JP2015187638A - 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015187638A JP2015187638A JP2014064723A JP2014064723A JP2015187638A JP 2015187638 A JP2015187638 A JP 2015187638A JP 2014064723 A JP2014064723 A JP 2014064723A JP 2014064723 A JP2014064723 A JP 2014064723A JP 2015187638 A JP2015187638 A JP 2015187638A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic layer
- foamed elastic
- core body
- cleaning
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
Description
例えば、特許文献1では、芯体と、前記芯体の外周面に、螺旋状に配置された弾性層と、を有し、前記弾性層の螺旋幅方向中央部における厚みをTa(mm)とし、前記弾性層の螺旋幅方向両端部における厚みをTb(mm)としたとき、条件式(A1):1<Tb/Ta<1.75及び条件式(A2):0.5<Ta<4.0を満たす画像形成装置用の清掃部材が開示されている。
請求項1の発明は、芯体と、前記芯体の外周面に、前記芯体の一端から他端にかけて、短冊状の発泡弾性部材が螺旋状に巻き回されて配置された発泡弾性層であって、前記発泡弾性層の長手方向端部の一方又は両方における前記発泡弾性層の前記芯体の周方向の長さが前記端部以外の領域における前記発泡弾性層の前記芯体の周方向の長さよりも長くなるように前記芯体の周方向に延長された周方向延長部を有する発泡弾性層と、前記芯体と前記発泡弾性層とを接着する接着層と、を備えた清掃部材。
請求項2の発明は、前記発泡弾性層の前記周方向延長部において前記芯体の外周面と対向する側の面のうち、前記接着層を介して前記芯体の外周面と接触する領域の面積が単位面積当たりの面積率で40%以上である請求項1に記載の清掃部材。
請求項3の発明は、前記発泡弾性層の前記周方向延長部の境界部の外周面に、切り込み部又は段差部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の清掃部材。
請求項4の発明は、前記発泡弾性層の少なくとも前記周方向延長部において前記接着層を介して前記芯体の外周面に接着する面が、非発泡層で構成されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の清掃部材。
請求項5の発明は、被帯電体を帯電させる帯電部材と、前記帯電部材の表面に接触して配置され、前記帯電部材の表面を清掃する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の清掃部材と、を備える帯電装置。
請求項6の発明は、請求項5に記載の帯電装置を少なくとも備え、画像形成装置に脱着されるプロセスカートリッジ。
請求項7の発明は、像保持体と、請求項6に記載の帯電装置を有し、前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電された前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記像保持体に形成された前記潜像を、トナーを含む現像剤によって現像してトナー像とする現像手段と、前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、を備える画像形成装置。
請求項8の発明は、被清掃部材と、前記被清掃部材の表面に接触して配置され、前記被清掃部材の表面を清掃する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の清掃部材と、を備える画像形成装置用のユニット。
請求項9の発明は、請求項8に記載の画像形成装置用のユニットを少なくとも備え、画像形成装置に脱着されるプロセスカートリッジ。
請求項10の発明は、請求項8に記載の画像形成装置用のユニットを備える画像形成装置。
本実施形態に係る清掃部材は、芯体と、前記芯体の外周面に、前記芯体の一端から他端にかけて、短冊状の発泡弾性部材が螺旋状に巻き回されて配置された発泡弾性層であって、前記発泡弾性層の長手方向端部の一方又は両方における前記発泡弾性層の前記芯体の周方向の長さが、前記端部以外の領域における前記発泡弾性層の前記芯体の周方向の長さよりも長くなるように前記芯体の周方向に延長された周方向延長部を有する発泡弾性層と、前記芯体と前記発泡弾性層とを接着する接着層と、を備えて構成されている。
また、発泡弾性層120の端部における被清掃部材との接触面積も大きく確保されるため、端部におけるクリーニング性が向上することになる。
また、周方向延長部に切り込みを設ければ、エッジ部ができることによる発泡弾性層の変形量増加に伴い、高いクリーニング性が発揮される。
まず、芯体について説明する。
芯体110に用いる材質としては、金属(例えば、快削鋼又はステンレス鋼等)、又は樹脂(例えば、ポリアセタール樹脂(POM)等)が挙げられる。なお、材質及び表面処理方法等は必要に応じて選択するのが望ましい。
特に、芯体110が金属で構成される場合メッキ処理を施すのが望ましい。また、樹脂等で導電性を有さない材質の場合、メッキ処理等の一般的な処理により加工して導電化処理を行ってもよいし、そのまま使用してもよい。
次に、接着層について説明する。
接着層130としては、芯体110と発泡弾性層120とを接着し得るものであれば、特に制限はないが、例えば、両面テープ、その他接着剤により構成される。
次に、発泡弾性層について説明する。
発泡弾性層120は、短冊状の発泡弾性部材120が螺旋状に巻き回されて配置され、長手方向端部の両方における発泡弾性層120の芯体110の周方向の長さが、端部以外の領域における発泡弾性層120の芯体110の周方向の長さよりも長くなるように周方向延長部120A,120Bが芯体110の外周面に周方向に配置されている。両端部における周方向延長部120A,120Bの存在により、発泡弾性層120は、両端部において他の領域よりも芯体110の外周面に対し周方向に長い領域で接着する。
発泡弾性層120の材料としては、例えば、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド、又はポリプロピレン等の発泡性の樹脂、或いは、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、EPDM、NBR、CR、塩素化ポリイソプレン、イソプレン、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、水素添加ポリブタジエン、ブチルゴム等のゴム材料を1種類、又は2種類以上をブレンドしてなる材料が挙げられる。
なお、これらには必要に応じて、発泡助剤、整泡剤、触媒、硬化剤、可塑剤、又は加硫促進剤等の助剤を加えてもよい。
ポリウレタンとしては、例えば、ポリオール(例えばポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールやアクリルポリオール等)と、イソシアネート(例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネートや4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート等)と、の反応物が挙げられ、鎖延長剤(1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパン)が含まれたものであってもよい。
そして、ポリウレタンの発泡は、例えば、水やアゾ化合物(例えばアゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル等)等の発泡剤を用いて行われるのが一般的である。
発泡ポリウレタンには、必要に応じて発泡助剤、整泡剤、触媒などの助剤を加えてもよい。
ここで、シリコーンオイル以外の整泡剤として具体的には、例えば、Siを含まない有機系の界面活性剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸、ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン系界面活性剤)が挙げられる。また、特開2005−301000に記載のシリコーン系整泡剤を用いない製法も適用できる。
なお、エステル系発泡ポリウレタンが、シリコーンオイル以外の整泡剤を用いたか否かは、成分分析により、「Si」を含むか否かで判断される。
レーザー測定機(ミツトヨ社製レーザースキャンマイクロメータ、型式:LSM6200)を用いて、清掃部材の周方向は固定した状態で、1mm/sのトラバース速度にて清掃部材の長手方向(軸方向)へスキャンさせて発泡弾性層厚み(発泡弾性層肉厚)のプロファイルの測定を行う。その後、周方向位置をずらし同様の測定を行う(周方向位置は120°間隔、3箇所)。このプロファイルを基に発泡弾性層120の厚みの算出を行う。
この被覆率を上記範囲よりも大きいと、発泡弾性層120が被清掃部材に接触する時間が長くなるため、清掃部材の表面に付着する付着物が被清掃部材へ再汚染する傾向が高くなる一方で、被覆率が上記範囲より小さいと、発泡弾性層120の厚み(肉厚)が安定し難くなり、清掃能力が低下する傾向となる。
螺旋幅P1とは、発泡弾性層120の清掃部材100の軸方向Q(芯体軸方向)に沿った長さを意味する。
螺旋ピッチP2とは、発泡弾性層120の清掃部材100の軸方向Q(芯体軸方向)に沿った、隣合う発泡弾性層120間の長さを意味する。
また、発泡弾性層120とは100Paの外力印加により変形しても、もとの形状に復元する材料から構成される層をいう。
なお、この面積率は、高ければ高い程、発泡弾性層120の長手方向端部の一方又は両方で生じる反発弾性力以上の接着力が得られ易く、芯体110からの発泡弾性層120の剥れ(特に発泡弾性層120の長手方向端部からの剥れ)が抑制される。
清掃部材100からカッターにより、測定対象となる発泡弾性層120を一部剥ぎ取り、弾性層試料を得る。
液状のインク膜(厚み100μm)が形成された水平なインク台上に、測定対象となる面(発泡弾性層120の下面である層)がインクに接触するようにして、弾性層試料を置いた後、40g/cm2荷重の力で弾性層試料の上から押し付け、弾性層試料の測定対象面の一部(発泡体の構造骨格部分)をインクで着色する。
そして、弾性層試料の測定対象面を、マイクロスコープ(キーエンス社製、型式:VHX−200)を用いて撮影し、撮影した画像1mmx1mm四方の範囲を画像解析ソフトウェア(三谷コーポレーション社製、WinROOF)を用いて、着色部と非着色部とで2値化を行い、測定対象面に占める接触部の割合を測定し、これを接触面積率とする。
なお、画像解析ソフトウェアでの2値化の条件は、255階調に白黒化処理した撮影画像に対し「判別分析法」により得られたしきい値を元に画像解析処理を行っており、しきい値以上を着色部、しきい値未満を非着色部として定義している。
具体的には、例えば、芯体110に巻き回す前の短冊120(例えば、発泡率50個/25mm以上70個/25mm以下の短冊状の発泡弾性部材)を準備し、この少なくとも長手方向端部の一方又は両方に対して、厚み方向に圧縮率(圧縮後の厚み/圧縮前の厚み×100)が10%以上70%以下となるように熱・圧力を付与して、圧縮処理を施す。
この圧縮処理は、短冊状に切り出す前の発泡弾性部材に対して行ってもよい。
これにより、短冊120(発泡弾性層120)の下面を構成する発泡構造骨格が消失し易くなり(完全に消失するわけではない)、接触面積率が増加し易くなる。
具体的には、例えば、短冊120(発泡弾性層120)は、少なくとも長手方向端部の一方又は両方において、非発泡層と発泡層との積層体で構成する。
この構成は、例えば、作製した発泡弾性体(成形後、切り出し前の発泡体の塊:例えば発泡ウレタンフォーム等)から、その表面のスキン層(金型と接触した面を構成する非発泡層)が短冊120(発泡弾性層120)の下面を構成するようにして、前記短冊120(発泡弾性層120)を切り出すことで実現される。
これにより、短冊120(発泡弾性層120)の下面が非発泡層で構成され、接触面積率が増加し易くなる。
次に、本実施形態に係る清掃部材100の製造方法について説明するが、本方法に限定されるものではない。
図9は、本実施形態に係る清掃部材100の製造方法の一例を示す工程図である。
また、「接触面積率」を上記範囲とするために、スライス加工を施してシート状の発泡弾性部材を得る際、スライス加工前の発泡弾性体の表面のスキン層(金型と接触した面を構成する非発泡層)が短冊120(発泡弾性層120)の下面を構成するようにして、スライス加工を施してシート状の発泡弾性部材を得てもよい。
以下、本実施形態に係る画像形成装置について図面に基づいて説明する。
図10は、本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
なお、記録用紙24は、用紙収納容器28から取出ローラ30により取り出され、搬送ロール32,34により用紙搬送ベルト20まで搬送される。
ここでは、清掃部材100を帯電部材14へ常時接触させ、帯電部材14と従動させて使用する方法に関して説明を行うが、清掃部材100は常時接触させて従動による使用でもよいし、帯電部材14のクリーニング時のみ接触させ従動する使用でもよい。また、清掃部材100は、帯電部材14のクリーニング時のみ接触させ、別駆動により帯電部材14に対して周速差を付けても構わない。但し、清掃部材100を常時帯電部材14へ接触させて周速差を付ける方法は帯電部材14上の汚れを清掃部材100へ溜め込み、帯電ロールへ再付着させ易くなることから、望ましくない。
以下、帯電部材の説明をするが、以下の構成に限定されるものではない。
共重合ナイロンは、610ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、の内のいずれか1種又は複数種を重合単位として含むものであって、この共重合体に含まれる他の重合単位としては、6ナイロン、66ナイロン等が挙げられる。ここで、610ナイロン、11ナイロン、12ナイロンよりなる重合単位が共重合体中に含まれる割合は、重量比で合わせて10%以上であるのが望ましい。
カーボンブラックはpH4.0以下が望ましい。
(クリーニングロール1の作製)
厚さ2.5mmの発泡ウレタン(EP−70;株式会社イノアックコーポレーション社製)のシートに厚み0.15mmの両面テープを貼付け、厚み2.65mm、幅(W1)4.0mm、長さ245mmの短冊状とし、周方向延長部を両端部2mmの領域(X2)だけ、幅(X1)が2.4mmの四角形状とした。
−発泡弾性層の形成−
下記混合物をオープンロールで混練りし、SUS416からなる直径6mmの導電性支持体表面に、厚さ1.5mmとなるように円筒状に被覆し、内径18.0mmの円筒型の金型に入れ、170℃で30分間加硫させた。金型から取り出した後、研磨し、円筒状の導電性発泡弾性層Aを得た。
・ゴム材 ・・・・100質量部
(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム)Gechron3106:日本ゼオン社製)
・導電剤(カーボンブラック アサヒサーマル:旭カーボン社製)・・・・25質量部
・導電剤(ケッチェンブラックEC:ライオン社製)・・・・8質量部
・イオン導電剤(過塩素酸リチウム)・・・・1質量部
・加硫剤(硫黄)200メッシュ:鶴見化学工業社製・・・・1質量部
・加硫促進剤(ノクセラーDM:大内新興化学工業社製)・・・・2.0質量部
・加硫促進剤(ノクセラーTT:大内新興化学工業社製)・・・・0.5質量部
下記混合物をビーズミルにて分散して得られた分散液Aを、メタノールで希釈し、導電性発泡弾性層Aの表面に浸漬塗布した後、140℃で15分間加熱乾燥し、厚さ4μmの表面層を形成し、導電性ロールを得た。これを帯電ロールとした。
・高分子材料・・・100質量部
(共重合ナイロン)アラミンCM8000:東レ社製
・導電剤・・・30質量部
(アンチモンドープ酸化スズ)SN−100P:石原産業社製
・溶剤(メタノール)・・・・500質量部
・溶剤(ブタノール)・・・・240質量部
(クリーニングロール2の作製)
周方向延長部として、短冊状の発泡ウレタンシートの両端部2mmの領域(X2)だけ、最大幅(X1)が2.4mmの三角形状とした発泡ウレタンシートを用いたこと以外は実施例1と同様にしてクリーニングロール2を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール3の作製)
実施例1と同様の発泡ウレタンシートを実施例1と同様に芯体に螺旋状に巻き付けた後、端部の圧縮処理を行わなかったこと以外は実施例1と同様にしてクリーニングロール3を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール4の作製)
実施例2と同様の発泡ウレタンシートを実施例2と同様に芯体に螺旋状に巻き付けた後、端部の圧縮処理を行わなかったこと以外は実施例2と同様にしてクリーニングロール4を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール5の作製)
実施例1と同様の発泡ウレタンシートを実施例1と同様に芯体に螺旋状に巻き付けた後、全体の厚みが48%になるように端部の圧縮処理を施した以外は実施例1と同様にしてクリーニングロール5を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール6の作製)
実施例1と同様の発泡ウレタンシートを実施例1と同様に芯体に螺旋状に巻き付けた後、全体の厚みが72%になるように端部の圧縮処理を施した以外は実施例1と同様にしてクリーニングロール6を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール7の作製)
短冊状の発泡ウレタンシートの両端部2mmの領域だけ、直径が2mmの半円形状とした発泡ウレタンシートを用いたこと以外は実施例1と同様にしてクリーニングロール7を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール8の作製)
短冊状の発泡ウレタンシートの両端部における周方向延長部の境界領域の外周面に深さ2mmの切り込み部を設けた発泡ウレタンシートを用いたこと以外は実施例1と同様にしてクリーニングロール8を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール9の作製)
短冊状の発泡ウレタンシートの両面テープ貼り付け面側だけをスキン層(非発泡層)にした以外は実施例3と同様にしてクリーニングロール9を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール10の作製)
周方向延長部を無くした以外は、実施例1と同様にしてクリーニングロール10を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール11の作製)
比較例1と同様の発泡ウレタンシートを比較例1と同様に芯体に螺旋状に巻き付けた後、端部の圧縮処理を行わなかったこと以外は比較例1と同様にしてクリーニングロール11を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール12の作製)
比較例1と同様の発泡ウレタンシートを比較例1と同様に芯体に螺旋状に巻き付けた後、全体の厚みが48%となるように端部の圧縮処理を施した以外は比較例1と同様にしてクリーニングロール12を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
(クリーニングロール13の作製)
比較例1と同様の発泡ウレタンシートを比較例1と同様に芯体に螺旋状に巻き付けた後、全体の厚みが72%となるように端部の圧縮処理を施した以外は比較例1と同様にしてクリーニングロール13を作製した。
(帯電ロールの作製)
実施例1と同一の物を使用した。
各例で作製したクリーニングロールと帯電ロールを用いて、クリーニング性及び発泡弾性層の剥れの評価を行った。
なお、各例で作製したクリーニングロールの発泡弾性層における周方向延長部の下面(接着面)の「接触面積率」は既述の方法により測定した。
各例で作製したクリーニングロールをそれぞれ用いてクリーニング性評価試験を行った。
なお、食い込み量は帯電ロールとクリーニングロールの軸間が8.1mmとなるように、帯電ロールとクリーニングロールとの軸間距離を調整した。具体的には、クリーニングロール及び帯電ロールを、カラープリンター DocuPrintC2110(富士ゼロックス社製)のプロセスカートリッジ内に装着し、下記のクリーニング性評価試験を行った。なお、帯電ロールに印加する電圧、帯電ロールの回転速度、及び使用する現像剤は、各例で同じにした。
上記各例で作製したクリーニングロール及び帯電ロールをカラープリンター DocuPrintC2110(富士ゼロックス社製)のドラムカートリッジ内に装着し、50℃/75%環境下に30日放置した後に、以下の基準に基づいて、クリーニング部材の清掃部(発泡弾性層)の剥れ評価を行った。
なお、ここで判断した、クリーニング部材の清掃部の剥れ発生の状態は、発泡弾性層の長手方向一端部又は両端が金属芯体から離れた長さを以下の基準により評価した。
A:剥れ発生なし
B:剥れが発生したウレタン長さが1mm未満
C:剥れが発生したウレタン長さが1mm以上
Claims (10)
- 芯体と、
前記芯体の外周面に、前記芯体の一端から他端にかけて、短冊状の発泡弾性部材が螺旋状に巻き回されて配置された発泡弾性層であって、前記発泡弾性層の長手方向端部の一方又は両方における前記発泡弾性層の前記芯体の周方向の長さが前記端部以外の領域における前記発泡弾性層の前記芯体の周方向の長さよりも長くなるように前記芯体の周方向に延長された周方向延長部を有する発泡弾性層と、
前記芯体と前記発泡弾性層とを接着する接着層と、
を備えた清掃部材。 - 前記発泡弾性層の前記周方向延長部において前記芯体の外周面と対向する側の面のうち、前記接着層を介して前記芯体の外周面と接触する領域の面積が単位面積当たりの面積率で40%以上である請求項1に記載の清掃部材。
- 前記発泡弾性層の前記周方向延長部の境界部の外周面に、切り込み部又は段差部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の清掃部材。
- 前記発泡弾性層の少なくとも前記周方向延長部において前記接着層を介して前記芯体の外周面に接着する面が、非発泡層で構成されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の清掃部材。
- 被帯電体を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材の表面に接触して配置され、前記帯電部材の表面を清掃する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える帯電装置。 - 請求項5に記載の帯電装置を少なくとも備え、
画像形成装置に脱着されるプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
請求項6に記載の帯電装置を有し、前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電された前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
前記像保持体に形成された前記潜像を、トナーを含む現像剤によって現像してトナー像とする現像手段と、
前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。 - 被清掃部材と、
前記被清掃部材の表面に接触して配置され、前記被清掃部材の表面を清掃する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える画像形成装置用のユニット。 - 請求項8に記載の画像形成装置用のユニットを少なくとも備え、
画像形成装置に脱着されるプロセスカートリッジ。 - 請求項8に記載の画像形成装置用のユニットを備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064723A JP6217489B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064723A JP6217489B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015187638A true JP2015187638A (ja) | 2015-10-29 |
JP6217489B2 JP6217489B2 (ja) | 2017-10-25 |
Family
ID=54429915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014064723A Active JP6217489B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6217489B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017134209A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 富士ゼロックス株式会社 | 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2017134210A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 富士ゼロックス株式会社 | 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5234570U (ja) * | 1976-08-24 | 1977-03-11 | ||
US4870465A (en) * | 1988-02-25 | 1989-09-26 | Xerox Corporation | Toner removal and surface abrading apparatus for a charge retentive surface |
JP2008304729A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2012032499A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Konica Minolta Business Technologies Inc | クリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置 |
JP2012177733A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Inoac Corp | クリーニングローラ |
JP2013050552A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 清掃装置、帯電装置、組立体及び画像形成装置 |
JP2013083764A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2013097066A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Fuji Xerox Co Ltd | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
-
2014
- 2014-03-26 JP JP2014064723A patent/JP6217489B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5234570U (ja) * | 1976-08-24 | 1977-03-11 | ||
US4870465A (en) * | 1988-02-25 | 1989-09-26 | Xerox Corporation | Toner removal and surface abrading apparatus for a charge retentive surface |
JP2008304729A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2012032499A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Konica Minolta Business Technologies Inc | クリーニングローラ及びこのクリーニングローラを備えた画像形成装置 |
JP2012177733A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Inoac Corp | クリーニングローラ |
JP2013050552A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 清掃装置、帯電装置、組立体及び画像形成装置 |
JP2013083764A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2013097066A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Fuji Xerox Co Ltd | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017134209A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 富士ゼロックス株式会社 | 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2017134210A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 富士ゼロックス株式会社 | 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
CN107015462A (zh) * | 2016-01-27 | 2017-08-04 | 富士施乐株式会社 | 清洁部件、处理盒和图像形成设备 |
CN107015462B (zh) * | 2016-01-27 | 2020-07-14 | 富士施乐株式会社 | 清洁部件、处理盒和图像形成设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6217489B2 (ja) | 2017-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5445553B2 (ja) | 清掃部材 | |
JP5423600B2 (ja) | 清掃部材 | |
JP5240250B2 (ja) | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5365681B2 (ja) | 清掃部材 | |
JP5447224B2 (ja) | 画像形成装置用の清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6035811B2 (ja) | 画像形成装置用の清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5365756B2 (ja) | 帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6217489B2 (ja) | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2013152493A (ja) | 帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2017083707A (ja) | 清掃装置、帯電装置、組立体及び画像形成装置 | |
JP5370461B2 (ja) | 清掃部材 | |
JP2015152863A (ja) | 画像形成装置用の清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2014153551A (ja) | 画像形成装置用の清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2016118729A (ja) | 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6699448B2 (ja) | 清掃体、清掃装置、帯電装置、組立体及び画像形成装置 | |
JP5909955B2 (ja) | 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5664695B2 (ja) | 清掃部材 | |
JP5768575B2 (ja) | 清掃部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP5516793B2 (ja) | 清掃部材 | |
JP2013145415A (ja) | 帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5522286B2 (ja) | 帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5982858B2 (ja) | 画像形成装置用の清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP7000768B2 (ja) | 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2017134210A (ja) | 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2014032419A (ja) | 清掃部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6217489 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |