JP2012077049A - 棒状化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】成型性が良好で、使用時の伸びが良く、塗布後のべたつきもなく、二次付着が抑制され、更に耐衝撃性に優れた棒状化粧料の提供。
【解決手段】トリメチルシロキシケイ酸、揮発性油剤、平均分子量450以下のポリエチレンワックス、カルナウバワックス、ミツロウ及び粉体を含有し、特に揮発性油剤として炭化水素系揮発性油剤を用いるアイライナー、アイブロウ、リップライナー、コンシーラーペンシル、アイシャドウペンシル等の棒状化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、成型性が良好で、使用時の伸びが良く、塗布後のべたつきもなく、二次付着が抑制され、更に耐衝撃性に優れた棒状化粧料に関するものである。
アイライナー、アイブロウ、リップライナー、コンシーラーペンシル、アイシャドウペンシル等の棒状化粧料は、鉛筆型または繰り出して使うペンシル型の形態で使用されるものであり、固形油を含む油性成分と、顔料などの粉体を骨格として構成され、基本的性能としては、製造時の充填成型性や、伸びが良く、滑らかな感触、べたつきが少ないなどの使用性が求められる他、二次付着を抑え化粧持ちに優れることも望まれる。従来の技術では、良好な使用感触を得ようとした場合、高粘度の液状油分、半固形油分を用い、またこれらを多く配合するが、そのため棒状化粧料として十分な強度が得られず、更に、べたつき易くなるため、化粧持ち、耐二次付着性に劣るものとなってしまう。また強度を得るために固形油を増やした場合、伸びが悪く、細い形状である棒状化粧料では特に固い使用感触となってしまい化粧製品としては著しく商品価値を損なうこととなる。それらの問題点を踏まえ、トリメチルシロキシケイ酸などの有機シリコーン樹脂と揮発性油剤を用いることで、他の性能を損なわずに二次付着を抑える検討がされてきた。
しかし、有機シリコーン樹脂は比較的多く配合した場合、欠け、ひび、折れ等が発生し易く、脆い棒状化粧料となるため、近年に於いては特定の油剤などを組み合わせることでこれらの欠点を抑えることも検討されている。(特許文献1)、(特許文献2)
特開平10−72315 特開2007−210958
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された考案では脆さの改善には不十分であり、落下試験等の耐衝撃性で十分な結果が得られず、また粘性のある油剤を用いることにより、べたつき易く、耐二次付着性も低下してしまう。
上記課題を解決するため鋭意検討を進めた結果、本発明はトリメチルシロキシケイ酸、揮発性油剤、平均分子量450以下のポリエチレンワックス、カルナウバワックス、ミツロウ及び粉体を含有する棒状化粧料とすることにより、成型性が良好で、使用時の伸びが良く、塗布後のべたつきもなく、二次付着が抑制され、更には耐衝撃性に優れた棒状化粧料が得られることを見出した。
上述のように本発明では成型性が良好で、使用時の伸びが良く、塗布後のべたつきもなく、二次付着が抑制され、更には耐衝撃性に優れた棒状化粧料が得られる。
以下、本発明の実施形態について詳述する。
なお、以下の%は重量%を示し、以後%と表示する。
本発明は、トリメチルシロキシケイ酸、揮発性油剤、平均分子量450以下のポリエチレンワックス、カルナウバワックス、ミツロウ及び粉体を含有する棒状化粧料である。
このような特徴的な構成を有するため、本発明の棒状化粧料は成型性が良好で、使用時の伸びが良く、耐衝撃性に優れる。また半固形油分や高粘性油分を必須としないため、塗布後のべたつきもなく、二次付着が抑制され、衣服への付着防止、化粧持ちにも好適である。
本発明において用いられるトリメチルシロキシケイ酸としては、シロキサン構造を主骨格とした架橋構造を持つ化合物で[(CH3­)3SiO1/2]x[SiO2]yで表され、市販品としては、KF−7312F、KF−7312J,KF7312K、X−21−5595(信越化学工業社製)など揮発性油剤やシリコーン油と混合したものがあげられる。本発明の棒状化粧品に含まれるトリメチルシロキシケイ酸の量は1.0〜15.0%が好ましく、2.0〜13.0%であることがより好ましい。1.0%未満の場合、二次付着しやすく化粧持ちに劣り、15.0%を越えて含まれる場合伸展性など使用性に劣るものとなってしまう。
本発明に用いられる揮発性油剤としては例えば、オクタメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリコーン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン等の鎖状シリコーン、軽質イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素系揮発性油剤などが挙げられる。これらの揮発性油剤は1種又は2種以上を適宜選択して用いることが可能であるが、肌なじみが良く、塗布後のべたつき感が少ないことより、炭化水素系揮発性油剤を用いることが好ましい。本発明の棒状化粧料に含まれる揮発性油剤の量は10〜35%が好ましく、13〜30%であることがより好ましい。揮発性油剤が10%未満の場合二次付着し易く、化粧持ちも劣る、35%を越えて含まれる場合耐衝撃性に劣るものとなってしまう。
本発明に用いられる平均分子量450以下のポリエチレンワックスは市販品としてはPERFORMALENE400(ニューフェーズテクノロジー社製)などが挙げられる。平均分子量が450を越えるものを用いた場合、脆く固い棒状化粧料となり使用性は伸びが悪く、固い感触となり、落下試験などの耐衝撃性は劣るものとなる。また棒状化粧料に含まれる量は2〜20%が好ましく、5〜15%であることがより好ましい。2%未満の場合耐衝撃性に劣り、20%を越えて含まれる場合伸展性が劣り、べたつく使用感触となってしまう。
本発明で用いるカルナウバワックスとしては、精製カルナウバワックスR−100(横関油脂工業株式会社製)、精製カルナウバワックスNo.1(株式会社セラリカNODA製)などの市販品を用いることができる。カルナウバワックスの含有量は棒状化粧料全量に対して0.1〜5%であることが好ましく、更には0.5〜3%であることが特に好ましい。0.1%未満の場合、耐衝撃性に劣るものとなり、5%を超えた場合、伸展性に劣るものとなる。また、ミツロウとしては、精製ミツロウCO−100(横関油脂工業株式会社製)、脱臭精製蜜蝋高酸(株式会社セラリカNODA製)、BEESWAX S(クローダジャパン社製)などの市販品を用いることができる。ミツロウの含有量は棒状化粧料全量に対して0.1〜5%であることが好ましく、更には0.5〜4%であることが特に好ましい。0.1%未満の場合、使用時に棒状化粧料がぐずつき易く、また耐衝撃性にも劣る。5%を超える場合べたつき易く、耐二次付着性に劣るものとなる。
本発明で用いる粉体は、化粧品に使用することができる粉体の中から1種又は2種以上を適宜選択することができる。具体的には、マイカ、タルク、セリサイト、カオリン、無水ケイ酸、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ナイロン末、ポリアクリル酸アルキル、無機顔料、有機顔料、パール顔料などが挙げられる。またこれらはシリコーン化合物、フッ素化合物、アミノ酸化合物、金属石鹸等で公知の方法にて表面処理を施したものを用いても良く、2種以上で複合化粉体としたものを用いることもできる。上記粉体は棒状化粧料中25〜55%が好ましく、30〜50%であることがより好ましい。25%未満の場合、化粧料として付き、発色が不十分であり、55%を越えて含まれる場合成型性に劣り、伸びの悪い棒状化粧料となってしまう。
本発明の棒状化粧料には、上記成分の他に目的に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で上記以外の成分を配合することができる。上記以外の油性原料、ワックス、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、美白剤、香料、保湿剤、皮膚保護剤、などを使用目的に応じて適宜選択添加することができる。またこれら任意の成分はそれぞれ1種又は2種以上を選択して配合することが可能である。
本発明の棒状化粧料は、前記成分を配合して、常法に従って処理することにより得ることができる。特に制限されるものではないが例えば、液状及び固形の油性成分を加熱溶解した中に粉体を添加しロール機などで分散後、揮発性油剤とトリメチルシロキシケイ酸を添加し均一混合することで製造できる。更に棒状とするために、押し出し成型、溶融充填成型などの成型工程が行われるが、揮発性油剤を含むため、特に金型を用いた溶融充填成型、または筒状容器への直接溶融充填成型が好ましい。本発明の棒状化粧料は、例えば、アイブロウ、アイライナー、リップライナー、コンシーラーペンシル、アイシャドウペンシル等に適しているが、これに限定されるものではない。
更に、本発明の棒状化粧料は成型性が良好で、使用時の伸びが良く塗布後のべたつきもない等使用性が良好でありながら、耐衝撃性も優れるため繰り出して使用するペンシル型化粧製品または鉛筆型の化粧製品など細長い形状の化粧製品に用いる棒状化粧料に好適である。棒状化粧料の形状は、円柱状、楕円断面の棒状、矩形断面の棒状など特に限定されないが、断面の直径または断面の中心を通過する最短部径が1〜10mmであり、長さが20〜200mmの形状に成型される棒状化粧料に特に好適である。また、断面の直径または断面の中心を通過する最短部径と長さの比率が1:8以上である細長い形状の棒状化粧料には更に好適である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。配合量は重量%である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。
[充填成型性]金型に溶融充填を行い冷却固化させた後、取り出した棒状化粧料の状態を目視にて判定した。
◎;良好
○;化粧料表面に若干のキズ
△;若干の曲がり、欠け
×;不良(流れ込まない、金型から取り出せない、折れ)
[硬さ]成型された棒状化粧料をレオメーター(不動工業株式会社製)にて、支点間距離20mmにて折損荷重を測定する。棒状化粧料の硬さは、その断面の直径や形状により適度な折損荷重値は異なるが、表1、2の実施例及び比較例は使用感触、使用時の折れなどを考慮し以下の基準で判定した
○;0.25N〜0.45N
△;0.15N〜0.24Nまたは0.46N〜0.55N
×;0.14N以下または0.56N以上
[耐衝撃性]成型された棒状化粧料を繰り出し式ペンシル容器に装着し25℃24時間静置後、50cmの高さから5回水平落下したものを目視にて判定した。
◎;異常なし
○;微かな曲がり
△;少量の欠け、曲がり(容器から繰り出し可能)
×;折れ、曲がり(容器から繰り出し不能)
[耐二次付着]バイオスキンプレート(ビューラックス社製)上、1cm×3cmに均一となるよう塗布し、10分後、塗布部に紙を押圧し化粧料の付着を目視にて判定した。
◎;紙への付着無し
○;紙に微量の付着
△;紙に少量の付着
×;塗布した化粧料の半分以上が紙に付着
[使用テスト]伸展性(塗布時の伸展性の良さ)、べたつき(塗布時及び直後のべたつきのなさ)、化粧持ち(化粧持ちの良さ)、使用時の状態(塗布時に棒状化粧料の崩れ、ぐずつきのなさ)の評価項目それぞれについて、10人の専門パネルによる使用性テストを行い、1〜5点の5段階評価の平均点を求め下記評価基準に基づいて判定した。
[評価基準]
◎;平均点4.0点以上。
○;平均点3.0点以上、4.0点未満。
△;平均点2.0点以上、3.0点未満。
×;平均点2.0点未満。
表1〜2に示す組成からなる油性固形化粧料を調整しこれを評価試料として前記評価方法に基づき、各評価項目に判定を実施した。その結果を併せて表1〜2に示す。
(調整法)実施例1〜4及び比較例1〜10を以下の方法で調整した。(1)〜(16)を加熱溶解し、(17)〜(21)を加えロール機にて均一に分散混合した後、(22)〜(25)を添加し混合撹拌した。次いで、これを脱泡後、金型に充填し、冷却後、金型から取り出し直径3mm、長さ25mmのアイライナーを成型した。
なお、表1〜2に示される(注1)〜(注4)の原料については、それぞれ下記の市販品を使用した。
(注1) PERFORMALENE400;ニューフェーズテクノロジー社製(平均分子量400)
(注2) PERFORMALENE500;ニューフェーズテクノロジー社製(平均分子量500)
(注3) PERFORMALENE655;ニューフェーズテクノロジー社製(平均分子量655)
(注4) トリメチルシロキシケイ酸(60%)イソドデカン(40%)混合物;信越化学工業社製
(注5) トリメチルシロキシケイ酸(50%)デカメチルシクロペンタシロキサン(50%)混合物;信越化学工業社製
(注6) デカメチルシクロペンタシロキサン;信越化学工業社製
表1より、トリメチルシロキシケイ酸、揮発性油剤を用いた従来の処方である比較例1は、化粧持ち、耐二次付着性は良好であるが、耐衝撃性に劣り、塗布時に棒状化粧料が崩れやすいものであった。それらの欠点を踏まえ、比較例2〜6では半固形油剤、高粘度油剤、油溶性ゲル化剤を用いているが、耐衝撃性に向上は見られず、化粧持ち、耐二次付着性は比較例1よりも劣るものであった。
しかしながら、表1〜2から判るように本発明に関わる実施例1〜4は、化粧持ち、耐二次付着性に優れ、耐衝撃性に於いても優れており、他の全ての評価項目に於いても良好であった。
以下に本発明の処方例を挙げる。
[実施例5]アイブロウ
(配合成分) (重量%)
(1)ポリエチレンワックス(注1) 12.0
(2)パラフィンワックス 8.0
(3)カルナウバワックス 3.0
(4)ミツロウ 3.0
(5)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(6)キャンデリラロウ 10.0
(7)トリイソステアリン酸グリセリル 2.0
(8)イソノナン酸イソノニル 2.96
(9)天然ビタミンE 0.04
(10)無水ケイ酸 1.0
(11)ポリメタクリル酸メチル 3.0
(12)合成マイカ 24.0
(13)黒酸化鉄 4.1
(14)黄酸化鉄 3.5
(15)ベンガラ 2.0
(16)酸化チタン 0.4
(17)X−21−5595(注4) 10.0
(18)イソドデカン 9.0
(製法)(1)〜(9)を加熱溶解し、(10)〜(16)を加えロール機にて均一に分散混合した後、(17)〜(18)を添加し混合撹拌した。次いで、これを脱泡後、金型に充填し、冷却後、金型から取り出して、短径2mm、長径3mmの楕円断面を有し、長さ25mmのアイブロウを成型した。
上記実施例5のアイブロウは、化粧持ち、耐二次付着性に優れ、耐衝撃性に於いても優れており、他の全ての評価項目に於いても良好であった。
[実施例6]リップライナー
(配合成分) (重量%)
(1)ポリエチレンワックス(注1) 10.0
(2)パラフィンワックス 4.0
(3)カルナウバワックス 2.5
(4)ミツロウ 2.0
(5)マイクロクリスタリンワックス 5.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 3.5
(7)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 1.0
(8)トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステア
リン酸)グリセリル 2.0
(9)流動パラフィン 11.96
(10)イソステアリン酸ソルビタン 1.0
(11)天然ビタミンE 0.04
(12)無水ケイ酸 2.0
(13)ポリメタクリル酸メチル 3.0
(14)シリコーン処理セリサイト 1.5
(15)雲母チタン 2.0
(16)黒酸化鉄 4.5
(17)黄酸化鉄 3.5
(18)ベンガラ 11.0
(19)酸化チタン 0.5
(20)赤色202号 2.0
(21)X−21−5595(注4) 12.0
(22)イソドデカン 15.0
(製法)配合成分(1)〜(11)を加熱溶解し、(12)〜(20)を加えロール機にて均一に分散混合した後、(21)〜(22)を添加し混合撹拌した。次いで、これを脱泡後、樹脂製円筒軸(内径5mm長さ200mm)に直接充填し鉛筆型リップライナーを得た。
上記の実施例6の鉛筆型リップライナーは、化粧持ち、耐二次付着性に優れ、耐衝撃性に於いても優れており、他の全ての評価項目に於いても良好であった。また、シャープナーでの切削においても、欠け、崩れ等なく良好であった。
[実施例7]コンシーラーペンシル
(配合成分) (重量%)
(1)セレシン 4.0
(2)マイクロクリスタリンワックス 3.0
(3)カルナウバワックス 1.0
(4)ミツロウ 1.0
(5)ポリエチレンワックス(注1) 6.5
(6)キャンデリラロウ 2.0
(7)ジカプリン酸プロピレングリコール 15.0
(8)スクワラン 3.0
(9)ジメチルポリシロキサン(6cs) 3.0
(10)イソステアリン酸ソルビタン 1.0
(11)天然ビタミンE 0.05
(12)シリコーン処理マイカ 3.9
(13)シリコーン処理酸化チタン 9.0
(14)シリコーン処理黄酸化鉄 1.25
(15)シリコーン処理ベンガラ 0.25
(16)シリコーン処理黒酸化鉄 0.05
(17)ナイロンパウダー 10.0
(18)無水ケイ酸 1.0
(19)合成マイカ 5.0
(20)ポリメタクリル酸メチル 10.0
(21)X−21−5595(注4) 10.0
(22)イソドデカン 10.0
(製法)配合成分(1)〜(11)を加熱溶解し、(12)〜(20)を加えロール機にて均一に分散混合した後、(21)〜(22)を添加し混合撹拌した。次いで、これを脱泡後、樹脂製円筒軸(内径10mm長さ90mm)に直接充填し鉛筆型コンシーラーを得た
上記の実施例7の鉛筆型コンシーラーは、化粧持ち、耐二次付着性に優れ、耐衝撃性に於いても優れており、他の全ての評価項目に於いても良好であった。また、シャープナーでの切削においても、欠け、崩れ等なく良好であった。
本発明において用いられるトリメチルシロキシケイ酸としては、シロキサン構造を主骨格とした架橋構造を持つ化合物で[(CH SiO 1/2 [SiO で表され、市販品としては、KF−7312F、KF−7312J,KF7312K、X−21−5595(信越化学工業社製)など揮発性油剤やシリコーン油と混合したものがあげられる。本発明の棒状化粧品に含まれるトリメチルシロキシケイ酸の量は1.0〜15.0%が好ましく、2.0〜13.0%であることがより好ましい。1.0%未満の場合、二次付着しやすく化粧持ちに劣り、15.0%を越えて含まれる場合伸展性など使用性に劣るものとなってしまう。

Claims (3)

  1. (a)トリメチルシロキシケイ酸、(b)揮発性油剤、(c)粉体を含む棒状化粧料において、(d)平均分子量450以下のポリエチレンワックス、(e)カルナウバワックス、(f)ミツロウを含有することを特徴とする棒状化粧料。
  2. 前記(b)揮発性油剤が炭化水素系油剤である請求項1記載の棒状化粧料
  3. 前記(d)平均分子量450以下のポリエチレンワックスを2〜20重量%、(e)カルナウバワックスを0.1〜5.0重量%、(f)ミツロウを0.1〜5.0重量%含有することを特徴とする請求項1及び又は2記載の棒状化粧料
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