JP2015181914A - 内視鏡洗浄アタッチメント - Google Patents

内視鏡洗浄アタッチメント Download PDF

Info

Publication number
JP2015181914A
JP2015181914A JP2014064167A JP2014064167A JP2015181914A JP 2015181914 A JP2015181914 A JP 2015181914A JP 2014064167 A JP2014064167 A JP 2014064167A JP 2014064167 A JP2014064167 A JP 2014064167A JP 2015181914 A JP2015181914 A JP 2015181914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
treatment instrument
distal end
opening
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014064167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6203100B2 (ja
Inventor
直也 島田
Naoya Shimada
直也 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2014064167A priority Critical patent/JP6203100B2/ja
Publication of JP2015181914A publication Critical patent/JP2015181914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6203100B2 publication Critical patent/JP6203100B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/121Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use
    • A61B1/122Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use using cleaning tools, e.g. brushes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/12Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
    • A61B1/121Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use
    • A61B1/125Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use using fluid circuits

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】処置具起上台が回動自在に配置された内視鏡先端構成部の収容室内の目的部位に向けて洗浄液等を確実に供給して、速やかに洗浄消毒作業を行うことを可能にする内視鏡洗浄アタッチメントを提供する。
【解決手段】内視鏡洗浄アタッチメント30は、挿入部2の内視鏡先端構成部11に着脱自在に配設されるアタッチメント本体50と、内視鏡先端構成部11の収容室15aに通じる処置具挿通チャンネル20のチャンネル開口22からチャンネル孔23内に着脱可能であって、チャンネル20と収容室15aとの連通状態を遮断する係合部36、及びフランジ31fを有する接続部端面に開口を有する第1の流路33、および、第1の流路33に交差するように設けられ、第1の流路33に通じる一端側開口及び他端側開口34m2を形成した第2の流路34を有して構成された流路32を有する本体部35を設けた収容室洗浄本体31と、を具備する。
【選択図】図6

Description

本発明は、処置具起上台を備える内視鏡の挿入部に着脱自在に装着される内視鏡洗浄アタッチメントに関する。
内視鏡は、医療分野及び工業用分野等において利用されている。内視鏡には、細長で可撓性を備える挿入部の先端側に湾曲部を備えるタイプのものがある。湾曲部を備える内視鏡では、湾曲部を湾曲させることによって、挿入部先端部に設けられている観察光学系の視野方向を変化させて広範囲の観察を行える。
また、内視鏡には、観察方向を挿入部の長軸に沿った方向にした直視型の内視鏡と、観察方向を挿入部の長軸に対して、所定の角度方向にした斜視型或いは側視型等の内視鏡がある。
側視型の内視鏡においては、挿入部の先端部内に処置具起上装置を設けたものがある。処置具起上装置によれば、挿入部内に設けられた処置具挿通チャンネルに挿入されて先端部から内視鏡外部に導出された、ガイドワイヤ、造影チューブ、鉗子、電気メス等の、処置具の向きを所望する観察部位に対向させることが可能である。
処置具起上装置は、軸を中心に回動する処置具起上台と、該起上台に連結された操作ワイヤと、操作ワイヤを牽引弛緩する操作レバーと、を設けて構成されている。処置具起上台は、先端部に設けられた処置具挿通チャンネルに連通する起上台収容室に設けられている。操作レバーは、挿入部の基端に位置する操作部に設けられている。操作ワイヤは、挿入部内を挿通されて操作レバーに連結されている。
内視鏡の先端部から外部に向かって処置具が導出されている状態において、処置具の先端側の一部は、処置具起上台上に配置されている。この状態で、術者が操作レバーを操作することによって、操作ワイヤが牽引されて処置具起上台は、軸を中心に回転されて倒置状態から徐々に起上されていく。
処置具起上台の起上に伴って、処置具の先端部の突出方向が徐々に変更されて、処置具の先端を例えば患部に対向させることができる。症例中、処置具起上装置の処置具起上台の軸周辺及び操作ワイヤの先端部近傍等には体液等が侵入する。このため、使用後、側視型内視鏡の処置具挿通チャンネル内及び起上台収容室は、処置具挿入口に取り付けられた洗浄装置から供給される流体液、及び収容室開口15m側から挿入されるブラシ等によって洗浄消毒される。
特許文献1の図5には収容室内の洗浄性を向上させるための構成が示されている。特許文献1において、先端カバーの前面には収容室に通じる孔が設けられている。したがって、孔を通じて収容室内に洗浄液を供給して、或いは、洗浄用具を挿入してより細部の洗浄消毒を行える。そして、特許文献2の図22等には先端構成部の前面に収容室と外部とを連通させる洗浄具取付開口が示されている。
また、特許文献1の図6には先端カバーにゴムキャップを装着して、処置具挿通チャンネル側から洗浄液等を供給して収容室内を洗浄する洗浄方法が示されている。
また、特許文献3には、先端カバーが着脱式の内視鏡において、先端カバーの内視鏡先端部への装着性を優先すると外れ易くなる問題が発生し、逆に、先端カバーを内視鏡先端部から外れ難くすると装着性が悪化するという問題を解決する内視鏡が示されている。この内視鏡は、先端カバーと内視鏡先端部との装着性がよく、先端カバーを内視鏡先端部に装着したとき、先端カバーと内視鏡先端部との装着部分の外表面に段差部が無く、挿入性に優れ、先端カバーの内視鏡先端部からの脱落の無い、係止機構を有している。
実用新案登録2604553号公報 特開平8−196505号公報 特許3776484号公報
しかしながら、特許文献3の内視鏡では収容室内の洗浄消毒を細部まで確実に行えるが、先端カバーと先端構成部との装着作業が煩わしい。また、先端カバーの係止片の構造が複雑であるため、係止片近傍が破損するおそれがある。一方、特許文献1、2のように収容室と外部とを通じる孔を設けた構造においては、孔から洗浄液を供給した際に収容室内の汚物が処置具挿通チャンネル内に流れ込むおそれがあった。
また、前述したように収容室と外部とを通じる孔を設けた構造では、電気メスを使用する症例中において、孔を介して意図しない経路に電流が漏れ出ることが考えられる。
また、前述したように先端カバーにゴムキャップを装着した洗浄方法では、洗浄用具を軸まで導いてブラッシングすることが困難である。
また、図1に示すように処置具起上台100が設けられた内視鏡先端構成部101の収容室102は、絶縁突起103が設けられた構造である。このため、洗浄用シリンジ104を収容室102内に挿入して軸105近傍の洗浄を行おうとした場合、該シリンジ104の洗浄液噴出口106を処置具起上台100と内視鏡先端構成部101との間の隙間107に確実に対峙させることが困難であった。
そして、上述したように洗浄用シリンジ104を配設して洗浄液噴出口106から隙間107に向けて洗浄液を噴出させた場合、矢印Y1で示すように隙間107に向かう流量に比べて、矢印Y2に示すように処置具挿通チャンネル108に向かう流量が多くなる。この結果、収容室102内の洗浄を行った際、該収容室内の汚れ等が処置具挿通チャンネル108内に流れ込む。
なお、一般に、隙間107近傍の汚れ、残渣を除去する作業は、操作部に設けられた処置具挿通口側から処置具挿通チャンネル内に洗浄液を供給して該チャンネル内の洗浄を行った後に行われる。このため、収容室102内の洗浄を行った際、洗浄済みの処置具挿通チャンネル内に、汚れを除去するための洗浄液が流れ込む。これら洗浄液が処置具挿通チャンネル108に流れ込むと、処置具挿通チャンネル108の再洗浄が必要となる。したがって、処置具挿通チャンネル108を含む収容室102内の洗浄作業に多くの時間と労力とを費やす。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、処置具起上台が回動自在に配置された内視鏡先端構成部の収容室内の目的部位に向けて洗浄液等を確実に供給して、速やかに洗浄消毒作業を行うことを可能にする内視鏡洗浄アタッチメントを提供することを目的にしている。
本発明の一態様における内視鏡洗浄アタッチメントは、挿入部の先端側を構成する内視鏡先端構成部に着脱自在に配設されるアタッチメント本体と、前記内視鏡先端構成部に形成され回転軸を中心に回動自在な処置具起上台が配設される収容室に通じる処置具挿通チャンネルの開口からチャンネル内に着脱可能であり、係合状態において前記処置具挿通チャンネルと前記収容室との間を遮断する係合部と、流体装置が接続される第1の開口を一端に有し、前記起上台の回転軸近傍に向けて開口された第2の開口を他端に有する流路と、を有する本体部を設けた収容室洗浄本体と、を具備している。
本発明によれば、処置具起上台が回動自在に配置される内視鏡先端構成部の収容室内の洗浄対処部に向けて洗浄液等を確実に供給して、速やかに洗浄消毒作業を行うことを可能にする内視鏡洗浄アタッチメントを実現できる。
シリンジを用いて処置具起上台が設けられた内視鏡先端構成部の収容室内を洗浄する際の流体の流れを説明する図 側視内視鏡を説明する図 図2の先端部を矢印Y3方向から見た図 図3のY4−Y4線断面図であって、収容室内を説明する図 内視鏡洗浄アタッチメントの構成を説明する図 内視鏡洗浄アタッチメントによる洗浄消毒を説明する内視鏡先端部及び内視鏡洗浄アタッチメントの長手方向断面図 内視鏡洗浄アタッチメントの他の構成例を説明する図 内視鏡洗浄アタッチメントの別の構成例を説明する図 内視鏡洗浄アタッチメントのまた他の構成例を説明する図 上述した内視鏡洗浄アタッチメントにおける他端側開口を吸引口として使用する例を説明する図 内視鏡洗浄アタッチメントのまた別の構成例を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図面は、模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識可能な程度に示すために、各部材の寸法関係や縮尺等は、構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これらの図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率及び各構成要素の相対的な位置関係等、図示の形態のみに限定されるものではない。
図2に示すように側視型内視鏡1は、体腔内に挿入される細長で可撓性を有する挿入部2と、この挿入部2の基端部に連設した操作部3と、この操作部3の側部から延出して図示しない光源装置、ビデオプロセッサなどに接続されるコネクタ部を端部に設けたユニバーサルコード4と、によって主に構成されている。
挿入部2は、先端側から順に、先端部5と、複数の湾曲駒を回動自在に連接して例えば上下左右方向に湾曲自在に形成した湾曲部6と、柔軟性を有する可撓管部7と、を連設している。
符号20は、処置具挿通チャンネルであり、符号21は、処置具挿通口であり、操作部3に設けられている。
図2−図4に示すように先端部5は、先端構成部11と、外装を構成する先端カバー12とで構成されている。先端カバー12は、非導電性のカバー部材であって、金属製の先端構成部11の周囲を被覆している。本実施形態において、内視鏡先端構成部は、先端構成部11に先端カバー12を一体的に固設して構成されている。
図2に示すように先端部5の外周側面8の予め定めた部分には切欠平面8cが形成されている。
図3に示すよう切欠平面8cには、照明光を照射するための照明窓13及び光学像を撮像するための観察窓14が配設されている。また、先端部5である内視鏡先端構成部を構成する先端構成部11には収容室15が設けられている。
収容室15内には処置具起上台16が設置されている。処置具起上台16は、処置具挿通チャンネル20を通過して該起上台16上に配置されて内視鏡外部に突出された処置具(不図示)の導出方向を変化させる既知の装置である。
図2に示すように操作部3には、湾曲操作装置である湾曲操作ノブ9a、9b及び起上台操作装置である起上レバー10が設けられている。
湾曲操作ノブ9aは、回動操作に伴って湾曲ワイヤ(不図示)を牽引弛緩させて湾曲部6を上下方向に湾曲動作させる。湾曲操作ノブ9bは、回動操作に伴って湾曲ワイヤ(不図示)を牽引弛緩させて湾曲部6を左右方向に湾曲動作させる。
起上レバー10は、回動操作に伴って起上ワイヤ(不図示)を進退移動させて処置具起上台16を回動させる。処置具起上台16は、起上台回転軸(図4の符号17)を軸中心に回転移動されて、図4に示す倒置状態から起上状態に、或いは、起上状態から倒置状態に変化する。
図4に示すように収容室15と処置具挿通チャンネル20とはチャンネル開口22によって通じている。チャンネル開口22は、処置具挿通チャンネル20の先端側開口である。
処置具挿通チャンネル20は、チャンネル開口22、チャンネル孔23、チャンネル口金24、及びチャンネルチューブ25によって主に構成されている。
チャンネル孔23は、先端構成部12に形成された長手軸方向貫通孔である。チャンネル口金24の一端部は、チャンネル孔23内に固設されている。チャンネル口金24の他端部は、先端構成部12の基端面から突出されている。チャンネル口金24の他端部にはチャンネルチューブ25の一端部が連結固定される。
チャンネルチューブ25は、可撓性を有するチューブ体であって、湾曲部6内及び可撓管部7内に挿通配置されている。チャンネルチューブ25の基端部は、処置具挿通口21に通じている。
なお、符号26は絶縁凸部であり、電気絶縁部材で形成されている。絶縁凸部26は、チャンネル開口22近傍に配置されている。絶縁凸部26は、処置具挿通チャンネル20を通過して内視鏡外部に導出される高周波処置具の電極が先端構成部12に接触することを防止している。
本実施形態の内視鏡1においては、処置具起上台16と内視鏡先端構成部11との隙間18の洗浄消毒及び起上台回転軸17近傍の洗浄消毒は、操作部3に設けられた処置具挿通口21から処置具挿通チャンネル20内に洗浄液を供給してチャンネル内洗浄を行った後に内視鏡洗浄アタッチメント30を用いて行われる。
ここで、図5、図6を参照して内視鏡洗浄アタッチメント30について説明する。
図5に示すように本実施形態の内視鏡洗浄アタッチメント30は、収容室洗浄本体31と、アタッチメント本体50とを有する。
本実施形態において、収容室洗浄本体31とアタッチメント本体50とは樹脂製の同部材であり、収容室洗浄本体31及びアタッチメント本体50はそれぞれ予め定めた形状に形作られている。
なお、収容室洗浄本体31とアタッチメント本体50とは樹脂製の同部材に限定されるものでは無く、金属製の同部材、或いは、例えば金属製の収容室洗浄本体31と例えば樹脂製のアタッチメント本体50との組合せ等、異なる材料を一体成形して構成したもの或いは異なる材料で形成した部材を一体に組み合わせて固定したものであってもよい。
図5、図6に示すように収容室洗浄本体には流路32が設けられている。流路32は、第1の流路33と、第2の流路34と、を設けて構成されている。
収容室洗浄本体31は、例えば、予め定めた形状に形作られている。収容室洗浄本体31には、本体部35と係合部36とが設けられている。
本体部35は、収容室15内において主に処置具起上台16の処置具配置面16aと絶縁凸部26の内側面26aとの間に配設される。符号31fはフランジであり、本体部35の基端部に設けられた流体接続部である。フランジ31fには流体装置である例えばシリンジ(不図示)のルアーロック口金が一体に取り付けられる。
係合部36は、本体部35の先端部であり、収容室15に通じる処置具挿通チャンネル20のチャンネル開口22からチャンネル孔23内及びチャンネル口金24内に着脱可能に係合配置されるように形作られている。
第1の流路33は、収容室洗浄本体31の長手軸31aに沿って設けられた細長で閉じた流路である。第1の流路33は、本体部35の本体端面35aから予め定めた長さ寸法に設定された底面を有する穴である。
なお、底面の形状は、平面、凹曲面、凸曲面形状等、何れであってもよい。符号33mは、第1の流路33の一つの開口であって接続部端面に形成されている。
第2の流路34の軸(不図示)は、収容室洗浄本体31の長手軸31aに交差するように設定される。即ち、第2の流路34は、一端側開口34m1及び他端側開口34m2を有している。
一端側開口34m1は、第1の流路33の底面近傍で該第1の流路33に通じる開口である。他端側開口34m2は、本体部35の側周面である外表面に設けられた外表面開口である。他端側開口34m2は、内視鏡洗浄アタッチメント30が内視鏡先端構成部11に予め定めた状態に取り付けられたとき、起上台回転軸17及び隙間18に対向するように設けられている。他端側開口34m2の開口形状は、円形、楕円形、長孔形状等である。
他端側開口34m2は、流体装置が流体供給装置であるとき噴出口となり、流体装置が流体吸引装置であるとき吸引口となる。
アタッチメント本体50は、ハーフパイプ部51と、当接部52とを設けて構成されている。当接部52は、ハーフパイプ部51の一端側に設けられた位置決め部である。当接部52の内面52aは、内視鏡先端構成部11の先端面11aに当接する。
ハーフパイプ部51は、内視鏡先端構成部11の収容室開口15mを塞ぐように該内視鏡先端構成部11の外周に被せて配置される。ハーフパイプ部51は、内視鏡先端構成部11に対して着脱自在である。ハーフパイプ部51の他端側内周面には弾性固定部材(図6の符号53参照)が内周方向に沿って設けられている。なお、弾性固定部材53の代わりに、図示しないが絶縁凸部26に凹部を設け、アタッチメント本体50に凸部を設けて互いに係合させても良く、このような構成を採用した場合は誤組立を防止することができる。
弾性固定部材53は、予め定めた弾性力を有する弾性部材であり、例えばCリング形状である。弾性固定部材53は、内視鏡洗浄アタッチメント30が内視鏡先端構成部11から脱落すること、洗浄液が漏れ出ることを防止する。弾性固定部材53は、当接部52の内面52aが内視鏡先端構成部11の先端面11aに当接した状態において、内視鏡先端構成部11の基端側外周面上に密着して配設される。
ハーフパイプ部51の一端側には、貫通孔54が設けられている。貫通孔54は、ハーフパイプ部51の外周面と内周面とを結ぶ孔である。貫通孔54の内周面側開口は、当接部52の内面52aを内視鏡先端構成部11の先端面11aに当接させた状態において、収容室15に配設された処置具起上台16の先端面16cと収容室15の先端側側面15aとの間の隙間に対向する位置に形成されている。
上述のように構成された内視鏡洗浄アタッチメント30の作用を説明する。
内視鏡洗浄アタッチメント30は、処置具挿通チャンネル20内の洗浄後、作業者によって、図6に示すように内視鏡先端構成部11に被せられる。この際、作業者は、収容室洗浄本体31の係合部36を処置具挿通チャンネル20のチャンネル開口22からチャンネル孔23内及びチャンネル口金内孔24i内に係合配置させるとともに、アタッチメント本体50のハーフパイプ部51を内視鏡先端構成部11に弾性固定部材53の付勢力に抗して配置する。
即ち、作業者は、ハーフパイプ部51の中心軸を挿入部長手軸に対して斜めになるように内視鏡先端構成部11に配置した後、係合部36をチャンネル孔23内へ侵入させつつ、該ハーフパイプ部51を内視鏡先端構成部11に被せていく。
そして、作業者は、当接部52の内面52aを内視鏡先端構成部11の先端面11aに当接させて取り付け作業が完了する。
この結果、弾性固定部材53が内視鏡先端構成部11の基端側外周面に配設されて、内視鏡洗浄アタッチメント30が内視鏡先端構成部11から脱落することが防止される。また、係合部36がチャンネル孔23内に配置されて、処置具挿通チャンネル20と収容室15との連通状態が遮断される。
次いで、作業者は、収容室15内の洗浄作業を行うため、フランジ31fに洗浄液が注入されているシリンジ(不図示)のルアーロック口金を一体に取り付ける。そして、作業者は、洗浄容器(不図示)内に挿入部2を浸漬させて洗浄作業を開始する。すると、シリンジの操作に伴ってシリンジ内の洗浄液が矢印Y6aに示すように内視鏡洗浄アタッチメント30の第1の流路33に供給され、その後、矢印Y6bに示すように第1の流路33内を流れて一端側開口34m1を通過して第2の流路34内に流れ込む。
その後、洗浄液は、矢印Y6bに示すように他端側開口34m2から起上台回転軸17及び隙間18に向かって噴出され、起上台回転軸17に付着していた汚物或いは隙間18に付着していた残渣等を洗い流す。
また、他端側開口34m2から起上台回転軸17及び隙間18に向かって洗浄液を噴出することによって、収容室15内には隙間18側から矢印Y6cに示すように処置具起上台16の処置具配置面16aとは反対側面16bと収容室15の底面15bとの間の隙間を通過する水流、矢印Y6dに示すように処置具起上台16の先端面16cと収容室15の先端側側面15aとの間の隙間を通過する水流、矢印Y6eに示すように内視鏡外部に向かう水流、及び矢印6fに示すように貫通孔54を通過して内視鏡洗浄アタッチメント30の外部に向かう水流が発生する。
この結果、他端側開口34m2から噴出された洗浄液によって洗い流された汚物或いは残渣等は、発生する水流によって流された後、矢印Y6e、矢印Y6fに示す水流によって内視鏡洗浄アタッチメント30の外部にスムーズに排出されていく。
このように、内視鏡洗浄アタッチメント30を用いて収容室15内の起上台回転軸17近傍の洗浄消毒を行う際、流路32を有する収容室洗浄本体31がアタッチメント本体50に一体に設けられた内視鏡洗浄アタッチメント30を内視鏡先端構成部11に取り付ける。この結果、収容室洗浄本体31の係合部36が処置具挿通チャンネル20のチャンネル孔23内に係合配置されて処置具挿通チャンネル20と収容室15との連通状態が遮断することができる。
また、内視鏡洗浄アタッチメント30を内視鏡先端構成部11に取り付けた状態において、流路32の他端側開口34m2を起上台回転軸17及び隙間18に対向して配置させることができる。
これらの結果、他端側開口34m2から洗浄液を噴出させることによって、起上台回転軸17近傍及び隙間18の汚れ等が洗い流すことが可能になると共に、洗い流した汚れ等を処置具挿通チャンネル20内に入り込ませること無く、収容室15に発生する水流によって内視鏡洗浄アタッチメント30の外部にスムーズに排出される。
したがって、内視鏡洗浄アタッチメント30を内視鏡先端構成部11から取り外した後、再度、処置具チャンネル20内を洗浄する作業を行うこと無く、洗浄作業を終了することができるので洗浄作業の効率が大幅に向上する。
なお、少なくともアタッチメント本体50のハーフパイプ部51を透明部材或いは半透明部材で形成して、係合部36をチャンネル孔23内に係合させる際の作業性の向上を図るようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、収容室15に発生する水流によって内視鏡洗浄アタッチメント30の外部にスムーズに排出するとしている。しかし、図7に示すように貫通孔54に排出用チューブ55を取り付けるようにしてもよい。
符号56は、固定リングである。この構成において、排出用チューブ55の延出端部を洗浄容器外に配置する。その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
このように構成した内視鏡洗浄アタッチメント30Aによれば、他端側開口34m2から噴出された洗浄液によって洗い流された汚物或いは残渣等は、発生する水流によって上述したように洗い流された後、矢印Y6fに示す水流によって排出用チューブ55内に導かれ、その後、矢印Y6gに示す水流によって排出用チューブ55の延出端部に向けて流され、洗浄容器外に排出される。
この結果、洗い流された汚れをより確実に収容室15の外部に排出して効率の良い洗浄を行うことができる。
なお、延出端部を吸引ポンプに接続することによって、他端側開口34m2から噴出された洗浄液によって洗い流された汚物或いは残渣等を、より確実に排出用チューブ55内に吸引して該チューブ延出端部から洗浄容器外に排出することができる。
また、図8に示すように当接部52Aを厚肉部57と突起部58とを設けたアタッチメント本体50Aを構成するようにしてもよい。
厚肉部57は、内面52aに内視鏡先端構成部11の傾斜面11bに当接する保持部57aを形作る。一方、突起部58は、内視鏡先端構成部11の下端面11cを保持する保持面58aを形作る。そして、保持部57aと保持面58aとは位置決め部を兼ねる係止凹部59を構成する。
このように、当接部52Aを厚肉部57と突起部58とを設けて構成した内視鏡洗浄アタッチメント30Bによれば、保持部57aと保持面58aとによって構成される係止凹部59によって内視鏡先端構成部11の先端側部を係止固定することができる。この結果、洗浄作業中に内視鏡洗浄アタッチメント30Aが内視鏡先端構成部11から脱落することを確実に防止してより洗浄作業性の向上を図ることができる。
また、上述した実施形態においては、処置具挿通チャンネル20と収容室15との連通状態を遮断した上で、他端側開口34m2から洗浄液を噴出させて、起上台回転軸17近傍及び隙間18の汚れ等が洗い流し、洗い流した汚れ等が処置具挿通チャンネル20内に入り込むことを防止している。しかし、図9に示すように収容室洗浄本体61を有する内視鏡洗浄アタッチメント30Cを構成して同様の作用及び効果を得ることができる。
図9に示す収容室洗浄本体61には流路62が設けられている。流路62は、第1の流路63と、第2の流路64と、を設けて構成されている。収容室洗浄本体61は、予め定めた形状に形作られており、本体部65と係合部66とが設けられている。
本体部65は、収容室15内において主に処置具起上台16の処置具配置面16aと絶縁凸部26の内側面26aとの間に配設される。係合部66は、本体部65の先端部であり、収容室15に通じる処置具挿通チャンネル20のチャンネル開口22からチャンネル孔23内及びチャンネル口金24内に着脱可能に係合配置されるように形作られている。
第1の流路63は、収容室洗浄本体61の長手軸61aに沿って設けられた細長で閉じた流路である。第1の流路63は、係合部66の係合部端面66aから予め定めた長さ寸法に設定された底面を有する穴である。
なお、底面の形状は、平面、凹曲面、凸曲面形状等、何れであってもよい。符号63mは、第1の流路63の開口である。
第2の流路64の軸(不図示)は、収容室洗浄本体61の長手軸61aに交差するように設定される。即ち、第2の流路64は、一端側開口64m1及び他端側開口64m2を有している。
一端側開口64m1は、第1の流路63の底面近傍で該第1の流路63に通じる開口である。他端側開口64m2は、本体部65の外表面に設けられた外表面開口である。他端側開口64m2は、内視鏡洗浄アタッチメント30Cが内視鏡先端構成部11に予め定めた状態に取り付けられたとき、起上台回転軸17及び隙間18に対向するように設けられている。他端側開口64m2の開口形状は、円形、楕円形、長孔形状等である。
他端側開口64m2は、流体装置が流体供給装置であるとき噴出口となり、流体装置が流体吸引装置であるとき吸引口となる。
上述のように収容室洗浄本体61を設けた内視鏡洗浄アタッチメント30Cの作用を説明する。
内視鏡洗浄アタッチメント30Cは、処置具挿通チャンネル20内の洗浄後、作業者によって、図9に示すように内視鏡先端構成部11に被せられる。この際、作業者は、収容室洗浄本体61の係合部66を処置具挿通チャンネル20のチャンネル開口22からチャンネル孔23内及びチャンネル口金内孔24i内に係合配置させるとともに、アタッチメント本体50のハーフパイプ部51を内視鏡先端構成部11に弾性固定部材53の付勢力に抗して配置する。
つまり、処置具挿通チャンネル20内矢印Y9aに示すように流れる洗浄液は、内視鏡洗浄アタッチメント30Cの第1の流路63に供給され、その後、矢印Y9bに示すように第1の流路63内を流れて一端側開口64m1を通過して第2の流路64内に流れ込む。
その後、洗浄液は、矢印Y9bに示すように他端側開口64m2から起上台回転軸17及び隙間18に向かって噴出され、起上台回転軸17に付着していた汚物或いは隙間18に付着していた残渣等を洗い流す。
また、他端側開口64m2から起上台回転軸17及び隙間18に向かって洗浄液を噴出することによって、収容室15内には隙間18側から矢印Y9cに示すように処置具起上台16の反対側面16bと収容室15の底面15bとの間の隙間を通過する水流、矢印Y9dに示すように処置具起上台16の先端面16cと収容室15の先端側側面15aとの間の隙間を通過する水流、矢印Y9eに示すように内視鏡外部に向かう水流、及び矢印9fに示すように貫通孔54を通過して内視鏡洗浄アタッチメント30Cの外部に向かう水流が発生する。
この結果、他端側開口64m2から噴出された洗浄液によって洗い流された汚物或いは残渣等は、発生する水流によって流された後、内視鏡洗浄アタッチメント30Cの外部にスムーズに排出されていく。
本実施形態によれば、洗浄作業において、フランジ31fに接続するシリンジを用意する必要が無いため、シリンジをフランジ31fに接続する作業を行うこと無く、処置具挿通チャンネル20内の洗浄を行った後、スムーズに収容室15内の洗浄作業に移行することができる。その他の作用及び効果は、内視鏡洗浄アタッチメント30を取り付けた場合と同様である。
なお、上述した実施形態においては、他端側開口34m2を噴出口としている。しかし、図10の(A)、(B)に示すように他端側開口34m2を吸引口にするようにしてもよい。
図10の(A)の内視鏡洗浄アタッチメント30において、作業者は、収容室洗浄本体31のフランジ31fに流体吸引装置を接続して洗浄作業を開始する。すると、流体吸引装置によって洗浄液が矢印Y6aに示すように吸引されていく。
即ち、流体吸引装置によって吸引を開始することによって、洗浄容器内の挿入部2には矢印6fに示すように内視鏡洗浄アタッチメント30の外部から貫通孔54を通過してアタッチメント本体50内に向かう水流、矢印Y6eに示すように内視鏡外部から収容室15内に向かう水流、矢印Y6dに示すように処置具起上台16の先端面16cと収容室15の先端側側面15aとの間の隙間を通過する水流、矢印Y6cに示すように処置具起上台16の反対側面16bと収容室15の底面15bとの間の隙間を通過して起上台回転軸17及び隙間18に向かい起上台回転軸17に付着していた汚物或いは隙間18に付着していた残渣等を洗い流す水流、矢印Y6bに示すように起上台回転軸17に付着していた汚物或いは隙間18に付着していた残渣等を他端側開口34m2から第2の流路34、一端側開口34m1を通過させて第1の流路33内に流入させる水流が発生する。そして、矢印Y6aに示す水流によって、第1の流路33内に流入された汚物或いは残渣等は、流体吸引装置で洗浄容器の外部に洗浄液と共にスムーズに排出されていく。
この結果、上述したように起上台回転軸17近傍及び隙間18の汚れ等が洗い流すことができる。また、洗い流した汚れ等が処置具挿通チャンネル20内に入り込むこと無く、外部にスムーズに排出することができる。
なお、図10の(B)の内視鏡洗浄アタッチメント30Cにおいて、作業者は、収容室15内の洗浄作業を行う際、処置具挿通口21に流体供給装置を接続すること無く流体吸引装置を接続して収容室15内の洗浄及び処置具挿通チャンネル20内の洗浄を行う。
即ち、流体吸引装置によって洗浄容器内の洗浄液の吸引を開始することによって矢印Y9aに示すように洗浄液が吸引されていく。
流体吸引装置によって吸引を開始することによって、洗浄容器内の挿入部2には矢印9fに示すように内視鏡洗浄アタッチメント30Cの外部から貫通孔54を通過してアタッチメント本体50内に向かう水流、矢印Y9eに示すように内視鏡外部から収容室15内に向かう水流、矢印Y9dに示すように処置具起上台16の先端面16cと収容室15の先端側側面15aとの間の隙間を通過する水流、矢印Y9cに示すように処置具起上台16の反対側面16bと収容室15の底面15bとの間の隙間を通過して起上台回転軸17及び隙間18に向かい起上台回転軸17に付着していた汚物或いは隙間18に付着していた残渣等を洗い流す水流、矢印Y9bに示すように起上台回転軸17に付着していた汚物或いは隙間18に付着していた残渣等を他端側開口34m2から第2の流路34、一端側開口34m1を通過させて第1の流路33内まで流入させる水流が発生する。そして、矢印Y6aに示す水流によって、第1の流路33内に流入された汚物或いは残渣等は、処置具挿通チャンネル20を流れて洗浄容器の外部に洗浄液と共にスムーズに排出されていく。
この結果、上述したように収容室15内の洗浄、起上台回転軸17近傍及び隙間18の汚れ等が洗い流す洗浄、及び処置具挿通チャンネル20内の洗浄を一度に行うことができる。また、洗い流した汚れ等は、処置具挿通チャンネル20内を通過して、外部にスムーズに排出することができる。
また、上述した実施形態においては、流路32を設けた収容室洗浄本体31の係合部36、或いは流路62を設けた収容室洗浄本体61の係合部66によって、処置具挿通チャンネル20と収容室15との連通状態を遮断する構成としている。しかし、図11に示す内視鏡洗浄アタッチメント30Dを構成して同様の作用及び効果を得ることができる。
図11に示す内視鏡洗浄アタッチメント30Dは、流体路形成部材70と、閉塞部材80と、例えばアタッチメント本体50Aと、を有する。
閉塞部材80は、予め定めた形状に形作られ、本体部81と係合部82とが設けられている。本体部81は、上述した本体部35と同様に収容室15内において主に処置具起上台16の処置具配置面16aと絶縁凸部26の内側面26aとの間に配設される。
係合部82は、本体部81の先端部であり、収容室15に通じる処置具挿通チャンネル20のチャンネル開口22からチャンネル孔23内及びチャンネル口金24内に着脱可能に係合配置されるように形作られている。本実施形態においては、例えば凸字形状である。
流体路形成部材70は、予め定めた形状に形作られ、長手軸71に沿った流路72を有している。符号70fはフランジであり、流体装置である例えばシリンジ(不図示)のルアーロック口金が一体に取り付けられる。
流路72は、一端側開口73と他端側開口74とを有する。一端側開口73は、フランジ端面に形成された開口である。他端側開口74は、流体路形成部材先端面に設けられた開口である。他端側開口74は、内視鏡洗浄アタッチメント30Dが内視鏡先端構成部11に予め定めた状態に取り付けられたとき、起上台回転軸17及び隙間18に対向するように設けられている。他端側開口74の開口形状は、円形、楕円形、長孔形状等である。
そして、他端側開口74は、上述したように、フランジ70fに接続される流体装置が流体供給装置であるときには噴出口となり、流体装置が流体吸引装置であるときには吸引口となる。
なお、符号53Aは、弾性固定部材であり、弾性固定部材53Aは、ハーフパイプ部51の内周面に設けられた半周溝内に配設されている。
その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材に同符号を付して説明を省略する。
上述のように構成した内視鏡洗浄アタッチメント30Dを内視鏡先端構成部11に取り付けることによって、閉塞部材80の係合部82によって処置具挿通チャンネル20と収容室15との連通状態が遮断することができる。
また、内視鏡洗浄アタッチメント30Dを内視鏡先端構成部11に取り付けた状態において、流路72の他端側開口74を起上台回転軸17及び隙間18に対向して配置させることができる。
したがって、上述した実施形態と同様に他端側開口74から噴出させた洗浄液によって上述したように起上台回転軸17及び隙間18の汚れ等を洗い流すことができると共に、発生する水流によって洗い流した汚れを処置具挿通チャンネル20内に入り込ませること無く収容室15に発生する水流によって内視鏡洗浄アタッチメント30Dの外部にスムーズに排出することができる。
なお、本図においては、内視鏡洗浄アタッチメント30Dが内視鏡先端構成部11に予め定めた状態に取り付けられたとき、他端側開口74が起上台回転軸17及び隙間18に対向するように設けられるとしている。しかし、破線に示すように内視鏡洗浄アタッチメント30Dが内視鏡先端構成部11に予め定めた状態に取り付けられたとき、他端側開口74が処置具起上台16の先端面16cと収容室15の先端側側面15aとの間の隙間に配置されるようにしてもよい。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…側視型内視鏡(内視鏡) 2…挿入部 3…操作部 4…ユニバーサルコード
5…先端部 6…湾曲部 7…可撓管部 8…外周側面 8c…切欠平面
9a、9b…湾曲操作ノブ 10…起上レバー 11…内視鏡先端構成部
11a…先端面 11b…傾斜面 11c…下端面 12…先端カバー 13…照明窓
14…観察窓 15…収容室 15a…先端側側面 15b…底面 15m…収容室開口
16…処置具起上台 16a…処置具配置面 16b…反対側面 16c…先端面
17…起上台回転軸 18…隙間 20…処置具挿通チャンネル 21…処置具挿通口
22…チャンネル開口 23…チャンネル孔 24…チャンネル口金
24i…チャンネル口金内孔 25…チャンネルチューブ 26…絶縁凸部
26a…内側面 30−30D…内視鏡洗浄アタッチメント 31…収容室洗浄本体
31a…長手軸 31f…フランジ 32…流路 33…第1の流路 33m…開口
34…第2の流路 34m1…一端側開口 34m2…他端側開口 35…本体部
35a…本体端面 36…係合部 50、50A…アタッチメント本体
51…ハーフパイプ部 52…当接部 52a…内面 53、53A…弾性固定部材
54…貫通孔 55…排出用チューブ 56…固定リング 57…厚肉部
57a…保持部 58…突起部 58a…保持面 59…係止凹部
61…収容室洗浄本体 61a…長手軸 62…流路 63…第1の流路 63m…開口
64…第2流路 64m1…一端側開口 64m2…他端側開口 65…本体部
66…係合部 66a…係合部端面 70…流体路形成部材 70f…フランジ
71…長手軸 72…流路 73…一端側開口 74…他端側開口 80…閉塞部材
81…本体部 82…係合部 100…処置具起上台 101…内視鏡先端構成部
102…収容室 103…絶縁突起 104…シリンジ 105…軸
106…洗浄液噴出口 107…隙間 108…処置具挿通チャンネル

Claims (7)

  1. 挿入部の先端側を構成する内視鏡先端構成部に着脱自在に配設されるアタッチメント本体と、
    前記内視鏡先端構成部に形成され回転軸を中心に回動自在な処置具起上台が配設される収容室に通じる処置具挿通チャンネルの開口からチャンネル内に着脱可能であり、係合状態において前記処置具挿通チャンネルと前記収容室との間を遮断する係合部と、流体装置が接続される第1の開口を一端に有し、前記起上台の回転軸近傍に向けて開口された第2の開口を他端に有する流路と、を有する本体部を設けた収容室洗浄本体と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗浄アタッチメント。
  2. 挿入部の先端側を構成する内視鏡先端構成部に着脱自在に配設されるアタッチメント本体と、
    前記内視鏡先端構成部に形成された、起上台回転軸を軸中心に回動自在な処置具起上台が配設される、収容室に通じる処置具挿通チャンネルのチャンネル開口からチャンネル孔内に着脱可能であって、係合状態において、前記処置具挿通チャンネルと前記収容室との連通状態を遮断する係合部、及び前記係合部に連設し流体装置が接続される接続部を有する接続部端面に開口を有する細長で閉じた第1の流路、および、前記第1の流路の長手軸に交差するように設けられ、該第1の流路の閉部近傍で当該第1の流路に通じる一端側開口及び、前記第1の流路と該一端側開口を介して通じ、前記起上台回転軸近傍に向けて開口された他端側開口を形成した第2の流路を有して構成された流路を有する本体部を設けた収容室洗浄本体と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗浄アタッチメント。
  3. 前記第2の流路の他端側開口は、前記本体部の側周面に設けられた外表面の開口であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗浄アタッチメント。
  4. 前記第2の流路の他端側開口は、噴出口、又は、吸引口と成り得ることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡洗浄アタッチメント。
  5. 前記アタッチメント本体は、前記内視鏡先端構成部の先端面に当接する位置決め部を有することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗浄アタッチメント。
  6. 前記アタッチメント本体には、該アタッチメント本体の外周面と内周面とを結ぶ貫通孔が設けられ、前記貫通孔の内周面側の開口は、前記鉗子起上台の先端面と前記収容室の先端側側面との間の隙間に対向する位置に形成されることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡洗浄アタッチメント。
  7. 前記貫通孔に排出用チューブを設けたことを特徴とする請求項6に記載の内視鏡洗浄アタッチメント。
JP2014064167A 2014-03-26 2014-03-26 内視鏡洗浄アタッチメント Active JP6203100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064167A JP6203100B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 内視鏡洗浄アタッチメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064167A JP6203100B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 内視鏡洗浄アタッチメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015181914A true JP2015181914A (ja) 2015-10-22
JP6203100B2 JP6203100B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=54349134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014064167A Active JP6203100B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 内視鏡洗浄アタッチメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6203100B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018016125A1 (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 オリンパス株式会社 内視鏡用先端アタッチメント
EP3384823A4 (en) * 2016-04-25 2019-07-31 Olympus Corporation PREPARATION DEVICE FOR ENDOSCOPES
JPWO2018079792A1 (ja) * 2016-10-28 2019-09-19 オリンパス株式会社 内視鏡、及び内視鏡の起上台洗浄方法
WO2020084735A1 (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 オリンパス株式会社 内視鏡アタッチメントおよび内視鏡システム
US11337599B2 (en) * 2016-08-26 2022-05-24 Olympus Corporation Washing tool and endoscope system
US11419489B2 (en) 2018-01-31 2022-08-23 Olympus Corporation Cleaning tool for insertion instrument

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58133230A (ja) * 1982-02-02 1983-08-08 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡におけるワイヤ案内管の洗浄装置
JPH08196505A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用管路切換え装置
WO2008101286A1 (en) * 2007-02-21 2008-08-28 Carern Marketing Pty Ltd A channel seal for an endoscope

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58133230A (ja) * 1982-02-02 1983-08-08 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡におけるワイヤ案内管の洗浄装置
JPH08196505A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用管路切換え装置
WO2008101286A1 (en) * 2007-02-21 2008-08-28 Carern Marketing Pty Ltd A channel seal for an endoscope

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3384823A4 (en) * 2016-04-25 2019-07-31 Olympus Corporation PREPARATION DEVICE FOR ENDOSCOPES
WO2018016125A1 (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 オリンパス株式会社 内視鏡用先端アタッチメント
CN109475287A (zh) * 2016-07-19 2019-03-15 奥林巴斯株式会社 内窥镜用顶端附件
JPWO2018016125A1 (ja) * 2016-07-19 2019-04-25 オリンパス株式会社 内視鏡用先端アタッチメント
US11344181B2 (en) 2016-07-19 2022-05-31 Olympus Corporation Endoscope tip attachment
US11337599B2 (en) * 2016-08-26 2022-05-24 Olympus Corporation Washing tool and endoscope system
JPWO2018079792A1 (ja) * 2016-10-28 2019-09-19 オリンパス株式会社 内視鏡、及び内視鏡の起上台洗浄方法
US11419489B2 (en) 2018-01-31 2022-08-23 Olympus Corporation Cleaning tool for insertion instrument
WO2020084735A1 (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 オリンパス株式会社 内視鏡アタッチメントおよび内視鏡システム
JPWO2020084735A1 (ja) * 2018-10-25 2021-09-16 オリンパス株式会社 内視鏡アタッチメントおよび内視鏡システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6203100B2 (ja) 2017-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6203100B2 (ja) 内視鏡洗浄アタッチメント
CN109640783B (zh) 清洗器具和内窥镜系统
JP5220435B2 (ja) 洗浄チューブ、及び内視鏡洗浄消毒装置
US10321806B2 (en) Endoscope and rigid distal end portion of endoscope
JP4951259B2 (ja) 内視鏡管路洗滌ブラシカセット
JP5032272B2 (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP6001215B2 (ja) 挿入機器の洗浄具
KR20090049021A (ko) 내시경 세정 소독 장치
JP6830876B2 (ja) 内視鏡
JP6723942B2 (ja) 内視鏡
JP2014046167A (ja) 内視鏡
CN108471936B (zh) 内窥镜再生处理器具
JPWO2016059919A1 (ja) 挿入機器の洗浄具
JP2971608B2 (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP5399342B2 (ja) 内視鏡用洗浄アダプタ
JP2010057728A (ja) 配管接続アダプタ
JP2009153862A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
WO2020003457A1 (ja) 内視鏡洗浄具
US20180116495A1 (en) High-pressure endoscope cleaning device
JP6712554B2 (ja) 内視鏡用洗浄治具
JP7216226B2 (ja) 内視鏡
JP7289369B2 (ja) 内視鏡
WO2019230076A1 (ja) 内視鏡
JP4505300B2 (ja) 内視鏡
JP2009183470A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170829

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6203100

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250