JP2015189358A - 作業機用指示装置及び作業機用指示装置を備えた作業機 - Google Patents

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【課題】方向指示具の単独操作に基づく指示灯の点滅動作及びハザード指示具の単独操作に基づく指示灯の点滅動作を行え、且つ、方向指示具による点滅動作の優先或いは、ハザード指示具による点滅動作の優先も行うことができるようにする。【解決手段】一対の指示灯23L、23Rを少なくとも点滅させるための点滅信号を発生する信号発生部21と、方向指示具28L、28Rの操作に基づく指示灯23L、23Rの点滅動作と、ハザード指示具27の操作に基づく指示灯23L、23Rの点滅動作とのいずれかを優先させる優先設定部22とを備え、信号発生部21と一対の指示灯23L、23Rとのそれぞれの間には、優先設定部22からの制御信号に基づいてオン又はオフする切替部24L、24Rが接続されていることを特徴とする作業機用指示装置。【選択図】図1

Description

本発明は、方向指示具の操作に基づいて指示灯を点滅させると共に、ハザード指示具の操作に基づいて指示灯を点滅させる作業機用指示装置及び作業機用指示装置を備えた作業機に関するものである。
従来、ホイルローダ、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等の作業機には、点滅により方向指示を行ったり、ハザード点灯を行う指示灯が設けられている。この指示灯は、方向指示具の操作やハザード指示具の操作によって点滅を行うが、方向指示具とハザード指示具との両方を操作することがあるため、作業機には、方向指示を優先するか或いはハザードを優先するかという優先回路が設けられている。優先回路の技術として特許文献1に示すものがある。
この特許文献1の作業車のウィンカ回路構造では、車体の左右両側に配設したターンシグナルランプと、自動点滅駆動回路に接続されたハザードスイッチ及びウィンカスイッチとの間に、ハザードスイッチの操作がウィンカスイッチに優先するハザード優先回路と、ウィンンカスイッチの操作が前記ハザードスイッチに優先するウインカ優先回路を選択的に接続できるように構成している。
特開平07−223485号公報
特許文献1では、自動点滅駆動回路から出力された信号をハザード優先回路及びウインカ優先回路に入力していたため、各回路による優先動作は可能であるものの、例えば、ハザードスイッチの操作に独立してウィンカを点滅させるためには、優先回路とは別に別途点滅用の回路が必要であった。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、方向指示具の単独操作に基づく指示灯の点滅動作及びハザード指示具の単独操作に基づく指示灯の点滅動作を行え、且つ、方向指示具による点滅動作の優先或いは、ハザード指示具による点滅動作の優先も行うことができる作業機用指示装置及び作業機用指示装置を備えた作業機を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明は、一対の指示灯を少なくとも点滅させるための点滅信号を発生する信号発生部と、方向指示具の操作に基づく前記指示灯の点滅動作と、ハザード指示具の操作に基づく前記指示灯の点滅動作とのいずれかを優先させる優先設定部とを備え、前記信号発生部と前記一対の指示灯とのそれぞれの間には、前記優先設定部からの制御信号に基づいてオン又はオフする切替部が接続されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記優先設定部は、前記ハザード指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作を、前記方向指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作よりも優先するハザード優先設定部であって、前記ハザード優先設定部は、前記ハザード指示具の操作が行われた際に、前記一対の切替部をオンする制御信号を出力することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記優先設定部は、前記方向指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作を、前記ハザード指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作よりも優先するウインカ優先設定部であって、前記ウインカ優先設定部は、前記方向指示具の操作が行われた際に、前記一対の切替部のうち、前記方向指示具の操作に対応する指示灯に接続された切替部をオンする制御信号を出力することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記信号発生部は、前記指示灯の断線を検出する断線検出部を備え、当該信号発生部は、前記断線検出部により断線を検出した際には、前記指示灯を点
滅させる間隔を、方向指示具又はハザード指示具の操作による点滅の間隔とは異ならせることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、作業機用指示装置を備えた作業機であって、前記信号発生部、優先設定部及び一対の切替部は、ハーネスにより接続されており、前記ハーネスは、前記優先設定部がハザード優先設定部である場合に接続する第1接続部と、前記優先設定部がウインカ優先設定部である場合に接続する第2接続部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、信号発生部と一対の指示灯とのそれぞれの間には、優先設定部からの制御信号に基づいてオン又はオフする切替部が設けられている。それゆえ、一対の切替部のいずれかを方向指示具に応じてオンすることによって、方向指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作(ウインカ点滅)を行うことができる。また、一対の切替部の両方をハザード指示具に応じてオンすることにより、ハザード指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作(ハザード点滅)を行うことができる。しかも、ウインカ点滅をハザード点滅よりも優先するという「ウインカ優先」と、ハザード点滅をウインカ点滅よりも優先するという「ハザード優先」も行うことができる。つまり、ウインカ優先やハザード優先だけでなく、通常行うウインカ点滅やハザード点滅も行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、一対の切替部をオンする制御信号を出力することによって、ハザード優先を行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、一対の切替部のうち、方向指示具に対応する指示灯に接続された切替部をオンすることにより、ウインカ優先を行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、「ウインカ優先」或いは「ハザード優先」による指示灯の点滅に加えて、指示灯の断線を検出した場合には、外部に指示灯が断線したことをお知らせすることができる。
請求項5に係る発明によれば、作業機の向け先(出荷先)に応じて、ハザード優先設定部、或いは、ウインカ優先設定部をハーネスに選択的に接続することができる。即ち、ハザード優先設定部の専用のハーネスやウインカ優先設定部の専用のハーネスを必要としないため、製造コストを低減することができると共に、両者を簡単に接続することができる。
第1実施形態における作業機用指示装置の構成図である。 信号発生部、ハザード優先設定部及びウインカ優先設定部をハーネスに接続する接続図である。 第2実施形態における作業機用指示装置の構成図である。 ホイールローダの全体側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図4は、本発明の作業機用指示装置を搭載したホイルローダの全体を示している。
まず、作業機として、ホイルローダを例にあげ説明する。なお、作業機は、ホイルローダに限定されず、スキッドステアローダ(SSL)、コンパクトトラックローダ(CTL)であっても、その他の作業機であってもよい。
図4に示すように、ホイールローダ1はアーティキュレート式の作業機であり、走行機体1Aと、作業装置1B(フロント作業装置)とが設けられている。走行機体1Aは、前部機体2と後部機体3とから構成されている。前部機体2には左右一対の前輪5が設けられ、後部機体3には左右一対の後輪6が設けられている。
後部機体3の前端側には連結部材4が前後方向の軸心回りに所定範囲回転自在に設けられ、この連結部材4に前部機体2の後端側が上下方向の軸心回りに左右揺動自在に連結されている。
連結部材4と前部機体2とにわたって油圧シリンダからなるステアリングシリンダ7が設けられ、このステアリングシリンダ7を伸縮させることにより、後部機体3に対して前
部機体2が左右に揺動してホイールローダ1が左右に旋回可能とされている。
作業装置1Bは、左右一対のリフトアーム9とバケット10とを有する。左右のリフトアーム9は、その基端側が前部機体2に設けた支持フレーム11に左右方向の軸心回りに回転自在に支持されていて、上下揺動可能とされている。バケット10は、左右リフトアーム9の先端側に左右方向の軸心回りに揺動自在に枢支連結されている。左右リフトアーム9はリフトシリンダ12によって駆動され、バケット10はバケットシリンダ13によって駆動される。これらリフトシリンダ12及びバケットシリンダ13は油圧シリンダによって構成されている。また、バケット10は着脱自在に設けられていて、バケット10の代わりに、スイーパー、モアー、ブレーカ等のアタッチメントをリフトアーム9の先端側に取り付け可能とされている。
後部機体3には、運転席14と、運転席保護装置としての4柱式のキャノピ15と、前記ステアリングシリンダ7を操作するステアリングホイール16と、作業装置1Bを操作する作業装置用操作レバー17と、エンジン18(ディーゼルエンジン)とが設けられている。
なお、ホイールローダ1には、エンジン18の動力により作動する油圧ポンプが設けられている。油圧ポンプは、ホイールローダ1に装備された油圧アクチュエータ(ステアリングシリンダ7、リフトシリンダ12、バケットシリンダ13等)やバケット10の代わりに装着されるアタッチメントの油圧アクチュエータに作動油を供給し、これにより油圧アクチュエータを作動させる。また、ホイールローダ1には、HST(静油圧式トランスミッション)が備えられ、HSTからの動力によって、前輪5及び後輪6が駆動するようになっている。
図1は、ホイールローダ1に装着された作業機用指示装置を示している。
図1に示すように、作業機用指示装置20は、ホイルローダ1の走行車体1A等に装着された左右一対の指示灯23L、23Rの点滅などを制御する装置である。なお、ホイルローダ1等の作業機には、前部に左右一対の指示灯23L、23Rを設け、後部に左右一対の指示灯23L、23Rを設けるが、この実施形態では、前部及び後部の指示灯23L、23Rが同時に作動するものとして説明を続ける。
作業機用指示装置20は、信号発生部21と、優先設定部22とを備えている。
信号発生部21は、指示灯23L、23Rを点滅させるための点滅信号、例えば、パルス信号を発生するもので、電気電子回路等で構成されている。この信号発生部21の出力端子は、左側の指示灯23Lに点滅信号を出力する左出力端子21Lと、右側の指示灯23Rに点滅信号を出力する右出力端子21Rとを備えている。
信号発生部21には、2つの切替部24L、24Rが接続されている。各切替部24L、24Rは、オン又はオフするスイッチ25と、このスイッチ25を作動させるコイル26とを備えたリレー装置で構成されている。
詳しくは、信号発生部21の左出力端子21Lには、第1の切替部24L(以降、第1切替部という)のスイッチ25の一端が接続され、信号発生部21の右出力端子21Rには、第2の切替部24R(以降、第2切替部という)のスイッチ25の一端が接続されている。また、第1切替部24Lのスイッチ25の他端には、指示灯23Lが接続され、第2切替部24Rのスイッチ25の他端には、指示灯23Rが接続されている。
したがって、第1切替部24Lのスイッチ25がオンとなっている場合は、信号発生部21から出力した点滅信号によって指示灯23Lが点滅する。第2切替部24Rのスイッチ25がオンとなっている場合は、信号発生部21から出力した点滅信号によって指示灯23Rが点滅する。
優先設定部22には、左右或いは上下に揺動自在な方向指示具28L、28R、即ち、ウインカ指示器が接続されている。また、優先設定部22には、例えば、プッシュ型等のスイッチで構成されたハザード指示具27とが接続されている。優先設定部22は、方向指示具28L、28Rの操作による指示灯23L、23Rの点滅動作と、ハザード指示具27の操作による指示灯23L、23Rの点滅動作とのいずれかを優先させるもので、電気電子回路等で構成されている。
優先設定部22は、ハザード優先設定部、或いは、ウインカ優先設定部である。
まず、優先設定部22がハザード優先設定部である場合での構成及び動作について説明する。
ハザード優先設定部は、ハザード指示具27の操作に基づく指示灯23L、23Rの点滅動作を、方向指示具28L、28Rの操作に基づく指示灯23L、23Rの点滅動作よりも優先するものである。
詳しくは、ハザード優先設定部は、ハザード指示具27のみから操作信号(オン操作信号)が入力された場合(ハザード指示具27の単独操作の場合)は、第1切替部24L及び第2切替部24Rの両者のコイル26を励磁してスイッチ25をオンする制御信号(第1切替部24L及び第2切替部24Rをオンする制御信号)を出力し、指示灯23L、23Rを信号発生部21の点滅信号により点滅させる。
また、ハザード優先設定部は、方向指示具28L、28Rのみから操作信号(オン操作信号)が入力された場合(方向指示具28L、28Rの単独操作の場合)は、方向指示具28L、28Rの操作に応じて、第1切替部24L又は第2切替部24Rをオンする制御信号を出力し、指示灯23L、23Rのいずれかを信号発生部21の点滅信号により点滅させる。例えば、方向指示具28Lが操作された操作信号が入力された場合は、方向指示具28Lに対応する第1切替部24Lのコイル26に、当該第1切替部24Lをオンする制御信号を出力する。また、方向指示具28Rが操作された操作信号が入力された場合は、方向指示具28Rに対応する第2切替部24Rのコイル26に、当該第2切替部24Rをオンする制御信号を出力する。
即ち、ハザード優先設定部は、ハザード指示具27と、方向指示具28L、28Rとの操作が重ならない場合には、それぞれの操作に応じた制御信号を第1切替部24L又は第2切替部24Rに出力する。
さて、ハザード優先設定部は、ハザード指示具27の操作信号が入力されている状況で、方向指示具28L、28Rから操作信号が入力された場合は、方向指示具28L、28Rの操作信号に基づく制御は行わず、ハザード指示具27の操作信号を優先して、第1切替部24L及び第2切替部24Rをオンする制御信号の出力を継続する。即ち、ハザード優先設定部は、ハザード指示具27が操作された状況では、方向指示具28Lや方向指示具28Rが操作されたとしても、方向指示具28L、28Rの操作に基づいた制御信号の出力は行わない。
また、ハザード優先設定部は、方向指示具28L、28Rの操作信号が入力されている状況で、ハザード指示具27の操作信号が入力された場合は、方向指示具28L、28Rの操作信号に基づく制御信号の出力は停止し、ハザード指示具27の操作信号を優先して、第1切替部24L及び第2切替部24Rをオンする制御信号を出力する。即ち、ハザード優先設定部は、方向指示具28Lや方向指示具28Rが操作された状況で、ハザード指示具27が操作された場合は、ハザード指示具27の操作に基づいた制御信号の出力を行う。
以上のように、優先設定部22がハザード優先設定部である場合には、ハザード指示具27及び方向指示具28L、28Rが単独で操作されている状況下では、これらの指示具に応じた制御を行う。また、方向指示具28L、28Rが操作されている状況下でハザード指示具27が操作された場合には、ハザード点滅を優先させる。
次に、優先設定部22がウインカ優先設定部の場合について説明する。
ウインカ優先設定部は、方向指示具28L、28Rの操作に基づく指示灯23L、23Rの点滅動作を、ハザード指示具27の操作に基づく指示灯23L、23Rの点滅動作よりも優先するものである。
詳しくは、ウインカ優先設定部は、方向指示具28L、28Rのみから操作信号(オン操作信号)が入力された場合は、方向指示具28L、28Rの操作に応じて、第1切替部24L又は第2切替部24Rをオンする制御信号を出力し、指示灯23L、23Rのいずれかを信号発生部21の点滅信号により点滅させる。例えば、方向指示具28Lが操作された操作信号が入力された場合は、第1切替部24Lをオンする制御信号を出力する。ま
た、方向指示具28Rが操作された操作信号が入力された場合は、第2切替部24Rをオンする制御信号を出力する。
また、ウインカ優先設定部は、ハザード指示具27のみから操作信号(オン操作信号)が入力された場合は、第1切替部24L及び第2切替部24Rの両者のコイル26を励磁する制御信号(第1切替部24L及び第2切替部24Rをオンする制御信号)を出力し、指示灯23L、23Rを信号発生部21の点滅信号により点滅させる。
さて、ウインカ優先設定部は、方向指示具28L、28Rの操作信号が入力されている状況で、ハザード指示具27から操作信号が入力された場合は、ハザード指示具27の操作信号による制御は行わず、方向指示具28L、28Rの操作信号を優先して、第1切替部24L又は第2切替部24Rをオンする制御信号の出力を継続する。即ち、ウインカ優先設定部は、方向指示具28L、28Rが操作されている状況では、ハザード指示具27が操作されたとしても当該ハザード指示具27の操作に基づく制御信号の出力は行わない。
また、ウインカ優先設定部は、ハザード指示具27の操作信号が入力されている状況で、方向指示具28L、28Rから操作信号が入力された場合は、ハザード指示具27の操作信号の出力は停止し、方向指示具28L、28Rの操作信号を優先して、第1切替部24L又は第2切替部24Rをオンする制御信号を出力する。即ち、ウインカ優先設定部は、ハザード指示具27が選択された状況下で、方向指示具28Lや方向指示具28Rが操作された場合は、当該方向指示具28Lや方向指示具28Rの操作に基づいた制御信号の出力を行う。
このように、優先設定部22がウインカ優先設定部である場合には、ハザード指示具27及び方向指示具28L、28Rが単独で操作されている状況下では、これらの指示具に応じた制御を行う。また、ハザード指示具27が操作されている状況下で方向指示具28L、28Rが操作された場合は、ウインカ点滅を優先させる。
上述した信号発生部21は、ウインカ点滅やハザード点滅を行うために点滅信号を出力するものであるが、これに加え、指示灯23L、23Rの断線、即ち、玉切れを検出する断線検出部30を備えていてもよい。断線検出部30は、例えば、指示灯23L、23Rに流れる電流を監視して、電流が所定値以下になったとき、断線と判定する。断線検出部30で断線を検出した場合には、信号発生部21は、点滅信号(パルス信号)のオンの間隔を、断線が発生していないときよりも短くする。これにより、断線後における方向指示具28L、28R又はハザード指示具27の操作による点滅の間隔は、断線前における方向指示具28L、28R又はハザード指示具27の操作による点滅の間隔よりも短くなるため、方向指示具28L、28R又はハザード指示具27による点滅を許容しつつも、点滅の間隔から指示灯23L、23Rが断線していることを把握することができる。なお、上述した実施形態では、断線時の点滅信号(パルス信号)のオンの間隔を、断線が発生していないときよりも短くしていたが、これに代え、断線が発生していないときよりも長くしてもよい。即ち、断線時に指示灯23L、23Rを点滅させる間隔を、非断線時に指示灯23L、23Rを点滅させる間隔とは異なるようにすればよい。
図2は、信号発生部、ハザード優先設定部、ウインカ優先設定部、切替部等をハーネスで接続した場合の接続図である。この接続図においては、説明の便宜上、ハザード優先設定部を「22A」、ウインカ優先設定部を「22B」と表記する。また、ハーネスの部分は、太線で示すこととする。
図2に示すように、ハーネスHには、信号発生部21と、ハザード優先設定部22A、ウインカ優先設定部22Bと、第1切替部24L及び第2切替部24Rを有する切替部24とを接続可能である。
詳しくは、信号発生部21の左出力端子21L及び右出力端子21Rは、コネクタAを介してハーネスHに接続されている。また、ハザード優先設定部22Aの入力側端子P1、P2、P3及び出力端子O1、O2は、コネクタBを介してハーネスHに接続可能である。ウインカ優先設定部22Bの入力側端子P4、P5、P6及び出力端子O3、O4は、コネクタCを介してハーネスHに接続可能である。切替部24の入力端子P10、P1
1、P12、P13及び出力端子O10、O11、O12、O13は、コネクタDを介してハーネスHに接続可能である。
このように、ハーネスHは、ハザード優先設定部22A及びウインカ優先設定部22Bを装着可能な共通ハーネスとなっている。即ち、ハーネスHは、信号発生部21、優先設定部22、一対の切替部24L、24Rを接続可能であって、ハザード優先設定部22Aを接続する第1接続部(コネクタB)と、ウインカ優先設定部22Bを接続する第2接続部(コネクタC)とを備えている。
したがって、作業機(ホイールローダ)の出荷先に応じて、ハザード優先設定部22A及びウインカ優先設定部22Bのいずれかを作業機(ホイルローダ)に組み込むことができる。例えば、欧州及び日本では「ハザード優先」とされ、北米では「ウィンカ優先」とされているため、それぞれの向け先に応じて、ハザード優先設定部22A及びウインカ優先設定部22BのいずれかをハーネスHに接続すれば、それぞれの国に対応した点滅を実施することができる。
即ち、ハザード優先設定部22Aとウインカ優先設定部22BとのいずれかをハーネスHに接続すれば出荷先に対応することができるため、ハザード優先設定部22Aの専用のハーネスやウインカ優先設定部22Bの専用のハーネスを必要としないため、製造コストを低減することができると共に、両者を簡単に接続することができる。なお、このハーネスHには、ハザード優先設定部22A及びウインカ優先設定部22Bを接続することができるため、ハザード優先設定部22AとハーネスHの第1接続部(コネクタB)との間の経路、ウインカ優先設定部22BとハーネスHの第2接続部(コネクタC)との間の経路に、電流等の回りこみを防止するダイオードを設けている。
[第2実施形態]
第2実施形態は、作業機用指示装置20の変形例を示したものである。図3に示すように、作業機用指示装置20は、信号発生部21と、優先設定部22とを備えている。第1実施形態と異なる構成について説明する。
優先設定部22には、一対の切替部24L、24Rの他に、一対の切替部31L、31Rが接続されている。各切替部31L、31Rは、オン又はオフするスイッチ32と、このスイッチ32を作動させるコイル33とを備えたリレー装置で構成されている。詳しくは、優先設定部22には、第3の切替部31L(以降、第3切替部という)のコイル33の一端が接続され、第4の切替部31R(以降、第4切替部という)のコイル33の一端が接続されている。また、第3切替部31Lのスイッチ32の一端にはバッテリー等の電源が接続され、当該スイッチ32の他端には指示灯23Lが接続されている。また、第4切替部31Rのスイッチ32の一端にはバッテリー等の電源が接続され、当該スイッチ32の他端には指示灯23Rが接続されている。
したがって、第3切替部31Lのスイッチ32がオンとなっている場合は、電源から供給された電力によって指示灯23Lが点灯する。第4切替部31Rのスイッチ32がオンとなっている場合は、電源から供給された電力によって指示灯23Rが点滅する。即ち、第3切替部31L及び第4切替部31Rは、指示灯23L、23Rを点灯等を行うものである。
優先設定部22は、ハザード優先設定部、或いは、ウインカ優先設定部である。ハザード優先設定部の場合は、当該ハザード優先設定部の動作は、第1実施形態と同様である。
ウインカ優先設定部の場合、方向指示具28L、28Rを単独操作したときの動作、或いは、ハザード指示具27を単独操作したときの動作は、第1実施形態と同じである。
ここで、方向指示具28L、28Rと、ハザード指示具27との両方を操作した場合は、ウインカ優先設定部の動作は、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる構成について説明する。
詳しくは、ウインカ優先設定部は、方向指示具28L、28Rの操作信号が入力されている状況で、ハザード指示具27から操作信号が入力された場合は、第1切替部24L又は第2切替部24Rにオンする制御信号の出力を継続し、指示灯23L、23Rを点滅させる。これに加え、ウインカ優先設定部は、一対の指示灯23L、23Rのうち、点滅し
ていない側の指示灯を点灯させる。
例えば、方向指示具28Lの操作に応じて指示灯23Lが点滅している場合、第4切替部31Rに、当該第4切替部31Rをオンする制御信号をコイル33に出力することにより、指示灯23Lとは反対側の指示灯23Rを点灯させる。一方、方向指示具28Rの操作に応じて指示灯23Rが点滅している場合、第3切替部31Lに、当該第3切替部31Lをオンする制御信号をコイル33に出力することにより、指示灯23Rとは反対側の指示灯23Lを点灯させる。
また、ウインカ優先設定部は、ハザード指示具27の操作信号が入力されている状況で、方向指示具28L、28Rから操作信号が入力された場合は、ハザード指示具27の操作信号の出力は停止し、第1切替部24L又は第2切替部24Rをオンする制御信号を出力する。これに加え、ウインカ優先設定部は、上述した方法で、点滅していない側の指示灯を点灯させる。
このように、優先設定部22がウインカ優先設定部である場合には、ハザード指示具27及び方向指示具28L、28Rが単独で操作されている状況下では、これらの指示具に応じた制御を行う。また、ハザード指示具27が操作されている状況下で方向指示具28L、28Rが操作された場合は、ウインカ点滅を優先させると共に、ウインカ点滅をしている指示灯23L、23Rとは反対側の指示灯23L、23Rを点灯させる。
なお、上述した実施形態では、ウインカ点滅を優先させる際に、点滅している指示灯23L、23Rとは反対側の指示灯23L、23Rを点灯させているが、これに加え、点滅をしている指示灯23L、23Rの点滅間隔を短くすることが望ましい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、信号発生部21の一部に断線検出部30を設けていたが、これに代え、点滅信号を発生する信号発生部21を有する断線検出部30を作業機用指示装置に設けるようにしてもよい。この場合、第1切替部24Lのコイル26を断線検出部30に接続すると共に、第2切替部24Rのコイル26を断線検出部30に接続すればよい。
1 ホイールローダ
1A 走行機体
1B 作業装置
2 前部機体
3 後部機体
4 連結部材
5 前輪
6 後輪
7 ステアリングシリンダ
8 作業装置
9 リフトアーム
10 バケット
11 支持フレーム
12 リフトシリンダ
13 バケットシリンダ
14 運転席
15 キャノピ
16 ステアリングホイール
17 作業装置用操作レバー
18 エンジン
20 作業機用指示装置
21 信号発生部
21L 左出力端子
21R 右出力端子
22 優先設定部
22A ハザード優先設定部
22B ウインカ優先設定部
23L 指示灯
23R 指示灯
24 切替部
24L 切替部(第1切替部)
24R 切替部(第2切替部)
25 スイッチ
26 コイル
27 ハザード指示具
28L 方向指示具
28R 方向指示具
30 断線検出部
H ハーネス

Claims (5)

  1. 一対の指示灯を少なくとも点滅させるための点滅信号を発生する信号発生部と、
    方向指示具の操作に基づく前記指示灯の点滅動作と、ハザード指示具の操作に基づく前記指示灯の点滅動作とのいずれかを優先させる優先設定部とを備え、
    前記信号発生部と前記一対の指示灯とのそれぞれの間には、前記優先設定部からの制御信号に基づいてオン又はオフする切替部が接続されていることを特徴とする作業機用指示装置。
  2. 前記優先設定部は、前記ハザード指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作を、前記方向指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作よりも優先するハザード優先設定部であって、
    前記ハザード優先設定部は、前記ハザード指示具の操作が行われた際に、前記一対の切替部をオンする制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の作業機用指示装置。
  3. 前記優先設定部は、前記方向指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作を、前記ハザード指示具の操作に基づく指示灯の点滅動作よりも優先するウインカ優先設定部であって、
    前記ウインカ優先設定部は、前記方向指示具の操作が行われた際に、前記一対の切替部のうち、前記方向指示具の操作に対応する指示灯に接続された切替部をオンする制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の作業機用指示装置。
  4. 前記信号発生部は、前記指示灯の断線を検出する断線検出部を備え、当該信号発生部は、前記断線検出部により断線を検出した際には、断線時に指示灯を点滅させる間隔を、非断線時に指示灯を点滅させる間隔とは異ならせることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業機用指示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの作業機用指示装置を備えた作業機であって、
    前記信号発生部、優先設定部及び一対の切替部は、ハーネスにより接続されており、前記ハーネスは、前記優先設定部がハザード優先設定部である場合に接続する第1接続部と、前記優先設定部がウインカ優先設定部である場合に接続する第2接続部とを備えていることを特徴とする作業機。
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