JP5748098B2 - ペダル装置 - Google Patents
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Description
ペダル装置1は、例えば電子ピアノや電子キーボードなどの電子鍵盤楽器で使用されるペダル装置であり、電子鍵盤楽器に予め組み込まれていてもよいし、オプション品として後付けで接続されて使用されるものでもよい。このペダル装置1は、図1及び図2(a)に示すように、フレーム2と、このフレーム2に上下方向に回転可能に設けられたペダル3と、このペダル3を上向きに付勢する付勢手段であるコイルバネ4と、ペダル3が踏み込まれたことを検出するスイッチ5と、コイルバネ4の付勢力を調整する付勢力調整手段6と、を備えている。
付勢力調整手段6は、各ペダル3に対してそれぞれ設けられ、コイルバネ4(付勢手段)の付勢力を変化させる方向に移動可能なバネ支持部材21(可動部)と、このバネ支持部材21を移動させるための操作ねじ部材22(操作部)とを備えている。ここで、バネ支持部材21は本発明の可動部に相当し、操作ねじ部材22は本発明の操作部に相当する。付勢手段の付勢力を変化させる方向とは、例えば付勢手段に当接する位置が変化して付勢手段の状態を変化させる方向であり、本実施形態では上下方向となっている。即ち、本実施形態の可動部であるバネ支持部材21は、ガイド部16内にコイルバネ4の下端面に当接した状態で配置され、この状態で上下方向に移動することによりコイルバネ4の下端位置を変化させ、これによってペダル3の同じ回転位置に対するコイルバネ4の変形状態を変化させて付勢力を変化させる。以下、この付勢力調整手段6の構成を説明する。
ペダル装置1は、例えば以下のようにして組み立てることができる。まず、ボード8の上面板部8aの各貫通孔19に各操作ねじ部材22の操作軸23をそれぞれ挿通した後、各操作軸23にEリング27をそれぞれ取り付けて、各操作ねじ部材22をボード8の上面板部8aに取り付ける。一方、シャーシ7には、各スイッチ5を搭載したスイッチ基板5aを固定した後、各ペダル3を回転軸14により連結して取り付けておく。次いで、各操作ねじ部材22の操作軸23を各ペダル3の貫通孔20に貫通させつつ、ボード8をシャーシ7に対して取り付けて固定する。
前述したように組み立てられたペダル装置1において、各コイルバネ4は、図2(a)に示すように、上端がペダル3の下面に当接し、下端がバネ支持部材21の上面に当接し、これらペダル3の下面とバネ支持部材21の上面との間に押し縮められた状態で配置される。このため、何れかの操作ねじ部材22が回転操作されときには、対応するバネ支持部材21が当接しているコイルバネ4の下端部と一体に上下動することになり、このバネ支持部材21の上下方向位置が当該コイルバネ4の下端位置を決定する。そして、各コイルバネ4はその下端に当接しているバネ支持部材21の位置に応じた長さに押し縮められている分だけフックの法則に従った付勢力でペダル3を上向きに付勢する。このため各ペダル3は、当該ペダル3の前部3aが例えばユーザの足で踏まれていない自然状態(外力が加わっていない状態)にあっては、ペダル受部8cの緩衝材18に上面が当接しないで当該ペダル3の自重とコイルバネ4の付勢力が釣り合う位置で停止するか、或いは、緩衝材18を介してペダル受部8cに当接した位置(即ち、ペダル3の動作範囲の上限位置)で停止し、外力が加わらない限りこの状態に保持される。
即ち、付勢力調整手段6によって付勢手段であるコイルバネ4の付勢力を調整することができるから、ペダル装置1を分解しなくても、ユーザの性別、年齢、体格などに応じてユーザが容易にペダル3の反力を調整可能となる。しかもこのペダル装置1では、付勢力調整手段6が、コイルバネ4(付勢手段)の付勢力を変化させる所定方向(この場合、上下方向)に移動可能なバネ支持部材21(可動部)と、このバネ支持部材21を移動させるための操作ねじ部材22(操作部)とを備え、操作ねじ部材22を操作してバネ支持部材21を移動させることによりコイルバネ4の付勢力を調整することができる。このため、付勢力調整手段6が2要素よりなる簡素な構成となる。
本実施形態のペダル装置31は、各コイルバネ4(複数の付勢手段)の付勢力を一括して調整するための連動機構32を有する付勢力調整手段33(図4(a)に示す)を備えている。ここで、連動機構とは、例えば複数の付勢手段の変形状態を連動させて変更し、それによって複数の付勢手段の各付勢力を一括して変更する機構である。この連動機構は、例えば付勢手段毎に別個に設けられた可動部(例えば第1実施形態におけるバネ支持部材21)を連動させる機構であってもよいし、共通一体の可動部で複数の付勢手段の変形状態を一斉に変更する構成でもよい。本実施形態は、共通一体の可動部で複数の付勢手段の変形状態を一斉に変更する態様である。以下、本実施形態を具体的に説明する。
ペダル装置1は、例えば以下のようにして組み立てることができる。まず、ボード8の上面板部8aの中央の貫通孔19に操作ねじ部材22の操作軸23を挿通した後、その操作軸23にEリング27を取り付けて、操作ねじ部材22をボード8の上面板部8aに取り付ける。一方、シャーシ7には、各スイッチ5を搭載したスイッチ基板5aを固定した後、各ペダル3を回転軸14により連結して取り付けておく。次いで、操作ねじ部材22の操作軸23を中央のペダル3の貫通孔20に貫通させつつ、ボード8をシャーシ7に対して取り付けて固定する。
前述したように組み立てられたペダル装置31において、各コイルバネ4は、図4(a)に示すように、上端が各ペダル3の下面に当接し、下端がバネ支持部材34の上面に当接し、これらペダル3の下面とバネ支持部材34の上面との間に押し縮められた状態で配置される。そしてバネ支持部材34は、各ペダルにたいして共通一体のものであり、ガイド部35やコイル軸部39があることによって水平状態を保ったまま上下に移動することだけが許容されている。このため、中央の操作ねじ部材22が回転操作されときには、バネ支持部材34の上下動と一体に各コイルバネ4の下端部も同時に同距離だけ上下動することになり、バネ支持部材34の上下方向位置が各コイルバネ4の下端位置を一括して決定する。そして、各コイルバネ4はこのバネ支持部材34の位置に応じた長さに押し縮められている分だけフックの法則に従った付勢力でペダル3を上向きに付勢する。このため各ペダル3は、当該ペダル3の前部3aが例えばユーザの足で踏まれていない自然状態(外力が加わっていない状態)にあっては、ペダル受部8cの緩衝材18に上面が当接しないで当該ペダル3の自重とコイルバネ4の付勢力が釣り合う位置で停止するか、或いは、緩衝材18を介してペダル受部8cに当接した位置(即ち、ペダル3の動作範囲の上限位置)で停止し、外力が加わらない限りこの状態に保持される。
即ち、付勢力調整手段33によって付勢手段であるコイルバネ4の付勢力を調整することができるから、ペダル装置31を分解しなくても、ユーザの性別、年齢、体格などに応じてユーザが容易にペダル3の反力を調整可能となり、第1実施形態と同様の効果が得られる。しかも本実施形態の場合には、複数のコイルバネ4(付勢手段)の付勢力を一括して調整できるため、各付勢手段の付勢力をそれぞれ調整するめんどうが無く、調整が容易である。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1に記載の発明は、フレームと、このフレームに上下方向に回転可能に設けられたペダルと、このペダルを上向きに付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力を調整する付勢力調整手段とを備えていることを特徴とするペダル装置である。
2 フレーム
3 ペダル
4 コイルバネ(付勢手段)
6,33 付勢力調整手段
7 シャーシ(フレーム)
8 ボード(フレーム)
16,35 ガイド部
21,34 バネ支持部材(可動部)
21c,34c ねじ孔
22 操作ねじ部材(操作部)
23 操作軸
24 操作頭部
25 ねじ部
32 連動機構
42 操作レバー部材(操作頭部)
Claims (5)
- フレームと、このフレームに上下方向に回転可能に設けられた複数のペダルと、前記複数のペダルにそれぞれ対応して設けられ、前記複数のペダルを上向きに付勢する複数の付勢手段と、前記複数の付勢手段の付勢力を調整する付勢力調整手段と、前記複数の付勢手段の付勢力を一括して調整するための連動機構とを備えていることを特徴とするペダル装置。
- 前記付勢力調整手段は、前記複数の付勢手段の付勢力を変化させる方向に移動可能な可動部と、この可動部を移動させるための操作部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
- 前記フレームには、前記可動部を前記複数の付勢手段の付勢力を変化させる方向に移動可能にガイドするガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のペダル装置。
- 前記操作部は、前記フレームに回転可能に保持された操作軸を有し、この操作軸にはねじ部が設けられており、前記可動部には、前記操作軸の前記ねじ部が螺合するねじ孔が設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のペダル装置。
- 前記操作部は、前記複数のペダルの上方に突出して露出する操作頭部を備えていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のペダル装置。
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JP2011052429A JP5748098B2 (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | ペダル装置 |
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