JP2015184308A5

JP2015184308A5 - ペダル装置、補正装置及び電子鍵盤楽器

Info

Publication number: JP2015184308A5
Application number: JP2014057831A
Authority: JP
Filing date: 2014-03-20
Publication date: 2017-04-27
Anticipated expiration: 2034-03-20

Description

本発明は、ペダル装置、補正装置及び電子鍵盤楽器に関するものである。

本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の少ない簡易な構成により、アコースティックのピアノを演奏している場合と同様のタイミングでダンパー効果を生じさせるなどの電子機器に対する効果を生じさせることのできるペダル装置、補正装置及び電子鍵盤楽器を提供することを目的とするものである。

前記課題を解決するために、本発明に係るペダル装置は、ペダルシャーシに上下方向に回動可能に支持され、踏み込み操作された際に下方に回動するペダルと、前記ペダルを上方に付勢するバネであって、２段階のバネ定数を有することにより、踏み込み操作に応じて第１の反力及び第２の反力の２段階の反力を発生させることが可能な反力発生バネと、を備えることを特徴としている。

また、本発明に係る補正装置は、シャーシに対して移動可能に支持され、押し込み操作に応じて移動する操作部と、前記操作部の押し込み操作に対する反力を発生させ、前記操作部の移動量の増加に応じて反力が増加するように設定された反力発生手段と、前記反力発生手段により発生した反力を検出し、検出された反力に応じた値を出力値として出力する検出手段と、前記検出手段により検出および出力される反力と出力値との対応関係を補正する補正手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る電子鍵盤楽器は、ペダルシャーシに上下方向に回動可能に支持され、踏み込み操作された際に下方に回動するペダルと、
前記ペダルを上方に付勢し、踏み込み操作に応じて第１の反力及び第２の反力の２段階の反力を発生させることが可能な反力発生手段と、
前記反力発生手段により発生した前記第１の反力及び第２の反力を検出可能な検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいてダンパーデプス値を出力するダンパーデプス値出力手段と、
を備えていることを特徴としている。

Claims

ペダルシャーシに上下方向に回動可能に支持され、踏み込み操作された際に下方に回動するペダルと、
前記ペダルを上方に付勢するバネであって、２段階のバネ定数を有することにより、踏み込み操作に応じて第１の反力及び第２の反力の２段階の反力を発生させることが可能な反力発生バネと、
を備えることを特徴とするペダル装置。
前記反力発生バネは、第１のバネ定数を有する第１のバネ部と、前記第１のバネ定数よりも大きなバネ定数を有する第２のバネ部とが１本のバネとして一体的に形成されていることを特徴とする請求項１に記載のペダル装置。
前記反力発生バネは、踏み込み操作の操作量に応じて、前記２段階のバネ定数の各々に対応した前記第１の反力と前記第２の反力とが切り替わるようにして反力を発生させることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のペダル装置。
踏み込み操作に応じて発生する反力を調整可能な反力調整手段をさらに備えていることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のペダル装置。
シャーシに対して移動可能に支持され、押し込み操作に応じて移動する操作部と、
前記操作部の押し込み操作に対する反力を発生させ、前記操作部の移動量の増加に応じて反力が増加するように設定された反力発生手段と、
前記反力発生手段により発生した反力を検出し、検出された反力に応じた値を出力値として出力する検出手段と、
前記検出手段により検出および出力される反力と出力値との対応関係を補正する補正手
段と、
を備えることを特徴とする補正装置。
前記反力発生手段は、前記操作部の移動量の増加に応じて反力が増加していく増加特性が、前記操作部の移動の途中で変化するように設定されており、
前記検出手段は、前記増加特性が変化する位置を変曲点として検出し、
前記補正手段は、前記変曲点の位置に基づいて反力と出力値との対応関係を補正する、
ことを特徴とする請求項５に記載の補正装置。
請求項５又は請求項６に記載の補正装置を備えた電子鍵盤楽器であって、
前記操作部は、楽音の発音を制御する操作を行うダンパーペダルであり、ペダルシャーシに上下方向に回動可能に支持され、踏み込み操作された際に下方に回動し、
前記反力発生手段は、前記ダンパーペダルを上方に付勢し、踏み込み操作に応じて第１の増加特性及び第２の増加特性の２段階の増加特性を有する反力を発生させることが可能であり、
前記補正手段は、前記検出手段により出力される出力値を、楽音の発音を制御する制御値であるダンパーデプス値に補正する、
ことを特徴とする電子鍵盤楽器。
前記反力発生手段は、２段階のバネ定数を有する反力発生バネであることを特徴とする請求項７に記載の電子鍵盤楽器。
前記検出手段は、前記反力発生手段により発生した反力を検出する圧力センサであることを特徴とする請求項７又は請求項８に記載の電子鍵盤楽器。
踏み込み操作に応じて発生する反力を調整可能な反力調整手段をさらに備えていることを特徴とする請求項７から請求項９のいずれか一項に記載の電子鍵盤楽器。