JP7000768B2 - 清掃部材、帯電装置、転写装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
芯体と、
前記芯体の外周面に、前記芯体の一端から他端にかけて、螺旋状に配置された弾性層と、
を備え、
前記弾性層が、幅方向に3つ以上に分割されており、分割された弾性層のうち、幅方向両端の弾性層の幅が、前記幅方向両端の弾性層より内側の弾性層の幅よりも小さい清掃部材。
前記幅方向両端の弾性層の幅が2mm以上5mm未満である請求項1に記載の清掃部材。
前記幅方向両端の弾性層の幅の、前記芯体の外径に対する比率が0.2以上1.0未満である請求項1又は請求項2に記載の清掃部材。
前記幅方向両端の弾性層における幅方向縁部の厚さと最小厚さとの差が0.05mm以上0.25mm以下である請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の清掃部材。
前記幅方向両端の弾性層の幅の差が0.5mm以下である請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の清掃部材。
前記幅方向両端の弾性層より内側の弾性層の幅が3.0mm以上8.0mm以下である請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の清掃部材。
前記弾性層が、幅方向に4つ以上に分割されている請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の清掃部材。
被帯電体を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材の表面に接触して配置され、前記帯電部材の表面を清掃する清掃部材であって、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える帯電装置。
被転写体に転写物を転写させる転写部材と、
前記転写部材の表面に接触して配置され、前記転写部材の表面を清掃する清掃部材であって、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える転写装置。
請求項8に記載の帯電装置を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
請求項9に記載の転写装置を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する請求項8に記載の帯電装置と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写装置と、
を備える画像形成装置。
電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する請求項9に記載の転写装置と、
を備える画像形成装置。
被清掃部材と、
前記被清掃部材の表面に接触して配置され、前記被清掃部材の表面を清掃する清掃部材であって、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える画像形成装置用のユニット。
請求項14に記載の画像形成装置用のユニットを少なくとも備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
請求項14に記載の画像形成装置用のユニットを備える画像形成装置。
請求項2に係る発明によれば、幅方向に3つ以上に分割された弾性層のうち幅方向両端の弾性層の幅が5mm以上である清掃部材に比べ、弾性層の剥れが抑制される清掃部材が提供される。
請求項3に係る発明によれば、幅方向に3つ以上に分割された弾性層のうち幅方向両端の弾性層の幅の芯体の外径に対する比率が1.0以上である清掃部材に比べ、弾性層の剥れが抑制される清掃部材が提供される。
請求項4に係る発明によれば、幅方向に3つ以上に分割された弾性層のうち幅方向両端の弾性層における幅方向縁部の厚さと最小厚さとの差が0.25mm超えである清掃部材に比べ、弾性層の剥れが抑制される清掃部材が提供される。
請求項5に係る発明によれば、幅方向に3つ以上に分割された弾性層のうち幅方向両端の弾性層の幅の差が0.5mm超えである清掃部材に比べ、清掃の均等性に優れた清掃部材が提供される。
請求項6に係る発明によれば、幅方向に3つ以上に分割された弾性層のうち幅方向内側の弾性層の幅が3.0mm未満である清掃部材に比べ、清掃性能に優れた清掃部材が提供される。
請求項7に係る発明によれば、幅方向に3つに分割された弾性層を備える清掃部材に比べ、清掃性能に優れた清掃部材が提供される。
請求項9、11、又は13に係る発明によれば、芯体の外周面に螺旋状に配置され、弾性層の幅方向に2つ又は3つに分割された弾性層を有し、かつ分割された弾性層のそれぞれの幅が等しい清掃部材を備える場合に比べ、転写部材における高い清掃性を長期にわたり保持し得る転写装置、プロセスカートリッジ、又は画像形成装置が提供される。
請求項14、15、又は16に係る発明によれば、芯体の外周面に螺旋状に配置され、弾性層の幅方向に2つ又は3つに分割された弾性層を有し、かつ分割された弾性層のそれぞれの幅が等しい清掃部材を備える場合に比べ、被清掃部材における高い清掃性を長期にわたり保持し得る画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、又は画像形成装置が提供される。
図1は、本実施形態に係る清掃部材の一例を示す概略斜視図である。図2は、本実施形態に係る清掃部材の一例の概略平面図である。図3は、本実施形態に係る清掃部材の一例が備える弾性層を示す拡大断面図である。図2は、図1の概略平面図であり、図3は、図2のA-A断面図、つまり、弾性層を芯体の軸方向に沿って切断した断面図である。
図4は、本実施形態に係る清掃部材の他の一例が備える弾性層を示す拡大断面図である。
そして、分割された弾性層の「幅」とは、分割されたそれぞれの弾性層において、幅方向における一方の端辺から切込み部までの距離、一方の切込み部から他方の切込み部までの距離、及び切込み部から他方の端辺までの距離を表す。
なお、「幅」の測定は、弾性層に設けられた切込み部の深さ方向における最も先端となる領域(例えば、先端から±10%以内)で測定するものとする。切込み部の深さが接着層まで達している場合は、弾性層と接着層との境界の領域(例えば、境界から弾性層の厚さ方向に向かって±10%以内)で測定するものとする。
分割された弾性層としては、例えば、次の形態が挙げられる。
弾性層の両端用および内側用に、目的とする幅に切り出した個々の切断片を、長手方向の辺が互いに接触するように、一纏まりとした短冊状の弾性部材とし、この弾性部材を、芯体に巻きつけた弾性層としてもよい。
また、短冊状の弾性部材に、目的とする幅となるように切込み部を設けて切断し、長手方向の辺を互いに接触させたままの一纏まりの短冊状の弾性部材とし、この弾性部材を、芯体に巻きつけた弾性層としてもよい。
さらに、短冊状の弾性部材に、目的とする幅に、切断片とならないように切込み部を設けた、ひとつながりの短冊状の弾性部材とし、この弾性部材を、芯体に巻きつけた弾性層としてもよい。
切込み部110は、弾性層104の厚さ方向に対して斜めに(例えば、±10°以内の角度で)入っていてもよい。
切込み部110は、例えば、弾性層104の厚さ方向から見て(表面から見て)、直線、曲線、波線、ジグザグ線のいずれでもよい。
芯体の外周面に弾性部材を巻き付けて弾性層を螺旋状に配置した清掃部材では、弾性部材を巻き付ける際に、弾性部材の長手方向に少なからず張力が付与される。弾性部材を巻き付ける際に張力を付与すると、弾性層は弾性変形をした状態(例えば、巻き付ける前の弾性部材の厚さよりも薄くなった状態)で芯体に配置される。また、弾性部材を巻き付ける際に張力を付与しない場合であっても、弾性層は芯体の曲率に応じて変形して配置されるため、やはり弾性変形が生じる。
そして、弾性部材を芯体に巻き付けてなる弾性層には、弾性変形した状態で芯体の外周面に固定されることから、弾性層の弾性変形量に伴った反発弾性力(弾性層の復元力)が発生すると考えられる。弾性層の復元力は、弾性層の厚さが厚いほど、弾性部材の弾性係数が大きいほど、さらに芯体の曲率が大きいほど、強く働くと考えられる。
上記事象の下、弾性層に発生している反発弾性力(復元力)は、幅方向に沿って収縮する方向に働くため、結果、時間経過に伴い弾性層の幅方向端部の一方又は両方が芯体から剥れることがある。
特に、清掃部材が高温高湿(例えば45℃、95%RH)環境下に晒されると、弾性層の幅方向端部が芯体からより剥れ易くなる。
また、本実施形態に係る清掃部材100は、図1、図2、図3、及び図4に示すように、3つ以上に分割された弾性層104が、切込み部110を介して一纏まりとなった状態で、芯体102に巻き回されている。分割された弾性層104は、前述のように、分割されたそれぞれの弾性層(104A,104B)が、幅方向の両縁部が、芯体の径方向外側に向かう方向に突出した突出部を有している。
そして、本実施形態に係る清掃部材100では、分割された弾性層104のうち、幅方向両端の弾性層104Aの幅W3が、幅方向両端の弾性層104Aより内側の弾性層104Bの幅W4よりも小さい弾性層104が形成されている。
まず、芯体102について説明する。
芯体102に用いる材質としては、金属若しくは合金、又は樹脂等が挙げられる。
金属若しくは合金としては、鉄(快削鋼等)、銅、真鍮、アルミニウム、ニッケル等の金属;ステンレス鋼等の合金が挙げられる。
次に、弾性層104について説明する。
弾性層104とは100Paの外力印加により変形しても、もとの形状に復元する材料から構成される層をいう。弾性層104は、発泡弾性層であってもよいし、非発泡弾性層であってもよい。弾性層104は、清掃性(クリーニング性)向上の点から、発泡弾性層であることがよい。なお、発泡弾性層は、気泡を有する材料(いわゆる発泡体)で構成された層である。
そして、ポリウレタンの発泡は、例えば、水やアゾ化合物(例えばアゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル等)等の発泡剤を用いて行われるのが一般的である。
ここで、螺旋角度θとは、図2に示す通り、弾性層104の長手方向P(螺旋方向)と清掃部材の軸方向Q(芯体の軸方向)とが交差する角度(鋭角)を意味する。
幅方向両端の弾性層104Aの最小厚さD1と両端の弾性層より内側の弾性層104Bの最小厚さD2との比(D2/D1)は、弾性層104の剥がれの発生を抑制する点で、0.85以上0.98以下(好ましくは0.90以上0.95以下)であることがよい。
また、分割された弾性層104のうち、幅方向両端の弾性層104Aより内側の弾性層104Bにおける最小厚さD2(幅方向中央部での厚さD2)は、弾性層104の清掃性(クリーニング性)向上の点で、1.5mm以上3.0mm以下であることがよい。好ましくは2.0mm以上2.5mm以下である。
なお、ΔD41(両端の弾性層104Aにおける溝深さ)はΔD42(内側の弾性層104Bにおける溝深さ)より小さくなる。
レーザー測定機(株式会社ミツトヨ製、レーザースキャンマイクロメータ、型式:LSM6200)を用いて、測定対象となる清掃部材の周方向は固定した状態で、1mm/sのトラバース速度にて清掃部材の長手方向(軸方向)へスキャンさせて弾性層厚み(弾性層肉厚)のプロファイルの測定を行う。その後、周方向位置をずらし同様の測定を行う(周方向位置は120°間隔、3箇所)。このプロファイルを基に弾性層104における上記厚みD1及びD2、並びにD4の算出を行う。W3及びW4も同様にして算出する。
螺旋間隔W2とは、図2に示す通り、弾性層104の清掃部材100の軸方向Q(芯体軸方向)に沿った、隣り合う弾性層104間の長さを意味する。
次に、接着層106について説明する。
接着層106としては、芯体102と弾性層104とを接着し得るものであれば、特に制限はないが、例えば、両面テープ、その他接着剤により構成される。
次に、本実施形態に係る清掃部材100の製造方法について説明する。
図5A~図5Cは、本実施形態に係る清掃部材100の製造方法の一例を示す工程図である。
図5Aは、右下に、短冊状の弾性部材108のオモテ面を示し、その上に、短冊状の弾性部材108の両面テープが付いている側の面を示す。
切込み部110は、短冊状の弾性部材108の厚さ方向に対して斜めに(例えば、±10°以内の角度で)入れてもよい。
切込み部110は、例えば、弾性層104の厚さ方向から見て(表面から見て)直線、曲線、波線、ジグザグ線のいずれでもよい。
次に、図5Cに示すように、両面テープの剥離紙を剥がしながら、目的とする速度で芯体102を回転させて、芯体102の外周面に短冊108を螺旋状に巻き付けていき、芯体102の外周面に螺旋状に配置された分割された弾性層104を有する清掃部材100を得る。
この伸びは、短冊108が芯体102に巻き付く曲率半径と短冊108の厚みにより制御され、短冊108が芯体102に巻き付く曲率半径は芯体102の外径及び短冊108の巻き付け角度(螺旋角度θ)により制御される。
以下、本実施形態に係る画像形成装置等について図面に基づいて説明する。
図6は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。図7は、本実施形態に係るプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。図8は、図6及び図7における帯電装置の周辺部分を拡大した概略構成図である。
一方、清掃部材100は、例えば図8に示すように、芯体102の両端へ荷重F’がかけられることで帯電部材14へ押付けられる。これにより、弾性層104が弾性変形して帯電部材14の外周面に沿ったニップ部を形成する。
本実施形態に係る画像形成装置は、図6に示すタンデム方式且つ直接転写方式に限られず、中間転写方式等の周知の画像形成装置が適用される。また、本実施形態に係る画像形成装置は、内部に備える装置や部材をカートリッジ化せず、それぞれを直接配置した形態であってもよい。
本実施形態に係る、帯電装置を備えたプロセスカートリッジは、帯電装置(帯電部材と清掃部材とのユニット)を備え、そのほかに感光体、露光装置、現像装置、及び転写装置から選択される少なくとも一つを備えたプロセスカートリッジとしてよい。
本実施形態に係る、転写装置を備えたプロセスカートリッジは、転写装置(転写部材と清掃部材とのユニット)を備え、そのほかに感光体、露光装置、帯電装置、及び現像装置から選択される少なくとも一つを備えたプロセスカートリッジとしてよい。
上記高分子材料の数平均分子量は、1,000以上100,000以下の範囲であることが望ましく、10,000以上50,000以下の範囲であることがより望ましい。上記高分子材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。表面層に含まれる高分子材料としては、フッ素系又はシリコーン系の樹脂が望ましい。
厚さ2.4mmの発泡ウレタン(EP-70;株式会社イノアックコーポレーション社製)シートを幅13mm、長さ360mmの短冊になるように切り出した。切り出した短冊に対して、厚み0.05mmの両面テープ(日東電工社製、No.5605)を、短冊全面に貼り付け、両面テープ付き短冊を得た。
準備する発泡ウレタンシートの幅を変更し、かつ形成する切込みを「3分割(端部4mm/内側5mm/端部4mmに分割)」となるよう変更したこと以外は、クリーニングロールA1と同様にして、クリーニングロールA2を得た。
準備する発泡ウレタンシートの幅を変更し、かつ形成する切込みを「4分割(端部3mm/内側5mm/内側5mm/端部3mmに分割)」となるよう変更したこと以外は、クリーニングロールA1と同様にして、クリーニングロールA3を得た。
芯体の外径が異なるクリーニングロールを作製した。
具体的には、芯体を(材質:SUM24EZ、外径:φ8.0mm、全長:338mm)に変更した。また、準備する発泡ウレタンシートの幅及び長さを変更し、かつ形成する切込みを「3分割(端部4mm/内側8mm/端部4mmに分割)」となるよう変更したこと以外は、クリーニングロールA1と同様にして、クリーニングロールA4を得た。
準備する発泡ウレタンシートの幅を変更し、かつ形成する切込みを「2分割(端部5mm/端部5mmに分割)」となるよう変更したこと以外は、クリーニングロールA1と同様にして、クリーニングロールB1を得た。
準備する発泡ウレタンシートの幅を変更し、かつ形成する切込みを「3分割(端部5mm/内側5mm/端部5mmに分割)」となるよう変更したこと以外は、クリーニングロールA1と同様にして、クリーニングロールB2を得た。
準備する発泡ウレタンシートの幅を変更し、かつ形成する切込みを「3分割(端部5mm/内側5mm/端部6mmに分割)」となるよう変更したこと以外は、クリーニングロールA1と同様にして、クリーニングロールB3を得た。
(弾性層の形成)
下記混合物を、オープンロールで混練し、SUS416からなる直径9mmの導電性の芯体の外周面に、厚さ1.5mmとなるように円筒状に被覆し、内径12.0mmの円筒型の金型に入れ、170℃で30分間加硫させ、金型から取り出した後、研磨した。これにより、円筒状の導電性の弾性層を得た。
・導電剤(カーボンブラック アサヒサーマル:旭カーボン社製) 25質量部
・導電剤(ケッチェンブラックEC:ライオン社製) 8質量部
・イオン導電剤(過塩素酸リチウム)・1質量部
・加硫剤(硫黄、200メッシュ:鶴見化学工業社製) 1質量部
・加硫促進剤(ノクセラーDM:大内新興化学工業社製) 2.0質量部
・加硫促進剤(ノクセラーTT:大内新興化学工業社製) 0.5質量部
下記混合物を、ビーズミルにて分散し、得られた分散液を、メタノールで希釈し、導電性の弾性層の表面(外周面)に浸漬塗布した後、140℃で15分間加熱乾燥した。これにより、厚さ4μmの表面層を有する帯電ロールを得た。
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ、SN-100P:石原産業社製) 30質量部
・溶剤(メタノール) 500質量部
・溶剤(ブタノール) 240質量部
各例で作製したクリーニングロールについて、クリーニング性及び弾性層の剥がれの評価を行った。評価結果を表2に示す。なお、クリーニング性及び弾性層の剥がれの評価は、次のようにして行った。
上記各実施例及び各比較例で作製したクリーニングロールと帯電ロールとをカラー複合機DocuCentre-V C7775:富士ゼロックス社製のドラムカートリッジに装着し、クリーニング性評価試験を行った。
G0 :帯電ロール表面に付着物が1μm2当たり10%以下の範囲で見られる。
G0.5:帯電ロール表面に付着物が1μm2当たり10%より大きく20%以下の範囲で見られる。
G1 :帯電ロール表面に付着物が1μm2当たり20%より大きく30%以下の範囲で見られる。
G2 :帯電ロール表面に付着物が1μm2当たり30%より大きく50%以下の範囲で見られる。
G3 :帯電ロール表面に付着物が1μm2当たり50%より大きい範囲で見られる。
各実施例及び各比較例で作製したクリーニングロールを、弾性層に何も接触しない状態で芯体両端を保持可能な治具を用いて、高温高湿環境(温度45℃、相対湿度95%RH)下に1カ月、次いで低温低湿環境(温度10℃、相対湿度15%RH)下に1カ月放置した。その後、クリーニングロールの弾性層の幅方向端部の剥れの有無を目視にて確認し、剥がれが生じている場合にはその芯体周方向長さを測定して、下記のとおり分類した。
G0 :剥れの発生なし。
G1 :周方向長さ0.1mm未満の剥れが発生した。
G1.5:周方向長さ0.1mm以上0.3mm未満の剥れが発生した。
G2 :周方向長さ0.3mm以上の剥れが発生した。
Claims (16)
- 芯体と、
前記芯体の外周面に、前記芯体の一端から他端にかけて、巻き回されて螺旋状に配置された弾性層と、
を備え、
前記弾性層が、幅方向に3つ以上に分割されており、分割された弾性層のうち、幅方向両端の弾性層の幅が、前記幅方向両端の弾性層より内側の弾性層の幅よりも小さく、
前記幅方向は、前記芯体の前記外周面に前記弾性層が巻き回された状態で、前記弾性層の長手方向に対して、垂直に沿う方向であり、
前記弾性層の幅は、前記芯体の前記外周面に前記弾性層が巻き回された状態で、前記幅方向における一方の端辺から他方の端辺までの距離である、
清掃部材。 - 前記幅方向両端の弾性層の幅が2mm以上5mm未満である請求項1に記載の清掃部材。
- 前記幅方向両端の弾性層の幅の、前記芯体の外径に対する比率が0.2以上1.0未満である請求項1又は請求項2に記載の清掃部材。
- 前記幅方向両端の弾性層における幅方向縁部の厚さと最小厚さとの差が0.05mm以上0.25mm以下である請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の清掃部材。
- 前記幅方向両端の弾性層の幅の差が0.5mm以下である請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の清掃部材。
- 前記幅方向両端の弾性層より内側の弾性層の幅が3.0mm以上8.0mm以下である請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の清掃部材。
- 前記弾性層が、幅方向に4つ以上に分割されている請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の清掃部材。
- 被帯電体を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材の表面に接触して配置され、前記帯電部材の表面を清掃する清掃部材であって、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える帯電装置。 - 被転写体に転写物を転写させる転写部材と、
前記転写部材の表面に接触して配置され、前記転写部材の表面を清掃する清掃部材であって、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える転写装置。 - 請求項8に記載の帯電装置を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 請求項9に記載の転写装置を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する請求項8に記載の帯電装置と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写装置と、
を備える画像形成装置。 - 電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する請求項9に記載の転写装置と、
を備える画像形成装置。 - 被清掃部材と、
前記被清掃部材の表面に接触して配置され、前記被清掃部材の表面を清掃する清掃部材であって、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の清掃部材と、
を備える画像形成装置用のユニット。 - 請求項14に記載の画像形成装置用のユニットを少なくとも備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 請求項14に記載の画像形成装置用のユニットを備える画像形成装置。
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