JP2015194335A - 消音チャンバ - Google Patents

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Michiaki Matsuda
道昭 松田
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冬季 大垣
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Abstract

【課題】空調設備などの換気ダクトに用いられる消音チャンバに関し、気流がチャンバ内部に流入するときの急拡大、チャンバ外部に流出するときの急縮小で発生する圧力損失や気流発生音を低減し、十分な減音効果を得る。
【解決手段】本発明の一実施形態によれば、消音チャンバが提供され、かかる消音チャンバは、消音チャンバの側面に配置される互いに同軸線上にない入口管および出口管と、入口管および出口管を接続する接続ダクトと、を有する。接続ダクトは吸音材を含み、接続ダクトの少なくとも一部は音響的に透過性を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に換気ダクトに設置され、換気ファンの騒音などを低減する消音チャンバに関する。
一般に、消音チャンバは、内部にグラスウールなどの吸音材を配置した箱型の構造物である。消音チャンバは構造が簡単で、気体流路の合流や分岐にも使用できるため、換気設備によく用いられる。
特開平9−14199号 特許第4624871号 特開2003−251126号 実公平5−26407号 実開平2−12014号
従来、空調設備などの換気ダクトには、騒音の低減を目的に消音チャンバが用いられてきた。消音チャンバは、内部に吸音材を配置した簡単な構造のため、比較的容易に減音効果が得られる。より大きな減音効果を得るには、消音チャンバの内部に仕切り板を設置して流路を迷路状に形成した迷路型の消音チャンバとすることもある(たとえば特許文献1、特許文献2など)。このような迷路型の消音チャンバでは、気流が複雑に蛇行して流れるために圧力損失が大きくなる傾向がある。
迷路型の消音チャンバの圧力損失を低減するために、吸音材を内貼りしたダクトをチャンバ内に設けることで、必要な減音効果を得ながら、大きな圧力損失を生じないようにする工夫もある(たとえば特許文献3など)。ただし、ダクトからチャンバ内に吹き出した気流が、チャンバ内部の流路を屈曲して流れることで生じる圧力損失は小さくない。
チャンバ内部の消音板を三角形として流路形状を工夫することで、消音板での反射屈曲による消音機能の低下を防ぐ方法がある(たとえば特許文献4)。この方法では、流路が大きく屈曲するために圧力損失が大きくなるという迷路型の消音チャンバと同様の問題がある。
多孔質材から成る入口管をチャンバ内に延長するように挿入し、多孔質材の空隙からチャンバ内に音を伝搬させ、同様に多孔質材から成る出口管をチャンバ内に延長するように挿入し、多孔質材の空隙から出口管内に音を伝搬させる工夫も知られている(たとえば特許文献5)。この構造は、膨張型消音器として減音効果を得ているが、音だけでなく気流も入口側と出口側の多孔質材を通過するため、圧力損失が大きくなる傾向がある。
本発明の少なくとも1つの実施形態は、空調設備などの換気ダクトに用いられる消音チャンバに関するもので、気流がチャンバ内部に流入するときの急拡大、気流がチャンバ外部に流出するときの急縮小で発生する圧力損失や気流発生音を低減し、十分な減音効果を得ることを1つの目的としている。
本発明の一実施形態によれば、消音チャンバが提供され、かかる消音チャンバは、消音チャンバの側面に配置される互いに同軸線上にない入口管および出口管と、入口管および出口管を接続する接続ダクトと、を有する。接続ダクトは吸音材を含み、接続ダクトの少なくとも一部は音響的に透過性を有する。
一実施形態によれば、消音チャンバの内壁の少なくとも一部に吸音材が配置される。
一実施形態によれば、接続ダクトは、少なくとも一部に、接続ダクトの吸音材を支持するための、音響的に透過性の支持材を備える。
一実施形態によれば、接続ダクトは屈曲部を有し、屈曲部は表面が滑らかな板材で構成される。
一実施形態によれば、接続ダクトの流路の直交する断面積が、入口管から流路の方向に沿って緩やかに大きくなり、且つ、出口管に向かって緩やかに小さくなる。
一実施形態によれば、接続ダクトの流路の直交する断面積が、入口管から流路の方向に沿って緩やかに小さくなり、且つ、出口管に向かって緩やかに大きくなる。
一実施形態によれば、接続ダクトの少なくとも一部は、音響遮蔽部材を含む。
本発明の一実施形態による消音チャンバを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、緩やかな屈曲部を備える消音チャンバを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、屈曲部が板材で形成される消音チャンバを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、断面が緩やかに狭くなるように構成される接続ダクトを備える消音チャンバを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、断面が緩やかに広くなるように構成される接続ダクトを備える消音チャンバを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、一部に音響遮蔽板が設けられる接続ダクトを備える消音チャンバを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、一部に音響遮蔽板が設けられる接続ダクトを備える消音チャンバを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、一部に音響遮蔽板が設けられる接続ダクトを備える消音チャンバを概略的に示す図である。 図3の消音チャンバにおける減音効果を示すグラフである。 筐体を備えない従来の吸音ダクトを概略的に示す図である。
以下に、本発明に係る消音チャンバの実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図1は、一実施形態による消音チャンバ10を概略的に示している。消音チャンバ10は、概ね箱状の筐体12を有している。筐体12の内部には空洞部14が画定される。筐
体12の内壁には吸音材16が配置される。入口管18および出口管20は筐体12に接続されている。筐体12の内部において、入口管18および出口管20は、接続ダクト22によって連結される。図1の実施形態において、接続ダクト22は、入口管18と出口管20とを最短距離でつなげている。
接続ダクト22は吸音材24を備えている。接続ダクト22の吸音材24は、音響的に透過性を備えるように構成される。ここでいう「音響的に透過性を備える」とは、空洞部14で減音させようとする周波数での連絡管(接続ダクト22)の内から外への透過損失が、3dB以下であることを意味する。これは音波エネルギーの半分が、空洞部14に入らずにそのまま接続ダクト22を通過してしまうと、空洞部14で十分な減音ができないからである。また、接続ダクト22から空洞部14への気流の漏れが十分に小さく、流れる気流の圧力損失が所定の値以下になるように接続ダクトは構成される。許容圧力損失は、消音器を設置する用途に応じて変わるが、一般的には、換気ダクトに設置されて排気ファンの騒音を低減する消音器の場合、100Pa程度である。
筐体12の内壁面に配される吸音材16および接続ダクト22の吸音材24は、吸音材24に求められる音響透過性が備えられていれば、同一のものでもよく、異なるものでもよい。たとえば、吸音材16は低周波用吸音材、吸音材24は高周波用吸音材を使用して、より広い周波数帯域で吸音効果を得ることもできる。また、吸音材24を音響透過性とすることで生じた吸音性能の低下を吸音材16で補うようにすることもできる。吸音材16、24は、たとえばグラスウールなどの吸音材を有孔板、クロス材、繊維板などの支持材で挟んだ構造とすることができる。接続ダクト22は、支持材を備えずに十分な剛性を備える吸音材24を管状に形成して構成することができる。また、音響的に透過性のある支持材を管状に形成して、その内側に吸音材24を貼り付けるようにして接続ダクト22を形成してもよい。
図1に示される消音チャンバ10が換気ダクトに使用される場合、減音の対象となる音波を含む気流は入口管18から入り、接続ダクト22を通って出口管20から排出される。そのため、従来の消音チャンバのように、気流が入口管から空洞部へ入るときの急拡大、および空洞部から出口管へ出るときの急縮小が無い。そのため、気流の急拡大および急縮小により生じる圧力損失が無くなり、接続ダクト22の入口部と出口部にある緩い屈折部で生じる圧力損失だけになるので、全体としての圧力損失は小さくなる。また、本発明の実施形態による接続ダクト22の端部の屈曲部26で生じる気流発生音は、従来の急拡大部および急縮小部で生じる気流発生音より小さくなる。
一方で、本発明の実施形態においては、接続ダクト22は、音響的に透過性を有しているので、音の少なくとも一部は接続ダクト22を通過して空洞部14へ入る。そのため、接続ダクト22の吸音材24および空洞部14の吸音材16により減音されるとともに、膨張型の消音チャンバとしての減音効果も得られる。
本明細書で開示される消音チャンバは、先に述べた従来の一般的な消音チャンバに比べて、圧力損失と気流発生音がともに小さくなる。入口から気流とともに侵入した音波の一部は、接続ダクトからチャンバ内の空洞部に入り込み、膨張型消音器と同様の作用で減衰させられる。接続ダクトを構成する吸音材や音響的に透過性のある材料は、一般的に高周波より低周波の音波を透過しやすい。そのため、比較的高周波の音波は接続ダクトの吸音材で主に減音され、比較的低周波の音波は接続ダクトを透過してチャンバの空洞部に達して膨張型消音器としての作用により減音される。なお、本明細書において、低周波とは、概ねオクターブバンド中心周波数125Hz以下の周波数であり、高周波とは、概ねオクターブバンド中心周波数1kHz以上の周波数である。
図2は、一実施形態による消音チャンバ10aを概略的に示している。図2に示される消音チャンバ10aは、既述の消音チャンバ10と同様に、空洞部14aを形成する筐体12a、吸音材16a、入口管18a、出口管20a、吸音材24aを備える接続ダクト22aを有する。図2の消音チャンバ10aは、接続ダクト22aが入口管18aと出口管20aとを図1の実施形態より滑らかに接続するように構成される。したがって、図2に示される消音チャンバ10aにおいては、入口部および出口部で生じる圧力損失は、図1の消音チャンバ10の場合より小さくなる。また、気流発生音も図2の消音チャンバ10aの方が、図1の消音チャンバ10より小さくなる。
図3は、一実施形態による消音チャンバ10bを概略的に示している。図3に示される消音チャンバ10bは、既述の消音チャンバと同様に、空洞部14bを形成する筐体12b、吸音材16b、入口管18b、出口管20b、吸音材24bを備える接続ダクト22bを有する。図3の消音チャンバ10bにおいて、接続ダクト22bの屈曲部26bは板材28bで形成され、その他の部分は図1、2の消音チャンバ10、10aと同様に吸音材24bで形成されている。板材28bは、気流を乱さないように、吸音材24bより表面が滑らかに構成される。そのため、屈曲部26bで生じる圧力損失および気流発生音は図2の消音チャンバ10aより小さくなる。また、板材28bは、表面がある程度平滑で、かつ、気流の通過速度が遅く、微小な凹凸が許容できる場合には、必ずしも気流を全く通さない鋼板のような材料ではなく、空隙があって音響透過性の大きい材料でもよい。板材28bは、音響透過性の大きい材料としてはアルミ繊維板やアルミ焼結板、音響透過性の小さい材料としては炭素鋼やステンレス鋼などから形成することができる。
図4は、一実施形態による消音チャンバ10cを概略的に示している。図4に示される消音チャンバ10cは、既述の実施形態の消音チャンバと同様に、空洞部14cを形成する筐体12c、吸音材16c、入口管18c、出口管20c、吸音材24cを備える接続ダクト22cを有する。図4の消音チャンバ10cは、図3の消音チャンバ10bと同様に、屈曲部26cは板材28cで形成される。図4の消音チャンバ10cにおいて、接続ダクト22cは、入口からの中央に向かって断面が徐々に狭くなり、また出口に向かって断面が徐々に広がるように形成される。接続ダクト22cの断面は中央で最も小さくなっているので、接続ダクト22cの吸音材24cで高周波数の減音効果が増加し、より大きな減音効果を得ることができる。一方、流路が狭まるために流速が増加するとともに圧力損失も増加するが、断面形状の変化を緩慢にして気流が滑らかに流れるようにすることで、圧力損失の増加を抑えることができる。また、板材28cは、表面が平滑で、かつ、気流の通過速度が遅ければ音響透過性はあってもなくてもよい。
図5は、一実施形態による消音チャンバ10dを概略的に示している。図5に示される消音チャンバ10dは、既述の実施形態の消音チャンバと同様に、空洞部14dを形成する筐体12d、吸音材16d、入口管18d、出口管20d、吸音材24dを備える接続ダクト22dを有する。図5の消音チャンバ10dは、図3の消音チャンバ10bと同様に、屈曲部26dは板材28dで形成される。図5の消音チャンバ10dの接続ダクト22dは、図4の消音チャンバ10cの接続ダクト22cとは逆に、入口からの中央に向かって断面が徐々に広くなり、また出口に向かって断面が徐々に狭くなるように形成される。図5の消音チャンバ10dは、接続ダクト22dの断面積が中央で最も大きくなっているので、接続ダクト22d内の通過流速は下がり、圧力損失は小さくなる。流路が広がるので、高周波数の減音効果が少し低下するが、接続ダクト22dの吸音部で発生する圧力損失と気流発生音とは低く抑えられる。また、板材28dは、表面が平滑で、かつ、気流の通過速度が遅ければ音響透過性はあってもなくてもよい。
図6は、一実施形態による消音チャンバ10eを概略的に示している。図6に示される消音チャンバ10eは、既述の実施形態の消音チャンバと同様に、空洞部14eを形成す
る筐体12e、吸音材16e、入口管18e、出口管20e、吸音材24eを備える接続ダクト22eを有する。図6の消音チャンバ10eの接続ダクト22eは、出口側において一部が音響遮蔽板30eで形成されている。音響遮蔽板30eは、空洞部14eで減音する周波数での透過損失が大きくなるように構成される。音響遮蔽板30eの透過損失は大きいほどよいが、少なくとも接続ダクト22eの透過損失より大きく、少なくとも3dB以上であることが好ましい。より好ましくは、音響遮蔽板30eの透過損失は15dB以上である。音響遮蔽板30eは、たとえば炭素鋼やステンレス鋼から形成することができる。
図6の消音チャンバ10eは、接続ダクト22eの出口側が音響遮蔽板30eで形成されているので、出口管から空洞内に音波を透過しにくいダクトが延びた膨張型消音器のように構成されるので、膨張型消音器としての消音特性を変化させることができる。他の実施形態として、接続ダクトの入口側の一部を音響遮蔽板で囲んだり、入口側と出口側の両方の一部を音響遮蔽板で囲むことで、減音特性を調整することができる。
図7、8は、一実施形態による消音チャンバ10f、10gを概略的に示している。図7、8に示される消音チャンバ10f、10gは、既述の実施形態の消音チャンバと同様に、空洞部14f、14gを形成する筐体12f、12g、吸音材16f、16g、入口管18f、18g、出口管20f、20g、吸音材24f、24gを備える接続ダクト22f、22gを有する。図7、8の消音チャンバ10f、10gの接続ダクト22f、22gは、図6の消音チャンバ10eの接続ダクト22eと同様に、一部が音響遮蔽板30f、30gで囲まれている。図7の消音チャンバ10fの接続ダクト22fは、入口側において、出口管20fから遠い側の一部が音響遮蔽板30fにより囲まれ、また、出口側において、入口管18fから遠い側の一部が音響遮蔽板30fにより囲まれている。図8の消音チャンバ10gの接続ダクト22gは、入口側において、出口管20gから近い側の一部が音響遮蔽板30gにより囲まれ、また、出口側において、入口管18gから近い側の一部が音響遮蔽板30gにより囲まれている。図7、8のように音響遮蔽板30f、30gを配置することで、内部に仕切板を配したことになり、音響的には部分的に迷路状の経路が形成されることになる。すなわち、袋小路状の分岐部ができることになり、干渉型消音器の機能も併せ持つことになる。そのため、図7、8の消音チャンバ10f、10gは、吸音型消音器、膨張型消音器、迷路型消音器の機能を併せ持つ構造とすることができる。
次に、図3に示した消音チャンバ10bの減音効果を確認した実験の結果について説明する。図9は、図3の消音チャンバ10bにおける減音効果を示すグラフである。このグラフにおいて、横軸は周波数(Hz)を示し、縦軸は挿入損失(dB)を示す。なお、挿入損失は、消音チャンバの減音効果を表す値であり、挿入損失が大きいほど減音効果は高い。図9には、比較例として、消音チャンバの筐体を備えない従来の吸音ダクトの減音効果を示すグラフが示される。図10は、筐体を備えない従来の吸音ダクト11hを概略的に示す図である。吸音ダクト11hは、入口管18h、出口管20h、および吸音材24hを備える。図10の吸音ダクト11hにおいては、吸音材24hの周囲と屈曲部26hとが、板材28hで形成されている。即ち、図10の吸音ダクト11hは、主に、筐体12bを備えない点と、吸音材24hの周囲が板材28hで形成されている点で、図3の消音チャンバ10bと異なる。
図9のグラフ中、実線は接続ダクトを音響透過性吸音ダクトとした消音チャンバ(図3の消音チャンバ10b)の挿入損失を示し、一点鎖線は筐体を備えない従来の吸音ダクトのみ(図10の吸音ダクト11h)の挿入損失を示す。図9に示されるように、図3の消音チャンバ10bと図10の吸音ダクト11hとを比べると、低周波である125Hzでは図3の消音チャンバ10bの方が、挿入損失が高く、250Hzおよび500Hzにおいても、図3の消音チャンバ10bの方が、挿入損失が高い。また、高周波である100
0Hz以上では挿入損失が高い周波数と低い周波数があった。
以上の実験の結果より、筐体の無い従来の吸音ダクト(図10の吸音ダクト11h)に比べ、本発明の一形態である接続ダクトを音響透過性吸音ダクトとした消音チャンバ(図3の消音チャンバ10b)の方が、筐体の効果により低周波の125Hzで減音性能がよくなることが分かった。したがって、図3に示した消音チャンバ10bによれば、高周波の一部の周波数では減音性能が低くなるが、低周波の音波は接続ダクトを透過してチャンバ空洞部に達し、膨張型消音器として減音されるという期待された効果が得られることを確認した。
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g 消音チャンバ
11h 吸音ダクト
12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g 筺体
14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g 空洞
16a、16b、16c、16d、16e、16f、16g 吸音材
18a、18b、18c、18d、18e、18f、18g、18h 入口管
20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h 出口間
22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g 接続ダクト
24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h 吸音材
26a、26b、26c、26d、26e、26f、26g、26h 屈曲部
28b、28c、28d、28h 板材
30e、30f、30g 音響遮蔽板

Claims (7)

  1. 消音チャンバであって、
    前記消音チャンバの側面に配置される互いに同軸線上にない入口管および出口管と、
    前記入口管および前記出口管を接続する接続ダクトと、を有し、
    前記接続ダクトは、吸音材を含み、
    前記接続ダクトの少なくとも一部は音響的に透過性を有する、消音チャンバ。
  2. 請求項1に記載の消音チャンバであって、
    前記消音チャンバの内壁の少なくとも一部に吸音材が配置される、消音チャンバ。
  3. 請求項1または2に記載の消音チャンバであって、
    前記接続ダクトは、少なくとも一部に、前記接続ダクトの前記吸音材を支持するための、音響的に透過性の支持材を備える、消音チャンバ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の消音チャンバであって、
    前記接続ダクトは屈曲部を有し、前記屈曲部は表面が滑らかな板材で構成される、消音チャンバ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消音チャンバであって、
    前記接続ダクトの流路の直交する断面積が、前記入口管から流路の方向に沿って緩やかに大きくなり、且つ、前記出口管に向かって緩やかに小さくなる、消音チャンバ。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消音チャンバであって、
    前記接続ダクトの流路の直交する断面積が、前記入口管から流路の方向に沿って緩やかに小さくなり、且つ、前記出口管に向かって緩やかに大きくなる、消音チャンバ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の消音チャンバであって、
    前記接続ダクトの少なくとも一部は、音響遮蔽部材を含む、消音チャンバ。
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