JP2015190474A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】キャップによる密封性を十分に確保できる構造を実現する。【解決手段】キャップ19aを、金属製で有底円筒状の嵌合芯金44と、この嵌合芯金44の芯金底部46の軸方向内側面に加硫接着されたゴム製のセンサ取付部24aとにより構成する。センサ取付部24aのうちのエンコーダ13aと軸方向に対向する位置に、軸方向内方が開口し、軸方向外方が芯金底部により塞がれたセンサ保持部53を設ける。センサホルダ30aの挿入部31aを、センサ保持部53に挿入する。そして、嵌合芯金44の芯金円筒部45の外周面を、外輪2の軸方向内端部内周面に直接内嵌固定した状態で、センサホルダの軸方向外端面を、エンコーダ13aに近接対向させる。【選択図】図2

Description

この発明は、自動車の車輪(従動輪)を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの改良に関する。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するのに、転がり軸受ユニットを使用する。又、アンチロックブレーキシステム(ABS)又はトラクションコントロールシステム(TCS)を制御する為には、車輪の回転速度を検出する必要がある。この為、前記転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込んだ回転速度検出装置付転がり軸受ユニットにより、前記車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する事が、近年広く行われる様になっている。
この様な目的で使用される回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの従来構造の1例として、特許文献1には、図10、11に示す様な構造が記載されている。この従来構造の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット1は、静止輪である外輪2の内径側に、回転輪であるハブ3を、回転自在に支持している。
このうちの外輪2は、内周面に複列の外輪軌道4a、4bを、外周面に静止側フランジ5を、それぞれ有する。又、前記外輪2は、使用状態で、懸架装置を構成する図示しないナックルに支持されて回転しない。
前記ハブ3は、ハブ本体6と内輪7とを組み合わせて成るもので、外周面に複列の内輪軌道8a、8bを有し、前記外輪2の内径側にこの外輪2と同心に支持されている。具体的には、前記ハブ本体6の外周面の軸方向中間部に軸方向外側列の内輪軌道8aを直接形成すると共に、同じく軸方向内端(軸方向に関して内とは、懸架装置に組み付けた状態で車体の幅方向中央寄りとなる側を言い、反対に軸方向に関して外とは、車体の幅方向外寄りとなる側を言う。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)寄り部分に形成した小径段部9に、外周面に軸方向内側列の内輪軌道8bを形成した前記内輪7を外嵌固定している。そして、前記ハブ本体6の軸方向内端部を径方向外方に塑性変形させて形成したかしめ部10により、前記内輪7の軸方向内端面を抑え付けている。又、前記ハブ本体6の軸方向外端部で、前記外輪2の軸方向外端開口部よりも軸方向外方に突出した部分には、車輪を支持する為の回転側フランジ11を設けている。
又、前記両外輪軌道4a、4bと前記両内輪軌道8a、8bとの間には、それぞれ複数個ずつの転動体12、12を設け、前記外輪2の内径側に、前記ハブ3を回転自在に支持している。
又、前記内輪7の外周面の軸方向内端部で、前記内輪軌道8bから軸方向内方に外れた部分には、エンコーダ13を外嵌固定している。このエンコーダ13は、磁性金属板により断面略L字形で全体を円環状に形成した支持環14と、この支持環14を構成する円輪部15の側面に添着したエンコーダ本体16とを組み合わせて成る。このエンコーダ本体16は、フェライト粉末を混入したゴム磁石等の永久磁石により全体を円輪状に形成したもので、軸方向に着磁すると共に、着磁の向きを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させている。従って、前記エンコーダ本体16の被検出面である軸方向内側面には、S極とN極とが交互に且つ等間隔で配置されている。
又、前記外輪2の軸方向外端開口部と前記ハブ本体6の軸方向中間部外周面との間に、シールリング17を設置すると共に、前記外輪2の軸方向内端開口部にキャップ19を装着している。これにより、前記各転動体12、12及び前記エンコーダ13を設置した空間18の軸方向両端開口部を塞ぎ、この空間18内に封入したグリースが外部空間に漏洩したり、又は外部空間に存在する異物が、この空間18内に侵入したりする事を防止している。
前記キャップ19は、合成樹脂を射出成形する事により造られた有底円筒状のキャップ本体20と、非磁性金属板をプレス成形する事により断面L字形で全体を円環状に形成した嵌合環21とから構成されている。このうちのキャップ本体20は、キャップ円筒部22と、このキャップ円筒部22の軸方向内端開口部を塞いだキャップ底部23とから成る。このうちのキャップ円筒部22の先端部の内径側部分には、前記嵌合環21が固定(モールド)されている。又、前記キャップ底部23の径方向外寄り部分には、他の部分に比べて軸方向内方に膨出した(軸方向厚さ寸法が大きくなった)センサ取付部24が設けられている。このセンサ取付部24のうち、前記エンコーダ13(エンコーダ本体16)の被検出面と軸方向に対向する部分には、軸方向に貫通した貫通孔25が形成されている。そして、この貫通孔25内には、非磁性ステンレス鋼板製で、有底円筒状のセンサ挿入環26が内嵌されている。このセンサ挿入環26は、前記キャップ本体20の射出成形時に、インサート成形により、前記センサ取付部24に埋め込まれている。更に、このセンサ取付部24のうちで、前記貫通孔25から外れた部分には、内周面に雌ねじが形成された取付用ナット27が、やはりインサート成形により埋め込まれている。
前記キャップ19には、回転速度を検出する為のセンサユニット28が支持固定されている。このセンサユニット28は、センサ29と、センサホルダ30とを備えている。このうちのセンサ29は、ホール素子、磁気抵抗素子等の磁気検出素子を検出部に設けたもので、前記エンコーダ13の被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させるものである。前記センサホルダ30は、合成樹脂を射出成形して成るもので、前記センサ29を保持した挿入部31と、前記キャップ19に固定する為の取付フランジ部32とを備える。この様なセンサユニット28は、前記挿入部31を前記センサ挿入環26内に挿入した状態で、前記取付フランジ部32に形成した通孔を挿通したボルト34の雄ねじ部を、前記取付用ナット27の雌ねじ部に螺合する事により、前記キャップ19(センサ取付部24)に対して固定している。
以上の様な構成を有する従来構造の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット1によれば、前記ハブ3に固定した車輪を、前記外輪2を支持した懸架装置に対し回転自在に支持できる。又、車輪の回転に伴って前記ハブ3と共に前記エンコーダ13が回転すると、前記センサ挿入環26の底板部35を介して、このエンコーダ13の被検出面に対向した前記センサ29の検出部の近傍を、このエンコーダ13の被検出面に存在するN極とS極とが交互に通過する。この結果、前記センサ29を構成する磁気検出素子内を流れる磁束の方向が交互に変化し、この磁気検出素子の特性が交互に変化する。この様に磁気検出素子の特性が変化する周波数は、前記ハブ3の回転速度に比例するので、前記センサ29の出力信号を図示しない制御器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。又、従来構造の場合には、前記センサユニット28を、自動車メーカ等の組立ラインで組み付ける以前の状態であっても、前記エンコーダ13が設置された空間18を、前記キャップ19(及びセンサ挿入環26)によって密閉できる為、このエンコーダ13に異物が付着する事を有効に防止できる。
但し、上述した様な従来構造の場合には、次の様な問題を生じる可能性がある。
即ち、従来構造の場合には、前記キャップ19を製造するのに、例えば図12に示した様な、1組の上型36と下型37を使用する。具体的には、これら上型36と下型37とを軸方向に当接させた状態で画成される、前記キャップ19の外面形状に合致した形状を有するキャビティ38内に、溶融した合成樹脂を送り込む。特に従来構造の場合には、このキャビティ38内に、前記センサ挿入環26をセットした状態で、合成樹脂を送り込む(インサート成形を行う)。又、この様なインサート成形を行う際に、前記センサ挿入環26の設置位置を規制すべく、このセンサ挿入環26を構成する底板部35を、前記下型37の一部に当接させると共に、同じくセンサ挿入環26を構成する円筒部39と鍔部40との連続部である折れ曲がり部41の軸方向内側面(凸曲面)に、前記上型36の一部を突き当てる(食い込ませる)。
上述の様にしてインサート成形を行う場合、前記上型36の前記センサ挿入環26に対する押し付け力に基づき、このセンサ挿入環26の円筒部39が径方向外方に弾性変形する(膨らむ)可能性がある。この様な状態で射出成形を行い、その後、前記キャビティ38からキャップ19を取り出す(上型36による押し付け力が除去される)と、前記円筒部39が弾性的に復元する(小径になる)為、前記円筒部39の外周面と合成樹脂のうちでこの円筒部39の周囲に存在する部分との結合面に隙間が生じる可能性がある。この様な隙間に、水等の異物が侵入した場合、この異物が更に軸方向外方に進んで前記結合面の軸方向内端から前記空間18にまで侵入してしまう可能性がある。
尚、合成樹脂は、冷却されて凝固する際に、体積が減少する事により収縮する事が一般的に知られている。この為、前記キャップ本体20を構成する合成樹脂のうちで、前記円筒部39の周囲に存在する部分が収縮する事で、上述した様な原因で生じる隙間が消滅乃至減少する事も考えられる。但し、前記貫通孔25の内径寸法は通常10mm程度と小径であり、凝固に伴う収縮量は僅かである為、前記隙間を完全に消滅させる事は難しい。
特開2011−80500号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、キャップによる密封性を十分に確保できる回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを実現すべく発明したものである。
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、従動輪用の車輪をナックル等の懸架装置に対して回転自在に支持する為に使用するもので、外輪と、ハブと、複数個の転動体と、エンコーダと、キャップと、センサユニットとを備える。
このうちの外輪は、内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない。
前記ハブは、外周面に複列の内輪軌道を有すると共に、外周面のうちで前記外輪の軸方向外端部よりも軸方向外方に突出した部分に、車輪を支持する為の回転側フランジを有し、前記外輪の内径側に、この外輪と同心に支持される。
前記各転動体は、前記両外輪軌道と前記両内輪軌道との間に、両列毎に複数個ずつ転動自在に設けられている。
前記エンコーダは、軸方向内側面の磁気特性を円周方向に関して交互に変化させて成り、前記ハブの軸方向内端部にこのハブと同心に支持されている。
前記キャップは、前記外輪の軸方向内端部に装着されて、この外輪の軸方向内端開口部を塞いでいる。
前記センサユニットは、センサと、センサホルダとを備える。
このうちのセンサは、前記エンコーダの被検出面に対向した状態で、このエンコーダの被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させる。
前記センサホルダは、前記センサを保持し、前記キャップのうちで軸方向に関して前記エンコーダと対向する部分に支持されている。
特に本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、前記キャップが、嵌合芯金と、センサ取付部とを有している。
このうちの嵌合芯金は、全体が金属製であり、芯金円筒部と芯金底部とから成る有底円筒状である。
前記センサ取付部は、全体がゴム製で、前記嵌合芯金の芯金底部の軸方向内側面に加硫接着された取付部本体を有している。又、この取付部本体の前記エンコーダと軸方向に対向した部分に、軸方向内方が開口し、その内側に前記センサホルダの一部(センサを保持した部分)を挿入可能であり、軸方向外端部(外端開口部)が非磁性閉塞部により塞がれたセンサ保持部が設けられている。
そして、前記キャップは、軸方向外方に開口した状態で、前記嵌合芯金の芯金円筒部が、前記外輪の軸方向内端部に内嵌固定される事により、前記外輪の軸方向内端部に組み付けられている。
本発明を実施する場合には、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記センサ取付部に、前記取付部本体と一体に形成され、前記嵌合芯金の芯金円筒部の外周面に結合されたシール環状部を設ける。そして、このシール環状部を、前記外輪の軸方向内端部に対して当接させる。
又、本発明を実施する場合には、例えば請求項3に記載した発明の様に、前記芯金底部のうち、軸方向に関して前記エンコーダと対向する部分に貫通孔を形成する。そして、前記非磁性閉塞部を、軸方向に関して前記エンコーダと対向した部分に設けられた前記センサ取付部の一部とする。これにより、前記センサホルダの軸方向外端面を、前記嵌合芯金を介する事なく前記エンコーダと対向させる。
又、本発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項4に記載した発明の様に、前記芯金円筒部を、前記外輪の軸方向内端部に直接嵌合する。
上述の様に構成する本発明によれば、キャップによる密封性を十分に確保できる。
即ち、本発明の場合、センサ取付部に設けたセンサホルダの一部を挿入する為のセンサ保持部を、軸方向外端部を非磁性閉塞部で塞ぐ事により軸方向内方のみ開口させている。この為、センサホルダの外周面と、前記センサ保持部の内周面との間部分の軸方向外端部にまで水等の異物が侵入した場合でも、この異物が転動体やエンコーダを設置した空間に侵入する事がない。即ち、前述した従来構造の場合に問題となる様な、センサ取付部に設けた貫通孔と、この貫通孔に内嵌されたセンサ挿入環との間の、エンコーダを設置した空間に通じる隙間が形成される事はない。従って、本発明によれば、キャップによる密封性を十分に確保できる。
又、本発明の場合、前記センサ取付部をゴム製として、加硫接着により嵌合芯金に結合している。この為、このセンサ取付部を合成樹脂製とした場合と比べて、前記嵌合芯金とこのセンサ取付部との結合を強固にして、これら嵌合芯金とセンサ取付部との結合面に隙間が生じる事を防止できる。従って、本発明によれば、キャップによる密封性を十分に確保できる。
更に、嵌合芯金とセンサ取付部との結合部の面積を小さくしても、これら嵌合芯金とセンサ取付部との結合を強固に保てる為、センサ取付部を小型化する事ができて、このセンサ取付部の重量及び材料コストの低減を図れる。
又、請求項2に記載した発明の場合、前記センサ取付部に設けたシール環状部の一部を、前記外輪の軸方向内端部に対して当接させている。この為、前記芯金円筒部の外周面と外輪の軸方向内端部の内周面との嵌合部分に、水等の異物が侵入する事を有効に防止できる。
又、請求項4に記載した発明の場合、芯金円筒部を、前記外輪の軸方向内端部に直接嵌合している。この為、例えば図10、11に示した構造の様に、芯金円筒部を、合成樹脂製のキャップ円筒部を介して、外輪の軸方向内端部に嵌合する場合の様に、使用によりキャップ円筒部が変形し、外輪の内周面とキャップ円筒部の外周面との間に隙間が生じてしまう様な事がない。従って、キャップによる密封性を十分に確保できる。
本発明の実施の形態の第1例を示す、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを示す断面図。 同じく、図1のC部に相当する図。 同じく、キャップを取り出して示す斜視図。 同じく、ボルトを省略して示す図2のD部拡大図(a)と、(a)に相当する部分の別構造を示す図(b)。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図1の右半部に相当する図。 同じく、キャップのみを取り出して示す、斜視図。 本発明の実施の形態の第3例を示す、図5と同様の図。 同じく、図7のE部に相当する図(a)と、(a)に相当する部分の別構造を示す図(b)。 本発明の実施の形態の第4例を示す、図1のF部に相当する拡大図。 従来構造の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを示す断面図。 同じく図10のA部拡大図。 同じくキャップの製造工程を説明する為に示す、金型の部分断面図。
[実施の形態の第1例]
図1〜4は、請求項1〜4、6に対応する本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、外輪2の軸方向内端開口部を塞ぐキャップ19aの構造を工夫した点にある。その他の部分の構成及び作用効果に就いては、前述した従来構造の場合と基本的には同じであるので、重複する図示及び説明は省略又は簡略にし、以下、本例の特徴部分及び先に説明しなかった部分を中心に説明する。
本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット1aは、従動輪である車輪をナックル等の懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出するものであり、静止輪である外輪2の内径側に、回転輪であるハブ3を、複数個の転動体12、12を介して、回転自在に支持している。
前記外輪2及び前記ハブ3を構成するハブ本体6は、S53C等の中炭素鋼製で、少なくとも各軌道4a、4b、8aの表面に、高周波焼き入れ等の硬化処理が施されている。一方、前記ハブ3を構成する内輪7及び前記各転動体12、12は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼製であり、例えば、ずぶ焼き入れによる硬化処理が施されている。尚、使用する転動体12としては、前記図1に示した様な玉に限らない。本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット1aを、重量が嵩む自動車用として使用する場合には、転動体12として、円すいころを使用する事もできる。
又、前記内輪7の外周面の軸方向内端部(図1の右端部)には、エンコーダ13aが外嵌固定(圧入固定)されている。このエンコーダ13aは、支持環14aと、エンコーダ本体16aとから構成されている。このうちの支持環14aは、SUS430等のフェライト系ステンレス鋼板や防錆処理が施されたSPCC等の冷間圧延鋼板に、プレス加工を施す事により、断面略L字形で全体を円環状に形成されている。又、前記支持環14aは、筒状の嵌合筒部42と、この嵌合筒部42の軸方向外端部(図1の左端部)から径方向外方に折れ曲がる状態で設けられた外向鍔部43と、前記嵌合筒部42の軸方向内端部から径方向内方に折れ曲がる状態で設けられた円輪部15aとから構成されている。又、前記嵌合筒部42は、軸方向外半部に設けられ、前記内輪7の軸方向内端部に直接外嵌される小径部と、軸方向内半部に設けられ、軸方向内側に向かう程外径寸法が大きくなる方向に傾斜したテーパ部とを備えている。又、前記エンコーダ本体16aは、フェライト粉末等の磁性体を混入したゴム磁石又はプラスチック磁石等の永久磁石により全体を円輪状に形成したもので、軸方向に着磁すると共に、着磁の向きを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させている。そして、この様なエンコーダ本体16aを、前記円輪部15aの軸方向内側面に添着した状態で、このエンコーダ本体16aの軸方向内側面(被検出面)を、前記ハブ本体6の軸方向内端部に形成されたかしめ部10の径方向外方に位置させている。
前記外輪2の軸方向内端部に装着された前記キャップ19aは、金属製の嵌合芯金44と、ゴム製のセンサ取付部24aと、このセンサ取付部24aの内部に配置(インサート)された取付用スリーブ27aとから構成されている。
このうちの嵌合芯金44は、オーステナイト系ステンレス鋼板、アルミニウム系合金板等の非磁性材製の金属板にプレス加工を施す事により、全体を有底円筒状(断面形状が略コ字形のシャーレ状)に形成されている。この様な嵌合芯金44は、芯金円筒部45と、この芯金円筒部45の軸方向内端開口部を塞ぐ芯金底部46とから成る。
この芯金底部46は、径方向中間部から径方向外端部に掛けての部分に形成された外径側円輪部47と、径方向中央寄り部分にこの外径側円輪部47よりも軸方向内方に突出した状態で形成された内径側円板部48と、この外径側円輪部47の径方向内端部とこの内径側円板部48の径方向外端部とを連続した、円筒状の中間円筒部49とから成る。
このうちの内径側円板部48の径方向外端寄り部分の円周方向の一部に、この内径側円板部48を軸方向に貫通したボルト用貫通孔50が形成されている。このボルト用貫通孔50の内周面は、後述するナット62が圧入される前の状態では、軸方向の全長に亙り、内径寸法が変化しない円筒面状である。一方、前記ナット62が圧入された後の状態では、前記ボルト用貫通孔50の内周面のうち、このナット62が圧入された部分の軸方向外半部は、全長に亙り内径寸法が変化しない円筒面状であり、軸方向内半部は、軸方向外方に向かうほど内径寸法が小さくなる部分円すい面状である。
又、前記センサ取付部24aは、例えば、硬度がHS60〜75のアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)等のゴム製であり、前記嵌合芯金44の外面に加硫接着により結合されている。尚、前記センサ取付部24aを構成するゴム材料は、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム等の各種ゴム材料を用いる事ができる。
この様なセンサ取付部24aは、取付本体部51と、この取付本体部51と一体に設けられており、特許請求の範囲のシール環状部に相当するシール円筒部52とから成る。
このうちの取付本体部51は、図3に示す様な長円柱状に形成されており、その軸方向外端面が、前記外径側円輪部47の軸方向内側面の円周方向一部から、前記内径側円板部48の軸方向内側面の円周方向一部に掛けての部分に結合されている。即ち、前記取付本体部51の軸方向外端面のうち、前記外径側円輪部47と対向する部分が、前記内径側円板部48と対向する部分よりも、軸方向外方に位置(突出)している。
又、前記取付本体部51のうち、組み付け状態で、前記エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と軸方向に対向する部分には、その内側に後述するセンサユニット28aの挿入部31aを保持する為のセンサ保持部53が形成されている。このセンサ保持部53は、軸方向内端が前記取付本体部51の軸方向内端面に開口すると共に、軸方向外端がこの取付本体部51の軸方向外端面に開口した状態で形成されている。この様なセンサ保持部53の軸方向外端開口部は、前記センサ取付部24aと前記嵌合芯金44とが結合された状態で、前記芯金底部46のうちの前記エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と軸方向に対向する部分により塞がれている。本例の場合、前記芯金底部46のうちの前記エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と軸方向に対向する部分が、特許請求の範囲の非磁性閉塞部に相当する。
又、前記センサ取付部24aと前記嵌合芯金44とが結合された状態で、前記取付本体部51のうち、前記芯金底部46のボルト用貫通孔50と軸方向に対向する部分には、前記取付本体部51を軸方向に貫通したスリーブ保持孔54が形成されている。このスリーブ保持孔54の内径寸法d54は、前記芯金底部46のボルト用貫通孔50の内周面のうちの軸方向内半部(円筒面状部分)の内径寸法d50よりも大きい(d54>d50)。
又、前記シール円筒部52は、全体が円筒状に形成されており、その内周面が、前記芯金円筒部45の外周面の軸方向内端寄り部分に全周に亙り結合されている。この様なシール円筒部52は、軸方向内端面の円周方向一部を、前記取付本体部51の外周面の円周方向一部に対して、連続部55により連続されている。又、このシール円筒部52の軸方向外端面の径方向中間部には、軸方向外方に突出したシールリップ56が、全周に亙り形成されている。尚、図1、2には、このシールリップ56の自由状態での形状を示している。
前記取付用スリーブ27aは、合成樹脂或は金属等の様に前記センサ取付部24aを構成するゴム材料よりも硬い材料から造られている。又、前記取付用スリーブ27aは、軸方向両端が開口した円筒状であり、内周面の軸方向内端寄り部分には、径方向内方及び軸方向内方が開口した凹溝57が、全周に亙り形成されている。又、前記取付用スリーブ27aのうちのこの凹溝57よりも軸方向外方部分の内径寸法d27aは、前記芯金底部46のボルト用貫通孔50の内周面のうちの軸方向内半部の内径寸法d50よりも小さい(d27a<d50)。この様な取付用スリーブ27aは、前記取付本体部51のスリーブ保持孔54の内側に埋め込まれている。この様に前記取付用スリーブ27aが前記取付本体部51に埋め込まれた状態で、この取付用スリーブ27aの軸方向内端面は、この取付本体部51の軸方向内端面と同一仮想平面上に位置している。一方、前記取付用スリーブ27aの軸方向外端面は、前記取付本体部51の軸方向外端面のうち、前記芯金底部46の内径側円板部48と軸方向に対向した部分と、同一仮想平面上に位置している。
又、前記取付用スリーブ27aの軸方向外端面は、前記芯金底部46の軸方向内側面に当接している。具体的には、図4(a)に示す様に、前記取付用スリーブ27aの軸方向外端面を平坦面として、その径方向外半部を、前記芯金底部46の軸方向内側面のうちの前記ボルト用貫通孔50の周囲部分に全周に亙り当接させている。
尚、図4(b)に示す様に、前記取付用スリーブ27aの軸方向外端面の径方向中央寄り部分に、他の部分よりも軸方向外方に突出したスリーブ側嵌合突部58を形成する事もできる。この様な構造を採用した場合には、このスリーブ側嵌合突部58の外周面を、前記ボルト用貫通孔50の内周面のうちの軸方向内半部(円筒状部分)に圧入により内嵌すると共に、前記取付用スリーブ27aの軸方向外端面のうちの前記嵌合突部58よりも径方向外方部分を、前記芯金底部46の軸方向内側面のうちの前記ボルト用貫通孔50の周囲部分に全周に亙り当接させる。この様にして、前記取付用スリーブ27aの、前記嵌合心金44に対する位置決めを図る事ができる。
以上の様な構成を有するキャップ19aは、前記センサ保持部53の内周面形状と合致する形状を一部に有する、図12に示した様な、1対の金型(上型36及び下型37)のうちの一方の金型と、前記センサ保持部53の外周面形状と合致する形状(円柱形状)を一部に有する他方の金型とから成る装置を使用し、これら両金型同士の間に画成されるキャビティ38内に前記取付用スリーブ27a、後述するナット62、及び前記嵌合芯金44を配置した状態で、このキャビティ38内に、加硫した溶融ゴムを流し込む事により形成する事ができる。尚、前記取付用スリーブ27aは、前述した図4(a)又は(b)に示す状態で、前記キャビティ38内に配置する。一方、前記ナット62は、後述する様に、このナット62のナット側嵌合突部64を、前記嵌合芯金44のボルト用貫通孔50に圧入した状態で、前記キャビティ38内に配置する。
上述の様な構成を有するキャップ19aは、前記芯金円筒部45の軸方向外半部の外周面を、前記外輪2の軸方向内端部内周面に直接嵌合(金属嵌合)すると共に、前記シール円筒部52のシールリップ56の先端部を、前記外輪2の軸方向内端面に突き当てる事により、前記外輪2に組み付けられている。この様に組み付けられた状態で、前記芯金底部46(外径側円輪部47)の軸方向外側面は、前記エンコーダ13aの被検出面に対し、所定の軸方向隙間(エアギャップ)を介して、近接対向している。
この様にして、前記キャップ19aを前記外輪2に組み付けた状態で、このキャップ19aのうちの前記センサ取付部24aと前記嵌合芯金44との結合面(両部材24a、44同士の境界面)の端部が、前記エンコーダ13aを設置した空間18内に存在しない。つまり、前記結合面がこの空間18に直接連続(露出)した状態で設けられていない。
又、本例の場合には、上述の様な構成を有するキャップ19aに対し、回転速度を検出する為のセンサユニット28aを支持固定している。このセンサユニット28aは、センサ29aと、センサホルダ30aとを備えている。このうちのセンサ29aは、ホール素子、磁気抵抗素子等の磁気検出素子を検出部に設置したもので、前記エンコーダ13aの被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させるものである。前記センサホルダ30aは、ポリアミド樹脂等の合成樹脂を射出成形して成るもので、前記挿入部31aと、前記取付フランジ部32aとを備える。このうちの挿入部31aは、円柱形状で、その先端部(軸方向外端部)に前記センサ29aを保持し、前記センサ保持部53の内径寸法と同じか或いは僅かに小さな外径寸法を有する。
又、前記取付フランジ部32aは、前記センサホルダ30a(センサ29a)を前記キャップ19aに固定する為のものであって、前記挿入部31aの基端部に設けられている。この様なセンサユニット28aは、この挿入部31aを前記センサ保持部53内に直接挿入した状態で、前記取付フランジ部32aに形成した通孔59及び前記取付用スリーブ27aの内周面を挿通したボルト60の雄ねじ部61を、前記芯金底部46の軸方向外側面に支持固定されたナット62の雌ねじ部63に螺合する事により、前記キャップ19a(センサ取付部24a)に対して支持固定されている。
前記ナット62は、軸方向両端が開口した貫通圧入ナットであり、軸方向内端面の径方向内半部に、軸方向内方に突出したナット側嵌合突部64が形成されている。このナット側嵌合突部64の外周面は、軸方向内半部が、軸方向外方に向かうほど、その外径寸法が小さくなる部分円すい面状であり、軸方向外半部が、この部分円すい面状部分よりも大径で、軸方向の全長に亙り外径寸法が変化しない円筒面状に形成されている。そして、このナット側嵌合突部64の外周面を、前記ボルト用貫通孔50に、前記内径側円板部48の軸方向内側面を図示しない支承型、或いは、前記取付用スリーブ27aで支承しつつ、前記内径側円板部48の軸方向外方から圧入により内嵌し、前記ナット側嵌合突部64の外周面を前記ボルト用貫通孔50の内周面に食い込ませている。その結果、前述した様に、このボルト用貫通孔50の内周面のうち、前記ナット62が圧入された部分の軸方向外半部が、軸方向の全長に亙り、内径寸法が変化しない円筒面状に、軸方向内半部が軸方向外方に向かうほど内径寸法が小さくなる部分円すい面状になっている。この様にして、前記ナット側嵌合突部64の前記ボルト用貫通孔50に対する軸方向の抜け止めを図っている。
尚、前記センサユニット28aを、前記キャップ19aに対して、前記ボルト60により支持固定する場合、前記取付用スリーブ27aを設けていないと、これらボルト60とナット62との螺合に基づいて、このボルト60の頭部とこのナット62との間に生じる軸力(軸方向の圧縮力)が、前記センサ取付部24aに直接加わる。この様な場合に、このセンサ取付部24aがゴム製だと、前記軸力に基づいてこのセンサ取付部24aが変形してしまう(弾性変形量が大きくなる)可能性がある。一方、本例の様に、前記取付用スリーブ27aを設けた構造の場合、前記軸力をこの取付用スリーブ27aにより支承できる為、前記ボルト60と前記ナット62との螺合に基づいて、センサ取付部24aが変形する事を防止できる。
又、上述の様に、前記キャップ19aに対し、前記センサユニット28aを支持固定した状態で、前記取付用スリーブ27aの凹溝57の底部と、前記ボルト60の外周面のうちの雄ねじ部61が形成されていない部分(ボルト60の基端寄り部分)との間に、Oリング65が設けられている。尚、このOリング65は、前記ボルト60の外周面に外嵌した状態で、このボルト60を前記取付用スリーブ27aの内側に挿通する事により、前記凹溝57の内径側に組み付ける。但し、前記Oリング65を、予めこの凹溝57の内径側に配置した状態で、前記ボルト60を前記取付用スリーブ27a及びOリング65の内径側に挿通する事もできる。
上述の様に構成する本発明によれば、前記キャップ19aによる密封性を十分に確保できる。即ち、本例の場合、前記センサ取付部24aに設けたセンサ保持部53を、軸方向内方にのみ開口させている。この為、前記センサホルダ30aの外周面と、前記センサ保持部53の内周面との間部分の軸方向外端部にまで水等の異物が侵入した場合でも-、この異物が転動体12やエンコーダ13aを設置した空間18に侵入する事がない。即ち、前述した従来構造の場合に問題となる様な、センサ取付部24(図10参照)に設けた貫通孔25と、この貫通孔25に内嵌されたセンサ挿入環26との間の、前記空間18に通じる隙間が形成される事はない。従って、本例によれば、前記キャップ19aによる密封性を十分に確保できる。
又、本例の場合、前記センサ取付部24aをゴム製として、加硫接着により前記嵌合芯金44に結合している。この為、このセンサ取付部24aを合成樹脂製とした場合と比べて、前記嵌合芯金44とこのセンサ取付部24aとの結合を強固にして、これら嵌合芯金44とセンサ取付部24aとの結合面に隙間が生じる事を防止できる。従って、本例によれば、前記キャップ19aによる密封性を十分に確保できる。
更に、前記嵌合芯金44と前記センサ取付部24aとの結合部の面積を小さくしても、これら嵌合芯金44とセンサ取付部24aとの結合を強固に保てる。この為、このセンサ取付部24aを小型化する事ができて、このセンサ取付部24aの重量及び材料コストの低減を図れる。
又、本例の場合、前記嵌合芯金44の芯金円筒部45の外周面を、前記外輪2の軸方向内端部内周面に直接嵌合している。この為、使用を続けた場合でも、この嵌合部に、隙間等が生じる事の防止を図れる。即ち、前述した従来構造の様に、嵌合環21(図10参照)を、合成樹脂製のキャップ本体20のキャップ円筒部22を介して、前記外輪2の軸方向内端部内周面に嵌合する構造の場合、使用によりこのキャップ円筒部22にヘたり等の変形が生じ、前記外輪2とこのキャップ円筒部22の嵌合部に隙間ができる可能性がある。一方、本例の場合、金属製の前記芯金円筒部45を、前記外輪2に直接金属嵌合させている。この為、この芯金円筒部45に、へたり等の変形に基づく隙間が生じる事を防止できる。従って、本例によれば、前記キャップ19aによる密封性を十分に確保できる。又、前記センサ29aと前記エンコーダ13aとの軸方向に関する隙間を長期間に亙り一定に確保し易くする事もできる。
又、前記キャップ19aに対し、前記センサユニット28aを支持固定した状態で、前記取付用スリーブ27aの凹溝57の底部と、前記ボルト60の外周面のうちの雄ねじ部61が形成されていない部分との間で、Oリング65が圧縮された状態で挟持されている。この為、前記取付用スリーブ27aの内周面(延いてはナット62の内周面)と、前記ボルト60の外周面との間部分の軸方向外端部にまで、水等の異物が侵入する事を防止できる。
[実施の形態の第2例]
図5〜6も、請求項1〜4、6に対応する本発明の実施の形態の第2例を示している。
本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、キャップ19bを構成する嵌合心金44aの芯金底部46aを、平板状に形成している。又、芯金円筒部45aの軸方向内半部を、軸方向内方に向かうほど外径寸法が小さくなる方向に傾斜したテーパ部分66としている。
又、センサ取付部24bを構成する取付本体部51aのうち、組み付け状態で、前記エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と軸方向に対向する部分にはセンサスリーブ保持孔67が形成されている。そして、このセンサスリーブ保持孔67の内径側に、特許請求の範囲のセンサ保持部に相当するセンサ用スリーブ68を埋め込んでいる。
前記センサ用スリーブ68は、合成樹脂製或は金属等の様に前記センサ取付部24bを構成するゴム材料よりも硬い材料から成り、全長がセンサホルダ30aを構成する挿入部31aと等しく、軸方向両端が開口した円筒状である。この様なセンサ用スリーブ68は、前記取付本体部51aに埋め込まれた状態で、軸方向内端面が、この取付本体部51aの軸方向内側面と同一仮想平面上に位置すると共に、軸方向外端面が、この取付本体部51aの軸方向外側面と同一仮想平面上に位置している。この様なセンサ用スリーブ68の軸方向外端開口部は、前記センサ取付部24bと前記嵌合芯金44aとが結合された状態で、前記芯金底部46aのうちの前記エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と軸方向に対向する部分により塞がれている。
又、前記センサ取付部24bを構成するシール円筒部52aは、その内周面が前記芯金円筒部45aのテーパ部分66の外周面に結合されている。即ち、前記シール円筒部52aの内周面は、軸方向外方に向かうほど内径寸法が大きくなっている。
又、このシール円筒部52aの外径寸法は、外輪2の軸方向内端部内周面に圧入により内嵌可能な大きさに形成されている。即ち、前記シール円筒部52aの外径寸法は、前述した実施の形態の第1例のシール円筒部52の外径寸法よりも小さい。
尚、本例の場合も、このシール円筒部52aは、軸方向内端の円周方向一部を、前記取付本体部51aの外周面の円周方向一部に対して、連続部55aにより連結されている。
上述の様な構成を有する本例のキャップ19bは、前記芯金円筒部45aの軸方向外半部の外周面を、前記外輪2の軸方向内端部内周面に直接嵌合(金属嵌合)すると共に、軸方向内半部(テーパ状部分66)の外周面を、前記外輪2の軸方向内端部内周面に前記シール円筒部52aを介して内嵌する事により前記外輪2に組み付けられている。この様に組み付けられた状態で、前記シール円筒部52aは、前記外輪2の軸方向内端部内周面と、前記芯金円筒部45aの軸方向内半部の外周面(テーパ状部分66)との間で、径方向に弾性的に圧縮された状態で挟持されている。尚、本例の場合、前記キャップ19bを、前記外輪2に対して組み付けた状態で、芯金底部46aの軸方向内側面と、この外輪2の軸方向内端面とが、同一仮想平面上に位置している。
以上の様な構成を有するキャップ19bは、図12に示した様な、1対の金型(上型36及び下型37)から成る装置を使用し、これら両金型同士の間に画成されるキャビティ38内に、取付用スリーブ27a、前記センサ用スリーブ68、及び前記嵌合芯金44aを配置した状態で、このキャビティ38内に、加硫した溶融ゴムを流し込む事により形成する事ができる。
上述の様な構成を有する本例の場合、センサホルダ30aを、前記センサ用スリーブ68を介して、センサ取付部24b(取付本体部51a)に支持固定している。即ち、この取付本体部51aのうちの前記センサホルダ30a(挿入部31a)の周囲部分の剛性を大きく確保しなくても、組み付け状態に於ける、前記センサホルダ30aの位置決めを、前記センサ用スリーブ68により十分に図る事ができる。この為、前記取付本体部51aのうちの円周方向に関して前記連続部55aと整合する部分(図5の上端部分)の厚さ寸法を小さくする事ができる。この結果、前記シール円筒部52aの外径寸法を、前述した実施の形態の第1例の場合よりも小さくして、前記シール円筒部52aを、前記外輪2の軸方向内端部内周面に内嵌する構造を採用する事ができる。
又、本例の場合、前記キャップ19bを、前記外輪2に組み付けた状態で、前記シール円筒部52aが、前記外輪2の軸方向内端部内周面と、前記芯金円筒部45aの軸方向内半部の外周面(テーパ状部分66)との間で、径方向に圧縮された状態で挟持されている。この為、前記シール円筒部52aが、パッキンの如き働きをして、前記芯金円筒部45aの軸方向外半部の外周面と、前記外輪2の軸方向内端部内周面との嵌合部に、水等の異物が侵入する事の防止を図れる。
又、本例の場合、前記キャップ19bを、前記外輪2に対して組み付けた状態で、前記芯金底部46aの軸方向内側面と、この外輪2の軸方向内端面とが、同一仮想平面上に位置している。この為、前記キャップ19bを、前記外輪2に支持固定する際の圧入作業及び圧入位置の管理(ギャップ管理)が容易になる。その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第3例]
図7〜8は、請求項1〜3、5〜6に対応する本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、キャップ19cを構成する嵌合芯金44bの芯金底部46bのうちの、エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と軸方向に対向する部分に、正円形状の芯金貫通孔69を形成している。本例の場合、この芯金貫通孔69は、後述するセンサ用スリーブ68aのスリーブ側嵌合突部72が圧入される前の状態では、軸方向の全長に亙り、内径寸法が変化しない円筒面状である。一方、前記センサ用スリーブのスリーブ側嵌合突部72が圧入された後の状態では、軸方向内半部が全長に亙り内径寸法が変化しない円筒面状であり、軸方向外半部が軸方向外方に向かうほど内径寸法が大きくなる部分円すい面状である。
又、前記芯金底部46bのうちの、前記芯金貫通孔69の周囲で、センサ用スリーブ68aと軸方向に対向しない部分の1箇所位置に、連通孔70を形成している。尚、この連通孔70は、芯金貫通孔69の周囲の複数個所に形成する事もできる。
尚、本例の場合、後述する様に、エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と、センサ29aの検出部との間に、前記嵌合芯金44b(芯金底部46b)が存在していない。この為、この嵌合芯金44bの金属材料は、磁性材製、非磁性材製を問わない。この嵌合芯金44bを、安価で、プレス加工が施し易い、SPCE等の深絞り加工用の冷間圧延鋼板により造れば、オーステナイト系ステンレス鋼板等の様に、高価で、プレス加工しにくい非磁性材製金属板により造る場合と比べて、製造コストを抑える事ができる。
又、本例の場合、前記芯金底部46bの芯金貫通孔69の軸方向外端開口部を塞ぐ状態で、円板状の底板部71を、センサ取付部24bの取付本体部51aと一体に設けている。この底板部71が、特許請求の範囲の非磁性閉塞部に相当するものである。具体的には、この底板部71は、前記芯金底部46bよりも軸方向外側に、この底板部71の軸方向内側面の径方向外端寄り部分を、前記芯金底部46bの軸方向外側面に全周に亙り結合した状態で設けられている。又、前記底板部71は、軸方向内側面の径方向外端寄り部分のうちの、前記連通孔70と軸方向に対向する部分を、前記取付本体部51aの軸方向外端面のうちの、前記連通孔70と軸方向に対向する部分に対して、この連通孔70の内径側に充填されたゴム材料により連続している。
又、本例の場合、前述した実施の形態の第2例と同様に、前記取付本体部51aのセンサスリーブ保持孔67に、特許請求の範囲のセンサ保持部に相当するセンサ用スリーブ68aを埋め込んでいる。又、このセンサ用スリーブ68aの軸方向外端面の径方向内半部に、軸方向外方に突出した状態で、スリーブ側嵌合突部72が形成されている。このスリーブ側嵌合突部72の外周面は、ナット側嵌合突部64(図2、4参照)の外周面と軸方向に関して対称な形状、即ち、軸方向外半部が、軸方向外方に向かうほど外径寸法が大きくなる部分円すい面状であり、軸方向内半部が、この部分円すい面状部分よりも大径で、軸方向の全長に亙り外径寸法が変化しない円筒面状に形成されている。
そして、前記スリーブ側嵌合突部72は、前記ナット62のナット側嵌合突部64をボルト用貫通孔50(図2、4参照)に圧入する場合と同様に、前記芯金底部46bの軸方向外側面を図示しない支承型で支承しつつ、前記芯金貫通孔69の内周面に圧入される(ナット側嵌合突部64の外周面を芯金貫通孔50の内周面に食い込ませる)。この状態で、この芯金貫通孔69の内周面のうち、軸方向内半部が全長に亙り内径寸法が変化しない円筒面状となり、軸方向外半部が軸方向外方に向かうほど内径寸法が大きくなる部分円すい面状となる。この様にして、前記センサ用スリーブ68aの前記嵌合心金44bに対する位置決めを図っている。
尚、本例を実施する場合に、図8(b)に示す様に、前記センサ用スリーブ68aの軸方向外端寄り部分の外周面の円周方向一部で、前記スリーブ側嵌合突部72から、このスリーブ側嵌合突部72よりも軸方向内方に外れた部分に亙る範囲に、軸方向に長い連通用凹溝73を形成する事もできる。そして、前記底板部71の軸方向内側面と前記取付本体部51aの軸方向外端面とを、前記芯金貫通孔69の内周面と前記連通用凹溝73の底部との間の空間に充填されたゴム材料により連続させる。この場合には、前記連通孔70を省略する事ができる。その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した実施の形態の第2例の場合と同様である。
[実施の形態の第4例]
図9は、請求項1〜3、5〜6に対応する本発明の実施の形態の第4例を示している。
本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、キャップ19dを構成する嵌合芯金44cを、芯金円筒部45bと、この芯金円筒部45bの軸方向内端開口部を塞ぐ芯金底部46cと、フランジ部74とにより構成している。このフランジ部74は、前記芯金円筒部45bの軸方向内端から径方向外方に直角に折れ曲がりその中間部を径方向内方に180度折り返した状態で形成されている。尚、前記フランジ部74の径方向内端は、前記芯金底部46cの径方向外端に連続している。本例の場合、前記フランジ部74及び芯金底部46cの軸方向内側面同士は、互いに同一平面上に位置している。
又、前記フランジ部74の径方向内端寄り部分の円周方向1箇所位置には、このフランジ部74を軸方向に貫通した状態でフランジ連通孔75が形成されている。
又、本例の場合、前記フランジ部74の軸方向外側面の径方向内端部に、自由状態で断面略円形のシール環状部76が全周に亙り形成されている。この様なシール環状部76は、軸方向内端面のうち、前記フランジ連通孔75と軸方向に対向する部分と、取付本体部51bの軸方向外端面のうち、このフランジ連通孔75と軸方向に対向する部分とを、このフランジ連通孔75の内径側に充填されたゴム材料により連続されている。
又、本例の場合、外輪2の内周面の軸方向内端部に、部分円すい面状の面取り部77が、全周に亙り形成されている。
上述の様な構成を有するキャップ19dは、前記芯金円筒部45bの軸方向中間部から軸方向外端部に掛けての外周面を、前記外輪2の軸方向内端部内周面に直接嵌合(金属嵌合)すると共に、前記フランジ部74の軸方向外側面を、前記外輪2の軸方向内端面に全周に亙り当接させる事により、この外輪2に組み付けられている。この様に組み付けられた状態で、前記シール環状部76は、前記外輪2の面取り部77と、前記フランジ部74の軸方向外側面の径方向内端部及び前記芯金円筒部45bの軸方向内端部外周面との間で、圧縮された状態で挟持されている。
尚、本例の場合も、前記芯金底部46cの円周方向の一部で、エンコーダ13a(エンコーダ本体16a)の被検出面と軸方向に対向する部分に、芯金貫通孔69を形成している。本例の様に、前記嵌合芯金44cにフランジ部74を設けた構造の場合、前記芯金貫通孔69の形成を安定して容易に行う事ができる。
即ち、本例の様に、前記嵌合芯金44cの芯金円筒部45bを、外輪2の軸方向内端部内周面に直接嵌合する構造を採用した場合、この芯金円筒部45bを、前記外輪2の軸方向内端部内周面に対して高精度で同心に形成する必要がある。この為、前記嵌合芯金44cの形状を有底円筒状(シャーレ状)に形成した後に、前記芯金底部46cに芯金貫通孔69を形成する。本例の様に、前記嵌合芯金44cにフランジ部74を設けた構造の場合、前記芯金貫通孔69を形成する際に使用するダイス(図示省略)のうち、前記嵌合芯金44cの芯金円筒部45bよりも径方向外方に位置する部分を、前記フランジ部74の軸方向内側面により安定して支持した状態で、前記芯金貫通孔69を形成する事ができる。
又、本例の様に、嵌合芯金44cにフランジ部74を形成する場合、プレス加工し易いSPCE等の深絞り加工用の冷間圧延鋼板により造れば、製造コストを抑える事ができる。
本発明は、上述した実施の形態の各例の構造を適宜組み合わせて実施する事もできる。
又、前述の実施の形態の各例では、センサ取付部の取付部本体を、嵌合芯金の芯金底部の軸方向内側面の一部にのみ、結合した状態で形成している。この様な構造を採用すれば、センサ取付部の材料コスト及び重量を低減する事ができる。一方、本発明を実施する場合には、例えば、前記嵌合芯金の外面全体を覆う状態で、センサ取付部の取付部本体を設ける事もできる。この様な構造を採用すれば、運転時にタイヤにより巻き上げられた小石等が、前記芯金底部の軸方向内側面に直接当たる事の防止を図れる。
1、1a 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
2 外輪
3 ハブ
4a、4b 外輪軌道
5 静止側フランジ
6 ハブ本体
7 内輪
8a、8b 内輪軌道
9 小径段部
10 かしめ部
11 回転側フランジ
12 転動体
13、13a エンコーダ
14、14a 支持環
15、15a 円輪部
16、16a エンコーダ本体
17 シールリング
18 空間
19、19a、19b、19c、19d キャップ
20 キャップ本体
21 嵌合環
22、22a キャップ円筒部
23、23a、23b キャップ底部
24、24a、24b センサ取付部
25 貫通孔
26 センサ挿入環
27、27a 取付用スリーブ
28、28a センサユニット
29、29a センサ
30、30a センサホルダ
31 挿入部
32、32a 取付フランジ部
33 雄ねじ部
34 ボルト
35 底板部
36 上型
37 下型
38 キャビティ
39 円筒部
40 鍔部
41 折れ曲がり部
42 嵌合筒部
43 外向鍔部
44、44a、44b、44c 嵌合芯金
45、45a、45b 芯金円筒部
46、46a、46b、46c 芯金底部
47 外径側円輪部
48 内径側円板部
49 中間円筒部
50 ボルト用貫通孔
51、51a、51b 取付本体部
52、52a シール円筒部
53、53a センサ保持部
54 スリーブ保持孔
55、55a 連続部
56 シールリップ
57 凹溝
58 スリーブ側嵌合突部
59 通孔
60 ボルト
61 雄ねじ部
62 ナット
63 雌ねじ部
64 ナット側嵌合突部
65 Oリング
66 テーパ部分
67 センサスリーブ保持孔
68、68a センサ用スリーブ
69 芯金貫通孔
70 連通孔
71 底板部
72 スリーブ側嵌合突部
73 連通用凹溝
74 フランジ部
75 フランジ連通孔
76 シール環状部
77 面取り部

Claims (4)

  1. 内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、
    外周面に複列の内輪軌道を有し、この外輪の内径側にこの外輪と同心に支持され、外周面のうちでこの外輪の軸方向外端部よりも軸方向外方に突出した部分に車輪を支持する為の回転側フランジを設けたハブと、
    前記両外輪軌道と前記両内輪軌道との間に、両列毎に複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、
    軸方向内側面の磁気特性を円周方向に関して交互に変化させて成り、前記ハブの軸方向内端部にこのハブと同心に支持された、円環状のエンコーダと、
    前記外輪の軸方向内端部に装着されて、この外輪の軸方向内端開口部を塞いだキャップと、
    前記エンコーダの被検出面に対向した状態で、このエンコーダの被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させるセンサと、このセンサを保持し、前記キャップのうちで軸方向に関して前記エンコーダと対向する部分に支持されたセンサホルダとを備えたセンサユニットと、
    を備えた回転速度検出装置付転がり軸受ユニットであって、
    前記キャップが、嵌合芯金と、センサ取付部とを有し、
    このうちの嵌合芯金は、全体が金属製であり、芯金円筒部と芯金底部とから成る有底円筒状であり、
    前記センサ取付部は、全体がゴム製で、前記嵌合芯金の芯金底部の軸方向内側面に加硫接着された取付部本体を有し、この取付部本体の前記エンコーダと軸方向に対向した部分に、軸方向内方が開口し、その内側に前記センサホルダの一部を挿入可能であり、軸方向外端部が非磁性閉塞部により塞がれたセンサ保持部が設けられており、
    前記キャップは、軸方向外方に開口した状態で、前記嵌合芯金の芯金円筒部が、前記外輪の軸方向内端部に内嵌固定される事により、前記外輪の軸方向内端部に組み付けられている事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  2. 前記センサ取付部が、前記取付部本体と一体に形成され、前記嵌合芯金の芯金円筒部の外周面に結合されたシール環状部を有しており、
    このシール環状部が、前記外輪の軸方向内端部に対して当接している、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  3. 前記芯金底部のうち、軸方向に関して前記エンコーダと対向する部分に貫通孔が形成されており、
    前記非磁性閉塞部が、軸方向に関して前記エンコーダと対向した部分に設けられた前記センサ取付部の一部であり、
    前記センサホルダの軸方向外端面が、前記嵌合芯金を介する事なく前記エンコーダと対向している、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  4. 前記芯金円筒部が、前記外輪の軸方向内端部に直接嵌合されている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
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