JP2015183458A - 天井構造 - Google Patents

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大輔 尾方
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Haruo Sasaki
晴夫 佐々木
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Abstract

【課題】天井下地が水平力を受けた場合でも、天井下地の水平方向へのずれを防止できるとともに天井下地の変形を抑制できる天井構造を提供する。【解決手段】天井下地10とボルト(吊りボルト3)とを備えた天井構造1であって、天井下地10は、ボルト3の下端部に連結される連結下地部材(野縁受け12)を有し、連結下地部材12は、水平方向に延在する角パイプにて構成されており、ボルト3の下端部は、角パイプの上板部13aと下板部13bを貫通しており、角パイプは、上下から挟持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、天井構造に関する。
天井構造としては、天井板を支持する天井下地を吊りボルトで吊り下げたものが知られている。吊りボルトは、上階床スラブなどの上部支持構造物から垂設されており、その下端部に天井下地が接続されている。吊りボルトの下端部には、天井下地を支持するための吊り金具が設けられていた(たとえば、特許文献1,2参照)。この吊り金具は、ハンガーと呼ばれるものであって、上端の水平板部が吊りボルトの下端部に係止され、下端部の底板部とその両端の垂直板部とで野縁受け(天井下地)を係止する構成となっていた。
特開2012−117303号公報 特開2008−025271号公報
従来の支持構造では、野縁受けはハンガーに係止されているが、野縁受けの長手方向については拘束されていないので、地震時などに長手方向に沿った水平力を受けた場合には、野縁受けがハンガーとずれてしまう問題があった。また、ハンガーは板材を屈曲させて形成されているとともに、天井下地も断面C形の鋼材からなる場合が多いので、天井下地が変形し易いという問題もあった。
そこで本発明は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、天井下地が水平力を受けた場合でも、天井下地の水平方向へのずれを防止できるとともに天井下地の変形を抑制できる天井構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、天井板を支持する天井下地と、天井裏で垂設されたボルトとを備えた天井構造であって、前記天井下地は、前記ボルトの下端部に連結される連結下地部材を有し、前記連結下地部材は、水平方向に延在する角パイプにて構成されており、前記ボルトの下端部は、前記角パイプの上板部と下板部を貫通しており、前記角パイプは、上下から挟持されていることを特徴とする天井構造である。
なお、前記「ボルトの下端部」とは、吊りボルトの下端部や、吊りボルトの下部に接続されたボルトなどをいう。
前記のような天井構造によれば、ボルトが連結下地部材に対して上下方向に貫通しているので、天井下地に対していずれの方向の水平力が作用したとしても、天井下地がボルトに対して水平方向にずれることを防止できる。
また、連結下地部材は角パイプにて構成されているので、断面剛性が高い。したがって、上板部または下板部の面外方向への変形を抑制できる。さらに、ボルトの下端部に斜材を連結すれば、地震時に天井下地の変形を抑制することができる。その反面、斜材を連結していない場合に比べて、ボルトと連結下地部材との接合部により集中的に大きな力が加わるが、前記のような接合方法によれば、ボルトと連結下地部材とがずれたり落下することがない。また、ボルトの連結下地部材に対する貫通位置を調節することで、連結下地部材の高さを容易に調整できる。
請求項2に係る発明は、前記ボルトには、前記角パイプを上下から挟む一対の板状部材が装着されており、上側の前記板状部材は、前記上板部の上面に接し、上側の前記板状部材の幅方向両端部は、前記角パイプの両側板部の上方に位置しており、下側の前記板状部材は、前記下板部の下面に接し、下側の前記板状部材の幅方向両端部は、前記角パイプの両側板部の下方に位置していることを特徴とする。
このような構成によれば、地震時にボルトが傾倒しようとして、上下の板状部材が角パイプの上板部と下板部を押圧したとしても、板状部材の幅方向両端部が両側板部の上方または下方に位置しているので、両側板部で抵抗することができる。したがって、上板部または下板部の面外方向への変形をより一層抑制できるとともにボルトの傾倒を防止できる。
請求項3に係る発明は、前記天井下地が、野縁と野縁受けとを備えて構成されており、前記連結下地部材は、前記野縁受けであることを特徴とする。
このような構成によれば、野縁受けの抵抗力を高めて野縁受けの変形を抑制できるとともに、野縁受けがボルトに対してずれるのを防止できる。
請求項4に係る発明は、前記野縁と前記野縁受けは連結金具を介して接合されており、前記連結金具は、前記野縁受けの上面と両側面を覆ってビス止めされる野縁受け固定部と、前記野縁の上面と両側面を覆ってビス止めされる野縁固定部と備えており、前記野縁固定部は、前記野縁受け固定部の下部に繋がって一体成形されていることを特徴とする。
このような構成によれば、野縁受けに対して野縁がずれるのを防止できるので、天井下地は、全体が一体化した格子状となり、天井下地の剛性を高めることができる。
本発明によれば、天井下地が水平力を受けた場合でも、天井下地の水平方向へのずれを防止できるとともに天井下地の変形を抑制できる。
本発明の第一実施形態に係る天井構造を示した斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る天井構造を示した断面図である。 本発明の第一実施形態に係る天井構造を示した分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る天井構造を示した斜視図である。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係る天井構造1を説明する。図1に示すように、天井構造1は、天井板(図示せず)を支持する天井下地10と、天井下地10を支持するボルトを備えている。本実施形態では、天井下地10は、上部構造体(図示せず)から吊設された吊りボルト3の下端部に直接吊持されており、吊りボルト3が、請求項1における「ボルト」となる。
上部構造体は、天井スラブ(上階の床スラブ)、屋根スラブ、梁等である。上部構造体は、必要な強度を有していれば、鉄筋コンクリート部材、プレキャストコンクリート板、鉄骨など材質は限定されない。また、上部構造体は、水平に形成されている場合が一般的であるが、傾斜していてもよい。
吊りボルト3は、天井裏で垂設された長尺ボルトからなる。吊りボルト3の上端部は、上部構造体に接続されている。吊りボルト3の下端部は、天井下地10に接続されている。吊りボルト3は、天井下地10の上方で、所定のピッチで複数設けられている。吊りボルト3には、斜材4の下端部が固定される場合がある。斜材4はたとえば溶接によって吊りボルト3に固定される。
本実施形態では、天井下地10は、野縁11と野縁受け12とを備えて構成されている。野縁受け12は、吊りボルト3の下端部に連結される連結下地部材である。
野縁11は、天井板を保持する棒状部材であって、天井板の上部で水平方向に延在している。野縁11は、複数設けられており、所定間隔をあけて互いに平行に配設されている。野縁11は、たとえば断面C字状のリップ溝形鋼にて構成されており、ウェブが下側になるように配置されている。野縁11は、ウェブが天井板の上面に当接した状態で天井板の上面に連結されていて、天井板を支持している。
野縁受け12は、野縁11を保持する棒状部材であって、野縁11の上部に配置されている。野縁受け12は、野縁11と直交する水平方向に延在している。野縁受け12は、複数設けられており、所定間隔をあけて互いに平行に配設されている。つまり、複数の野縁11と複数の野縁受け12により、格子状の天井下地10が形成されている。
野縁受け12は、鋼製の角パイプにて構成されており、上板部13aと下板部13bと一対の側板部13c,13cを備えている。図2および図3に示すように、上板部13aと下板部13bには、ボルト貫通孔14a,14bがそれぞれ形成されている。ボルト貫通孔14a,14bは、円形を呈し、吊りボルト3の外径と同等の内径を備えている。ボルト貫通孔14a,14bは、ともに上板部13aおよび下板部13bの幅方向中間部を中心として、同軸上に形成されている。
以下に本実施形態における吊りボルト3と天井下地10との連結構造2を説明する。図1乃至図3に示すように、吊りボルト3の下端部は、野縁受け12(角パイプ)の上板部13aのボルト貫通孔14a(図2および図3参照)と、下板部13bのボルト貫通孔14bとを貫通している。吊りボルト3の下端部は、下板部13bの下方に所定長さ突出している。
吊りボルト3の下端部には、野縁受け12を上下から挟む一対の板状部材15a,15bが装着されている。板状部材15a,15bは、ともに同形状であって、平面視正方形形状を呈しており、それぞれの中央部には貫通孔16a,16b(図2および図3参照)が形成されている。貫通孔16a,16bは、ともに円形を呈し、ボルト貫通孔14a,14bと同様に吊りボルト3の外径と同等の内径を備えている。
上側の板状部材15aは、上板部13aの上面に接している。上側の板状部材15aには、上板部13aの上方に位置する吊りボルト3が挿通されている。板状部材15aの幅寸法は、野縁受け12の側板部13c,13c間の内法寸法より長い。本実施形態では、板状部材15aの幅寸法は、野縁受け12の幅寸法と同等である。上側の板状部材15aの幅方向両端部は、両側板部13c,13cの上方に位置している。
下側の板状部材15bは、下板部13bの下面に接している。下側の板状部材15bには、下板部13bの下方に位置する吊りボルト3が挿通されている。板状部材15bの幅寸法は、野縁受け12の側板部13c,13c間の内法寸法より長い。本実施形態では、板状部材15bの幅寸法は、野縁受け12の幅寸法と同等である。下側の板状部材15bの幅方向両端部は、両側板部13c,13cの下方に位置している。
吊りボルト3のうち、上側の板状部材15aの上側部分に位置する吊りボルト3には、ナット17aが螺合されている。吊りボルト3のうち、下側の板状部材15aの下側部分に位置する吊りボルト3には、ナット17bが螺合されている。これらのナット17a,17bをそれぞれ締め付けることによって、上側の板状部材15abが上側から野縁受け12を押し付け、下側の板状部材15bが下側から野縁受け12を押し付ける。これによって、上下の板状部材15a,15bが上下から野縁受け12を挟持し、吊りボルト3と野縁受け12が連結される。
なお、上下の板状部材15a,15bの幅寸法は、野縁受け12の幅寸法と同等であることに限定されるものではなく、野縁受け12の幅寸法より短くても、野縁受け12の側板部13c,13c間の内法寸法より長ければよい。また、板状部材の幅寸法は、野縁受け12の幅寸法より長くて、板状部材が野縁受け12の両側からはみ出してもよい。
次に、野縁11と野縁受け12との連結構造5を説明する。図1および図3に示すように、野縁11と野縁受け12は、連結金具30を介して接合されている。連結金具30は、野縁受け固定部31と野縁固定部32とを備えてなる。
野縁受け固定部31は、野縁受け12の上面(上板部13a)と両側面(側板部13c,13c)を覆っており、側面にビス止めされる。野縁受け固定部31は、金属製の板材を門型に屈曲して形成されており、門型の奥行き方向が野縁受け12の長手方向に沿って延在している。野縁受け固定部31は、野縁受け12を上方および両側方の三方から囲う。野縁受け固定部31は、上端に位置する水平板部31aと、水平板部31aの幅方向両端から垂下する垂下板部31b,31bとを備えている。垂下板部31bには、ビス孔33(図3参照)が形成されている。野縁受け12の側板部13cにもビス孔18(図3参照)が形成されており、外側からビス孔33,18にビスVを挿通することで、野縁受け12と連結金具30が固定される。
野縁固定部32は、野縁受け固定部31を挟んで両側に形成されている。各野縁固定部32は、野縁受け固定部31の垂下板部31bに連続している。野縁固定部32は、垂下板部31bの下端から、野縁11の長手方向に沿って、野縁受け固定部31から離れる方向張り出している。野縁固定部32は、野縁受け固定部31と一体成形されている。
野縁固定部32は、野縁11の上面と両側面を覆っており、側面にビス止めされる。野縁固定部32は、金属製の板材を門型に屈曲して形成されており、門型の奥行き方向が野縁11の長手方向に沿って延在している。野縁固定部32は、野縁11を上方および両側方の三方から囲う。野縁固定部32は、上端に位置する水平板部32aと、水平板部32aの幅方向両端から垂下する垂下板部32b,32bとを備えている。野縁固定部32の水平板部32aは、野縁受け固定部31の垂下板部31bと繋がっている。垂下板部32bには、ビス孔34(図3参照)が形成されている。野縁11の側面にもビス孔19(図3参照)が形成されており、外側からビス孔34,19にビスVを挿通することで、野縁11と連結金具30が固定される。
以上のような構成の天井構造1によれば、連結構造2において吊りボルト3が野縁受け12に対して上下方向に挿通されているので、天井下地10に対していずれの方向の水平力が作用したとしても、天井下地10が吊りボルト3に対して水平方向にずれることはない。
また、水平方向の力が作用する連結下地部材である野縁受け12は、閉断面の角パイプにて構成されているので、断面剛性が高い。
さらに、地震時に吊りボルト3が傾倒しようとして(図2では、吊りボルト3がたとえば右回りに傾倒しようとした方向を白抜き矢印にて図示している)、上下の板状部材15a,15bが角パイプの上板部13aと下板部13bを押圧したとしても、板状部材15a,15bの幅方向両端部が、両側板部13c,13cの延長平面部分に位置しているので、両側板部13c,13cで押圧力に抵抗することができる(図2中、黒矢印にて反力を図示している)。これによって、押圧力に対して高い抵抗力で対抗できるので、上板部13aまたは下板部13bの面外方向への変形を抑制できるとともに、吊りボルト3の傾倒を防止できる。
また、連結構造5において、野縁11と野縁受け12を前記構成の連結金具30を介して接合したことによって、野縁11と野縁受け12は、互いに剛接合されることとなる。これによって、野縁11が野縁受け12に対してずれるのを防止できるので、天井下地10は、全体が一体化した格子状となり、天井下地10の剛性を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る天井構造1の連結構造2によれば、天井下地10が水平力を受けた場合でも、吊りボルト3に対する野縁受け12の水平方向へのずれを防止できるとともに、野縁受け12、特に上板部13aと下板部13bの変形を抑制できる。さらに、連結構造5の連結金具30によって、野縁11が野縁受け12に対してずれるのを防止できる。さらに、吊りボルト3の下端部に斜材4を連結すれば、地震時に天井下地の変形を抑制することができる。その反面、斜材4を連結していない場合に比べて、吊りボルト3と野縁受け12(連結下地部材)との接合部により集中的に大きな力が加わるが、前記のような接合方法によれば、吊りボルト3と野縁受け12とがずれたり落下することがない。また、吊りボルト3の野縁受け12に対する貫通位置を調節することで、野縁受け12の高さを容易に調整できる。
<第二実施形態>
以下に第二実施形態に係る天井構造1aを説明する。第二実施形態においては、図4に示すように、上側の板状部材115aが、四角筒状を呈している。板状部材115aは、野縁受け12の長手方向に直交する水平方向に、筒の軸長方向が沿うように配置されている。板状部材115aは、枠状を呈しており、天板部120aと底板部120bと一対の壁板部120c,120cを備えている。
天板部120aは、吊りボルト3の下端部に連結される。天板部120aは、矩形形状を呈している。天板部120aには、ボルト貫通孔(図示せず)が形成されている。ボルト貫通孔は、天板部120aの重心位置に形成されている。天板部120aのボルト貫通孔には、吊りボルト3の下端部が挿通されている。天板部120aの両面から吊りボルト3にナット123,123を螺合させることで、天板部120aと吊りボルト3が連結されている。
底板部120bは、天板部120aと同等の矩形形状を呈しており、野縁受け12の上板部13aの上面に接している。底板部120bにも、ボルト貫通孔(図示せず)が形成されている。ボルト貫通孔は、底板部120bの重心位置に形成されており、天板部120aのボルト貫通孔と底板部120bのボルト貫通孔は、上下方向に延在する同軸上に形成されている。天板部120aには、吊りボルト3の下端部が挿通されており、天板部120aの両面からナット123を螺合させて固定されている。底板部120bのボルト貫通孔には、下方から延在するボルト124の軸部124bの先端部が挿通されている。ボルト124は、下板部15bの下側から上向きに装着されており、軸部124bは、下板部15b、野縁受け12および底板部120bを貫通している。底板部120bから上方に突出した軸部124bにナット123を螺合させることで、ナット123とボルト124の頭部124aとで、下板部15b、野縁受け12および底板部120bを挟持している。これによって、野縁受け12と板状部材115aが連結され、吊りボルト3と野縁受け12とが固定される。ボルト124は、請求項における吊りボルト3の下端部である。なお、ボルト124を用いずに、吊りボルト3の下端部を野縁受け12の下方まで延在させて、吊りボルト3を貫通させるようにしてもよい。
底板部120bの筒軸長方向の長さは、野縁受け12の側板部13c,13c間の内法寸法より長い。本実施形態では、底板部120bの筒軸長方向寸法は、野縁受け12の幅寸法と同等である。底板部120bの筒軸長方向両端部は、両側板部13c,13cの上方に位置している。なお、底板部120bは、平面視正方形であるのが好ましい。このようにすれば、板状部材115aの配置方向を90度回転させたときに、底板部120bの幅方向(筒軸長方向に直交する方向)両端部が両側板部13c,13cの上方に位置することとなる。
壁板部120cは、矩形形状を呈している。壁板部120cは、一対設けられ、互いに対向している。壁板部120cは、天板部120aの端部および底板部120bの端部に連続して繋がっている。板状部材115aは、天板部120aおよび底板部120bに直角になっている。壁板部120cの外側には、ブラケット121が設けられている。ブラケット121は、斜材122を連結するための部材であって、壁板部120cから外方に向かって突出している。ブラケット121は、両方の壁板部120cにそれぞれ設けられている。一対の壁板部120c,120cに設けられた一対のブラケット121,121は、同一平面上で互いに外側に広がって配置されている。ブラケット121には、斜材122を固定するためのボルトが貫通する貫通孔(図示せず)が形成されている。
第二実施形態に係る天井構造1aによれば、第一実施形態と同様の作用効果を得られる他に、斜材122の連結が容易に行えるとともに、斜材122の固定強度を高めることができるという作用効果を得られる。斜材122の連結方向は、上側の板状部材115aの配置方向を変えるだけで、野縁受け12に沿った方向と野縁受け12に直交する水平方向との二方向で容易に変更できる。
また、野縁受け12と板状部材115aとを上向きのボルト124によって固定しているので、高さ寸法が小さい野縁受け12の下方で、ボルトと天井板(図示せず)とが干渉するのを防止できる。さらに、天板部120aを固定するナット123を回転させることで、野縁受け12の高さを容易に変更でき、天井面の高さや水平度の精度を高めることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、第一実施形態では、天井下地10が野縁11と野縁受け12とを備えた構成であるが、天井下地の構成は前記構成に限定されるものではなく、システム天井など他の構成であってもよい。この場合も、吊りボルト3の下端部に連結される連結下地部材は角パイプにて構成される。
また、第一実施形態では、板状部材15a,15bの幅寸法は、野縁受け12の側板部13c,13c間の内法寸法より長くなっているが、これに限定されるものではない。板状部材15a,15bの幅寸法が、野縁受け12の側板部13c,13c間の内法寸法より短い場合であっても、野縁受け12(連結下地部材)は角パイプにて構成されているので、断面剛性が高い。したがって、上板部13aまたは下板部13bの面外方向への変形を抑制することが可能である。
さらに、第一実施形態では、板状部材15a,15bは平板状であるが、その形状は、平板状に限定されるものではない。たとえば、板状部材は、周縁部にリブ状の屈曲部が形成されていてもよい。さらに屈曲部を野縁受け12の側板部13cに沿わせて、上下の板状部材15a,15bで、野縁受け12の四周を囲うようにしてもよい。このような構成にすれば板状部材の剛性をより一層高めることができる。
1 天井構造
2 連結構造
3 吊りボルト
10 天井下地
11 野縁
12 野縁受け(連結下地部材)
13a 上板部
13b 下板部
13c 側板部
15a 板状部材
15b 板状部材
30 連結金具
31 野縁受け固定部
32 野縁固定部
115a 板状部材
124 ボルト

Claims (4)

  1. 天井板を支持する天井下地と、天井裏で垂設されたボルトとを備えた天井構造であって、
    前記天井下地は、前記ボルトの下端部に連結される連結下地部材を有し、
    前記連結下地部材は、水平方向に延在する角パイプにて構成されており、
    前記ボルトの下端部は、前記角パイプの上板部と下板部を貫通しており、
    前記角パイプは、上下から挟持されている
    ことを特徴とする天井構造。
  2. 前記ボルトには、前記角パイプを上下から挟む一対の板状部材が装着されており、
    上側の前記板状部材は、前記上板部の上面に接し、上側の前記板状部材の幅方向両端部は、前記角パイプの両側板部の上方に位置しており、
    下側の前記板状部材は、前記下板部の下面に接し、下側の前記板状部材の幅方向両端部は、前記角パイプの両側板部の下方に位置している
    ことを特徴とする請求項1に記載の天井構造。
  3. 前記天井下地は、野縁と野縁受けとを備えて構成されており、
    前記連結下地部材は、前記野縁受けである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の天井構造。
  4. 前記野縁と前記野縁受けは連結金具を介して接合されており、
    前記連結金具は、前記野縁受けの上面と両側面を覆ってビス止めされる野縁受け固定部と、前記野縁の上面と両側面を覆ってビス止めされる野縁固定部と備えており、
    前記野縁固定部は、前記野縁受け固定部の下部に繋がって一体成形されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の天井構造。
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