JP2015190456A - エンジンユニット - Google Patents

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志郎 谷原
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孝太 高松
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Abstract

【課題】オイルタンクを備えたエンジンユニットにおいて、オイルタンク内の潤滑油を可動部分へ送り、可動部分からオイルパンに戻されてきた潤滑油をオイルタンクへ送る技術を提供する。ひいては、エンジンの可動部分の摩耗を抑え、該エンジンの寿命を延ばす技術を提供する。【解決手段】エンジン1と、前記エンジン1の潤滑油Lを貯えるオイルタンク2と、前記エンジン1から前記オイルタンク2へ潤滑油Lを送る排出パイプ3と、前記オイルタンク2から前記エンジン1へ潤滑油を送る供給パイプ4と、を備えたエンジンユニット100において、前記エンジン1は、潤滑油Lを受けるオイルパン116が設けられるとともに、該オイルパン116から潤滑油Lを吸い上げるストレーナ14を具備した構造とされ、前記供給パイプ4は、前記オイルパン116に接続されて前記ストレーナ14の吸入口14i近傍に潤滑油Lを送り出す、とした。【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンユニットに関する。
従来より、天然ガスや都市ガス等の可燃性ガスを空気と混合し、燃焼させることによって稼働するエンジンが知られている(特許文献1参照)。このようなエンジンは、潤滑油を受けるオイルパンが設けられている。潤滑油は、オイルパンから吸い上げられて各所の可動部分に送られ、再びオイルパンに戻される。
ところで、潤滑油は、化学構造の変化や異物の混入等により、徐々に潤滑性能が劣化していく。そのため、オイルタンクを備え、潤滑油量を増やすことにより、長期にわたって潤滑油の交換を不要としたエンジンユニットが存在していた(特許文献2参照)。しかし、オイルタンク内の潤滑油を可動部分へ送ることなく、オイルパン内の潤滑油を何度も可動部分へ送るのでは、可動部分の摩耗を抑えることはできない。そこで、オイルタンク内の潤滑油を可動部分へ送り、可動部分からオイルパンに戻されてきた潤滑油をオイルタンクへ送る技術が求められていたのである。
特開2007−132281号公報 特開2008−38781号公報
本発明は、オイルタンクを備えたエンジンユニットにおいて、オイルタンク内の潤滑油を可動部分へ送り、可動部分からオイルパンに戻されてきた潤滑油をオイルタンクへ送る技術を提供することを目的としている。ひいては、エンジンの可動部分の摩耗を抑え、該エンジンの寿命を延ばす技術を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に係る発明は、
エンジンと、
前記エンジンの潤滑油を貯えるオイルタンクと、
前記エンジンから前記オイルタンクへ潤滑油を送る排出パイプと、
前記オイルタンクから前記エンジンへ潤滑油を送る供給パイプと、を備えたエンジンユニットにおいて、
前記エンジンは、潤滑油を受けるオイルパンが設けられるとともに、該オイルパンから潤滑油を吸い上げるストレーナを具備した構造とされ、
前記供給パイプは、前記オイルパンに接続されて前記ストレーナの吸入口近傍に潤滑油を送り出す、としたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載したエンジンユニットにおいて、
前記供給パイプは、その吐出口が前記ストレーナの吸入口を覆うスカートに対して対向するように配置される、としたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載したエンジンユニットにおいて、
潤滑油を圧送するためのオイルポンプを具備し、
前記オイルポンプは、前記供給パイプの中途部に配置される、としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンは、潤滑油を受けるオイルパンが設けられるとともに、該オイルパンから潤滑油を吸い上げるストレーナを具備した構造となっている。そして、供給パイプは、オイルパンに接続されてストレーナの吸入口近傍に潤滑油を送り出す。これにより、オイルタンクからオイルパンへ送られてきた潤滑油は、オイルパン内で拡散することなく、直ちにストレーナに吸い上げられることとなる。そのため、オイルタンク内の潤滑油を可動部分へ送り、可動部分からオイルパンに戻されてきた潤滑油をオイルタンクへ送ることができる。従って、エンジンの可動部分の摩耗を抑え、該エンジンの寿命を延ばすことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、供給パイプは、その吐出口がストレーナの吸入口を覆うスカートに対して対向するように配置される。これにより、オイルタンクからオイルパンへ送られてきた潤滑油は、オイルパン内で拡散することなく、確実にストレーナに吸い上げられることとなる。そのため、オイルタンク内の潤滑油を可動部分へ送り、可動部分からオイルパンに戻されてきた潤滑油をオイルタンクへ送ることができる。従って、エンジンの可動部分の摩耗を抑え、該エンジンの寿命を延ばすことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、オイルポンプは、供給パイプの中途部に配置される。これにより、オイルタンク内の潤滑油は、強制的にストレーナの吸入口近傍に送り出され、確実にストレーナに吸い上げられることとなる。そのため、オイルタンク内の潤滑油を可動部分へ送り、可動部分からオイルパンに戻されてきた潤滑油をオイルタンクへ送ることができる。従って、エンジンの可動部分の摩耗を抑え、該エンジンの寿命を延ばすことが可能となる。
エンジンユニットを示す図。 エンジンの構造を示す図。 エンジン内部における潤滑油経路を示す図。 オイルタンクの構造を示す図。 オイルタンク内部における潤滑油の流動方向を示す図。 エンジンユニット全体における潤滑油経路を示す図。 潤滑油が拡散せずにストレーナに吸い上げられる状況を示す図。
本願の発明に係るエンジンユニット100について説明する。
図1は、エンジンユニット100を示している。
本エンジンユニット100は、ガスヒートポンプの動力源として使用される。エンジンユニット100は、エンジン1を備えている。また、エンジンユニット100は、オイルタンク2を備えている。
まず、エンジン1の構造について簡単に説明する。
図2は、エンジン1の構造を示している。
エンジン1は、天然ガスや都市ガス等の可燃性ガスを空気と混合し、燃焼させることによって稼働する。エンジン1は、主に主体部11と、吸気経路部12と、排気経路部13と、で構成されている。
主体部11は、燃料を燃焼させて得たエネルギーを回転運動に変換する。主体部11は、主にシリンダブロック111と、シリンダヘッド112と、ピストン113と、クランクシャフト114と、ヘッドカバー115と、オイルパン116と、で構成されている。
主体部11には、シリンダブロック111に設けられたシリンダ11cと、該シリンダ11cに摺動自在に収納されたピストン113と、該ピストン113に対向するように配置されたシリンダヘッド112と、で燃焼室Cが構成されている。つまり、燃焼室Cは、ピストン113の摺動運動によって容積が変化する内部空間を指す。ピストン113は、コネクティングロッドによってクランクシャフト114と連結されており、該ピストン113の摺動運動によってクランクシャフト114を回転させる。なお、シリンダヘッド112の上部には、ヘッドカバー115が設けられている。また、シリンダブロック111の下部には、オイルパン116が設けられている。オイルパン116には、潤滑油Lが溜まっている。
吸気経路部12は、可燃性ガスと空気を混合して燃焼室Cへ導く。吸気経路部12は、主にミキサ121と(図1参照)、吸気マニホールド122と、で構成されている。
ミキサ121は、外部から吸入された空気に可燃性ガスを供給して混合気を作成する。ミキサ121は、吸気マニホールド122の一端に取り付けられている。吸気マニホールド122は、ミキサ121によって作成された混合気を各燃焼室Cへ案内する。吸気マニホールド122は、4つの燃焼室Cへ混合気を案内すべく、各燃焼室Cへ分岐するように形成されている。なお、吸気マニホールド122は、パイプによってヘッドカバー115と接続されている。シリンダブロック111やヘッドカバー115の内部圧力が高まるのを防ぐためである。
排気経路部13は、燃焼室Cから排出された排気を外部へ導く。排気経路部13は、主に排気マニホールド131と、触媒コンバータ132と(図1参照)、で構成されている。
排気マニホールド131は、各燃焼室Cから排出された排気を触媒コンバータ132へ案内する。排気マニホールド131は、4つの燃焼室Cから排気を案内すべく、各燃焼室Cから合流するように形成されている。触媒コンバータ132は、アルデヒド類に起因する異臭を除去する。触媒コンバータ132は、白金等による触媒反応を利用してアルデヒド類を酸化させる。なお、触媒コンバータ132の下流側には、排気を利用して水を熱する熱交換器133が取り付けられている(図1参照)。
以下に、エンジン1内部における潤滑油経路について説明する。
図3は、エンジン1内部における潤滑油経路を示している。なお、図中の矢印は、潤滑油Lが流れる方向を表す。
潤滑油Lは、ストレーナ14によって吸い上げられ、シリンダブロック111の油路へ導かれる。ストレーナ14は、金属製のパイプであり、シリンダブロック111に形成された油路を下方へ延長している。なお、ストレーナ14は、吸引口14iを覆うスカート14Sが下向きに設けられており、空気を吸い込まないように設計されている。
その後、潤滑油Lは、シリンダブロック111の油路を通り、該シリンダブロック111に取り付けられたオイルポンプ15へ導かれる。オイルポンプ15は、いわゆるトロコイドポンプであり、潤滑油Lの圧力を高めることによって送り出す。なお、オイルポンプ15は、リリーフバルブを備えており、潤滑油Lの圧力が所定値を超えないように設計されている。
その後、潤滑油Lは、シリンダブロック111の油路を通り、該シリンダブロック111に取り付けられたオイルフィルタ16へ導かれる。オイルフィルタ16は、いわゆるカートリッジフィルタであり、濾紙によって異物を除去する。なお、オイルフィルタ16は、リリーフバルブを備えており、濾紙が目詰まりをしても潤滑油Lを塞き止めないように設計されている。
その後、潤滑油Lは、シリンダブロック111の油路を通り、該シリンダブロック111のオイルギャラリ11gへ導かれる。オイルギャラリ11gは、シリンダブロック111に形成された空間であり、該オイルギャラリ11gから複数の油路が延びている。そのため、オイルギャラリ11gに導かれた潤滑油Lは、各所の可動部分に分配されることとなる。
例えば、一部の潤滑油Lは、シリンダブロック111の油路を通り、該シリンダブロック111のベアリングマウント11mへ導かれる。ベアリングマウント11mは、シリンダブロック111に形成された構造壁であり、該ベアリングマウント11mに固定されるベアリングキャップ11cとともにクランクシャフト114を支持する。こうして、ベアリングマウント11mに導かれた潤滑油Lは、クランクシャフト114の軸受(可動部分)を潤滑するのである。なお、潤滑油Lは、クランクシャフト114の軸受を潤滑した後に、該軸受から溢れてオイルパン116に落下する。
このように、潤滑油Lは、オイルパン116から吸い上げられて各所の可動部分に送られ、再びオイルパン116に戻されるのである。
次に、オイルタンク2の構造について簡単に説明する。
図4は、オイルタンク2の構造を示している。
オイルタンク2は、エンジン1の潤滑油Lを貯える。オイルタンク2は、一般的に「サブタンク」と呼ばれている。そのため、以下では、サブタンク2として説明する。
サブタンク2は、板材を溶接して形成された中空容器である。そのため、サブタンク2は、大量の潤滑油Lを貯えることができる。サブタンク2の上部には、給油口が設けられており、かかる給油口には、タンクキャップ21が取り付けられている。更に、サブタンク2の上部には、油面の低下を検出できるレベルセンサ22が取り付けられている。なお、サブタンク2は、パイプ23によってシリンダブロック111と接続されている。サブタンク2の内部圧力とシリンダブロック111の内部圧力の平衡を保つためである。
サブタンク2は、排出パイプ3によってオイルパン116と接続されている。排出パイプ3は、エンジン1からサブタンク2へ潤滑油Lを送るものである。より詳細に説明すると、排出パイプ3は、エンジン1のオイルパン116からサブタンク2へ潤滑油Lを送るものである。排出パイプ3は、その一端がオイルパン116の側面に接続され(図6及び図7参照)、その他端がサブタンク2の後面に接続されている。
更に、サブタンク2は、供給パイプ4によってオイルパン116と接続されている。供給パイプ4は、サブタンク2からエンジン1へ潤滑油Lを送るものである。より詳細に説明すると、供給パイプ4は、サブタンク2からエンジン1のオイルパン116へ潤滑油Lを送るものである。供給パイプ4は、その一端がサブタンク2の前面に接続され、その他端がオイルパン116の底面に接続されている(図6及び図7参照)。なお、本エンジンユニット100においては、供給パイプ4の中途部にオイルクーラ41とオイルポンプ42が配置されている(図1及び図6参照)。オイルクーラ41は、潤滑油Lを冷やし所定の温度にすることができる。オイルポンプ42は、潤滑油Lの圧力を高め、該潤滑油Lをオイルパン116へ送り出すことができる。
加えて、本エンジンユニット100においては、サブタンク2の上方にメインタンク5が載置されている(図1及び図6参照)。メインタンク5は、大量の潤滑油Lを貯えることができる。メインタンク5の上部には、給油口が設けられており、かかる給油口には、タンクキャップ51が取り付けられている。なお、メインタンク5は、給油管52によってサブタンク2と接続されている。メインタンク5からサブタンク2へ潤滑油Lを適宜に送ることにより、サブタンク2内の潤滑油量を一定に維持するためである。これは、給油ポンプ53の運転を制御することによって行われる。
以下に、サブタンク2内部における潤滑油Lの流動方向について説明する。
図5は、サブタンク2内部における潤滑油Lの流動方向を示している。なお、図中の矢印は、潤滑油Lが流れる方向を表す。
まず、排出パイプ3と供給パイプ4の接続位置について具体的に説明する。
上述したように、排出パイプ3は、サブタンク2の後面に接続されている。より詳細に説明すると、排出パイプ3は、サブタンク2の後面であって、中央よりも右側に接続されている。そのため、潤滑油Lは、サブタンク2の中央よりも右側へ送り込まれることとなる。従って、サブタンク2に送られてきた潤滑油Lは、周囲の潤滑油Lとともにゆっくりと左旋回し、該サブタンク2の全体に拡散していく。
更に、上述したように、供給パイプ4は、サブタンク2の前面に接続されている。より詳細に説明すると、供給パイプ4は、サブタンク2の前面であって、中央よりも左側に接続されている。そのため、潤滑油Lは、サブタンク2の中央よりも左側から送り出されることとなる。従って、サブタンク2を満たす潤滑油Lは、徐々に速度を増しながら供給パイプ4の吸入口に収束し、該サブタンク2から送り出されていく。
このように、潤滑油Lは、サブタンク2の内部で拡散して混ざり合い、再びサブタンク2から送り出されるのである。
以上がエンジンユニット100を構成するエンジン1とサブタンク2の説明である。
次に、エンジンユニット100全体における潤滑油経路を説明する。
図6は、エンジンユニット100全体における潤滑油経路を示している。なお、図中の矢印は、潤滑油Lが流れる方向を表す。
まず、オイルパン116内の潤滑油Lは、排出パイプ3によってサブタンク2へ送られる。排出パイプ3は、オイルパン116の下層部に接続されていることから、スラッジ(金属粉等の異物や凝固物を指す)の混入が多い状態の潤滑油Lがサブタンク2へ送られる。そして、サブタンク2に送られてきた潤滑油Lは、該サブタンク2内に一時的に貯溜されるのである。このとき、潤滑油L中に漂うスラッジは、サブタンク2の底に沈殿することとなる。
その後、サブタンク2内の潤滑油Lは、供給パイプ4によってオイルパン116へ送られる。供給パイプ4は、サブタンク2の上層部又は中間層部に接続されていることから、スラッジの混入が少ない状態の潤滑油Lがオイルパン116へ送られる。そして、オイルパン116に送られてきた潤滑油Lは、ストレーナ14に吸い上げられ、各所の可動部分へ送られるのである。なお、可動部分からオイルパン116へ戻されてきた潤滑油Lは、オイルパン116内に一時的に貯溜される。このとき、潤滑油L中に漂うスラッジは、オイルパン116の底に沈殿し、サブタンク2へ送られる。
以下に、本エンジンユニット100の技術的特徴について説明する。
図7は、潤滑油Lが拡散せずにストレーナ14に吸い上げられる状況を示している。なお、図中の矢印は、潤滑油Lが流れる方向を表す。
本エンジンユニット100における技術的特徴は、供給パイプ4がオイルパン116に接続されてストレーナ14の吸入口14i近傍に潤滑油Lを送り出す点である。これは、供給パイプ4から送り出された潤滑油Lが直ちにストレーナ14に吸い上げられるように考慮したことによる。つまり、サブタンク2からオイルパン116へ送られてきた潤滑油Lが、オイルパン116内で拡散することなく、直ちにストレーナ14に吸い上げられるようにしたのである。
このように、エンジン1は、潤滑油Lを受けるオイルパン116が設けられるとともに、該オイルパン116から潤滑油Lを吸い上げるストレーナ14を具備した構造となっている。そして、供給パイプ4は、オイルパン116に接続されてストレーナ14の吸入口14i近傍に潤滑油Lを送り出す。これにより、サブタンク2からオイルパン116へ送られてきた潤滑油Lは、オイルパン116内で拡散することなく、直ちにストレーナ14に吸い上げられることとなる。そのため、サブタンク2内の潤滑油Lを可動部分へ送り、可動部分からオイルパン116に戻されてきた潤滑油Lをサブタンク2へ送ることができる。従って、エンジン1の可動部分の摩耗を抑え、該エンジン1の寿命を延ばすことが可能となる。
本エンジンユニット100においては、以下に説明する構造により、かかる技術的特徴を実現している。
即ち、本エンジンユニット100においては、供給パイプ4の吐出口4oとストレーナ14の吸入口14iを覆うスカート14Sが対向するように設計されている。このような設計としたのは、供給パイプ4から送り出された潤滑油Lがスカート14Sの中に入るため、該潤滑油Lを確実に吸い上げることができると考えたからである。また、供給パイプ4から送り出された潤滑油Lがスカート14Sに囲まれるため、該潤滑油Lの拡散を防ぐことができると考えたからである。
このように、供給パイプ4は、その吐出口4oがストレーナ14の吸入口14iを覆うスカート14Sに対して対向するように配置される。これにより、サブタンク2からオイルパン116へ送られてきた潤滑油Lは、オイルパン116内で拡散することなく、確実にストレーナ14に吸い上げられることとなる。そのため、サブタンク2内の潤滑油Lを可動部分へ送り、可動部分からオイルパン116に戻されてきた潤滑油Lをサブタンク2へ送ることができる。従って、エンジン1の可動部分の摩耗を抑え、該エンジン1の寿命を延ばすことが可能となる。
次に、本エンジンユニット100の他の特徴点について説明する。
上述したように、本エンジンユニット100においては、供給パイプ4の中途部にオイルポンプ42が配置されている(図1及び図6参照)。オイルポンプ42は、潤滑油Lの圧力を高め、該潤滑油Lをオイルパン116へ送り出すことができる。
このように、オイルポンプ42は、供給パイプ4の中途部に配置される。これにより、サブタンク2内の潤滑油Lは、強制的にストレーナ14の吸入口14i近傍に送り出され、確実にストレーナ14に吸い上げられることとなる。そのため、サブタンク2内の潤滑油Lを可動部分へ送り、可動部分からオイルパン116に戻されてきた潤滑油Lをサブタンク2へ送ることができる。従って、エンジン1の可動部分の摩耗を抑え、該エンジン1の寿命を延ばすことが可能となる。
100 エンジンユニット
1 エンジン
11 主体部
111 シリンダブロック
116 オイルパン
14 ストレーナ
14i 吸入口
14S スカート
2 オイルタンク(サブタンク)
3 排出パイプ
4 供給パイプ
4o 吐出口
42 オイルポンプ
L 潤滑油

Claims (3)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの潤滑油を貯えるオイルタンクと、
    前記エンジンから前記オイルタンクへ潤滑油を送る排出パイプと、
    前記オイルタンクから前記エンジンへ潤滑油を送る供給パイプと、を備えたエンジンユニットにおいて、
    前記エンジンは、潤滑油を受けるオイルパンが設けられるとともに、該オイルパンから潤滑油を吸い上げるストレーナを具備した構造とされ、
    前記供給パイプは、前記オイルパンに接続されて前記ストレーナの吸入口近傍に潤滑油を送り出す、ことを特徴とするエンジンユニット。
  2. 前記供給パイプは、その吐出口が前記ストレーナの吸入口を覆うスカートに対して対向するように配置される、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンユニット。
  3. 潤滑油を圧送するためのオイルポンプを具備し、
    前記オイルポンプは、前記供給パイプの中途部に配置される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンユニット。
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