JP2015166612A - 回転速度検出装置付軸受ユニット - Google Patents

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塩野 泰宏
Yasuhiro Shiono
泰宏 塩野
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Abstract

【課題】キャップによる密封性を十分に確保できる回転速度検出装置付軸受ユニットを実現する。【解決手段】キャップ19aを構成する底板部52の外周縁寄り部分には、軸方向内方に突出する一対の突出部54が形成され、両突出部54の軸方向内端部には、センサホルダ30aの取付フランジ部32aを支持する座面支持部55がそれぞれ設けられている。内周面に軸方向内側に開口して軸方向に非貫通である雌ねじ部64を有するナット27aが、底板部52の軸方向内側面に係止されており、ナット27aの軸方向外側面にOリング63を設置して、ナット27aの軸方向外側面と底板部52の軸方向内側面との間を全周に亙り塞いでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為の回転速度検出装置付軸受ユニットに関するものである。
従来より、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するのに、軸受ユニットを使用している。又、アンチロックブレーキシステム(ABS)又はトラクションコントロールシステム(TCS)等を制御する為には、車輪の回転速度を検出する必要がある。この為、軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込んだ回転速度検出装置付軸受ユニットにより、車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する事が、広く行われている。
この様な目的で使用される回転速度検出装置付軸受ユニットの従来構造の1例として、特許文献1には、図7,8に示す様な構造が記載されている。この従来構造の回転速度検出装置付軸受ユニット1は、静止輪である外輪2の内径側に、回転輪であるハブ3を、回転自在に支持している。
外輪2は、内周面に複列の外輪軌道4a,4bを、外周面の軸方向内側寄り部分に静止側フランジ5を、それぞれ有している。又、外輪2は、使用状態で、懸架装置を構成する図示しないナックルに支持されて回転しない。
尚、軸方向に関して内とは、懸架装置に組み付けた状態で車体の幅方向中央寄りとなる側を言い、各図(図2,6は除く)の右側となる。反対に軸方向に関して外とは、車体の幅方向外寄りとなる側を言い、各図(図2,6は除く)の左側となる。
ハブ3は、ハブ本体6と内輪7とを組み合わせて成るもので、外周面に複列の内輪軌道8a,8bを有し、外輪2の内径側にこの外輪2と同心に支持されている。具体的には、ハブ本体6の外周面の軸方向中間部に軸方向外側列の内輪軌道8aを形成すると共に、同じく軸方向内端寄り部分に形成した小径段部9に、外周面に軸方向内側列の内輪軌道8bを形成した内輪7を外嵌固定している。そして、ハブ本体6の軸方向内端部を径方向外方に塑性変形させて形成したかしめ部10により、内輪7の軸方向内端面を抑え付けている。又、ハブ本体6の軸方向外端部で、外輪2の軸方向外端開口部よりも軸方向外方に突出した部分には、車輪を支持する為の回転側フランジ11を設けている。
両外輪軌道4a,4bと両内輪軌道8a,8bとの間には、それぞれ複数個ずつの転動体12、12を設け、外輪2の内径側に、ハブ3を回転自在に支持している。
内輪7の外周面の軸方向内端部で、内輪軌道8bから軸方向内方に外れた部分には、エンコーダ13を外嵌固定している。このエンコーダ13は、磁性金属板により断面略L字形で全体を円環状に形成した支持環14と、この支持環14を構成する円輪部15の側面に添着したエンコーダ本体16とを組み合わせて成る。このエンコーダ本体16は、フェライト粉末を混入したゴム磁石等の永久磁石により全体を円輪状に形成したもので、軸方向に着磁すると共に、着磁の向きを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させている。従って、エンコーダ本体16の被検出面である軸方向内側面には、S極とN極とが交互に且つ等間隔で配置されている。
外輪2の軸方向外端開口部とハブ本体6の軸方向中間部外周面との間に、シールリング17を設置すると共に、外輪2の軸方向内端開口部にキャップ19を装着している。これにより、各転動体12及びエンコーダ13を設置した内部空間18の軸方向両端開口部を塞ぎ、この内部空間18内に封入したグリースが外部空間に漏洩したり、又は外部空間に存在する異物が、この内部空間18内に侵入したりする事を防止している。
キャップ19は、合成樹脂を射出成形する事により造られた有底円筒状のキャップ本体20と、非磁性金属板をプレス成形する事により断面L字形で全体を円環状に形成した嵌合環21とから構成されている。キャップ本体20は、円筒部22と、この円筒部22の軸方向内端開口部を塞いだ底部23とから成る。円筒部22の先端部の内径側部分には、嵌合環21が固定(モールド)されている。又、底部23の径方向外寄り部分には、他の部分に比べて軸方向内方に膨出した(軸方向厚さ寸法が大きくなった)取付部24が設けられている。この取付部24のうち、エンコーダ13(エンコーダ本体16)の被検出面と軸方向に対向する部分には、軸方向に貫通した貫通孔25が形成されている。そして、この貫通孔25内には、非磁性ステンレス鋼板製で、有底円筒状のセンサ挿入環26が内嵌されている。このセンサ挿入環26は、キャップ本体20の射出成形時に、インサート成形により、取付部24に埋め込まれている。更に、この取付部24のうちで、貫通孔25から外れた部分には、内周面に雌ねじが形成されたナット27が、やはりインサート成形により埋め込まれている。
キャップ19には、車輪の回転速度を検出する為のセンサ29を備えた、センサホルダ30が支持固定されている。センサ29は、ホール素子、磁気抵抗素子等の磁気検出素子を検出部に設けたもので、エンコーダ13の被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させるものである。センサホルダ30は、合成樹脂を射出成形して成るもので、センサ29を保持した円柱形状の円柱部31と、キャップ19に固定する為の取付フランジ部32とを備えている。この様なセンサホルダ30は、円柱部31をセンサ挿入環26内に挿入した状態で、取付フランジ部32に形成した通孔を挿通したボルト34の雄ねじ部を、ナット27の雌ねじ部に螺合する事により、キャップ19(取付部24)に対して固定している。
以上の様な構成を有する従来構造の回転速度検出装置付軸受ユニット1によれば、ハブ3に固定した車輪を、外輪2を支持した懸架装置に対して回転自在に支持できる。又、車輪の回転に伴ってハブ3と共にエンコーダ13が回転すると、センサ挿入環26の底板部35を介して、このエンコーダ13の被検出面に対向したセンサ29の検出部の近傍を、このエンコーダ13の被検出面に存在するN極とS極とが交互に通過する。この結果、センサ29を構成する磁気検出素子内を流れる磁束の方向が交互に変化し、この磁気検出素子の特性が交互に変化する。この様に磁気検出素子の特性が変化する周波数は、ハブ3の回転速度に比例するので、センサ29の出力信号を図示しない制御器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。又、従来構造の場合には、センサホルダ30を、自動車メーカ等の組立ラインで組み付ける以前の状態であっても、エンコーダ13が設置された内部空間18を、キャップ19(及びセンサ挿入環26)によって密閉できる為、このエンコーダ13に異物が付着する事を有効に防止できる。
但し、上述した様な従来構造の場合には、次の様な問題を生じる可能性がある。即ち、キャップ19を製造するのに、例えば図9に示した様な、1組の上型36と下型37を使用する。具体的には、これら上型36と下型37とを軸方向に当接させた状態で画成される、キャップ19の外面形状に合致した形状を有するキャビティ38内に、溶融した合成樹脂を送り込む。特に従来構造の場合には、このキャビティ38内に、センサ挿入環26をセットした状態で、合成樹脂を送り込む(インサート成形を行う)。又、この様なインサート成形を行う際に、センサ挿入環26の設置位置を規制すべく、このセンサ挿入環26を構成する底板部35を、下型37の一部に当接させると共に、同じくセンサ挿入環26を構成する円筒部39と鍔部40との連続部である折れ曲がり部41の軸方向内側面(凸曲面)に、上型36の一部を突き当てる(食い込ませる)。従って、キャップ19のうち、組み立て状態で、外輪2の軸方向内端面に突き当てられる突き当て面42(図8参照)に対する、センサ挿入環26の底板部35の位置精度は、下型37の寸法精度により管理され、キャップ19を構成する底部23の軸方向内側面に対する、折れ曲がり部41(のうちの突き当て部)の位置精度は、上型36の寸法精度により管理される。
ここで、センサ挿入環26は、非磁性ステンレス鋼板にプレス加工(深絞り加工)を施す事により造られるが、この非磁性ステンレス鋼板は、加工硬化性が高い為、深絞り加工により安定して高い寸法精度(形状精度)を得る事は困難である。更に、センサ挿入環26のうち、折れ曲がり部41の形状(凸曲面形状)を、精度良く規制する事は困難である。この為、センサ挿入環26の底板部35の軸方向外側面から、折れ曲がり部41のうちで上型36の一部を突き当てる部分までの距離Xに、個体差が生じる可能性があり、次の様な問題を招く可能性がある。
先ず、距離Xが、上型36及び下型37により規定される距離Yよりも短い場合(X<Y)、折れ曲がり部41に対する上型36の押し付け力(食い込み量)が不十分になり、この突き当て部分から溶融した樹脂がセンサ挿入環26の内側に漏れ出し、固化する可能性がある。この様な場合、貫通孔25の内径寸法が小径である事に起因して、固化した合成樹脂(バリ)を除去する作業が面倒になる。
これに対し、距離Xが距離Yよりも長い場合(X>Y)、上型36のうちで、折れ曲がり部41に突き当てる部分に、摩耗(かじり等を含む)を生じる可能性があり、上型36の寿命低下の原因になる。又、センサ挿入環26を構成する円筒部39に、座屈を含む変形が生じる可能性があり、この円筒部39の内側に、センサホルダ30を構成する円柱部31を挿入しにくくなる可能性がある。更に、上型36の押し付け力に基づき、円筒部39が径方向外方に弾性変形した(膨らんだ)状態で射出成形を行い、その後、キャビティ38からキャップ19を取り出す(上型36による押し付け力が除去される)と、円筒部39が弾性的に復元する(小径になる)為、円筒部39の外周面と合成樹脂のうちでこの円筒部39の周囲に存在する部分との間に隙間が生じる可能性がある。この様な隙間は、キャップ19による密封性の低下を招く為、好ましくない。
尚、合成樹脂は、冷却されて凝固する際に、体積が減少する事により収縮する事が一般的に知られている。この為、キャップ本体20を構成する合成樹脂のうちで、円筒部39の周囲に存在する部分が収縮する事で、上述した様な原因で生じる隙間が消滅乃至減少する事も考えられる。但し、貫通孔25の内径寸法は通常10mm程度と小径であり、凝固に伴う収縮量は僅かである為、隙間を完全に消滅させる事は難しい。
以上の様に、従来構造の場合には、センサ挿入環26の寸法精度のばらつきに起因して、センサ挿入環26の内側から固化した合成樹脂を除去する作業が必要になったり、又は、センサ挿入環26の変形やキャップ19による密封性の低下といった問題を生じる可能性がある。
特開2011−080500号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、キャップによる密封性を十分に確保できる回転速度検出装置付軸受ユニットを実現すべく発明したものである。
本発明の回転速度検出装置付軸受ユニットは、内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、
前記外輪の内径側に支持され、外周面に複列の内輪軌道を有し、軸方向外端寄り部分に車輪を支持する為の回転側フランジを設けたハブと、
前記両外輪軌道と前記両内輪軌道との間に、両列毎に複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、
被検出面の磁気特性を円周方向に関して交互に変化させて成り、前記ハブの軸方向内端部に支持された、円環状のエンコーダと、
前記外輪の軸方向内端部に装着されて、前記外輪の軸方向内端開口部を塞いだ、非磁性金属板製のキャップと、
前記キャップを介して前記エンコーダの被検出面に対向させたセンサと、このセンサを支持すると共に、前記キャップの軸方向内側に結合固定される取付フランジ部を有するセンサホルダと、を備えている。
特に、本発明の回転速度検出装置付軸受ユニットに於いて、前記キャップは、嵌合筒部と底板部とを備えた有底円筒状で、前記底板部に軸方向内方に突出した1対の突出部が設けられており、前記センサが、前記1対の突出部の間に配されており、前記取付フランジ部の軸方向外側面が、前記突出部の軸方向内側面に当接している。
更に、前記センサホルダは、前記取付フランジ部を貫通するボルトの雄ねじ部を、前記底板部に係止されたナットの雌ねじ部に螺合する事により、前記キャップに固定されており、前記ナットの雌ねじ部が、軸方向に非貫通であり、前記ナットの軸方向外側面と前記底板部の軸方向内側面との間が弾性部材により全周に亙り塞がれている。
又、前記底板部のうちで前記エンコーダと前記センサとが対向する部分の肉厚が、前記底板部の他の部分よりも薄肉となっている。
上述の様に構成する本発明によれば、キャップによる密封性を十分に確保できる回転速度検出装置付軸受ユニットを、樹脂成形を行う事なく得る事ができる。
即ち、本発明のキャップは、図7,8に示した従来構造の場合の様な、インサート成形によるモールド構造(一体構造)ではなく、非磁性金属板を有底円筒状に一体に板金加工する構造を採用している。更に、キャップの底板部の軸方向内側面と、センサホルダを取り付けるナットの軸方向外側面との間に、環状の弾性部材を挟持している。この為、樹脂材と金属材との線膨張係数の差に起因して、センサ挿入環の外周面部分に発生する隙間を通じて、水等の異物が、転動体やエンコーダを設置した内部空間に侵入する事を防止している。従って、本発明によれば、キャップによる密封性を十分に確保できる。
第1実施形態の回転速度検出装置付軸受ユニットを示す部分断面図。 第1実施形態のキャップを示す(a)上面図、(b)正面図。 第1実施形態の変形例のキャップ嵌合部を示す部分断面図。 第2実施形態の回転速度検出装置付軸受ユニットを示す部分断面図。 第3実施形態の回転速度検出装置付軸受ユニットを示す部分断面図。 第3実施形態のキャップを示す(a)上面図、(b)正面図。 従来構造の回転速度検出装置付軸受ユニットを示す断面図。 図7のA部拡大図。 キャップの製造工程を説明する為に示す、金型の部分断面図。
[第1実施形態]
図1,2は、本発明の第1実施形態の回転速度検出装置付軸受ユニット1aを示している。本実施形態の特徴は、外輪2の軸方向内端開口部を塞ぐキャップ19aと、このキャップ19aに対するセンサの取付構造を工夫した点にある。その他の部分の構成及び作用効果に就いては、前述した従来構造の場合と基本的には同じであるので、重複する図示及び説明は省略又は簡略にし、以下、本例の特徴部分及び先に説明しなかった部分を中心に説明する。
本実施形態の回転速度検出装置付軸受ユニット1aは、従動輪である車輪を図示しないナックル等の懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出するものであり、静止輪である外輪2の内径側に、回転輪であるハブ3を、複数個の転動体12(図7参照)を介して、回転自在に支持している。
内輪7の外周面の軸方向内端部には、支持環14aとエンコーダ本体16aとから構成されるエンコーダ13aが、外嵌固定(圧入固定)されている。支持環14aは、SUS430等のフェライト系ステンレス鋼板や防錆処理が施されたSPCC等の冷間圧延鋼板に、プレス加工を施す事により、断面略L字形で全体を円環状に形成されている。支持環14aの軸方向内端部には、径方向内方に折れ曲がる状態で円輪部15aが設けられている。この様な支持環14aの軸方向外半部を、内輪7の軸方向内端部に圧入している。エンコーダ本体16aは、フェライト粉末等の磁性体を混入したゴム磁石又はプラスチック磁石等の永久磁石により全体を円輪状に形成したもので、軸方向に着磁すると共に、着磁の向きを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させている。そして、この様なエンコーダ本体16aを、円輪部15aの軸方向内側面に添着した状態で、エンコーダ本体16aの軸方向内側面(被検出面)を、ハブ本体6の軸方向内端部に形成されたかしめ部10の軸方向内端面よりも軸方向内方に位置させている。
又、エンコーダ13aの被検出面である、エンコーダ本体16aの軸方向内側面の軸方向位置は、外輪2の軸方向内端面を基準として規制している。
キャップ19aは、SUS304等、オーステナイト系であるSUS300系列のステンレス鋼板、アルミニウム系合金等の非磁性金属板製である。又、キャップ19aは、平板状の底板部52と、この底板部52の外周縁から径方向内方に折り返した突き当て部51と、この突き当て部51の内周縁から軸方向外方に直角に折れ曲がった嵌合筒部50とを備えた有底円筒状である。底板部52(突き当て部51)の外径寸法は、外輪2の軸方向内端面の外径寸法と同じか、僅かに小さくしている。
キャップ19aを構成する底板部52の外周縁寄り部分には、軸方向内方に突出する一対の突出部54,54が、プレス加工により形成されている。これら突出部54は、キャップ19aの中心軸を含む平面に対して対称に形成されており、径方向から見て略直角三角形状である。又、両突出部54,54の周方向に対向する側面支持部56,56は、長方形の平面であり、所定の間隔を有して互いに平行に設けられている。更に、両突出部54,54の軸方向内端部には、センサホルダ30aの取付フランジ部32aを支持する座面支持部55がそれぞれ設けられており、これら座面支持部55は、軸方向から見て長方形で、底板部52と平行な平面である。
尚、突出部54の成形は加工度が高い為、オーステナイト系ステンレス鋼板がマルテンサイト変態して磁気を帯びる虞があるが、その場合は焼き鈍し処理を行う。
突出部54の内径側には、センサホルダ30aを固定する為のナット27aが、底板部52の軸方向内側面に係止されている。このナット27aは、内周面に軸方向内側に開口して軸方向に非貫通である雌ねじ部64と、軸方向外端部の中心部分から軸方向外側に延出する雄ねじ部60とを備えている。そして、底板部52を軸方向に貫通する取付孔53の軸方向外側面には、圧入ナット65が圧入固定されており、この圧入ナット65の雌ねじ部にナット27aの雄ねじ部60を螺合する事により、ナット27aをキャップ19a(底板部52)に対して固定している。
本実施形態の場合には、ナット27aの外周面と雄ねじ部60との間部分の軸方向外側面で、底板部52に当接する段差面61の外周縁寄り部分に、全周に亘って軸方向内側に凹んだ凹溝62が形成されている。そして、この凹溝62には、ゴムやエラストマー等の弾性材製で、断面円形状のOリング63を設置している。このOリング63を、凹溝62の軸方向外側面と底板部52の軸方向内側面との間に、軸方向の締め代を有する状態で挟持する事により、ナット27aの軸方向外側面(段差面61)と底板部52の軸方向内側面との間を全周に亙り塞いでいる。
尚、図示の例では、ナット27aの外周面は円筒面としているが、センサホルダ30aの交換などにより、センサホルダ30aを固定する為のボルト34a(後述)を外す、或はナット27aを圧入ナット65に螺合する事を考慮して、外周面を2方取りや六角形、楕円形等の非円形状とする事もできる。
この様なキャップ19aは、嵌合筒部50を外輪2の軸方向内端部に締り嵌めで内嵌固定する事により、外輪2に対し支持固定している。そして、突き当て部51の軸方向外側面を、外輪2の軸方向内端面に突き当てて軸方向の位置決めを図ると共に、底板部52の軸方向外側面(内部面)を、エンコーダ13aを構成するエンコーダ本体16aの被検出面に、微小隙間を介して近接対向させている。
上述の様な構成を有するキャップ19aに対し、回転速度を検出する為のセンサホルダ30aを支持固定している。このセンサホルダ30aは、ポリアミド樹脂等の合成樹脂を射出成形して成るもので、先端部(軸方向外端部)にセンサ29aを保持し、キャップ19a(ナット27a)に固定する為の取付フランジ部32aを備えている。センサ29aは、ホール素子、磁気抵抗素子等の磁気検出素子を検出部に設置したもので、エンコーダ本体16aの被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させる。この様なセンサホルダ30aは、センサ29aを一対の突出部54(側面支持部56)の間部分に配置した状態で、取付フランジ部32aに形成した通孔を挿通したボルト34aの雄ねじ部33を、ナット27aの雌ねじ部64に螺合する事により、キャップ19aに固定している。
センサホルダ30aをキャップ19aに支持固定した状態で、取付フランジ部32aの軸方向外側面が1対の突出部54に形成された両座面支持部55に当接している。これにより、底板部52に対するセンサホルダ30aの軸方向位置は、座面支持部55を基準として規制されている。更に、1対の突出部54の対向する両側面支持部56,56の間隔は、センサ29aを保持したセンサホルダ30aの円柱部31aの直径と同じか若干大きくする事により、センサホルダ30aの周方向位置を規制している。尚、センサホルダ30aの径方向位置はナット27aにより規制されるが、センサホルダ30aの円柱部31aと側面支持部56とが当接した時、側面支持部56がセンサホルダ30aの円柱部31aの接線となる様に、突出部54の径方向位置が設定されている。
センサホルダ30aをキャップ19aに固定すると、センサ29aを保持するセンサホルダ30aの先端面(軸方向外端面)と、底板部52の軸方向内側面とは、軸方向に関する微小隙間を介して近接対向するか、又は当接した状態となる。そして、この様な状態で、センサ29aが、底板部52を介して、エンコーダ13aの被検出面に対向している。
又、一対の突出部54の近傍で、センサホルダ30aの先端面が対向する底板部52の領域は、突出部54のプレス加工により周方向に引き延ばされる為、底板部52の軸方向外側面を良好な平坦面にすると共に、エンコーダ13aとセンサ29aとが対向する部分の肉厚を、底板部52の他の部分よりも薄肉としている。これにより、エンコーダ13aの被検出面とセンサ29aとの軸方向距離(エアギャップ)を小さくして、回転速度検出装置の信頼性を向上させている。
以上の様に構成する本実施形態の回転速度検出装置付軸受ユニット1aによれば、キャップ19aによる密封性を十分に確保できる回転速度検出装置付軸受ユニットを、樹脂成形を行う事なく得る事ができる。
即ち、本発明のキャップ19aは、従来構造(図7,8参照)の場合の様な、インサート成形により樹脂に金属部材をモールドする構造(一体構造)ではなく、非磁性金属板を有底円筒状に一体に板金加工する構造を採用している。更に、キャップ19aの底板部52の軸方向内側面と、センサホルダ30aを取り付ける金属製のナット27aの軸方向外側面との間に、環状の弾性部材であるOリング63を挟持している。この為、従来構造に於ける樹脂材と金属材との線膨張係数の差に起因して、センサ挿入環の外周面部分に発生する隙間を通じて、水等の異物が、転動体12やエンコーダ13aを設置した内部空間18に侵入する事を防止している。従って、本発明によれば、キャップ19aによる密封性を十分に確保する事ができる。
図3は、本実施形態の変形例を示している。本変形例の場合、図3(a)に示す形態は、突き当て部51の軸方向外側面及び嵌合筒部50の外周面と、外輪2の軸方向内端面の内周縁部に形成された面取り部67との間で、Oリング66を軸方向及び径方向に圧縮した状態で挟持している。又、図3(b)に示す形態は、外輪2の軸方向内端面の内周縁部に段部68を形成し、Oリング66を、段部68の軸方向内側面と突き当て部51の軸方向外側面との間で、全周に亙り軸方向に弾性的に圧縮した状態で挟持している。これにより、本変形例の場合には、突き当て部51の軸方向外側面と外輪2の軸方向内端面との当接部から侵入した雨水等の異物が、嵌合筒部50と外輪2との嵌合部を通じて、エンコーダ13aを設置した内部空間18に侵入する事をさらに防止している。
その他の構成及び作用効果に就いては、前述した従来構造の場合と同様である。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態を示している。本実施形態の場合、キャップ19bは、平板状の底板部52と、この底板部52の外周縁から軸方向外方に直角に折れ曲がった嵌合筒部50とを備えた有底円筒状としている。本構成により、前述した第1実施形態に於ける突き当て部51を廃した単純な形状として、プレス加工を容易にしてコストダウンを図っている。
又、センサホルダ30aを固定する為のナット27bは、内周面に軸方向内側に開口して軸方向に非貫通である雌ねじ部64と、軸方向外端部の中心部分から軸方向外側に延出する円筒状のかしめ部69とを備えている。そして、底板部52を軸方向に貫通する取付孔53にかしめ部69を軸方向内側から挿入した後、このかしめ部69を径方向外方に塑性変形させる事により、ナット27bをキャップ19b(底板部52)に対して固定している。そして、第1実施形態と同様に、底板部52に当接する段差面61に、全周に亘って軸方向内側に凹んだ凹溝62を形成し、この凹溝62にOリング63を設置する事により、ナット27bの段差面61と底板部52との間を全周に亙り塞いでいる。
以上の様な構成を有する本実施形態の場合には、センサホルダ30aを支持するナット27bを底板部52に直接固定する為に、前述した第1実施形態に於ける圧入ナット65を不用として部品点数を削減し、コストダウンを図っている。
尚、かしめ部69の外周面に軸方向に延びるセレーションを形成し、このセレーションの歯を取付孔53の内周面に食い込ませる事で、ボルト34aをナット27bに締め付ける際、ナット27bがボルト34aと共回りする事を防止できる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前述した第1実施形態の場合と同様である。
[第3実施形態]
図5,6は、本発明の第3実施形態を示している。本実施形態の場合、キャップ19cは、嵌合筒部50の軸方向内端部外周面に、ゴムの如きエラストマー等の弾性を有するシール材57を、全周に亙って加硫成形している。そして、このシール材57を、嵌合筒部50の外周面と外輪2の軸方向内端部の内周面との間に、径方向の締め代を有する状態で挟持する事により、外輪2の軸方向内端開口部の密封性を向上している。
又、センサホルダ30aを固定する為のナット27cは、内周面に軸方向内側に開口して軸方向に非貫通である雌ねじ部64と、軸方向外端部の中心部分から軸方向外側に延出する円筒状の圧入部70とを備えている。そして、底板部52を軸方向に貫通する取付孔53に圧入部70を軸方向内側から圧入する事により、ナット27cをキャップ19c(底板部52)に固定している。本構成により、ナット27cを底板部52に固定する工程を、さらに容易としている。
更に、1対の突出部54a,54aの軸方向内端部は段付形状とし、センサホルダ30aの取付フランジ部32aを軸方向に支持する座面支持部55に加えて、取付フランジ部32aを周方向に支持する側面支持部56aを設けている。1対の側面支持部56a,56aは、座面支持部55から軸方向内方に突出して形成され、周方向に対向する長方形の平面であり、所定の間隔を有して互いに平行に設けられている。
センサホルダ30aをキャップ19cに支持固定した状態で、取付フランジ部32aの軸方向外側面が座面支持部55に当接する事により、底板部52に対するセンサホルダ30aの軸方向位置が規制される。一方、取付フランジ部32aの周方向側面が側面支持部56aに当接する事により、底板部52に対するセンサホルダ30aの周方向位置が規制される。尚、1対の突出部54aの対向する両側面(第1実施形態に於ける側面支持部56に相当する側面)の間隔は、センサ29aを保持したセンサホルダ30aの円柱部31aの直径よりも大きくして、突出部54aの各側面がセンサホルダ30aと接触しない様にしている。
この様な構成により、キャップ19cを高精度に加工すべき部位が少なくなり、加工を容易として、コストダウンを図っている。又、センサ29aが対向する底板部52の部分の薄肉加工もより精度よく行えるので、エンコーダ13aの被検出面とセンサ29aとの軸方向距離(エアギャップ)をより小さくする事が可能となる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前述した第2実施形態の場合と同様である。
本発明の回転速度検出装置付軸受ユニットは、自動車の車輪を回転自在に支持すると共に、車輪の回転速度を検出する軸受ユニットとして好適に使用できる。
本発明は、上述した各実施形態の構造を適宜組み合わせて実施する事もできる。
1、1a 回転速度検出装置付軸受ユニット
2 外輪
3 ハブ
4a、4b 外輪軌道
5 静止側フランジ
6 ハブ本体
7 内輪
8、8a 内輪軌道
9 小径段部
10 かしめ部
11 回転側フランジ
12 転動体
13、13a エンコーダ
14、14a 支持環
15、15a 円輪部
16、16a エンコーダ本体
17 シールリング
18 内部空間
19、19a、19b、19c キャップ
20 キャップ本体
21 嵌合環
22 円筒部
23 底部
24 取付部
25 貫通孔
26 センサ挿入環
27、27a、27b、27c ナット
29、29a センサ
30、30a センサホルダ
31,31a 円柱部
32、32a 取付フランジ部
33 雄ねじ部
34、34a ボルト
35 底板部
36 上型
37 下型
38 キャビティ
39 円筒部
40 鍔部
41 折れ曲がり部
42 突き当て面
50 嵌合筒部
51 突き当て部
52 底板部
53 取付孔
54、54a 突出部
55 座面支持部
56,56a 側面支持部
57 シール材
60 雄ねじ部
61 段差面
62 凹溝
63 Oリング
64 雌ねじ部
65 圧入ナット
66 Oリング
67 面取り部
68 段部
69 かしめ部
70 圧入部

Claims (3)

  1. 内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、
    前記外輪の内径側に支持され、外周面に複列の内輪軌道を有し、軸方向外端寄り部分に車輪を支持する為の回転側フランジを設けたハブと、
    前記両外輪軌道と前記両内輪軌道との間に、両列毎に複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、
    被検出面の磁気特性を円周方向に関して交互に変化させて成り、前記ハブの軸方向内端部に支持された、円環状のエンコーダと、
    前記外輪の軸方向内端部に装着されて、前記外輪の軸方向内端開口部を塞いだ、非磁性金属板製のキャップと、
    前記キャップを介して前記エンコーダの被検出面に対向させたセンサと、このセンサを支持すると共に、前記キャップの軸方向内側に結合固定される取付フランジ部を有するセンサホルダと、
    を備えた回転速度検出装置付軸受ユニットであって、
    前記キャップは、嵌合筒部と底板部とを備えた有底円筒状で、前記底板部に軸方向内方に突出した1対の突出部が設けられており、
    前記センサが、前記1対の突出部の間に配されており、前記取付フランジ部の軸方向外側面が、前記突出部の軸方向内側面に当接している事を特徴とする回転速度検出装置付軸受ユニット。
  2. 前記センサホルダは、前記取付フランジ部を貫通するボルトの雄ねじ部を、前記底板部に係止されたナットの雌ねじ部に螺合する事により、前記キャップに固定されており、
    前記ナットの雌ねじ部が、軸方向に非貫通であり、前記ナットの軸方向外側面と前記底板部の軸方向内側面との間が弾性部材により全周に亙り塞がれている事を特徴とする請求項1に記載した回転速度検出装置付軸受ユニット。
  3. 前記底板部のうちで前記エンコーダと前記センサとが対向する部分の肉厚が、前記底板部の他の部分よりも薄肉となっている事を特徴とする請求項1又は2に記載した回転速度検出装置付軸受ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109322925A (zh) * 2018-12-12 2019-02-12 重庆久和豪贝机械有限公司 一种汽车轴承
WO2021166524A1 (ja) * 2020-02-21 2021-08-26 Ntn株式会社 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置用の軸受キャップ、及び回転速度検出装置付き車輪用軸受装置
EP4181097A1 (en) 2021-11-16 2023-05-17 Fujitsu Limited Non-transitory computer-readable recording medium and display method

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