JP2014046167A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体の供給のみにより処置具起上台の背面側を確実に洗浄することができる構成を有する内視鏡を提供する。
【解決手段】先端部6内に設けられた処置具起上台33と、処置具起上台33に形成された孔部33hに遊嵌状態において挿入されるとともに一部が回動に伴い孔部33hに係止自在な形状を有する、処置具起上台33を回動に伴い起上または倒置させる牽引硬質部材と、先端が牽引硬質部材に固定された牽引または弛緩により牽引硬質部材を回動させるワイヤと、操作部に設けられた、ワイヤを牽引弛緩する操作部材と、を具備し、処置具起上台33は、ワイヤの牽引操作が非操作の際、倒置位置と起上により孔部33hに牽引硬質部材の一部が係止される係止位置との間において回動自在に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、被検体内に挿入される挿入部の挿入方向の先端側に位置する先端部内に処置具起上台が設けられた内視鏡に関する。
近年、消化管系及び膵胆管系等にある疾患部分を、内視鏡の挿入部の挿入方向の先端側(以下、単に先端側と称す)に位置する先端部の側面に観察光学系が設けられた、所謂側視型内視鏡(以下、単に内視鏡と称す)を用いて観察、処置することが行われている。
この内視鏡を用いた膵胆管系等の処置としては、内視鏡によって胆管や膵管を造影する診断処置の他、総胆管等に存在する胆石をバルーンや把持処置具により回収する治療的処置等が挙げられる。
また、膵管、胆管、または肝管等の内視鏡処置に際し、膵管、胆管、または肝管等は非常に径が小さい管故、内視鏡挿入部の先端部を、直接これらの管に挿入することは困難である。
このため、膵管、胆管、または肝管等の内視鏡処置の際は、通常、内視鏡の挿入部の先端部を十二指腸乳頭付近まで挿入し、そこからX線透視下において、先端部の側面に形成された挿入部内に設けられた処置具挿通用チャンネルのチャンネル開口部からガイドワイヤを突出させて上述した管に挿入し、該ガイドワイヤをガイドにしてカテーテル等の処置具を膵管、胆管、または肝管に選択的に挿入する手法が用いられている。
また、処置具挿通用チャンネル内においてチャンネル開口部に臨む先端部内の位置に設けられるとともに、処置具挿通用チャンネルに挿通されたガイドワイヤまたは処置具の進行方向を起上により先端部側面のチャンネル開口部側へと可変させる処置具起上台を用いて、チャンネル開口部を介してガイドワイヤまたは処置具を上述した管に挿入する構成も周知である。
特許文献1には、処置具起上台の倒置状態において、処置具起上台のガイドワイヤまたは処置具等を起上する起上面とは反対側の背面が先端部内の部材に当接することにより、処置具起上台の倒置位置を規定する構成が開示されている。
特開2008−017859号公報
ところで、処置具起上台は、通常、処置具起上台に牽引硬質部材が固定され、該牽引硬質部材が挿入部内に挿通されたワイヤが内視鏡の操作部に設けられた操作部材が操作されることによって牽引され一方向に回転されることにより、倒置状態から起上される構成を有しているのが一般的である。よって、倒置状態においては、ワイヤが牽引されない限り処置具起上台は起上し難くなっている。尚、内視鏡が未使用の際、処置具起上台は倒置状態を維持している。
ここで、使用後の内視鏡は、再度使用するため確実に洗浄する必要があることから、内視鏡の外表面に限らず上述した処置具挿通用チャンネルや処置具起上台も確実に洗浄する必要がある。
ところが、特許文献1に開示された内視鏡の構成では、倒置状態においては処置具起上台の背面が先端部内の部材に当接しているため、上述したように倒置状態の処置具起上台はワイヤが非牽引の際は起上し難いことから単に処置具挿通用チャンネルに洗浄液を供給するだけでは処置具起上台の背面側に洗浄液が回り込み難く背面側が洗浄し難いといった問題があった。
このような問題に鑑み、処置具起上台の背面が先端部内の部材と非接触な構成も周知ではあるが、このような構成においても処置具起上台の背面と先端部内の部材との間隙は僅かであることから、単に処置具挿通用チャンネルに洗浄液を供給するだけでは処置具起上台の背面側に洗浄液が回り込み難く処置具起上台の背面側が洗浄し難いばかりか処置具起上台の倒置位置の規定が難しいといった問題があった。
また、ワイヤを牽引し処置具起上台を起上させた状態で、処置具起上台の起上位置またはワイヤの牽引状態を固定することにより、処置具起上台を起上させたままで処置具挿通用チャンネルに洗浄液を供給すれば処置具起上台の背面側を洗浄することはできるが、処置具起上台の起上状態を固定する機構が別途必要になるといった問題があった。
よって、現状では、例えば既知の内視鏡洗浄消毒装置を用いて内視鏡の洗浄消毒を行う前に、処置具起上台を起上させた後、ブラシ等を用いて処置具起上台の背面側を予備洗浄する手法を用いているが、該予備洗浄は大変煩雑である。
尚、以上のことは洗浄液に限定されず、消毒処理の際用いる消毒液や、濯ぎ処理の際用いる濯ぎ水や、乾燥処理の際用いるアルコールやエア等の流体を処置具起上台に供給する場合でも同様である。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、流体の供給のみにより処置具起上台の背面側を確実に洗浄することができる構成を有する内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の一態様による内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部の挿入方向の先端側に位置する先端部内に設けられた、前記挿入部内に設けられた処置具挿通用チャンネルに挿通された処置具を、起上に伴い所望の位置へと誘導する処置具起上台と、前記処置具起上台に形成された孔部に遊嵌状態において挿入されるとともに一部が回動に伴い前記孔部に係止自在な形状を有する、前記一部が前記孔部に係止された状態において前記処置具起上台を回動に伴い起上または倒置させる牽引硬質部材と、前記挿入部内に挿通されるとともに前記挿入方向の先端が前記牽引硬質部材に固定された、前記挿入方向の後方への牽引または前記挿入方向の前方への弛緩により前記牽引硬質部材を回動させるワイヤと、前記挿入部の前記挿入方向の基端に連設された操作部に設けられた、前記ワイヤを牽引弛緩する操作部材と、を具備し、前記処置具起上台は、前記操作部材による前記ワイヤの牽引操作が非操作の際、倒置位置と起上により前記孔部に前記牽引硬質部材の前記一部が係止される係止位置との間において回動自在に構成されている。
また、本発明の他態様による内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部の挿入方向の先端側に位置する先端部内に設けられた、前記挿入部内に設けられた処置具挿通用チャンネルに挿通された処置具を、起上に伴い所望の位置へと誘導する処置具起上台と、前記処置具起上台に固定された、前記処置具起上台を回動に伴い起上または倒置させる牽引硬質部材と、前記挿入部内に挿通されるとともに前記挿入方向の先端に設けられた先端部材が前記牽引硬質部材に形成された孔部に遊嵌状態において挿入された、前記挿入方向の後方への牽引または前記挿入方向の前方への弛緩により前記孔部に前記先端部材を係止させて前記牽引硬質部材を回動させるワイヤと、前記挿入部の前記挿入方向の基端に連設された操作部に設けられた、前記ワイヤを牽引弛緩する操作部材と、を具備し、前記処置具起上台は、前記操作部材による前記ワイヤの牽引操作が非操作の際、前記倒置位置と起上により前記孔部に前記先端部材が係止される係止位置との間において回動自在に構成されている。
本発明によれば、流体の供給のみにより処置具起上台の背面側を確実に洗浄することができる構成を有する内視鏡を提供することができる。
本実施の形態を示す内視鏡と周辺装置とから構成された内視鏡装置の一例を概略的に示す斜視図 図1の挿入部の先端部を、図1中のII方向から拡大してみた部分斜視図 図2中のIII-III線に沿う先端部の部分断面図 図3の先端部を、図3中のIV方向からみた部分断面図 図3、図4の牽引硬質部材を、ワイヤの先端側とともに拡大して示す斜視図 図2の処置具起上台が倒置位置における孔部での牽引硬質部材の位置を示す図 処置具起上台が倒置位置と起上により孔部に牽引硬質部材の一部が係止される係止位置との間において回動自在な状態を示す図 図6、図7の処置具起上台が起上された状態を示す図 図4中のIXで囲んだ牽引硬質部材の第2の部位において、先端部材が挿入される孔部を長孔にした構成を、先端部材及びワイヤとともに示す部分斜視図 図9の長孔における先端部材の動きを概略的に示す図 図2の先端部に装着自在な全ての外表面に開口を有するキャップを示す斜視図 図11のキャップを図3の先端部に装着し、係止爪により処置具起上台の起上を固定した状態を概略的に示す部分断面図 図2の先端部に装着自在な装着口を除いて全ての外表面が塞がれたキャップを示す斜視図、 図13のキャップを図3の先端部に装着し、係止爪により処置具起上台の起上を固定した状態を概略的かつ部分的に示す部分断面図 図3の先端硬質部に、処置具挿通用チャンネルと処置具起上台の基端における底部との間を連通する流体供給路を設けた構成を示す図 図2の処置具起上台の側面に溝を設けた構成を示す図 図2の先端部に装着自在であるとともに、装着後、送気送水用のノズルが嵌入される送液通路を有するキャップを示す斜視図 図17中のXVIII-XVIII線に沿うキャップ及びノズルの部分断面図 先端硬質部の処置具起上台の側面に対向する面に、挿入方向Sに沿って溝を設けた構成を示す部分斜視図 図19中のIIX-IIX線に沿う先端硬質部、先端カバー、処置具起上台の部分断面図 図3とは異なる構成を有する先端部の部分断面図 図21の先端部を、図21中のIIXII方向からみた部分断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態を示す内視鏡と周辺装置とから構成された内視鏡装置の一例を概略的に示す斜視図である。
図1に示すように、内視鏡装置100は、側視型の内視鏡1と周辺装置10とにより構成されている。内視鏡1は、被検体内に挿入される挿入部2と、該挿入部の挿入方向Sの基端(以下、単に基端と称す)に連設された操作部3と、該操作部3から延出されたユニバーサルコード5と、該ユニバーサルコード5の延出端に設けられたコネクタ19とを具備して主要部が構成されている。
周辺装置10は、架台26に載置された、光源装置21と、ビデオプロセッサ22と、光源装置21とビデオプロセッサ22とを電気的に接続する接続ケーブル23と、モニタ25とを具備している。
また、このような構成を有する内視鏡1と周辺装置10とは、コネクタ19により互いに接続されている。
コネクタ19は、例えば周辺装置10の光源装置21に接続されている。コネクタ19に、後述する処置具挿通用チャンネル44(図3参照)の基端が接続された図示しない口金と、挿入部2、操作部3、ユニバーサルコード5内に挿通された図示しないライトガイドの基端を構成する図示しないライトガイド口金や、挿入部2、操作部3、ユニバーサルコード5内に挿通されるとともに処置具挿通用チャンネル44に連通する吸引管路の口金や、電気接点部等が設けられている。
ライトガイドは、光源装置21からの照明光を、先端部6の後述する照明レンズ36(図2参照)に送り、被検体内に拡開照射するものである。
内視鏡1の操作部3に、湾曲操作ノブ3aと、送気送水操作釦3bと、吸引操作釦3cと、後述する処置具起上台33(図2参照)を起上または降下させる後述するワイヤ61(図4参照)を牽引弛緩する際、回動操作される操作部材である処置具起上台操作ノブ(以下、単に操作ノブと称す)3dと、処置具55(図2参照)を内視鏡1の挿入部2内において挿入方向Sに沿って設けられた処置具挿通用チャンネル44に挿入するための処置具挿入口3eとが設けられている。
内視鏡1の挿入部2は、該挿入部2の先端側に位置する先端部6と、該先端部6の基端に連設された湾曲部7と、該湾曲部7の基端に連設された可撓管部8とにより構成されている。
湾曲部7は、操作部3に設けられた湾曲操作ノブ3aにより、例えば上下左右の4方向に湾曲操作されるものである。
次に、図1の挿入部の先端部の構成について、図2〜図8を用いて示す。図2は、図1の挿入部の先端部を、図1中のII方向から拡大してみた部分斜視図、図3は、図2中のIII-III線に沿う先端部の部分断面図、図4は、図3の先端部を、図3中のIV方向からみた部分断面図、図5は、図3、図4の牽引硬質部材を、ワイヤの先端側とともに拡大して示す斜視図である。
また、図6は、図2の処置具起上台が倒置位置における孔部での牽引硬質部材の位置を示す図、図7は、処置具起上台が倒置位置と起上により孔部に牽引硬質部材の一部が係止される係止位置との間において回動自在な状態を示す図、図8は、図6、図7の処置具起上台が起上された状態を示す図である。
図2に示すように、先端部6の外周面には、先端部6を構成する後述する先端硬質部41の一外周面側が切り欠かれた凹陥状の切欠部6kが形成されており、この切欠部6kの一外周面に、処置具挿通用チャンネル44(図3参照)の先端部6の開口であるチャンネル開口部32が設けられている。
また、切欠部6kの一外周面であって、チャンネル開口部32の近傍に、先端部6内に設けられた図示しない撮像ユニットの対物レンズ34と、照明光学系の照明レンズ36とが設けられている。
さらに、先端部6の切欠部6kにおける挿入方向Sの基端側(以下、単に基端側と称す)の切欠部6kによって形成された壁面6gに、送気送水用のノズル35が突設されている。このノズル35は、操作部13の送気送水操作釦3bの釦操作により、対物レンズ34の外表面に水や空気等の流体を吹き付けて、対物レンズ34の外表面の洗浄を行うものである。
また、図3、図4に示すように、先端部6は、例えば金属から構成された先端硬質部41と、該先端硬質部41の周囲を、チャンネル開口部32、対物レンズ34、照明レンズ36を除いて覆う先端カバー43とから主要部が構成されている。尚、先端カバー43は、例えば非導電性部材により構成されており、先端硬質部41に接着剤等にて固定されている。
尚、図3、図4における先端部の断面図においては、図面を簡略化するため、処置具55は省略して示している。
先端硬質部41に、挿入方向Sに沿って、長孔41aが形成されており、該長孔41aに接続パイプ90が嵌合されている。また、接続パイプ90の基端の外周に、内部に処置具挿通用チャンネル44を構成するチューブ93の先端側が固定されている。
よって、接続パイプ90内はチューブ93内に連通することから接続パイプ90内も処置具挿通用チャンネル44を構成している。尚、チューブ93は、上述した吸引管路を構成している。即ち、処置具挿通用チャンネル44は、吸引管路を兼ねている。吸引管路は、吸引操作釦3cの釦操作により、被検体内の異物や液体等を吸引する管路である。
さらに、接続パイプ90の挿入方向Sの先端(以下、単に先端と称す)の開口は、先端部6内において、先端硬質部41と先端カバー43とにより構成される空間91に連通している。よって、空間91も処置具挿通用チャンネル44を構成している。
ここで、図2〜図4に示すように、先端部6内の空間91におけるチャンネル開口部32の近傍に、処置具挿入口3eから処置具挿通用チャンネル44内に挿入された処置具55の進行方向を、挿入方向Sからチャンネル開口部32側へと可変することにより、起上に伴い処置具55を被検体内の所望の位置へと誘導する処置具起上台33が設けられている。
処置具起上台33のチャンネル開口部32に対向する面は、処置具55をチャンネル開口部32へと誘導する誘導面33yを構成しており、該誘導面33yには、処置具55が嵌入自在な溝等が形成されている。
尚、処置具起上台33は、処置具55に限らず、処置具55を被検体内の被検部位へと誘導する既知のガイドワイヤの進行方向も可変する。
処置具起上台33は、操作ノブ3dの回動操作によって、挿入部2及び操作部3内に挿通された後述するワイヤ61(図3参照)の挿入方向Sに沿った牽引または弛緩により、図3の実線及び1点鎖線に示すように起上または倒置自在となっている。
具体的には、処置具起上台33は、図3に示すように、断面が略三角形状を有しており、空間91の図3中下側に位置する基端を中心として、先端側が回動方向Pにおいて回動することにより起上または倒置自在となっている。
尚、処置具起上台33の最大起上位置は、図3の1点鎖線に示すように、先端部6の上述した壁面6gを構成する先端硬質部41に設けられた絶縁部材から構成された受け部材47に、処置具起上台33の先端側の誘導面33yが当接することにより規定され、処置具起上台33の倒置位置は、処置具起上台33の背面33bが先端カバー43に当接することにより規定されている。
処置具起上台33の基端の回動中心となる位置に、図3に示すように孔部33hが形成されており、該孔部33hに、図5に示すように牽引硬質部材60が挿入されている。
具体的には、図5に示すように、牽引硬質部材60は、孔部33hに挿入される第1の部位60aと、該第1の部位60aに一体的に形成されるとともにワイヤ61の先端が固定された第2の部位60bとから構成されており、ワイヤ61の牽引または弛緩により回動自在となっている。
第1の部位60aは、図3、図6〜図8に示すように孔部33hに遊嵌状態において挿入されているとともに、牽引硬質部材60の回動に伴い一部が孔部に係止自在な形状を有している。逆に言えば、孔部33hは、第1の部位60aが遊嵌状態で挿入され、牽引硬質部材60の回動に伴い第1の部位60aの一部が孔部33hに係止自在な形状を有している。
尚、第1の部位60a及び孔部33hの形状は、上述したように、第1の部位60aが孔部30hに遊嵌状態で挿入でき、牽引硬質部材60の回動に伴い第1の部位60aの一部が孔部33hに係止自在な形状であれば、図3、図6〜図8に示す形状に限定されずどのような形状であっても構わない。
尚、第1の部位60aは、一部が孔部33hに係止された状態において、処置具起上台33を起上または倒置させる部位を構成している。
第2の部位60bには、図5に示すように、ワイヤ61の先端側が挿通される切り欠き64と、該切り欠き64に連通するとともに、ワイヤ61の先端に設けられた先端部材66が挿入されて固定される孔部65とが形成されている。
ワイヤ61は、挿入部2及び操作部3内において挿入方向Sに沿って挿通されており、操作ノブ3dによって挿入方向Sの後方(以下、単に後方と称す)への牽引または挿入方向Sの前方(以下、単に前方と称す)への弛緩により、先端に設けられた先端部材66が孔部65に固定された牽引硬質部材60を回動させることにより、処置具起上台33を起上または倒置させるものである。
ここで、牽引硬質部材60の第1の部位60aは、処置具起上台33が図3の実線に示す倒置位置においては、図6に示すように、一部が孔部33hに係止した状態となっている。
この図6に示す倒置位置から操作ノブ3dが僅かに操作され、ワイヤ61が僅かに牽引された結果、牽引硬質部材60が僅かに時計周りに回転すると、図7の点線に示すように、孔部33h内において牽引硬質部材60の第1の部位60aは孔部33hに非接触状態となる。尚、この状態においては、単に孔部33h内において第1の部位60aが僅かに時計周りに回転しただけであることから、処置具起上台33は倒置状態のままである。
この図7に示す第1の部位60aが孔部33hに非接触な状態においては、操作ノブ3dが非操作状態の際、即ちワイヤ61の牽引操作が非操作の際であっても、処置具起上台33は、図6及び図7の実線に示すように第1の部位60aの一部が孔部33hに係止する倒置位置と、図7の1点鎖線に示すように起上により孔部33hに第1の部位60aの一部が係止される係止位置との間において回動自在となっている。
さらに、処置具起上台33は、図7に示す第1の部位60aが孔部33hに非接触な状態から、操作ノブ3dの一方向への回転操作によりワイヤ61が後方に牽引され、牽引硬質部材60が一方向に回転されると、図8に示すように、第1の部位60aの一部が孔部33hに係止されたまま牽引硬質部材60の一方向への回転に伴い、上述したように、処置具起上台33の先端側の誘導面33yが受け部材47に当接する最大起上位置まで孔部33hを回転軸とする時計周り方向への回転に伴って起上する。
尚、処置具起上台33の倒置動作は、起上動作とは全く反対であり、操作ノブ3dの他方向への回転操作によりワイヤ61が前方に弛緩され、牽引硬質部材60が他方向に回転されると、牽引硬質部材60の他方向への回転に伴い、上述したように、処置具起上台33の背面33bが先端カバー43に当接するとともに第1の部位60aの一部が孔部33hに係止される倒置位置まで孔部33hを回転軸とする反時計周り方向への回転に伴って降下する。
このように、本実施の形態においては、牽引硬質部材60の第1の部位60aは、処置具起上台33の孔部33hに対し遊嵌状態で嵌入されており、図7に示す第1の部位60aが孔部33hに非接触な状態において、操作ノブ3dが非操作状態の際、即ちワイヤ61の牽引操作が非操作の際、処置具起上台33は、図6及び図7の実線に示すように第1の部位60aの一部が孔部33hに係止する倒置位置と、図7の1点鎖線に示すように起上により孔部33hに第1の部位60aの一部が係止される係止位置との間において回動自在になっていると示した。
このことによれば、処置具起上台33が倒置状態において内視鏡1の洗浄を、例えば既知の洗浄消毒装置を用いて行う際、牽引硬質部材60の第1の部位60aを孔部33hに非接触となるよう位置させておけば、処置具挿通用チャンネル44に処置具挿入口3eやコネクタ19の吸引管路の口金から、またはチャンネル開口部32を介して流体である洗浄液Rを供給し、処置具起上台33に洗浄液Rを供給するだけで、処置具起上台33は、操作ノブ3dによるワイヤ61の牽引操作が行われていなくとも、孔部33hに第1の部位60aの一部が係止される倒置位置と係止位置との間において回動自在となる。
よって、洗浄液Rの供給に伴い、背面33bが先端カバー43から自動的に離間するため、容易に洗浄液Rを背面33b側に進入させることができることから背面33b側の洗浄を確実に行うことができる。即ち、処置具起上台33の予備洗浄が不要となる。
以上から、流体の供給のみにより処置具起上台33の背面33b側を確実に洗浄することができる構成を有する内視鏡1を提供することができる。
(第2実施の形態)
図9は、図4中のIXで囲んだ牽引硬質部材の第2の部位において、先端部材が挿入される孔部を長孔にした構成を、先端部材及びワイヤとともに示す部分斜視図、図10は、図9の長孔における先端部材の動きを概略的に示す図である。
この第2実施の形態の内視鏡の構成は、上述した図1〜図8に示した第1実施の形態の内視鏡と比して、牽引硬質部材の第1の部位は、処置具起上台33の孔部に固定され、ワイヤの先端に設けられた先端部材は、牽引硬質部材の第2の部位に形成された孔部に遊嵌状態で挿入されている点が異なる。よって、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9に示すように、本実施の形態においては、牽引硬質部材60の第2の部位60bにおいて、ワイヤ61の先端に設けられた先端部材66が挿入される孔部65には、先端部材66が遊嵌状態で挿入されている。
尚、本実施の形態においては、孔部65は、回動方向Pに沿って細長な長孔に形成されている。
先端部材66は、長孔の孔部65において、処置具起上台33が倒置位置においては、孔部65に非接触となるよう回動方向Pにおける略中央に挿入されており、図10に示すように、孔部65の回動方向Pの一端65aと他端65bとの間において移動自在となっている。
ワイヤ61は、操作ノブ3dの一方向への回転操作による後方へのワイヤ61の牽引に伴って孔部65における回動方向Pの一端65aに先端部材66を係止させて牽引硬質部材60を時計周りに回転させることによって処置具起上台33を起上させるとともに、操作ノブ3dの他方向への回転操作による前方へのワイヤ61の弛緩に伴って孔部65における回動方向Pの他端65bに係止させて牽引硬質部材60を反時計周りに回転させることにより、処置具起上台33を倒置させる。
尚、本実施の形態においては、図示しないが第1実施の形態とは異なり、牽引硬質部材60の第1の部位60aは、処置具起上台33の孔部33hに対して挿入後、固定されている。よって、牽引硬質部材60の回動に伴い、必ず処置具起上台33は回動するよう構成されている。また、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。
よって、処置具起上台33は、操作ノブ3dによるワイヤ61の牽引操作が非操作の際、倒置位置と、起上により先端部材66が孔部65の一端65aに係止される係止位置との間において回動自在となっている。
このような構成によれば、処置具起上台の倒置位置においては、先端部材66が孔部65に非接触となるよう回動方向Pにおける略中央に挿入されていることから、操作ノブ3dによるワイヤ61の牽引操作が行われていなくとも、牽引硬質部材60は、先端部材66が孔部65の一端65aと他端65bといずれかに係止される係止位置まで、処置具起上台33への処置具挿通用チャンネル44を介した流体の供給のみで回動自在となる。即ち、牽引硬質部材60の第1の部位60aが固定された処置具起上台33も回動位置と係止位置との間において回動自在となる。
このことから、処置具挿通用チャンネル44に処置具挿入口3eやコネクタ19の吸引管路の口金から、またはチャンネル開口部32を介して洗浄液Rを供給し、処置具起上台33に洗浄液Rを供給するだけで、背面33bが先端カバー43から自動的に離間するため、容易に洗浄液Rを背面33b側に進入させることができることから背面33b側の洗浄を確実に行うことができる。即ち、処置具起上台33の予備洗浄が不要となる。
以上から、流体の供給のみにより処置具起上台33の背面33b側を確実に洗浄することができる構成を有する内視鏡1を提供することができる。
また、以下、予備洗浄無しに、処置具挿通用チャンネル44への流体の供給のみにより処置具起上台33の背面33b側の洗浄性を向上させる別の構成について、図11〜図14を用いて説明する。
図11は、図2の先端部に装着自在な全ての外表面に開口を有するキャップを示す斜視図、図12は、図11のキャップを図3の先端部に装着し、係止爪により処置具起上台の起上を固定した状態を概略的に示す部分断面図である。
また、図13は、図2の先端部に装着自在な装着口を除いて全ての外表面が塞がれたキャップを示す斜視図、図14は、図13のキャップを図3の先端部に装着し、係止爪により処置具起上台の起上を固定した状態を概略的かつ部分的に示す部分断面図である。
図11、図12に示すように、全ての外表面に内部70iに連通する開口70kを有するとともに、上部に処置具起上台33の背面33bに係止されることにより処置具起上台33の起上状態を固定する係止爪71を有するキャップ70を用いて処置具起上台33の背面33b側の洗浄を行っても構わない。
具体的には、先ず、先端部6に対して係止爪71が処置具起上台33の回動軌跡に入らない位置までキャップ70を装着し、その後、操作ノブ3dを操作して、処置具起上台33を最大起上位置まで起上させた後、図12に示すように先端部6にキャップ70を完全に装着し、その後、処置具起上台33を降下させた後、係止爪71に処置具起上台33の背面33bに係止させると、処置具起上台33の起上状態が固定できる。即ち、背面33bは、図12の1点鎖線に示すように先端カバー43から離間する。
よって、この起上状態において、処置具挿通用チャンネル44に洗浄液Rを供給すれば、処置具起上台33の背面33b側も確実に洗浄することができる。
尚、キャップは、開口70kを有していなくても良く、図13に示すように、先端部6への装着口72dを除いて、全ての外表面が塞がれたキャップ72であっても構わない。このようなキャップ72においても、内部72iにおいて、天面に処置具起上台33の背面33bに係止されることにより処置具起上台33の起上状態を固定する係止爪73が設けられていれば良い。
このような構成によっても、キャップ70と同様の手法により、先端部6にキャップ72を完全に装着すると、係止爪73に処置具起上台33の背面33bが係止されることから、処置具起上台33の起上状態が固定できる。
即ち、背面33bは、先端カバー43から離間することから、この起上状態において、処置具挿通用チャンネル44に洗浄液Rを供給すれば、処置具起上台33の背面33b側も確実に洗浄することができる。
また、以下、予備洗浄無しに、処置具挿通用チャンネル44への流体の供給のみにより処置具起上台33の背面33b側の洗浄性を向上させる図11〜図14とは異なる別の構成について、図15、図16を用いて説明する。
図15は、図3の先端硬質部に、処置具挿通用チャンネルと処置具起上台の基端における底部との間を連通する流体供給路を設けた構成を示す図、図16は、図2の処置具起上台の側面に溝を設けた構成を示す図である。
図15に示すように、先端硬質部41において、一端が処置具挿通用チャンネル44に開口し、他端が空間91において、処置具起上台33の基端における底部側に開口された貫通孔から構成された流体供給路77が設けられていても構わない。
このような構成によれば、処置具挿通用チャンネル44に処置具挿入口3eやコネクタ19の吸引管路の口金から洗浄液Rを供給すれば、洗浄液Rは、流体供給路77を通って処置具起上台33の背面33b側に供給されるため、背面33b側に洗浄液Rが流れ込みやすくなることから、背面33b側の洗浄性を向上させることができる。
また、図16に示すように、処置具起上台33の誘導面33yと背面33bとを結ぶ側面33sに、誘導面33yと背面33bとを結ぶ溝33mを設ければ、処置具挿通用チャンネル44に洗浄液Rを供給した際、誘導面33yを流れる洗浄液Rは、側面33sに形成された溝33mを介して背面33b側に流れるため、背面33b側に洗浄液Rが流れ込みやすくなることから、背面33b側の洗浄性を向上させることができる。
また、以下、予備洗浄無しに、処置具挿通用チャンネル44への流体の供給のみにより処置具起上台33の背面33b側の洗浄性を向上させる図11〜図16とは異なる別の構成について、図17、図18を用いて説明する。
図17は、図2の先端部に装着自在であるとともに、装着後、送気送水用のノズルが嵌入される送液通路を有するキャップを示す斜視図、図18は、図17中のXVIII-XVIII線に沿うキャップ及びノズルの部分断面図である。
図17に示すように、先端部6に着脱自在であるとともに、装着後、送気送水用のノズル35が嵌入される送液通路81が形成されたキャップ80を用いて、処置具起上台33の背面33b側の洗浄性を向上させても良い。
具体的には、送液通路81は、図17、図18に示すように、キャップ80の内部80iにおいて、ノズル35の先端が嵌入される基端から先端側が処置具起上台33側に折れ曲がった形状を有して形成されており、基端がキャップ80の装着口80dの外周縁に固定されている。
よって、先端部6にキャップ80が装着され、ノズル35の先端側が送液通路81の基端に嵌入された状態において、洗浄消毒装置または光源装置からノズル35に連通するとともに挿入部2、操作部3、ユニバーサルコード5、コネクタ19内に挿通された送気送水通路に洗浄液Rを供給すると、図18に示すように、洗浄液Rは、ノズル35から送液通路81を介して、局所的に処置具起上台33に対して上方から供給されるため、処置具起上台33の側面33sを介して、洗浄液Rは処置具起上台33の背面33b側に流れ込みやすくなることから、背面33b側の洗浄性を向上させることができる。
また、以下、予備洗浄無しに、処置具挿通用チャンネル44への流体の供給のみにより処置具起上台33の背面33b側の洗浄性を向上させる図11〜図18とは異なる別の構成について、図19、図20を用いて説明する。
図19は、先端硬質部の処置具起上台の側面に対向する面に、挿入方向Sに沿って溝を設けた構成を示す部分斜視図、図20は、図19中のIIX-IIX線に沿う先端硬質部、先端カバー、処置具起上台の部分断面図である。
図19に示すように、先端硬質部41の処置具起上台33の側面33sに対向する面41sに、挿入方向Sに沿って、先端硬質部41の先端から所定の長さを有する溝41mが複数形成されていても構わない。
このことによれば、図20に示すように、処置具起上台33の側面33sと先端硬質部41の対向面41sとの間には、溝41mにより十分な空間Wが生じることから、処置具挿通用チャンネル44に処置具挿入口3eやコネクタ19の吸引管路の口金から供給した洗浄液Rは空間Wの流れ込みやすくなり、空間Wを介して、処置具起上台33の側面33sと先端硬質部41の対向面41sとの間隙に進入しやすくなることから、洗浄液Rは処置具起上台33の背面33b側に流れ込みやすくなるため、背面33b側の洗浄性を向上させることができる。
また、以下、予備洗浄無しに、処置具挿通用チャンネル44への流体の供給のみにより処置具起上台33の背面33b側の洗浄性を向上させる図11〜図20とは異なる別の構成について、図21、図22を用いて説明する。
図21は、図3とは異なる構成を有する先端部の部分断面図、図22は、図21の先端部を、図21中のIIXII方向からみた部分断面図である。
上述した第1実施の形態においては、処置具起上台33の倒置位置は、図3に示すように背面33bが先端カバー43に当接することに規定すると示したが、この構成では、背面33b側に洗浄液Rが回り込み難く洗浄し難い。尚、処置具起上台33の倒置位置では、図4に示すように、牽引硬質部材60の第2の部位60bと先端硬質部41との間には、間隙Kが生じている。
よって、本構成では、図3、図4とは逆に、図22に示すように、牽引硬質部材60の第2の部位60bが先端硬質部41に当接することにより、処置具起上台33の倒置位置を規定する構成とした。
このことによれば、図21に示すように、処置具起上台33の背面33bと先端カバー43との間には間隙Kが生じることから、処置具挿通用チャンネル44に処置具挿入口3eやコネクタ19の吸引管路の口金から供給した洗浄液Rは、間隙Kにより処置具起上台33の背面33b側に流れ込みやすくなるため、背面33b側の洗浄性を向上させることができる。
尚、上述した第1及び第2実施の形態、及び図11〜図22においては、洗浄液Rを供給するのみにより、処置具起上台33の背面33b側が確実に洗浄できる構成を例に挙げて示したが、洗浄液に限定されず、消毒液を用いた消毒、濯ぎ水を用いた濯ぎ、アルコールや気体を用いた乾燥等においても同様であることは勿論である。
また、本実施の形態においては、内視鏡は側視型の内視鏡を例に挙げて示したが、これに限らず、処置具起上台を有している内視鏡であれば、直視型の内視鏡にも適用可能である。
1…内視鏡
2…挿入部
3…操作部
3d…操作ノブ(操作部材)
6…先端部
33…処置具起上台
33h…孔部
44…処置具挿通用チャンネル
55…処置具
60…牽引硬質部材
60a…牽引硬質部材の第1の部位
60b…牽引硬質部材の第2の部位
61…ワイヤ
65…孔部
65a…孔部の一端
65b…孔部の他端
66…先端部材
R…洗浄液(流体)
S…挿入方向

Claims (7)

  1. 被検体内に挿入される挿入部の挿入方向の先端側に位置する先端部内に設けられた、前記挿入部内に設けられた処置具挿通用チャンネルに挿通された処置具を、起上に伴い所望の位置へと誘導する処置具起上台と、
    前記処置具起上台に形成された孔部に遊嵌状態において挿入されるとともに一部が回動に伴い前記孔部に係止自在な形状を有する、前記一部が前記孔部に係止された状態において前記処置具起上台を回動に伴い起上または倒置させる牽引硬質部材と、
    前記挿入部内に挿通されるとともに前記挿入方向の先端が前記牽引硬質部材に固定された、前記挿入方向の後方への牽引または前記挿入方向の前方への弛緩により前記牽引硬質部材を回動させるワイヤと、
    前記挿入部の前記挿入方向の基端に連設された操作部に設けられた、前記ワイヤを牽引弛緩する操作部材と、
    を具備し、
    前記処置具起上台は、前記操作部材による前記ワイヤの牽引操作が非操作の際、倒置位置と起上により前記孔部に前記牽引硬質部材の前記一部が係止される係止位置との間において回動自在に構成されていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記牽引硬質部材は、前記孔部に挿入された第1の部位と、前記ワイヤの前記先端が固定された第2の部位とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記処置具起上台は、該処置具起上台に供給される流体により、前記倒置位置と前記係止位置との間において回動自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡。
  4. 被検体内に挿入される挿入部の挿入方向の先端側に位置する先端部内に設けられた、前記挿入部内に設けられた処置具挿通用チャンネルに挿通された処置具を、起上に伴い所望の位置へと誘導する処置具起上台と、
    前記処置具起上台に固定された、前記処置具起上台を回動に伴い起上または倒置させる牽引硬質部材と、
    前記挿入部内に挿通されるとともに前記挿入方向の先端に設けられた先端部材が前記牽引硬質部材に形成された孔部に遊嵌状態において挿入された、前記挿入方向の後方への牽引または前記挿入方向の前方への弛緩により前記孔部に前記先端部材を係止させて前記牽引硬質部材を回動させるワイヤと、
    前記挿入部の前記挿入方向の基端に連設された操作部に設けられた、前記ワイヤを牽引弛緩する操作部材と、
    を具備し、
    前記処置具起上台は、前記操作部材による前記ワイヤの牽引操作が非操作の際、前記倒置位置と起上により前記孔部に前記先端部材が係止される係止位置との間において回動自在に構成されていることを特徴とする内視鏡。
  5. 前記孔部は、前記処置具起上台の回動方向に沿って長孔に形成されており、
    前記先端部材は、前記長孔の前記回動方向の一端または他端に係止自在であることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記牽引硬質部材は、前記処置具起上台に固定された第1の部位と、前記孔部が形成された第2の部位とから構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の内視鏡。
  7. 前記処置具起上台は、該処置具起上台に供給される流体により、前記倒置位置と前記係止位置との間において回動自在に構成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の内視鏡。
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