JP2015183752A - 潤滑部材を備えた直動案内ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング3に係止された潤滑部材5は,ハウジング9の中空孔10の内周壁面37に隣接して位置するC形形状の本体部15とその内周側から複数個突出して丸軸1の軌道面11に接触する給油部16とから構成されている。給油部16の接触部32が軌道路38に対応して位置するため,潤滑部材5に設けた凸部30がケーシング3の切欠き凹部31に係止し,潤滑部材5がケーシング3に周方向に位置決めされる。
【選択図】図3
Description
前記潤滑部材は,潤滑剤を含浸したC形薄板から弾性変形可能に形成されて,前記ハウジングの前記中空孔の内周壁面に隣接して位置するC形形状の本体部と前記本体部の内周側から複数個突出して前記丸軸の軌道面に接触する給油部とから構成されており,前記丸軸への接触部となる前記給油部の先端部が前記軌道路に対応する位置に前記潤滑部材が前記ケーシングに対して位置決め係止されていることを特徴とする直動案内ユニットに関する。
潤滑部材5Aの給油部16Aは,実質的に略台形27に形成され,台形27の先端部43が凹曲面28に形成され,凹曲面28が丸軸1の前記軌道面11に対して面接触可能になっている。給油部16Aは,丸軸1の軌道面11に面接触する形状に形成されている。この実施例では,給油部16Aは,丸軸1と面接触して丸軸1の軌道面11に潤滑剤を供給するので,給油部16Aの位置合わせが容易になる。即ち,給油部16Aの位置が多少円周方向にずれても,ボール7が転動する丸軸1の軌道面11の位置に接触して給油でき,また,丸軸1の外周面の全面に接触する従来の構造のものと比較すると,摺動抵抗を大幅に小さく構成することができる。丸軸1の軌道面11に対する潤滑部材5Aの給油部16Aの締め代は,図1〜図9に示す実施形態と同じであり,最大で0.149mmであり,最小で0.039mmに設定されている。
潤滑部材5Bは,C形止め輪6Aと一体化した構造に成形されており,C形止め輪6Aの外径側の縁部34が潤滑部材5Bの外径側の縁部33より突出しており,C形止め輪6Aの外径側の縁部34がハウジング9の環状溝14に配設されている。この実施例では,潤滑部材5Bの給油部16は上記の第1実施例と同様に,給油部16の先端形状は,円筒面である凸曲面に形成されており,給油部16の先端部29が丸軸1の軌道面11と線接触して給油するように形成されている。この実施例は,潤滑部材5BとC形止め輪6Aとを一体化した以外は,第1実施例と実質的に同一構成であるので,同一部材には同一符合を付し,これらの説明は省略する。
この実施例の直動案内ユニットは,第1実施例の側板4がエンドキャップ36から形成されているリニアブッシングである。この実施例は,側板4の代わりにエンドキャップ36を用いた以外は,第1実施例と実質的に同一構成であるので,同一部材には同一符合を付し,これらの説明は省略する。
2 スライダ
3 ケーシング
4 側板
5,5A,5B 潤滑部材
6,6A C形止め輪
7 ボール(転動体)
8 保持器
9 ハウジング
10 中空孔(ハウジング孔)
11 軌道面(第1軌道面)
12 軌道面(第2軌道面)
13 環状溝(第1環状溝)
14 環状溝(第2環状溝)
15 本体部
16,16A 給油部
17 端面
18,25,26 端部
19 開口部
20 リターン路
21,22 孔部
23 円筒部
24 凸曲面
27 台形
28 凹曲面
29,43 先端部
30 凸部
31 切欠きの凹部
32 接触部
33,34 縁部
35 間座
36 エンドキャップ
37 内周壁面
38 軌道路
39 方向転換路
40 循環路
41,42 端面
Claims (11)
- 第1軌道面を備えた長尺の丸軸,及び該丸軸上を転動体のボールを介して相対摺動するスライダから成り,前記スライダは,前記第1軌道面に対応する第2軌道面と前記第2軌道面に平行なリターン路とが形成されたケーシング,前記ボールを前記ケーシングに保持し且つ前記第1軌道面と前記第2軌道面から成る軌道路と前記リターン路とを連通する方向転換路が形成された保持器,前記ケーシングの両端部に配設され且つ前記保持器と前記ケーシングとを軸方向に位置決めする一対の側板,前記ケーシングの両端面にそれぞれ配設された潤滑部材,前記ケーシングと前記潤滑部材とを中空孔に収容したハウジング,前記ハウジングの前記中空孔内で前記潤滑部材と前記ケーシングとを軸方向に位置決めする一対のC形止め輪,及び前記軌道路,一対の前記方向転換路及び前記リターン路から成る循環路を転走する前記ボールを備えていることから成る直動案内ユニットにおいて,
前記潤滑部材は,潤滑剤を含浸したC形薄板から弾性変形可能に形成されて,前記ハウジングの前記中空孔の内周壁面に隣接して位置するC形形状の本体部と前記本体部の内周側から複数個突出して前記丸軸の軌道面に接触する給油部とから構成されており,前記丸軸への接触部となる前記給油部の先端部が前記軌道路に対応する位置に前記潤滑部材が前記ケーシングに対して位置決め係止されていることを特徴とする直動案内ユニット。 - 前記潤滑部材の前記ケーシングに対する周方向の位置決めは,前記ケーシングの端面に形成された切欠き凹部に前記潤滑部材の端面に形成した凸部を係合させて達成することを特徴とする請求項1に記載の直動案内ユニット。
- 前記潤滑部材は前記C形薄板の開口部を開閉させて弾性変形可能であり,前記潤滑部材の前記給油部は前記丸軸の前記軌道面に対して予め決められた所定の締め代が与えられており,前記本体部は前記ハウジングの前記中空孔の前記内周壁面に対してすきま嵌め状態から締め代が与えられた状態で組み込まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の直動案内ユニット。
- 前記側板は前記ケーシングの前記両端部にそれぞれ形成された第1環状溝にそれぞれ配設されて組み込まれており,前記C形止め輪は前記ハウジングの前記中空孔の前記内周壁面に形成された一対の第2環状溝にそれぞれ配設されて組み込まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記丸軸の前記第1軌道面と前記スライダの前記第2軌道面で構成される前記軌道路は少なくとも複数条列であり,前記潤滑部材の前記給油部は前記本体部から前記軌道路の前記複数条列に対応して突出していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記潤滑部材は,前記開口部の両端部に孔部が形成されており,前記孔部は,前記C形止め輪を前記ハウジングの前記第2環状溝に組み込むため,取付け用工具が差し込み可能になっていることを特徴とする請求項4又は5に記載の直動案内ユニット。
- 前記潤滑部材の前記給油部の先端部が円筒面に形成され,前記円筒面の先端部が凸曲面に形成され,前記凸曲面が前記丸軸の前記第1軌道面に対して線接触可能になっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記潤滑部材の前記給油部は実質的に台形に形成され,前記台形の先端部が凹曲面に形成され,前記凹曲面が前記丸軸の前記第1軌道面に対して面接触可能になっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記潤滑部材は前記潤滑剤を含浸した多孔質成形体から形成されており,前記多孔質成形体は高分子量の合成樹脂微粒子を押し固めた状態で加熱成形した焼結樹脂であって,前記合成樹脂微粒子間が連通した空間には前記潤滑剤が含浸されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記潤滑部材は,前記C形止め輪と一体化した構造に成形されており,前記C形止め輪の外径側縁部が前記潤滑部材の外径縁部より突出しており,前記C形止め輪の前記外径側縁部が前記ハウジングの前記第2環状溝に配設されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記潤滑部材と前記C形止め輪との間には,前記潤滑部材の給油部をバックアップするための間座が介在されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
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