JP2015190163A - 免震基礎の構築方法 - Google Patents
免震基礎の構築方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015190163A JP2015190163A JP2014067287A JP2014067287A JP2015190163A JP 2015190163 A JP2015190163 A JP 2015190163A JP 2014067287 A JP2014067287 A JP 2014067287A JP 2014067287 A JP2014067287 A JP 2014067287A JP 2015190163 A JP2015190163 A JP 2015190163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foundation
- base
- base plate
- seismic isolation
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000002955 isolation Methods 0.000 title claims abstract description 74
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims abstract description 18
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims abstract description 33
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 abstract description 9
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Foundations (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
【解決手段】免震基礎の構築方法は、建物3のマットスラブ5上に、下側ベースプレート30が打ち込まれた免震基礎1を構築する。下側ベースプレート30には、アンカー筋33が取り付けられる。この免震基礎の構築方法は、マットスラブ5を構築する前に、マットスラブ5の底面の捨てコンクリート6上に架台60を建て込むステップS1と、架台60にマットスラブ5のスラブ上端筋51および免震基礎1の補強筋20を仮固定するステップS2と、マットスラブ5および免震基礎1のコンクリートを打設するステップS3〜S5と、を備える。
【選択図】図3
Description
具体的には、スラブおよび免震基礎は、鉄筋コンクリート造であり、この免震基礎には、アンカー筋が取り付けられたベースプレートが打ち込まれる。免震装置は、この免震基礎のベースプレート上に設置される。
まず、スラブを配筋して、このスラブのコンクリートを打設する。次に、スラブ上に、免震基礎を配筋し、この免震基礎の上端部に、アンカー筋を取り付けたベースプレートを設置し、この状態で、免震基礎の高流動コンクリートを打設する。
まず、スラブを配筋する。
次に、免震基礎を配筋して、ベースプレートを設置する。ここで、ベースプレートの水平面内での位置は決定しているので、ベースプレートのアンカー筋とマットスラブの主筋とが干渉する場合には、マットスラブの鉄筋をずらして、ベースプレートを設置する。
その後、マットスラブおよび免震基礎のコンクリートを打設する。
前記基礎および免震基礎のコンクリートを打設する工程(例えば、後述のステップS3〜S5)と、を備えることを特徴とする。
次に、基礎のうち免震基礎が取り付く部分を基礎欠き込み部とし、この基礎欠き込み部を除いて基礎のコンクリートを打設する。
次に、基礎欠き込み部のコンクリート表面に、アンカー筋を取り付けたベースプレートを設置する。このとき、高さ調整治具でベースプレートの高さ位置を調整する。
そして、基礎欠き込み部および免震基礎のコンクリートを打設する。
図1は、本発明の一実施形態に係る免震基礎の構築方法により構築される免震基礎1の縦断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。なお、図1では、理解の容易のため、位置決め鉄筋63の表示を省略している。
免震基礎1は、免震装置10を介して基礎2で建物3を支持する免震構造に用いられる。基礎2は、杭4と、この杭4の杭頭部に設けられたマットスラブ5と、を備える。
免震基礎1は、鉄筋コンクリート造であり、マットスラブ5の上に設けられて、杭4の直上に位置している。
積層ゴム12は、鋼板とゴムとが交互に積層されたものである。
上下のフランジ11、13には、周縁部に沿って所定間隔おきに、ボルトを挿通するためのボルト挿通孔が設けられている。
また、免震基礎1の上面には、矩形状の下側ベースプレート30が打ち込まれている。この下側ベースプレート30の中央部には、コンクリート打設用の貫通孔31が形成されるとともに、下側ベースプレート30の周縁部には、貫通孔31を中心とする円環状の所定間隔おきに、雌ねじ部32が設けられている。この雌ねじ部32の下端には、下方に延びるアンカー筋33が取り付けられている。
スラブ下端筋50は、格子状にシングル配筋されており、スラブ上端筋51は、格子状にダブル配筋されている。
架台60は、マットスラブ5の底面の捨てコンクリート6の上に立設けられた複数の鉛直部材61と、これら鉛直部材61の頂部同士を連結して水平に延びる水平部材62と、水平部材62に設けられてマットスラブ5のスラブ上端筋51を位置決めする複数本の位置決め鉄筋63と、鉛直部材61同士を連結して斜めに延びるブレース64と、捨てコンクリート6から斜めに延びて鉛直部材61に連結される控え65と、を備える(図4、5参照)。
位置決め鉄筋63は、スラブ上端筋51を配筋するためのガイドとなるものである。この位置決め鉄筋63は、図4および図5にも示すように、略鉛直に延びており、水平部材62の所定位置に溶接固定されている。これら位置決め鉄筋63の位置は、スラブ上端筋51が下側ベースプレート30のアンカー筋33およびスタッドボルト34に干渉しないように、下側ベースプレート30の設計図や配置図に基づいて決定する。具体的には、下側ベースプレート30のアンカー筋33の位置を架台に墨出しして、このアンカー筋33の位置を避けてスラブ上端筋51が配筋されるように、位置決め鉄筋63の位置を決定する。
まず、マットスラブ5を構築するための捨てコンクリート6が打設された状態とする。この捨てコンクリート6は、マットスラブ5の底面となる。
具体的には、マットスラブ5のスラブ下端筋50、マットスラブ5のスラブ上端筋51、免震基礎1の補強筋20の順に下側の鉄筋から配筋する。
このとき、スラブ上端筋51および補強筋20は、架台60に仮固定する。
また、マットスラブ5のスラブ上端筋51は、架台60の位置決め鉄筋63をガイドとして、この位置決め鉄筋63の側面に当接するように配筋する。
具体的には、欠き込み部7のコンクリート表面に高さ調整治具70を設ける。
図7は、高さ調整治具70の斜視図である。
高さ調整治具70は、治具本体71と、鉛直方向に延びて治具本体71に螺合されたボルト72と、欠き込み部7に打ち込まれたアンカー74から治具本体71を支持する控え73と、を備える。ボルト72は、上端でベースプレート30を支持しており、このボルト72を回転させて、このボルト72の治具本体71からの突出寸法を調整することで、ベースプレート30の高さ位置を調整する。
(1)位置決め鉄筋63をガイドとして、マットスラブ5のスラブ上端筋51を配筋することで、マットスラブ5のスラブ上端筋51を下側ベースプレート30のアンカー筋33に干渉しない位置に配筋できるから、従来のように基礎の鉄筋をずらす必要がなくなり、下側ベースプレート30のアンカー筋33が長くても、容易に免震基礎1に下側ベースプレート30を打ち込むことができる。
2…基礎
3…建物
4…杭
5…マットスラブ
6…捨てコンクリート
7…欠き込み部
10…免震装置
11、13…フランジ
12…積層ゴム
16、17…ボルト
20…補強筋
30…下側ベースプレート
31…貫通孔
32…雌ねじ部
33…アンカー筋
34…スタッドボルト
40…上側ベースプレート
50…スラブ下端筋
51…スラブ上端筋
60…架台
61…鉛直部材
62…水平部材
63…位置決め鉄筋
64…ブレース
65…控え
70…調整治具
71…治具本体
72…ボルト
73…控え
74…アンカー
Claims (3)
- 構造物の基礎上に、ベースプレートが打ち込まれた免震基礎を構築する方法であって、
前記ベースプレートには、アンカー筋が取り付けられ、
前記基礎を構築する前に、当該基礎の底面上に架台を建て込む工程と、
当該架台に前記基礎の鉄筋および前記免震基礎の鉄筋を仮固定する工程と、
前記基礎および免震基礎のコンクリートを打設する工程と、を備えることを特徴とする免震基礎の構築方法。 - 前記架台は、前記基礎の底面上に立設けられた複数の鉛直部材と、
当該鉛直部材同士を連結する水平部材と、
前記水平部材に設けられて前記基礎の鉄筋を位置決めする位置決め鉄筋と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の免震基礎の構築方法。 - 前記基礎および免震基礎のコンクリートを打設する工程は、
前記基礎のうち前記免震基礎が取り付く部分を基礎欠き込み部とし、当該基礎欠き込み部を除いて前記基礎のコンクリートを打設する工程と、
前記基礎欠き込み部のコンクリート表面に高さ調整治具を設けて、当該高さ調整治具により、アンカー筋を取り付けたベースプレートの高さを調整して支持する工程と、
前記基礎欠き込み部および免震基礎のコンクリートを打設する工程と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の免震基礎の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014067287A JP6357332B2 (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 免震基礎の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014067287A JP6357332B2 (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 免震基礎の構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015190163A true JP2015190163A (ja) | 2015-11-02 |
JP6357332B2 JP6357332B2 (ja) | 2018-07-11 |
Family
ID=54424905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014067287A Active JP6357332B2 (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 免震基礎の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6357332B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018003499A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 大成建設株式会社 | 免震基礎構造の構築方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4599834A (en) * | 1983-10-27 | 1986-07-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Seismic isolator |
JPH0821126A (ja) * | 1994-07-08 | 1996-01-23 | Yuuseidaijin | 免震装置取付用架台装置 |
JPH10292688A (ja) * | 1997-02-20 | 1998-11-04 | Kouji Kagetani | 扉の施解錠方法 |
JPH10292390A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-11-04 | Kajima Corp | 免震装置用アンカーボルトの設置方法 |
JP2001355349A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Okabe Co Ltd | 免震装置の設置方法及びその設置装置 |
JP2006249784A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Taisei Corp | 免震建物の基礎構造及びその構築方法 |
JP2013204364A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Fujita Corp | 免震装置を鉄筋コンクリート造構造物に接合するための接合構造 |
-
2014
- 2014-03-27 JP JP2014067287A patent/JP6357332B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4599834A (en) * | 1983-10-27 | 1986-07-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Seismic isolator |
JPH0821126A (ja) * | 1994-07-08 | 1996-01-23 | Yuuseidaijin | 免震装置取付用架台装置 |
JPH10292688A (ja) * | 1997-02-20 | 1998-11-04 | Kouji Kagetani | 扉の施解錠方法 |
JPH10292390A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-11-04 | Kajima Corp | 免震装置用アンカーボルトの設置方法 |
JP2001355349A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Okabe Co Ltd | 免震装置の設置方法及びその設置装置 |
JP2006249784A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Taisei Corp | 免震建物の基礎構造及びその構築方法 |
JP2013204364A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Fujita Corp | 免震装置を鉄筋コンクリート造構造物に接合するための接合構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018003499A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 大成建設株式会社 | 免震基礎構造の構築方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6357332B2 (ja) | 2018-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6111922B2 (ja) | 柱脚補強方法及び装置 | |
JP2018115489A (ja) | アンカーフレームとこれを用いた鉄骨造構造物の建築方法 | |
JP2008014083A (ja) | 桟橋の構築方法 | |
JP6046984B2 (ja) | 免震基礎の施工方法及びプレキャストコンクリートフーチング | |
JP2016180249A (ja) | プレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法及び杭頭部支持構造 | |
JP6632290B2 (ja) | 鋼製柱の脚部構造及び鋼製柱脚部の施工方法 | |
JP6357332B2 (ja) | 免震基礎の構築方法 | |
JP2015101823A (ja) | 位置決め部材および建方方法 | |
JP6849491B2 (ja) | 鉄骨柱の露出型柱脚構造及びその施工方法 | |
JP2015040420A (ja) | ベースプレート位置調整システム | |
JP2020026634A (ja) | 免震上部基礎構造及びその作製方法、フーチング構造体、並びに免震基礎の施工方法 | |
JP2015055079A (ja) | アンカーフレーム及びこれを用いたアンカー構造体の構築方法 | |
JP2017203303A (ja) | 複合基礎構造の構築方法 | |
JP2017203302A (ja) | 複合基礎構造の構築方法 | |
JP2012067441A (ja) | アンカーボルトの設置方法 | |
JP5828572B2 (ja) | 鉄骨柱の建方方法 | |
JP2009299419A (ja) | 型枠の位置ずれ防止施工方法及び施工冶具 | |
JP5056534B2 (ja) | 水勾配床の構造物据付け方法 | |
JP2016172982A (ja) | 複合構造における仕口鉄骨の固定方法、仕口の構築方法と仕口構造、アンカーボルト固定治具 | |
JP2016153559A (ja) | 木造建築物の施工方法及び該施工方法に用いる基礎部材 | |
JP6454591B2 (ja) | 免震基礎構造の構築方法 | |
JP7165548B2 (ja) | 免震基礎構造およびその構築方法 | |
JP2018115473A (ja) | 免震構造物の施工方法及び免震構造物 | |
US20240247457A1 (en) | Foundation construction method and anchor support | |
JP2021071011A (ja) | 基礎の施工方法及び基礎 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180618 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6357332 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |