JP2013144499A - 車載電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動パワーステアリング装置の操舵アシスト駆動部が主電池から電力を供給される車載電源システムにおいて、主機の故障に起因する給電経路の遮断によって、操舵アシスト駆動部への電力供給が遮断されることを防止する車載電源システムを提供する。
【解決手段】 車載電源システム10において、車両を走行させるための主モータ33を駆動する主機駆動部32、及び、パワーステアリング装置の操舵アシストモータ43を駆動する操舵アシスト駆動部42は、いずれも主電池20から電力を供給される。主機駆動部32への電力供給を遮断可能な主機遮断部30、及び、操舵アシスト駆動部42への電力供給を遮断可能な補機遮断部40は、主電池20に対して並列に設けられる。主機遮断部30が遮断しても、補機遮断部40が接続されている限り、操舵アシスト駆動部42への通電は継続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両を走行させる主電池を含む車載電源システムに関する。
従来、電気自動車やハイブリッド自動車において、車両を走行させる主モータを駆動するための電力を供給する車載電源システムが知られている。
例えば、特許文献1の電源システムは、主モータ用の駆動部に電圧を出力する主モータ用電圧変換器が設けられており、直流電源と主モータ用電圧変換器との間にシステムリレーが設けられている。また、システムリレーと主モータ用電圧変換器との間に、補機負荷用の駆動部が、直流電源に対して主モータ用電圧変換器と並列に接続されている。そのため、直流電源の電力は、共通のシステムリレーを経由した後、主モータ用電圧変換器と補機負荷用の駆動部とに分岐して供給される。この補機負荷用の駆動部は、具体的にパワーステアリング用またはブレーキ用の駆動部であることが開示されている。
特許第4120310号公報
特許文献1のように、補機の駆動部毎に専用のバッテリを搭載するのでなく、主モータ駆動用の直流電源を共用することでバッテリの数を減らすことができる。また、主モータ駆動用の主電池は補機専用のバッテリより電圧が高いため、補機の駆動部がより高い電圧を利用することで、同等の電力を得るための電流を低減することができる。したがって、電流の2乗に比例する電流損失を低減することができ、電力効率が改善される。
しかしながら、特許文献1の構成では、主モータ、又は主モータの駆動部の故障等に起因してシステムリレーが遮断すると、同時に補機負荷への電力供給が遮断され、その結果、補機の動作が停止することになる。特に、車両の「曲がる、止まる」機能に関わるパワーステアリング装置やブレーキ装置の動作が停止すると、運転途中に主モータの駆動が停止した時に、車両の操舵アシストおよび制動が不能となるという問題がある。
また、特許文献1のように、所定の条件下でシステムリレーをオンし続ける維持信号を発生させ、補機の継続動作を確保しようとすると、制御が複雑になり、制御演算負荷が増大する。
本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、電動パワーステアリング装置の操舵アシスト駆動部が主電池から電力を供給される車載電源システムにおいて、主機の故障に起因する給電経路の遮断によって、操舵アシスト駆動部への電力供給が遮断されることを防止する車載電源システムを提供することである。
本発明の車載電源システムは、主モータ、主機駆動部、操舵アシストモータ、操舵アシスト駆動部、主電池、主機遮断部、及び補機遮断部を備える。
主モータは、車両を走行させるためのアクチュエータであり、主機駆動部によって駆動される。操舵アシストモータは、車両の操舵を補助するパワーステアリング装置を構成するアクチュエータであり、操舵アシスト駆動部によって駆動される。このように、主モータは、車両の「走る」機能を担保し、操舵アシストモータは、車両の「曲がる」機能を担保する。
なお、本発明の車載電源システムは、車両の「止まる」機能を担保するブレーキ装置のブレーキアクチュエータおよびブレーキ駆動部をさらに備えることもできる。
また、主電池は、主機駆動部および操舵アシスト駆動部に電力を供給する。
主機遮断部は、主電池と主機駆動部との間に設けられ、主電池から主機駆動部への電力供給を遮断可能である。補機遮断部は、主電池と操舵アシスト駆動部との間に、主電池に対して主機駆動部と並列に設けられ、主電池から操舵アシスト駆動部への電力供給を遮断可能である。
本発明の構成では、主機遮断部と補機遮断部とが主電池に対して並列に設けられるため、主機の故障により主機遮断部が遮断しても、補機遮断部が接続されている限り、操舵アシスト駆動部への通電は継続される。したがって、運転途中に何らかの原因で主機遮断部が遮断し、主モータの駆動が停止したとき、車両が慣性で走行しているうちにパワーステアリング装置を用いて、「操舵アシストトルクを得つつ、例えば路肩へ車両を寄せる」といった運転をすることができる。なお、ブレーキ装置についても同様の構成とすることにより、さらに「減速し、停車する」ことができる。
また、特許文献1の従来技術のように、システムリレーをオンし続ける維持信号を発生させるために複雑な制御をする必要がないので、制御演算負荷を低減することができる。
本発明の第1実施形態による車載電源システムの模式図である。 本発明の第1実施形態による車載電源システムの概略構成図である。 本発明の第2実施形態による車載電源システムの模式図である。 本発明の第3実施形態による車載電源システムの模式図である。 本発明の第4実施形態による車載電源システムの模式図である。 比較例の車載電源システムの模式図である。
以下、本発明による車載電源システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
車載電源システムは、電気自動車またはハイブリッド自動車に搭載され、車両の主要機能である「走る、曲がる、止まる」機能やそれ以外の機能を担保する各装置に電力を供給するシステムである。ここで、車両を走行させる、すなわち「走る」機能を発揮するための装置を「主機」といい、それ以外の装置を「補機」という。また、補機の中で特に車両を操舵する装置および車両を制動するための装置、すなわち「曲がる」機能と「止まる」機能とを発揮するための装置を「特定補機」という。具体的には、電動パワーステアリング装置および電動ブレーキ装置をいう。これらの主機および補機は、基本的に、モータ等のアクチェータと、そのアクチェータを駆動する駆動部とから構成されている。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の車載電源システムについて、図1、図2を参照して説明する。
図2に示すように、車載電源システム10は、車両を走行させる主モータ33、操舵アシストモータ43、ブレーキモータ48、及び、それらのモータを駆動するための駆動部から構成されている。主機駆動部32は主モータ33を駆動し、操舵アシスト駆動部42は操舵アシストモータ43を駆動し、ブレーキ駆動部47は「ブレーキアクチュエータ」としてのブレーキモータ48を駆動する。
主機駆動部32、操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47は、主電池20に対して並列に接続されており、いずれも主電池20から電力を供給される。主電池20は、高電位電極21と低電位電極22との電位差が、例えば288Vのバッテリである。
主電池20と主機駆動部32との間には、主機遮断部30が設けられており、主電池20と操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47との間には、補機遮断部40が設けられている。主機遮断部30および補機遮断部40は、それぞれ対応する駆動部において短絡等の故障が発生し過電流が流れたとき等に、主電池20から対応する駆動部への電力供給を遮断可能である。
電動パワーステアリング装置は、操舵アシストモータ43の出力トルクを減速して得られた操舵アシストトルクをステアリングシャフト92に提供し、運転者によるハンドル91の操舵を補助する。ステアリングシャフト92の先端にはピニオンギア96が設けられており、ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が回転可能に連結されている。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の直線運動変位に応じた角度について一対の車輪98が操舵される。
操舵アシスト駆動部42は、主電池20から供給される直流電力を変換して操舵アシストモータ43に供給する電力変換器と、この電力変換器の出力を制御する操舵アシスト制御部とを含む。例えば、モータ43が3相交流ブラシレスモータである場合は、電力変換器として3相インバータを用いることができる。或いは、モータ43が直流モータである場合は、電力変換器としてDC/DCコンバータを用いることができる。
操舵アシスト制御部は、ECU、すなわち電子制御装置として具現化される。操舵アシスト制御部は、運転者による操舵トルクや現在車速の入力信号、及びモータ43からフィードバックされる回転角の入力信号に基づき、アシスト電流指令値を演算し、電力変換器に出力する。
一方、電動ブレーキ装置は、ブレーキモータ48の出力トルクによって、車輪98に対応して設けられるブレーキロータ99を押さえ付けることにより、車両を制動する。より車両重量が重く、大きなブレーキロータ99を押さえ付ける力が必要な場合には、ブレーキモータ48の出力トルクによって油圧ポンプを駆動し、油圧ポンプの圧力によってブレーキロータ99を押さえ付けることにより、車両を制動するものもある。
このように、本実施形態の車載電源システム10は、操舵アシストモータ43を駆動する操舵アシスト駆動部42やブレーキモータ48を駆動するブレーキ駆動部47が、それぞれ専用のバッテリに接続されるのではなく、主機駆動部32用の主電池20を共用する点を特徴とする。これにより、車両に搭載するバッテリを集約することができる。
操舵アシスト駆動部42が専用のバッテリに接続される場合、通常14V程度のバッテリが用いられる。それに対し、主電池20は、例えば288Vのバッテリである。すなわち、主電池20は、「操舵アシストモータ43を駆動するために必要な電圧」よりも高い電圧を有している。操舵アシスト駆動部42がより高い電圧を利用することで、同等の電力を得るための電流を低減することができる。したがって、電流の2乗に比例する電流損失を低減することができ、電力効率が改善される。
次に、図1を参照して構成要素の電気的接続に係る構成について説明する。
図1に示すように、主機遮断部30は、主電池20と主機駆動部32との間に設けられる。補機遮断部40は、主電池20と操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47との間に設けられる。また、主機遮断部30および補機遮断部40は、主電池20に対して並列に接続される。
主機遮断部30は、具体的には、主機リレー31により構成される。
補機遮断部40は、補機リレー41、第1ヒューズ44および第2ヒューズ49から構成される。補機リレー41は、特許請求の範囲に記載の「開閉器」に相当する。第1ヒューズ44は、操舵アシスト駆動部42に直列に接続され、第2ヒューズ49は、ブレーキ駆動部47に直列に接続される。第1ヒューズ44および第2ヒューズ49は、補機リレー41の主電池20と反対側に並列に接続される。
主機リレー31および補機リレー41は、統括制御部11からの電気信号により通電又は遮断を切替可能である。統括制御部11は、車載電源システム10における通電又は遮断状態を統括的に制御する。また、ここで「リレー」とは、電気信号によってオンオフ可能な継電器、又はサーキットプロテクタ等の遮断器一般を意味する。
一方、第1ヒューズ44および第2ヒューズ49は、定格以上の電流がながれたとき切断する。ヒューズ44、49は、一旦切断したら復元不能であり、部品の交換が必要となる反面、一般にリレーよりも安価であることを特徴とする。
主機リレー31および補機リレー41は、イグニションスイッチとして連動してオンオフする。主機リレー31が接続されると、主電池20から主モータ33への電力供給が可能となり、車両を走行させることが可能となる。また、補機リレー41が接続され、且つ、第1ヒューズ44が切断していなければ、操舵アシストモータ43への電力供給が可能となり、運転者は操舵アシストトルクを用いて車両を操舵することができる。さらに、補機リレー41が接続され、且つ、第2ヒューズ49が切断していなければ、ブレーキモータ48への電力供給が可能となり、運転者は車両を制動することができる。
このように、通常運転時には、電流は、主電池20の高電位電極21から3つの経路を経由して低電位電極22に向かって流れる。第1の経路は、主機リレー31および主機駆動部32を経由する。第2の経路は、補機リレー41、第1ヒューズ44および操舵アシスト駆動部42を経由する。第3の経路は、補機リレー41の後、第2の経路から分岐して、第2ヒューズ49およびブレーキ駆動部47を経由する。
なお、イグニションスイッチがオフのときは主機リレー31および補機リレー41をオフとすることで、主電池20からの電流のリークを防止し、特に長期間車両を使用しない場合に、主電池20の消耗を抑制することができる。
以上の構成による本実施形態の作用効果について、比較例と対比しつつ説明する。
図6に示すように、比較例の車載電源システム19は、操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47が、ヒューズ44、49を介して主機遮断部30の主電池20と反対側に、主機駆動部32と並列に接続されている。言い換えれば、主機遮断部30は、主電池20と3つの駆動部32、42、47との間に共通に設けられている。
この場合、いずれかの駆動部32、42、47で短絡や地絡等の故障が発生すると、主機遮断部30が遮断し、3つの駆動部32、42、47の機能、すなわち、車両の「走る、曲がる、止まる」機能が同時に停止することとなる。
それに対し本実施形態では、主機遮断部30と補機遮断部40とが主電池20に対して並列に設けられるため、仮に主機駆動部32の故障により主機遮断部30が遮断した場合でも、補機遮断部40が接続されている限り、操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47への通電は継続される。
したがって、運転途中に何らかの原因で主機遮断部30が遮断し、主モータ33の駆動が停止したとき、車両が慣性で走行しているうちにパワーステアリング装置およびブレーキ装置を用いて、「操舵アシストトルクを得つつ、例えば路肩へ車両を寄せて減速し、停車する」といった運転をすることができる。
また、特許文献1の従来技術のように、システムリレーをオンし続ける維持信号を発生させるために複雑な制御をする必要がないので、制御演算負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、補機遮断部40は、第1ヒューズ44および第2ヒューズ49を含むことを特徴とする。
一般にヒューズは、負荷の短絡等の故障によって過電流が流れると切断し、給電経路を遮断する。ところが、切断する電流値にばらつきがあるため、電源電圧がそれほど高くなく短絡故障時の電流が通常時の電流の数倍程度にしかならない場合には、ヒューズの規格選定が難しくなる。すなわち、正常時に切断しないことを優先して選定すると、故障しているにも拘わらず切断しない場合が生じ、逆に故障時に確実に切断することを優先して選定すると、正常であるにも拘わらず切断する場合が生じ得る。そのため、ヒューズの使用を断念し、サーキットブレーカ等の高価な部品を使用せざるを得ない場合がある。
それに対し本実施形態では、主電池20の電圧は約288Vであり、パワーステアリング装置やブレーキ装置で一般に必要とされる約14Vよりも十分高い。そのため、例えば通常時の数A程度の電流に対し、短絡故障時には数百A程度の電流がヒューズに流れることとなる。したがって、ヒューズの切断電流のばらつき範囲よりも十分大きな電流差が生じるため、「正常時に切断せず、故障時に確実に切断する」という機能を容易に実現することができる。
また、本実施形態では、補機遮断部40は、補機リレー41と第1ヒューズ44とが直列に接続され、また、補機リレー41と第2ヒューズ49とが直列に接続されることを特徴とする。ここで、補機リレー41の遮断電流は、ヒューズ44、49の切断電流よりも十分大きく設定される。
これにより、図1に示す、補機リレー41と第1ヒューズ44または第2ヒューズ49との間のX点で地絡した場合には、補機リレー41が遮断する。この場合、地絡故障の原因を取り除いた後、補機リレー41を接続することで通電状態を復元することができる。
一方、操舵アシスト駆動部42またはブレーキ駆動部47で短絡等の故障が発生した場合には、補機リレー41が遮断する前に、ヒューズ44、49が切断する。これにより、例えば操舵アシスト駆動部42が故障した場合、ヒューズ44のみが切断し、ブレーキ駆動部47への電力供給は継続することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の車載電源システムについて、図3を参照して説明する。以下の実施形態の説明において、前述の実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態では、統括制御部11と、主機駆動部32、操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47とが、それぞれ通信手段15で接続されている。ここで「通信手段」とは、物理的に離れた物同士を通信可能に接続するケーブルやハーネス、および光、磁気、電波などを用いた無線全般を指す。すなわち、図3において、統括制御部11と各駆動部とは、物理的に離れて設けられている。
仮に、主機駆動部32で短絡や地絡等の故障が生じ過電流が流れた場合を想定すると、主機リレー31すなわち主機遮断部30が遮断する。このとき、統括制御部11は、主機駆動部32から通信手段15を経由して信号を受信することにより、主機遮断部30が遮断したことを認識する。また、統括制御部11は、操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47から通信手段15を経由して信号を受信することにより、それらの駆動部42、47が正常であることを認識する。そして、補機リレー41の接続を維持し、操舵アシスト駆動部42およびブレーキ駆動部47への通電を継続する。
このように、統括制御部11が各駆動部と通信手段15で接続されることにより、統括制御部11の搭載位置の自由度が確保される。例えば、車両が衝突した場合に影響を受けにくい場所に統括制御部11を設置することにより、統括制御部11の破損を防止し、システムの信頼性を確保することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の車載電源システムについて、図4を参照して説明する。第3実施形態は、第2実施形態に対し、統括制御部11と各駆動部32、42、47との接続方法に係る構成のみが異なる。
図4に示すように、統括制御部11と各駆動部32、42、47とは、1つの制御基板110上に搭載され、基板内の内部信号経路16によって接続される。すなわち、第2実施形態のように物理的に離れていない。これにより、制御基板を1箇所に集約することで小型化が可能であり、通信手段を省くことで低コスト化が可能である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態の車載電源システムについて、図5を参照して説明する。
図5に実線で示す例では補機遮断部40は、操舵アシスト駆動部42専用の補機リレー41のみで構成され、主電池20に対し、主機遮断部30と並列に接続される。
本実施形態では、操舵アシスト駆動部42で短絡等の故障が発生した場合、補機リレー41が遮断し、車両の「曲がる」機能のみが停止する。この場合、補機リレー41と操舵アシスト駆動部42との間にヒューズは設けられなくてもよい。また、ブレーキ装置については、主電池20を共用するのでなく、専用のバッテリから電力を供給されることとしてもよい。
一方、図5に破線で示すように、操舵アシスト駆動部42に加え、さらにブレーキ駆動部47が主電池20に接続される場合は、ブレーキ駆動部47専用の補機リレー46が第2の補機遮断部45を構成する。補機リレー46とブレーキ駆動部47との間には、上記と同様にヒューズは設けられなくてもよい。
これにより、操舵アシスト駆動部42で異常が生じたときは補機リレー41が遮断し、ブレーキ駆動部47で異常が生じたときは補機リレー46が遮断するため、互いに影響を及ぼすことがない。さらに、ヒューズを使用しないため、故障原因を取り除いた後、補機リレー41、46を接続することで、接続状態を復元することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、車両の「曲がる、止まる」機能を担保する「特定補機」として、パワーステアリング装置およびブレーキ装置の駆動部が主電池20に並列に接続される車載電源システムについて説明した。
その他の実施形態では、特定補機以外の補機の駆動部が、さらに主電池20に接続されてもよい。特定補機以外の補機とは、例えば、パワーウインドウ、エアコンブロワ、ワイパ等をいう。これらの補機は、特定補機とは異なり、仮に車両が走行できなくなったとき同時に機能を喪失しても比較的影響が小さいと考えられる。したがって、これらの補機の駆動部は、例えば、主機リレー31と主機駆動部32との間にヒューズを介して接続されてもよい。これにより、リレーの数を低減し、補機毎の遮断機能をより安価なヒューズで実現することができる。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10 ・・・車載電源システム、
20 ・・・主電池、
30 ・・・主機遮断部、
32 ・・・主機駆動部、
33 ・・・主モータ、
40 ・・・補機遮断部、
42 ・・・操舵アシスト駆動部、
43 ・・・操舵アシストモータ。

Claims (6)

  1. 車両を走行させるための主モータ(33)と、
    前記主モータを駆動する主機駆動部(32)と、
    車両の操舵を補助するための操舵アシストモータ(43)と、
    前記操舵アシストモータを駆動する操舵アシスト駆動部(42)と、
    前記主機駆動部および前記操舵アシスト駆動部に電力を供給する主電池(20)と、
    前記主電池と前記主機駆動部との間に設けられ、前記主電池から前記主機駆動部への電力供給を遮断可能な主機遮断部(30)と、
    前記主電池と前記操舵アシスト駆動部との間に、前記主電池に対して前記主機駆動部と並列に設けられ、前記主電池から前記操舵アシスト駆動部への電力供給を遮断可能な補機遮断部(40)と、
    を備えることを特徴とする車載電源システム(10)。
  2. 前記主電池は、前記操舵アシストモータを駆動するために必要な電圧よりも高い電圧を有しており、
    前記補機遮断部は、ヒューズ(44)を含むことを特徴とする請求項1に記載の車載電源システム。
  3. 前記補機遮断部は、通電又は遮断を切替可能な開閉器(41)を含み、
    前記ヒューズは、前記開閉器と前記操舵アシスト駆動部との間に直列に接続されることを特徴とする請求項2に記載の車載電源システム。
  4. 前記主機遮断部および前記補機遮断部による通電又は遮断を制御する統括制御部(11)を備え、
    前記統括制御部は、前記主機遮断部が遮断した場合でも、前記操舵アシスト駆動部が正常であれば、前記補機遮断部の接続を維持し、前記主電池から前記操舵アシスト駆動部への通電を継続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載電源システム。
  5. 前記統括制御部と、前記統括制御部に対して物理的に離れて設けられる前記主機駆動部および前記操舵アシスト駆動部との間に通信手段(15)を有し
    前記統括制御部は、前記主機遮断部が遮断したこと、及び、前記操舵アシスト駆動部が正常であることを認識することを特徴とする請求項4に記載の車載電源システム。
  6. 車両を制動するためのブレーキアクチュエータ(48)と、
    前記主電池に対して前記主機駆動部および前記操舵アシスト駆動部と並列に設けられ、前記ブレーキアクチュエータを駆動するブレーキ駆動部(47)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車載電源システム。
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