JP2015199690A - 口唇化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱溶融時の有機顔料の凝集が抑制され、充填時に熱を長時間かけても、色味の変化が抑制され、安定な調色を行うことができ、塗布時の滑らかさや色持続にも優れた口唇化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)一般式(1)
(Cn2n+1COO)aTi(OCm2m+1b (1)
(式中、nは1〜26の整数を示し、mは1〜12の整数を示し、a及びbはそれぞれ1〜3の整数を示し、a+b=4の関係を有する。なお、ここで示されるアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状であって、単一鎖長でも複合鎖長でも良い)
で表されるアルコキシチタニウムアルキレートで表面処理された有機顔料 0.01〜10質量%、
(B)非イオン性親水基を分子中に0.1〜50質量%含有するシリコーン 0.1〜30質量%、
(C)25℃で液状のエステル油及び高級アルコールから選ばれる油剤 1〜95質量%
を含有する口唇化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、口唇化粧料に関する。
非イオン性親水基を分子中に有するシリコーンを含有する油性タイプの口唇化粧料は、口唇に塗布して使用すると、唇の上で、水とゲルを形成するため、化粧料の色持続性能に優れている。
例えば、特許文献1には、非イオン性親水基を分子中に有するシリコーンを含有し、化粧仕上がりの持続性に優れ、顔料の分散がよく、明るい外観色を呈するメイクアップ化粧料が記載されている。また、特許文献2には、非イオン性親水基を分子中に有するシリコーンを含有し、使用感、仕上がり、化粧持ちに優れた油性固形化粧料が記載されている。
特開2005−194525号公報 特開平5−178722号公報
このような化粧料において、有機顔料を含有する場合、加熱の際に、長時間加熱溶融状態を保持していると、油相中に非イオン性親水基を分子中に有するシリコーンが存在しているため、親水性のシリコーンと有機顔料の相互作用によって有機顔料の凝集が起きやすく、色味がくすみやすいという課題がある。特に、充填時に熱が長時間かかると、有機顔料の凝集が顕著になり、化粧料の外観色の色味が変化し、目標色に色を近づける調色や生産を安定的に行うことが非常に困難であった。
本発明者は、特定の疎水性表面処理された有機顔料を用い、非イオン性親水基を分子中に含有するシリコーンと特定の液状油剤成分を併用することで、加熱時の有機顔料の凝集が抑制され、充填時に熱を長時間かけても、化粧料の外観色の色味の変化が抑制され、目標色に色を近づける調色や生産を安定的に行うことができ、塗布時の滑らかさや色持続にも優れた口唇化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)一般式(1)
(Cn2n+1COO)aTi(OCm2m+1b (1)
(式中、nは1〜26の整数を示し、mは1〜12の整数を示し、a及びbはそれぞれ1〜3の整数を示し、a+b=4の関係を有する。なお、ここで示されるアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状であって、単一鎖長でも複合鎖長でも良い)
で表されるアルコキシチタニウムアルキレートで表面処理された有機顔料 0.01〜10質量%、
(B)非イオン性親水基を分子中に0.1〜50質量%含有するシリコーン 0.1〜30質量%、
(C)25℃で液状のエステル油及び高級アルコールから選ばれる油剤 1〜95質量%
を含有する口唇化粧料に関する。
本発明の口唇化粧料は、有機顔料を特定の疎水性表面処理することにより、油成分中での分散性が向上し、加熱溶融時の有機顔料の凝集が抑制され、充填時に熱を長時間かけても、化粧料の色味の変化が抑制され、目標色に色を近づける調色や生産を安定的に行うことができる。特に、赤色系有機顔料の黄味への色変化を防止し、色ぐすみが防止される。また、塗布時の滑らかさや色持続にも優れたものである。
成分(A)の有機顔料は、一般式(1)で表されるアルコキシチタニウムアルキレートで表面処理されたものである。
一般式(1)において、撥水性を付与する点から、nは13〜19の整数が好ましく、mは1〜4の整数が好ましく、a=3及びb=1の整数であるのが好ましい。
一般式(1)で表されるアルコキシチタニウムアルキレートとしては、例えば、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリイソミリスチロイルチタネート、メチルトリイソステアロイルチタネート、メチルトリイソミリスチロイルチタネート、エチルトリイソステアロイルチタネート、エチルトリイソミリスチロイルチタネート等が挙げられ、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらのうち、有機顔料の油成分中での分散性を向上させ、塗布時の滑らかさを向上させる点から、nが17の整数、mが2〜3の整数、a=3及びb=1の整数であるのが好ましく、イソプロピルトリイソステアロイルチタネートがより好ましい。
尚、この表面処理の際に、一般式(1)で表されるアルコキシチタニウムアルキレートで表面処理に加えて、通常の化粧料用粉体に施されているシリコーン処理、アルキル処理、脂肪酸処理、ラウロイルリジン処理、レシチン処理、N−アシルアミノ酸処理、金属石鹸処理、フッ素化合物処理等を、本発明の効果を損なわない範囲で1又は2種以上併用して使用することができる。
有機顔料としては、合成有機顔料、及び天然有機色素が挙げられ、通常の化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、例えば、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号等の合成有機顔料が挙げられる。また、β−カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素などが挙げられる。なかでも、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号から選らばれる赤色系の合成有機顔料が好ましく、赤色201号、赤色202号がより好ましく、赤色202号がさらに好ましい。
表面処理の方法としては、例えば、有機顔料と溶媒をミキサーで撹拌・混合し、これに、一般式(1)で表されるアルコキシチタニウムアルキレートを液滴下又はスプレー噴霧にて加え、その後、一定時間高速強撹拌する。次いで、撹拌を続けながら80〜250℃で溶媒を加熱蒸発除去し、粉砕した後、80〜250℃で加熱熟成させることにより、表面処理された有機顔料を得ることができる。溶媒としては、有機溶剤、水等を用いることができる。有機溶剤としては、揮発性の有機溶剤が好ましく、なかでも揮発性の炭化水素油、炭素数1〜4の低級アルコールがより好ましく、イソプロピルアルコールがさらに好ましい。また、有機顔料に処理剤を直接噴霧することにより、表面処理することもできる。
成分(A)有機顔料中の、一般式(1)で表されるアルコキシチタニウムアルキレートの処理量は、油成分中での有機顔料の分散性を向上させ、塗布時の滑らかさを向上させる点から、0.1〜25質量%が好ましく、3〜20質量%がより好ましく、6〜13質量%がさらに好ましく、8〜12質量%がよりさらに好ましい。
さらに成分(A)の他に、未処理の赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号から選らばれる赤色系の合成有機顔料、及び通常の化粧料用粉体に施されている疎水化処理剤として、シリコーン処理、アルキル処理、脂肪酸処理、ラウロイルリジン処理、レシチン処理、N−アシルアミノ酸処理、金属石鹸処理、フッ素化合物処理等をした赤色系の合成有機顔料を併用して含有することができる。成分(A)以外の赤色系の合成有機顔料は、赤色系の合成有機顔料の総量に対して、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましく、含まないのがよりさらに好ましい。
成分(A)の有機顔料は、1種又は2種以上用いることができ、含有量は、口唇化粧料として魅力ある色を調色する目的に加え、油成分中での有機顔料の分散性を向上させる点から、全組成中に0.01質量%以上であり、0.02質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましく、10質量%以下であり、4質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.01〜10質量%であり、0.02〜4質量%が好ましく、0.03〜1質量%がより好ましい。
本発明で用いる成分(B)の非イオン性親水基を分子中に0.1〜50質量%含有するシリコーンの骨格は、主鎖にシリコーン骨格を有するものであれば限定されないが、以下の構造式(2)で表されるものが好ましい。
Figure 2015199690
(式中、R1〜R9は同一でも異なっていても良く、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、Qは非イオン性親水基を有する置換基を示す。1≦m≦500、1≦n≦50である)
式(2)において、R1〜R9で示される、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基としては、炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基が好ましく、炭素数1〜18の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基がより好ましい。Qは非イオン性親水基を有するものであれば限定されず、例えば、ポリオキシアルキレン基、(ポリ)グリセリル基、糖残基、ポリアミド基、ポリウレタン基等が挙げられる。ポリオキシアルキレン基、アルキルグリセリルエーテル基が好ましく、−(CH2a−O−(C24O)b−(C36O)d−R10で表されるポリオキシアルキレン基、又は−(CH2e−O−CH2−CH(OR11)−CH2OR12で表されるアルキルグリセリルエーテル基が好ましい(aは1〜18の数を示し、b、dは平均数であって、1〜50の数を示し、eは3〜20の数を示す。R10、R11、R12は水素原子、又は炭素数1〜18の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基を示す)。Qで示される非イオン性親水基を有する置換基は、分子中に0.1〜50質量%、好ましくは5〜25質量%含有される。
また、mは、1≦m≦500であり、好ましくは5≦m≦200、より好ましくは20≦m≦100である。nは、1≦n≦50であり、好ましくは2≦n≦30、より好ましくは3≦n≦20である。
式(2)で表される成分(B)のシリコーンとしては、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンが好ましい。
ポリオキシアルキレン変性シリコーンとしては、例えば、東レ・ダウコーニング社製のSH3771M、SH3772M、SH3773M、SH3775M、SH3749、DC5200や、信越化学工業社製のKF−6011、KF−6012、KF−6013、KF−6015、KF−6016、KF6017、KF−6004等が挙げられる。
アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、式(2)において、Qが−(CH2e−O−CH2−CH(OR11)−CH2OR12で表されるものが好ましく、R11とR12は同一でも異なっていても良く、水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基が好ましく、水素原子がより好ましい。
このようなアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、例えば、特開平4−134013号公報に記載の方法に従って、少なくとも1個のケイ素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンに、対応するアルケニルグリセリルエーテルを反応させることにより製造することができる。
成分(B)のシリコーンは、1種又は2種以上用いることができ、含有量は、水と混合して得られるゲルによる唇への密着性の向上、塗布膜の硬さの向上、及びそれらの効果により塗布膜の持続効果に優れる点から、全組成中に0.1質量%以上であり、0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、30質量%以下であり、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.1〜30質量%であり、0.5〜20質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B)の質量割合(B)/(A)は、特定の疎水性表面処理により有機顔料の油成分中での分散性が向上することで、加熱溶融時の有機顔料の凝集が抑制され、充填時に熱を長時間かけても、色味の変化が抑制される点、特に、赤色系有機顔料の黄味への色変化を防止し、色ぐすみを防止し、塗布時の滑らかさや色持続にも優れる点から、0.5以上が好ましく、2以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、500以下が好ましく、300以下がより好ましく、50以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(B)の質量割合(B)/(A)は、0.5〜500が好ましく、2〜300より好ましく、5〜50がさらに好ましい。
成分(C)の油剤は、エステル油及び高級アルコールから選ばれるもので、25℃で液状のものである。ここで、25℃で液状とは、流動性を有するもので、ペースト状のものも含まれる。
かかるエステル油及び高級アルコールから選ばれる油剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、ホホバ油、オリーブ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;脂肪酸エステル、多価カルボン酸エステル、脂肪酸多価アルコールエステル、ヒドロキシ脂肪酸エステル、その他、メトキシケイ皮酸オクチル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール等のエステル油;炭素数16〜24の高級アルコールなどが挙げられる。
これらのうち、成分(B)の非イオン性親水基を分子中に0.1〜50質量%含有するシリコーンとの相溶性に優れる点から、25℃で液状の脂肪酸エステル、多価カルボン酸エステル、脂肪酸多価アルコールエステル、ヒドロキシ脂肪酸エステル、高級アルコールが好ましく、なかでも、リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸イソトリデシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オクチルドデカノール、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシルがより好ましく、リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸イソトリデシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オクチルドデカノール、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)がさらに好ましい。
成分(C)のエステル油及び高級アルコールから選ばれる油剤は、1種又は2種以上用いることができ、含有量は、高い艶と唇の塗布色を鮮やかに見せる点から、全組成中に1質量%以上であり、30質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、95質量%以下であり、85質量%以下が好ましく、75質量%以下がより好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に1〜95質量%であり、30〜85質量%が好ましく、40〜75質量%がより好ましい。
本発明において、成分(B)及び(C)の質量割合(C)/(B)は、塗布時の滑らかさや色持続に優れる点から、0.5以上が好ましく、2以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、300以下が好ましく、50以下がより好ましく、30以下がさらに好ましい。また、成分(B)及び(C)の質量割合(C)/(B)は、0.5〜300が好ましく、2〜50がより好ましく、5〜30がさらに好ましい。
本発明の口唇化粧料は、更に、(D)25℃で固形のワックスを含有することができ、口唇化粧料に適度な硬さを付与し、油の染み出しを抑制し、潤いを付与し、塗布膜の持続性を向上させることができる。ここで、固形とは、25℃において固体の性状を示し、融点が40℃以上のものを指す。
成分(D)のワックスとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ライスワックス、木ロウ、サンフラワーワックス、水添ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;シリコーンワックス、フッ素系ワックス、合成ミツロウ等の合成ワックス;脂肪酸、高級アルコール及びこれらの誘導体が挙げられる。
ワックスは、口唇化粧料に適度な硬さの付与し、油の染み出し抑制し、潤いを付与し、塗布膜の持続性を向上させる点から、融点50℃以上、140℃以下が好ましく、融点60℃以上、120℃以下がより好ましく、融点60℃以上、110℃以下がさらに好ましい。
成分(D)としては、口唇化粧料に適度な硬さを付与し、塗布時に滑らかく、唇への密着性、塗布膜の持続性に優れる点から、融点60℃以上、110℃以下のマイクロクリスタリンワックス、パラフィン、セレシン、ポリエチレンワックスが好ましい。
成分(D)のワックスは、1種又は2種以上用いることができ、含有量は、口唇化粧料に適度な硬さの付与し、油の染み出しを抑制し、潤いを付与し、塗布膜の持続性を向上する点から、全組成中に1質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、7質量%以上がさらに好ましく、12質量%以上がよりさらに好ましく、30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、23質量%以下がさらに好ましく、21質量%以下がよりさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に1〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましく、7〜23質量%がさらに好ましく、12〜21質量%がよりさらに好ましい。
本発明の口唇化粧料は、前記成分のほか、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、無機顔料、粘土鉱物等の粉体;前記以外の油性成分、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、高分子化合物、前記以外の紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、防腐剤、保湿剤、増粘剤、水等を含有することができる。
本発明の口唇化粧料は、通常の方法により、製造することができ、例えば、色材以外の基材原料を加熱溶解し、均一混合した後、色材原料を加えて更に混合することにより、製造することができる。
また、本発明の口唇化粧料は、固形状、非固形状のものとして得ることができ、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナーなどとすることができる。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)一般式(1)
(Cn2n+1COO)aTi(OCm2m+1b (1)
(式中、nは1〜26の整数を示し、mは1〜12の整数を示し、a及びbはそれぞれ1〜3の整数を示し、a+b=4の関係を有する。なお、ここで示されるアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状であって、単一鎖長でも複合鎖長でも良い)
で表されるアルコキシチタニウムアルキレートで表面処理された有機顔料 0.01〜10質量%、
(B)非イオン性親水基を分子中に0.1〜50質量%含有するシリコーン 0.1〜30質量%、
(C)25℃で液状のエステル油及び高級アルコールから選ばれる油剤 1〜95質量%
を含有する口唇化粧料。
<2>成分(A)において、有機顔料を表面処理するアルコキシチタニウムアルキレートが、好ましくは、一般式(1)において、nが13〜19の整数、mが1〜4の整数、a=3及びb=1の整数であって、nが17の整数、mが2〜3の整数、a=3及びb=1の整数がより好ましい前記<1>記載の口唇化粧料。
<3>成分(A)において、有機顔料を表面処理するアルコキシチタニウムアルキレートが、好ましくは、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリイソミリスチロイルチタネート、メチルトリイソステアロイルチタネート、メチルトリイソミリスチロイルチタネート、エチルトリイソステアロイルチタネート、エチルトリイソミリスチロイルチタネートであって、イソプロピルトリイソステアロイルチタネートがより好ましい前記<1>又は<2>記載の口唇化粧料。
<4>成分(A)において、有機顔料が、好ましくは、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、β−カロチン、カラメル、パプリカ色素であって、赤色系の合成有機顔料がより好ましく、赤色201号、赤色202号がさらに好ましく、赤色202号がよりさらに好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<5>成分(A)の有機顔料中の一般式(1)表されるアルコキシチタニウムアルキレートの処理量が、好ましくは、0.1〜25質量%であって、3〜20質量%がより好ましく、6〜13質量%がさらに好ましく、8〜12質量%がよりさらに好ましい前記<1>〜<4>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<6>成分(A)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.02質量%以上であって、0.03質量%以上がより好ましく、4質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<7>成分(B)の非イオン性親水基を分子中に0.1〜50質量%含有するシリコーンが、好ましくは、以下の構造式(2)
Figure 2015199690
(式中、R1〜R9は同一でも異なっていても良く、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、Qは非イオン性親水基を有する置換基を示す。1≦m≦500、1≦n≦50である)
で表されるものである前記<1>〜<6>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<8>構造式(2)で表される成分(B)のシリコーンが、好ましくは、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンである前記<7>記載の口唇化粧料。
<9>構造式(2)で表される成分(B)のシリコーンが、好ましくは、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンであって、式(2)において、Qが−(CH2e−O−CH2−CH(OR11)−CH2OR12(R11とR12は同一でも異なっていても良く、水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基が好ましく、水素原子がより好ましい。eは3〜20の数を示す)で表されるものがより好ましい前記<7>又は<8>記載の口唇化粧料。
<10>成分(B)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.5質量%以上であって、1質量%以上がより好ましく、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<11>成分(A)及び(B)の質量割合(B)/(A)が、好ましくは、0.5以上であって、2以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、500以下が好ましく、300以下がより好ましく、50以下がさらに好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<12>成分(C)の油剤が、好ましくは、25℃で液状の脂肪酸エステル、多価カルボン酸エステル、脂肪酸多価アルコールエステル、ヒドロキシ脂肪酸エステル、高級アルコールであって、リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸イソトリデシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オクチルドデカノール、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシルがより好ましく、リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸イソトリデシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オクチルドデカノール、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)がさらに好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<13>成分(C)の含有量が、好ましくは、全組成中に30質量%以上であって、40質量%以上がより好ましく、85質量%以下が好ましく、75質量%以下がより好ましい前記<1>〜<12>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<14>成分(B)及び(C)の質量割合(C)/(B)が、好ましくは、0.5以上であって、2以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、300以下が好ましく、50以下がより好ましく、30以下がさらに好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<15>更に、(D)25℃で固形のワックスを含有する前記<1>〜<14>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<16>成分(D)のワックスが、好ましくは、融点50℃以上、140℃以下であって、融点60℃以上、120℃以下がより好ましく、融点60℃以上、110℃以下がさらに好ましい前記<15>記載の口唇化粧料。
<17>成分(D)が、好ましくは、融点60℃以上、110℃以下のマイクロクリスタリンワックス、パラフィン、セレシン、ポリエチレンワックスである前記<15>又は<16>記載の口唇化粧料。
<18>成分(D)の含有量が、好ましくは、全組成中に1質量%以上であって、5質量%以上がより好ましく、7質量%以上がさらに好ましく、12質量%以上がよりさらに好ましく、30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、23質量%以下がさらに好ましく、21質量%以下がよりさらに好ましい前記<15>〜<17>のいずれか1記載の口唇化粧料。
製造例1
ヘンシェルミキサーに赤色202号900gを入れ、続いてイソプロピルアルコール200gを入れて撹拌する。次に、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート100gを添加しながらよく撹拌する。その後ヘンシェルミキサーに熱をかけ、必要ならばヘンシェルミキサー内を減圧し、イソプロピルアルコールを除去する。続いて、顔料粉体をヘンシェルミキサーから取り出し、105℃で6時間加熱した後、粉砕する。このようにして、イソプロピルトリイソステアロイルチタネートが表面被覆された赤色202号を得た。
製造例2
製造例1において、イソプロピルトリイソステアロイルチタネートの代わりに、n−オクチルトリエトキシシラン100gを使用し、製造例1と同様の方法により、n−オクチルトリエトキシシランが表面被覆された赤色202号を得た。
製造例3(両末端アルキル変性・ジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体の製造):
(1)STEP−1(シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有するテトラメチルジシロキサンの合成):
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン44.8g、Spiers触媒1.0g(2質量%塩化白金酸の2−プロパノール溶液)を三ツ口フラスコに加え70℃に加温した。窒素雰囲気下に70℃で、α−オレフィン(出光興産社製「リニアレン168」、炭素数16及び18の57/43(質量比)混合物))174.2gを滴下した後、2時間撹拌を行った。冷却後、水酸化ナトリウム水溶液で反応系内を中和し、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトル(400MHz)より、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有する1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン誘導体であることを確認した(22.1g、収率;85%)。
(2)STEP−2(シリコーン鎖の両末端にシリコーン鎖中の他のアルキル基とは異なるアルキル基を有し、シリコーン鎖中にケイ素-水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンの合成):
(1)で合成した両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有する1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン誘導体44.8g、デカメチルシクロペンタシロキサン78.6g、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン19.8g、n−ヘプタン50g、活性白土5gを三ツ口フラスコに加え12時間環流した。冷却後、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトルより、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン/メチルシロキサン共重合体(m=23、n=4)であることを確認した(132.8g、収率;95%)。
(3)STEP−3(両末端をアルキル基で置換し、かつ、側鎖をグラフト状にアルキルグリセリルエーテル基で変性したポリシロキサンの合成):
(2)で合成した両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン/メチルシロキサン共重合体50.0g、10−ウンデセニルグリセリルエーテル61.0g、5質量%白金担持カーボン触媒0.25gを三ツ口フラスコに加え、70℃で3時間撹拌を行った。冷却後、減圧下に蒸留精製を行った。得られた生成物の1H−NMRスペクトルより、得られた生成物は両末端に炭素数16及び炭素数18のアルキル基を有するジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体(m=23、n=4)であることを確認した(63.0g、収率;95%)。
得られた共重合体は、一般式(2)において、以下のとおりのランダム共重合体である。
1及びR9 =炭素数の最頻値が18であるアルキル基、
2〜R8 =メチル基、
Q=−(CH211−O−CH2−CH(OH)−CH2OHで表されるアルキルグリセリルエーテル基(e=11、R11及びR12 =水素原子)、
m(平均値)=23、
n(平均値)=4.0
実施例1〜4、比較例1〜2(スティック口紅)
表1に示す組成のスティック口紅を製造し、100℃熱履歴の影響による外観色の変化、塗布時の滑らかさ及び塗布5時間後の色持続を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
基材原料(着色剤以外)を105℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に、着色剤原料を加えて更に15分間均一混合した。脱泡した後、室温まで冷却・固化させた。この口紅バルクAから、必要量を切り出し、電子レンジを用いて100℃に加熱溶解し、型に流し込み、冷却固化させ、スティック口紅Aを得た。
(評価方法)
(1)100℃熱履歴の影響による外観色の変化:
前記製造方法で得られた口紅バルクAから必要量を切り出し、電子レンジを用いて100℃に加熱溶解した口紅バルクBに撹拌子を入れ、ホットプレートつきマグネチックスターラーで100℃、0.5時間撹拌させた後、型に流し込み、冷却固化させ、スティック口紅Bを得た。このスティック口紅Bの外観色の色味について、10名の専門パネラーが、前記製造方法で成型した口紅A(撹拌なし)の外観色を基準色として、以下の基準で評価した。
更に、口紅バルクBをホットプレートつきマグネチックスターラーで100℃、0.5時間撹拌を行い、合計約1時間加熱した口紅バルクCを、型に流し込み、冷却固化させ、スティック口紅Cを得た。このスティック口紅Cの外観色の色味についても、同様に評価した。
なお、ここでいう加熱時間は、口紅バルクが100℃に達している時間とする。
結果を10名の積算値で示した。
4;外観色の色味が基準色とまったく変わらない。
3;外観色の色味が基準色とやや異なっている。
2;外観色の色味が基準色と異なっている。
1;外観色の色味が基準色と著しく異なっている。
(2)100℃熱履歴の影響による外観色の変化(測定値):
口紅の外観色は、CIE1976L*a*b*表色系で規定し、外観色は、色彩色差計CR−300(MINOLTA社製)を用いて測色した。
前記製造方法で得られた口紅バルクAをφ43mm、高さ6mmの樹脂製透明容器内に流し込み、冷却固化させて、口紅A' を得、その外観色(L0*,a0*,b0*)を測定し、基準色とした。次に、この口紅バルクAに撹拌子を入れ、ホットプレートつきマグネチックスターラーで100℃、1時間撹拌させた後、得られた口紅バルクDをφ43mm、高さ6mmの樹脂製透明容器内に流し込み、冷却固化させ、口紅Dを得、その外観色を測定(L1*,a1*,b1*)した。
なお、加熱時間は、100℃に達した時点からの時間である。
100℃で1時間、スターラ―で撹拌溶解させて得た口紅Dの外観色の変化を、次式により算出した色差として求めた。
ΔE*=((L1*−L0*)2+(a1*−a0*)2+(b1*−b0*)20.5
また、100℃で1時間、スターラ―で撹拌溶解させて得た口紅Dの赤みの濃さの変化を、次式により算出したa*の色差として求めた。
Δa*=a1*−a0*
Δa*が0に近い程、安定した色合いであり、負の数になる程、彩度赤味が低下し、見た目、黄味によった赤色になったことを意味する。
(3)塗布時の滑らかさ:
10名の専門パネラーが、各口紅を唇に塗布した際の滑らかさを、以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;滑らかである。
3;やや滑らかである。
2;あまり滑らかでない。
1;滑らかでない。
(4)塗布5時間後の色持続:
10名の専門パネラーが、各口紅を唇に塗布し、5時間後の色持続状態を、以下の基準で評価した。結果を10名の積算値で示した。
4;色が持続している。
3;やや色が持続している。
2;あまり色が持続していない。
1;色が持続していない。
Figure 2015199690
実施例5(液状口紅)
表2に示す組成の液状口紅を製造し、実施例1〜4と同様にして、100℃熱履歴の影響による外観色の変化、塗布時の滑らかさ及び塗布5時間後の色持続を評価した。結果を表2に併せて示す。
(製造方法)
基材原料(着色剤以外)を105℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に、着色剤原料を加えて更に15分間均一混合し、脱泡した後、室温まで冷却・固化させた。その後、必要量を切り出し、電子レンジを用いて100℃に加熱溶解し、透明容器に流し込み、冷却固化させ、液状口紅を得た。
Figure 2015199690

Claims (6)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)一般式(1)
    (Cn2n+1COO)aTi(OCm2m+1b (1)
    (式中、nは1〜26の整数を示し、mは1〜12の整数を示し、a及びbはそれぞれ1〜3の整数を示し、a+b=4の関係を有する。なお、ここで示されるアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状であって、単一鎖長でも複合鎖長でも良い)
    で表されるアルコキシチタニウムアルキレートで表面処理された有機顔料 0.01〜10質量%、
    (B)非イオン性親水基を分子中に0.1〜50質量%含有するシリコーン 0.1〜30質量%、
    (C)25℃で液状のエステル油及び高級アルコールから選ばれる油剤 1〜95質量%
    を含有する口唇化粧料。
  2. 成分(A)及び(B)の質量割合(B)/(A)が、0.5〜500である請求項1記載の口唇化粧料。
  3. 成分(A)において、一般式(1)で表されるアルコキシチタニウムアルキレートが、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリイソミリスチロイルチタネート、メチルトリイソステアロイルチタネート、メチルトリイソミリスチロイルチタネート、エチルトリイソステアロイルチタネート及びエチルトリイソミリスチロイルチタネートから選ばれ得る1種又は2種以上である請求項1又は2記載の口唇化粧料。
  4. 成分(A)において、一般式(1)で表されるアルコキシチタニウムアルキレートの処理量が0.1〜25質量%である請求項1〜3のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  5. 更に、(D)25℃で固形のワックスを含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の油性化粧料。
  6. 成分(B)及び(C)の質量割合(C)/(B)が、0.5〜300である請求項1〜5のいずれか1項記載の口唇化粧料。
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