JP2015190449A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2015190449A
JP2015190449A JP2014070391A JP2014070391A JP2015190449A JP 2015190449 A JP2015190449 A JP 2015190449A JP 2014070391 A JP2014070391 A JP 2014070391A JP 2014070391 A JP2014070391 A JP 2014070391A JP 2015190449 A JP2015190449 A JP 2015190449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front cover
fixed
upper bracket
cylinder block
pulley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014070391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6258750B2 (ja
Inventor
弘明 国府寺
Hiroaki Kodera
弘明 国府寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2014070391A priority Critical patent/JP6258750B2/ja
Publication of JP2015190449A publication Critical patent/JP2015190449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6258750B2 publication Critical patent/JP6258750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】モータジェネレータのような重量がある補機も安定的に吊支できる締結構造を提供する。
【解決手段】モータジェネレータ9は、上ブラケット51を介してシリンダヘッド3とフロントカバー5とに固定されている。フロントカバー5には張り出し部56を設け、張り出し部56の内面に上ブラケット51がクランク軸と平行なボルト58で固定されている。2本のボルト55,ボルト58の姿勢が直交していることと、上ブラケット51の剛性が極めて高いことと、シリンダヘッド3とフロントカバー5と上ブラケット51とが互いに補強し合うことにより、上ブラケット51は、引き離しやねじりに強い構造になっている。
【選択図】図8

Description

本願発明は、車両用等の内燃機関に関し、より詳しくは、補機の取り付け構造に特徴を有する内燃機関に関するものである。
車両用の内燃機関は、発電機やウォータポンプ、エアコン用コンプレッサ等の補機を備えており、これらの補機はクランクプーリに巻き掛けられたベルトで駆動されている。補機は、一般にブラケットを介してシリンダブロックやフロントカバー、或いはシリンダヘッドに取り付けられている。
その例として特許文献1には、パワステポンプの取り付け構造として、ブラケットをシリンダブロックの一側面とフロントカバーの外面にと重なる構成として、このブラケットを姿勢が異なるボルトでシリンダブロック及びフロントカバーに固定して、ブラケットにパワステポンプを固定することが開示されている。当然ながら、パワステポンプの回転軸はクランク軸と平行になっており、パワステポンプのプーリは、フロントカバーの外側に位置している。
特開2001−193473号公報
特許文献1では、ブラケットは方向が異なるボルトでシリンダブロックとフロントカバーとに固定されているため、シリンダブロックのみ又はフロントカバーのみに固定している場合に比べて、ベルトを介してプーリに作用する引っ張り力に対して高い抵抗を発揮する。すなわち、シリンダブロックのみ又はフロントカバーのみに固定している場合に比べたら、取り付け強度は優れていると云える。
しかし、特許文献1のブラケットはフロントカバーに外側から回り込んでいるため、ブラケットが大型化するという問題がある。また、ブラケットの一部がフロントカバーの外側に位置していることから、プーリはブラケットの外側に配置せねばならず、すると、プーリとフロントカバーとの間の間隔が広がるという問題ある。すなわち、ブラケットを設けたこたとに起因して、クランクプーリとフロントカバーとの間にデッドスペースが発生し、機関の大型化を招くおそれもある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は、シリンブロック及びシリンダヘッドの一端面に固定されたフロントカバーからクランク軸の一端部を突出させ、前記クランク軸の一端部にクランクプーリが固定されている一方、前記シリンダブロックのうちクランク軸の軸線方向に長い一側面の外側に、前記クランクプーリで駆動される補機を、その回転軸が前記クランク軸と平行に延びるように配置しており、前記補機は、前記シリンダヘッドとフロントカバー、又はシリンダブロックとフロントカバーとに固定された上ブラケットにて吊支されている、という基本構成である。
そして、前記フロントカバーのうち少なくとも前記上ブラケットを設けている部分を前記シリンダヘッド又はシリンダブロックの一側面から突出したはみ出し部と成しており、前記上ブラケットを、前記クランク軸と直交した方向に向いたボルトで前記シリンダヘッド又はシリンダブロックに固定すると共に、前記クランク軸と平行なボルトで前記フロントカバーのはみ出し部に固定している。
本願発明では、上ブラケットは姿勢が異なるボルトでシリンダヘッド又はシリンダブロックとフロントカバーとに固定されているため、高い固定強度を発揮する。そして、上ブラケットはシリンダヘッド又はシリンダブロックとフロントカバーとで挟まれた部位に配置されており、シリンダヘッド又はシリンダブロックに重ねただけの構成と同様の外観であるため、嵩張ることがなくて、コンパクト化できる。
また、上ブラケットをコンパクト化できて弾性変形を阻止できることと、フロントカバーのはみ出し部とシリンダヘッド又はシリンダブロックとで囲われた空間に上ブラケットが嵌まった状態になっていることとにより、シリンダヘッド又はシリンダブロックと上ブラケット及びフロントカバーとの一体性が格段に高まるため、取り付け強度も格段に向上できる。従って、ねじりにも強い構造になっており、モータジェネレータのように大型でしかもプーリに強い荷重がかかる補機であっても、安定的に吊支できる。
更に、上ブラケットはフロントカバーの内側に入り込んでいるため、補機のプーリをフロントカバーの外面に寄せることができる。その結果、デットスペースの発生を防止して、機関のコンパクト化にも貢献できる。
実施形態の全体的な概略正面図である。 フロントカバーの斜視図である。 概略平面図である。 (A)はクランクプーリの平断面図、(B)はウォータポンプのプーリの部分の平断面図、(C)はアイドルプーリの箇所の平断面図である。 振り子式オートテンショナを回転軸心方向から見た正面図である。 図5のVI-VI 視側面図である。 モータジェネレータの取り付け手段を示す分離平面図である。 (A)は図3の VIII-VIII視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 図8(A)のIX-IX 視断面図である。 上ブラケットの変形例を示す正面図である。
(1).概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜3に基づいて概要を説明する。以下の説明では方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、前後方向はクランク軸線O1の方向であり、左右方向は、気筒軸線O2及びクランク軸線O1と直交した方向である。なお、実施形態の内燃機関は、気筒軸線O2は鉛直線O3に対して若干傾斜している(スラントしている)が、図では、便宜的に気筒軸線O2を鉛直姿勢にして表示している。
内燃機関の基本的な構成は従来と同様であり、機関本体1は、主要要素として、シリンダブロック2とその上面に固定されたシリンダヘッド3、並びにこれらの一端面に多数のボルト4で固定されたフロントカバー(チェーンカバー、チェーンケース)5を備えている。シリンダヘッド3の上面にはヘッドカバー6が固定されて、シリンダブロック2の下面にはオイルパン7が固定されている。
クランク軸8の一端部はフロントカバー5の外側に突出している一方、正面視で機関本体1を挟んだ左側にはモータジェネレータ(ISG)10を配置し、右側にはエアコン用コンプレッサ10を配置している。また、フロントカバー5のうち、概ね上下中間部でかつ左寄りの部位にはウォータポンプ11を配置している。
モータジェネレータ9は上下のブラケット(詳細は後述する)を介してシリンダヘッド3及びフロントカバー5に固定されており、エアコン用コンプレッサ10は、図示しないブラケットを介してシリンダブロック2(又は/及びフロントカバー5)に固定されている。
ウォータポンプ11はポンプハウジングをフロントカバー5で兼用しており、フロントカバー5にポンプカバー12(図1参照)を固定することでウォータポンプ11が構成されている。このため、フロントカバー5にはポンプ室13(図2参照)が空いている。ポンプ室13の奥側はシリンダブロック2で塞がれる。従って、正確には、シリンダブロック2もウォータポンプ11の構成要素になっている。
モータジェネレータ9、エアコン用コンプレッサ10、ウォータポンプ11は、それぞれ回転軸に固定されたプーリ15,16,17を備えており、モータジェネレータ9のプーリ15と第1クランクプーリ18とに第1ベルト19が巻き掛けられて、エアコン用コンプレッサ10のプーリ16と第2クランクプーリ20とに第2ベルト21が巻き掛けられて、ウォータポンプ11のプーリ17と第3クランクプーリ22とに第3ベルト23が巻き掛けられている。第1クランクプーリ18と第2クランクプーリ20とは略同径であり、モータジェネレータ9のプーリ15は第1クランクプーリ18の略半分の外径になっている。
第1クランクプーリ18のうちモータジェネレータ9のプーリ15の近くの部位は、振り子式のオートテンショナ28における2個のテンションプーリ29で挟まれている。この場合、オートテンショナ28が機能するには、第1クランクプーリ18がモータジェネレータ9のプーリ15から遠ざかるに従って広がることが必要であり、そこで、第1クランクプーリ18の広がり角度を確保するため、フロントカバー5のうウォータポンプ11の上側にアイドルプーリ30を取り付けている。従って、ウォータポンプ11は、第1ベルト19で囲われたエリアに配置されている。エアコン用コンプレッサ10のプーリ20は、第2クランクプーリ20よりもやや小径になっている。
なお、本実施形態では、オイルポンプはフロントカバー5の一部をハウジングに兼用しており、このため、フロントカバー5には、クランク軸8で駆動されるロータが嵌まり込むポンプ室31を設けている。また、フロントカバー5の右端下端には、下方からオイルフィルター32を着脱できるフィルター取り付け座33が一体に形成されている。
(2).要部の詳細
次に、本願発明に関連した各部位の詳細を説明する。図3,4に示すように、第1クランクプーリ18と第2クランクプーリ20と第3クランクプーリ22とはクランク軸心O1とは一体に形成されており、第1クランクプーリ18が最もフロントカバー5に近くて第3クランクプーリ22がフロントカバー5から最も遠く、第2クランクプーリ20は両者の間に位置している。3つのクランクプーリ18,20,22は一体に製造されていて、ボルト35でクランク軸8の一端部に固定されている。
各ベルト18,21,23は断面凹凸のものを使用しており、このため、各クランクプーリ18,20,22及び補機のプーリ15,16,17の外周面にもベルト19,21,23が嵌まる溝36が形成されている。本実施形態の特徴として、ベルト19,21,23の溝幅は、第1ベルト19は第2ベルト21よりも幅狭で、第2ベルト21は第3ベルト23より幅狭になっている。従って、各クランクプーリ18,20,22及び各補機のプーリ15,16,17も、ベルト19,21,23の幅に応じて幅寸法が相違している。
図4(B)に示すように、ウォータポンプ11のプーリ17には円板部17aが一体に形成されており、円板部17aに設けた円筒部17bが回転軸37に固定されている。他方、図4(C)に示すように、アイドルプーリ30は、フロントカバー5に設けたボス38にボールベアリング39を介してボルト40で取り付けられており、ボルト40を中心軸に兼用していると共に、ボールベアリング39のインナーレースがボルト40でボス38に押さえ固定されている。もとより、ボールベアリング39が嵌まる中心筒を有するスペーサをフロントカバー5に重ね配置してよもい。
図5,6に示すように、オートテンショナ28は、モータジェネレータ9のプーリ15が遊嵌する円板状ベース41と、テンションプーリ29が回転自在に保持された2つのアーム42とを有しており、2つのアーム42を、テンションプーリ29が遠近動し得るようにベース41に回動自在に連結し、かつ、略U型のばね43で2つのアーム42を互いに接近する方向に付勢している。2つのアー42は、ベース41に対して、基部を中心に回動しつつ、ベース41の軸心回りに旋回もするように取り付けられている。
従って、2つのテンションプーリ29は、ばね43と一緒にベース41の軸心回りに一回動し得ると共に、ばね43を変形させることで互いに独立して動くことが可能である。ベース41のうちテンションプーリ29と反対側の部位には、複数個(3個)の円筒状足部44を設けており、足部44がモータジェネレータ9の外面にボルト(図示せず)で固定されている。足部44は、図3に一点鎖線で示すトップブラケット板45に固定されている。なお、トップブラケット板45は、リアブラケット板46と補強ロッド47で連結されている。
本実施形態では、オートテンショナ28は、ベース41の軸心48が、正面視において、モータジェネレータ9におけるプーリ15の軸心49よりも若干の寸法Eだけフロントカバー5から離れるように設定している。
次に、モータジェネレータ9の取り付け構造を、主として図7〜10に基づいて説明する。モータジェネレータ9は、上ブラケット51を介してシリンダヘッド3及びフロントカバー5に固定(吊支)されていると共に、第1及び第2の下ブラケット52,53を介してシリンダブロック2に固定されている。
上ブラケット51は鋳物品又はダイキャスト品であり、側面視では上窄まりの形状であり、上端部はシリンダヘッド3の一側面3aに突設した突部54に第1上ボルト55で締結されている。図8では、上ブラケット51は頂点から左右両側に等しく傾斜した山形になっているが、図10に示すように、フロントカバー5の側に向いた面を鉛直面(気筒軸線と平行な面)と成してもよい。
フロントカバー5には、シリンダヘッド3の一側面3aから外向きに突出した張り出し部56を設けている一方、上ブラケット51には、フロントカバー5における張り出し部56の裏面に重なるボス部57を設け、フロントカバー5の張り出し部56とボス部57とを第2上ボルト58で締結している。従って、上ブラケット51は、姿勢が直交している2本の上ボルト55,58により、シリンダヘッド3とフロントカバー5とに固定されている。図10の形態の場合は、上ブラケット51の側面全体をフロントカバー5の張り出し部56に固定することも可能である。
上ブラケット51の下端には、モータジェネレータ9のケーシングに設けた前後の上リブ59の間に嵌まる筒部51aを設けており、筒部51が第3上ボルト60及びナット61で上リブ59に締結されている。この場合、ナット61は奥側の上リブ59に設けた六角穴62に回転不能に嵌まっている。従って、取り付けに際しては、第3上ボルト60をねじ込み操作するだけでよい。
第1下ブラケット52は、上下の筒63を前後の端板64に固定したリンクの形態を成しており、上部はシリンダブロック2に設けた前後の支持突起65の間に挟み込んで、支持突起65に第1下ボルト66及びナット67で固定されている。また、第1下ブラケット52の下端は、モータジェネレータ9のケーシングに設けた前後の下リブ67の間に挟み込まれている。
他方、第2下ブラケット53は板金製であって、シリンダブロック2の一側面2aに重なる基部53aと、基部53bから横向きに突出したアーム部53bとを有しており、基部53aは第2下ボルト68でシリンタブロック2に締結されている。
他方、アーム部53bでモータジェネレータ9の前後の下リブ67を外側から挟み、第2下ブラケット53の前後アーム部53bと、前後の第2下リブ67と第1ブラケット52とを第3下ボルト69及びナット70で共締めしている。なお、下第1ブラケット52は、前後下リブ67に対して回動が許容される状態であってもよい。
(3).まとめ
モータジェネレータ9には、発電機としての駆動及びモータとしての駆動により、シリンダブロック2に引き付けようとする力と、シリンダブロック2から引き離そうとする力が作用する。また、モータジェネレータ9のプーリ15は、機関本体1に対するモータジェネレータ9の取り付け部(上下のブラケット51〜53の部位)からはみ出ているので、第1クランクプーリ18の駆動により、モータジェネレータ9には平面視で捩じるような外力(モーメント)も作用する。
しかるに、本実施形態では、まず、上ブラケット51について述べると、上ブラケット51はシンリダヘッド3とフロントカバー5とに直交した2つの側面が重なっているため、前後左右のいずれの方向にもずれ難いと共に捩じりに対しても高い抵抗を発揮し、しかも、姿勢が直交した2本の上ボルト55,58で締結されているため、極めて高い締結強度を確保できる。
更に述べると、上ブラケット51を機関本体1から離反させようとする外力に対しては、荷重は第2上ボルト58に対してせんだん力(或いは曲げ力)として作用するため、第1上ボルト55のみの締結である場合に比べて、極めて高い抵抗を発揮する(つまり、上第2ボルト58には、ねじ山には外力は掛からずに、軸を曲げようとする外力がかかるため、強度は格段に優れている。)。
また、上ブラケット51はフロントカバー5の外面よりも内側(シリンダヘッド3の側に位置しているので、モータジェネレータ9は、プーリ15がフロントカバー5の外面にできるだけ近づくように配置できる。従って、モータジェネレータ9が出っ張ることを抑制して、機関のコンパクト化に貢献できる。しかも、第1クランクプーリ18はできるだけフロントカバー5の外面に近付けて配置できるため、クランク軸8に作用するモーメントを抑制できるみならず、第1ベルト19を介してモータジェネレータ9に作用するモーメントも抑制できる。
更に、フロントカバー5は、その外周部がシリンダヘッド3及びシリンダブロック2にボルト4で固定されていて、フロントカバー5の張り出し部56は前後方向の荷重が掛かってもきわめて変形し難い構造になっているため、上ブラケット51をしっかりと固定できるのである。
更に述べると、上ブラケット51はブロック状の形態であって変形し難い構造であり、このブロック状の上ブラケット51がフロントカバー5の張り出し部56とシリンダヘッド2とに固定されているため、いわば、フロントカバー5の張り出し部56が上ブラケット51を介してシリンダヘッド3に固定されたのと同じ状態になっている。このため、上ブラケットの固定強度も格段に高く、従って、重くて大きな荷重がかかるモータジェネレータ9であっても安定的に吊支できる。
なお、上ブラケット51はフロントカバー5の補強機能も発揮するが、張り出し部56は、第2ベルト21の長手方向に向いてウォータポンプ11の外側に位置しているため、ウォータポンプ11の変形を抑制する効果もある。
他方、下ブラケット52,53について述べると、2つの下ブラケット52,53も、姿勢が異なる(互いに直交した)ボルト66,68でシリンダブロック2に締結されているため、機関本体1に対して遠近させる外力に対しても捩じりに対しても、極めて高い抵抗を発揮して、高い締結強度を確保できる。
また、モータジェネレータ9の下部には、発電機としての駆動とモータとしての駆動とにより、シリンダブロック2に押し近付ける外力と引き離す外力とが作用するが、いずれの外力に対しても、第2及び第3の下ボルト66,69が曲げ応力によって抵抗として作用するため、高い強度を確保できる。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、上ブラケットを使用して固定する補機はモータジェネレータには限らないのであり、オルタネータ等の各種の補機を吊支できる。上ブラケットは、シリンダブロックとフロントカバーに固定したり、シリンダブロックとシリンダヘッドとフロントカバーとの三者に固定したりすることも可能である。
本願発明は、車両用内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
5 機関本体としてのフロントカバー
9 補機の一例としてのモータジェネレータ
10 エアコン用コンプレッサ
15 モータジェネレータのプーリ
18 第1クランクプーリ(請求項のクランクプーリ)
19 第1ベルト
51 上ブラケット
52,53 下ブラケット
54 シリンダヘッドに設けた上ブラケット固定用の突部
55,58 上ブラケットを固定しているボルト
56 フロントカバーの張り出し部

Claims (1)

  1. シリンブロック及びシリンダヘッドの一端面に固定されたフロントカバーからクランク軸の一端部を突出させ、前記クランク軸の一端部にクランクプーリが固定されている一方、前記シリンダブロックのうちクランク軸の軸線方向に長い一側面の外側に、前記クランクプーリで駆動される補機を、その回転軸が前記クランク軸と平行に延びるように配置しており、前記補機は、前記シリンダヘッドとフロントカバー、又はシリンダブロックとフロントカバーとに固定された上ブラケットにて吊支されている構成であって、
    前記フロントカバーのうち少なくとも前記上ブラケットを設けている部分を前記シリンダヘッド又はシリンダブロックの一側面から突出したはみ出し部と成しており、前記上ブラケットを、前記クランク軸と直交した方向に向いたボルトで前記シリンダヘッド又はシリンダブロックに固定すると共に、前記クランク軸と平行なボルトで前記フロントカバーのはみ出し部に固定している、
    内燃機関。
JP2014070391A 2014-03-28 2014-03-28 内燃機関 Active JP6258750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014070391A JP6258750B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014070391A JP6258750B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015190449A true JP2015190449A (ja) 2015-11-02
JP6258750B2 JP6258750B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=54425137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014070391A Active JP6258750B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6258750B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7302870B2 (ja) 2019-12-24 2023-07-04 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07259578A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Honda Motor Co Ltd エンジン用エンドカバー装置
JP2001193473A (ja) * 2000-01-13 2001-07-17 Suzuki Motor Corp エンジンの補機取付構造
JP2002332866A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Honda Motor Co Ltd 補機の取付け構造
JP2003148162A (ja) * 2001-11-07 2003-05-21 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の補機取付構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07259578A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Honda Motor Co Ltd エンジン用エンドカバー装置
JP2001193473A (ja) * 2000-01-13 2001-07-17 Suzuki Motor Corp エンジンの補機取付構造
JP2002332866A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Honda Motor Co Ltd 補機の取付け構造
JP2003148162A (ja) * 2001-11-07 2003-05-21 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の補機取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6258750B2 (ja) 2018-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6625407B2 (ja) ベルトテンショニング装置
JP6682560B2 (ja) ベルトテンショナ
JP6258749B2 (ja) 車両用内燃機関
JP5807731B1 (ja) エンジンのベルト張力調整装置
JP6258750B2 (ja) 内燃機関
JP2007198160A (ja) エンジンの補機取付構造
US20140187365A1 (en) V-belt type continuously variable transmission
JP6355193B2 (ja) 車両用内燃機関
JP2012163011A (ja) 補機支持用ブラケット
JP3845291B2 (ja) アイドラプーリの取付構造
JP6452191B2 (ja) 車両用内燃機関
JP6355192B2 (ja) 車両用内燃機関
JP6270590B2 (ja) 車両用内燃機関
JP6501182B2 (ja) 内燃機関
JP2015025538A (ja) 内燃機関用のベルトテンショナ
JP4292101B2 (ja) 内燃機関
JP2021063490A (ja) エンジンのチェーンカバー構造
JP6657632B2 (ja) パワーユニットの支持構造
JP5912736B2 (ja) 内燃機関
JP7347107B2 (ja) エンジンのチェーンカバー構造
JP3881870B2 (ja) テンショナの取付構造
JP5661436B2 (ja) 流体機械
CN209278424U (zh) 一种便于安装的自动张紧器
JP4591199B2 (ja) 可変圧縮比エンジン
JP7205095B2 (ja) 車両用内燃機関のテンショナユニットの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6258750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250