JP2015199402A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イグニッションスイッチの信号を受け取れない断線故障や、エンストが発生した場合においても、操舵フィーリングのよい電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】アシスト力を停止するか否かを判定するアシスト停止判定手段を備え、アシスト停止判定手段は、始動手段のオン信号と、車速信号と、モータ回転角によって、車両の走行状態及びアシスト状態を設定するとともに、制御手段は、車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角の変動を検出した後、更に、車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、モータ回転角の変化がなくなったと判定された場合には、目標電流指令値をゼロとする構成とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、モータにより操舵補助を行う電動パワーステアリング装置では、操舵トルクと車速信号によって、アシスト力を決めている。そして、モータに流れる実電流値をモータ電流検出センサで検出して、上記アシスト力を発生させる目標電流指令値と一致するように、制御系が構成されている。そして、前記制御系は、イグニッションスイッチ信号がオン状態において、実行されるのが一般的である。
そのため、走行中にイグニッションスイッチ信号がオフ状態になった場合には、アシストを停止するようになっている。その結果、操舵力の負担が急激に増えることとなり、操舵フィーリングが悪化する。
その対策として、例えば、特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、
運転者がハンドル操舵中に、イグニッションスイッチ信号を受け取れない断線故障や、エンストが発生した場合に、操舵トルクを監視するとともに、操舵補助を行うモータの角速度を監視しており、操舵トルク及びモータ角速度がそれぞれ所定値以下の状態で、所定値以上の継続時間が経過したときに、アシストを停止するようにしている。これにより、急激なアシスト停止を防止することができる。
特開2008−087692号公報
しかし、上記方法では、例えば、車両が長い下り坂を走行している場合などでは、操舵トルク及びモータ角速度がそれぞれ所定値以下の状態で、所定値以上の継続時間が経過したときに、極低速走行途中ではアシストが停止してしまうので、やはり操舵フィーリングの悪化を防止することができない虞がある。
本発明の目的は、イグニッションスイッチ信号を受け取れない断線故障や、エンストが発生した場合においても、操舵フィーリングのよい電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータによって操舵系にステアリング操作を補助するアシスト力を付与すべく設けられた操舵力補助装置と、車両を始動する始動手段と、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、車速信号を検出する車速信号検出手段と、モータ回転角を検出するモータ回転角検出手段と、前記操舵トルクと、前記車速信号から目標電流指令値を生成する目標電流指令値生成手段と、前記操舵力補助装置の駆動源である前記モータに対して駆動電力を供給することにより、前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、前記アシスト力を停止するか否かを判定するアシスト停止判定手段を更に備え、前記アシスト停止判定手段は、前記始動手段のオン信号と、前記車速信号と、前記モータ回転角によって、前記車両の走行状態及びアシスト状態を設定するとともに、前記制御手段は、前記車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、前記車両のドアが閉められた時に発生する前記モータ回転角の変動を検出した後、更に、前記車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、前記モータ回転角の変化がなくなったと判定された場合には、前記目標電流指令値をゼロとすること、を要旨とする。
本請求項の電動パワーステアリング装置では、アシスト力を停止するか否かを判定するアシスト停止判定手段を備え、アシスト停止判定手段は、始動手段のオン信号と、車速信号と、モータ回転角によって、車両の走行状態及びアシスト状態を設定するとともに、制御手段は、車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角の変動を検出した後、更に、車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、モータ回転角の変化がなくなったと判定された場合には、目標電流指令値をゼロとする構成とした。
即ち、車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、車両のドアが開閉された時に発生するモータ回転角の変動を検出した後、更に、車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、モータ回転角の変化がなくなったと判定された場合には、目標電流指令値をゼロとしているので、車両が完全に停止してからアシスト力を停止することができる。
その結果、極低速走行途中でもアシストが停止してしまうことがないので、操舵フィーリングの悪化を防止することができる。
本発明によれば、始動手段の信号を受け取れない断線故障や、エンストが発生した場合においても、操舵フィーリングのよい電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本実施形態における電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 本実施形態におけるEPSの制御ブロック図。 本実施形態における各走行状態及びアシスト状態時のメモリ内容対応表。 本実施形態におけるアシスト停止判定部の処理手順を示すフローチャート図。 本実施形態におけるモータ回転角変動による走行状態/アシスト状態判定サブルーチン部の処理手順を示すフローチャート図。
以下、コラム型の電動パワーステアリング装置(以下、EPSという)に具体化した本発明の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のEPS1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の転舵角が変更されるようになっている。
また、EPS1は、モータ21によって操舵系にステアリング操作を補助するアシスト力を付与すべく設けられた操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ24(操舵力補助装置)と、EPSアクチュエータ24の作動を制御するECU27とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ24は、コラム型のEPSアクチュエータであり、その駆動源であるモータ21は、減速機構23を介してコラムシャフト8と駆動連結されている。そして、同モータ21の回転を減速機構23により減速してコラムシャフト8に伝達することによって、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成となっている。
一方、ECU27には、車速信号を検出する車速センサ25(車速信号検出手段)、操舵トルクを検出するトルクセンサ26(操舵トルク検出手段)、及びモータ回転角センサ22(モータ回転角検出手段)が接続されており、ECU27は、これら各センサの出力信号に基づいて、車速信号V、操舵トルクτ、及びモータ回転角θmを検出する。
トルクセンサ26はツインレゾルバ型のトルクセンサである。ECU27は、図示しないトーションバーの両端に設けられた一対のレゾルバの各出力信号に基づいて操舵トルクτを演算する。また、ECU27は、これら検出される各状態量に基づいて目標アシスト力を演算し、その駆動源であるモータ21への駆動電力の供給を通じて、EPSアクチュエータ24の作動、即ち操舵系に付与するアシスト力を制御する。
次に、本実施形態のEPS1における電気的構成について説明する。
図2は、本実施形態のEPS1の制御ブロック図である。同図に示すように、ECU27は、操舵力補助装置の作動を制御するモータ制御信号を出力するマイコン29(制御手段)と、そのモータ制御信号に基づいて、EPSアクチュエータ24の駆動源であるモータ21に駆動電力を供給する駆動回路部40を備えている。更に、ECU27は、モータ21に通電されるモータ実電流値Imを検出するためのモータ電流検出センサ30とを備えている。
駆動回路部40は、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(アーム)として2つのアームを並列接続してなる公知のPWMインバータ(図示せず)である。また、マイコン29の出力するモータ制御信号は、駆動回路部40を構成する各スイッチング素子のオンデューティ比を規定するものとなっている。モータ制御信号が各スイッチング素子のゲート端子に印加され、モータ制御信号に応答して、各スイッチング素子がオン/オフすることにより、バッテリ28の電源電圧に基づくモータ駆動電力を生成して、モータ21へと出力する構成になっている。
マイコン29は、これら各センサの出力信号に基づき検出されたモータ21のモータ実電流値Im、操舵トルクτ、及び車速信号Vに基づいて、駆動回路部40にモータ制御信号を出力する。
以下に示す各制御ブロックは、マイコン29が実行するコンピュータプログラムにより実現されるものである。マイコン29は、所定のサンプリング周期で上記各状態量を検出し、所定周期毎に以下の各制御ブロックに示される各演算処理を実行することにより、モータ制御信号を生成する。
図2に示すように、マイコン29は、トルクセンサ26(操舵トルク検出手段)から検出した操舵トルクτと、車速センサ25(車速信号検出手段)から検出した車速信号Vを入力として、目標電流指令値I**を出力とする目標電流指令値生成部31(目標電流指令値生成手段)を、備えている。更に、マイコン29は、目標電流指令値I**を入力として、モータ制御信号を出力とするモータ制御信号生成部44とを、備えている。
目標電流指令値生成部31は、目標電流指令値マップ部32と、目標電流指令値切替部33と、目標電流指令値ゲインマップ部34と、アシスト停止判定部35(アシスト停止判定手段)から構成されている。
目標電流指令値マップ部32は、操舵トルクτと、車速信号Vを入力として、初段目標電流指令値I*を、操舵トルク/目標電流指令値マップより決定する。そして、操舵トルク/目標電流指令値マップは、同じ操舵トルクの場合、車速信号Vが小さいほど、大きな目標電流指令値を決定するように構成されている。
目標電流指令値切替部33は、アシスト停止判定部35より入力されるアシスト停止信号により、目標電流指令値切替部接点33a、33b、33cを切り替える。即ち、アシスト中の場合には、目標電流指令値切替部接点33c、33aを接続し、アシスト停止の場合には、目標電流指令値切替部接点33c、33bを接続する。
目標電流指令値ゲインマップ部34は、アシスト中の場合には、目標電流指令値切替部接点33c、33aを介した初段目標電流指令値I*に、目標電流指令値ゲイン記憶部34M1の内容(実施例では「1」)を目標電流指令値ゲイン積算部34aで積算して、加算器54へ出力する。
一方、目標電流指令値ゲインマップ部34は、アシスト停止の場合には、目標電流指令値切替部接点33c、33bを介した初段目標電流指令値I*に、目標電流指令値ゲイン記憶部34M2の内容(実施例では「0」)を目標電流指令値ゲイン積算部34bで積算して、加算器54へ出力する。
アシスト停止判定部35は、イグニッションスイッチ信号IGと、車速信号V及びモータ回転角θmを入力信号として、アシスト中とするか、アシスト停止とするかを判定する。そして、アシスト停止と判定した場合には、目標電流指令値切替部接点33c、33bを接続して、初段目標電流指令値I*に目標電流指令値ゲイン記憶部34M2に記憶されたゲイン値「0」を積算して、目標電流指令値I**をゼロとする。尚、アシスト停止判定部35の詳細は、後述する。
加算器54から出力された目標電流指令値I**は、後段のモータ制御信号生成部44に入力される。モータ制御信号生成部44は、目標電流指令値I**からモータ実電流値Imを減算する減算器55と、減算器55から生成される電流偏差値ΔIと、電流偏差値ΔIをPID制御するPID制御部36(比例+積分+微分制御)で構成されている。
更に、モータ制御信号生成部44は、PID制御部36より出力される電圧指令値V*を、PWM変換するPWM出力部37を有している。そして、PWM出力部37からは、モータ制御信号が駆動回路部40に入力され、駆動回路部40からは、モータ21を駆動するための電力が供給される。
次に、アシスト停止判定部35で使用するパラメータについて、本実施形態における各走行状態、アシスト状態時のメモリ内容対応表図3に基づいて説明する。
図3の(1)を、状態、作動、メモリ内容に分けて説明する。まず、状態としては、
走行状態(ラベル:DRMODE)と、アシスト状態(ラベル:ASMODE)がある。ここで、ラベルとは、走行状態又はアシスト状態が書き込まれたメモリのアドレスを意味する。
走行状態の作動としては、「0:走行中」、「1:一時停車」、「2:停車」、「3:完全停車」の4種類に分けられる。更に、アシスト状態の作動としては、「0:アシスト中」、「1:アシスト停止」の2種類に分けられる。
上記作動内容は、メモリ内に以下の記述で記憶される。例えば、「0:走行中」の場合は「00」、「1:一時停車」の場合は「01」、「2:停車」の場合は「10」、「3:完全停車」の場合は「11」となっている。また、「0:アシスト中」の場合は「00」、「1:アシスト停止」の場合は「01」である。尚、走行状態とアシスト状態では、記憶されるメモリアドレスが異なっている。それを図示すると、図3の(2)となる。
次に、本実施形態のマイコン29によるアシスト停止判定部35の処理手順について図4に基づいて説明する。
最初に、マイコン29は、走行状態ラベル(記憶部番地)DRMODEに走行中をセットする(DRMODE=「00」、ステップS101)。次に、マイコン29は、アシスト状態ラベル(記憶部番地)ASMODEにアシスト中をセットする(ASMODE=「00」、ステップS102)。
次に、マイコン29は、イグニッションスイッチ信号IGがオフか否かを判定する(ステップS103)。そして、マイコン29は、イグニッションスイッチ信号IGがオフの場合(ステップS103:YES)には、車速信号Vが、途絶/無効/異常か否かを判定する(ステップS104)。
更に、マイコン29は、車速信号Vが、途絶/無効/異常の場合(ステップS104:YES)には、モータ回転角変動による走行状態/アシスト状態判定サブルーチン処理(ステップS105)を実行する。尚、モータ回転角変動による走行状態/アシスト状態判定サブルーチン処理については、後述する。
次に、マイコン29は、アシスト状態ラベル(記憶部番地)ASMODEの内容が「01(アシスト停止)」か否かを判定する(ステップS106)。そして、マイコン29は、アシスト状態ラベルASMODEの内容が「01(アシスト停止)」の場合(ステップS106:YES)には、目標電流指令値切替部33の接点33cと33bを接続(ステップS107)して、処理を終える。
一方、マイコン29は、アシスト状態ラベルASMODEの内容が「01(アシスト停止)」でない場合(ステップS106:NO)には、目標電流指令値切替部33の接点33cと33aを接続(ステップS113)し、ステップS103へ移行する。
更に、マイコン29は、車速信号Vが、途絶/無効/異常でない場合(ステップS104:NO)には、車速信号Vが所定車速信号V0以下か否かを判定する(ステップS108)。そして、マイコン29は、車速信号Vが所定車速信号V0以下の場合(ステップS108:YES)には、走行状態ラベル(記憶部番地)DRMODEに完全停車をセットする(DRMODE=「11」、ステップS109)。次に、マイコン29は、アシスト状態ラベルASMODEにアシスト停止をセット(ASMODE=「01」、ステップS110)し、ステップS106へ移行する。
一方、マイコン29は、車速信号Vが所定車速信号V以下でない場合(ステップS108:NO)、又は、イグニッションスイッチ信号IGがオフでない場合(ステップS103:NO)には、走行状態ラベルDRMODEに走行中をセットする(DRMODE=「00」、ステップS111)。更に、マイコン29は、アシスト状態ラベルASMODEにアシスト中をセット(ASMODE=「00」、ステップS112)し、ステップS106へ移行する。
次に、本実施形態のマイコン29によるモータ回転角変動による走行状態/アシスト状態判定サブルーチン部の処理手順について図5に基づいて説明する。
最初に、マイコン29は、走行状態ラベルDRMODEの内容が「00(走行中)」か否かを判定する(ステップS201)。そして、マイコン29は、走行状態ラベルDRMODEの内容が「00(走行中)」の場合(ステップS201:YES)には、モータ回転角変動がないか否かを判定する(ステップS202)。
そして、マイコン29は、モータ回転角変動がない場合(ステップS202:YES)には、走行状態ラベルDRMODEに一時停車をセットする(DRMODE=「01」、ステップS203)。次に、マイコン29は、アシスト状態ラベルASMODEにアシスト中をセット(ASMODE=「00」、ステップS204)し、処理を終える。
一方、マイコン29は、モータ回転角変動がある場合(ステップS202:NO)には、走行状態ラベルDRMODEに走行中をセット(DRMODE=「00」、ステップS205)し、ステップS204に移行する。
更に、マイコン29は、走行状態ラベルDRMODEの内容が「00(走行中)」でない場合(ステップS201:NO)には、走行状態ラベルDRMODEの内容が「01(一時停車)」か否かを判定する(ステップS206)。そして、マイコン29は、走行状態ラベルDRMODEの内容が「01(一時停車)」の場合(ステップS206:YES)には、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角の変動があるか否かを判定する(ステップS207)。
そして、マイコン29は、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角の変動がある場合(ステップS207:YES)には、走行状態ラベルDRMODEに停車をセット(DRMODE=「10」、ステップS208)し、ステップS204に移行する。
一方、マイコン29は、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角の変動がない場合(ステップS207:NO)には、走行状態ラベルDRMODEに一時停車をセット(DRMODE=「01」、ステップS209)し、ステップS204に移行する。
更に、マイコン29は、走行状態ラベルDRMODEの内容が「01(一時停車)」でない場合(ステップS206:NO)には、モータ回転角変動がないか否かを判定する(ステップS210)。
そして、マイコン29は、モータ回転角変動がない場合(ステップS210:YES)には、走行状態ラベルDRMODEに完全停車をセットする(DRMODE=「11」、ステップS211)。次に、マイコン29は、アシスト状態ラベルASMODEにアシスト停止をセット(ASMODE=「01」、ステップS212)し、処理を終える。
一方、マイコン29は、モータ回転角変動がある場合(ステップS210:NO)には、走行状態ラベルDRMODEに停車をセット(DRMODE=「10」、ステップS213)し、ステップS204に移行する。
次に、上記のように構成された本実施形態のEPS1の作用及び効果について説明する。
アシスト力を停止するか否かを判定するアシスト停止判定部35(アシスト停止判定手段を備え、アシスト停止判定部35は、イグニッションスイッチ20(始動手段)のイグニッションスイッチ信号IGのオン信号と、車速信号Vと、モータ回転角θmによって、車両の走行状態及びアシスト状態を設定するとともに、マイコン29(制御手段)は、車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角θmの変動を検出した後、更に、車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、モータ回転角θmの変化がなくなったと判定された場合には、目標電流指令値I**をゼロとする構成とした。
即ち、車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角の変動を検出した後、更に、車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、モータ回転角の変化がなくなったと判定された場合には、目標電流指令値をゼロとしているので、車両が完全に停止してからアシスト力を停止することができる。その結果、低速走行途中ではアシストが停止してしまうことがないので、操舵フィーリングの悪化を防止することができる。
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、車両のドアが閉められた時に発生するモータ回転角θmの変動を検出した後、更に、車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、モータ回転角θmの変化がなくなったと判定された場合には、車両から運転者が降りたと判断して、アシスト力をゼロとする構成とした。
しかし、この構成に限ったことではなく、車両の運転席にシート荷重センサを備え、シート荷重がゼロとなった時に、車両から運転者が降りたと判断して、アシスト力をゼロとする構成としてもよい。
・本実施形態では、本発明をコラムアシストEPSに具体化したが、本発明をラックアシストEPSやピニオンアシストEPSに適用してもよい。
・本実施形態では、本発明をEPSアクチュエータ24の駆動源であるモータ21として、DCモータに具体化したが、本発明を三相のブラシレスDCモータ、誘導モータ、及びステッピングモータとしてもよい。
1:電動パワーステアリング装置(EPS)、2:ステアリング、
3:ステアリングシャフト、4:ラックアンドピニオン機構、5:ラック軸、
8:コラムシャフト、9:インターミディエイトシャフト、10:ピニオンシャフト、11:タイロッド、12:転舵輪、
20:イグニッションスイッチ(始動手段)、21:モータ、
22:モータ回転角センサ(モータ回転角検出手段)、23:減速機構、
24:EPSアクチュエータ(操舵力補助装置)、
25:車速センサ(車速信号検出手段)、
26:トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、27:ECU、28:バッテリ、
29:マイコン(制御手段)、
30:モータ電流検出センサ、
31:目標電流指令値生成部(目標電流指令値生成手段)、
32:目標電流指令値マップ部、
33:目標電流指令値切替部、33a、33b、33c:目標電流指令値切替部接点、
34:目標電流指令値ゲインマップ部、
34a、34b:目標電流指令値ゲイン積算部、
34M1、34M2:目標電流指令値ゲイン記憶部、
35:アシスト停止判定部(アシスト停止判定手段)、36:PID制御部、
37:PWM出力部、40:駆動回路部、44:モータ制御信号生成部、
54:加算器、55:減算器、
V:車速信号、V0:所定車速信号、τ:操舵トルク、θm:モータ回転角、
IG:イグニッションスイッチ信号、
Im:モータ実電流値、I*:初段目標電流指令値、I**:目標電流指令値、
ΔI:電流偏差値、V*:電圧指令値、
DRMODE:走行状態ラベル(記憶部番地)、
ASMODE:アシスト状態ラベル(記憶部番地)

Claims (1)

  1. モータによって操舵系にステアリング操作を補助するアシスト力を付与すべく設けられた操舵力補助装置と、
    車両を始動する始動手段と、
    操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    車速信号を検出する車速信号検出手段と、
    モータ回転角を検出するモータ回転角検出手段と、
    前記操舵トルクと、前記車速信号から目標電流指令値を生成する目標電流指令値生成手段と、
    前記操舵力補助装置の駆動源である前記モータに対して駆動電力を供給することにより、前記操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記アシスト力を停止するか否かを判定するアシスト停止判定手段を更に備え、
    前記アシスト停止判定手段は、前記始動手段のオン信号と、前記車速信号と、前記モータ回転角によって、前記車両の走行状態及びアシスト状態を設定するとともに、
    前記制御手段は、前記車両の走行状態が一時停車中と判定され、且つ、前記車両のドアが閉められた時に発生する前記モータ回転角の変動を検出した後、更に、前記車両の走行状態が停車したと判定され、且つ、前記モータ回転角の変化がなくなったと判定された場合には、前記目標電流指令値をゼロとすること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
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