JP2013239656A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力センサ等のゼロ点補正時エラーを検出した場合に、処理を継続することによる基板不良の発生を防止する。
【解決手段】圧力センサのゼロ点補正を行うゼロ点補正ステップと、複数の基板が搭載された基板保持具を処理室へ搬入する搬入ステップと、圧力センサの測定値に基づいて処理室内の圧力を所定の値に設定し、処理室へ搬入された複数の基板を処理する基板処理ステップと、処理された基板を搭載した基板保持具を処理室から搬出する搬出ステップとを、この順に、第1、第2の一連の処理として行うように構成し、第1のゼロ点補正ステップで、ゼロ点補正の補正範囲が所定の補正範囲内を超えるゼロ点補正限界エラーを検出した場合、第1の搬入ステップ、第1の基板処理ステップ、第1の搬出ステップを実行し、その後、操作部からの第2の搬入ステップの実行指示待ち状態とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば半導体ウエハ等の基板を処理する基板処理装置に関し、例えば基板処理室内の圧力を検出する圧力センサのゼロ点補正時において、ゼロ点補正することができないエラーが発生した場合の処理に関するものである。
縦型成膜装置等の基板処理装置では、複数(数十〜百数十枚)の基板を搭載したボートを、処理室内に収容して処理ガスを供給するとともに加熱し、処理室内の圧力や温度を所定値に設定して、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等により、基板表面上に各種の成膜を行う。また、縦型成膜装置の中には、複数の基板を搭載するためのボートを2つ備える、所謂、2ボート装置がある。2ボート装置は、一方のボート(例えばJOB1用ボート)を処理室内で処理中に、他方のボート(例えばJOB2用ボート)から処理済みの基板を取り出した後、未処理基板を搭載するように構成する。これにより、基板の取り出しや搭載を待つことなく、処理室内で連続処理できるようにして処理効率を向上させるようにしたものである。
上記の縦型成膜装置においては、処理室内の圧力が所定値になるように、処理室内の圧力を圧力センサにより検出するが、処理により発生した副生成物により、圧力センサのゼロ点がずれてくる。このため、圧力センサのゼロ点補正を行う必要がある。
しかしながら、2ボート装置においては、処理室内で複数のJOBを連続処理できるように、複数のJOB、例えばJOB1とJOB2の処理実行コマンドがJOB1開始前に発行される。そのため、JOB1における圧力センサのゼロ点補正時にゼロ点補正限界エラーを検出しても、JOB2の処理が自動的に実行される。その結果、JOB2の処理で基板に形成された膜が膜厚異常となり、ロットアウトになる可能性がある。
下記の特許文献1には、基板を処理室へ搬入する前に圧力センサのゼロ点補正を行い、ゼロ点補正において障害が発生した場合は、ゼロ点シフト値の上下に応じてそれぞれ異なる是正処理を行うことが開示されている。また、特許文献2には、処理レシピ実行中に処理室のリークチェックエラーを検出し、そのエラーが解除されない場合に、その後の処理における基板搬入を禁止することが開示されている。
特開2009−123946号公報 特開2010−074141号公報
本発明の目的は、例えば2ボートを備える縦型成膜装置等の基板処理装置において、圧力センサ等のゼロ点補正時にゼロ点補正限界エラーを検出した場合に、処理を継続することによる基板不良の発生を防止することができる基板処理技術を提供することにある。
前記課題を解決するための、本発明に係る基板処理装置の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
複数の基板が搭載された基板保持具と、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を搬入して、前記搭載された複数の基板を処理する処理室と、
前記処理室内の圧力を測定するための圧力センサと、
前記圧力センサのゼロ点補正を所定の補正範囲内で行うゼロ点補正ステップと、前記複数の基板が搭載された基板保持具を前記処理室へ搬入する基板保持具搬入ステップと、前記圧力センサの測定値に基づいて前記処理室内の圧力を所定の値に設定し、前記基板保持具に搭載されて前記処理室へ搬入された前記複数の基板を処理する基板処理ステップと、前記基板処理ステップで処理された基板を搭載した基板保持具を前記処理室から搬出する基板保持具搬出ステップとを、この順に繰り返し行う制御部とを備え、
前記制御部は、
第1の前記ゼロ点補正ステップを実行し、ゼロ点補正の補正範囲が前記所定の補正範囲内を超えるゼロ点補正限界エラーを検出した場合、第1の前記基板保持具搬入ステップ、第1の前記基板処理ステップ、第1の前記基板保持具搬出ステップを実行し、第2の前記基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になるよう構成された基板処理装置。
上記の構成によれば、圧力センサ等のゼロ点補正時にゼロ点補正限界エラーを検出した場合に、処理を継続することによる基板不良の発生を防止することができる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の垂直断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の制御部の構成例である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の処理シーケンスである。 本発明の実施形態に係る処理炉の動作フローである。 本発明の実施形態に係るボートの動作フローである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における基板処理装置を説明する。本実施形態において、基板処理装置は、一例として、半導体装置(IC:Integrated Circuit)の製造方法における処理工程を実施する半導体製造装置として構成されている。なお、以下の説明では、基板処理装置として基板にCVD処理などの成膜処理を行うバッチ式縦型半導体製造装置(以下、単に処理装置という)を適用した場合について述べる。図1は、本発明が適用される処理装置100の透視図であり、斜視図として示されている。また、図2は図1に示す処理装置100の側面透視図である。
なお、図1及び図2では、ボート217は1つしか示していないが、処理装置100は、2つのボートを備える2ボート装置である。
図2に示されているように、本実施形態の処理装置100は、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納するウエハキャリアとしてポッド110を使用し、筐体111を備えている。ポッド110内には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガス(例えばNガス)が充填されている。筐体111の正面壁111aには、ポッド搬入搬出口112が、筐体111の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口112は、フロントシャッタ113によって開閉される。ポッド搬入搬出口112の正面前方側には、ロードポート114が設置されており、ロードポート114は、ポッド110を載置する。ポッド110は、ロードポート114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート114上から搬出される。
筐体111内の前後方向の略中央部における上部には、回転棚105が設置されており、回転棚105は、支柱116を中心に回転し、棚板117に複数個のポッド110を保管する。
図2に示すように、筐体111内におけるロードポート114と回転棚105との間には、ポッド搬送装置118が設置されている。ポッド搬送装置118は、ポッド110を保持したまま昇降可能なポッドエレベータ118aと、水平搬送機構としてのポッド搬送機構118bとで構成されており、ロードポート114、回転棚105、ポッドオープナ121との間で、ポッド110を搬送する。
図2に示すように、筐体111内の前後方向の略中央部における下部には、サブ筐体119が後端にわたって構築されている。サブ筐体119の正面壁119aには、ウエハ200をサブ筐体119内に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口120が1対、垂直方向に上下2段に並べられて開設されており、上下段のウエハ搬入搬出口120、120には1対のポッドオープナ121、121がそれぞれ設置されている。
ポッドオープナ121は、ポッド110を載置する載置台122、122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構123、123とを備えている。ポッドオープナ121は、載置台122に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口を開閉する。載置台122は、基板を移載する際に基板収容器が載置される移載棚である。
図2に示すように、サブ筐体119は、ポッド搬送装置118や回転棚105の設置空間の雰囲気と隔絶された移載室124を構成している。移載室124の前側領域には、ウエハ移載機構125が設置されている。ウエハ移載機構125は、ウエハ200をツイーザ125cに載置して水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置125a、およびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ125bとで構成されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、基板保持具としてのボート217に対して、ウエハ200を装填および脱装する。
図1に示されているように、移載室124内には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガス(例えばNガス)であるクリーンエア133を供給するよう、供給ファンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134が設置されている。
図2に示すように、ボート217の上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202は、内部に基板処理室(不図示)を備え、該基板処理室の周囲には、基板処理室内を加熱する加熱部としてのヒータ(不図示)を備える。処理炉202の下端部は、炉口ゲートバルブ147により開閉される。
図1に示されているように、ボート217を昇降させるためのボートエレベータ115が設置されている。ボートエレベータ115に連結されたアーム128には、シールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219は、ボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は、複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウエハ200を、その中心を揃えて垂直方向に多段に整列させた状態で、それぞれ水平姿勢で保持する基板保持具として構成されている。
ボート217は、ボート217(1)とボート217(2)の2つ存在し、例えば、一方のボート217(1)にウエハ200を搭載して処理炉202内で処理中に、処理が終了した他方のボート217(2)から処理済みのウエハ200を取り出してポッド110へ戻し、新たな未処理のウエハ200をポッド110からボート217(2)へ搭載する。
詳しくは、ボート217は、処理炉202直下のボートロード位置と、ポッド110との間でウエハ200の移載を行うウエハ移載位置と、処理直後のウエハ200を冷却するためのクーリング位置(冷却位置)との間を水平移動する。
すなわち、ウエハ移載位置において未処理のウエハ200が一方のボート217(1)に搭載され(ウエハチャージ)、ウエハ移載位置で待機する。処理炉202内にある他方のボート217(2)の処理が終了すると、ボート217(2)は、処理炉202直下のボートロード位置にアンロード(下降)され、次に、クーリング位置へ水平移動する。すると、ウエハ移載位置で待機していたボート217(1)は、ボートロード位置に水平移動し、処理炉202内へボートロード(上昇)され、処理が開始される。クーリング位置へ移動したボート217(2)は、搭載したウエハ200が冷却されると、ウエハ移載位置に水平移動する。ウエハ移載位置において、処理済みのウエハ200が取り出され(ウエハディスチャージ)、未処理のウエハ200が搭載される。
この動作を繰り返し、ボート217は、ウエハ移載位置からボートロード位置、ボートロード位置から処理炉202内、処理炉202内からボートロード位置、ボートロード位置からクーリング位置、クーリング位置からウエハ移載位置への移動を繰り返す。
また、処理炉202の下端部には、処理室内へ処理ガスを供給する処理ガス供給管(不図示)が設けられ、処理ガス供給管には、上流側から順に、処理ガスを供給する処理ガス供給源、処理室内へ供給する処理ガスの流量を制御するMFC(マスフローコントローラ:流量制御装置、不図示)、開閉バルブ(不図示)が設けられている。主に、処理ガス供給管やMFC等から処理ガス供給部が構成される。
また、処理炉202の下端部には、処理室内のガスを排出するための排気管(不図示)が設けられ、排気管には、上流側から順に、圧力センサ(不図示)、圧力調整装置(不図示)、真空ポンプ(不図示)が接続されており、処理室内の圧力が所定の圧力(真空度)となるよう真空排気し得るように構成されている。圧力センサは、処理室内の圧力を測定する圧力計器である。主に、排気管や圧力調整装置や圧力センサ等から排気部が構成される。
圧力センサは、例えば公知のダイアフラム真空計であり、気体分子が薄い金属性の壁を押す力を計測することによって圧力を測定するタイプの真空計である。圧力センサの内部には、非常に薄い金属であるダイアフラム(隔壁)が設けられており、圧力センサの内部空間はダイアフラムにより基準室と計測室とに仕切られている。基準室には固定電極が設けられており、計測室は連結管により排気管に通じている。
圧力センサでは、ダイアフラムの変形を静電容量の変化として電気的に計測して圧力に換算し、これにより圧力を測定できるようになっている。詳しくは、基準室の圧力よりも計測室の圧力が大きい場合、ダイアフラムが基準室側にたわみ、ダイアフラムと電極との距離が小さくなる。その結果、静電容量の検出量が上昇し、圧力値は大きな値を示す。逆に、計測室の圧力よりも基準室の圧力が大きい場合は、ダイアフラムが計測室側にたわみ、ダイアフラムと電極との距離が大きくなる。その結果、静電容量の検出量が低下し、圧力値は小さな値を示す。
この圧力センサでは、例えば下記のような現象が起こる可能性がある。
連結管に副生成物等の反応生成物が付着した場合、反応生成物からのアウトガスにより、計測室側の圧力が上昇してダイアフラムが基準室側にたわむ。その結果、静電容量の検出量が上昇し、圧力センサで測定された圧力値が実際の処理室の圧力値より大きい値(プラス側)にシフトしてしまう。
他方、ダイアフラムにピンホールが開いた場合、基準室の圧力が上昇し(例えば計測室の圧力と同じぐらいになり)、ダイアフラムが計測室側にたわむ。その結果、静電容量の検出量が低下し、圧力センサで測定された圧力値が処理室の圧力値より小さい値(マイナス側)にシフトしてしまう。
したがって、圧力センサが正確な圧力値を出力するように、圧力センサのゼロ点補正を行う必要がある。ゼロ点補正動作については後述する。
次に、図3を参照して、基板処理装置の制御部の構成について説明する。図3は、本実施形態に係る基板処理装置の制御部の構成例である。
図3に示されるように、制御部10は、主制御部11と、温度制御部12と、ガス流量制御部13と、圧力制御部14と、搬送制御部15とを備えている。主制御部11には、温度制御部12、ガス流量制御部13、圧力制御部14、搬送制御部15、オペレータの指示を受け付ける操作部22、操作画面や各種データ等を表示する表示部23、基板処理装置100の基板処理シーケンスである処理レシピを記憶する記憶部21等の基板処理装置100を構成する構成部が電気的に接続されている。
温度制御部12は、反応炉202を加熱するヒータの温度を制御するもので、処理炉202内の温度を計測する温度センサから温度データを受信し、主制御部11に送信する。また、温度制御部12は、主制御部11から、例えば処理炉202内の温度を上昇させるヒータの加熱温度指示を受信し、指示された温度になるようヒータを加熱する。
ガス流量制御部13は、例えば、処理炉202内へ処理ガスを供給する処理ガス供給管に設けられたMFCからガスの流量データを受信し、主制御部11に送信する。また、主制御部11から、例えば、処理ガス供給管に設けられた開閉バルブへのバルブ開閉指示やポンプ駆動指示等のガス制御指示を受信し、該指示に従いガス流量制御を行う。
圧力制御部14は、処理炉202内からガスを排気する排気管に設けられた圧力センサから、処理炉202内の圧力情報を受信し、主制御部11に送信する。また、主制御部11から、上記排気管に設けられた圧力調整バルブやポンプ等へのバルブ開度指示やポンプ駆動指示等を受信し、該指示に従い処理炉202内圧力の制御を行う。こうして、制御部10は、圧力センサにより検出された圧力に基づいて、圧力調整装置により処理室内の圧力が所望の圧力となるよう所望のタイミングにて制御する
搬送制御部15は、ポッド搬送装置118やウエハ移載機構125やボートエレベータ115等の位置を制御するもので、搬送制御部15には、フォトセンサ(不図示)やポッドセンサ(不図示)が電気的に接続され、これらのセンサから、例えば、ウエハ200を収容するポッド110の有無や位置等のデータを受信し、主制御部11に送信する。また、搬送制御部15は、主制御部11から、例えばポッド110やボート217やウエハ200の搬送指示を受信し、指示された場所や位置にポッド110やボート217やウエハ200を搬送する。
主制御部11は、ハードウエア構成としては、CPU(Central Processing Unit)と主制御部11の動作プログラム等を格納するメモリを備えており、CPUは、例えば操作部22からの操作員に指示に基づき、この動作プログラムに従って、記憶部21に記憶した処理レシピを読み出して実行するように動作する。このとき、主制御部11は、温度制御部12、ガス流量制御部13、圧力制御部14、搬送制御部15等の各副制御部に対して、処理室内の温度や圧力、ガス流量等を測定させ、この測定データに基づいて、上記各副制御部に対して制御信号を出力し、上記各副制御部が処理レシピに従い動作するように制御する。
記憶部21は、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどから構成され、上記CPUの動作プログラムを記憶する記憶媒体をも含む。記憶部21に記憶された動作プログラムは、例えば基板処理装置の立ち上がり時において、主制御部11のメモリに転送され動作する。
次に、本実施形態の処理装置の動作について説明する。この動作は、制御部10により制御される。なお、これ以降、ボート217(1)をボート1、ボート217(2)をボート2とも称す。
図1、図2に示されているように、ポッド110がロードポート114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放され、ポッド搬入搬出口112から搬入される。
搬入されたポッド110は、回転棚105の指定された棚板117へ、ポッド搬送装置118によって、自動的に搬送されて受け渡される。
ポッド110は回転棚105で一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載されるか、もしくは、ロードポート114から直接、ポッドオープナ121に搬送されて、載置台122に移載される。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120は、キャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124にはクリーンエア133が流通され、充満されている。
図2に示すように、載置台122に載置されたポッド110は、そのキャップが、キャップ着脱機構123によって取り外され、ポッド110のウエハ出し入れ口が開放される。また、ウエハ200は、ポッド110からウエハ移載装置125aによってピックアップされ、例えば、JOB2用のボート2へ移載されて装填される。このとき、ボート2は、ウエハ移載位置にある。ボート2にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aは、ポッド110に戻り、次のウエハ110をボート2に装填する。
この一方(上段または下段)のポッドオープナ121におけるウエハ移載装置125aによるウエハ200のボート2への装填作業中に、他方(下段または上段)のポッドオープナ121には、回転棚105ないしロードポート114から別のポッド110がポッド搬送装置118によって搬送され、ポッドオープナ121によるポッド110の開放作業が同時進行される。
このようにして、予め指定された枚数のJOB2用のウエハ200が、ウエハ移載位置においてJOB2用のボート2に装填され(ウエハチャージ)、ボート2は待機状態に入る。
一方、JOB2よりも1JOB先に処理されたJOB1用のウエハ200を搭載したボート1は、処理炉202内での処理が終了すると、処理炉202の下端部が炉口ゲートバルブ147によって開放され、シールキャップ219がボートエレベータ115によって下降される。これにより、シールキャップ219に支持されたボート1が、処理炉202内から下降されて(ボートアンロード)、処理炉202直下のボートロード位置に垂直移動し、その後、クーリング位置へ水平移動する。
ボート1がクーリング位置に移動した後、ウエハ移載位置で待機していたボート2が、ボートロード位置に水平移動してシールキャップ219に載置され、シールキャップ219に支持されたボート2が、処理炉202内へ上昇される(ボートロード)。この状態で、処理炉202内がヒータにより所定の温度に加熱され、処理炉202内へ処理用ガスが供給され、JOB2用ウエハの処理が開始される。
クーリング位置において、ボート1に搭載されたウエハ200が冷却された後、ボート1は、ウエハ移載位置に水平移動する。ウエハ移載位置において、ボート1から処理済みのウエハ200(JOB1用)が取り出されて(ウエハディスチャージ)、空のポッド110へ収容される。
その後、後述する圧力センサのゼロ点補正限界エラーを検出していない場合は、他のポッド110に収容されていた未処理のウエハ200(JOB3用)が、ボート1へ搭載される。ウエハ200(JOB3用)を搭載されたボート1は、JOB2用ウエハの処理が終了し、ボート2がボートアンロードされて、クーリング位置に移動するまでウエハ移載位置において待機する。
また、後述する圧力センサのゼロ点補正限界エラーを検出している場合は、ボート1は、ウエハ移載位置において空のまま待機する。
次に、圧力センサのゼロ点補正限界エラーを検出したときの基板処理装置の動作について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る基板処理装置の処理シーケンスである。この動作は、制御部10により制御される。
図4に示すように、処理炉202は、各JOB毎に、処理室内の真空引き動作、処理室内のリークチェック動作、圧力センサのゼロ点補正動作、ボートロード動作、成膜処理、ボートアンロード動作を、この順に実行する。このように、JOBとは、1つのボートに搭載された複数のウエハを処理室内で加熱処理するための一連の処理を指す。
真空引き動作では、処理室内のガス(雰囲気)を、排気管に設けた圧力調整バルブを全開にし真空ポンプにより排気して、処理室内を極限まで低圧にする。リークチェック動作では、真空引き動作で処理室内を極限まで低圧にした際に、所定時間、処理室内の圧力が所定の範囲内であるか否かをチェックする。つまり、処理室内が所定の気密状態にあるか否かをチェックする。
ゼロ点補正動作では、上記リークチェック動作において圧力センサの出力電圧値が安定したときに、その出力電圧値(例えば、0.3V)と、排気管に取り付けた当初の圧力センサの出力電圧値(例えば、0.1V)とを比較し、その差を補正値として取り込み、上記リークチェック動作における出力電圧値(例えば、0.3V)を、新たな基準値とする。
ところで、圧力センサの出力電圧値には、補正できる限界が存在する。これは、例えば、ダイアフラムのたわみにより圧力測定する場合は、許容可能なダイアフラムのたわみに限界が存在するためである。この限界を超えると、正確な圧力測定ができない。このため、排気管に取り付けた当初の圧力センサの出力電圧値に対して、補正できる限界、つまりプラス側とマイナス側の許容補正範囲が存在する。この許容補正範囲は、予め記憶部21に、例えば操作員により操作部22から入力され、記憶されている。
したがって、ゼロ点補正は、許容できる補正範囲内で行われる必要があり、ゼロ点補正動作において、補正できる限界である所定の補正範囲を超えた場合は、圧力制御部14が、ゼロ点補正限界エラーとして検出し、主制御部11へ報告するように構成されている。
主制御部11は、例えば図4に示すように、JOB2のゼロ点補正動作時(図4の423)において、圧力制御部14からゼロ点補正限界エラーの報告を受けると、保守員に圧力センサの交換を促すため、ゼロ点補正限界エラーの表示、又は圧力センサの交換を促す表示を、表示部23に表示する。また、主制御部11は、次のJOBであるJOB3の自動実行処理を停止する。これにより、JOB3を実行するためには、保守員又は操作員による操作部22からの指示が必要となる。
詳しく説明すると、図4の例では、ボート1に搭載したウエハの処理(JOB1)が終了し、ボート1をアンロードした後、処理炉202において、JOB2が行われる。JOB2は、上述したように、処理室内の真空引き動作(421)、処理室内のリークチェック動作(422)、圧力センサのゼロ点補正動作(423)、ボートロード動作(424)、成膜処理(425)、ボートアンロード動作(426)の順に実行される。JOB2のゼロ点補正動作(423)において、ゼロ点補正限界エラーが検出されると、上述したゼロ点補正限界エラーの表示、又は圧力センサの交換を促す表示がなされる。
しかしながら、ゼロ点補正限界エラーの表示や圧力センサの交換を促す表示がなされても、JOB2のボートロード動作(424)、成膜処理(425)、ボートアンロード動作(426)は実行される。これは、前回のゼロ点補正動作、つまりJOB1のゼロ点補正動作ではゼロ点補正限界エラーが検出されていないので、JOB2で検出したゼロ点補正限界エラーは、その程度が小さく、JOB2の成膜処理(425)への影響、つまり膜厚等への影響が小さいと考えられるためである。
また、JOB1を行ったボート1は、JOB2でゼロ点補正限界エラーが検出された場合は、クーリング位置へ移動してウエハが冷却され、次に、ウエハ移載位置へ移動して処理済みウエハ(JOB1)がディスチャージされた後、ウエハ移載位置で待機状態に入り、保守員又は操作員による操作部22からの指示により、JOB3の実行命令が出るのを待つ。JOB3の実行命令が出されると、ウエハ移載位置で未処理ウエハ(JOB3)がボート1にチャージされて、ボートロード位置へ移動して、ボートロード(434)される。
JOB2のボートアンロード動作(426)後、圧力センサの交換(429)が行われると、保守員又は操作員による操作部22からの指示により、JOB3の実行命令が出る。これにより、JOB3が開始される。
なお、JOB1を行ったボート1は、JOB2でゼロ点補正限界エラーが検出されなかった場合は、クーリング位置へ移動してウエハが冷却され、次に、ウエハ移載位置へ移動して処理済みウエハ(JOB1)がディスチャージされた後、未処理ウエハ(JOB3)がチャージされて、ウエハ移載位置で待機状態に入り、処理済みウエハ(JOB2)を搭載したボート2がボートアンロード(426)されるのを待つ。ボート2がボートアンロード(426)されると、ボート1(JOB3)は、ボートロード位置へ移動して、ボートロード(434)される。
また、JOB2を行ったボート2は、JOB2でゼロ点補正限界エラーが検出された場合は、ボートアンロード(426)後、クーリング位置へ移動してウエハが冷却され、次に、クーリング位置で待機状態に入り、保守員又は操作員による操作部22からの指示により、JOB3の実行命令が出るのを待つ。JOB3の実行命令が出されると、上述したように、未処理ウエハ(JOB3)がボート1にチャージされてボートロード(434)されるので、その後、JOB2を行ったボート2は、ウエハ移載位置へ移動して、処理済みウエハ(JOB2)がディスチャージされた後、未処理ウエハ(JOB4)がチャージされて、ウエハ移載位置で待機状態に入り、処理済みウエハ(JOB3)を搭載したボート1がボートアンロード(436)されるのを待つ。ボート1がボートアンロード(436)されると、ボート2は、ボートロード位置へ移動して、ボートロードされる。
また、JOB2を行ったボート2は、ゼロ点補正限界エラーが検出されなかった場合は、クーリング位置へ移動してウエハが冷却され、次に、ウエハ移載位置へ移動して処理済みウエハ(JOB2)がディスチャージされた後、未処理ウエハ(JOB4)がチャージされて待機状態に入り、処理済みウエハ(JOB3)のボート1がボートアンロード(436)されるのを待つ。ボート1がボートアンロード(436)されると、ボート2は、ボートロード位置へ移動して、ボートロードされる。
次に、処理炉の動作について、図5を用いて詳しく説明する。図5は、本実施形態に係る処理炉の動作フローであり、図4のJOB2における処理炉の動作を示す。この動作は、制御部10により制御される。
図5に示すように、JOB2の実行命令を受け付けた後、処理炉202の処理室が自動的に真空引きされ(図5のステップS1)、続いて自動的にリークチェックされ(ステップS2)、自動的に圧力センサのゼロ点補正が行われる(ステップS3)。このゼロ点補正処理においてゼロ点補正限界エラーが検出されなかった場合は(ステップS4でYes)、ゼロ点補正限界エラーフラグ(以下、エラーフラグ)をOFFに維持した状態で、ボートロード、つまり処理炉202内へのボート2の搬入が行われる(ステップS6)。エラーフラグは、記憶部21に設けられている。
ゼロ点補正限界エラーが検出された場合は(ステップS4でNo)、エラーフラグをONにして(ステップS5)、ゼロ点補正限界エラーを検出したことを示す表示(補正限界エラー表示)とともに、次のJOB3の実行が停止されていることを示す表示(次JOBポーズ状態表示)が表示部23に行われ、ボート2のボートロードが行われる(ステップS6)。
続いて、処理炉202内に搬入されたボート2上のウエハ200に対して、成膜処理が行われ(ステップS7)、成膜処理が終了すると、ボートアンロード、つまりボート2が処理炉202外へ搬出され(ステップS8)、処理炉202直下のボートロード位置に載置された後、水平移動して、クーリング位置に載置される。
続いて、エラーフラグがチェックされ(ステップS9)、エラーフラグがONでなかった場合は(ステップS9でNo)、ステップS1に戻り、次のJOB3を行う。エラーフラグがONであった場合は(ステップS9でYes)、保守員が、移載室124を開放して移載室124内を大気状態にした後、ゼロ点補正限界エラーを起こした圧力センサを交換する。その後、移載室124内を不活性ガスに置換した後、メンテナンス用レシピを用いて、真空引き、リークチェック、圧力センサのゼロ点補正を行う(ステップS10)。
このとき、ステップS10のゼロ点補正ステップにおいて、保守員が、操作部22の例えば「ゼロ点シフト値クリアボタン」を押下することにより、補正限界エラー表示を含むアラームが解除され、エラーフラグがOFFされる。そして、ゼロ点補正終了後に、保守員が、操作部22の例えば「スケジュール再開ボタン」を押下することにより、次JOBポーズ状態が解除され。次JOBポーズ状態表示も解除される。すなわち、次JOB3のステップS1(図4の431)から順に実行する。
次に、ボートの動作について、図6を用いて詳しく説明する。図6は、本実施形態に係るボートの動作フローであり、図4におけるボート1の動作を示す。この動作は、制御部10により制御される。
図6に示すように、成膜処理が施されたボート1は、処理炉202内からボートアンロードされた(図6のステップS21)後、処理炉202直下のボートロード位置から、クーリング位置に水平移動される(ステップS22)。所定時間、クーリング位置で冷却(ステップS23)された後、ウエハ移載位置に水平移動され(ステップS24)、ボート1に搭載された処理済みウエハ(JOB1)がディスチャージ、つまり取り出される(ステップS25)。
ウエハディスチャージ後、エラーフラグをチェックし(ステップS26)、エラーフラグがONでなかった場合は(ステップS26でNo)、ウエハチャージ、つまりボート1に未処理ウエハ(JOB3)を搭載し(ステップS28)、処理炉202内で処理中の他のボート2がボートアンロードされるのを待つ。他のボート2がボートアンロードされ、クーリング位置へ移動した後、ボート1は、処理炉202直下のボートロード位置に移動し(ステップS29)、処理炉202内へボートロードされる(ステップS30)。
エラーフラグがONであった場合は(ステップS26でYes)、ゼロ点補正限界エラーを起こした圧力センサが保守員によって交換されたか否かをチェック、つまり、上述の「ゼロ点シフト値クリアボタン」が押下されたか否かをチェックし(ステップS27)、「ゼロ点シフト値クリアボタン」が押下されるまで待つ。「ゼロ点シフト値クリアボタン」が押下されると(ステップS27でYes)、ステップS28に遷移してボート1に未処理ウエハ(JOB3)を搭載し、処理炉202直下のボートロード位置に移動し(ステップS29)、処理炉202内へボートロードされる(ステップS30)。
以上説明した実施形態によれば、少なくとも次の(1)〜(3)の効果を得ることができる。
(1)ゼロ点補正限界エラーを検出すると、既に操作員が次JOB実行命令を発行済みであっても、次JOBポーズ状態にするとともに、次JOBポーズ状態を表示するので、操作員が次JOBポーズ状態であることを認識でき、また、次JOBが自動実行されること防止できる。これにより、次JOBで処理された基板が膜厚異常等の不良となることを防止できる。
(2)ゼロ点補正限界エラーを検出したJOBが実行されるので、該エラーを検出した当該JOBにおける状態、つまり、エラーの程度が酷くない状態でJOBを停止させることがなく、生産効率低下を抑制できる。
(3)2ボート装置の場合、ゼロ点補正限界エラーを検出すると、次JOBのボ−トに基板を搭載する前にJOBを停止させる、つまり、次JOBの基板がポッド110に収容されている状態でJOBを停止させるので、圧力センサが保守員によって交換される際に、次JOBの基板が大気に晒されることを抑制できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
前記実施形態で述べた操作部や表示部は、基板処理装置に専用のものでなくてもよく、例えばパソコン(パーソナルコンピュータ)等の一般的なコンピュータシステムを用いて実現することができる。例えば、汎用コンピュータに、上述した圧力センサのゼロ点補正限界エラー時の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、USBメモリ等)から当該プログラムを基板処理装置にインストールすることにより、上述の処理を実行する操作部や表示部を構成することができる。
また、上述の処理を実行するプログラムを供給するための手段は、任意に選択できる。上述のように所定の記録媒体を介して供給するほか、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給することができる。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して供給してもよい。そして、このようにして提供されたプログラムを起動し、基板処理装置のOS(Operating System)の制御下、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
前記実施形態では、圧力センサのゼロ点補正限界エラー時において、次のJOBのボートに基板を搭載しない状態で、操作部からの実行指示を待つようにしたが、次のJOBのボートに基板を搭載した状態で、操作部からの実行指示を待つように構成することも可能である。未処理基板が大気に晒されても問題がないような場合は、このように構成してもよい。
前記実施形態では、2ボート装置について説明したが、1ボート装置や3つ以上のボートを備える装置においても、本発明を適用することができる。
前記実施形態では、圧力センサのゼロ点補正限界エラー時の処理について述べたが、リークチェックエラー時の処理や、リークチェック時に生じるMFCゼロ点補正限界エラー時の処理についても、同様にして適用することができる。
本発明は、半導体製造装置だけでなく、LCD製造装置のようなガラス基板を処理する装置や、他の基板処理装置にも適用できる。基板処理の処理内容は、CVD、PVD、ALD、エピタキシャル成長膜、酸化膜、窒化膜、金属含有膜等を形成する成膜処理だけでなく、アニール処理、酸化処理、拡散処理、エッチング処理、露光処理、リソグラフィ、塗布処理、モールド処理、現像処理、ダイシング処理、ワイヤボンディング処理、検査処理等であってもよい。
本明細書には少なくとも、次の構成が含まれる。すなわち、
第1の構成は、
複数の基板が搭載された基板保持具と、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を搬入して、前記搭載された複数の基板を処理する処理室と、
前記処理室内の圧力を測定するための圧力センサと、
操作員からの指示を受け付ける操作部とを備えた基板処理装置であって、
前記基板処理装置は、さらに当該基板処理装置の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記圧力センサのゼロ点補正を所定の補正範囲内で行うゼロ点補正ステップと、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を前記処理室へ搬入する基板保持具搬入ステップと、
前記圧力センサの測定値に基づいて前記処理室内の圧力を所定の値に設定し、前記基板保持具に搭載されて前記処理室へ搬入された前記複数の基板を処理する基板処理ステップと、
前記基板処理ステップで処理された基板を搭載した基板保持具を前記処理室から搬出する基板保持具搬出ステップとを、この順に繰り返し行うように構成され、
第1の前記ゼロ点補正ステップ、第1の前記基板保持具搬入ステップ、第1の前記基板処理ステップ、第1の前記基板保持具搬出ステップ、第2の前記ゼロ点補正ステップ、第2の前記基板保持具搬入ステップ、第2の前記基板処理ステップ、第2の前記基板保持具搬出ステップの順に実行するよう設定されている場合において、前記第1のゼロ点補正ステップを実行し、ゼロ点補正の補正範囲が前記所定の補正範囲内を超えるゼロ点補正限界エラーを検出した場合、前記第1の基板保持具搬入ステップ、前記第1の基板処理ステップ、前記第1の基板保持具搬出ステップを実行し、その後、前記操作部からの前記第2の基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になるよう構成された基板処理装置。
第2の構成は、第1の構成における基板処理装置であって、
前記制御部は、
前記第1のゼロ点補正ステップで前記ゼロ点補正限界エラーを検出した場合、前記圧力センサが交換された後、前記操作部からの実行指示を受けると、前記第2の基板保持具搬入ステップ、前記第2の基板処理ステップ、前記第2の基板保持具搬出ステップを実行する基板処理装置。
第3の構成は、第2の構成における基板処理装置であって、
前記基板保持具を2つ備え、前記第1の基板処理ステップに第1の基板保持具を使用し、前記第2の基板処理ステップに第2の基板保持具を使用するように構成され、
前記制御部は、
前記第1のゼロ点補正ステップで前記ゼロ点補正限界エラーを検出した場合は、前記第2の基板保持具に基板を搭載しない状態で前記第2の基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になり、前記操作部からの実行指示を受けると、前記第2の基板保持具に基板を搭載した後に、前記第2の基板保持具搬入ステップを実行し、
前記第1のゼロ点補正ステップで前記ゼロ点補正限界エラーを検出しなかった場合は、前記第2の基板保持具に基板を搭載した状態で前記第2の基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になる基板処理装置。
第4の構成は、
複数の基板が搭載された基板保持具と、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を搬入して、前記搭載された複数の基板を処理する処理室と、
前記処理室内の圧力を測定するための圧力センサと、
操作員からの指示を受け付ける操作部とを備えた基板処理装置を用いる半導体装置の製造方法であって、
前記圧力センサのゼロ点補正を所定の補正範囲内で行うゼロ点補正ステップと、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を前記処理室へ搬入する基板保持具搬入ステップと、
前記圧力センサの測定値に基づいて前記処理室内の圧力を所定の値に設定し、前記基板保持具に搭載されて前記処理室へ搬入された前記複数の基板を処理する基板処理ステップと、
前記基板処理ステップで処理された基板を搭載した基板保持具を前記処理室から搬出する基板保持具搬出ステップとを、この順に繰り返し行うように構成され、
第1の前記ゼロ点補正ステップ、第1の前記基板保持具搬入ステップ、第1の前記基板処理ステップ、第1の前記基板保持具搬出ステップ、第2の前記ゼロ点補正ステップ、第2の前記基板保持具搬入ステップ、第2の前記基板処理ステップ、第2の前記基板保持具搬出ステップの順に実行するよう設定されている場合において、前記第1のゼロ点補正ステップを実行し、ゼロ点補正の補正範囲が前記所定の補正範囲内を超えるゼロ点補正限界エラーを検出した場合、前記第1の基板保持具搬入ステップ、前記第1の基板処理ステップ、前記第1の基板保持具搬出ステップを実行し、その後、前記操作部からの前記第2の基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になるよう構成された半導体装置の製造方法。
第5の構成は、
複数の基板が搭載された基板保持具と、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を搬入して、前記搭載された複数の基板を処理する処理室と、
前記処理室内の圧力を測定するための圧力センサと、
操作員からの指示を受け付ける操作部とを備えた基板処理装置の制御方法であって、
前記圧力センサのゼロ点補正を所定の補正範囲内で行うゼロ点補正ステップと、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を前記処理室へ搬入する基板保持具搬入ステップと、
前記圧力センサの測定値に基づいて前記処理室内の圧力を所定の値に設定し、前記基板保持具に搭載されて前記処理室へ搬入された前記複数の基板を処理する基板処理ステップと、
前記基板処理ステップで処理された基板を搭載した基板保持具を前記処理室から搬出する基板保持具搬出ステップとを、この順に繰り返し行うように構成され、
第1の前記ゼロ点補正ステップ、第1の前記基板保持具搬入ステップ、第1の前記基板処理ステップ、第1の前記基板保持具搬出ステップ、第2の前記ゼロ点補正ステップ、第2の前記基板保持具搬入ステップ、第2の前記基板処理ステップ、第2の前記基板保持具搬出ステップの順に実行するよう設定されている場合において、前記第1のゼロ点補正ステップを実行し、ゼロ点補正の補正範囲が前記所定の補正範囲内を超えるゼロ点補正限界エラーを検出した場合、前記第1の基板保持具搬入ステップ、前記第1の基板処理ステップ、前記第1の基板保持具搬出ステップを実行し、その後、前記操作部からの前記第2の基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になるよう構成された基板処理装置の制御方法。
第6の構成は、
複数の基板が搭載された基板保持具と、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を搬入して、前記搭載された複数の基板を処理する処理室と、
前記処理室内の圧力を測定するための圧力センサと、
操作員からの指示を受け付ける操作部とを備えた基板処理装置の制御プログラムであって、
前記圧力センサのゼロ点補正を所定の補正範囲内で行うゼロ点補正ステップと、
前記複数の基板が搭載された基板保持具を前記処理室へ搬入する基板保持具搬入ステップと、
前記圧力センサの測定値に基づいて前記処理室内の圧力を所定の値に設定し、前記基板保持具に搭載されて前記処理室へ搬入された前記複数の基板を処理する基板処理ステップと、
前記基板処理ステップで処理された基板を搭載した基板保持具を前記処理室から搬出する基板保持具搬出ステップとを、この順に繰り返し行うように構成され、
第1の前記ゼロ点補正ステップ、第1の前記基板保持具搬入ステップ、第1の前記基板処理ステップ、第1の前記基板保持具搬出ステップ、第2の前記ゼロ点補正ステップ、第2の前記基板保持具搬入ステップ、第2の前記基板処理ステップ、第2の前記基板保持具搬出ステップの順に実行するよう設定されている場合において、前記第1のゼロ点補正ステップを実行し、ゼロ点補正の補正範囲が前記所定の補正範囲内を超えるゼロ点補正限界エラーを検出した場合、前記第1の基板保持具搬入ステップ、前記第1の基板処理ステップ、前記第1の基板保持具搬出ステップを実行し、その後、前記操作部からの前記第2の基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になるよう構成された基板処理装置の制御プログラム。
10…制御部、11…主制御部、12…温度制御部、13…ガス流量制御部、14…圧力制御部、15…搬送制御部、21…記憶部、22…操作部、23…表示部、100…基板処理装置、105…回転棚、110…ポッド、111…筐体、111a…正面壁、112…ポッド搬入搬出口、113…フロントシャッタ、114…ロードポート、115…ボートエレベータ、116…支柱、117…棚板、118…ポッド搬送装置、119…サブ筐体、120…ウエハ搬入搬出口、121…ポッドオープナ、122…載置台、123…キャップ着脱機構、124…移載室、125…ウエハ移載機構、128…アーム、133…クリーンエア、134…クリーンユニット、142…ウエハ搬入搬出開口、147…炉口シャッタ、200…ウエハ(基板)、202…処理炉、217…ボート、219…シールキャップ。

Claims (1)

  1. 複数の基板が搭載された基板保持具と、
    前記複数の基板が搭載された基板保持具を搬入して、前記搭載された複数の基板を処理する処理室と、
    前記処理室内の圧力を測定するための圧力センサと、
    前記圧力センサのゼロ点補正を所定の補正範囲内で行うゼロ点補正ステップと、前記複数の基板が搭載された基板保持具を前記処理室へ搬入する基板保持具搬入ステップと、前記圧力センサの測定値に基づいて前記処理室内の圧力を所定の値に設定し、前記基板保持具に搭載されて前記処理室へ搬入された前記複数の基板を処理する基板処理ステップと、前記基板処理ステップで処理された基板を搭載した基板保持具を前記処理室から搬出する基板保持具搬出ステップとを、この順に繰り返し行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    第1の前記ゼロ点補正ステップを実行し、ゼロ点補正の補正範囲が前記所定の補正範囲内を超えるゼロ点補正限界エラーを検出した場合、第1の前記基板保持具搬入ステップ、第1の前記基板処理ステップ、第1の前記基板保持具搬出ステップを実行し、第2の前記基板保持具搬入ステップの実行指示待ち状態になるよう構成された基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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