JP2015182561A - シートベルト装置を備えた乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】簡潔な機構を用いることで、着座者のサブマリン現象を抑止できるシートベルト装置を備えた乗物用シートを、軽量で安価なものとして提供する。
【解決手段】リトラクタ21は、一旦ロック状態となった後、所定の荷重を上回る荷重がシートベルト20から加えられた場合は、巻取り軸21aを回転させてシートベルト20を繰り出す機能を有する。巻取り軸21aには、第1アーム部材22が回動可能に取り付けられ、第1アーム部材22は、所定の加速度を上回る加速度が加えられた場合は慣性ロック24によって巻取り軸21aに対しロックされて、巻取り軸21aとともに回動する。第1アーム部材22が図1において、反時計回りに回転すると、それと連結された第2アーム部材23は時計回りに回転する。そのとき、第2アーム部材23の一端部に取り付けられたシートベルト20が下側に引き込まれて着座者Mの腰部を拘束する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートベルト装置を備えた乗物用シートに関する。特に、着座者のサブマリン現象を抑止できるシートベルト装置を備えた乗物用シートに関する。
従来から着座者のサブマリン現象を抑止できるシートベルト装置を備えた乗物用シートが知られている。下記特許文献1には、乗物用シートの側面にシートベルトを挿通するベルトガイドを設け、このベルトガイドを駆動装置で回動できるようにした技術が開示されている。この技術においては、乗物の衝突を検知した場合に、ベルトガイドを駆動装置で回動して、シートベルトの着座者の腰部を拘束する部分の張力を一時的に上昇させる。これによって、乗物が衝突した場合や乗物に急減速が発生した場合に、着座者のサブマリン現象を抑止できる。
特開2010−58725号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のシートベルト装置を備えた乗物用シートにおいては、ベルトガイドの駆動装置や、それの動作を電子制御するための乗員検知センサ、衝突検知センサ、電子制御ユニット等が必要となり、構成が複雑となって重量やコストの上昇を招きがちであった。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものである。電子制御の駆動装置などの複雑な機構を用いることなく、簡潔な機構を用いることで、着座者のサブマリン現象を抑止できるシートベルト装置を備えた乗物用シートを、軽量で安価なものとして提供することを課題とする。
本発明の第1発明は、乗物用シートに対し着座者を拘束するシートベルトの一端部が、シートバックに配設されるリトラクタによって巻き取られる構成のシートベルト装置を装備した乗物用シートであって、前記シートベルトは前記シートバックの左右方向一方の側上部から引き出し可能に配設され、前記リトラクタは、一旦ロック状態となった後、所定の荷重を上回る荷重が前記シートベルトから加えられた場合は、前記シートベルトの巻取り軸が回動して前記シートベルトを繰り出す機能を有し、前記シートベルトと同じ側の前記シートバックの下部に配設されており、前記巻取り軸には、該巻取り軸を中心に回動する第1アーム部材の一端部が、所定の加速度を上回る加速度が加えられた場合は前記巻取り軸に対して前記第1アーム部材を回動不能にロックする、慣性ロック機構を介して取付けられ、前記第1アーム部材の他端部には、前記シートベルトと同じ側のシートクッション側部であって前記第1アーム部材の前方に、軸支された第2アーム部材の一端部が連動可能に取付けられ、該第2アーム部材の他端部には前記シートベルトの他端部が取付けられており、前記シートベルトに配設されるトングを、前記乗物用シートの前記第2アーム部材と反対側の側面に配設されたバックルに係合可能としたことを特徴とする。
第1発明によれば、乗物の衝突等が生じた場合、通常時はリトラクタの巻取り軸に対して自由に回動できる状態とされている第1アーム部材が、巻取り軸と第1アーム部材との間に介在する慣性ロック機構の作動によって連結され連動するようになる。ここで、慣性ロック機構とは、乗物の衝突時等に印加される大きい加速度によって巻取り軸と第1アーム部材とを回動不能にロックする機能を有する。そのとき、着座者を拘束するシートベルトからリトラクタに所定の荷重を上回る荷重が加えられると、リトラクタはその巻取り軸をシートベルトを繰り出してその荷重を低減すべく回動する。この巻取り軸の回動により、第1アーム部材がの他端部が上向きに回動するとともに、第1アーム部材の他端部に取り付けられている、第2アーム部材の一端部がシートクッション側部の軸を中心に上向きに回動し、それに伴って第2アーム部材の他端部は下向きに移動する。第2アーム部材の他端部には、シートベルトの他端部が取り付けられており、シートベルトの途中部分はトングを介してバックルに支持されている。したがって、第2アーム部材の他端部の下向きの移動によってシートベルトの他端部が引っ張られると、トングによる折り返し部分との間で着座者の腰部を拘束しているシートベルト部分が緊張状態となる。これによって、サブマリン現象の発生を抑止できる。さらに、第1発明によれば、電子制御の駆動装置などの複雑な機構を用いることなく、簡潔な機構を用いることで、着座者のサブマリン現象を抑止できるので、シートベルト装置を備えた乗物用シートを、軽量で安価なものとして提供することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明に係るシートベルト装置を装備した乗物用シートであって、前記第2アーム部材の作動により、前記シートベルトの他端部が下方向に引っ張られたとき、前記トングに対する前記シートベルトの摺動を止めるベルトストッパが、前記トングの上方の前記シートベルトに脱着可能に設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、第2アーム部材の他端部の下方向への移動によって、シートベルトの他端部が下方向に引っ張られたとき、シートベルトのトングによる折り返し部分においてシートベルトのトングに対する摺動がベルトストッパによって確実に止められる。これによって、着座者の腰部を拘束しているシートベルト部分が着実に緊張状態となり、サブマリン現象の発生の抑止がより確実なものとなる。
本発明の第1実施形態に係るシートベルト装置を備えた乗物用シートの通常状態を示す斜視図である。 図1のリトラクタ、第1アーム部材、第2アーム部材の部分を拡大して示す拡大図である。 上記実施形態に係るシートベルト装置を備えた乗物用シートのシートベルト装置の作動状態を示す斜視図である。 図3のリトラクタ、第1アーム部材、第2アーム部材の部分を拡大して示す拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るシートベルト装置を備えた乗物用シートの通常状態を示す斜視図である。 上記実施形態における、ベルトストッパを示す図である。
図1〜図4に、本発明の第1実施形態であるシートベルト装置を備えた自動車用シートを示す。自動車用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、ヘッドレスト4と、シートベルト装置5とを有する。シートクッション2とシートバック3とヘッドレスト4は公知の構成のものであるので説明を省略することとして、シートベルト装置5について説明していく。各図中、矢印により自動車用シート1を自動車のフロアに取り付けた時の自動車の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
シートベルト装置5は、シートベルト20と、リトラクタ21と、第1アーム部材22と、第2アーム部材23と、慣性ロック24と、トング25と、スルーアンカ26と、バックル27とを備えている。以下、リトラクタ21の巻取り軸21a、第1アーム部材22、第2アーム部材23、慣性ロック24の回動方向の説明については、図2に基づいて行うものとする。
シートベルト20は、着座者Mを拘束する長尺のベルト状部材である。シートベルト20の一端部20dは、シートバック3の右側部下方のシートクッション2に近い箇所に取り付けられたリトラクタ21に取り付けられている。シートベルト20の他端部20eは、第2アーム部材23の前方部23aの上部に設けられたシートベルト取付け部23dに取り付けられている。リトラクタ21は、車体に対して回転可能な巻取り軸21aを有し、シートベルト20の一端部20dがこの巻取り軸21aに係止されて時計回りに巻き取られている。これによって、シートベルト20の巻取り,繰り出しが可能となっている。ここで、リトラクタ21は、ロード・リミッタ機能を有している。ロード・リミッタ機能とは、次のようなものである。リトラクタ21において、通常時には巻取り軸21aが巻取り方向に付勢され、繰り出し方向には回動自在とされている。前突時などに急激な加速度が印加されると、一旦は巻取り軸21aが回動不能にロックされるが、シートベルト20から印加される荷重が所定の値に達すると巻取り軸21aがシートベルト20を繰り出す方向に回転することを許容する。これによって、シートベルト20から着座者Mに加えられる負荷を緩和する機能である。シートベルト20の中間部は、リトラクタ21の上方で、シートバック3の右側部上端に固定されたスルーアンカ26に巻き掛けられるとともに、ベルト取付け部23dとスルーアンカ26との間の部分がトング25に挿通されている。また、バックル27はシートクッション2の骨格をなすクッションフレーム(不図示)に固定されている。乗員が自動車用シート1に着座した状態で、シートベルト20をリトラクタ21から引き出してトング25をバックル27に係止すると、着座者Mがシートベルト20を装着した状態となる。このとき、シートベルト20の着座者Mの腰部を拘束する部分が腰部拘束部分20aであり、着座者Mの胸部を拘束する部分が胸部拘束部分20bであり、リトラクタ21とスルーアンカ26の間のシートバック3内部に配置される部分が内部配置部分20cである。
図2に示すように、第1アーム部材22は、略六角形のベース部22bに矩形の腕部22cが一体となった形状の板状の部材である。ベース部22bの中央部は、リトラクタ21の右方向(シートバック3の外側方向)に突出した巻取り軸21aに対して、回動自在に軸支され、巻取り軸21aの端部に固着された歯車21bとリトラクタ21との間に配設されている。第1アーム部材22は、リトラクタ21に対して時計回りに付勢され、腕部22cを垂直方向から約45度斜め前下方に傾けた状態でストッパ(不図示)により回動を止められた状態で支持されている。ベース部22bの上端コーナ部に設けられた軸22b1に、略L字形状の慣性ロック24が、そのコーナ部において回動自在に取り付けられている。慣性ロック24の2本の腕24a、24bのうち、軸22b1の前側に位置する腕24aの端部にはウェイト24dが取り付けられ、軸22b1の後側に位置する腕24bの端部下側には歯車21bと噛み合い可能な歯24cが設けられている。自動車が前突して前方向への加速度を受けた場合、ウェイト24dが前方に向けて慣性力を受ける。これによって、慣性ロック24は軸22b1を中心に反時計回りに回動し腕24bの歯24cが歯車21bに噛み合う。この噛み合いによって、第1アーム部材22は、リトラクタ21の巻取り軸21aと一体となって反時計回りに回動するようになる。第1アーム部材22の腕部22cの先端部には、第2アーム部材23と連結するための連結ピン22c1が設けられている。
図2に示すように、第2アーム部材23は矩形板状の部材であり、その中央部近傍において、シートクッション2の右側部に設けられた軸2aに対して回動可能に取り付けられている。前方部23aの上部にはシートベルト取付け部23dが、後方部23bには長孔23cが、第2アーム部材23の長手方向に沿って、左右方向に貫通して設けられている。長孔23cには第1アーム部材22の連結ピン22c1が、長孔23cの長径方向に摺動可能に連結されている。これによって、第1アーム部材22が反時計回りに回動すると、第2アーム部材23は、軸2aを中心に時計回りに回動する。
自動車用シート1に着座した着座者Mがシートベルト装置5を装着する過程における、シートベルト装置5の作動について説明する。図1において、着座者Mが着座する前のシートベルト装置5は、トング25がバックル27との係止を解除された状態で、シートベルト20はリトラクタ21に巻き取られて自動車用シート1の右側側部に配置されている。このとき、トング25はシートベルト20に対して摺動して最下端部のベルト取付け部23dに近い位置にある。シートベルト20がリトラクタ21に巻き取られる過程において、リトラクタ21の巻取り軸21aと、第1アーム部材22とは、お互いに回動自在とされ一体とはなっていない。これによって、第1アーム部材22の位置は図1に示すように腕部22cを垂直方向から約45度斜め前下方に傾けた状態である。この状態から、自動車用シート1に着座した着座者Mが、シートベルト20をリトラクタ21から引き出してトング25をバックル27に係止する。このとき、リトラクタ21の巻取り軸21aはシートベルト20の繰り出し量に応じて回動するが、巻取り軸21aと、第1アーム部材22とは一体となっていないので、第1アーム部材22は、図1の状態を保ったままである。この状態で、シートベルト20の腰部拘束部分20aは、第2アーム部材23を介して伝えられる第1アーム部材22の時計回り付勢力によって、トング25との間で着座者Mの腰部に密着した状態とさせられている。
図1に示す着座状態において、自動車が前突等を起こすことにより急激な前方向への加速度が生じると、図3及び図4に示すように、慣性ロック24のウェイト24dが前方に向けて慣性力を受けることにより、慣性ロック24は軸22b1を中心に反時計回りに回動する。これによって、慣性ロック24の歯24cが歯車21bに噛み合い、第1アーム部材22は、リトラクタ21の巻取り軸21aと一体となって反時計回りに回動するようになる。着座者Mがシートベルト20に対して前方方向への荷重を印加することにより、シートベルト20の張力が高まってリトラクタ21の巻取り軸21aを、反時計回りに回動させ、シートベルト20を繰り出させようとする。リトラクタ21は、ロード・リミッタ機能を有しているため、シートベルト20から印加される荷重が所定の値に達するまでは巻取り軸21aの回転を止めているが、所定の値を超えるとシートベルト20を繰り出す方向に回転する。このとき、第1アーム部材22は、リトラクタ21の巻取り軸21aと慣性ロック24によって一体とされ、反時計回りに回転する。これに伴って第1アーム部材22の連結ピン22c1は、第2アーム部材23の長孔23cに連結されているので、第2アーム部材23は軸2aを中心に時計回りに回転する。第2アーム部材23のシートベルト取付け部23dは下方向に移動しシートベルト20の他端部20eを引き下げる。これによって、シートベルト20の腰部拘束部分20aはトング25との間で着座者Mの腰部に対する拘束を強め、サブマリン現象の発生を抑止する。
以上のように本実施形態は、電子制御の駆動装置などの複雑な機構を用いることなく、簡潔な機構を用いることで、着座者のサブマリン現象を抑止できるので、シートベルト装置を備えた乗物用シートを、軽量で安価なものとして提供することができる。
図5は、本発明の第2実施形態を示す図である。第2実施形態のシートベルト装置を備えた乗物用シートは、第1実施形態のシートベルト装置を備えた乗物用シートとほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造は対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。第2実施形態の第1実施形態との違いは、着座者Mがシートベルト20を装着したときトング25の上部であるシートベルト20の胸部拘束部分20bにベルトストッパ30が取り付けられていることである。図6に示すように、ベルトストッパ30は、樹脂製のクリップ状の部材で、2枚の矩形板状部材31、32を長辺方向端末部に設けた回動軸33で連結し、矩形板状部材31、32が重なる方向に付勢したものである。矩形板状部材31の内側には長辺方向に2本の凸部31aが設けられ、矩形板状部材32の内側には2本の凸部31aに対応する2本の凹部32aが設けられている。図1のシートベルト装置5装着状態において、トング25の上部であるシートベルト20の胸部拘束部分20bにベルトストッパ30をシートベルト20を挟み込むように装着した状態が図5に示されている。シートベルト20が、矩形板状部材31、32の凸部31aと凹部32a間に挟まれて波打ち状態となり、ベルトストッパ30がシートベルト20に対し固定される。このとき、シートベルト20に対するベルトストッパ30の固定をさらに強固なものとすべく、矩形板状部材31、32の回動軸33とは反対の端部に公知の蝶ねじ等を用いて締め付けるタイプとしてもよい。また、取り付け取り外しの便宜のためベルトストッパ30をトング25に対して紐などで連結しておいてもよい。
自動車用シート1に着座した着座者Mがシートベルト装置5を装着するには、図1の状態から、自動車用シート1に着座した着座者Mが、シートベルト20をリトラクタ21から引き出してトング25をバックル27に係止する。次に、トング25の上部であるシートベルト20の胸部拘束部分20bにベルトストッパ30を取り付ける。このとき、矩形板状部材31、32を、重なる方向への付勢力に抗して開きシートベルト20を挟んだ状態で閉じることにより取り付ける。
以上のように構成される第2実施形態は、以下のような作用効果を奏する。図1に示す着座状態において、自動車が前突等を起こすことにより急激な前方向への加速度が生じると、第1実施形態と同様に、第2アーム部材23のシートベルト取付け部23dは下方向に移動しシートベルト20の他端部20eを引き下げる。このとき、シートベルト20の腰部拘束部分20aはトング25との間で着座者Mの腰部に対する拘束を強めるが、トング25に対するシートベルト20のスベリをベルトストッパ30がトング25に当接することで抑制することができる。これによって、サブマリン現象の発生抑止が着実にできる。さらに、電子制御の駆動装置などの複雑な機構を用いることなく、簡潔な機構を用いることで、着座者のサブマリン現象を抑止できるので、シートベルト装置を備えた乗物用シートを、軽量で安価なものとして提供することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態においては、リトラクタ21、第1アーム部材22、第2アーム部材23が自動車用シート1の右側に配置されているが、これに限らずこれらを左側に配置して上記実施形態とは左右を入れ替えた関係としてもよい。
2.上記実施形態においては、第1アーム部材22に連結ピン22c1を設け、第2アーム部材23に長孔23cを設けてそれらによって連結したが、これに限らず第1アーム部材22に長孔を設け、第2アーム部材23に連結ピンを設けて連結してもよい。
3.上記第2実施形態においては、ベルトストッパ30を樹脂製のクリップ状の部材としたが、これに限らず木製や金属製であってもよいし、クリップ状ではなく2枚の板状部材を重ね合わせ、その両端同士を蝶ネジで締め付けて固定するものとしてもよい。
4.上記実施形態においては、本発明を自動車用シートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用してもよい。
1 自動車用シート
2 シートクッション
3 シートバック
5 シートベルト装置
20 シートベルト
20d 一端部
20e 他端部
21 リトラクタ
21a 巻取り軸
22 第1アーム部材
23 第2アーム部材
24 慣性ロック(慣性ロック機構)
25 トング
27 バックル
30 ベルトストッパ





Claims (2)

  1. 乗物用シートに対し着座者を拘束するシートベルトの一端部が、シートバックに配設されるリトラクタによって巻き取られる構成のシートベルト装置を装備した乗物用シートであって、前記シートベルトは前記シートバックの左右方向一方の側上部から引き出し可能に配設され、前記リトラクタは、一旦ロック状態となった後、所定の荷重を上回る荷重が前記シートベルトから加えられた場合は、前記シートベルトの巻取り軸が回動して前記シートベルトを繰り出す機能を有し、前記シートベルトと同じ側の前記シートバックの下部に配設されており、前記巻取り軸には、該巻取り軸を中心に回動する第1アーム部材の一端部が、所定の加速度を上回る加速度が加えられた場合は前記巻取り軸に対して前記第1アーム部材を回動不能にロックする、慣性ロック機構を介して取付けられ、前記第1アーム部材の他端部には、前記シートベルトと同じ側のシートクッション側部であって前記第1アーム部材の前方に、軸支された第2アーム部材の一端部が連動可能に取付けられ、該第2アーム部材の他端部には前記シートベルトの他端部が取付けられており、前記シートベルトに配設されるトングを、前記乗物用シートの前記第2アーム部材と反対側の側面に配設されたバックルに係合可能としたことを特徴とするシートベルト装置を装備した乗物用シート。
  2. 請求項1に記載のシートベルト装置を装備した乗物用シートであって、前記第2アーム部材の作動により、前記シートベルトの他端部が下方向に引っ張られたとき、前記トングに対する前記シートベルトの摺動を止めるベルトストッパが、前記トングの上方の前記シートベルトに脱着可能に設けられていることを特徴とするシートベルト装置を装備した乗物用シート。
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