JP6313771B2 - 表面粗さが異なる微細構成を有する製造物品 - Google Patents

表面粗さが異なる微細構成を有する製造物品 Download PDF

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Description

関連出願データ
本願は、2012年10月8日に出願された米国仮特許出願第61/710,865号の利益を主張し、その開示はその全体がここに引用により援用される。
背景
発光ダイオード(LED)は、照明アセンブリ用のエネルギー効率のよい光源として有望である。いくつかのLEDベースの照明アセンブリについては、光源から放射された光は光ガイドへと入力され、光取り出し素子が光ガイドからの光を規定された方向に鏡面反射的に取り出す。しかしながら、光取り出し素子はまた、光学的鏡面反射経路を提供し、それを通して光源は観察者の目に見える。方向性の鏡面反射光出力を維持しつつ、光源の可視性を減少させることは、多くの用途において望ましい。
例示的な照明アセンブリの概略図である。 例示的な照明アセンブリの概略図である。 例示的な照明アセンブリの概略図である。 例示的な微細光学要素の走査型電子顕微鏡(SEM)画像である。 例示的な照明アセンブリの一部を示す概略図である。 例示的な微細光学要素のSEM画像である。 例示的な照明アセンブリの一部を示す概略図である。 例示的な微細光学要素の出力分布プロファイルである。 例示的な微細光学要素の出力分布プロファイルである。 例示的な照明アセンブリの一部を示す概略図である。 例示的な照明アセンブリを含む表示装置の概略図である。 光学基板を作る際に使用するための例示的なパターニングツールの概略図である。 光学基板を作る際に使用するための例示的なパターニングツールの概略図である。 光学基板を作る際に使用するための例示的なパターニングツールの概略図である。 パターニングツールを形成するための例示的な方法を示すフローチャートである。 例示的な微細機械加工ツールの概略図である。 例示的な微細機械加工ツールの概略図である。 例示的な微細機械加工ツールの概略図である。 例示的な微細機械加工ツールの概略図である。 例示的な微細機械加工ツールの概略図である。 例示的な微細機械加工ツールの概略図である。 例示的な微細機械加工ツールの顕微鏡写真画像である。 例示的な微細機械加工ツールの顕微鏡写真画像である。 別の例示的な微細機械加工ツールの顕微鏡写真画像である。 別の例示的な微細機械加工ツールの顕微鏡写真画像である。 別の例示的な微細機械加工ツールの顕微鏡写真画像である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 光学基板を作る際に使用するための例示的なパターニングツールの概略断面図である。 光学基板を作る際に使用するための例示的なパターニングツールの概略断面図である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 例示的な微細構成のSEM画像である。 例示的な射出成型装置の部品の概略図である。 例示的なロール・ツー・ロール・エンボス装置の部品の概略図である。
説明
図面を参照して、実施例を以下に説明する。図中、全体を通し、同様の参照符号は同様の要素を指すために使用される。図面は必ずしも縮尺通りではない。1つの実施例に関して説明され、および/または例示された特徴は、1つ以上の他の実施例において、および/または他の実施例の特徴と組合せて、あるいは他の実施例の特徴の代わりに、同一または同様のやり方で使用されてもよい。この開示において、入射角、反射角、屈折角、および出力角は、表面の法線に対して測定されている。
この開示の一局面によれば、製造物品は、主面を有する基板を含む。明確に規定された形状の第1の微細構成が基板の主面にあり、第1の微細構成は低い表面粗さを有する。明確に規定された形状の第2の微細構成が基板の主面にあり、第2の微細構成は、低い表面粗さよりも実質的に大きい、高い表面粗さを有する表面を含む。いくつかの実施例では、製造物品は、マスターツール、マザーツール、シムツール、またはエンボスツールといったパターニングツールである。他の実施例では、基板は、光ガイドまたは光方向変換フィルムといった光学基板である。この開示の他の局面は、製造物品を作ることに向けられている。
図1をまず参照すると、照明アセンブリの例示的な一実施例が、100で示されている。照明アセンブリ100は、光ガイド102として具体化された光学基板を含む。光ガイド102は、たとえば、ポリカーボネート、ポリ(メチル−メタクリレート)(PMMA)、ガラス、または他の適切な材料から作られた固体の製造物品である。光ガイド102はまた、屈折率が異なり得る2つ以上の層を有する多層光ガイドであってもよい。光ガイド102は、第1の主面106と、第1の主面106とは反対側の第2の主面108とを含む。光ガイド102は、第1の主面106と第2の主面108との間の全内部反射によって光を伝搬するように構成されている。各主面106、108の長さおよび幅寸法は、光ガイド102の厚さよりも大きく、典型的には10倍以上大きい。厚さとは、主面106、108に直交する方向における光ガイド102の寸法である。
光ガイドの主面106、108間には、少なくとも1つのエッジ面が厚さ方向に延在している。エッジ面の総数は、光ガイドの構成に依存する。光ガイドが矩形である場合、光ガイドは4つのエッジ面110、112、114、116を有する。他の光ガイドの形状は、対応する数の側方エッジをもたらす。光ガイド102の形状に依存して、各エッジ面はまっすぐであっても湾曲していてもよく、隣り合うエッジ面同士は頂点で交わっていても湾曲状態で接合していてもよい。また、各エッジ面は、1つ以上の湾曲部分に接続された1つ以上のまっすぐな部分を含んでいてもよい。光源104からの光が光ガイドに入力されるエッジ面110は、以下に光入力エッジと呼ばれる。いくつかの実施例では、光ガイド102は2つ以上の光入力エッジを含む。
例示された実施例では、主面106、108は平面状である。他の実施例では、光ガイド102の主面106、108の少なくとも一部が、1つ以上の方向に湾曲している。一例では、光入力エッジ110と主面106、108のうちの一方との交点が第1の軸を規定し、光ガイド102の少なくとも一部は、第1の軸に直交する軸を中心として湾曲している。別の例では、光ガイド102の少なくとも一部は、第1の軸に平行な軸を中心として湾曲している。光ガイドの例示的な形状は、ドーム、中空円筒、中空円錐または角錐、中空切頭円錐または角錐、釣鐘形状、砂時計形状、もしくは別の好適な形状を含む。
照明アセンブリ100は、光入力エッジ110に隣り合って位置付けられた光源104を含む。光源104は、光源からの光が光入力エッジ110に入り、主面106、108での全内部反射によって光ガイド102に沿って伝搬するように、光ガイド102をエッジ照明するように構成されている。光源104は、1つ以上の固体発光体118を含む。光源104を構成する固体発光体118は、光源104が光を供給する光ガイド102の光入力エッジ110の形状に依存して、直線的に、または別の好適なパターンで配置されている。
光ガイド102は、主面106、108のうちの少なくとも1つの中、上、または下にある微細光学要素122として具体化された、明確に規定された形状の微細構成を含む。主面の中、上、または下にある微細光学要素は、主面「に」あるとして言及される。微細光学要素122は、光ガイド102を伝搬する光を予想通り反射し、または屈折させる、明確に規定された形状の構成である。いくつかの実施例では、微細光学要素122のうちの少なくとも1つは、主面106、108における、明確に規定された形状のくぼみである。他の実施例では、微細光学要素122のうちの少なくとも1つは、主面106、108からの、明確に規定された形状の突起である。
明確に規定された形状の微細光学要素または微細構成は、主面の表面粗さよりも大きい規模ですっきりした明確な表面を有する、主面へくぼんだ、または主面から突出した三次元の構成である。明確に規定された形状の微細光学要素または微細構成は、不明確な形状または表面組織の構成、たとえば不明確な形状の印刷構成、不明確な形状のインクジェット印刷構成、不明確な形状の選択的に堆積された構成、および、全面的に化学エッチングまたはレーザエッチングによって形成された不明確な形状の構成を除く。
各微細光学要素122は、光ガイドを伝搬してそれに入射した光の全内部反射を妨害するように機能する。一実施例では、微細光学要素122は、光が対向する主面を通って光ガイド102から出るように、光を対向する主面に向けて反射する。また、これに代えて、微細光学要素122は、光が微細光学要素122を通って微細光学要素122を有する光ガイド102の主面から出るように、光を伝搬させる。別の実施例では、双方の種類の微細光学要素122が存在する。さらに別の実施例では、微細光学要素122は、それに入射した光の一部を反射し、光の残りを屈折させる。したがって、微細光学要素122は、主面106、108のうちの一方または双方を通して、光ガイド102からの光を取り出すように構成されている。
微細光学要素122は、規定された強度プロファイル(たとえば、均一な強度プロファイル)で、および主面106、108のうちの一方または双方からの規定された光線角度分布で、光を取り出すように構成されている。この開示では、強度プロファイルとは、(主面、または主面の光出力領域といった)発光領域内での位置に伴う強度の変動を指す。光線角度分布という用語は、光線角度の規定された範囲にわたる、光線角度(典型的には立体角)に伴う光の強度の変動を説明するために使用される。エッジ照明される光ガイドから光が放射される一例では、光線角度は、主面の法線に対して−90°〜+90°の範囲であり得る。
微細光学要素122は、主面106、108の線寸法に対して小さい。微細光学要素122の長さおよび幅のうちの小さい方は、光ガイド102の長さおよび幅(または周囲)のうちの長い方の10分の1未満であり、微細光学要素122の長さおよび幅のうちの大きい方は、光ガイド102の長さおよび幅(または周囲)のうちの小さい方の2分の1未満である。微細光学要素122の長さおよび幅は、平面状の光ガイドについては、光ガイド102の主面106、108に平行な平面で、非平面状の光ガイド102については、表面輪郭に沿って測定される。
微細光学要素122を有する光ガイド102は典型的には、射出成形などのプロセスによって形成される。射出成形は当該技術分野において公知であり、典型的には、光ガイド102の主面106、108に微細光学要素122を形成するためのパターニングツールを利用する。例示的な射出成形プロセスを以下に説明する。
微細光学要素122はあらゆる好適な形状であってもよく、光ガイド102の実施例は2種類以上の微細光学要素を含んでいてもよい。たとえば、図1に示す光ガイド102は、第1の微細光学要素134と、第2の微細光学要素136とを含む。図3に示す別の例では、光ガイド102は、異なる形状の微細光学要素を含む。したがって、参照符号122は概して、微細光学要素の異なる実施例を総称するために使用される。
図1は、円錐台形形状の微細光学要素122を含む光ガイド102の例示的な一実施例を示す。円錐台形形状の微細光学要素122は各々、側面124と、端面126とを含む。参照符号124は概して、側面の異なる実施例を総称するために使用され、参照符号126は概して、端面の異なる実施例を総称するために使用される。図示された実施例では、微細光学要素122は、明確に規定された形状の突起として具体化されており、側面124は主面106から延在し、端面126は主面106に名目上平行な方向に延在している。
図2は、以下に「フットボール形状」と呼ばれる、アーチ状のリッジを有するv溝形状の凹みとして構成された微細光学要素122の一例を含む光ガイド102の例示的な一実施例を示す。そのような微細光学要素は、代替的に、アーチ状のリッジを有するv溝形状の突起として構成されてもよい。フットボール形状の微細光学要素122は各々、第1の側面128と第2の側面130とを含み、それらは一体となって、微細光学要素122が形成される主面106、108のうちの一方と交差する両端を有するリッジ132を形成する。参照符号128は概して、第1の側面の異なる実施例を総称するために使用され、参照符号130は概して、第2の側面の異なる実施例を総称するために使用される。第2の側面130は、第1の側面128よりも光入力エッジ110から離れている。
いくつかの実施例では、第1の側面128および第2の側面130のうちの少なくとも一方は湾曲している。他の実施例では、第1の側面128および第2の側面130のうちの少なくとも一方は平面状である。湾曲面である第1の側面と、平面である第2の側面とを含む微細光学要素122は、以下に「楔形状」と呼ばれる。具体的に図示されてはいないものの、微細光学要素が突起である実施例では、平面は典型的には、湾曲面よりも光入力エッジから離れて配置されており、微細光学要素がくぼみである実施例では、平面は典型的には、湾曲面よりも光入力エッジに接近して配置されている。
図3は、円錐台形形状の微細光学要素122およびフットボール形状の微細光学要素122の双方を含む光ガイド102の例示的な一実施例を示す。
光ガイド102の他の例示的な実施例は、他の好適な形状を有する微細光学要素122を含んでいてもよい。例示的な微細光学要素122は、米国特許第6,752,505号に記載されており、その内容全体が引用により援用され、また、簡潔にするために、この開示では詳細には説明されない。
各微細光学要素122は、光ガイドを伝搬してそれに入射した光を、その光が光ガイドから取り出されるように反射し、または屈折させるように構成された、少なくとも1つの表面を含む。そのような表面は、ここに光方向変換面とも呼ばれる。図1に示す円錐台形形状の微細光学要素122を例示的に参照すると、側面124および端面126のうちの少なくとも一方が光方向変換面である。図2に示すフットボール形状の微細光学要素122を例示的に参照すると、第1の側面128および第2の側面130のうちの少なくとも一方が光方向変換面である。
光ガイド102は、低い表面粗さを有する第1の微細光学要素134を含む。この開示では、「低い表面粗さ」という用語は、入射光を鏡面反射し、または入射光を拡散することなく屈折させる(specularly refract)のに好適な、規定された表面粗さを指す。一実施例では、低い表面粗さは、約0.10μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。別の実施例では、低い表面粗さは、約0.08μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。別の実施例では、低い表面粗さは、約0.05μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。
円錐台形形状の第1の微細光学要素134の例示的な一実施例を、図1、図4および図5に示す。各第1の微細光学要素134の側面121および端面123は、低い表面粗さを有する。側面121は、光ガイドを伝搬してそれに入射した光の第1の部分を、主面108に向かう規定された方向に鏡面反射し、光ガイドを伝搬してそれに入射した光の第2の部分を、側面121を通って規定された方向に、拡散することなく(specularly)屈折させる。屈折された光および反射された光は、光ガイド102の主面106、108から取り出される。端面123に入射した光は、全内部反射される。
光ガイドからの光を規定された方向に鏡面反射的に取り出す第1の微細光学要素134を含む光ガイドはまた、光ガイド102の光入力エッジ110から延在する光学的鏡面反射経路を含む。光学的鏡面反射経路を通して見られるような光源104の反射は、照明アセンブリ100を見ている観察者の目に見える。したがって、第1の微細光学要素134が主面106、108にわたって均一な強度プロファイルの光を取り出すように配置されていても、光源104のアレイが均一な光源ではないため、光学的鏡面反射経路は、光入射エッジ110から光ガイド102に沿って延在する1つ以上の相対的に高強度の光の柱という視覚効果を作り出す。この視覚効果は、ここに「ヘッドライティング」効果とも呼ばれる。
ヘッドライティング効果は、主面106、108のうちの一方または双方に隣り合って位置する1つ以上の光学調整器(図示せず)(たとえば拡散フィルム)によって減少可能であるものの、そのような目的のために光学調整器を使用することは、照明アセンブリ100から出力された光の方向性の鏡面反射光出力分布を破壊する。さらに、多くの用途では、光学調整器の使用は(たとえば審美的理由により)好ましくない。
この開示に従って、および図1〜3を例示的に参照すると、光ガイド102は、光入力エッジ110から延在する光学的鏡面反射経路を妨害することによってヘッドライティング効果を減少または排除するように構成された第2の微細光学要素136をさらに含む。第2の微細光学要素136は、光源104の像を妨害して、光入力エッジ110の近傍の名目上均一の光出力の視覚効果を、照明アセンブリ100を見ている観察者に提供する。第2の微細光学要素136は加えて、照明アセンブリ100からの光出力分布の鏡面反射成分を減少させつつ、光ガイド102から取り出された光の部分的な光線角度制御も提供する。
第2の微細光学要素136の各々は、高い表面粗さを有する少なくとも1つの表面を含む。この開示では、「高い表面粗さ」という用語は、反射または屈折された入射光に拡散成分を付与するのに好適な、規定された表面粗さを指す。高い表面粗さは、第1の微細光学要素134の低い表面粗さよりも大きい。高い表面粗さは、各第2の微細光学要素136の少なくとも1つの表面に意図的に付与された、規定された粗さである。一実施例では、高い表面粗さは、約1μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。別の実施例では、高い表面粗さは、約3μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。別の実施例では、高い表面粗さは、約1μm〜約3μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。
この開示では、微細構成の、または微細光学要素の「表面粗さ」という用語は、微細構成または微細光学要素の最も粗い表面の表面粗さを指す。たとえば、第2の微細光学要素136の少なくとも1つの表面が高い表面粗さを有する実施例では、第2の微細光学要素136は、高い表面粗さを有すると言及される。
いくつかの実施例では、第2の微細光学要素136は、名目上同じ表面粗さを有する。他の実施例では、第2の微細光学要素136は表面粗さが互いに異なるものの、第2の微細光学要素136における表面粗さの差は、第2の微細光学要素136の表面粗さが高い表面の平均表面粗さ(Rhavg)と第1の微細光学要素134の平均表面粗さ(Rlavg)との差よりも実質的に小さい。
円錐台形形状の第2の微細光学要素136の例示的な一実施例を、図1、図6および図7に示す。第2の微細光学要素136は、図1、図4および図5に示す第1の微細光学要素134と名目上同じ形状を有する。しかしながら、第2の微細光学要素136の側面125および端面127は各々、高い表面粗さを有する。図示された例では、高い表面粗さは、側面125の同心(周方向)溝および端面127の同心溝によって提供される。他の実施例では、側面125および端面127のうちの一方のみが、高い表面粗さを有する。
図7を具体的に参照すると、側面125は、光ガイドを伝搬してそれに入射した光の第1の部分を、主面108に向かう方向に反射し、光ガイドを伝搬してそれに入射した光の第2の部分を、側面125を通って屈折させる。端面127は、光ガイドを伝搬してそれに入射した光の第1の部分を、主面108に向かう方向に反射し、光ガイドを伝搬してそれに入射した光の第2の部分を、端面127を通って屈折させる。側面125および端面127に入射した光の一部は内部反射して、ひき続き光ガイド102内を伝搬する。第2の微細光学要素136の高い表面粗さは、第2の微細光学要素136に入射した光が鏡面反射すること、および拡散することなく屈折すること(specular refraction)を妨害す
る。したがって、第2の微細光学要素136を含む光学経路は、第1の微細光学要素134を含む光学経路よりも鏡面反射的でない。
図2および図3は、フットボール形状の第1の微細光学要素134およびフットボール形状の第2の微細光学要素136の例示的な実施例を概略的に示す。第1の微細光学要素134は各々、第1の側面129と第2の側面131とを含む。第2の微細光学要素136は各々、第1の側面133と第2の側面135とを含む。フットボール形状の第2の微細光学要素136は、図2および図3に示すフットボール形状の第1の微細光学要素134と名目上同じ形状を有する。しかしながら、各第2の微細光学要素136の、光源104から遠い方の第2の側面135は、第1の微細光学要素134の低い表面粗さよりも大きい、高い表面粗さを有する。図示された例では、高い表面粗さは、第2の側面135のアーチ状の溝によって提供される。第2の微細光学要素136の第2の側面135の高い表面粗さは、第2の側面135が光を、部分的に拡散することなく(specularly)、かつ部分的に拡散しつつ、反射し、屈折させるように、第2の側面135の光学特性を変更する。他の実施例では、各第2の微細光学要素136の第1の側面133および第2の側面135の双方が、高い表面粗さを有する。
第2の微細光学要素136の高い表面粗さは、第2の微細光学要素136によって光ガイド102から取り出された光に拡散(たとえば、ランバート)成分を付与する。したがって、第2の微細光学要素136の高い表面粗さは、光ガイド102から取り出された光の光線角度分布のピークの規定された広がりを提供する。第2の微細光学要素136によって取り出された光は、第1の光線角度分布よりも広い第2の光線角度分布を有する。しかしながら、第2の微細光学要素136によって取り出された光の拡散成分は十分小さいため、取り出された光は依然として、明確に規定されたピーク方向を有する光線角度分布を有する。
第2の微細光学要素136によって取り出された光のより広い光線角度分布は、全体として、光ガイド102から取り出された光の方向性の鏡面反射出力を若干減少させる。このため、主面106、108での第2の微細光学要素136の密度は、照明アセンブリ100の全体的な方向性の光出力を維持しつつ、ヘッドライティング効果の効果的な減少を提供するのに十分なだけである。加えて、第2の微細光学要素136によって内部反射された光は、光入力エッジ110から離れたパネルの領域におけるヘッドライティングを減少させる拡散成分を有する。また、ヘッドライティング効果は、光入力エッジ100の近傍でより強力に出現する。したがって、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率は典型的には、光入力エッジ110の近傍で最も高く、また典型的には、光入力エッジ110からの距離の増加とともに減少する。第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率とは、光ガイドの主面の単位面積における第2の微細光学要素136の数に100を乗算し、そのような単位面積における微細光学要素122の総数で除算したものである。
図1は、主面106で、光入力エッジ110から異なる距離にある、例示的な第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136を示す。光入力エッジ110の近傍の位置138では、微細光学要素122の密度は最も低く、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率は最も高い。光入力エッジ110から離れた位置140では、微細光学要素122は、位置138での密度よりも高い密度を有しているが、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率は、位置138での百分率よりも低い。光入力エッジ110からさらに離れた位置142では、微細光学要素122の密度は、位置138および140での密度よりも高いが、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率は、位置138および140での百分率よりも低い。図示された例では、位置142で示す主面106の領域における微細光学要素122のいずれも、第2の微細光学要素136ではない。このため、図1に示す例では、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率は、光入力エッジ110に直交する方向において変動する。
いくつかの実施例では、第2の微細光学要素136の表面粗さは、光入力エッジ110からの距離とともに変動する。表面粗さの変動は、漸進的であっても段階的であってもよい。一例では、第2の微細光学要素136は、光入力エッジ110からの距離の増加とともに、表面粗さが減少する。そのような実施例では、光入力エッジ110の近傍の位置(たとえば位置138)で第2の微細光学要素136によって光ガイド102から取り出された光に付与された拡散成分は、光入力エッジ110の遠位(たとえば位置140または142)で第2の微細光学要素136によって光ガイド102から取り出された光に付与された拡散成分よりも大きい。
いくつかの実施例では、少なくとも光入力エッジ110の近傍の領域では、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率は、さらに、光入力エッジ110に隣り合うエッジ114、116からの距離とともに変動する。一例では、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率は、エッジ114、116からの距離とともに周期的に変動する。この百分率が、隣り合う固体発光体118間の中ほどの位置においてよりも、固体発光体118のそれぞれの前においてより大きくなるように、この周期的変動は、固体発光体118の隣り合うもの同士の間のピッチに対応する空間波長と位相とを有している。加えて、またはこれに代えて、第2の微細光学要素136の表面粗さは、光入力エッジ110に隣り合うエッジ114、116からの距離とともに変動する。一例では、第2の微細光学要素の表面粗さは、エッジ114、116からの距離とともに変動する。この変動は、第2の微細光学要素の表面粗さが、隣り合う固体発光体118間のおよそ中ほどの位置においてよりも、固体発光体118のそれぞれの前においてより大きくなるようになっている。
第1の微細光学要素によって取り出された光と第2の微細光学要素によって取り出された光との光線角度分布の差を、図8および図9に例示する。具体的には、図8は、図1の照明アセンブリ100から、光入力エッジ110および主面106、108に直交する平面において、第1の微細光学要素134によって取り出された光の例示的なファーフィールド光線角度分布を示す。度数目盛りは、表面法線に対する方位角を表わす。光源104は0°に配置され、主面106は270°近傍に配置され、主面108は90°近傍に配置されている。図1を加えて参照すると、第1の微細光学要素134は、光源104から光ガイド102に入力された光の第1の部分139を、光ガイド102の主面108を通って、表面法線に対して約50°の半値全幅と約45°のピーク強度とを有する光線角度分布で鏡面反射する。第1の微細光学要素134はまた、光源104から光ガイド102に入力された光の第2の部分141を、光ガイド102の主面106を通って、表面法線に対して約30°の半値全幅と約25°のピークとを有する光線角度分布で、拡散することなく(specularly)屈折させる。図8に示す例では、第1の微細光学要素134に入射した光のより大部分が、主面106を通るよりも主面108を通って、光ガイド102から出力される。
図9は、図1の照明アセンブリ100から、光入力エッジ110および主面106、108に直交する平面において、第2の微細光学要素136によって取り出された光の例示的なファーフィールド光線角度分布を示す。第2の微細光学要素136は、光源104から光ガイド102に入力された光の第1の部分143を、光ガイド102の主面108を通って、表面法線に対して約50°の半値全幅と約45°のピーク強度とを有する光線角度分布で鏡面反射する。第2の微細光学要素136はまた、光源から光ガイド102に入力された光の第2の部分145を、光ガイド102の主面106を通って、表面法線に対して約30°の半値全幅と約25°のピークとを有する光線角度分布で、拡散することなく(specularly)屈折させる。第2の微細光学要素136の高い表面粗さは、拡散成分を取り出された光に導入し、それは、光線角度分布の広がりをもたらす。第1の微細光学要素134によって反射された光と比べ(図8参照)、第2の微細光学要素136に入射した光のより大部分が、主面106を通って光ガイドから出力される。
上述の実施例では、照明アセンブリ100の光学基板は、主面106、108で第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136を含む光ガイド102として具体化されている。図10に示す実施例では、光学基板は、光方向変換フィルム146として具体化されている。光方向変換フィルム146は、その主面148で第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136として具体化された微細構成を含む。光は典型的には、主面150に、主面の法線に対して実質的に傾斜して入射し、光方向変換フィルム146を通って伝搬し、第1の微細光学要素および第2の微細光学要素に入射する。第1の微細光学要素134は入射光を、主面150の法線により近い、規定された方向に拡散することなく(specularly)屈折させる。第2の微細光学要素136は入射光を同様に屈折させ、加えて屈折光に拡散成分を付与する。光方向変換フィルム146の典型的な実施例では、第2の微細光学要素136である微細光学要素122の百分率、および/または第2の微細光学要素122の表面粗さは、主面148にわたって実質的に均一である。
微細光学要素122を有する光方向変換フィルムは典型的には、エンボスなどのプロセスによって形成される。エンボスは当該技術分野において公知であり、典型的には、ストック材料から光方向変換フィルムを形成するために、スタンパー、ロール、またはベルトとして具体化されたパターニングツールを利用する。例示的なエンボスプロセスを以下に説明する。
この開示に従った照明アセンブリは、さまざまな用途での使用のために構成可能であり、追加の構成要素を含んでいてもよい。たとえば、詳細には具体的に図示されていないものの、照明アセンブリのいくつかの実施例では、光源104は、固体発光体118を保持するための構造的構成要素を含む。図1〜3に示す例では、固体発光体118は、プリント回路基板(PCB)120に搭載されている。光源104は加えて、回路、電源、固体発光体118を制御し駆動するための電子機器、および/または任意の他の適切な構成要素を含んでいてもよい。
例示的な固体発光体118は、LED、レーザダイオード、および有機LED(OLED)などの装置を含む。固体発光体118がLEDである一実施例では、LEDは上方出射型LEDまたは側方出射型LEDであってもよく、広域スペクトルLED(たとえば、白色発光体)、もしくは、所望の色またはスペクトルの光(たとえば、赤色光、緑色光、青色光、または紫外光)を放射するLED、もしくは、広域スペクトルLEDと所望の色の狭帯域光を放射するLEDとの混合物であってもよい。一実施例では、固体発光体118は、500ナノメートル(nm)よりも大きい波長で作動可能に有効な強度を持たない光を放射する(すなわち、固体発光体118は、主に500nm未満である波長で光を放射する)。いくつかの実施例では、光源104を構成する固体発光体118はすべて、同じ定格スペクトルを有する光を生成する。他の実施例では、光源104を構成する固体発光体118のうちの少なくとも一部が、残りの固体発光体118によって生成される光とはスペクトルが異なる光を生成する。たとえば、2つの異なる種類の固体発光体118が、光源104に沿って交互に配置される。
いくつかの実施例では、照明アセンブリ100は、照明器具、標識、または表示装置の一部である。図11は、例示的な表示装置200の一部としての照明アセンブリ100の例示的な一実施例を示す。表示装置200は、対向する主面203、205と、ビデオ信号に応答して画像を生成するように構成されたライトバルブ207のアレイとを有するディスプレイ201を含む。照明アセンブリは、ディスプレイ201の主面205の近傍にある。ライトバルブ207のアレイは、照明アセンブリ100によって背面照明される。
第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136は、光ガイド102または光方向変換フィルム146に直接形成されてもよい。しかしながら、1つ以上のパターニングツールの使用を典型的に伴う他の手法が、典型的には、第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136を有する光ガイド102および光方向変換フィルム146を大量生産するために使用される。
図12〜14を参照すると、光ガイドまたは光方向変換フィルムなどの光学基板を作るための例示的なパターニングツールが、300で示されている。パターニングツール300は、たとえば、金属、アクリル、ポリカーボネート、PMMA、または他の適切な材料から作られた固体物として具体化された基板である。パターニングツール300が成形、エンボスなどで直接使用するためのものである実施例では、パターニングツール300は通常、金属から作られる。他の実施例では、典型的には「マスター」と呼ばれる、金属、ガラス、またはプラスチックのパターニングツールが作られ、次に電気めっきされて、典型的には「マザー」と呼ばれる別のパターニングツールを形成する。マザーは成形などで使用されてもよく、または電気めっきされて、典型的には「シム」と呼ばれる、成形などで使用するための別のパターニングツールを形成してもよい。加えて、またはこれに代えて、マザーは電気めっきされて、典型的にはエンボスツールと呼ばれる、エンボスなどで使用するためのパターニングツールを形成してもよい。「パターニングツール」という用語はここでは、表面粗さが異なる第1の微細光学要素および第2の微細光学要素を有する光ガイドおよび光方向変換フィルムの生成において直接的にまたは間接的に使用される、マスター、マザー、シム、エンボスツール、および他のツールを包含する包括的用語として使用される。
パターニングツール300は、主面352を含む。いくつかの実施例(図12および図13)では、パターニングツール300の主面352は平面状である(すなわち、主面は湾曲していない)。他の実施例(図14)では、パターニングツール300の主面352の少なくとも一部が、1つ以上の方向に湾曲している。パターニングツール300は、主面352の境界を示す少なくとも1つのエッジ面を含み、エッジ面の総数は、パターニングツール300の構成に依存する。図12および図13に示す実施例では、パターニングツール300は形状が矩形であり、主面352と対向する主面362との間に延在する4つのエッジ354、356、358、360を含む。図14に示す実施例では、パターニングツール300はベルトであり、2つのエッジ364、366を含む。他の実施例では、パターニングツールは、ディスク、ドーム、円錐または角錐、切頭円錐または角錐、もしくは別の好適な形状として形作られていてもよい。
パターニングツール300は、主面352の中または上に微細構成368を含む。各微細構成368は、明確に規定された形状のくぼみまたは突起であり、主面352「に」あるとして言及される。微細構成368はあらゆる好適な形状であってもよい。たとえば、図12に示すように、各微細構成368は形状が円錐台形であり、側面370と端面372とを含む。参照符号370は概して、側面の異なる実施例を総称するために使用され、参照符号372は概して、端面の異なる実施例を総称するために使用される。図13および図14を加えて参照すると、他の実施例では、各微細構成368はフットボール形状であり、第1の側面374と第2の側面376とを含み、それらは一体となって、主面352と交差する両端を有するアーチ状のリッジ378を形成する。参照符号374は概して、第1の側面の異なる実施例を総称するために使用され、参照符号376は概して、第2の側面の異なる実施例を総称するために使用される。いくつかの実施例では、第1の側面374および第2の側面376のうちの少なくとも一方は湾曲している。図示された例では、第1の側面374および第2の側面376の双方が湾曲している。米国特許第6,752,505号の図25〜28に示すもののような他の実施例では、第1の側面374および第2の側面376のうちの少なくとも一方は平面状である。具体的に図示されていないさらに他の実施例では、パターニングツール300は2種類以上の微細構成368を含む。一例では、微細構成368の一部は形状が円錐台形であり、微細構成368の他のものはフットボール形状である。
パターニングツール300は、低い表面粗さを有する第1の微細構成380を含む。一実施例では、低い表面粗さは、約0.10μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。別の実施例では、低い表面粗さは、約0.08μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。別の実施例では、低い表面粗さは、約0.05μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。
パターニングツール300は加えて、高い表面粗さを有する少なくとも1つの表面を各々含む第2の微細構成382を含む。高い表面粗さは、第1の微細構成380の低い表面粗さよりも大きい。第2の微細構成382の高い表面粗さは、各第2の微細構成382の少なくとも1つの表面に意図的に付与された、規定された粗さである。一実施例では、高い表面粗さは、約1μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。別の実施例では、高い表面粗さは、約3μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。別の実施例では、高い表面粗さは、約1μm〜約3μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。
いくつかの実施例では、第2の微細構成382は、名目上同じ表面粗さを有する。他の実施例では、第2の微細構成382は表面粗さが互いに異なるものの、第2の微細構成382における表面粗さの差は、第2の微細構成382の表面粗さが高い表面の平均表面粗さ(Rhavg)と第1の微細構成380の平均表面粗さ(Rlavg)との差よりも実質的に小さい。
図12は、円錐台形の第1の微細構成380および円錐台形の第2の微細構成382の例示的な実施例を示す。第1の微細構成380は各々、側面367と端面369とを含む。第2の微細構成382は各々、側面371と端面373とを含む。第2の微細構成382は、図12に示す第1の微細構成380と名目上同じ形状を有する。しかしながら、第2の微細構成382の側面371および端面373は各々、高い表面粗さを有する。図示された例では、高い表面粗さは、側面371の同心(周方向)溝および端面373の同心溝によって提供される。他の実施例では、側面371および端面373のうちの一方のみが、高い表面粗さを有する。
図13および図14は、フットボール形状の第1の微細構成380およびフットボール形状の第2の微細構成382の例示的な実施例を概略的に示す。第1の微細構成380は各々、第1の側面375と第2の側面377とを含む。第2の微細構成382は各々、第1の側面379と第2の側面381とを含む。フットボール形状の第2の微細構成382は、図13および図14に示すフットボール形状の第1の微細構成380と名目上同じ形状を有する。しかしながら、第2の側面381は、第1の微細構成380の低い表面粗さよりも大きい、高い表面粗さを有する。図示された例では、高い表面粗さは、第2の側面381のアーチ状の溝によって提供される。他の実施例では、各第2の微細構成382の第1の側面379および第2の側面381の双方が、高い表面粗さを有する。
第1の微細構成380および第2の微細構成382は、主面352に任意の好適な態様で配置されてもよい。いくつかの実施例では、微細構成は、規定された光強度プロファイルで光ガイドから光を取り出すように構成された微細光学要素を生成するためのパターンで配置されている。このパターンは必ずしも規則的なアレイではなく、主面352に微細構成368のランダム化を含んでいてもよい。
いくつかの実施例では、パターニングツール300は、光学基板の製造時に光学基板の主面を形成する際に使用するために構成されている。光学基板の例は、光ガイド102および光方向変換フィルム146を含む。光学基板は、パターニングツール300を金型インサートとして使用し、光学基板をパターニングツール300の反転複製物として成形するといった手法、または、パターニングツール300をエンボスダイとして使用し、ブランク光学基板をエンボスしてパターニングツール300の反転複製物を形成する手法といった手法によって作られ得る。パターニングツール300の各第1の微細構成380は、光学基板の第1の微細光学要素134を規定し、パターニングツール300の各第2の微細構成382は、光学基板の第2の微細光学要素136を規定する。
他の実施例では、パターニングツール300は、光学基板の製造時に光学基板の主面を形成する際に使用するための、マザーまたはシムといった派生パターニングツールを作る際に使用するために構成されたマスターである。マザーは、マスターを金属で電気めっきしてマスターの反転複製物を形成するといった手法によって作られ得る。マスターの各第1の微細構成380は、マザーの第1の微細構成を規定し、マスターの各第2の微細構成382は、マザーの第2の微細構成を規定する。シムは、マザーを金属で電気めっきしてマザーの反転複製物を形成するといった手法によって作られ得る。マザーの各第1の微細構成は、シムの第1の微細構成を規定し、マザーの各第2の微細構成は、シムの第2の微細構成を規定する。2段階の電気めっきによって形成されたシムは、マスターの複製物である。
マスター、マザー、およびシムのうちのいずれも、光学基板の製造時に光学基板の主面を形成する際に使用するためのパターニングツール300として構成されてもよい。
図12に示すパターニングツール300の例は、図1を参照して上述された光ガイド102と同様の光ガイドを作るために直接的にまたは間接的に使用されるパターニングツールである。図12は、主面352で、パターニングツール300のエッジ354から異なる距離にある、例示的な第1の微細構成380および第2の微細構成382を示す。パターニングツール300のエッジ354は、光ガイド102の光入力エッジ110に対応する。エッジ354の近傍の位置384では、微細構成368の密度は最も低く、第2の微細構成382である微細構成368の百分率は最も高い。エッジ354から離れた位置386では、微細構成368は、位置384での密度よりも高い密度を有しているが、第2の微細構成382である微細構成368の百分率は、位置384での百分率よりも低い。エッジ354からさらに離れた位置388では、微細構成368の密度は、位置384および386での密度よりも高いが、第2の微細構成382である微細構成368の百分率は、位置384および386での百分率よりも低い。図12に示す例では、位置388で示す主面352の領域における微細構成368のいずれも、第2の微細構成382ではない。第2の微細構成382である微細構成368の百分率とは、パターニングツール300の主面の単位面積における第2の微細構成382の数に100を乗算し、そのような単位面積における微細構成368の総数で除算したものである。
光ガイドを作るために使用されるパターニングツール300のいくつかの実施例では、第2の微細構成382の表面粗さは、光ガイドの光入力エッジに対応するエッジ354からの距離とともに変動する。表面粗さの変動は、漸進的であっても段階的であってもよい。一例では、第2の微細構成382は、エッジ354からの距離の増加とともに、表面粗さが減少する。そのような実施例では、エッジ354の近傍の位置(たとえば位置384)で第2の微細構成382によって形成された微細光学構成によって結果として生じる光ガイドから取り出された光に付与された拡散成分は、エッジ354の遠位(たとえば位置386または388)で第2の微細構成382によって形成された微細光学構成によって結果として生じる光ガイドから取り出された光に付与された拡散成分よりも大きい。
いくつかの実施例では、少なくとも光ガイドの光入力エッジに対応するエッジ354の近傍の領域では、第2の微細構成382である微細構成368の百分率は、さらに、エッジ354に隣り合うパターニングツール300のエッジ356からの距離とともに変動する。一例では、第2の微細構成382である微細構成368の百分率は、エッジ356からの距離とともに変動する。この変動は、第2の微細構成382である微細構成368の百分率が、固体発光体が位置するであろう場所の間の中ほどの光ガイドの主面の領域を形成する領域においてよりも、固体発光体が位置するであろう場所の前の光ガイドの主面の領域を形成するパターニングツールの主面352の領域において、より大きくなるようになっている。加えて、またはこれに代えて、第2の微細構成382の表面粗さは、エッジ356からの距離とともに変動する。一例では、第2の微細構成382の表面粗さは、エッジ356からの距離とともに変動する。この変動は、第2の微細構成の表面粗さが、固体発光体が位置するであろう場所の間の中ほどの光ガイドの領域を形成する位置においてよりも、固体発光体が位置するであろう場所の前の光ガイドの主面の領域を形成するパターニングツールの主面352の領域において、より大きくなるようになっている。
図10を参照して上述された光方向変換フィルム146と同様の光方向変換フィルムを作るために直接的にまたは間接的に使用されるパターニングツール300の一例では、第2の微細構成382である微細構成368の百分率、および/または第2の微細構成の表面粗さは、パターニングツールの主面352にわたって実質的に均一である。
図15は、パターニングツールを形成するための例示的なプロセス400を示すフローチャートである。プロセス400の動作のうちの少なくとも一部の順序は例示的であり、プロセス400の動作の一部は、図示されたものとは異なる順序で、またはさらには同時に実行可能である。
ブロック402で、パターニングツール300が形成される物品が提供される。
ブロック404で、低い表面粗さを有する第1の微細構成380が、物品の主面に形成される。一例では、第1の微細構成380は、微細機械加工ツール500、600(図16および図19)で物品を微細機械加工することによって形成される。微細機械加工ツール500、600は、物品の主面352から物品内に延在する明確に規定された形状のくぼみを形成するように構成されている。くぼみの表面は、低い表面粗さを有する。使用される微細機械加工ツール500、600の特定の種類は、形成される微細構成に依存する。
ブロック406で、高い表面粗さを有する表面を各々含む第2の微細構成382が、物品の主面352に形成される。一例では、第1の微細構成380の形成と同様に、第2の微細構成382の形成は、微細機械加工ツール520、540、620、640(図17、図18、図20および図21)で物品を微細機械加工して、物品の主面352から物品内に延在する明確に規定された形状のくぼみを形成することを含む。くぼみの少なくとも1つの表面は、高い表面粗さを有する。
図16は、円錐台形の第1の微細構成380を機械加工するために、ブロック404で使用するのに好適な回転切削ツールとして具体化された微細機械加工ツール500を示す。微細機械加工ツール500は機械加工要素504を含み、それは、その近位端506でベース502に結合されている。機械加工要素504は、切頭円錐の端面を切削するように構成された第1の機械加工エッジ510と、切頭円錐の側面を切削するように構成された第2の機械加工エッジ508とを含む。微細機械加工ツール500の第1の機械加工エッジ510および第2の機械加工エッジ508は、近位端506とは反対側の機械加工要素504の遠位端512で交差している。ベース502は、物品を機械加工するための装置(たとえば、CNCミル)に回転切削ツールを結合するように構成されている。
図19は、フットボール形状の第1の微細構成380を機械加工するために、ブロック404で使用するのに好適な線状切削ツールとして具体化された微細機械加工ツール600を示す。微細機械加工ツール600は機械加工要素604を含み、それは、その近位端606でベース602に結合されている。機械加工要素604は、フットボール形状の微細構成の第1の表面を切削するように構成された第1の機械加工エッジ610と、フットボール形状の微細構成の第2の表面を切削するように構成された第2の機械加工エッジ608とを含む。第1の機械加工エッジ610および第2の機械加工エッジ608は、近位端606とは反対側の機械加工要素604の遠位端612で交差している。ベース602は、物品を機械加工するための装置(たとえば、CNCラッチ)に線状切削ツールを結合するように構成されている。
機械加工ツール500、600の機械加工要素504、604は、低い表面粗さを有する表面を形成するように物品を機械加工する際に使用するのに好適な材料から作られている。例示的な材料は、単結晶ダイヤモンドである。微細機械加工ツール500、600の第1の機械加工エッジ510、610および第2の機械加工エッジ508、608は、低い表面粗さを有する。一例では、第1の機械加工エッジ510、610および第2の機械加工エッジ508、608は、研磨されたエッジである。いくつかの実施例では、低い表面粗さは、約0.10μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。別の実施例では、低い表面粗さは、約0.08μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。別の実施例では、低い表面粗さは、約0.05μm未満の平均表面粗さ(Rl)である。
図22および図23は、図16を参照して上述された微細機械加工ツール500の一例の顕微鏡写真画像を示す。第1の機械加工エッジ510および第2の機械加工エッジ508は、低い粗さの側面370と低い粗さの端面372とを有する円錐台形の微細構成368(たとえば、第1の微細構成380)を機械加工するように構成されている。
いくつかの実施例では、第2の微細構成382は、高い表面粗さの少なくとも1つの機械加工エッジを有する微細機械加工ツール520,540、620、640で物品を微細機械加工することによって形成される。一実施例では、高い表面粗さは、約1μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。別の実施例では、高い表面粗さは、約3μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。別の実施例では、高い表面粗さは、約1μm〜約3μmの範囲の平均表面粗さ(Rh)である。
図17および図18は、円錐台形の第2の微細構成383を機械加工するために、ブロック406で使用され得る回転切削ツールとして具体化された微細機械加工ツール520、540を示す。図17に示す微細機械加工ツール520は、高い表面粗さの第2の機械加工エッジ528と、低い表面粗さの第1の機械加工エッジ530とを有する、機械加工要素524を含む。図18に示す微細機械加工ツール540は、高い表面粗さの第2の機械加工エッジ548と、高い表面粗さの第1の機械加工エッジ550とを有する、機械加工要素544を含む。
図20および図21は、フットボール形状の第2の微細構成383を機械加工するために、ブロック406で使用され得る線状切削ツールとして具体化された微細機械加工ツール620、640を示す。図20に示す微細機械加工ツール620は、高い表面粗さの第2の機械加工エッジ628と、低い表面粗さの第1の機械加工エッジ630とを有する、機械加工要素624を含む。図21に示す微細機械加工ツール640は、高い表面粗さの第2の機械加工エッジ648と、高い表面粗さの第1の機械加工エッジ650とを有する、機械加工要素644を含む。機械加工ツール520、540、620、640の機械加工要素524、544、624、644は、高い表面粗さを提供するやり方で物品を機械加工する際に使用するのに好適な材料から作られている。例示的な材料は、多結晶ダイヤモンド、カーバイド(たとえば、シリコンカーバイド、タングステンカーバイド、およびチタンカーバイド)、および金属(たとえば、タングステン)を含む。
図24〜26は、回転切削ツールとして具体化された例示的な微細機械加工ツールの、倍率を漸進的に増加させた顕微鏡写真画像を示す。図24〜26に示す微細機械加工ツールは、図18に示す微細機械加工ツール540と同様である。機械加工要素544の第1の機械加工エッジ550および第2の機械加工エッジ548の双方が、高い表面粗さを含む。
図27〜29は、図18および図24〜26に例示したものと同様の微細機械加工ツールを用いて物品の主面に機械加工された例示的な第2の微細構成382を示す。第2の微細構成382は、形状が名目上、円錐台形であり、高い粗さの側面371と、高い粗さの端面373とを含む。高い表面粗さの第の機械加工エッジ548の回転により、第2の微細構成382の側面371に、同心(周方向)溝が形成される。同心(周方向)溝は、第2の微細構成382の高い表面粗さを構成する。高い表面粗さの第の機械加工エッジ550は、高い表面粗さの端面37を形成する。線状切削ツールとして具現化された微細機械加工ツール620、640を用いて第2の微細構成が形成された他の実施例では、第1の機械加工エッジ630、650および第2の機械加工エッジ628、648の直線運動によって、リッジ378(図14参照)に平行に配置されたアーチ状の溝が、第1の側面375および第2の側面377のうちの一方または双方に形成され、溝は第2の微細構成382の高い表面粗さを構成する。
高い表面粗さの少なくとも1つの機械加工エッジを有する微細機械加工ツール520、540、620、640を用いて第2の微細構成382を微細機械加工することは、各第2の微細構成382が、それぞれ単一の動作で、規定された粗さを有して形成されることを可能にする。微細機械加工ツールの機械加工エッジの表面粗さは、微細構成の表面粗さを予想通り規定する。
他の実施例では、第2の微細構成382は、たとえば、(たとえば図16および図19に示すような)低い表面粗さの機械加工エッジを有する微細機械加工ツール500、600を使用することにより、低い表面粗さを有する微細構成368を形成することによって物品に形成され、化学エッチング手法を使用して実質的に粗くされる。化学エッチング手法は当該技術分野において公知であり、化学エッチング液の種類および強度、物品の材料、物品が化学エッチング液にさらされる時間、および化学エッチング液の温度といった変数に従って、微細構成368の表面に所望の粗さを付与するために使用可能である。第2の微細構成382を粗くするのに好適な例示的な化学エッチング手法は、(たとえば、溶媒ベースまたは水性ベースの)湿式化学エッチング、および反応性イオンエッチングを含む。
具体的に図示されてはいないものの、一例では、物品の主面全体にマスクが形成される。このマスクは、ポジ型レジスト材料またはネガ型レジスト材料を用いて形成されてもよい。それぞれの第2の微細構成382を形成するために粗くされる微細構成368の一部を露出させるために、マスクの一部が除去される。次に、それぞれの第2の微細構成382を形成するために、化学エッチング液が、マスクを除去された微細構成の表面の規定された粗さを得るのに必要な時間、マスクを除去された微細構成368と接触させられる。いくつかの実施例では、物品は、化学エッチング液を含む槽に浸漬される。化学エッチングに続き、エッチング液がたとえば洗浄によって除去され、次に、マスクがたとえば好適な溶媒を使用することによって除去される。
別の例では、測定された量の化学エッチング液(たとえば酸)が、粗くされる微細構成368に堆積される。化学エッチング液が規定された表面粗さを生成するのに十分な時間の後で、化学エッチング液はたとえば洗浄によって除去される。
いくつかの実施例では、パターニングツール300の主面352にあるそれぞれの第2の微細構成382の規定された表面粗さは、上述のように、エッジ354(図12)からの距離の増加とともに減少する。高い粗さの切削エッジを有する微細機械加工ツールを用いた微細機械加工によって第2の微細構成382が形成される例では、第2の微細構成382は複数の微細機械加工ツールを用いて形成され、各微細機械加工ツールは、それぞれ異なる高い表面粗さを有している。一例では、2つの微細機械加工ツールが使用され、一方の切削エッジは他方の切削エッジよりも高い表面粗さを有している。高い表面粗さがより高い切削エッジを有する微細機械加工ツールは、エッジ354のより近くに第2の微細構成382を形成するために使用され、高い表面粗さがより低い切削エッジを有する微細機械加工ツールは、エッジ354から離れて第2の微細構成382を形成するために使用される。
マスクを除去された微細構成368が(たとえば槽での浸漬により)化学エッチング液にさらされて、エッジ354からの距離の増加とともに表面粗さが減少する第2の微細構成382が形成される例では、物品は、その主面が化学エッチング液の表面に直交し、そのエッジのうちの1つ(たとえばエッジ354)がエッチング液の表面に面する状態で配向される。物品は次に、規定された速度でエッチング液に浸漬され、ゼロであり得る規定された時間、エッチング液に浸漬されたまま放置され、次にエッチング液から速やかに引上げられる。また、これに代えて、物品はエッチング液に速やかに浸漬され、ゼロであり得る規定された時間、エッチング液に浸漬されたまま放置され、次に規定された速度でエッチング液から引上げられるか、または、規定された速度で浸漬され、引上げられる。浸漬および/または引上げの規定された速度は、物品の主面の異なる領域が化学エッチング液にさらされる時間を変動させ、さらされる時間は、エッチング液に最初に浸漬されるエッジ(たとえば、エッジ354)への近接性の関数である。
化学エッチング液を微細構成368に堆積させることによって第2の微細構成382が形成される例では、化学エッチング液が除去されるまでの時間は、エッジからの距離の増加とともに減少し得る。一例では、化学エッチング液は、エッジ354の近傍の微細構成368に堆積されてから、エッジ354の遠位の微細構成368に堆積される。その後、すべての微細構成368に堆積された化学エッチング液は、同時に除去される。
第1の微細構成380および第2の微細構成382を形成するための上述のいずれのプロセスも、光ガイド102または光方向変換フィルム146として具体化された光学基板の主面106に、第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136を形成するために使用されてもよい。
上述のように、いくつかの実施例では、パターニングツール300は、マザーまたはシムを作るために使用されるマスターである。図30は、パターニングツール300の主面352上に形成されるマザー700の例示的な一実施例を示す。一例では、マザー700は、電気めっきプロセスによって形成される。電気めっきプロセスは当該技術分野において公知であり、パターニングツール300の主面352に電気めっき層701を施すために使用可能である。パターニングツール300から除去されると、電気めっき層701はマザー700を構成し、マスターの反転複製物である。したがって、マザー700の主面752は、第1の微細構成380の反転物である第1の微細構成780と、第2の微細構成382の反転物である第2の微細構成782とを含む。パターニングツール300の主面にある微細構成368が、明確に規定された形状のくぼみである実施例では、マザー700の主面752にある反転微細構成768は、明確に規定された形状の突起である。図3〜36は、マザー700の主面752で突起として具体化された第2の微細構成782の例示的な実施例を具体的に示すSEM画像である。
微細構成がくぼみであるシムを生成するには、2つの連続する電気めっきプロセスが使用される。図31は、マザー700の主面752上に電気めっき層705として形成されるシム703の例示的な一実施例を示す。一例では、シム703は、電気めっきプロセスによって形成される。マザー700から除去されると、電気めっき層705はシム703を構成する。シム703は、マザー700の反転複製物であり、マスターの複製物である。したがって、シム703は、その主面753で、マザー700の第1の微細構成780のそれぞれの反転複製物である第1の微細構成781と、マザー700の第2の微細構成782のそれぞれの反転複製物である第2の微細構成783とを含む。
いくつかの実施例では、第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136を含む光ガイド102(図1)は、射出成形プロセスによって形成される。図37は、例示的な射出成形装置800を概略的に示す。射出成形装置800は、ホッパ804によって供給され、モータ806によって駆動されて、溶融材料を金型808に射出する加熱スクリュー射出器802を含む。金型808は、形成される光ガイド102の形状を規定する金型空洞810を含む。図12、図13、図30、図31を加えて参照すると、パターニングツール300(たとえば、マスター、マザー、またはシム)が金型空洞810に設置され、パターニングツール300は、第1の微細構成および第2の微細構成を有する主面を含む。射出器802は、射出成形装置800の金型空洞810に溶融材料を射出するために使用される。溶融材料は、アクリル、ポリカーボネート、PMMA、ガラス、または他の適切な材料といった、光ガイドを形成するためのあらゆる好適な材料であってもよい。射出は、射出された材料をパターニングツール300と接触させ、光ガイド102の主面106または108は、パターニングツール300の反転物として形成される。光ガイド102は、第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136を含む。射出に続き、材料を放置して冷却し、次に、光ガイド102が射出成形装置800から取外される。
いくつかの実施例では、第1の微細光学要素134および第2の微細光学要素136を含む光方向変換フィルム146(図10)は、エンボスプロセスによって形成される。図38は、例示的なロール・ツー・ロール・エンボス装置900を示す。エンボス装置900は、ストック材料910を保持するための供給ローラ902と、供給ローラ902から下流にあり、エンボスされた材料911を集めるための巻取ローラ904とを含む。他の実施例では、エンボス装置900は、巻取ローラ904の代わりに切断アセンブリ(図示せず)を含み、切断アセンブリは、エンボスされた材料911を所望のサイズに切断するように構成されている。具体的には図示されていないものの、エンボスア装置900は、供給ローラ902から巻取ローラ904へのストック材料910の移動を達成するために、1対以上の支持ローラ、テンションローラ、および/または駆動ローラを含んでいてもよい。パターニングツール300(たとえば、マスター、マザー、またはシム)は、(図示されるように)単一のエンボスローラ906の周りに巻かれており、または、ストック材料910をエンボスするための2つのローラの周りに巻かれたベルト状に形成されてもよい。エンボスローラ906は、供給ローラ902と巻取ローラ904との間に位置している。第2のローラ908が、エンボスローラ906上のパターニングツール300を押し付けて、ストック材料910が通過するニップ912を形成する。第2のローラ908によって印加される圧力により、ニップ912を通過するストック材料910は、パターニングツール300上に設けられたパターンの反転物でエンボスされるようになる。エンボスローラ906および第2のローラ908のうちの少なくとも一方が加熱され、または、加熱アセンブリ(図示せず)がエンボスローラから上流に設けられて、ストック材料910を軟らかくし、微細光学要素134、136の形成に役立つ。
この開示では、リストが続く「〜のうちの1つ」という文言は、リストの要素を選択的に意味するように意図されている。たとえば、「A、BおよびCのうちの1つ」とは、AまたはBまたはCという意味である。リストが続く「〜のうちの少なくとも1つ」という文言は、リストの要素のうちの1つ以上を選択的に意味するように意図されている。たとえば、「A、BおよびCのうちの少なくとも1つ」とは、AまたはBまたはC、もしくは、(AおよびB)または(AおよびC)または(BおよびC)、もしくは、(AおよびBおよびC)という意味である。

Claims (15)

  1. 製造物品であって、
    主面を有する基板と、
    前記基板の前記主面にある、明確に規定された形状の第1の微細構成とを備え、前記第1の微細構成は低い表面粗さを有しており、前記製造物品はさらに、
    前記基板の前記主面にある、明確に規定された形状の第2の微細構成を備え、前記第2の微細構成は、前記低い表面粗さよりも実質的に大きい、高い表面粗さを有する表面を含み、
    前記第2の微細構成の前記表面は第1の表面であり、前記第2の微細構成は、さらに、前記第1の表面と一体となって、前記主面と交差する両端を有するアーチ状のリッジを形成する第2の表面を含む、製造物品。
  2. 前記高い表面粗さは、約1μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さである、請求項1に記載の製造物品。
  3. 前記低い表面粗さは、約0.10μm未満の平均表面粗さである、請求項2に記載の製造物品。
  4. 複数の前記第1の微細構成および複数の前記第2の微細構成をさらに備え、前記第1の微細構成および前記第2の微細構成は、前記主面の領域において、共に存在し、散在している、請求項1に記載の製造物品。
  5. 前記第の微細構成は、第1の表面と、前記第1の表面と一体となって、前記主面と交差する両端を有する、アーチ状のリッジを形成する第2の表面を含む、請求項1に記載の製造物品。
  6. 前記第2の微細構成の表面のうちの少なくとも一方は湾曲している、請求項5に記載の製造物品。
  7. 前記第2の微細構成の前記第2の表面は、前記高い表面粗さよりも小さい、低い表面粗さを有し、前記高い表面粗さは、約1μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さであり、前記低い表面粗さは、約0.10μm未満の平均表面粗さである、請求項5に記載の製造物品。
  8. 前記製造物品は、さらに、複数の前記第1の微細構成および複数の前記第2の微細構成を含む微細構成のパターンを前記主面に備える、請求項1に記載の製造物品。
  9. 前記第2の微細構成は、前記基板のエッジ近傍で前記第1の微細構成よりも密度が大きい、請求項8に記載の製造物品。
  10. 前記第2の微細構成は、前記基板のエッジからの距離の増加とともに、表面粗さが減少する、請求項8に記載の製造物品。
  11. 前記第2の微細構成の前記表面粗さは、約1μm〜約5μmの範囲の平均表面粗さである、請求項10に記載の製造物品。
  12. 前記第2の微細構成である前記微細構成の百分率は、前記基板のエッジからの距離の増加とともに減少する、請求項8に記載の製造物品。
  13. 前記製造物品は、光学基板の主面に、前記第1の微細構成によって規定される、明確に規定された形状の第1の微細光学要素と、前記第2の微細構成によって規定される、明確に規定された形状の第2の微細光学要素とを形成するように、前記光学基板を作る際に使用するためのパターニングツールである、請求項1〜12のいずれかに記載の製造物品。
  14. 前記基板は光ガイドであり、前記第1の微細構成は、低い表面粗さを有する第1の微細光学要素であり、前記第2の微細構成は、高い表面粗さを有する表面を含む第2の微細光学要素であり、
    前記第1の微細光学要素は、前記光ガイドからの光を、第1の光線角度分布で取り出し、
    前記第2の微細光学要素は、前記光ガイドからの光を、前記第1の光線角度分布よりも広い第2の光線角度分布で取り出す、請求項1〜12のいずれかに記載の製造物品。
  15. 前記基板は光方向変換フィルムであり、前記第1の微細構成は、低い表面粗さを有する第1の微細光学要素であり、前記第2の微細構成は、高い表面粗さを有する表面を含む第2の微細光学要素である、請求項1〜12のいずれかに記載の製造物品。
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