JP2015196813A - 繊維製品用の液体洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】すすぎ性が良好で、被洗浄物の柔軟性を損なわずに、乾いた触感を被洗浄物に与えられる繊維製品用の液体洗浄剤を提供する。【解決手段】特定のトリグリセライドである化合物(A)と、ノニオン界面活性剤(B)と、カチオン界面活性剤(C)と、を含有することよりなる。【選択図】なし

Description

本発明は、繊維製品用の液体洗浄剤に関する。
衣料等を洗浄対象とする繊維製品用の洗浄剤としては、粉末洗浄剤と液体洗浄剤との2種が一般的である。液体洗浄剤は、溶け残りの懸念がないことや衣料等に塗布して使用できることから、その需要が高まっている。
近年、環境負荷に対する意識の高まりから、少量の水ですすぐことができ、すすぎ性のよい液体洗浄剤が求められている。特に、衣料の洗浄には、ドラム式洗濯機等、水使用量の少ない洗濯機が用いられるようになっており、液体洗浄剤には、水使用量が少ない条件下でも、1回のすすぎで被洗浄物をすすげることが求められている。
近年、液体洗浄剤としては、洗浄対象に対する優れた洗浄力や優れたすすぎ性に加えて、風合向上効果を高めたものがある。
例えば、ノニオン界面活性剤と、脂肪族アミドアルキル3級アミンと、ハイドロトロープ剤と、プロテアーゼとを含有する液体洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の発明によれば、洗浄力が良好で、優れた柔軟性付与効果を有し、かつ経時安定性を良好にすることが図られている。
特開2005−105107号公報
しかしながら、従来の技術では、洗浄された繊維製品に柔軟性を与えられるものの、仕上がりがしっとりとした触感であった。繊維製品の中には、さらさらとした乾いた触感が好まれるものもある。
そこで、本発明は、すすぎ性が良好で、被洗浄物の柔軟性を損なわずに、被洗浄物に乾いた触感を与えられる繊維製品用の液体洗浄剤を目的とする。
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤は、下記一般式(1)で表される化合物(A)と、ノニオン界面活性剤(B)と、カチオン界面活性剤(C)と、を含有することを特徴とする。
Figure 2015196813
((1)式中、Z〜Zはそれぞれ独立して水素原子又はカルボキシ基であり、a+b=7〜19、c+d=7〜19、e+f=7〜19である。)
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤によれば、すすぎ性が良好で、被洗浄物の柔軟性を損なわずに、被洗浄物に乾いた触感を与えられる。
(繊維製品用の液体洗浄剤)
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤(以下、単に液体洗浄剤ということがある)は、下記一般式(1)で表される化合物(A)(以下、(A)成分ということがある)と、ノニオン界面活性剤(B)(以下、(B)成分ということがある)と、カチオン界面活性剤(C)(以下、(C)成分ということがある)とを含有する。
Figure 2015196813
((1)式中、Z〜Zはそれぞれ独立して水素原子又はカルボキシ基であり、a+b=7〜19、c+d=7〜19、e+f=7〜19である。)
<(A)成分>
(A)成分は、上記(1)式で表される化合物であり、いわゆるトリグリセリド成分である。液体洗浄剤は、(A)成分を含有することで、すすぎ性を良好にし、被洗浄物の柔軟性を維持できる。
(1)式中、Z〜Zは、それぞれ独立して水素原子又はカルボキシ基である。
a+b=7〜19であり、a+b=11〜15が好ましく、a+b=13〜15がより好ましい。
c+d=7〜19であり、c+d=11〜15が好ましく、c+d=13〜15がより好ましい。
e+f=7〜19であり、e+f=11〜15が好ましく、e+f=13〜15がより好ましい。
a+b、c+d、e+fがそれぞれ7以上であれば、疎水基部分の体積が十分に嵩高くなり、被洗浄物に乾いた触感を与え、かつすすぎ性が良好となる。a+b、c+d、e+fがそれぞれ19以下であれば、疎水基部分の体積が嵩高くなりすぎることに起因する、乾いた触感の付与効果及びすすぎ性が低下するのを防止できる。
(A)成分としては、Z〜Zの少なくとも1つが水素原子である化合物が好ましく、Z〜Zのいずれもが水素原子である化合物が好ましい。
〜Zのいずれもが水素原子である化合物としては、例えば、パーム硬化油が好ましい。
パーム硬化油の市販品としては、新日本理化株式会社製の「パーム極度硬化油A」等が挙げられる。
(A)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(A)成分の含有量は、0.1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましく、2〜4質量%がさらに好ましい。上記下限値以上であれば、被洗浄物の乾いた触感及びすすぎ性をより高められ、上記上限値超としても、さらなる効果の向上が図れないおそれがある。
<(B)成分>
(B)成分は、ノニオン界面活性剤である。液体洗浄剤は、(B)成分を含有することで、優れた洗浄力を発揮し、かつ被洗浄物の柔軟性を損なわずに被洗浄物に乾いた触感を与えられる。
(B)成分としては、下記一般式(21)式で表される化合物(b1)、下記一般式(22)で表される化合物(b2)等が挙げられる。
R−O−(EO)−H ・・・(21)
上記(21)式中、Rは炭化水素基である。Rは、直鎖でも分岐鎖でもよく、環状の構造を含んでいてもよい。Rは、不飽和結合を有していてもよく、単一鎖長のものでもよいし、複数の鎖長のものの混合物でもよい。
Rとしては、脂肪族炭化水素基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基がより好ましい。
Rの炭素数は10〜22が好ましく、10〜20がより好ましく、10〜18がさらに好ましい。炭素数が10以上であれば、洗浄力がより高まる。炭素数が22以下であれば、液安定性がより向上し、特にゲル化がより抑制される。
Rは原料のアルコール(R−OH)に由来し、該アルコールとしては、ヤシ油、パーム油又は牛脂等の天然油脂由来のアルコール、石油由来の合成アルコール等が挙げられる。
EOは、オキシエチレン基を表す。
nは、EOの平均繰り返し数(即ち、エチレンオキシドの平均付加モル数)を示す数である。nは、12〜20であり、12〜18が好ましく、12〜16がより好ましい。nが12以上であれば、化合物(b1)由来の原料臭気の少ない液体洗浄剤が得られやすくなる。nが20以下であれば、HLBが高くなりすぎるのを抑制でき、皮脂汚れに対する洗浄力を良好に維持できる。特にnが12〜16であれば、皮脂汚れに対して高い洗浄力を示す。
化合物(b1)は、従来公知の製造方法により得られる。化合物(b1)の製造方法としては、例えば、触媒の存在下で、原料のアルコール(R−OH)にエチレンオキシドを付加する方法が挙げられる。
化合物(b1)において、EOの付加モル数分布は特に限定されず、該付加モル数分布は化合物(b1)の製造方法等によって制御することができる。
例えば、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の一般的なアルカリ触媒を用いて、エチレンオキシドを原料に付加させた場合には、比較的広い付加モル数分布となる傾向にある。また、特公平6−15038号公報に記載されたAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いてエチレンオキシドを原料に付加させた場合には、比較的狭い付加モル数分布となる傾向にある。
化合物(b1)としては、Shell社製のNeodol(商品名、C(炭素数)12とC13との混合物)、Sasol社製のSafol23(商品名、C12とC13との混合物)等のアルコールに対して、12モル相当又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;プロクター・アンド・ギャンブル社製のCO−1214又はCO−1270(商品名)等の天然アルコールに9モル相当、12モル相当又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;炭素数12〜14の第2級アルコールに、9モル相当、12モル相当又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(ソフタノール90、ソフタノール120、ソフタノール150(いずれも商品名)、株式会社日本触媒製)等が挙げられる。
化合物(b1)は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
−CO−(OR−OR ・・・(22)
上記(22)式中、Rは炭化水素基である。Rは、直鎖でも分岐鎖でもよく、環状の構造を含んでいてもよい。Rは、不飽和結合を有していてもよく、単一鎖長のものでもよいし、複数の鎖長のものの混合物でもよい。
としては、脂肪族炭化水素基が好ましく、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基がより好ましい。
の炭素数は、9〜13が好ましく、10〜13がより好ましく、11〜13がさらに好ましい。上記下限値以上であれば、洗浄力をより高められ、上記上限値以下であれば、液安定性が高まり、特にゲル化が抑制される。
は、炭素数2〜4のアルキレン基である。即ち、ORは、炭素数2〜4のオキシアルキレン基である。mは、(OR)の平均繰り返し数を表す数である。
の炭素数は、2〜3が好ましい。
(ORは、全てが同じ炭素数のオキシアルキレン基で構成されていてもよいし、異なる炭素数のオキシアルキレン基で構成されていてもよい。
洗浄時の泡立ちがよく、安価であることから、(ORは、全てがオキシエチレン基であるか、又はオキシエチレン基とオキシプロピレン基とが混在したものが好ましい。
mは、5〜25が好ましい。上記下限値以上であれば、洗浄力、特に皮脂汚れに対する洗浄力を高められる。上記上限値以下であれば、水に対する液体洗浄剤の分散性をより高められる。
(ORが、オキシエチレン基のみで構成されている場合、mは、5〜20が好ましく、12〜18がより好ましい。
(ORにおいて、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とが混在している場合には、mは、12〜21が好ましい。この時、オキシプロピレン基の平均繰り返し数は、5以下が好ましく、4以下がより好ましく、3以下がさらに好ましい。オキシプロピレン基の平均繰り返し数が上記上限値超であると、洗浄力及び液安定性が低下するおそれがある。
は、アルキル基である。Rは、直鎖でも分岐鎖でもよい。
の炭素数は、1〜4であり、1〜3が好ましい。上記下限値以上であれば、低温保存時の析出をより良好に抑制できる。上記上限値以下であれば、水に対する液体洗浄剤の分散性をより高められる。
化合物(b2)は、従来公知の製造方法により得られる。化合物(b2)の製造方法としては、例えば、触媒の存在下で、原料の脂肪酸アルキルエステル(R−COOR)にアルキレンオキシドを付加する方法が挙げられる。化合物(b2)は、ORの繰り返し数が異なる化合物(b2)の混合物として得られる。
(ORが2種類以上のオキシアルキレン基で構成されている場合、アルキレンオキシドの付加方法は特に限定されず、ランダム付加であってもよく、ブロック付加であってもよい。ブロック付加の方法としては、例えば、エチレンオキシドを付加した後にプロピレンオキシドを付加する方法、プロピレンオキシドを付加した後にエチレンオキシドを付加する方法、エチレンオキシドを付加した後にプロピレンオキシドを付加し、さらにエチレンオキシドを付加する方法等が挙げられる。
化合物(b2)において、ORの繰り返し数が異なる化合物(アルキレンオキシド付加体)の分布の割合を示すナロー率は、20質量%以上が好ましい。ナロー率の上限値は実質的には80質量%以下が好ましい。当該ナロー率は、20〜50質量%がより好ましく、液安定性と水に対する分散性のさらなる向上を図る観点から、30〜45質量%がさらに好ましい。
当該ナロー率は高いほど、良好な洗浄力が得られやすくなる。また、当該ナロー率が20質量%以上、特に30質量%以上であると、化合物(b2)由来の原料臭気の少ない液体洗浄剤が得られやすくなる。これは、ナロー率が高い化合物(b2)には、その原料である脂肪酸アルキルエステルと、ORの繰り返し数が1又は2のアルキレンオキシド付加体とが少ないためである。
本明細書において「ナロー率」は、ORの繰り返し数が異なる化合物の分布の割合を示すものであり、下記の数式(S)で表される値をいう。ナロー率が高いほど、分布が狭い。
Figure 2015196813
前記(S)式中、mmaxは、化合物(b2)中に最も多く存在する化合物のORの繰り返し数を示す。
iはORの繰り返し数を示す。
Yiは、化合物(b2)の中に存在するORの繰り返し数がiである化合物の割合(質量%)を示す。
前記ナロー率は、例えば、化合物(b2)の製造方法等によって制御することができる。
例えば、触媒の存在下で、脂肪酸アルキルエステルにアルキレンオキシドを付加する製造方法において、前記触媒として表面改質された複合金属酸化物触媒を用いる方法(特開2000−144179号公報参照)が挙げられる。
かかる表面改質された複合金属酸化物触媒の好適なものとしては、例えば、金属水酸化物等により表面改質された、金属イオン(Al3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等)が添加された酸化マグネシウム等の複合金属酸化物触媒や、金属水酸化物及び/又は金属アルコキシド等により表面改質されたハイドロタルサイトの焼成物触媒等である。これらの触媒を用いた場合には、一般的なアルコキシル化触媒である水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等を用いた場合に比べて、ナロー率が高くなる。
前記複合金属酸化物触媒の表面改質においては、複合金属酸化物と、金属水酸化物及び/又は金属アルコキシドとの混合割合を、複合金属酸化物100質量部に対して、金属水酸化物及び/又は金属アルコキシドの割合を0.5〜10質量部とすることが好ましく、1〜5質量部とすることがより好ましい。
化合物(b2)としては、例えば、ヤシ脂肪酸メチル(ラウリン酸/ミリスチン酸(質量比)=8/2)に対して、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸メチルエステル(EO15モル))等が挙げられる。
化合物(b2)は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(B)成分としては、化合物(b1)及び化合物(b2)以外に、アルキルポリグルコシド(APG)や脂肪酸ジエステル(例えば、ライオン株式会社製の商品名「リオノンDT−600S」)やアルキルアミンEO付加体(例えば、ライオン株式会社製の商品名「エソミンC/12」)、アルキルアミンオキシド(例えば、ライオン株式会社製の商品名「アロモックスDMC−W」)等が挙げられる。
これらの(B)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(B)成分としては、化合物(b1)、化合物(b2)が好ましく、被洗浄物に対し、より乾いた触感を与える観点から、化合物(b2)が好ましい。
液体洗浄剤中の(B)成分の含有量は、1〜50質量%が好ましく、10〜35質量%がより好ましく、15〜30質量%がさらに好ましい。上記下限値以上であれば、被洗浄物に対して乾いた触感をより与えやすく、上記上限値超としても、乾いた触感の付与効果が飽和し、液体洗浄剤がゲル化しやすくなる。
(A)成分/(B)成分で表される質量比(以下、A/B比ということがある)は、0.1〜0.4が好ましく、0.2〜0.3がより好ましい。A/B比が上記上限値超では、洗浄力が低下するおそれがあり、上記下限値未満では、(B)成分の比率が高くなりすぎて、被洗浄物に対して乾いた触感を与えにくくなる傾向にある。
<(C)成分>
(C)成分は、カチオン界面活性剤である。液体洗浄剤は、(C)成分を含有することで、被洗浄物に対して柔軟性を与えられる。
(C)成分としては、例えば、3級アミン型の界面活性剤(以下、(c1)成分ということがある)、4級アンモニウム塩型の界面活性剤(以下、(c2)成分ということがある)等が挙げられ、中でも(c1)成分が好ましい。(c1)であれば、乾いた触感をより得られやすい。
(c1)成分としては、従来、液体洗浄剤に用いられているものであればよく、例えば、下記一般式(31)で表される化合物が好ましい。
Figure 2015196813
(31)式中、R10は、直鎖又は分岐鎖の炭化水素基である。
10は、飽和炭化水素基でもよいし、不飽和炭化水素基でもよい。
10は、ヒドロキシ基、アミノ基により置換されていてもよい。
10は、炭素鎖中に連結基を有していてもよい。連結基としてはアミド基、エステル基及びエーテル基が挙げられ、アミド基及びエステル基が好ましい。
10の炭素数は、7〜27であり、7〜25が好ましい。上記範囲内であれば、被洗浄物に柔軟性をより与えやすくなる。
なお、R10の炭素数には、連結基や置換基の炭素数は含まれない。
10としては、−R13−W(式中、R13は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキレン基であり、Wは−NHCO−R14又は−OOC−R15である。R14は、炭素数7〜22の炭化水素基、好ましくは炭素数7〜21の炭化水素基である。R15は、炭素数11〜23の炭化水素基、好ましくは炭素数12〜20の炭化水素基である。R14及びR15は、直鎖でも、分岐鎖でもよく、飽和炭化水素基でも不飽和炭化水素基でもよい。)が好ましい。
11は、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜25の炭化水素基である。
11は、飽和炭化水素基でも不飽和炭化水素基でもよい。
11は、ヒドロキシ基により置換されていてもよい。
11は、炭素鎖中に連結基を有していてもよい。連結基としてはアミド基、エステル基及びエーテル基が挙げられる。
11は、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基が好ましい。
12は、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、又は、エチレンオキシドの平均付加モル数が1〜25であるポリオキシエチレン基である。中でも、R12としては、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基が好ましい。
(31)式で表される化合物は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(31)式で表される化合物の中でも、下記一般式(32)で表される化合物が好ましい。
Figure 2015196813
(32)中、R21及びR22は、それぞれ独立して直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基、又は、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基である。
23は、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキレン基である。
Zは、下記一般式(33)又は(34)で表される基である。
Figure 2015196813
(33)式中、R24は、直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23の炭化水素基、好ましくは直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜21の炭化水素基である。
24は、飽和していてもよく、不飽和であってもよい。
(34)式中、R25は、直鎖又は分岐鎖の炭素数11〜23の炭化水素基、好ましくは直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜20の炭化水素基である。
25は、飽和していてもよく、不飽和であってもよい。
(32)式で表される化合物は、単独で用いられてもよく、2種以上の化合物が組み合わせて用いられてもよい。
(32)式で表される化合物は、公知物質であり、市場において容易に入手したり、公知の方法により調製できる。
(32)式で表される化合物としては、例えば、カプリル酸ジメチルアミノプロピルアミド、カプリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド等の長鎖脂肪族アミドジアルキル3級アミン;パルミチン酸ジエタノールアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエタノールアミノプロピルアミド等の長鎖脂肪族アミドジアルカノール3級アミン;パルミテートエステルプロピルジメチルアミン、ステアレートエステルプロピルジメチルアミン等の脂肪族エステルジアルキル3級アミン;ラウリルジメチルアミン、ミリスチルジメチルアミン、ヤシアルキルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、硬化牛脂アルキルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン、ステアリルジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化牛脂アルキルアミン(ライオンアクゾ株式会社製、商品名:ETHOMEEN HT/14等)等が挙げられる。これらの化合物は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよく、中でも、2種以上が組み合わされて用いられるのが好ましく、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンとステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンを併用することがより好ましい。この場合、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンとステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンとの質量比は、10:90〜50:50が好ましく、20:80〜40:60がより好ましい。このような比率で使用することにより、液安定性を高められ、被洗浄物の色褪せを防止できる。
(31)式で表される化合物の例である脂肪族アミドアルキル3級アミンは、脂肪酸又は脂肪酸誘導体(脂肪酸低級アルキルエステル若しくは動・植物性油脂等)と、ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンとを縮合反応させ、その後、未反応のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンを減圧又は窒素ブローにて留去することにより製造できる。
前記の脂肪酸又は脂肪酸誘導体としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヤシ脂肪酸、綿実油脂肪酸、とうもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸等の植物油又は動物油脂肪酸や、これらのメチルエステル、エチルエステル、グリセライド等が挙げられ、中でも、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸やベヘニン酸が特に好ましい。これらの脂肪酸及び脂肪酸誘導体は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
前記のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンとしては、ジメチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロピルアミンや、ジエチルアミノエチルアミン等が挙げられ、中でも、ジメチルアミノプロピルアミンが特に好ましい。
ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対し、0.9〜2.0倍モルが好ましく、1.0〜1.5倍モルが特に好ましい。
反応温度は、通常100〜220℃であり、好ましくは150〜200℃である。反応温度を100℃以上にすることで、反応速度を適度に保つことができ、220℃以下とすることで、得られる3級アミン化合物の着色を予防又は低減できる。
(31)式で表される化合物の例である脂肪族エステルアルキル3級アミンは、脂肪酸又は脂肪酸誘導体(脂肪酸低級アルキルエステル若しくは動・植物性油脂等)と、ジアルキルアミノアルコールとを縮合反応させ、その後、未反応のジアルキルアミノアルコールを減圧又は窒素ブローにて留去することにより製造できる。
前記の脂肪酸又は脂肪酸誘導体としては、上述の「脂肪族アミドアルキル3級アミン」の製造方法で記載したものと同様である。
前記のジアルキルアミノアルコールとしては、ジステアリルアミノアルコール、ジミリスチルアミノアルコール、ジオレイルアミノアルコールが挙げられる。
ジアルキルアミノアルコールの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対して、0.1〜5.0倍モルが好ましく、0.3〜3.0倍モルがより好ましく、0.9〜2.0倍モルがさらに好ましく、1.0〜1.5倍モルが特に好ましい。
反応温度は、通常100〜220℃であり、好ましくは120〜180℃である。上記範囲であると、適切な反応速度を維持しつつ、生成物である3級アミンの着色を抑制できる。
(c2)成分としては、従来、液体洗浄剤に用いられているものであれば特に限定されないが、例えば、下記一般式(35)で表される化合物、下記一般式(36)で表される化合物、下記一般式(37)で表される化合物が好ましい。これらの(c2)成分を用いることで、被洗浄物をより柔軟に仕上げられる。
Figure 2015196813
((35)式中、R30〜R33は、2つ又は3つが炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、それ以外が炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基である。Za−はハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである。)
(35)式中、Za−を構成するハロゲンイオンとしては、フッ素イオン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン等が挙げられる。Za−を構成するアルキル硫酸イオンとしては、炭素数1〜3のアルキル基を有するものが好ましい。中でも、Za−としては、ハロゲンイオンが好ましく、塩素イオンがより好ましい。塩素イオンであれば、液安定性をより高められる。
(35)式で表される化合物としては、R30〜R32が、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、R33が炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基である化合物(以下、(c35−1)成分という);R30及びR31が、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、R32及びR33が、それぞれ独立に炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基である化合物(以下、(c35−2)成分という)が好ましい。
(c35−1)成分としては、R30〜R32が、好ましくはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基であり、より好ましくはいずれか1つがメチル基であり、さらに好ましくはいずれもメチル基である。R30〜R32が上記のアルキル基であれば、液安定性をより高められる。
(c35−1)成分としては、R33の炭素数が、好ましくは8〜22、より好ましくは12〜18である。R33の炭素数が、上記範囲内であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c35−1)成分としては、R33が、好ましくは直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくは直鎖のアルキル基である。R33が上記のアルキル基であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c35−2)成分としては、R30及びR31が、好ましくはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基であり、より好ましくは少なくとも1つがメチル基であり、さらに好ましくはいずれもメチル基である。R30及びR31が上記のアルキル基であれば、液安定性をより高められる。
(c35−2)成分としては、R32及びR33の炭素数が、好ましくはそれぞれ独立に炭素数8〜12、より好ましくは8〜10である。R32及びR33の炭素数が上記範囲内であれば、柔軟化作用をより高められる。
(c35−2)成分としては、R32及びR33が、好ましくはそれぞれ独立に直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくはいずれか1つが直鎖のアルキル基であり、さらに好ましくはいずれも直鎖のアルキル基である。R32及びR33が上記のアルキル基であれば、柔軟化作用をより高められる。
Figure 2015196813
((36)式中、R34及びR35は、それぞれ独立に炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基を表す。EOは、オキシエチレン基を表し、x及びyはオキシエチレン基の平均繰り返し数を表す0超の数であり、x+y=10以上である。Zb−はハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである。)
(36)式中のZb−は、(35)式中のZa−と同様である。
(36)式中、x+yは10〜50が好ましい。x+yが上記下限値以上であれば、液安定性がより良好であり、上記上限値以下であれば、柔軟化作用をより高められる。
(36)式中、R34及びR35のいずれか一方が炭素数10〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数10〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基、他方がメチル基又はトリル基であることが好ましい。上記の組み合わせであれば、柔軟化作用をより高められる。
Figure 2015196813
((37)式中、R36及びR37は、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、R38は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基であり、R39は、炭素数1〜3のアルキレン基である。Zc−はハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである。]
(37)式中のZc−は、(35)式中のZa−と同様である。
(37)式中、R36及びR37は、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、いずれか一方がメチル基であることがより好ましく、いずれもメチル基であることがさらに好ましい。R36及びR37が上記のアルキル基であれば、液安定性をより高められる。
(37)式中、R38の炭素数は、10〜18が好ましく、12〜14がより好ましい。R38の炭素数が上記範囲内であれば、柔軟化作用をより高められる。
また、R38は、直鎖又は分岐鎖のアルキル基であることが好ましく、直鎖のアルキル基であることがより好ましい。R38が上記のアルキル基であれば、柔軟化作用をより高められる。
(37)式中、R39は、メチレン基であることが好ましい。R39がメチレン基であれば、液安定性をより高められる。
上述した(C)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(C)成分の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜4質量%がより好ましく、0.3〜3質量%がさらに好ましい。上記下限値以上であれば、柔軟化作用をより高められ、上記上限値超としても効果のさらなる向上を図れず、コスト的にも不利である。
(A)成分/{(B)成分+(C)成分}で表される質量比(以下、A/(B+C)比ということがある)は、1〜300が好ましく、1〜10がより好ましい。A/(B+C)比が上記範囲内であれば、被洗浄物に、より良好な乾いた触感を与えられる。
<溶媒>
液体洗浄剤は、溶媒として水を含有する。液体洗浄剤中の水の含有量は、10〜90質量%が好ましく、50〜70質量%がより好ましい。
<任意成分>
液体洗浄剤は、必要に応じて、上述した成分以外の任意成分を含有できる。任意成分としては、従来、液体洗浄剤に配合される成分を用いることができ、例えば、アニオン界面活性剤(以下、(D)成分ということがある)、両性界面活性剤、半極性界面活性剤等の任意界面活性剤、シリコーン化合物(以下、(E)成分ということがある)、酵素、着香剤、着色剤、水溶性有機溶媒、ハイドロトロープ剤、pH調整剤等が挙げられる。
≪任意界面活性剤≫
任意界面活性剤としては、(D)成分が好ましい。液体洗浄剤は、(D)成分を含有することで、被洗浄物により良好な乾いた触感を与えられる。
(D)成分としては特に限定されず、公知のものを用いることができる。(D)成分としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖または分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩またはアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げられる。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
また、(D)成分としては、上述した以外にも、例えば高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型アニオン界面活性剤等を用いてもよい。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
上記のうち、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものがより好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩またはアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数10〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエキレンオキシドを付加したもの(即ち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。
アルカンスルホン酸塩の炭素数は10〜20、好ましくは14〜17であり、2級アルカンスルホン酸塩が特に好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
これらのアニオン界面活性剤は市場において容易に入手することができる。また、公知の方法により合成してもよい。
上述の(D)成分の中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩及び高級脂肪酸塩よりなる群から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤が好ましい。
これらの(D)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(D)成分の含有量は、1〜20質量%が好ましく、2〜14質量%がより好ましく、3〜10質量%がさらに好ましい。上記下限値以上であれば、被洗浄物に乾いた触感を与える効果と、洗浄力とをより高められる。上記上限値超では、被洗浄物に乾いた触感を与える効果が低下するおそれがある。
液体洗浄剤に含まれる全ての界面活性剤(以下、全界面活性剤ともいう。)の含有量(全界面活性剤量)は、液体洗浄剤100質量%中、10質量%以上が好ましく、10〜80質量%がより好ましく、12〜45%がさらに好ましく、14〜40質量%が特に好ましい。上記下限値以上であれば、液体洗浄剤の洗浄力をより高められ、上記上限値以下であれば、液体洗浄剤がゲル化するのを良好に抑制できる。
液体洗浄剤が(D)成分を含有する場合、(D)成分/(B)成分で表される質量比(以下、D/B比ということがある)は、0.01〜10が好ましく、0.01〜1がより好ましく、0.02〜1がさらに好ましい。D/B比が上記上限値超では、(A)成分の繊維への吸着が阻害されるため、被洗浄物に乾いた触感を与えにくくなる傾向にある。上記下限値未満では、(D)成分の割合が低くなりすぎても、被洗浄物に乾いた触感を与えにくくなる。
液体洗浄剤が(D)成分を含有する場合、{(B)成分+(C)成分+(D)成分}/(A)成分で表される質量比(以下、(B+C+D)/A比ということがある)は、1〜20が好ましく、2〜12がより好ましく、4〜8がさらに好ましい。(B+C+D)/A比が上記下限値未満では、界面活性剤の比率が高くなりすぎて、被洗浄物に乾いた触感を与えにくくなる傾向にある。上記上限値超では、洗浄力が低下するおそれがある。
液体洗浄剤は、(E)成分を含有することで、すすぎ性をより高められる。
(E)成分としては、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等が挙げられ、中でもポリエーテル変性シリコーンが好ましい。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、官能基としてポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシド等のポリエーテル基を有していれば、特に限定されるものではない。また、ポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシド等のポリエーテル基が導入されていれば、他の官能基が導入されていてもよい。
商業的に入手可能なポリエーテル変性シリコーンとしては、東レ・ダウコーニング株式会社製のSH3772M、SH3775M、SH3749、SF8410、SH8700、BY22−008、SF8421、SILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171、ABN SILWET FZ−F1−009、ABN SILWET FZ−F1−009−05、ABN SILWET FZ−F1−009−09、ABN SILWET FZ−F1−009−54、ABN SILWET FZ−2222(以上、商品名);信越化学工業株式会社製のKF352A、KF6008、KF615A、KF6016、KF6017(以上、商品名);GE東芝シリコーン株式会社製のTSF4450、TSF4452(以上、商品名)等が挙げられる。
これらの(E)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(E)成分の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜3質量%がより好ましい。上記下限値未満では、すすぎ性が低下するおそれがある。上記上限値超では、すすぎ性の効果が飽和するおそれがある。
(製造方法)
液体洗浄剤は、従来公知の製造方法により製造される。例えば、溶媒である水に、(A)〜(C)成分及び必要に応じて任意成分を加え、これを混合する方法が挙げられる。
(使用方法)
液体洗浄剤の使用方法(洗浄方法)は、一般的な液体洗浄剤の使用方法と同様である。例えば、液体洗浄剤を被洗浄物と共に水に入れ、洗濯機で洗浄する方法、液体洗浄剤を被洗浄物に直接塗布する方法、液体洗浄剤を水に溶解して洗浄液とし、この洗浄液に被洗浄物を浸漬する方法等が挙げられる。また、液体洗浄剤を被洗浄物に塗布し、適宜放置した後、洗濯機等を用いて洗浄してもよい。
被洗浄物である繊維製品としては、例えば、衣料、布巾、シーツ、カーテン等の繊維製品が挙げられ、中でも、衣料が好ましい。
以上、説明した通り、本発明の液体洗浄剤によれば、(A)〜(C)成分を含有するため、すすぎ性が良好で、被洗浄物の柔軟性を損なわずに、乾いた触感を被洗浄物に与えられる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
(使用原料)
<(A)成分>
・A−1:パーム硬化油。パーム極度硬化油A(商品名)、(1)式中、Z〜Zが主に水素原子のトリグリセリド成分。新日本理化株式会社製。
<(A’)成分:(A)成分の比較品>
・A’−1:硬化ヒマシ油。カスターワックスAフレーク(商品名)、(1)式中、Z〜Zのうちの1つ以上が水酸基であるトリグリセリド成分。日油株式会社製。
<(B)成分>
・B−1:LMAO。天然アルコール(プロクター・アンド・ギャンブル社製、CO−1214)に、15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。(21)式中、R=炭素数12,14のアルキル基、n=15である化合物。下記合成方法により合成されたもの。
≪合成例≫B−1の合成
LMAOを以下のようにして合成した。「CO−1214」861.2gと、30質量%NaOH水溶液2.0gとを耐圧型反応容器中に入れ、容器内を窒素置換した。次に、温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水した後、温度を160℃まで昇温した。次いで、反応液を攪拌しながら、エチレンオキシド(ガス状)760.6gを反応液中に徐々に加えた。このとき、吹き込み管を使って、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながら加えた。エチレンオキシドの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間、未反応のエチレンオキシドを留去した。次に、温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1質量%水溶液のpHが約7になるように、70質量%p−トルエンスルホン酸を加えて中和し、LMAO(C12/14−15EO)を得た。
・B−2:MEE。ヤシ脂肪酸メチル(質量比でラウリン酸メチル/ミリスチン酸メチル=8/2の混合物)に、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。下記合成方法により合成されたもの。
≪合成例≫B−2の合成
B−2を特開2000−144179号公報に記載の合成方法(サンプルDに対応するもの)に準じて合成した。
組成が2.5MgO・Al・wHOである水酸化アルミナ・マグネシウム(商品名:キョーワード330、協和化学工業株式会社製)を600℃で1時間、窒素雰囲気下で焼成して得られた焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒2.2gと、0.5N水酸化カリウムエタノール溶液2.9mLと、ラウリン酸メチルエステル280gと、ミリスチン酸メチルエステル70gとを4Lオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後、昇温を行い、温度を180℃、圧力を3×10Paに維持しつつ、エチレンオキシド1052gを導入し、攪拌しながら反応させた。さらに、反応液を80℃に冷却し、水159gと、濾別助剤として活性白土及び珪藻土をそれぞれ5gとを添加した後、触媒を濾別し、MEE(C12/14−15EO)を得た。
<(C)成分>
・C−1:「カチナールMPAS−R」(商品名)。脂肪酸(C16/C18)ジメチルアミノプロピルアミド(ステアリン酸/パルミチン酸の質量比=7/3)、(31)式中、R10が−R13−W(R13は炭素数3の直鎖のアルキレン基であり、Wは−NHCO−R14である。R14は炭素数15又は17の炭化水素基(ステアリン酸/パルミチン酸の質量比=7/3)である)、R11及びR12がメチル基である。東邦化学株式会社製。
・C−2:塩化ドデシルトリメチル。(35)式中、R30〜R32がメチル基、R33が炭素数12のアルキル基、Za−が塩素イオンであるもの。ライオンアクゾ株式会社製。
<(D)成分>
・D−1:LAS。直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼンスルホン酸。ライポンLH−200(商品名、純分96質量%)、平均分子量322(液体洗浄剤の製造時に、pH調整剤である水酸化ナトリウムにより中和され、ナトリウム塩となる)、ライオン株式会社製。
<(E)成分>
・E−1:SH3775M(商品名)。ポリエーテル変性シリコーン、東レ・ダウコーニング株式会社製。
<その他の任意成分>
各成分の末尾に記載の数値は、液体洗浄剤中の含有量である。
≪任意成分P≫
・ヤシ脂肪酸・・・・1.0質量%。
・パラトルエンスルホン酸水溶液(商品名「PTS酸」、協和発酵工業株式会社製)・・・・2質量%。
・ポリエチレングリコール(商品名「#1000」、ライオン株式会社製)・・・・4質量%。
・エタノール(商品名「特定アルコール95度合成」、日本アルコール販売社製)・・・・4質量%。
・クエン酸(液体クエン酸、一方社油脂工業株式会社製)・・・・0.1質量%。
・安息香酸ナトリウム(商品名「安息香酸ナトリウム」、東亞合成株式会社製)・・・・0.5質量%。
・イソチアゾロン液(商品名「ケーソンCG(5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/マグネシウム塩/水混合液)」、ローム・アンド・ハース社製)・・・・0.7質量%。
・水酸化ナトリウム(鶴見曹達株式会社製)・・・・適量。
・硫酸・・・・適量。
・着色剤(商品名「緑色3号」、癸巳化成株式会社製)・・・・微量。
・香料(特開2008−7872号公報の実施例に記載の香料組成物(a−1−1))・・・・0.02質量%。
・水(精製水)・・・・バランス。
水酸化ナトリウム及び硫酸の配合量「適量」は、液体洗浄剤をpH7.0にするのに要した量である。
水の配合量「バランス」は、液体洗浄剤全体で100質量%とするのに必要な量である。
≪任意成分Q≫
任意成分Pに下記成分を加えた組成。
・ポリオキシエチレン(20)ヘキサデシルアミン(下記合成方法で合成されたもの)・・・・1質量%。
[ポリオキシエチレン(20)ヘキサデシルアミンの合成方法]
脂肪酸アミン(東京化成工業株式会社製、n−ヘキサデシルアミン)をオートクレーブ(耐圧硝子工業株式会社製)に仕込んだ。系内を窒素で置換した後、150℃に加熱し、エチレンオキシドを所定量に達するまで少量ずつ添加して、エチレンオキシド(EO)の平均付加モル数が2モルの3級アミンを合成した(一段階目)。
次に、得られた3級アミンと、アルカリ触媒(NaOH;該3級アミン100質量部に対して0.8質量部、40質量%NaOH水溶液を使用)とをオートクレーブに仕込んだ。系内を窒素で置換し、加温減圧による脱水を行った後、150℃に加熱し、エチレンオキシドを所定量に達するまで少量ずつ添加して、エチレンオキシドの平均付加モル数が20モルのポリオキシエチレン(20)ヘキサデシルアミンを得た(二段階目)。
反応後は、生成物を酢酸により中和処理した。また、アミン価測定により、分子量を算出したところ、1121であった。
・コロナーゼ:コロナーゼ48L(Novozymes社製)・・・・0.5質量%。
・シリコーン:シリコーンエマルジョン(信越化学工業株式会社製、「KM−98」)・・・・0.001質量%。
・尿素:工業用尿素粒無添加(三井化学株式会社製)・・・・5質量%。
・香料:BLUEFLOWERPOP「FFMHN2814」(フィルメニッヒ社製)・・・・1質量%。
(評価方法)
<乾いた触感、柔軟性の評価>
全自動洗濯機(製品名:JW−Z23A、Haier社製)に、15℃の水道水12L、各例の液体洗浄剤10gを入れ、そこに、20cm角の大きさに裁断したタオル(綿100%、株式会社東進製、220片ボーダー FT)2枚と市販Tシャツ(綿100%、B.V.D.社製)を投入し、浴比20倍とした。標準コースで洗濯を行った。洗濯後のタオルを室内で12時間乾燥した。乾燥したタオルを、25℃、65%RHの恒温恒湿室に2日間放置した。これを試験布とし、その触感をパネラー(10人)が対照布と比較し、下記判断基準により採点した。パネラー10人の採点結果の平均値を下記評価基準に分類して、「乾いた触感」及び「柔軟性」を評価した。△、○、◎、◎◎を合格とした。
なお、対照布には、ノニオン界面活性剤I(プロクター・アンド・ギャンブル社製の天然アルコールCO−1270に対し平均15モル相当のエチレンオキシドを付加させたアルコールエトキシレートの20質量%水溶液)を液体洗浄剤とし、上記と同様に洗濯をしたタオルを用いた。
≪乾いた触感の判断基準≫
1点:対照布と同等である。
2点:対照布よりカラッとした触感をやや感じる。
3点:対照布よりカラッとした触感を感じる。
4点:対照布よりカラッとした触感をかなり感じる。
5点:対照布よりカラッとした触感を非常に感じる。
≪評価基準≫
◎◎:4.5点以上。
◎:4点以上4.5点未満。
○:3.5点以上4点未満。
△:3点以上3.5点未満。
×:3点未満。
≪柔軟性の判断基準≫
1点:対照布と同等である。
2点:対照布より柔らかさをやや感じる。
3点:対照布より柔らかさを感じる。
4点:対照布より柔らかさをかなり感じる。
5点:対照布より柔らかさを非常に感じる。
≪評価基準≫
◎◎:4.5点以上。
◎:4点以上4.5点未満。
○:3.5点以上4点未満。
△:3点以上3.5点未満。
×:3点未満。
<すすぎ性の評価>
全自動洗濯機(製品名:JW−Z23A、Haier社製)に、15℃の水道水12L、各例の液体洗浄剤10gを入れ、そこに、市販Tシャツ(綿100%、B.V.D.社製)を投入し、浴比20倍となるように調整した。標準コースで洗浄を13分間行い、3分間脱水し、3分間すすぎをし、洗濯機を停止した。洗濯機を停止した直後に、洗濯槽内の水面を覆う泡について、パネラー(5人)が対照と比較し、下記判断基準により採点した。パネラー5人の採点結果の平均値を下記評価基準に分類して、「すすぎ性」を評価した。△、○、◎、◎◎を合格とした。
なお、対照として、ノニオン界面活性剤Iを液体洗浄剤とし、上記と同様に洗濯をした。
≪柔軟性の判断基準≫
1点:洗濯槽水面を覆う泡が、対照と同等又はそれ以上に多い。
2点:洗濯槽水面を覆う泡が、対照よりやや少ない。
3点:洗濯槽水面を覆う泡が、対照より少ない。
4点:洗濯槽水面を覆う泡が、対照よりかなり少ない。
5点:洗濯槽水面を覆う泡が、対照より非常に少ない。
≪評価基準≫
◎◎:4.5点以上。
◎:4点以上4.5点未満。
○:3.5点以上4点未満。
△:3点以上3.5点未満。
×:3点未満。
(実施例1〜20、比較例1〜5)
表1〜2の組成に従い、500mLのビーカーに、(B)成分及びエタノールを入れ、マグネットスターラー(MITAMURA KOGYO INC.製)で攪拌した。これに任意成分(水とエタノールを除く)と(D)成分、(A)成分を添加し、全体量が90質量%となるように水を加え、攪拌し、(A)成分の融点まで加温した。これに、融点まで加温した(B)成分を添加し、攪拌した。次いで、25℃でのpHが7.0になるようにpH調整剤(水酸化ナトリウム又は硫酸)を適量添加した後、全体量が100質量%になるように水を加え、液体洗浄剤を得た。
得られた液体洗浄剤について、乾いた触感、柔軟性、すすぎ性、起泡性を評価し、その結果を表中に示す。
Figure 2015196813
Figure 2015196813
表1〜2に示すように、本発明を適用した実施例1〜20は、乾いた触感、柔軟性及びすすぎ性が「△」〜「◎◎」であった。
(A)〜(C)成分のいずれかを含まない比較例1〜3、(A)成分に代えて(A’)成分を用いた比較例4、(B)から(C)成分を含まない比較例5は、乾いた触感、柔軟性、すすぎ性のいずれかが「×」であった。
これらの結果から、本発明を適用することで、すすぎ性が良好で、被洗浄物の柔軟性を損なわずに、乾いた触感を被洗浄物に与えられることが判った。

Claims (1)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物(A)と、ノニオン界面活性剤(B)と、カチオン界面活性剤(C)と、を含有する繊維製品用の液体洗浄剤。
    Figure 2015196813
    ((1)式中、Z〜Zはそれぞれ独立して水素原子又はカルボキシ基であり、a+b=7〜19、c+d=7〜19、e+f=7〜19である。)
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