JP2015182278A - インプリント転写物、インプリント転写型、およびインプリント転写方法 - Google Patents

インプリント転写物、インプリント転写型、およびインプリント転写方法 Download PDF

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Abstract

【課題】転写欠陥の少ない転写物を作製する。【解決手段】インプリントの転写物705は、基材702と、基材702上に形成された凹凸構造とを備える。凹凸構造は、転写物の第1領域701aと、転写物の第1領域701aに隣接し、転写物の第1領域701aよりも平均残膜厚が小さい転写物の第2領域701bとを有し、転写物の第1領域701aにおいて転写物の第2領域701bに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写物の第1領域701aから転写物の第2領域701bに向かう方向について単調に減少している、または、転写物の第2領域701bにおいて転写物の第1領域701aに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写物の第2領域701bから転写物の第1領域701aに向かう方向について単調に減少している。【選択図】図9

Description

本開示は、ナノインプリントリソグラフィが適用される技術分野に関し、特に、インプリント転写物、転写物を形成するためのインプリント転写型、およびインプリント転写方法に関する。
近年、転写型(モールド)に形成された微細な凹凸を成形材料(転写材料)に押し付けることにより、成形材料に凹凸構造を転写するナノインプリントリソグラフィが注目されている。このインプリント技術によれば、nmスケールからμmスケールの微細構造を形成することができる。このため、ディスプレイ、光学デバイス、半導体デバイス等の様々な分野への応用をターゲットとした開発が進められている。
インプリント方式には、代表的なものとして、熱可塑性材料を用いる熱方式、および紫外線(UV)硬化性材料を用いる光方式がある。また、インプリントの転写方式には、代表的なものとして、平板方式およびロール方式がある。平板方式は、転写精度が良く、高いアスペクト比が求められる場合や、より精密な成形が必要な場合に用いられることが多い、一方、ロール方式は、生産性に優れ、長尺物に凹凸構造を効率的に形成することができる。いずれの方式においても、低コストで大量に微細構造を有するデバイスを製造するために、生産性の向上が求められている。特に、近年では、大面積のデバイスを製造するため、インプリントの大面積化が求められている。
特許文献1は、そのようなインプリント技術の一例を開示している。特許文献1には、大面積のロール表面に小面積の原版を用いて凹凸形状を転写する操作を繰り返すことにより、大面積のナノインプリントロールを安価に作製できることが開示されている。
特開2007−203576号公報
従来技術によれば、大面積のインプリント転写型を製造する際、小面積の型を用いた転写を繰り返すため、つなぎ目で凹凸形状に段差が生じ得る。そのような段差を有する転写型を転写材料に押圧すると、転写型と転写材料との間に空気が閉じ込められ、転写不良欠陥が生じるおそれがある。
上記の課題を解決するため、本開示の一態様に係るインプリント転写型は、第1領域と、前記第1領域に隣接し、前記第1領域よりも平均の厚さが大きい第2領域とを有する凹凸構造を備える。前記第1領域において前記第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している、または、前記第2領域において前記第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している。
本開示の他の態様に係るインプリント転写物は、基材と、前記基材上に形成された凹凸構造とを備える。前記凹凸構造は、第1領域と、前記第1領域に隣接し、前記第1領域よりも平均残膜厚が小さい第2領域とを有する。前記第1領域において前記第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している、または、前記第2領域において前記第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している。
本開示のさらに他の態様に係るインプリント転写方法は、上記のインプリント転写型を用いてインプリント転写物を作製する方法である。前記方法は、基材上の転写材料に前記インプリント転写型を押圧する工程と、前記転写材料を硬化させる工程と、前記インプリント転写型を前記転写材料から剥離する工程とを含む。
上記態様によれば、転写型と転写材料との間の空気の閉じ込めを緩和し、転写不良欠陥の発生を抑制することができる。
大面積の転写型を作製する方法の一例を示す図であり、(a)は原版を、(b)は複数のフィルム型を、(c)は複数のフィルム型の集合体を、(d)は転写型を示している。 2つの隣接するフィルム型の接合部の例を示す断面図である。 2つの隣接するフィルム型の接合部を拡大して示す断面図である。 フィルム型から転写型を作製している様子を示す断面図である。 転写型の一例を示す断面図である。 ローラーを用いて転写型から転写物を形成している状況を示す断面図である。 転写不良欠陥を有する転写物を示す断面図である。 本開示の実施形態1における転写型を作製する方法を示す図であり、(a)は原版を、(b)は複数のフィルム型を、(c)は複数のフィルム型の集合体を、(d)は転写型を示している。 実施形態1における原版の一例を示す図である。 実施形態1における2つの隣接するフィルム型の接合部の例を示す断面図である。 実施形態1における2つの隣接するフィルム型の接合部を拡大して示す断面図である。 実施形態1におけるフィルム型から転写型を作製している様子を示す断面図である。 実施形態1における転写型を示す断面図である。 実施形態1においてローラーを用いて転写型から転写物を形成している状況を示す断面図である。 実施形態1における転写物を示す断面図である。 実施形態1の変形例における2つの隣接するフィルム型の接合部の例を示す断面図である。 実施形態1の変形例における2つの隣接するフィルム型の接合部を拡大して示す断面図である。 実施形態1の変形例におけるフィルム型から転写型を作製している様子を示す断面図である。 実施形態1の変形例における転写型を示す断面図である。 実施形態1の変形例においてローラーを用いて転写型から転写物を形成している状況を示す断面図である。 実施形態1の変形例における転写物を示す断面図である。 本開示の実施形態2における転写型を作製する方法を示す図であり、(a)は原版を、(b)はフィルム型を、(c)は複数のフィルム型を、(d)は複数のフィルム型の集合体を、(e)は転写型を示している。 実施形態2における転写型と転写物とを示す断面図である。 実施形態2における転写物を示す断面図である。 本開示の実施形態3における発光素子の一例を示す断面図である。 回折格子パターンを示す図である。 凹凸構造の高さに対する光取り出し効率の依存性を示すグラフである。 凹凸構造のピッチに対する光取り出し効率の依存性を示すグラフである。 転写型におけるサイズを説明するための図である。 転写型の段差と凹凸高さとの関係を示す図である。 第1領域と第2領域との間に斜面が形成された実施形態における転写型および転写物を示す断面図である。 第1領域と第2領域との間に斜面が形成された実施形態における転写物の断面図である。 第2領域の凹凸の高さが一定値αである転写物を示す断面図である。 第2領域において第1領域から離れた部分の凹凸の高さが一定値βである転写物を示す断面図である。 複数の三角形のフィルム型を示す図である。 複数の三角形のフィルム型をつなぎ合わせた集合体を示す図である。 複数の六角形のフィルム型を示す図である。 複数の六角形のフィルム型をつなぎ合わせた集合体を示す図である。 ラインアンドスペースパターンを有する凹凸構造の一例を示す図である。 ランダム性が抑制された凹凸構造の一例を示す図である。 ランダム性が抑制された凹凸構造の他の例を示す図である。 ランダムパターンのフーリエ成分を説明するための図である。 凹凸構造の平均周期を説明するための図である。 凹凸構造の平均周期を説明するための他の図である。
本開示の実施形態を説明する前に、本開示の基礎となった知見を説明する。
大面積のインプリント転写型を作製する方法としては、上述した従来の方法の他、複数の比較的小さい型をつなぎ合わせたものを型として電鋳を行う方法がある。図1は、そのような方法の一例を示す図である。まず、図1(a)に示すように、表面に所望の凹凸形状が形成された原版(マスターモールド)101を用意する。その原版101を用いてフィルムに凹凸形状を転写することにより、図1(b)に示す複数のフィルム型(レプリカモールド)102を作製する。次に、図1(c)に示すように、それらの複数のフィルム型102をつなぎ合わせて大面積のフィルム型の集合体を作製する。このフィルム型の集合体を型としてNiなどの金属を用いて電鋳を行うことにより、図1(d)に示すような大面積のインプリントの転写型103を作製できる。
ここで、「原版」(マスターモールド)とは、転写型を作製する元となる型を指す。「フィルム型」(レプリカモールド)とは、原版から転写型を作製するための型を指す。フィルム型は、つなぎ合わせて大面積にすることが容易なシート状の素材から形成され得る。「転写型」とは、ナノインプリントリソグラフィによって転写物を作製する際に用いられる型を指す。「転写物」とは、転写材料に転写型を押圧し、転写材料を硬化させ、転写型を剥離することによって得られる生成物を指す。転写物は、例えば有機EL素子などの光学素子に設けられる凹凸構造を有する光学シートまたは光取り出し構造として利用され得る。
転写型103は、フィルム型102同士をつなぎ合わせた箇所に対応する部分に転写型の段差103Aを有する。図2A〜2Dは、転写型の段差103Aが生じる過程を説明するための図である。図2Aは、互いに隣接する2つのフィルム型102の断面を模式的に示している。これらのフィルム型102をつなぎ合わせると、両者の境界に重なり部分102Aが生じる場合がある。図2Bは、重なり部分102Aの拡大図である。このような重なり部分102Aが、互いに隣接する2つのフィルム型102の各組の境界で生じ得る。図2Cに示すように、フィルム型102をつなぎ合わせたものを用いてNiなどの金属で電鋳を行い、フィルム型102を剥離すると、図2Dに示すような転写型103が得られる。このようにして作製された転写型103は、フィルム型102のつなぎ目に対応する箇所に転写型の段差103Aを有することになる。
図3は、図2Dに示す転写型103を、基材302の上に設けられた転写材料301にローラー303を用いて押し付けている状況を示す図である。図示されるように、転写型の段差103Aを有する転写型103を用いた場合、転写型103の表面の凹凸形状が反映されない領域304が転写材料301に発生する。これは、ローラー303の進行方向に垂直な方向(図3における紙面垂直方向)に沿って形成された転写型の段差103Aにより、ローラー303を転写型103に押し付けたときに空気が逃げられずに閉じ込められるためである。その結果、転写型103への転写材料301の充填が不十分になり、凹凸形状が正しく形成されない領域304が発生する。
ロール方式においては、通常、転写材料301の流動と共に、凹凸構造に溜まった空気を逃がすことができる。しかし、転写型の段差103Aが存在すると、転写型103と基材302との間の空間の幅が急峻に変化するため、空気を十分に逃がすことができない。空気が閉じ込められた領域304が存在する状態で転写材料301を硬化させると、図4に示すように、転写不良欠陥301Aを有する転写物305が作製されてしまう。
このような転写不良欠陥301Aの発生を防止するためには、例えば、転写型103に転写型の段差103Aが生じないように正確に位置合わせを行った上で複数のフィルム型102を接合する方法が考えられる。しかし、インプリント技術が扱う大きさのスケールがnmからμmのオーダーであることを考慮すると、このような正確な位置合わせは容易ではない。凹凸形状に影響を及ぼすことなく大面積で転写型の段差103Aのない転写型103を作製するためには、高精度な位置合わせ装置が別途必要となり、転写型103を作製するための設備コストおよび工数が増大するという課題が生じる。
本願発明者は、上記の知見に基づき、高精度な位置合わせが不要で、かつ、大面積の転写物をインプリント技術によって実現する方法を鋭意検討した。その結果、段差が生じる部分の周辺の凹凸構造の高さを工夫することにより、転写型と転写材料との間に滞留する空気を有効に逃がし、転写欠陥が生じにくい転写物を作製できるという結論に至った。
具体的には、本願発明者は、転写型の段差付近で、凹凸構造の凹部および凸部の少なくとも一方の高さを徐々に変化させ、高さの急峻な変化を抑えることにより、転写型の押圧時に凹凸構造に滞留する空気を有効に逃がすことができることを見出した。その結果、段差部分の周辺にも転写材料を十分に充填させることができ、転写欠陥が生じにくい転写物を作製することができる。
上記検討のもと、本願発明者によって考案された本開示の実施形態を以下に説明する。
まず、本開示の実施形態の概要を説明する。
(1)本開示の一態様に係るインプリント転写物は、基材と、前記基材上に形成された凹凸構造とを備える。前記凹凸構造は、第1領域と、前記第1領域に隣接し、前記第1領域よりも平均残膜厚が小さい第2領域とを有する。前記第1領域において前記第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している、または、前記第2領域において前記第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している。
(2)ある実施形態において、前記第1領域において前記第2領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さ、および、前記第2領域において前記第1領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している。
(3)ある実施形態において、前記第1領域において前記第2領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さ、および、前記第2領域において前記第1領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している。
(4)ある実施形態において、前記前記第1領域と前記第2領域との境界に傾斜面が形成されている。
(5)ある実施形態において、前記第1領域および前記第2領域のそれぞれの平面形状は、三角形、四角形、および六角形のいずれかである。
(6)ある実施形態において、前記第1領域および前記第2領域における各凹凸の高さは、0.4μm〜2μmの範囲内である。
(7)ある実施形態において、前記第1領域および前記第2領域における凹凸のピッチは、0.6μm〜2.2μmの範囲内である。
(8)ある実施形態において、前記第1領域において前記第2領域に最も近い部分の残膜厚と前記第2領域において前記第1領域に最も近い部分の残膜厚との差は、3μm以下である。
(9)ある実施形態において、前記基材および前記凹凸構造は、透光性材料によって形成されている。
(10)ある実施形態において、前記基材は、珪素、石英、ポリエチレンテレフタラート、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、環状オレフィンポリマー、ポリジメチルシロキサン、ポリイミド、およびシリコン樹脂の少なくとも1つを用いて形成されている。
(11)ある実施形態において、前記凹凸構造は、熱硬化樹脂、UV硬化樹脂、金属ペースト、ゾルゲル溶液、有機金属溶液、水素シルセスキオキサン、および常温硬化ガラスの少なくとも1つを用いて形成されている。
(12)ある実施形態において、前記凹凸構造は、複数の凹部および複数の凸部が2次元に周期的に配列された回折格子構造、または各々がストライプ状の複数の凹部および複数の凸部が1次元に周期的に配列された構造を有する。
(13)ある実施形態において、前記凹凸構造は、複数の凹部と複数の凸部とが2次元にランダム性を有するパターンで配列された構造を有している。
(14)ある実施形態において、前記複数の凹部および前記複数の凸部の各々に内接する楕円の短辺の長さの最小値をwとするとき、前記凹凸構造の前記パターンの空間周波数成分のうち、1/(2w)よりも小さい成分が、前記複数の凹部および前記複数の凸部をランダムに並べた場合と比較して抑制されている。
(15)ある実施形態において、前記凹凸構造は、予め定められた個数以上の凹部または凸部が1つの方向に連続しないように構成されている。
(16)ある実施形態において、前記複数の凹部および前記複数の凸部の配列面に平行な平面で前記複数の凹部および前記複数の凸部の各々を切断したときの断面形状は四角形であり、3つ以上の凹部または凸部が配列方向に連続しないように前記凹凸構造が構成されている。
(17)ある実施形態において、前記複数の凹部および前記複数の凸部の配列面に平行な平面で前記複数の凹部および前記複数の凸部の各々を切断した時の断面形状は六角形状であり、4つ以上の凹部または凸部が配列方向に連続しないように前記凹凸構造が構成されている。
(18)本開示の他の態様に係るインプリント転写型は、上記のいずれかのインプリント転写物を作製するために用いられるインプリント転写型であって、第1領域と、前記第1領域に隣接し、前記第1領域よりも平均の厚さが大きい第2領域とを有する凹凸構造を備える。前記第1領域において前記第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している、または、前記第2領域において前記第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している。
(19)ある実施形態において、前記凹凸構造は、珪素、石英、ガラス、ダイヤモンド、炭化珪素、ポリエチレンテレフタラート、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、環状オレフィンポリマー、ポリジメチルシロキサン、ポリイミド、シリコン樹脂の少なくとも1つを用いて形成されている。
(20)本開示の他の態様に係る方法は、上記のいずれかのインプリント転写型を用いてインプリント転写物を作製する方法であって、基材上の転写材料に前記インプリント転写型を押圧する工程と、前記転写材料を硬化させる工程と、前記インプリント転写型を前記転写材料から剥離する工程とを含む。
以下、図5以降を参照しながら、本開示のより具体的な実施形態を説明する。なお、添付の図面において、各構成要素の寸法および形状は、必ずしも現実の寸法および形状を正確に表していない。理解を容易にするため、特定の寸法や形状を強調して表している場合がある。
(実施形態1)
実施形態1は、凸部の高さが位置によって異なる凹凸構造を有する転写物、およびそのような転写物を作製するための転写型に関する。ここで「凹凸の高さ」とは、隣接する凹部と凸部との間の高低差を意味する。
図5は、本実施形態における転写型503を作製する工程を模式的に示す図である。この工程は、図1を参照して説明した工程と基本的に同じであるが、図5(a)に示す原版501に形成された凹凸の高さが均一ではない点で異なっている。具体的には、原版501は、図6に示すように、凸部の高さが一定であり、凹部の高さが図6における右側ほど低くなる形状を有している。したがって、この原版501における凹凸の高さは、図6における右側ほど高い。原版501は、例えば、石英(SiO2)などで形成された基板にドライエッチングなどの方法で凹凸を形成することによって作製できる。図示されるように凹凸の高さを不均一にするためには、原版501作製時に、レジストの膜厚を位置によって変え、エッチング深さを不均一にすればよい。
図5(d)に示す転写型503を作製するためには、まず、原版501からフィルムに凹凸形状を転写することにより、図5(b)に示すように複数のフィルム型502を作製する。各々のフィルム型502の表面には、図6に示す形状に対して凹凸が反転した形状の凹凸構造が形成される。続いて、図5(c)に示すように、複数のフィルム型502をつなぎ合わせて大面積のフィルム型502の集合体を作製する。このフィルム型の集合体を型としてNiなどの金属を用いて電鋳を行うことにより、図5(d)に示す大面積のインプリントの転写型503を作製することができる。このようにして作製された転写型503は、図6と同様の凹凸形状を有する複数の領域が結合したものとなる。
転写型503は、フィルム型102同士をつなぎ合わせた箇所に対応する部分に段差を有する。図7A〜7Dは、段差が生じる過程を説明するための図である。図7Aは、互いに隣接する2つのフィルム型502を模式的に示す断面図である。これらのフィルム型502をつなぎ合わせると、両者の境界に高さのずれが生じる場合がある。先の説明(図2A)では、2つのフィルム型102に重なり部分102Aが生じる場合を想定したが、ここでは、図7Aに示すように、2つのフィルム型502が、重なることなく段差が生じるように接合されている場合を想定する。図7Bは、高さのずれが生じた部分502Aを拡大して示す図である。このようなずれは、互いに隣接する2つのフィルム型502の各組の境界で生じ得る。図7Cに示すように、これらのフィルム型502を用いてNiなどの金属で電鋳を行い、フィルム型502を剥離すると、図7Dに示す転写型503が得られる。
このようにして作製された転写型503は、フィルム型502のつなぎ目に対応する部分を境に平均厚さの異なる転写型の第1領域503aおよび転写型の第2領域503bを有することになる。転写型の第1領域503aにおいて転写型の第2領域503bに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写型の第1領域503aから転写型の第2領域503bに向かう方向について単調に減少している。また、転写型の第2領域503bにおいて転写型の第1領域503aに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写型の第2領域503bから転写型の第1領域503aに向かう方向について単調に増加している。このような構造により、転写型の第1領域503aにおいて最も転写型の第2領域503bに近い凹部と、転写型の第2領域503bにおいて最も転写型の第1領域503aに近い凸部との間の高低差が緩和され、押圧時に空気を逃がし易くなる。
図8は、図7Dに示す転写型503を用いて、ガラスなどで形成された基材702の上に設けられた転写材料701(例えば、熱硬化樹脂またはUV硬化樹脂)にローラー703を用いて押し付けている状況を示す図である。転写型503と転写材料701との間の空気を逃がし、転写材料701の充填を容易にするため、図8における右から左の方向にローラー703が転写型503の表面を走行するものとする。このように、転写型503を用いてロール方式のインプリントを実施した場合、押圧時に段差部701Aの近傍にも転写材料の充填が可能になる。その結果、熱やUV光で転写材料701を硬化させた後に転写型503を剥離すると、図9に示すような転写欠陥の発生を抑えた転写物705を作製することができる。
このようにして作製された転写物705は、基材702と、基材702上に形成された転写材料701からなる凹凸構造とを備える。この凹凸構造は、転写物の第1領域701aと、転写物の第2領域701bとを有する。転写物の第2領域701bは、転写物の第1領域701aに隣接し、転写物の第1領域701aよりも平均残膜厚(転写材料701から複数の凸部を除いた部分の平均の厚さ)が小さい。転写物の第1領域701aにおいて転写物の第2領域701bに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写物の第1領域701aから転写物の第2領域701bに向かう方向について単調に減少している。また、転写物の第2領域701bにおいて転写物の第1領域701aに近接する部分における複数の凹凸の高さについても、転写物の第1領域701aから転写物の第2領域701bに向かう方向について単調に減少している。
なお、本実施形態では、図5(c)に示すように、4つのフィルム型502をつなぎ合わせて正方形状の集合体を作製しているが、本開示はこのような例に限定されない。フィルム型102の数および接合の仕方は、作製する転写物のサイズおよび形状に応じて適宜決定すればよい。また、転写型503の凹凸の高さを不均一にするためには、原版501の凹凸の高さに偏りをもたせる方法の代わりに、フィルム型502を作製する際に、フィルム面内で加熱温度に偏りをもたせてもよい。加工精度を考慮して、凹凸構造の高さを変化させる部分を特定の範囲内に限定してもよい。例えば、転写型503における転写型の第1領域503aと転写型の第2領域503bとの境界の両側100μm以内の範囲に限定して凹凸構造の高さを変化させてもよい。
本実施形態では、フィルム型502の接合の仕方について、図7Aに示す接合を想定したが、これは一例である。例えば、図10Aに示すような接合もあり得る。この例では、図2Aに示す状況と同様、2つのフィルム型502に重なり部分502Aが生じている。図10Bは、この重なり部分502Aを拡大して示す図である。このようなフィルム型502の集合体を用いて図10Cに示すように電鋳を行うと、図10Dに示す転写型503が得られる。このような転写型503であっても、転写型の第1領域503aにおける凹凸の高さが段差の付近で低く抑えられているため、上記と同様の効果が得られる。図11に示すようにローラー703を用いて転写材料701を転写型503で押圧し、転写材料701を硬化させ、転写型503を剥離すると、図12に示す転写物705が得られる。この転写物705も、図9に示す転写物705に類似する構造を有している。
本実施形態では、転写型503の材料として、Niなどの金属を例示したが、これに限定されない。例えば、珪素(Si)、石英、ガラス、ダイヤモンド、炭化珪素(SiC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、環状オレフィンポリマー(COP)、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリイミド(PI)、シリコン樹脂の少なくとも1つを用いて転写型503を形成してもよい。
また、本実施形態では、基材702の材料として、ガラスを例示したが、これに限定されない。例えば、Si、石英、PET、PMMA、PC、COP、PDMS、PI、シリコン樹脂の少なくとも1つを用いて基材702を形成してもよい。
また、本実施形態では、転写材料701として、熱硬化樹脂またはUV硬化樹脂を用いているが、これらに限定されない。例えば、金属ペースト、ゾルゲル溶液、有機金属溶液、水素シルセスキオキサン(HSQ)、常温硬化ガラスの少なくとも1つを転写材料701として用いてもよい。
(実施形態2)
実施形態2は、凹部の高さが位置によって異なる凹凸構造を有する転写物、およびそのような転写物を作製するための転写型に関する。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明し、共通する事項についての説明は省略する。
図13は、本実施形態における転写型904を作製する工程を模式的に示す図である。この工程は、フィルム型への転写を2回に亘って行っている点で実施形態1の図5に示す工程とは異なっている。図13(a)に示す原版501および図13(b)に示すフィルム型502は、実施形態1におけるものと同じである。本実施形態では、フィルム型502を型としてさらに転写し、図13(c)に示す複数のフィルム型903を作製する。各々のフィルム型903の表面には、図6に示す形状と同様、凸部の高さが一定で、凹部の高さが位置によって異なる凹凸構造が形成される。続いて、図13(d)に示すように、複数のフィルム型903をつなぎ合わせて大面積のフィルム型の集合体を作製する。このフィルム型の集合体を型としてNiなどの金属を用いて電鋳を行うことにより、図13(e)に示す大面積のインプリントの転写型904を作製することができる。このようにして作製された転写型904は、図6および図7Dに示す形状に対して凹凸が反転した形状を有する複数の領域が結合したものとなる。すなわち、転写型904の各領域は、凹部の高さが一定で、凸部の高さが位置によって異なる構造を有する。
図14Aは、転写型904を用いて基材1002上の転写材料1001に転写している状況を模式的に示す断面図である。本実施形態では、転写型の第1領域904aにおいて転写型の第2領域904bに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写型の第1領域904aから転写型の第2領域904bに向かう方向について単調に増加している。また、転写型の第2領域904bにおいて転写型の第1領域904aに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写型の第2領域904bから転写型の第1領域904aに向かう方向について単調に減少している。このような構造により、転写型の第1領域904aにおいて最も転写型の第2領域904bに近い凹部904cと、転写型の第2領域904bにおいて最も転写型の第1領域904aに近い凸部904dとの間の高低差が緩和され、空気を逃がし易くなる。
本実施形態においても、転写型904と転写材料1001との間の空気を逃がし、転写材料701の充填を容易にするため、図14Aにおける右から左の方向にローラーが転写型904の表面を走行するものとする。このように、転写型904を用いてロール方式のインプリントを実施した場合、押圧時に段差部の近傍にも転写材料の充填が可能になる。その結果、熱やUV光で転写材料1001を硬化させた後に転写型904を剥離すると、図14Bに示すような転写欠陥の発生を抑えた転写物1005を作製することができる。
このようにして作製された転写物1005は、基材1002と、基材1002上に形成された転写材料1001からなる凹凸構造とを備える。この凹凸構造は、転写物の第1領域1001aと、転写物の第2領域1001bとを有する。転写物の第2領域1001bは、転写物の第1領域1001aに隣接し、転写物の第1領域1001aよりも平均残膜厚(転写材料1001から複数の凸部を除いた部分の平均の厚さ)が小さい。転写物の第1領域1001aにおいて転写物の第2領域1001bに近接する部分における複数の凹凸の高さは、転写物の第1領域1001aから転写物の第2領域1001bに向かう方向について単調に増加している。一方、転写物の第2領域1001bにおいて転写物の第1領域1001aに近接する部分における複数の凹凸の高さについては、転写物の第2領域1001bから転写物の第1領域1001aに向かう方向について単調に減少している。
(実施形態3)
実施形態3では、実施形態1または2において作製される転写物を、例えば有機EL素子などの発光素子における光取り出し構造として利用する例を説明する。このような用途で転写物を用いる場合、基材および凹凸構造は、透光性材料によって形成される。転写物の凹凸の高さは、以下に示すように必ずしも均一である必要はない。このため、実施形態1、2における凹凸の高さが位置によって異なる転写物を光取り出し構造として用いることができる。
発光素子では、発光材料から生じた光を効率よく外部に取り出すために、光取り出し構造を設けることが多い。図15Aは、そのような発光素子の一例を模式的に示す断面図である。この発光素子1は、有機EL素子であり、反射電極11、有機発光層12、透明電極13、透明基板14、光取り出し構造15、および透明基板16がこの順に積層された構造を有している。光取り出し構造15は、表面に凹凸構造151を有している。
光取り出し構造15は、例えば図15Bに示すような回折格子パターンによって実現され得る。図15Bに示す回折格子のパターンは、複数の凹部(図15Bにおける白い部分)と複数の凸部(図15Bにおける黒い部分)とが2次元に周期的に配列されている。このような光取り出し構造15を設けることにより、臨界角を超える入射角度で入射した光の一部を全反射することなく外部に取り出すことができる。
実施形態1または2における転写物を上記のような光取り出し構造15として用いるためには、凹凸の高さおよびピッチ(周期)を適切に設計する必要がある。また、転写型の領域間の段差の高さによっては、転写物が正常に形成できない場合がある。そこで、好適な凹凸の高さ、ピッチ、および段差の高さについて説明する。
<凹凸構造の高さ>
図16Aは、凹凸構造の高さに対する光取り出し効率の依存性を示すグラフである。このグラフは、図15Bに示す回折格子パターンを有する光取り出し構造を用いて、凹凸の高さを光の回折が生じる0.4μm以上に設定し、光取り出し効率を計算した結果を示している。この結果が示すように、凹凸構造の高さが0.4μmから2μmの範囲で変化したとしても、光取り出し効率の変化率は2%程度である。よって、転写物において0.4μm以上の高さの凹凸が形成できていれば、上記範囲内で高さが空間的に変化したとしても光学特性に著しい影響は及ぼさない。
<凹凸構造のピッチ>
図16Bは、凹凸構造のピッチに対する光取り出し効率の依存性を示すグラフである。「ピッチ」とは、隣接する2つの凸部(または凹部)の間隔の平均値を意味する。図16Bは、図15Bのような回折格子パターンにおいて、凹凸の高さを0.8μmに設定し、光取り出し効率を計算した結果を示している。凹凸構造のピッチが0.6μmから2.2μmまでの範囲で変化したとしても、光取り出し効率の変化率は3%程度である。よって、転写物において0.6μm以上のピッチをもつ凹凸構造が形成できていれば、光学特性に著しい影響は及ぼさない。また、0.6μmから2.2μmの範囲内でピッチが空間的に変化していてもよい。なお、後述する周期的ではないパターンを有する凹凸構造を用いる場合、平均周期を「ピッチ」と考えればよい。各種の凹凸パターンにおける平均周期については、後述する。
<段差の高さ>
凹凸構造を有する転写物について、段差の高さおよび凹凸の高さに対する転写の可否を説明する。
図17Aに示すように、実施形態2における転写型904において、段差の高さをx、凹部に対する凸部の高さをy、凸部の幅をzとする。zを1.5μmに設定し、xおよびyの異なる転写型をいくつか作製した場合の転写物の作製可否を図17Bに示す。転写材料の凹凸部分への充填を考慮すると、段差高さxは凹凸高さyよりも高いほうが好ましい。図17Bより、xが3μm、yが2μm以内であれば、転写物を正常に作成できるが、xおよびyがそれらの値以上になると、樹脂の充填が不十分となり、凹凸形状の転写が正常にできない場合がある。
(他の実施形態)
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は、これらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態に各種の変形を施したものや、異なる実施形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も本開示に含まれる。以下、他の実施形態を例示する。
<傾斜面を有する構成>
上記の実施形態では、凹凸の配列面に垂直な方向の段差が発生した転写型でインプリントを行うことによって転写物を作製することを説明したが、このような構造に限定されない。転写型の第1領域と第2領域との間に傾斜面が形成されていても同様の効果を得ることができる。例えば、図18Aに示すように、凸部の高さが一定で凹部の高さが不均一な転写型の第1領域1304aと転写型の第2領域1304bとの境界に傾斜面1301Aを有する転写型1304を用いてインプリントを行ってもよい。その結果、図18Bに示すような、凹凸構造における凸部の高さが変化しながら、転写物の第1領域1301aと転写物の第2領域1301bとの境界で傾斜面1301Aをもつ凹凸構造が基材1302上に形成された転写物1305が作製される。このような転写物1305であったとしても、転写欠陥の発生が抑えられており、種々の用途に好適に使用することができる。
<凹凸高さが変化しない部分を有する構成>
上記の実施形態では、転写物の段差の両側で凹部または凸部の高さが段差に向かって単調に変化する構成について説明したが、このような構造に限定されない。例えば、図19Aに示すような転写物1405を作製してもよい。この転写物1405では、平均残膜厚が相対的に大きい転写物の第1領域1401aでは凹凸の高さが転写物の第2領域1401bに近づくほど大きくなり、平均残膜厚が相対的に小さい転写物の第2領域1401bでは凹凸の高さが一定値αである凹凸構造1401が基材1402上に形成されている。このような転写物1405であっても、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。この例とは逆に、転写物の第1領域1401aにおける凹凸の高さを一定にし、第2領域転写物の1401bにおける凹凸の高さを転写物の第1領域1401aに近づくほど小さくしてもよい。また、図19Bに示すような転写物1505を作製してもよい。この例における転写物1505は、転写物の第1領域1501aと転写物の第2領域1501bとの境界に近接する部分では、凹凸の高さが単調に変化している一方で、境界から離れた部分では凹凸の高さが一定値βに保たれている凹凸構造が基材1502上に形成されている。このような構造でも、同様の効果を得ることができる。
これらの例に限らず、本開示における転写物における凹凸構造は、第1領域において第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さが、第1領域から第2領域に向かう方向について単調に減少しているか、または、第2領域において第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さが、第2領域から第1領域に向かう方向について単調に減少していればよい。第1領域において第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さが、第1領域から第2領域に向かう方向について単調に減少し、かつ、第2領域において第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さが、第2領域から第1領域に向かう方向について単調に減少している構成であってもよい。例えば、各領域について、端部では凹凸の高さが相対的に低く、中央部では凹凸の高さが相対的に高い構成が考えられる。そのような構成であっても、隣接する2つの領域間の高さの急峻な変化を抑えられるため、有効である。
<転写型の並べ方>
上記の実施形態では、転写型の原版が四角形であるものとしたが、この形状に限定されない。例えば、三角形の原版を用いてもよい。図20Aおよび図20Bは、三角形の原版から作製される複数のフィルム型1601をつなぎ合わせて六角形のフィルム型の集合体であるフィルム型1602を形成する例を示している。また、図21Aおよび図21Bは、六角形の原版から作製される複数のフィルム型1701をつなぎ合わせて六角形のフィルム型の集合体であるフィルム型1702を形成する例を示している。このようなフィルム型の集合体から転写型および転写物を作製したとしても、転写欠陥の発生を抑制することができる。これらの例においてインプリントが図20Bおよび図21Bにおける左から右の方向に行われるとすると、凹凸部分に滞留する空気を効果的に逃がし、転写材料の転写型への充填を容易にするために、転写物の残膜厚は左側が薄く右側ほど厚くなるように転写型を作製すればよい。
<凹凸パターン>
上記の実施形態では、凹凸構造のパターンを図15Bに示す回折格子パターンであるものとしたが、これに限定されない。例えば、図22Aに示すように、各々がストライプ状の複数の凹部(白色)および複数の凸部(黒色)が1次元に周期的またはランダムに配列された構造(ラインアンドスペース)を有していてもよい。また、図22Bおよび図22Cに示すように、ランダム性を有するパターンであってもよい。ここで、「ランダム性を有するパターン」とは、完全にランダムなパターンのみならず、凹凸の配列方向について同じ種類のブロック(凹部または凸部の最小単位)が連続して所定回数以上出現しないように、ランダム性を抑制した構造を含む。図22Bは、凹凸構造の配列面に平行な平面で複数の凹部および複数の凸部の各々を切断したときの断面形状が四角形であり、3つ以上の凹部または凸部が配列方向に連続しないように調整されたパターンの一例を示している。図22Cは、凹凸構造の配列面に平行な平面で複数の凹部および複数の凸部の各々を切断したときの断面形状が六角形であり、4つ以上の凹部または凸部が配列方向に連続しないように調整されたパターンの一例を示している。ここで「配列方向」とは、図22Bに示す例では横方向および縦方向を指し、図22Cに示す例では六角形の辺に垂直な3方向を指す。
図22B、図22Cに示すようなランダム性を抑制した構造では、完全にランダムな構造と比較して、光の取り出し効率を高くすることができる。ここで、「ランダム性を抑制した構造」とは、完全にランダムな構造ではなく、1つの方向について同じ種類のブロックが連続して所定回数以上出現しないように調整された構造を意味する。
このような大きなブロックの抑制については、パターンをフーリエ変換することでも確認することができる。「パターンをフーリエ変換する」とは、基準面に対する凹部および凸部の平坦部の高さを配列面内の座標x、yについての二次元関数として表し、その二次元関数をフーリエ変換することを意味する。図23は、パターンをフーリエ変換し、空間周波数成分の振幅を示した図である。図23(a)は配列方向に3個以上同種のブロックが連続しないようにランダム性が抑制されたパターンにおける結果を示し、図23(b)は完全にランダムなパターン(凹部と凸部の出現確率が1/2ずつ)における結果を示している。図23の右側の分布図の中心は、空間周波数が0の成分(直流成分)を表している。この図では、中心から外側に向かうに従い、空間周波数が高くなるように表示されている。この図から理解されるように、図23(a)に示す抑制されたランダムパターンの空間周波数では、図23(b)に示すランダムパターンと比較して低周波成分が抑制されていることが確認できる。特に、空間周波数成分のうち1/(2w)よりも小さい成分が抑制されていることがわかる。
図24は、幅wの2種類の単位構造(ブロック)をランダムに並べたパターン(a)と、周期的に並べたパターン(b)のそれぞれにおける平均周期を説明するための図である。図24(a)に示すランダム構造では、その配列方向の平均周期は4wとなる。一方、図24(b)に示す周期構造では、その配列方向の平均周期は2wとなる。なお、ブロックをランダムに並べた場合の平均周期wexpは、図24の吹き出しに示す計算によって求められる。すなわち、図24(a)に示すランダム構造では、幅wの凹部または凸部が存在する確率は1/2であり、幅2wの連続した凹部または凸部が存在する確率は(1/2)2である。一般化すれば、x方向およびy方向の各々について、幅nw(nは任意の自然数)の連続した凹部または凸部が存在する確率は(1/2)nである。したがって、ランダムな凹凸構造における同種の構造(凹部または凸部)のx方向およびy方向の平均の長さwexpは、以下の計算によって2wと求められる。
Figure 2015182278
平均周期は、凹部の平均の長さと凸部の平均の長さとの和であるから、4wとなる。
図22B、図22Cに示すようなランダム性を抑制した構造においても上記と同様の考え方で平均周期を求めることができる。構造のパターンから平均周期を求める方法を図25に示す。ここで、図25に示す横方向および縦方向のそれぞれについて、連続する同種の単位構造の群からなる領域に内接する楕円(真円を含む)を考える。図25の下の図における白い部分の大きさの平均値は、白い部分に内接する楕円の軸の長さの平均値を計算することによって求めることができる。黒い部分についても同様である。これらの平均値を足し合わせた値を平均周期とする。
なお、凹凸形状は、配列面に対して垂直に切り立った構造ではなく、テーパーがついた形状、即ち、傾斜面を有する形状であってもよい。また、凹部および凸部において、それらの幅や高さよりも十分に小さい微細な構造が含まれていてもよい。
本開示のインプリント転写物は、例えばフラットパネルディスプレイ、液晶表示装置用バックライト、照明用光源、および半導体デバイス等に適用することができる。
1 発光素子
11 反射電極
12 有機発光層
13 透明電極
14 透明基板
15 光取り出し構造
16 透明基板
101、501 原版
102、502、903、1601、1701、1702 フィルム型
103、503、904、1304 転写型
103A 転写型の段差
301、701、1001 転写材料
301A 転写不良欠陥
302、702、1002、1302、1402、1502 基材
303、703 ローラー
304 領域
305、705、1005、1305、1405、1505 転写物
503a、904a、1304a 転写型の第1領域
503b、904b、1304b 転写型の第2領域
701a、1001a、1301a、1401a、1501a 転写物の第1領域
701b、1001b、1301b、1401b、1501b 転写物の第2領域

Claims (20)

  1. 基材と、
    前記基材上に形成された凹凸構造と、
    を備え、
    前記凹凸構造は、第1領域と、前記第1領域に隣接し、前記第1領域よりも平均残膜厚が小さい第2領域とを有し、
    前記第1領域において前記第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している、または、
    前記第2領域において前記第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している、
    インプリント転写物。
  2. 前記第1領域において前記第2領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さ、および、前記第2領域において前記第1領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している、
    請求項1に記載のインプリント転写物。
  3. 前記第1領域において前記第2領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さ、および、前記第2領域において前記第1領域に近接する前記部分における前記複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している、
    請求項1に記載のインプリント転写物。
  4. 前記前記第1領域と前記第2領域との境界に傾斜面が形成されている、請求項1から3のいずれかに記載のインプリント転写物。
  5. 前記第1領域および前記第2領域のそれぞれの平面形状は、三角形、四角形、および六角形のいずれかである、請求項1から4のいずれかに記載のインプリント転写物。
  6. 前記第1領域および前記第2領域における各凹凸の高さは、0.4μm〜2μmの範囲内である、請求項1から5のいずれかに記載のインプリント転写物。
  7. 前記第1領域および前記第2領域における凹凸のピッチは、0.6μm〜2.2μmの範囲内である、請求項1から6のいずれかに記載のインプリント転写物。
  8. 前記第1領域において前記第2領域に最も近い部分の残膜厚と前記第2領域において前記第1領域に最も近い部分の残膜厚との差は、3μm以下である、請求項1から7のいずれかに記載のインプリント転写物。
  9. 前記基材および前記凹凸構造は、透光性材料によって形成されている、請求項1から8のいずれかに記載のインプリント転写物。
  10. 前記基材は、珪素、石英、ポリエチレンテレフタラート、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、環状オレフィンポリマー、ポリジメチルシロキサン、ポリイミド、およびシリコン樹脂の少なくとも1つを用いて形成されている、請求項1から9のいずれかに記載のインプリント転写物。
  11. 前記凹凸構造は、熱硬化樹脂、UV硬化樹脂、金属ペースト、ゾルゲル溶液、有機金属溶液、水素シルセスキオキサン、および常温硬化ガラスの少なくとも1つを用いて形成されている、請求項1から10のいずれかに記載のインプリント転写物。
  12. 前記凹凸構造は、複数の凹部および複数の凸部が2次元に周期的に配列された回折格子構造、または各々がストライプ状の複数の凹部および複数の凸部が1次元に周期的に配列された構造を有する、請求項1から11のいずれかに記載のインプリント転写物。
  13. 前記凹凸構造は、複数の凹部と複数の凸部とが2次元にランダム性を有するパターンで配列された構造を有している、請求項1から11のいずれかに記載のインプリント転写物。
  14. 前記複数の凹部および前記複数の凸部の各々に内接する楕円の短辺の長さの最小値をwとするとき、前記凹凸構造の前記パターンの空間周波数成分のうち、1/(2w)よりも小さい成分が、前記複数の凹部および前記複数の凸部をランダムに並べた場合と比較して抑制されている、請求項13に記載のインプリント転写物。
  15. 前記凹凸構造は、予め定められた個数以上の凹部または凸部が1つの方向に連続しないように構成されている、請求項14に記載のインプリント転写物。
  16. 前記複数の凹部および前記複数の凸部の配列面に平行な平面で前記複数の凹部および前記複数の凸部の各々を切断したときの断面形状は四角形であり、3つ以上の凹部または凸部が配列方向に連続しないように前記凹凸構造が構成されている、請求項15に記載のインプリント転写物。
  17. 前記複数の凹部および前記複数の凸部の配列面に平行な平面で前記複数の凹部および前記複数の凸部の各々を切断した時の断面形状は六角形状であり、4つ以上の凹部または凸部が配列方向に連続しないように前記凹凸構造が構成されている、請求項15に記載のインプリント転写物。
  18. 請求項1から17のいずれかに記載のインプリント転写物を作製するために用いられるインプリント転写型であって、
    第1領域と、前記第1領域に隣接し、前記第1領域よりも平均の厚さが大きい第2領域とを有する凹凸構造を備え、
    前記第1領域において前記第2領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第1領域から前記第2領域に向かう方向について単調に減少している、または、
    前記第2領域において前記第1領域に近接する部分における複数の凹凸の高さは、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向について単調に減少している、
    インプリント転写型。
  19. 前記凹凸構造は、珪素、石英、ガラス、ダイヤモンド、炭化珪素、ポリエチレンテレフタラート、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、環状オレフィンポリマー、ポリジメチルシロキサン、ポリイミド、シリコン樹脂の少なくとも1つを用いて形成されている、請求項18に記載のインプリント転写型。
  20. 請求項18または19に記載のインプリント転写型を用いてインプリント転写物を作製する方法であって、
    基材上の転写材料に前記インプリント転写型を押圧する工程と、
    前記転写材料を硬化させる工程と、
    前記インプリント転写型を前記転写材料から剥離する工程と、
    を含む方法。
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