JP2015185578A - ガス供給部、基板処理装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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本発明の目的は、上述の問題を解決し、ガスノズルを交換する際にガスノズルが破損するリスクを低減し、ノズル交換メンテナンス時のメンテナンス性向上およびメンテナンス所要時間の短縮が可能となるガス供給部や半導体装置の製造方法を提供することにある。
少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、
前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、
前記下端部を載置する載置部と、
前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し
前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部を提供する。
少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、
前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、
前記下端部を載置する載置部と、
前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し
前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部を備えた基板処理装置を提供する。
基板を処理する処理室に前記基板を搬入する工程と、
前記処理室内で前記基板を処理する工程と、
前記処理室から前記基板を搬出する工程と、を有し、
前記基板を処理する工程では、 少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、 前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、 前記下端部を載置する載置部と、 前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し、前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部から処理ガスを供給する半導体装置の製造方法を提供する。
図1は、本発明の実施形態における基板処理装置の斜透視図である。図1に示すように、基板処理装置10は、筐体101を備え、シリコン等からなる基板であるウエハ200を筐体101内外へ搬送するために、複数枚のウエハが保持収納されたウェハキャリア(基板収容器)として前面開閉型の密閉容器であるFOUP(Front Opening Unified Pod)110が使用される。
筐体101内の前後方向における略中央部には、FOUP棚(基板収容器載置棚)114が設置されている。FOUP棚114は、複数段、複数列にて複数個のFOUP110を保管するように構成されている。FOUP棚114の一部として、ウエハ搬入搬出口123が設けられ、ウエハ搬入搬出口123には、後述するウエハ移載機構112の搬送対象となるFOUP110が収納される。
ボート217は、複数本のウエハ保持部材(支柱)を備えており、複数枚(例えば、25枚〜150枚程度)のウエハ200を水平姿勢で、かつ、その中心を揃えた状態で垂直方向に整列させて、多段に積層して保持するように構成されている。
処理炉202は、その内側に、縦形のアウタチューブ(外管)221を備えている。アウタチューブ221は、上端が閉塞され下端が開口された略円筒形状をしており、開口された下端が下方を向くように、かつ、筒方向の中心線が垂直になるように縦向きに配置されている。アウタチューブ221の内側には、インナチューブ(内管)222が設けられている。インナチューブ222およびアウタチューブ221はいずれも、本例では、石英(SiO2)や炭化シリコン(SiC)等の耐熱性の高い材料によって、それぞれ略円筒形状に一体成形されており、両者でプロセスチューブを構成している。
ガス流路222cから処理室204内に供給されたガスは、インナチューブ222の上側開放端から排気路209内へ流れた後、排気口207aを介して排気管207内に流れ、処理炉202外へ排出される。
ボート回転機構267は、制御部280に電気的に接続されている。制御部280は、ボート回転機構267が所望のタイミングにて所望の動作をするように制御する。
なお、処理ガス供給管224に、不活性ガス供給ラインを接続し、処理ガスを不活性ガスで希釈して供給するようにしてもよい。
各部の動作は制御部280により制御される。
ウエハチャージングステップにおいて、基板200はボート217に装填される。次に、ボートローディングステップにおいてボート217は、処理室204に搬入(ボートローディング)され、シールキャップ219により処理室204の下端がシールされた状態となる。
また、この背面部42Hのサポート部45が設けられた垂直方向下側或いは垂直方向上側には後述する固定部材を設置するための固定孔47が設けられている。背面部42Hの寸法はノズルの下端部43の寸法より大きくなっている。すなわち、背面部42Hの面積は下端部43の背面部42Hに面する面の面積よりも大きく、また言い換えれば、背面部42Hの横幅および縦幅は下端部43の背面部42Hに面する面の横幅および縦幅よりも大きい。
なお、図面において下端部43は、略直方体のブロック状に示してあるが、略直方体の各角部や辺、或いは直管部41bの最下端と下端部43との接続部が面取りされたように、R部を有していても何ら問題はない。
なお、本実施の形態では、切欠き部50は蓋部44の上面部44Jに設けられている例を説明したが、蓋部44の上面には上面部を設けず、ノズル載置部42に上面部を設置し、この面に切欠き部50を設けても良い。
図6(b)には、同様に上下左右に計4つのサポート孔45及びボルト46が配置されているが、本例では、左上から時計回りで、ボルト46、ボルト46、サポート孔45、サポート孔45のように、同じ部位であるボルト46及びサポート孔45がそれぞれ平行に、上段にボルト46の組、下段にサポート孔45の組が配置されている例である。もちろん、上段にボルト46の組、下段にサポート孔45の組が配置されていても良い。
(1)ガスノズルを含む下端部が、自立することができるため、反応容器内におけるガスノズルの設置等のメンテナンス作業が容易となる。
ノズル載置部上にガスノズルを載置した後にガスノズルが転倒しないように手で支える必要がなく、両手をガスノズルから離した状態で作業を行う事が出来るため、メンテナンス性が向上する。ガスノズルが転倒しないようにするためには、下端部43の左右に少なくとも1つずつサポート部45が設けられていれば良い。下端部43がバランスを崩し、正面向かって時計回り方向または反時計回り方向に回転(転倒)するような場合が生じても、左右に1つずつサポート部が設けられていることにより、下端部43の左側面および右側面がそれぞれサポート部45に接触し、下端部がサポート部に引っかかることにより転倒が防止される。
従来はL字型のガスノズルを上方向に持ち上げてから導入ポートへ接続を行っていたため、ガスノズルの上端が反応管の天井部に衝突したり、導入ポートにガスノズルをはめ込む際に視野が悪いため、ガスノズルを導入ポートや内壁にぶつけたりすることによるガスノズルの破損が生じていた。本発明によれば、ガスノズルを上方向に持ち上げることなく横方向や斜め下方向から設置することができるため、反応管天井部との衝突による破損を防止することができる。また、ガスノズル接続部が反応管内にあるため、狭い作業空間であっても作業箇所を確認しやすい。
従来のL字状ノズルでは水平部分を炉口周りに固定していたため。ノズルメンテナンスの際に炉口周りを一度分解してからでないと取り外せなかった。本発明によれば、従来のL字状ノズルではなく、L字状の水平部分と鉛直部分とを分割した構造としたため、水平部分は炉口周りに固定したまま、鉛直部分のガスノズルのみを取り外しすればよく、これにより反応管内作業のみでノズルのメンテナンスを行う事ができ、メンテナンス時間を短縮することができる。
従来のL字形状ガスノズルでは、基板処理を繰り返すことで水平方向から鉛直方向へと曲がる部分(婉曲部分)において強度が低下し、強度が低下した部分を起点としたノズル折れが発生していた。本発明においては、強度が低下しやすい婉曲部分を下端部内に内在させたことにより、強度低下によるノズル折れを防止することができる。
上方向への移動を上面部が抑制するため、大流量のガスを供給すると、直管部内の上部方向へのガス流れの勢いの影響により、ガスノズル自体が上方向へ引っ張られてしまう。本発明によれば、切欠き部を有する上面部が下端部の最上面の面積よりも大きくなっていることから、ガスノズル自体が上方向へ引っ張られたとしても、上面部が下端部を抑え込むことにより、下端部の上方向への移動を抑制し、ガスノズルの飛び出しを防止することができる。
直管部と切欠き部とが接触すると、その接触点を起点としたノズル折れが発生しやすくなるが、本発明においては、直管部と切欠き部とが所定の間隔をあけるように切欠き部を形成しているため、接触による直管部の破損を防止することができる。
前記実施形態ではインナーチューブとアウターチューブを有する2重管構造の基板処理装置を用いて説明したが、アウターチューブのみの所謂シングルチューブ構造の基板処理装置にも適用可能である。
前記実施形態では処理がウエハに施される場合について説明したが、処理対象はホトマスクやプリント配線基板、液晶パネル、コンパクトディスクあるいは磁気ディスク等であってもよい。
また、前記実施形態ではバッチ式縦形ホットウオール形装置に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、バッチ式横形ホットウオール形装置等の基板処理装置に適用することができる。
又、本発明は以下の実施の態様を含む。
少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、
前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、
前記下端部を載置する載置部と、
前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し
前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部。
付記1記載のガス供給部であって、前記載置部は前記下端部の両側を挟み込むようにサポート部を有する。
付記2記載のガス供給部であって、前記サポート部は斜めに配置されている。
付記1〜3記載のガス供給部であって、前記サポート部に対向する位置にボルトを有する。
少なくとも1つのガス供給孔を有する中空の直管部と、
前記直管部の下端に、その最上面の面積が前記直管部の断面積よりも大きく形成された立体形状の下端部と、を有し、
前記下端部は、側面にガス導入口が設けられ、前記下端部内部に前記ガス導入口から前記直管部の中空部分に連通するガス流路が設けられているガスノズル。
付記5のガスノズルであって、前記立体形状は直方体である。
付記5のガスノズルであって、前記下端部の前記ガス導入口が設けられた側面および最下面のそれぞれ少なくとも一部分は水平面になっている。
付記6のガスノズルであって、前記下端部の角部を形成する各部分はRがけされている。
少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、
前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、
前記下端部を載置する載置部と、
前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し
前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部を備えた基板処理装置。
基板を処理する処理室に前記基板を搬入する工程と、
前記処理室内で前記基板を処理する工程と、
前記処理室から前記基板を搬出する工程と、を有し、
前記基板を処理する工程では、 少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、 前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、 前記下端部を載置する載置部と、 前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し、前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部から処理ガスを供給する半導体装置の製造方法。
ガス流路部 41
水平部 41c
垂直部 41b
ガス導入部 42
底面部 42Z
下端部 43
蓋部 44
サポート部 45
ボルト 46
固定孔 47
切欠き部 50
サポート孔 51
筐体 101
ウエハ 200
処理室 204
処理ガス供給管 224
コントローラ 280
Claims (3)
- 少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、
前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、
前記下端部を載置する載置部と、
前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し
前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部。 - 少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、
前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、
前記下端部を載置する載置部と、
前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し
前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部を備えた基板処理装置。 - 基板を処理する処理室に前記基板を搬入する工程と、
前記処理室内で前記基板を処理する工程と、
前記処理室から前記基板を搬出する工程と、を有し、
前記基板を処理する工程では、 少なくとも1つのガス供給孔を有する直管部と、 前記直管部の下端に形成され、前記直管部の径より大きい幅を持つ下端部と、 前記下端部を載置する載置部と、 前記下端部を前記載置部に固定し、前記下端部が傾いた時に前記下端部の上面を支持する支持面を有する蓋部と、を有し、前記蓋部の上面には前記直管部に対して所定間隔を有するように切欠きが形成され、前記載置部には前記下端部との接触面にガスを導入する導入孔が形成されているガス供給部から処理ガスを供給する半導体装置の製造方法。
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