JP2015192060A - 電界効果トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート・ドレイン間容量を低減可能な電界効果トランジスタおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】電界効果トランジスタは、積層体11と、フィンガーソース電極18と、フィンガードレイン電極20と、フィンガーゲート電極22と、第1絶縁層24と、第2絶縁層26と、ソースフィールドプレート28と、を有する。第1絶縁層24は、フィンガーゲート電極22の第1側面22aと、第2側面22bと、積層体11の表面と、を覆う。第2絶縁層26は、第1絶縁層24の上面と、フィンガーゲート電極22の上面22cおよび第2側面22bと、を少なくとも覆う。ソースフィールドプレート28は、フィンガーゲート電極22の第2側面22bを覆うフィンガー部28aと、接続部28bと、を有し、フィンガー部28aの下面と2次元電子ガス層15との垂直距離は、フィンガーゲート電極22の第2側面22bから離間するとともに大きくなる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電界効果トランジスタおよびその製造方法に関する。
ヘテロ接合を有する電界効果トランジスタは、マイクロ波帯以上で、高電圧かつ高温動作が容易であり、移動無線基地局やレーダー装置などに応用可能である。
電界効果トランジスタにおいて、フィンガーゲート電極とフィンガードレイン電極との間にソースフィールドプレートを設けると、電磁シールド効果によりゲート・ドレイン間容量が低減され最大安定利得を高めることができる。
しかしながら、ドレイン・ソース間容量が増加するため、動作周波数が高くなるに従いドレイン・ソース容量に流れる高周波電流が増加し電力付加効率が低下する。
特表2007−537593号公報
ドレイン・ソース間容量の増加を最低限に抑えつつ、ソースフィールドプレートの電磁シールド効果によりゲート・ドレイン間容量を低減できる電界効果トランジスタおよびその製造方法を提供する。
実施形態の電界効果トランジスタは、積層体と、フィンガーソース電極と、フィンガードレイン電極と、フィンガーゲート電極と、第1絶縁層と、第2絶縁層と、ソースフィールドプレートと、を有する。前記積層体は、2次元電子ガス層を生じるヘテロ接合を有し、半導体からなる。前記フィンガーソース電極は、前記積層体の表面に設けられる。前記フィンガードレイン電極は、前記積層体の前記表面に前記フィンガーソース電極と平行に設けられる。前記フィンガーゲート電極は、前記フィンガーソース電極の側の第1側面と、前記フィンガードレイン電極の側の第2側面と、上面と、を有し、前記積層体の前記表面に前記フィンガーソース電極と平行に設けられる。前記第1絶縁層は、前記フィンガーゲート電極の前記第1側面と前記フィンガーソース電極との間の前記積層体の前記表面と、前記フィンガーゲート電極の前記第2側面と前記フィンガードレイン電極との間の前記積層体の前記表面と、を覆う。前記第2絶縁層は、第1絶縁層の上面と、前記フィンガーゲート電極の上面と、前記フィンガーゲート電極の第2側面と、を少なくとも覆う。前記ソースフィールドプレートは、前記第2絶縁層を挟んで前記フィンガーゲート電極の前記第2側面を少なくとも覆いかつ前記フィンガーソース電極と平行になるように設けられたフィンガー部と、前記フィンガーソース電極の一部と接続された接続部と、を有する。前記ソースフィールドプレートの前記フィンガー部の下面と前記2次元電子ガス層との垂直距離は、前記フィンガーゲート電極の前記第2側面から離間するとともに大きくなる。
図1(a)は第1の実施形態にかかる電界効果トランジスタの模式平面図、図1(b)は領域Kの部分拡大模式平面図、図1(c)はA−A線に沿った模式断面図、である。 図2(a)は第1の実施形態の変形例にかかる電界効果トランジスタの模式平面図、図2(b)はA−A線に沿った模式断面図である。 図3(a)〜(e)は、第1の実施形態の変形例にかかる電界効果トランジスタの製造方法を説明する模式断面図である。 図4(a)は比較例にかかる電界効果トランジスタの模式断面図、図4(b)はその模式平面図、である。 図5(a)はソースフィールドプレート長に対する比較例のゲート・ソース間容量依存性、図5(b)はソースフィールドプレート長に対する比較例のゲート・ドレイン間容量依存性、図5(c)はソースフィールドプレート長に対する比較例のドレイン・ソース間容量依存性、を表すグラフ図である。 出力電力に対する電力付加効率依存性を表すグラフ図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1(a)は第1の実施形態にかかる電界効果トランジスタの模式平面図、図1(b)は領域Kの部分拡大模式平面図、図1(c)はA−A線に沿った模式断面図、である。
第1の実施形態において、電界効果トランジスタはHEMT(High Electron Mobility Transisitor)とする。ただし、本発明はこれに限定されず、MESFET(Metal Semiconductor Field Effect transistor)をなどであってもよい。
HEMTは、基板10と、基板10の上に設けられ半導体からなる積層体11と、フィンガーソース電極18と、フィンガーゲート電極22と、フィンガードレイン電極20と、ソースフィールドプレート28と、第1絶縁層24と、第2絶縁層26と、を有している。
第1の実施形態において、積層体11は、InGaAl1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)なる組成式で表され、ドナーやアクセプタとなる元素を含んでいても良いものとする。なお、積層体11は、AlGaAsであってもよい。
積層体11は、GaNなどからなるバッファ層12と、バッファ層12の上に設けられGaNなどからなるチャネル層14、チャネル層14とヘテロ接合を構成しAl0.2Ga0.8Nなどからなる電子供給層16と、を含む。バッファ層12の厚さは、たとえば、0.1〜1μmなどの範囲とすることができる。チャネル層14の厚さは、たとえば、3〜20nmなどの範囲とすることができる。電子供給層16の厚さは、たとえば、5〜100nmなどとすることができる。また、チャネル層14と、電子供給層16とは、ノンドープとすることができる。
電子供給層16からチャネル層14へ移動した電子は、2次元電子ガス(2DEG:two-dimensional electron gas)層15を形成して、高移動度、かつ高密度の電子ガスとなることができる。
フィンガーソース電極18およびフィンガードレイン電極20は、積層体11の表面11aを構成する電子供給層16の表面に設けることができる。フィンガーゲート電極22は、フィンガーソース電極18と、フィンガードレイン電極20と、の間の電子供給層16の表面に設けることができる。フィンガーゲート電極22がNi/Auからなるものとすると、Niと電子供給層16とがショットキー障壁を構成する。フィンガーゲート電極22に制御電圧を印加すると、ドレイン電流を制御できる。
たとえば、ゲート長Lgは0.2〜1μm、ソースフィールドプレート28とフィンガードレイン電極20との間隔LFPDは1〜5μmなどとすることができる。
ソースフィールドプレート28は、フィンガーゲート電極22の第2側面22bの位置よりもフィンガードレイン電極20の側に向けて張り出している。
第2絶縁層26は、SiN(Siなどを含む)やSiOとすることができ、フィンガーゲート電極22および第1絶縁層24を覆う。SiNとすると、パッシベーション膜として機能するので好ましい。
ソースフィールドプレート28は、第2絶縁層26の表面のうち、フィンガーゲート電極22からフィンガードレイン電極20に向かって張りでたフィンガー部28aと、フィンガーソース電極18の一部と接続する接続部28bと、を有する。ソースフィールドプレート28のフィンガー部28aの下面28dと2DEG層15との垂直距離D1は、前記フィンガーゲート電極22の第2側面22bから離間するとともに大きくなる。フィンガーゲート電極22の第2側面22bの近傍において、フィンガー部28aの下面28dの下端部28cと2DEG層15の表面との垂直距離D1は、最短となる。
ソースフィールドプレート28の先端部(フィンガーソース電極18から最も離間した位置)の電位をフィンガーソース電極18の接地電位に近づけることにより、フィンガーゲート電極22のフィンガードレイン電極20の側の第2側面22bの近傍領域に生じる電界を低減できる。このため、降伏電圧を高くできるので、漏洩電流の低減や信頼性の改善が容易となる。また、大信号高周波電圧を印加することができるので、高出力化が容易となる。
また、ソースフィールドプレート28のフィンガー部28aの下面と前記2次元電子ガス層との垂直距離は、フィンガーゲート電極22の第2側面22bから離間するとともに大きくすることにより、ドレイン・ソース間容量の増加を最低限に抑えることができる。
図1(a)に表す模式平面図は、HEMTチップの一部分を表す。HEMTを構成するセルは、積層体11の一領域と、その表面に設けられたフィンガーゲート電極22と、フィンガーソース電極18と、フィンガードレイン電極20と、を含み、単位トランジスタとして動作する。図1(a)に表すように、セルを並列に多数配置することにより、高出力を得ることができる。なお、図1(c)は、図1(a)のA−A線に沿った断面を表す。
図2(a)は第1の実施形態の変形例にかかる電界効果トランジスタの模式平面図、図2(b)はA−A線に沿った模式断面図である。
本変形例は、フィンガーゲート電極に対して第1絶縁膜の形状が対称なので第1の実施形態よりもつくりやすい。
図3(a)〜(e)は、第1の実施形態の変形例にかかる電界効果トランジスタの製造方法を説明する模式断面図である。
まず、基板10の上に、バッファ層12、チャネル層14、電子供給層16を含む積層体11を、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法などを用いて形成する。続いて、フィンガーソース電極18、フィンガードレイン電極20を形成する。
続いて、積層体11の表面11aに、SiNなどからなる第1絶縁層24を形成する。第1絶縁層24のうち、フィンガーゲート電極22を形成する領域に開口部24aを設ける。この場合、図3(a)に表すように、開口部24aのサイドウォールが上方に向かって拡幅するテーパー状または曲面状とすることが好ましい。このような断面形状は、サイドエッチングを制御することなどにより形成できる。
続いて、図3(b)に表すように、フォトレジスト50のパターニングを行う。この場合、フォトレジスト50に設けられる開口部50aは、第1絶縁層24の開口部24aの底部と略同一の大きさとなるように、急峻な傾斜を有する側面とすることが好ましい。なお、図3(a)のサイドウォール形成工程に用いたフォトレジストをマスクとして、セルフアライン法によりフィンガーゲート電極22を形成することもできる。
続いて、図3(c)に表すように、フィンガーゲート電極22を形成する。さらに、フォトレジスト50を除去する。フィンガーゲート電極22の第1側面22aと第1絶縁層24との間、およびフィンガーゲート電極22の第2側面22bと第1絶縁層24との間、には第1溝部Vが設けられる。
続いて、図3(d)に表すように、第1絶縁層24の上面と、フィンガーゲート電極22の第1側面22a、第2側面22b、上面22cを覆うように第2絶縁層26を形成する。第2絶縁層26は、第1溝部Vを覆うように設けられ、第1溝部Vに対応した第2溝部26aを有する。第2絶縁層26は、たとえば、SiNなどとすることができる。
続いて、図3(e)のように、ソースフィールドプレート28を設ける。フィンガー部28aは、第2絶縁層26の上面に、第2絶縁層26の第2溝部26aを充填するように設けられる。また、接続部28bは、第2絶縁層26の上面に、フィンガーソース電極18の一部と接続するように設けられる。フィンガーゲート電極22の第2側面22bの近傍において、ソースフィールドプレート28の下端部28cと2DEG層15の表面との垂直距離D1は短いので、電界緩和を高く保つことができる。
フォトリソグラフィーなどを用いて、フィンガーゲート電極22の第2側面22bの近傍にフィールドプレートを形成するプロセスでは、水平方向の幅を所定値以下に制御することが困難であり、量産性が不十分となる。これに対して、第1の実施形態およびその変形例の製造方法では、ソースフィールドプレート28をフィンガーゲート電極22の第2側面22bから離間するとともに大きくすることにより、水平方向の幅を所定値以下に制御したことと等価なソースフィールドプレート28を簡単なプロセスで形成可能である。
こののち、フィンガードレイン電極20に接続されたドレイン端子電極50、フィンガーゲート電極22に接続されたゲート端子電極52、フィンガーソース電極18をチップの裏面電極に接続するためのバイヤホール48vを有するソース端子電極48、などを設けることができる。このようにして、図1に表すHEMTが完成する。なお、第1溝部および第2溝部は、フィンガーゲート電極22と、フィンガードレイン電極20と、の間にのみ設けてもよい。
図4(a)は比較例にかかる電界効果トランジスタの模式断面図、図4(b)はその模式平面図である。
比較例では、SiNからなる絶縁層126は、フィンガーソース電極118とフィンガーゲート電極122とにはさまれた領域と、フィンガードレイン電極120とフィンガーゲート電極122とにはさまれた領域と、フィンガーゲート電極122の上面と2つの側面122a、122bとを覆う。また、ソースフィールドプレート128は、フィンガーゲート電極122の上面の中心線122cからフィンガードレイン電極120に向かって、長さLFP張り出したフィンガー部128aと、フィンガーソース電極118に接続される接続部128bと、を有する。なお、図4(a)は、図4(b)におけるA−A線に沿った模式断面図である。
図5(a)はソースフィールドプレート長に対する比較例のゲート・ソース間容量依存性、図5(b)はソースフィールドプレート長に対する比較例のゲート・ドレイン間容量依存性、図5(c)はソースフィールドプレート長に対する比較例のドレイン・ソース間容量依存性、を表すグラフ図である。
縦軸は容量の相対値、横軸はソースフィールドプレート長、である。
図5(a)に表すように、ソースフィールドプレート128を設けると、ゲート・ソース間容量Cgs(pF)は、略34%増加した。また、ゲート・ソース間容量Cgs(pF)は、ソースフィールドプレート長LFPが0.5〜1.5μmの範囲でその変動が2%以下と小さかった。なお、ゲート・ソース間容量Cgs(pF)が増加すると、利得を含む周波数特性が低下するので好ましくない。
また、図5(b)に表すように、ソースフィールドプレート28を設けると、ゲート・ドレイン間容量Cgd(pF)は、略29%低下した。また、ゲート・ドレイン間容量Cgd(pF)は、ソースフィールドプレート長LFPが0.5〜1.5μmの範囲でその変動が1%以下と小さかった。このように、フィンガーソース電極118に接続されたソースフィールドプレート28を設けると、シールド効果によりゲート・ドレイン間容量Cgdを、略71%に低減できる。このため、入力端子であるフィンガーゲート電極122と、出力端子であるフィンガードレイン電極120と、の間でS12(Sパラメータの1つで入出力間のアイソレーションを表す)を低減できる。
増幅素子の安定化係数Kが1よりも小さい場合、HEMTの最大利得MSG(Maximum Stable Gain)は、4端子回路のSパラメータ(逆方向伝達係数:S12、順方向伝達係数:S21)を用いて、式(1)で表される。
Figure 2015192060
すなわち、ソースフィールドプレート128を設け逆方向伝達係数S12を低減することにより、最大安定利得MSGを高めることができる。
また、図5(c)に表すように、ソースフィールドプレート長LFPが0.5μmのとき、ドレイン・ソース間容量Cds(pF)の相対値は0.13、ソースフィールドプレート長LFPが1μmのとき、ドレイン・ソース間容量Cds(pF)の相対値は0.21なった。また、ソースフィールドプレート長LFPが1.5μmのとき、ドレイン・ソース間容量Cds(pF)の相対値は0.29となり、フィンガーソース電極118に接続されたソースフィールドプレートを設けないときの相対値0.06の略5倍となった。すなわち、ドレイン・ソース間容量Cds(pF)は、ソースフィールドプレート長LFPに略比例して増大した。
図6は、出力電力に対する電力付加効率依存性を表すグラフ図である。
測定周波数は10GHz、ドレイン・ソース間電圧Vdsは24Vとした。縦軸は、電力付加効率(%)、横軸は出力電力(dBm)、である。
出力電力が32.5dBmのとき、ソースフィールドプレート長LFPが0.5μmのとき、電力付加効率は60%であった。これに対して、ソースフィールドプレート長LFPが1μmのとき、電力付加効率は、51%となり、9%低下した。
以上から、ソースフィールドプレート長LFPを小さくすると、ドレイン・ソース間容量Cdsを低く保ちつつゲート・ドレイン間容量Cgdが低減することができることが判明した。このため、ドレイン・ソース間容量Cdsに流れる高周波電流が低下し、ドレイン抵抗で無駄に消費される電力が低減され、電力付加効率を高めることができる。
他方、高周波特性を保つために、ゲート・ソース間容量Cgsも低くする必要があり、ソースフィールドプレート28と、フィンガーゲート電極18とを接続する接続部28cの面積を狭くする。
ゲート・ドレイン間容量Cgdを抑制するために水平方向の幅を所定値以下にする必要があるが、微細な電極を形成すると量産性が不十分となる。そこでソースフィールドプレート28をフィンガーゲート電極22の第2側面22bから離間するとともに大きくすることにより、ゲート・ドレイン間容量Cgdを抑制するために水平方向の幅を所定値以下に制御したことと等価なソースフィールドプレート28を高いパターン加工精度を必要とせずに、ドレイン・ゲート容量が低減されたソースフィールドプレートを有する電界効果トランジスタの量産性に富む製造方法を提供できる。
本実施形態によれば、最大安定利得を保ちつつ、電力付加効率を改善可能な電界効果トランジスタが提供される。この電界効果トランジスタは、レーダー装置や移動無線基地局などに広く利用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 積層体、15 二次元電子ガス(2DEG)層、18 フィンガーソース電極、20 フィンガードレイン電極、22 フィンガーゲート電極、22a 第1側面、22b 第2側面、24 第1絶縁層、26 第2絶縁層、26a 第2溝部、28 ソースフィールドプレート、28a フィンガー部、28b 接続部、28c 下端部、28d 下面、LFP ソースフィールドプレート長、D1 垂直距離、V 第1溝部

Claims (5)

  1. 2次元電子ガス層を生じるヘテロ接合を有し、半導体からなる積層体と、
    前記積層体の表面に設けられたフィンガーソース電極と、
    前記積層体の前記表面に前記フィンガーソース電極と平行に設けられたフィンガードレイン電極と、
    前記フィンガーソース電極の側の第1側面と、前記フィンガードレイン電極の側の第2側面と、上面と、を有し、前記積層体の前記表面に前記フィンガーソース電極と平行に設けられたフィンガーゲート電極と、
    前記フィンガーゲート電極の前記第1側面と前記フィンガーソース電極との間の前記積層体の前記表面と、前記フィンガーゲート電極の前記第2側面と前記フィンガードレイン電極との間の前記積層体の前記表面と、を覆う第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の上面と、前記フィンガーゲート電極の前記上面と、前記フィンガーゲート電極の前記第2側面と、を少なくとも覆う第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層を挟んで前記フィンガーゲート電極の前記第2側面を少なくとも覆いかつ前記フィンガーソース電極と平行になるように設けられたフィンガー部と、前記フィンガーソース電極の一部と接続された接続部と、を有するソースフィールドプレートと、
    を備え、
    前記ソースフィールドプレートの前記フィンガー部の下面と前記2次元電子ガス層との垂直距離は、前記フィンガーゲート電極の前記第2側面から離間するとともに大きくなる電界効果トランジスタ。
  2. 前記フィンガーゲート電極の前記第1側面と前記第1絶縁層との間、および前記フィンガーゲート電極の前記第2側面と前記第1絶縁層との間には第1溝部が設けられ、
    前記第2絶縁層は、前記第1溝部に応じた形状の第2溝部を有し、
    前記ソースフィールドプレートの前記フィンガー部の下面と前記2次元電子ガス層との垂直距離は、前記フィンガーゲート電極の前記第1側面から離間するとともにそれぞれ大きくなる請求項1記載の電界効果トランジスタ。
  3. 前記ソースフィールドプレートのフィンガー部および接続部は、前記第2溝部に接しない請求項2記載の電界効果トランジスタ。
  4. 前記第1絶縁層は、窒化シリコンからなる請求項1〜3のいずれか1つに記載の電界効果トランジスタ。
  5. 2次元電子ガス層を生じるヘテロ接合を有し、窒化物半導体からなる積層体を形成する工程と、
    前記積層体の表面にフィンガーソース電極およびフィンガードレイン電極を形成する工程と、
    前記フィンガーソース電極と前記フィンガードレイン電極との間の前記積層体の前記表面のうち、所定領域を除いた領域に第1絶縁層を形成する工程であって、前記第1絶縁層の厚さは、前記所定領域に向かって小さくなるように形成される、工程と、
    前記所定領域にフィンガーゲート電極を形成する工程と、
    少なくとも前記フィンガーゲート電極の上面および側面と前記第1絶縁層とを覆い、前記側面と前記第1絶縁層との間に生じた第1溝部に対応した第2溝部を有する第2絶縁層を形成する工程と、
    前記第2絶縁層の上に設けられ、外縁と前記フィンガードレイン電極とが離間し、前記第2絶縁層の上方で前記フィンガーゲート電極を覆い、前記第2溝部に接せず、前記フィンガーソース電極の一部と接続されたソースフィールドプレートを形成する工程と、
    を備えた電界効果トランジスタの製造方法。
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