部52bの厚さtより小さい。円板部61の厚さと本体5の有底円筒体52の軸方向寸法との合計寸法は、図4に示す座ぐり部41の案内レール面からボルト7の頭部71の上面までの距離と同じである。
本体5および蓋部6は、ポリアミド系の熱可塑性エラストマーの射出成形により作製されている。
この実施形態のキャップは、案内レール10をボルト7で基台75に固定した後に、以下のようにして、図4に示す取付穴の座ぐり部41に取り付けられる。
先ず、凸部51をボルト7の頭部71の凹部71aに挿入することで、本体5を座ぐり部41内に配置する。次に、図4に二点鎖線で示すように、蓋部6の隙間64に本体5の円筒部52bが嵌まるように、本体5の上に蓋部6を配置し、上からハンマーで叩いて蓋部6を押し下げる。これにより、本体5の円筒部52b内に円柱部63が入り、蓋部6の隙間64に本体5の円筒部52bが嵌まる。この状態で、本体5の円筒部52bは蓋部6の隙間64内に締め代で密着固定される。また、蓋部6の円板部61が座ぐり部41内に締め代で密着固定される。
また、本体5の有底円筒体52で蓋部6が支持され、本体6の軸方向への移動がボルト7の頭部71の凹部71aで規制されているため、円板部61の上面(円環部62と反対側の面)61aが案内レール10の上面と同じ面に水平に保持される。よって、このキャップは、取付穴4の座ぐり部41に容易に取り付けられるとともに、座ぐり部41内で沈み込みにくい。
[第二実施形態]
図5〜図8を用いて、この実施形態のキャップの構成と取り付け状態を説明する。
これらの図に示すように、この実施形態のキャップ2は本体8と蓋部9からなる。本体8と蓋部9は別部材である。
図5(b)および図7に示すように、本体8は、凸部81と円錐台状の有底筒体82とからなる。凸部81は、図8に示すように、ボルト7の頭部71が有する六角形の凹部71aに締め代で嵌まる六角柱である。有底筒体82は、底板部82aと筒部82bとからなる。底板部82aに六角柱の凸部81が軸方向中心同士を合わせて一体に形成されている。つまり、有底筒体82の蓋部9側が開口されている。
また、有底筒体82の筒部82bは円錐台状であり、筒部82bの内径および外径は基端側(円板部82a側)より先端側の方が大きい。有底筒体82の筒部82bに、開口側から底板部82aに延びるスリット82cが四本形成されている。図7に示すように、これらのスリット82cは、周方向に等間隔で形成されている。つまり、これらのスリット82cにより筒部82bが周方向で分断されている。
図5(a)および図6に示すように、蓋部9は、円板部91と円環部92と円錐台部93とからなる。円板部91の外径D1は、図8に示す座ぐり部41の直径より僅かに大きい。円環部92は、円板部91の外縁部から軸方向に延びる。円環部92の内周面は円錐台の周面状に形成されている。円錐台部93は、円板部91の中央部から円環部92と同じ側の軸方向に延びる。円錐台部93の軸方向寸法は円環部92の軸方向寸法より長い。円錐台部93の外径は基端側(円板部91側)より先端側の方が大きい。
円環部92と円錐台部93との間に、円錐台部93の周面を内周面とし、円環部92の内周面を外周面とした円錐台形の隙間94を有する。蓋部9の隙間94の寸法(T2)は、本体8の筒部82bの厚さ(t2)より小さい。
蓋9の円錐台部93の傾斜角度(θ1)は、本体8の筒部82bの傾斜角度(θ2)より小さい。蓋部9の円錐台部93の最大直径(D3)は、本体8の筒部82bの最小内径(d2)より小さい。円板部91の厚さと本体8の有底筒体82の軸方向寸法との合計寸法は、図8に示す座ぐり部41の案内レール面からボルト7の頭部71の上面までの距離と同じである。
本体8および蓋部9は、ポリアミド系の熱可塑性エラストマーの射出成形により作製されている。
この実施形態のキャップは、案内レール10をボルト7で基台75に固定した後に、以下のようにして、図8に示す取付穴の座ぐり部41に取り付けられる。
先ず、凸部81をボルト7の頭部71の凹部71aに挿入することで、本体8を座ぐり部41内に配置する。次に、蓋部9の隙間94に本体8の筒部82bが嵌まるように、本体8の上に蓋部9を配置し、上からハンマーで叩いて蓋部9を押し下げる。その際に、スリット82cの存在により本体8の筒部82bが内側に倒れ、筒部82bの傾斜角度θ2が円錐台部93の傾斜角度θ1に近くなる。
これにより、図8に示すように、本体8の筒部82b内に円錐台部93が入り、蓋部9の隙間94に本体8の筒部82bが嵌まる。この状態で、本体8の筒部82bは蓋部9の隙間94内に締め代で密着固定される。また、蓋部6の円板部61が座ぐり部41内に締め代で密着固定される。
また、本体8の有底筒体82で蓋部9が支持され、本体9の軸方向への移動がボルト7の頭部71の凹部71aで規制されているため、円板部91の上面(円環部92と反対側の面)91aが案内レール10の上面と同じ面に水平に保持される。よって、このキャップは、取付穴4の座ぐり部41に容易に取り付けられるとともに、座ぐり部41内で沈み込みにくい。
また、本体8がポリアミド系の熱可塑性エラストマーの射出成形により作製されているため、キャップの取付後に、本体8が取付穴の周囲に存在する潤滑剤を吸収して膨潤し易くなる。その結果、ポリアミド系以外の熱可塑性エラストマーを用いた場合と比較して、本体8のスリット82cが塞がれ易く、キャップが取付穴の座ぐり部41にしっかりと固定され易くなる。
1 キャップ
2 キャップ
5 キャップの本体
51 本体の凸部
52 本体の有底円筒体
52a 有底円筒体の底板部
52b 有底円筒体の円筒部
6 キャップの蓋部
61 蓋部の円板部
62 蓋部の円環部
63 蓋部の円柱部
64 円筒形の隙間
7 ボルト
71 ボルトの頭部
71a 六角形の凹部
8 キャップの本体
81 本体の凸部
82 本体の有底筒体
82a 有底筒体の底板部
82b 有底筒体の筒部
82c 筒部のスリット
9 キャップの蓋部
91 蓋部の円板部
92 蓋部の円環部
93 蓋部の円錐台部
94 円錐台形の隙間
10 案内レール
11 転動面
20 スライダ
21 転動面
22 戻し通路
30 転動体
40 取付穴
41 座ぐり部
42 軸収納部
43 面取り部
D1 円板部の外径
D2 円柱部の直径
D3 円錐台部の最大直径
d 本体の円筒部の内径
d2 本体の筒部の最小内径
t 本体の円筒部の厚さ
t2 本体の筒部の厚さ
T 円筒形の隙間の径方向寸法
T2 円錐台形の隙間の径方向寸法

Claims (3)

  1. 直動案内装置の案内レールをボルトで固定するために前記案内レールに設けた取付穴の座ぐり部を、前記案内レールの固定後に塞ぐキャップであって、
    前記ボルトの頭部は六角形の凹部を有し、
    本体と蓋部を有し、
    前記本体は、前記凹部に嵌まる凸部と、前記蓋部側が開口された有底円筒体とからなり、前記凸部は前記有底円筒体の底板部に一体に形成されたものであり、
    前記蓋部は前記本体とは別部材で、前記座ぐり部の上部に配置され、
    前記有底円筒体は、前記蓋部側が開口された有底円筒体であり、
    前記蓋部は、円板部と、前記円板部の外縁部から軸方向に延びる円環部と、前記円板部の中央部から前記円環部と同じ側の軸方向に延びる円柱部と、からなり、前記円環部と前記円柱部との間に円筒形の隙間を有し、
    前記円柱部の直径は、前記有底円筒体の内径より大きく、
    前記円筒形の隙間の径方向寸法は、前記有底円筒体の円筒部の厚さより小さいことを特徴とする直動案内装置のレール取付穴を塞ぐキャップ。
  2. 前記円板部の厚さと前記本体の軸方向寸法との合計寸法は、前記座ぐり部の軸方向寸法と同じである請求項1記載のキャップ。
  3. 直動案内装置の案内レールをボルトで固定するために前記案内レールに設けた取付穴の座ぐり部を、前記案内レールの固定後に塞ぐキャップであって、
    前記ボルトの頭部は六角形の凹部を有し、
    本体と蓋部を有し、
    前記本体は、前記凹部に嵌まる凸部と、前記蓋部側が開口された円錐台状の有底筒体とからなり、前記凸部は前記有底筒体の底板部に一体に形成されたものであり、前記筒部の内径および外径は基端側より先端側の方が大きく、
    前記蓋部は前記本体とは別部材で、前記座ぐり部の上部に配置され、前記有底筒体の筒部に、開口側から底板部に延びるスリットが形成され、
    前記蓋部は、円板部と、前記円板部の外縁部から軸方向に延びる円環部と、前記円板部の中央部から前記円環部と同じ側の軸方向に延びる円錐台部と、からなり、前記円錐台部の外径は基端側より先端側の方が大きく、前記円環部の内周面は円錐台の周面状に形成され、
    前記円環部と前記円錐台部との間に、前記円錐台部の周面を内周面とし、前記円環部の内周面を外周面とした円錐台形の隙間を有し、
    前記円錐台部の傾斜角度は前記筒部の傾斜角度より小さく、前記円錐台形の隙間の寸法は、前記有底筒体の筒部の厚さより小さいことを特徴とする直動案内装置のレール取付穴を塞ぐキャップ。
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