JP2015197627A - カメラモジュール - Google Patents

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寺嶋 厚吉
Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
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Abstract

【課題】レンズの位置を正確に検出して姿勢差を修正するとともに、磁気的なノイズの影響を受けることなくレンズの搖動を制御し、高速且つ高精度な応答が可能な手振れ補正装置を搭載したカメラモジュールを提供する。【解決手段】オートフォーカス用レンズ駆動装置10Aのレンズホルダー12に巻回されてフォーカスコイルと兼用される送信コイル13に駆動電流とともに送信電流を重畳させて誘導磁界を発生させ、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMを光軸Oに対して回転対称となるようにベースに装着して誘導磁界を検出するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話等に搭載されるカメラに使用され、オートフォーカス機能及び手振れ補正機能を備えたカメラモジュールに関するものである。
オートフォーカス機能及び手振れ補正機能を備えたカメラモジュールは、カメラに搭載されたレンズの前方にある被写体に向けてレンズを前進もしくは後退動作をさせて焦点合わせするとともに、カメラの揺れに対応して被写体方向に対して直角な方向へレンズを搖動させ、イメージセンサー上に結像させた像のブレ,流れを抑制するものである。カメラモジュールの一例として、手振れ補正装置がイメージセンサーの前方に装着され、オートフォーカス用レンズ駆動装置を、Z方向に延在するサスペンションワイヤによりイメージセンサーを保持するベース側に対してX方向及びY方向に搖動可能に懸架支持するようにしたカメラモジュールが提案されている(例えば特許文献1参照)。
図6(a),(b)に示すように、カメラモジュール601は、Z方向前方を被写体側として、Z方向に光軸を有するレンズ614を保持するレンズホルダー602と、Z方向に巻回されて、レンズホルダー602に装着されたフォーカスコイル603と、マグネットホルダー605に保持されて、フォーカスコイル603の外周側に空隙を隔てて対向するように配設された四角板状の永久磁石604と、Z方向と直角な方向に延在し、マグネットホルダー605に接続されてレンズホルダー602を懸架支持する上側板バネ606及び下側板バネ607と、これら上側板バネ606及び下側板バネ607を挟持する上側基板608及びストッパ609とよりなるオートフォーカス用レンズ駆動装置601A、Z方向に延在してオートフォーカス用レンズ駆動装置601Aを懸架支持するサスペンションワイヤ611と、X方向及びY方向に巻回された手振れ補正用コイル612a,612bとよりなりオートフォーカス用レンズ駆動装置601AをX方向及びY方向に搖動する手振れ補正装置601B、中央にZ方向を向いた開口部を有する四角板状のベース610、ベース610の四辺中央部に取付けられて永久磁石604からの直流磁界を検出するホール素子等の4個の位置検出手段615、及び、ベース610に取付けられてZ方向前方を向いたイメージセンサー616よりなる。
オートフォーカス用レンズ駆動装置601Aは、被写体の像をイメージセンサー616上に合焦,結像させるために、レンズ614をZ方向に前進もしくは後退させるものである。すなわち、フォーカスコイル603に駆動電流が通電されると、フォーカスコイル603にはZ方向前向きのローレンツ力が生じて、上側板バネ606及び下側板バネ607の復元力と釣り合う位置までレンズ614を移動させる。
手振れ補正装置601Bは、サスペンションワイヤ611の一端側がベース610に接続され、他端側がオートフォーカス用レンズ駆動装置601Aの上側基板608に接続されている。手振れ補正用コイル612a,612bは、オートフォーカス用レンズ駆動装置601Aに設けられた永久磁石604の外側磁極面に対して空隙を隔てて対向するようにシールドカバー613のX側側面内壁及びY側側面内壁に取り付けられている。そして、手振れ補正用コイル612a及び手振れ補正用コイル612bに手振れ補正電流が通電されると、手振れ補正用コイル612a及び手振れ補正用コイル612bには、Y方向及びX方向のローレンツ力を生じる。その結果、オートフォーカス用レンズ駆動装置601Aに装着されている永久磁石604は、このローレンツ力に対する反力を生じるので、懸架されたオートフォーカス用レンズ駆動装置601Aを手振れ補正用コイル612a及び手振れ補正用コイル612bに生じるローレンツ力と反対の方向に搖動させることができる。
4個の位置検出手段615には、永久磁石604からの直流磁界が等しく印加され、永久磁石604の搖動に伴ってそれぞれの位置検出手段615に印加される直流磁界の強度が変化するので、搖動の方向及び速度と、永久磁石604の位置とを知ることができる。
また、カメラモジュール601は、ジャイロスコープや加速度センサー等よりなる図示しない手振れセンサーがベース610側に取付けられており、撮影時に手振れが生じると手振れの方向及び速度を検出する。
そして、カメラモジュール601は、検出された手振れの方向及び速度に応じた適切な配分比率で、手振れ補正電流を各手振れ補正用コイル612a,612bに供給し、イメージセンサー616上に結像した被写体の像のブレを抑制する方向にオートフォーカス用レンズ駆動装置601Aを搖動させる。
このようにして、オートフォーカス用レンズ駆動装置601AにY方向及びX方向への搖動が加えられると、位置検出手段615は、搖動の速度と方向とを検出し、図示しない制御回路にフィードバックする。そして、制御回路は、像ブレの補償に必要とされる手振れ補正電流値を計算して、手振れ補正用コイル612a,612bに最適な電流を供給し、オートフォーカス用レンズ駆動装置601Aを適切な速度と方向とに搖動する。
一方、サスペンションワイヤ611により懸架されているオートフォーカス用レンズ駆動装置601Aは、カメラモジュール601を水平方向に向けたときに、その重みによって鉛直方向下方に沈み、レンズ614の光軸がイメージセンサー616の中心からずれるという姿勢差現象を生じる。そのため、カメラモジュール601は、永久磁石604から4個の位置検出手段615に対して印加される直流磁界のバランスの変化を測定することによって、オートフォーカス用レンズ駆動装置601AのX方向及びY方向への中心ずれを検出し、検出した中心ずれを修正する電流を手振れ補正用コイル612a,612bに供給することにより、姿勢差現象の発生を防止する。その後、カメラモジュール601は、オートフォーカス用レンズ駆動装置601Aを4個の位置検出手段615における直流磁界の検出強度が等しくなる位置に戻すとともに、手振れ補正電流を重畳通電させる。
特開2011−65140号公報
このように、上記従来のカメラモジュール601における姿勢差の修正は、永久磁石604の位置情報によってオートフォーカス用レンズ駆動装置601Aに対してなされるので、レンズ614の姿勢差を修正することはできない。すなわち、レンズホルダー602は、上側板バネ606と下側板バネ607とにより懸架支持されているので、カメラモジュール601が水平方向に向けられた時に姿勢差を生じた永久磁石604に対してさらに鉛直方向下方側にずれてしまう。
このため、従来のカメラモジュール601においては、永久磁石604に対して姿勢差を検出して修正することはできるものの、レンズ614の姿勢差を検出することができず、位置修正が不可能となるため、レンズ614の光軸がイメージセンサー616の中心からずれたまま手振れ補正することになり、撮影された画像が像面歪曲を生じたものとなってしまうという問題がある。
また、位置検出手段615としてホール素子が使用されている場合には、通電された手振れ補正用コイル612a,612bから発生した磁界が、永久磁石604からの直流磁界とともに位置検出手段615に加わって磁気的なノイズとなるため、オートフォーカス用レンズ駆動装置601Aの正確な搖動方向や速度を検出できなくなり、手振れに対して手振れ補正装置601Bの補正精度が低下する問題がある。
さらに、このカメラモジュール601は、4個の位置検出手段615に加わる直流磁界の強度バランスの変化を搖動の方向及び速度の情報として検出する必要があることから、永久磁石604を搖動させなければならないが、永久磁石604がオートフォーカス用レンズ駆動装置601Aに取付けられるため、搖動部の質量が大きくなって応答性能が悪くなり、高速な手振れ補正が困難となるという問題がある。
本発明は、レンズの位置を正確に検出して姿勢差を修正するとともに、磁気的なノイズの影響を受けることなくレンズの搖動を制御し、高速且つ高精度な応答が可能な手振れ補正装置を搭載したカメラモジュールを提供することを目的とする。
本願発明は、被写体側を光軸方向前方とするレンズと、レンズを保持するレンズホルダーを備え、当該レンズホルダーを光軸方向に移動させるオートフォーカス用レンズ駆動装置と、オートフォーカス用レンズ駆動装置を光軸方向と直角な方向に搖動させる手振れ補正装置と、手振れ補正装置のベースに保持されるイメージセンサーと、光軸と同軸周りに巻回され、レンズホルダーに装着される送信コイルと、光軸に対して回転対称となるようにベースに装着され、送信コイルからの誘導磁界を検出する受信コイルとを備えることを特徴とするものである。
このように、オートフォーカス用レンズ駆動装置側に送信コイルを装着し、複数の受信コイル片を光軸に対して回転対称となるようにベース側に装着して電磁誘導結合させると、受信コイル片によってレンズホルダーの位置を正確に知ることができ、レンズの姿勢差を修正するとともに高精度な搖動制御が可能なカメラモジュールを提供することができる。しかも、これら複数の受信コイル片を送信コイルと電磁誘導結合させるようにしているので、永久磁石を搖動させなくてもレンズを揺動制御することができる。これにより、オートフォーカス用レンズ駆動装置を高速に揺動させることができる。
また、本願発明は、送信コイルが、レンズホルダーに巻回されたフォーカスコイルと兼用され、フォーカスコイルには、駆動電流に重畳して送信電流が通電されることを特徴とする。
このようにオートフォーカス用レンズ駆動装置のフォーカスコイルに送信電流が重畳して通電されるようにすれば、専用の送信コイルを設ける必要がなく、軽量化できる。これにより、オートフォーカス用レンズ駆動装置の組立工程が複雑化せず、高速応答が可能な手振れ補正装置を備えたカメラモジュールとすることができる。
また、本願発明は、受信コイルには、検出回路が接続され、検出回路は送信電流と同一の周波数を通過させるバンドパスフィルターを備えていることを特徴とする。
これにより、検出回路は手振れ補正用コイルや永久磁石から発生する磁気的なノイズを排除して送信電流と同一の周波数の電磁信号だけを抽出できるので、さらに高精度な手振れ補正が可能なカメラモジュールを提供することができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本発明の実施の形態1に係るカメラモジュールを示す斜視図及び分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るカメラモジュールを背面側から示す斜視図及び要部斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るカメラモジュールにおける検出回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係るカメラモジュールにおける受信コイルの他の例を示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るカメラモジュールを示す斜視図及び分解斜視図である。 従来のカメラモジュールを示す斜視図及び分解斜視図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1(a)は、本実施の形態1に係るカメラモジュール10の構成を示す斜視図であり、図1(b)は分解斜視図である。また、図2(a),(b)は本実施の形態1に係るカメラモジュール10の要部斜視図である。
図1(a),(b)に示すカメラモジュール10は、概略、オートフォーカス用レンズ駆動装置10Aと、手振れ補正装置10Bと、イメージセンサー21と、受信コイル22とよりなる。
オートフォーカス用レンズ駆動装置10Aは、Z方向前方(+Z)を被写体側として、Z方向に光軸Oを有するレンズ11を保持するレンズホルダー12と、光軸Oと同軸であり、光軸O周りに巻回されてレンズホルダー12に装着され、フォーカスコイルと兼用される送信コイル13と、送信コイル13の外周側でマグネットホルダー15に保持され、送信コイル13と空隙を隔てて径方向に対向するように配設された四角板状の永久磁石14と、Z方向と直角な方向に延在しマグネットホルダー15に接続されて、レンズホルダー12をZ方向に移動可能に懸架支持する前側バネ部材16A及び後側バネ部材16Bとよりなる。
手振れ補正装置10Bは、中央にZ方向を向いた開口部を有する四角板状のベース18と、オートフォーカス用レンズ駆動装置10Aを保持する保持部材17と、Z方向に延在して一端がベース18に接続され、他端が保持部材17に接続されてオートフォーカス用レンズ駆動装置10AをX方向及びY方向に揺動可能に懸架支持するサスペンションワイヤ19と、永久磁石14の外側でY方向及びX方向に巻回されて永久磁石14と径方向に対向するようにベース18に取付けられた手振れ補正用コイル20X,20Yとを備え、オートフォーカス用レンズ駆動装置10AをX方向及びY方向に搖動する。
イメージセンサー21は、受像面を被写体側に向けてその中心がレンズ11の光軸O上に位置するようにベース18側に取付けられる。受信コイル22は、4個の受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMで構成される。受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、Z方向に巻回され、イメージセンサー21の後方において光軸Oに対して互いに回転対称となるように光軸Oの周りに90°間隔でベース18に取付けられる。
オートフォーカス用レンズ駆動装置10Aは、レンズ11をZ方向に前進もしくは後退させ、被写体の像をイメージセンサー21の受像面に合焦させるものである。具体的には、フォーカスコイルと兼用される送信コイル13に駆動電流が通電されると、送信コイル13には、Z方向前向きのローレンツ力が生じて、前側バネ部材16A及び後側バネ部材16Bの復元力と釣り合う位置までレンズ11を移動させることができる。
手振れ補正装置10Bは、オートフォーカス用レンズ駆動装置10Aに取付けられたレンズ11をX方向及びY方向に揺動させ、カメラモジュール10が手振れを受けたときに生じるイメージセンサー21上の像のブレを抑制するものである。具体的には、手振れ補正用コイル20X及び手振れ補正用コイル20Yに手振れ補正電流が通電されると、手振れ補正用コイル20X,20Yには、永久磁石14に対するX方向及びY方向のローレンツ力が生じる。その結果、永久磁石14には、このローレンツ力に対する反力が生じるので、手振れ補正装置10Bは、オートフォーカス用レンズ駆動装置10Aに装着されたレンズ11を手振れ補正用コイル20X,20Yに生じたローレンツ力と反対の方向に揺動させる。
図2(a)に示すように、カメラモジュール10には、受信コイル22を構成する受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMがそれぞれZ方向に巻回される。受信コイル22は、イメージセンサー21の−Z側(後方側)において、レンズ11の光軸Oに対して4回対称となるようにそれぞれ+X寄り,−X寄り,+Y寄り,−Y寄りに配設され、送信コイル13と電磁誘導により結合(電磁誘導結合)している。
図2(b)に示すように、送信コイル13には、フォーカス用の駆動電流とともに交流の送信電流が重畳されている。送信コイル13は、レンズ11をZ方向に移動させるとともに、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに対して誘導磁界を等しく印加し、各受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに大きさの等しい受信電流としての誘導電流を誘起させる(誘導電流を流す)。
そして、送信コイル13をX方向及びY方向、またはX方向,Y方向のいずれか一方へ搖動させると、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに印加する誘導磁界の大きさが変化して、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに誘起される誘導電流が増減するので、送信コイル13の位置と搖動の方向と速度とを知ることができる。
例えば、X方向に生じた手振れに対して手振れ補正用コイル20Xを稼働して、送信コイル13を+X方向に揺動させたとき、光軸Oと同軸にある送信コイル13の巻回軸は受信コイル片22XPに近づき、受信コイル片22XMからは遠ざかるので、受信コイル片22XPに生じる誘導電流は大きくなり、受信コイル片22XMに生じる誘導電流は小さくなる。したがって、受信コイル片22XPと受信コイル片22XMとにおける誘導電流の振幅の差から、X方向への揺動における送信コイル13の移動の向き及び距離を知ることができる。また、受信コイル片22XPと受信コイル片22XMとにおける誘導電流の振幅の変化の速さから移動速度を知ることができる。Y方向への揺動やX,Y合成方向への揺動に対しても同様に、その移動の向き,距離,速度を知ることができる。
これにより、レンズホルダー12に保持されたレンズ11の移動の向きと距離と速度とを正確に測定することが可能となる。
図3は、送信コイル13の移動の向きと距離と速度とを検出する検出回路29の一例を示す図である。
この検出回路29は、受信コイル片22XP,22XMに接続されて、送信コイル13のX方向への揺動における移動の向きと距離と速度とを検出するものである。また、Y方向への揺動における移動の向きと距離と速度とを検出する回路も同様に、受信コイル片22YP,22YMに接続される。なお、この検出回路29は、Z方向への移動距離を検出することもできる。
上述したように、送信コイル13は、レンズ11の光軸Oと同軸に巻回される。受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、レンズ11の光軸Oに対して4回対称となるようにそれぞれ+X寄り,−X寄り,+Y寄り,−Y寄りに配設されている。初期状態においては、受信コイル片22XP,22XMに誘起される誘導電流の大きさは等しいが、送信コイル13が受信コイル片22XP,22XMの回転対称軸からX方向にずれると誘導電流の大きさに差が生じる。また、送信コイル13がZ方向に移動すると、受信コイル片22XP,22XMを流れる誘導電流は増減する。従って、受信コイル片22XP,22XMを流れる誘導電流の差によってX方向の変位を知ることができ、誘導電流の和によってZ方向の変位を知ることができる。
受信コイル片22XP,22XMは、送信コイル13からの誘導磁界の送信に伴い、誘導電流を受信する。受信コイル片22XP,22XMのそれぞれの一端側には、バンドパスフィルター23が接続される。受信コイル片22XPには、バンドパスフィルター23のバンドパスフィルター23Pが接続され、受信コイル片22XMには、バンドパスフィルター23のバンドパスフィルター23Mが接続される。バンドパスフィルター23は、送信コイル13に通電される送信電流と同じ周波数の磁気信号成分だけを抽出する。バンドパスフィルター23P,23Mを通過した電気信号は、和動回路24、及び差動回路25に入力する。
和動回路24においては、バンドパスフィルター23P,23Mを通過した電気信号が加算され、その振幅が演算されて振幅信号とされる。振幅信号とともに参照信号源26から参照信号が除算回路27に入力され、除算回路27において振幅信号が参照信号により割り算されて除算信号とされる。除算信号は、乗算回路28に入力する。
差動回路25においては、バンドパスフィルター23P,23Mを通過した電気信号が減算され、送信コイル13に通電される送信電流を基準として同期検波されて検波信号とされる。検波信号は、除算回路27による除算信号とともに乗算回路28に入力され、乗算回路28において検波信号と除算信号とが乗算されて乗算信号とされる。乗算信号は、図示しない揺動制御用の回路に供給される。
除算回路27においては、得られた除算信号に基づいて、受信コイル片22XP,22XMに対する送信コイル13のZ方向への移動距離を知ることができる。例えば、除算信号が大きければ、送信コイル13と受信コイル片22XP,22XMとの距離が近いこととなるが、除算信号が小さければ、送信コイル13と受信コイル片22XP及び受信コイル片22XMとの距離が遠いこととなる。
検波信号は、乗算回路28において除算信号と乗算され、受信コイル片22XP,22XMにおいて送信コイル13がZ方向へ移動することによって、変動する誘導電流が補正される。これにより、送信コイル13のZ方向への移動による誘導磁界の増減の影響が排除され、X方向への移動距離を正確に知ることができる。
このように、乗算回路28の乗算信号に基づいて、信号レベルの極性から送信コイル13の移動方向の向きを知ることができ、信号レベルの大きさから送信コイル13の移動距離を知ることができ、信号レベルの変化の速さから送信コイル13の移動速度を知ることができる。その結果、X方向への揺動におけるレンズ11の移動の向きと距離と速度とを知ることができ、レンズ11の姿勢差の修正と揺動の制御とが可能となる。
以上のように構成されたカメラモジュール10に手振れが生じると、ベース18に取付けられたジャイロスコープや加速度センサー等の図示しない手振れセンサーが手振れの方向と速度とを検出する。そして、手振れ補正電流が、手振れセンサーにより検出された手振れの方向及び速度に応じて、手振れ補正用コイル20X,20Yに適切な配分比率で供給され、イメージセンサー21上に結像した被写体の像のブレを抑制する方向にオートフォーカス用レンズ駆動装置10Aを搖動させる。
このように、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、オートフォーカス用レンズ駆動装置10AにX方向及びY方向への搖動が加えられると、搖動の速度と方向とを検出し、図示しない揺動制御回路にフィードバックする。そして、像のブレの補償に必要とされる手振れ補正電流値が計算され、手振れ補正用コイル20X,20Yには、最適な大きさの電流が供給され、当該電流によって送信コイル13ひいてはレンズ11が適切な速度と方向とに搖動される。
さらに、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、カメラモジュール10を水平方向に向けたときのイメージセンサー21に対するレンズ11の姿勢差を検出し、姿勢差の大きさに対応する中心ずれ修正電流を手振れ補正用コイル20X,20Yに供給し、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMの検出強度が等しくなる位置までレンズ11の光軸Oを移動させて姿勢差を修正しつつ、手振れ補正電流を手振れ補正用コイル20X,20Yに重畳通電する。そのため、レンズ11の光軸Oをイメージセンサー21の中心に合わせた状態で手振れ補正することができるようになり、歪のない像を撮影することが可能となる。
以上のように、この実施の形態1に係るカメラモジュール10には、フォーカスコイルを兼用する送信コイル13がレンズ11の光軸Oと同軸に巻回されてレンズホルダー12に取付けられ、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMが光軸Oに対して4回対称となるようにベース18に取付けられている。そのため、送信コイル13の移動位置と方向と移動速度とを正確に知ることができるようになって、レンズ11の姿勢差と揺動とを精度良く制御することができる。
また、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、送信コイル13から送信された誘導磁界を検出するようにしたので、永久磁石14や手振れ補正用コイル20X,20Yから発生する磁界の影響を受け難くなり、揺動の制御が安定する。
さらに、フォ−カスコイルを送信コイル13と兼用しているので、レンズホルダー12上の巻線が複雑化せず、組立コストの上昇を招くことがない。
また、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMには検出回路29が接続され、検出回路29は送信電流と同一の周波数を通過させるバンドパスフィルター23を備えるので、送信コイル13から送信された誘導磁界を選択的に検出することができ、カメラモジュール10としてさらに精度の高い揺動制御が可能となる。
なお、上記実施の形態1においては、フォ−カスコイルを送信コイル13と兼用させたが、それぞれを別体に設けるようにしてもよい。
図4(a)乃至(c)は、上記実施の形態1において受信コイル22の配置を変えた変形例を示す要部斜視図である。
図4(a)においては、光軸Oと直角な方向に巻回された受信コイル片22XP,22YP,22XM,22YMが4回対称となるようにイメージセンサー21の4辺の外側において光軸Oの周りに90°間隔で配設されている。
また、図4(b)においては、Z向きに巻回された受信コイル片22XP,22YP,22XM,22YMが4回対称となるようにイメージセンサー21の4辺の外側において光軸Oの周りに90°間隔で配設されている。
また、図4(c)においては、Z向きに巻回された受信コイル片22PP,22QP,22PM,22QMが4回対称となるようにイメージセンサー21の4隅の外側において光軸Oの周りに90°間隔で配置されている。
このように、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMや受信コイル片22PP,22QP,22PM,22QMは、巻回の向きや取り付け位置を変えた場合であっても、光軸Oを対称軸として互いに回転対称となるように形成すれば、送信コイル13から送信された誘導磁界を検出して、レンズ11の移動位置と方向と移動速度とを正確に知ることができ、レンズ11の姿勢差と揺動とを精度良く制御することができる。
なお、本変形例においては、光軸Oを対称軸として4個の受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMや受信コイル片22PP,22QP,22PM,22QMが4回対称となる受信コイル22について説明したが、これに限らず、光軸Oを対称軸として2回以上の回転対称に配置されていればよい。したがって、例えば、2回対称に配置した2個の受信コイル片としてX方向またはY方向の揺動に対してのみ検知し、カメラモジュール10として1軸の揺動制御を行う方式にすることも可能である。また、3回対称として、3個の受信コイル片よりなる受信コイル22としてもよい。
また、上記実施の形態1において、手振れ補正用コイル20X,20Yを永久磁石14の外側に設けて、これらの巻回方向をそれぞれY方向,X方向としたが、これに限定されることなく、例えば永久磁石14のZ方向後方に設けてこれらの巻回方向をZ方向とするなど、各種の変形を施すことが可能であることは言うまでもない。
図5(a),(b)に示すカメラモジュール30は、概略、オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aと、手振れ補正装置30Bと、イメージセンサー21と、受信コイル22とよりなる。
オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aは、Z方向前方(+Z)を被写体側として、Z方向に光軸Oを有するレンズ11を保持するレンズホルダー12と、光軸Oと同軸であり、光軸O周りに巻回されてレンズホルダー12に装着され、フォーカスコイルを兼用する送信コイル13と、送信コイル13の外周側でベース18に取付けられたマグネットホルダー15に保持され、送信コイル13と空隙を隔てて径方向に対向するように配設された四角板状の永久磁石14と、中間支持部材35と、Z方向と直角な方向に延在し中間支持部材35に接続されて、レンズホルダー12をZ方向に移動可能に懸架支持する前側バネ部材16A及び後側バネ部材16Bとを備える。
手振れ補正装置30Bは、中央にZ方向を向いた開口部を有する四角板状のベース18と、オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aを保持する保持部材17と、Z方向に延在して一端がベース18に接続され、他端が保持部材17に接続されてオートフォーカス用レンズ駆動装置30AをX方向及びY方向に揺動可能に懸架支持するサスペンションワイヤ19と、送信コイル13と永久磁石14との間に位置するとともに、Y方向及びX方向に巻回されて永久磁石14と径方向に対向し、オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aの中間支持部材35に取付けられた手振れ補正用コイル20X,20Yとを備える。
イメージセンサー21は、受像面を被写体側に向け、その中心がレンズ11の光軸O上に位置するようにベース18側に取付けられる。受信コイル22は、4個の受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMで構成される。受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、Z方向に巻回され、イメージセンサー21の後方において光軸Oに対して互いに回転対称となるようにX方向とY方向とに90°間隔でベース18に取付けられる。
オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aは、移動側に設けられた送信コイル13と固定側に設けられた永久磁石14とにより、レンズホルダー12をZ方向に移動させる。また、手振れ補正装置30Bは、揺動側に設けられた手振れ補正用コイル20X,20Yと固定側に設けられた永久磁石14とにより、オートフォーカス用レンズ駆動装置30AをX方向及びY方向に揺動させる。
オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aは、被写体の像をイメージセンサー21の受像面に合焦させるために、レンズ11をZ方向に移動させるものである。送信コイル13は、駆動電流の通電に伴うZ方向前向きのローレンツ力が生じて、前側バネ部材16A及び後側バネ部材16Bの復元力と釣り合う位置までレンズ11を移動させる。
手振れ補正装置30Bは、オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aに取付けられたレンズ11をX方向及びY方向に揺動させ、カメラモジュール30が手振れを受けた時に生じるイメージセンサー21上の像のブレを抑制するものである。手振れ補正用コイル20X及び手振れ補正用コイル20Yには、当該手振れ補正用コイル20X及び手振れ補正用コイル20Yへの手振れ補正電流の通電に伴い、ベース18に取付けられた永久磁石14に対するX方向及びY方向のローレンツ力が生じる。その結果、手振れ補正装置30Bは、オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aに装着されたレンズ11をX方向及びY方向に揺動させることができる。
カメラモジュール30には、図2(a),(b)に示したものと同様に、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMがそれぞれZ方向に巻回される。受信コイル22は、イメージセンサー21の−Z側(後方側)において、レンズ11の光軸Oに対して4回対称となるようにそれぞれ+X寄り,−X寄り,+Y寄り,−Y寄りに配設され、送信コイル13と電磁誘導により結合(電磁誘導結合)している。
図2(b)に示すように、送信コイル13には、フォーカス用の駆動電流とともに交流の送信電流が重畳されている。送信コイル13は、レンズ11をZ方向に移動させるとともに、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに対して誘導磁界を等しく発生し、各受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに大きさの等しい受信電流としての誘導電流を誘起させる。
そして、送信コイル13がX方向及びY方向、またはX方向,Y方向のいずれか一方へ搖動すると、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに印加する誘導磁界の大きさが変化して、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMに誘起される誘導電流が増減するので、送信コイル13の位置と搖動の方向と速度とを知ることができる。
例えば、X方向に生じた手振れに対して手振れ補正用コイル20Xを稼働して、送信コイル13を+X方向に揺動させたとき、光軸Oと同軸にある送信コイル13の巻回軸は受信コイル片22XPに近づき、受信コイル片22XMからは遠ざかるので、受信コイル片22XPに生じる誘導電流は大きくなり、受信コイル片22XMに生じる誘導電流は小さくなる。したがって、受信コイル片22XPと受信コイル片22XMとにおける誘導電流の振幅の差から、X方向への揺動における送信コイル13の移動の向き及び距離を知ることができる。また、受信コイル片22XPと受信コイル片22XMとにおける誘導電流の振幅の変化の速さから移動速度を知ることができる。Y方向への揺動やXY合成方向への揺動に対しても同様に、その移動の向き,距離,速度を知ることができる。
これにより、レンズホルダー12に保持されたレンズ11の移動の向きと距離と速度とを正確に測定することが可能となる。
このようにして、実施の形態1において説明したカメラモジュール10と同様に、送信コイル13とともにレンズホルダー12に取付けられているレンズ11の揺動の向きと距離と速度とを知ることができ、レンズ11の姿勢差の修正と揺動の制御とが可能となる。
また、手振れ補正装置30Bは、手振れ補正用コイル20X,20Yが揺動される側にある中間支持部材35に設けられ、永久磁石14が固定側となるベース18に取付けられることにより、オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aが軽量化されるので、素早い手振れに対して高速な揺動により応答することができるようになる。
以上のように構成されたカメラモジュール30に手振れが生じると、ベース18に取付けられたジャイロスコープや加速度センサー等の図示しない手振れセンサーが手振れの方向と速度とを検出する。そして、手振れ補正電流が、検出された手振れの方向及び速度に応じて、手振れ補正用コイル20X,20Yに適切な配分比率で供給され、イメージセンサー21上に結像した被写体の像のブレを抑制する方向にオートフォーカス用レンズ駆動装置30Aを搖動させる。
このように、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、オートフォーカス用レンズ駆動装置30AにX方向及びY方向への搖動が加えられると、搖動の速度と方向とを検出し、図示しない揺動制御回路にフィードバックする。そして、像のブレの補償に必要とされる手振れ補正電流値が計算され、手振れ補正用コイル20X,20Yには、最適な大きさの電流が供給され、当該電流によって送信コイル13ひいてはレンズ11が適切な速度と方向とに搖動される。
さらに、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、カメラモジュール30を水平方向に向けたときのイメージセンサー21に対するレンズ11の姿勢差を検出し、姿勢差の大きさに対応する中心ずれ修正電流を手振れ補正用コイル20X,20Yに供給し、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMの検出強度が等しくなる位置までレンズ11の光軸Oを移動させて姿勢差を修正しつつ、手振れ補正電流を手振れ補正用コイル20X,20Yに重畳通電する。そのため、レンズ11の光軸Oをイメージセンサー21の中心に合わせた状態で手振れ補正することができるようになり、歪のない像を撮影することが可能となる。
以上のように、この実施の形態2に係るカメラモジュール30には、フォーカスコイルを兼用する送信コイル13がレンズ11の光軸Oと同軸に巻回されてレンズホルダー12に取付けられ、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMが光軸Oに対して4回対称となるようにベース18に取付けられている。さらに、永久磁石14がベース18に取付けられ、手振れ補正装置30Bの手振れ補正用コイル20X,20Yが中間支持部材35に取付けられている。
そのため、カメラモジュール30は、送信コイル13の移動位置と方向と移動速度とを正確に知ることができるようになって、レンズ11の姿勢差と揺動とを精度良く制御することができる。
加えて、カメラモジュール30は、永久磁石14がベース18側に取付けられ、手振れ補正用コイル20X,20Yが中間支持部材35に取付けられているので、手振れ補正装置30Bが軽量化され、オートフォーカス用レンズ駆動装置30Aを高速に揺動させることが可能となる。
また、受信コイル片22XP,22XM,22YP,22YMは、送信コイル13から送信された誘導磁界を検出するようにしたので、永久磁石14や手振れ補正用コイル20X,20Yから発生する磁界の影響を受け難くなり、揺動の制御が安定する。
さらに、フォーカスコイルを送信コイル13と兼用しているので、レンズホルダー12上の巻線が複雑化せず、組立コストの上昇を招くことがない。
なお、上記実施の形態2の手振れ補正用コイル20X,20Yは、それぞれY方向,X方向に巻回するとともに、中間支持部材35に取付けることによって送信コイル13と永久磁石14との間に配設したがこれに限定されない。例えば、巻回方向をZ方向として中間支持部材35に取付け、永久磁石14のZ方向後方に配設する等、各種の変形を施すことが可能である。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
10 カメラモジュール、10A オートフォーカス用レンズ駆動装置、
10B 手振れ補正装置、11 レンズ、12 レンズホルダー、
13 送信コイル、14 永久磁石、15 マグネットホルダー、
16A 前側バネ部材、16B 後側バネ部材、17 保持部材、18 ベース、
19 サスペンションワイヤ、20X 手振れ補正用コイル、
20Y 手振れ補正用コイル、21 イメージセンサー、22 受信コイル、
23 バンドパスフィルター、29 検出回路
30 カメラモジュール、30A オートフォーカス用レンズ駆動装置、
30B 手振れ補正装置。

Claims (3)

  1. 被写体側を光軸方向前方とするレンズと、
    前記レンズを保持するレンズホルダーを備え、当該レンズホルダーを前記光軸方向に移動させるオートフォーカス用レンズ駆動装置と、
    前記オートフォーカス用レンズ駆動装置を前記光軸方向と直角な方向に搖動させる手振れ補正装置と、
    前記手振れ補正装置のベースに保持されるイメージセンサーと、
    光軸と同軸周りに巻回され、前記レンズホルダーに装着される送信コイルと、
    前記光軸に対して回転対称となるように前記ベースに装着され、前記送信コイルからの誘導磁界を検出する受信コイルと、
    を備えるカメラモジュール。
  2. 前記送信コイルが、前記レンズホルダーに巻回されたフォーカスコイルと兼用され、
    前記フォーカスコイルには、駆動電流に重畳して送信電流が通電されることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記受信コイルには、検出回路が接続され、
    前記検出回路は、前記送信電流と同一の周波数を通過させるバンドパスフィルターを備えていることを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
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