JP3048441B2 - 処置具挿入型内視鏡 - Google Patents
処置具挿入型内視鏡Info
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- JP3048441B2 JP3048441B2 JP3248499A JP24849991A JP3048441B2 JP 3048441 B2 JP3048441 B2 JP 3048441B2 JP 3248499 A JP3248499 A JP 3248499A JP 24849991 A JP24849991 A JP 24849991A JP 3048441 B2 JP3048441 B2 JP 3048441B2
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- stand
- port
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00071—Insertion part of the endoscope body
- A61B1/0008—Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
- A61B1/00098—Deflecting means for inserted tools
Landscapes
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Biophysics (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は処置具挿入型内視鏡、特
に先端部に導いた処置具を起立させる起立台を有する側
視型内視鏡の構成に関する。
に先端部に導いた処置具を起立させる起立台を有する側
視型内視鏡の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子であるCCD(Charge Cou
pled Device )を先端部に有する電子内視鏡あるいは光
学的手段のみにて観察する内視鏡が周知であり、この種
の内視鏡では被観察体内の状態を観察するだけでなく、
鉗子等の各種処置具を用いて切開、生検、回収等の処置
が行われている。例えば、高周波ナイフ等の処置具によ
る乳頭部(十二指腸内)の切開が行われ、これに伴って
実施される内視鏡的膵胆管造影(ERCP)の検査等で
も処置具が用いられる。
pled Device )を先端部に有する電子内視鏡あるいは光
学的手段のみにて観察する内視鏡が周知であり、この種
の内視鏡では被観察体内の状態を観察するだけでなく、
鉗子等の各種処置具を用いて切開、生検、回収等の処置
が行われている。例えば、高周波ナイフ等の処置具によ
る乳頭部(十二指腸内)の切開が行われ、これに伴って
実施される内視鏡的膵胆管造影(ERCP)の検査等で
も処置具が用いられる。
【0003】図4には、従来における側視型の電子内視
鏡先端部の構造が示されており、この側視型タイプは、
内視鏡先端部1の先端正面部ではなく側面部に、処置具
挿通チャンネル2に連通した鉗子口3、そして不図示の
観察窓、照射窓等が配設されている。従って、内視鏡の
挿入方向に対して直角な方向に存在する部位の観察、処
置ができることになる。この内視鏡先端部1の側面部に
は、図示のように鉗子口3の方向へ回動する起立台4が
軸5により取り付けられ、この起立台4には操作部に連
結するワイヤ6が接続されている。従って、このワイヤ
6を引き操作することによって起立台4が回動され、こ
の回動する起立台4によって、鉗子口3から所定部位内
へ導入される処置具7(鎖線)を所定の位置まで起こす
ことができ、この起立状態の処置具7にて各種の処置が
行われることになる。
鏡先端部の構造が示されており、この側視型タイプは、
内視鏡先端部1の先端正面部ではなく側面部に、処置具
挿通チャンネル2に連通した鉗子口3、そして不図示の
観察窓、照射窓等が配設されている。従って、内視鏡の
挿入方向に対して直角な方向に存在する部位の観察、処
置ができることになる。この内視鏡先端部1の側面部に
は、図示のように鉗子口3の方向へ回動する起立台4が
軸5により取り付けられ、この起立台4には操作部に連
結するワイヤ6が接続されている。従って、このワイヤ
6を引き操作することによって起立台4が回動され、こ
の回動する起立台4によって、鉗子口3から所定部位内
へ導入される処置具7(鎖線)を所定の位置まで起こす
ことができ、この起立状態の処置具7にて各種の処置が
行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける内視鏡では、図4に示されるように起立台4が収
納されている収納部200へ体液等が侵入し、この体液
等が特に時間経過と共に、起立台4と収納部200の内
壁面A,Bとの間に付着し、起立台4の起立動作を妨げ
るという問題があった。特に、この起立台4は起き上が
った状態で横方向へふらつかないように、この例では上
記内壁面Aにぴったりと密着するように起立台4が配置
されており、収納部200の内壁と起立台4の接触部分
に付着物が溜まると、起立動作に支障が生じることにな
る。
おける内視鏡では、図4に示されるように起立台4が収
納されている収納部200へ体液等が侵入し、この体液
等が特に時間経過と共に、起立台4と収納部200の内
壁面A,Bとの間に付着し、起立台4の起立動作を妨げ
るという問題があった。特に、この起立台4は起き上が
った状態で横方向へふらつかないように、この例では上
記内壁面Aにぴったりと密着するように起立台4が配置
されており、収納部200の内壁と起立台4の接触部分
に付着物が溜まると、起立動作に支障が生じることにな
る。
【0005】ところで、従来の内視鏡では、起立台4が
軸5を中心にして回動する構成となっているため、起立
台4を起こしたときに起立台4自体がふらつく傾向にあ
り、位置決めした処置具7を安定した状態で使用するこ
とができないという問題があった。すなわち、上記起立
台4は軸5の取付け部の壁と図4(b)に示される先端
部1の壁面A,Bにて起立位置が決定されることにな
る。このとき、処置具7は起立台4の先端部に当接して
固定されるから、起立台4が軸5を中心として振れるこ
とになるが、壁面Aの存在によりこの壁面A方向への振
れはある程度規制される。しかし、壁面Bはワイヤ6等
の配置関係から図示のように後退しているので、この壁
面B方向へ起立台4が振れてしまうことになる。一般
に、処置具7を用いる内視鏡では細かい部位の処置が多
く、例えば上述の内視鏡的乳頭部切開術においても、起
立台4の起立状態がしっかり安定しており、乳頭部へ処
置具7を正確に位置決めすることができる内視鏡が求め
られる。
軸5を中心にして回動する構成となっているため、起立
台4を起こしたときに起立台4自体がふらつく傾向にあ
り、位置決めした処置具7を安定した状態で使用するこ
とができないという問題があった。すなわち、上記起立
台4は軸5の取付け部の壁と図4(b)に示される先端
部1の壁面A,Bにて起立位置が決定されることにな
る。このとき、処置具7は起立台4の先端部に当接して
固定されるから、起立台4が軸5を中心として振れるこ
とになるが、壁面Aの存在によりこの壁面A方向への振
れはある程度規制される。しかし、壁面Bはワイヤ6等
の配置関係から図示のように後退しているので、この壁
面B方向へ起立台4が振れてしまうことになる。一般
に、処置具7を用いる内視鏡では細かい部位の処置が多
く、例えば上述の内視鏡的乳頭部切開術においても、起
立台4の起立状態がしっかり安定しており、乳頭部へ処
置具7を正確に位置決めすることができる内視鏡が求め
られる。
【0006】そこで、詳細は後述するが、本出願人は起
立台4の起立位置を規制する位置規制板を設けることを
提案しており、この場合には位置規制板と起立台4との
間の付着物が起立台4の動作を妨げることがある。この
ような起立台4及びその収納部200については、内視
鏡を使用した後に外側から洗浄することも可能ではある
が、収納部200の入口が狭く、良好な洗浄は行い難
い。
立台4の起立位置を規制する位置規制板を設けることを
提案しており、この場合には位置規制板と起立台4との
間の付着物が起立台4の動作を妨げることがある。この
ような起立台4及びその収納部200については、内視
鏡を使用した後に外側から洗浄することも可能ではある
が、収納部200の入口が狭く、良好な洗浄は行い難
い。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、起立台及びその収納部を洗
浄し、起立台の正常な動作を確保することができる処置
具挿入型内視鏡を提供することにある。
であり、その第1の目的は、起立台及びその収納部を洗
浄し、起立台の正常な動作を確保することができる処置
具挿入型内視鏡を提供することにある。
【0008】また、上記第1の目的を達成する際には、
この達成手段により内視鏡の径が大きくなることはでき
るだけ避けなければならず、しかもできるだけ無駄を省
くことが要請される。
この達成手段により内視鏡の径が大きくなることはでき
るだけ避けなければならず、しかもできるだけ無駄を省
くことが要請される。
【0009】そこで、本発明の第2の目的は、起立台及
びその収納部の洗浄を効率よくかつ簡略化した構成で行
うことができる処置具挿入型内視鏡を提供することにあ
る。
びその収納部の洗浄を効率よくかつ簡略化した構成で行
うことができる処置具挿入型内視鏡を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、第1請求項に係る発明は、内視鏡先端部の処
置具挿通チャンネルの出口近傍に起立台を有し、この起
立台により先端部に導かれた処置具を所定の方向へ曲げ
操作しながら各種の処置を行う処置具挿入型内視鏡にお
いて、上記起立台を収納する収納部と、この収納部の壁
面に形成・配置された洗浄口と、この洗浄口へ洗浄水を
導くための洗浄水供給路とを設け、この洗浄水供給路か
ら洗浄口を介して上記収納部内へ洗浄水を供給すること
を特徴とする。また、第2の目的を達成するために、第
2請求項に係る発明は、上記洗浄口を上記収納部壁面に
沿って起立動作する起立台により開閉可能となる位置に
設け、この洗浄口には観察窓を洗浄する洗浄水供給路に
連通する分岐供給路を接続し、洗浄水を観察窓と起立台
収納部へ選択的に供給することを特徴とする。
るために、第1請求項に係る発明は、内視鏡先端部の処
置具挿通チャンネルの出口近傍に起立台を有し、この起
立台により先端部に導かれた処置具を所定の方向へ曲げ
操作しながら各種の処置を行う処置具挿入型内視鏡にお
いて、上記起立台を収納する収納部と、この収納部の壁
面に形成・配置された洗浄口と、この洗浄口へ洗浄水を
導くための洗浄水供給路とを設け、この洗浄水供給路か
ら洗浄口を介して上記収納部内へ洗浄水を供給すること
を特徴とする。また、第2の目的を達成するために、第
2請求項に係る発明は、上記洗浄口を上記収納部壁面に
沿って起立動作する起立台により開閉可能となる位置に
設け、この洗浄口には観察窓を洗浄する洗浄水供給路に
連通する分岐供給路を接続し、洗浄水を観察窓と起立台
収納部へ選択的に供給することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、例えば内視鏡内に配設さ
れた洗浄水供給路から起立台収納部の内壁に設けられた
洗浄口へ洗浄水が供給されることになり、これによって
収納部の内部から起立台及び収納部に付着する体液等を
除去することができる。
れた洗浄水供給路から起立台収納部の内壁に設けられた
洗浄口へ洗浄水が供給されることになり、これによって
収納部の内部から起立台及び収納部に付着する体液等を
除去することができる。
【0012】また、上記洗浄水の供給は、従来から行わ
れている観察窓への供給と選択的に行うことができ、こ
の場合は例えば起立台が起立していないときに観察窓の
洗浄が行われ、起立台が起立すると起立台及びその収納
部の洗浄が行われることになる。
れている観察窓への供給と選択的に行うことができ、こ
の場合は例えば起立台が起立していないときに観察窓の
洗浄が行われ、起立台が起立すると起立台及びその収納
部の洗浄が行われることになる。
【0013】
【実施例】図1には、第1実施例に係る処置具挿入型の
側視型内視鏡の構成が示されており、図(a)は鉗子口
を下側にした状態の内視鏡先端部の側面図、図(b)は
図(a)の底面図、図(c)は図(b)のC−C断面
図、図(d)は図(b)のD−D断面図である。図
(a)において、先端部10は操作部に連結するワイヤ
12a,12bが取り付けられた状態で湾曲部11に接
続されており、このワイヤ12a,12bを操作するこ
とによって先端部10を曲げ操作することができる。ま
た、先端部10内には湾曲部11内に配設されている処
置具挿通チャンネル(鉗子チャンネル)13に連通した
鉗子口14が形成され、この処置具挿通チャンネル13
を介して挿入された処置具7は鉗子口14から外部へ導
出される。
側視型内視鏡の構成が示されており、図(a)は鉗子口
を下側にした状態の内視鏡先端部の側面図、図(b)は
図(a)の底面図、図(c)は図(b)のC−C断面
図、図(d)は図(b)のD−D断面図である。図
(a)において、先端部10は操作部に連結するワイヤ
12a,12bが取り付けられた状態で湾曲部11に接
続されており、このワイヤ12a,12bを操作するこ
とによって先端部10を曲げ操作することができる。ま
た、先端部10内には湾曲部11内に配設されている処
置具挿通チャンネル(鉗子チャンネル)13に連通した
鉗子口14が形成され、この処置具挿通チャンネル13
を介して挿入された処置具7は鉗子口14から外部へ導
出される。
【0014】また、各図に示されるように、上記鉗子口
14の近傍の先端方向に、起立台16が軸ピン17によ
り回動自在に軸支され、この起立台16にはワイヤ18
が取り付けられ、このワイヤ18を操作することによっ
て起立台16を鎖線100の位置まで回動させることが
できる。なお、この起立台16には処置具7を受けるた
めの円弧溝16aが形成されており、鉗子口14に挿入
される処置具7が起立台16により起こされると、鎖線
で示されるように円弧溝16aと鉗子口14の内壁に挟
まれて処置具7は起立状態を維持する。
14の近傍の先端方向に、起立台16が軸ピン17によ
り回動自在に軸支され、この起立台16にはワイヤ18
が取り付けられ、このワイヤ18を操作することによっ
て起立台16を鎖線100の位置まで回動させることが
できる。なお、この起立台16には処置具7を受けるた
めの円弧溝16aが形成されており、鉗子口14に挿入
される処置具7が起立台16により起こされると、鎖線
で示されるように円弧溝16aと鉗子口14の内壁に挟
まれて処置具7は起立状態を維持する。
【0015】更に、先端部10の中段からやや下側で起
立台16の軸受け部の近傍に、例えばステンレスからな
る長方体の位置規制板20が取り付けられると共に、図
1(c)に示されるように起立台16には長方体の上記
位置規制板20の両側面を滑るように係合する係合溝1
6bが形成される。この構成によれば、起立台16の係
合溝16bの内面が位置規制板20の両側面に接触する
ことによって、起立台16の位置が規制され、起立台1
6が完全に起き上がった状態でも上記係合溝16bは位
置規制板20から外れることはない。従って、ワイヤ1
8の操作により起立台16が起き上がり、図1(a)に
示されるように処置具7を起立させた場合でも、起立台
16の横振れが防止され処置具7の起立位置を安定させ
ることができる。
立台16の軸受け部の近傍に、例えばステンレスからな
る長方体の位置規制板20が取り付けられると共に、図
1(c)に示されるように起立台16には長方体の上記
位置規制板20の両側面を滑るように係合する係合溝1
6bが形成される。この構成によれば、起立台16の係
合溝16bの内面が位置規制板20の両側面に接触する
ことによって、起立台16の位置が規制され、起立台1
6が完全に起き上がった状態でも上記係合溝16bは位
置規制板20から外れることはない。従って、ワイヤ1
8の操作により起立台16が起き上がり、図1(a)に
示されるように処置具7を起立させた場合でも、起立台
16の横振れが防止され処置具7の起立位置を安定させ
ることができる。
【0016】そして、上記湾曲部11から先端部10へ
起立台洗浄水供給路21を配設すると共に、起立台16
を収納する収納部200の壁面Aには洗浄口22を設
け、この洗浄口22へ上記起立台洗浄水供給路21が繋
がるように構成する。この構成によれば、何時でも上記
起立台洗浄水供給路21を介して収納部200の中段部
分から収納部200及び起立台16へ洗浄水を供給する
ことができる。
起立台洗浄水供給路21を配設すると共に、起立台16
を収納する収納部200の壁面Aには洗浄口22を設
け、この洗浄口22へ上記起立台洗浄水供給路21が繋
がるように構成する。この構成によれば、何時でも上記
起立台洗浄水供給路21を介して収納部200の中段部
分から収納部200及び起立台16へ洗浄水を供給する
ことができる。
【0017】図1(a)において、先端部10の中段の
位置規制板20の裏側にはCCD25が配設され、この
CCD25には、図1(b)に示される観察窓26が光
学的に接続され、この観察窓26の近傍に照明窓27が
設けられる。図1(d)に示されるように、上記観察窓
26にイメージガイド28、照明窓27にはライトガイ
ド29が接続される。従って、照明窓27から所定光を
照射して得られた被観察体像は、観察窓26を介してC
CD25で捉えられ、最終的にはモニタへ画像表示され
ることになる。また、上記観察窓26の近傍には、洗浄
水を噴射するノズル30が設けられ、このノズル30に
は空気(Air )及び洗浄水(Water )を供給するA/W
供給路31が設けられており、観察窓26部分には空気
や洗浄水が供給できるようになっている。従って、第1
実施例では、図1(c),(d)に示されるように、洗
浄口22に連通する起立台洗浄水供給路21は、上記A
/W供給路31とは別個に設けられることになる。
位置規制板20の裏側にはCCD25が配設され、この
CCD25には、図1(b)に示される観察窓26が光
学的に接続され、この観察窓26の近傍に照明窓27が
設けられる。図1(d)に示されるように、上記観察窓
26にイメージガイド28、照明窓27にはライトガイ
ド29が接続される。従って、照明窓27から所定光を
照射して得られた被観察体像は、観察窓26を介してC
CD25で捉えられ、最終的にはモニタへ画像表示され
ることになる。また、上記観察窓26の近傍には、洗浄
水を噴射するノズル30が設けられ、このノズル30に
は空気(Air )及び洗浄水(Water )を供給するA/W
供給路31が設けられており、観察窓26部分には空気
や洗浄水が供給できるようになっている。従って、第1
実施例では、図1(c),(d)に示されるように、洗
浄口22に連通する起立台洗浄水供給路21は、上記A
/W供給路31とは別個に設けられることになる。
【0018】図2には、電子内視鏡の全体図が示されて
おり、電子内視鏡は先端部10、湾曲部11、挿入部3
3、操作部34を有する支持部35、そしてケーブル3
6を介して外部装置に接続するためのコネクタ部37か
ら構成されている。上記支持部35の前端部には、上記
処置具挿通チャンネル13に連通する鉗子挿入口38
と、上記起立台洗浄水供給路21に連通する洗浄水供給
口40が配設されている。また、操作部34にはカメラ
シャッタ釦41a、吸引釦41b、送気送水釦41c、
上下アングルツマミ41d、左右アングルツマミ41
e、上下ロックレバー41f、左右ロックレバー41
g、そして上記起立台16をワイヤ18によって操作す
る起立ツマミ41hが設けられる。
おり、電子内視鏡は先端部10、湾曲部11、挿入部3
3、操作部34を有する支持部35、そしてケーブル3
6を介して外部装置に接続するためのコネクタ部37か
ら構成されている。上記支持部35の前端部には、上記
処置具挿通チャンネル13に連通する鉗子挿入口38
と、上記起立台洗浄水供給路21に連通する洗浄水供給
口40が配設されている。また、操作部34にはカメラ
シャッタ釦41a、吸引釦41b、送気送水釦41c、
上下アングルツマミ41d、左右アングルツマミ41
e、上下ロックレバー41f、左右ロックレバー41
g、そして上記起立台16をワイヤ18によって操作す
る起立ツマミ41hが設けられる。
【0019】第1実施例は以上の構成からなり、電子内
視鏡においては観察窓26から撮像された被観察体内の
画像を観察しながら、各種の処置を行う処置具7が鉗子
挿入口38から処置具挿通チャンネル13を介して鉗子
口14へ導入されることになる。この鉗子口14におい
ては、処置具7が鉗子口14から飛び出た時点で起立ツ
マミ41hを操作してワイヤ18を引っ張ると、図1
(a)に示されるように、起立台16は位置規制板20
によってその位置が規制された状態で起き上がり、従っ
て処置具7は起立台16と鉗子口14の内壁との間に挟
まれることになる。この状態で、例えば処置具7により
内視鏡的乳頭部切開が行われることになるが、上記処置
具7は位置規制板20の位置規制によって振れることが
なく、精密な切開処置を良好に行うことができる。
視鏡においては観察窓26から撮像された被観察体内の
画像を観察しながら、各種の処置を行う処置具7が鉗子
挿入口38から処置具挿通チャンネル13を介して鉗子
口14へ導入されることになる。この鉗子口14におい
ては、処置具7が鉗子口14から飛び出た時点で起立ツ
マミ41hを操作してワイヤ18を引っ張ると、図1
(a)に示されるように、起立台16は位置規制板20
によってその位置が規制された状態で起き上がり、従っ
て処置具7は起立台16と鉗子口14の内壁との間に挟
まれることになる。この状態で、例えば処置具7により
内視鏡的乳頭部切開が行われることになるが、上記処置
具7は位置規制板20の位置規制によって振れることが
なく、精密な切開処置を良好に行うことができる。
【0020】そうして、実施例では上記の処置が終了し
た時点、あるいは処置の最中で、洗浄水供給口40から
起立台洗浄水供給パイプ21へ洗浄水を入れると、洗浄
口22から収納部200内へ洗浄水が流入される。従っ
て、この洗浄水により起立台16及び収納部200に侵
入した体液等は洗浄され、起立台16と収納部200の
壁面A,Bとの間、あるいは係合溝16bと位置規制板
20との間に付着物が発生するのを防止することができ
る。
た時点、あるいは処置の最中で、洗浄水供給口40から
起立台洗浄水供給パイプ21へ洗浄水を入れると、洗浄
口22から収納部200内へ洗浄水が流入される。従っ
て、この洗浄水により起立台16及び収納部200に侵
入した体液等は洗浄され、起立台16と収納部200の
壁面A,Bとの間、あるいは係合溝16bと位置規制板
20との間に付着物が発生するのを防止することができ
る。
【0021】図3には、第2実施例の構成が示されてお
り、図(a)は鉗子口を下側にした状態の内視鏡先端部
の側面図、図(b)は図(a)の底面図、図(c)は図
(b)のC−C断面図、図(d)は図(b)のD−D断
面図である。第2実施例は、起立台と観察窓への洗浄水
供給を選択的に行えるようにしたものであり、図の鎖線
110で示されるように、収納部200の壁面Aにおい
て洗浄口23を起立台16で塞ぐことができる位置に配
設する。実施例では、起立台16が回動角度を30度程
度起き上がると、上記洗浄口23が露出するように配置
構成する。そして、図(b),(c)に示されるよう
に、上記洗浄口23にはA/W供給路31へ接続する分
岐供給路32を形成する。すなわち、第1実施例で説明
したように、観察窓26の近傍にはノズル30が設けら
れ、このノズル30へ空気及び洗浄水を供給するA/W
供給路31が設けられており、このA/W供給路31か
ら上記分岐供給路32を通った洗浄水を収納部200へ
導くようにする。
り、図(a)は鉗子口を下側にした状態の内視鏡先端部
の側面図、図(b)は図(a)の底面図、図(c)は図
(b)のC−C断面図、図(d)は図(b)のD−D断
面図である。第2実施例は、起立台と観察窓への洗浄水
供給を選択的に行えるようにしたものであり、図の鎖線
110で示されるように、収納部200の壁面Aにおい
て洗浄口23を起立台16で塞ぐことができる位置に配
設する。実施例では、起立台16が回動角度を30度程
度起き上がると、上記洗浄口23が露出するように配置
構成する。そして、図(b),(c)に示されるよう
に、上記洗浄口23にはA/W供給路31へ接続する分
岐供給路32を形成する。すなわち、第1実施例で説明
したように、観察窓26の近傍にはノズル30が設けら
れ、このノズル30へ空気及び洗浄水を供給するA/W
供給路31が設けられており、このA/W供給路31か
ら上記分岐供給路32を通った洗浄水を収納部200へ
導くようにする。
【0022】この第2実施例によれば、起立台16が起
立していないときには、図3(c)に示されるように、
洗浄口23を起立台16によって塞ぎ、A/W供給路3
1から供給される洗浄水はノズル30から観察窓26へ
噴射されることになる。一方、図3(a)に示されるよ
うに、起立台16が実線の位置(約30度)まで起き上
がると、洗浄口23が完全に露出することになり、分岐
供給路32を介してA/W供給路31から洗浄水が供給
できる状態になる。この場合、観察窓26へも洗浄水が
供給できる状態となっているが、ノズル30では所定の
噴射力を維持するためにノズル開口が絞られており、洗
浄口23が開口している場合には、ほとんどの洗浄水が
洗浄口30へ導かれることになる。このように第2実施
例では、従来から設けられているA/W供給路31を利
用し、かつ起立台16の起立状態にて洗浄水の供給先を
選択することにより、洗浄水の供給手段を簡略化するこ
とができる。従って、内視鏡の径も太くする必要がな
く、特に湾曲部11の充填率が減少して耐久性も向上す
るという利点がある。
立していないときには、図3(c)に示されるように、
洗浄口23を起立台16によって塞ぎ、A/W供給路3
1から供給される洗浄水はノズル30から観察窓26へ
噴射されることになる。一方、図3(a)に示されるよ
うに、起立台16が実線の位置(約30度)まで起き上
がると、洗浄口23が完全に露出することになり、分岐
供給路32を介してA/W供給路31から洗浄水が供給
できる状態になる。この場合、観察窓26へも洗浄水が
供給できる状態となっているが、ノズル30では所定の
噴射力を維持するためにノズル開口が絞られており、洗
浄口23が開口している場合には、ほとんどの洗浄水が
洗浄口30へ導かれることになる。このように第2実施
例では、従来から設けられているA/W供給路31を利
用し、かつ起立台16の起立状態にて洗浄水の供給先を
選択することにより、洗浄水の供給手段を簡略化するこ
とができる。従って、内視鏡の径も太くする必要がな
く、特に湾曲部11の充填率が減少して耐久性も向上す
るという利点がある。
【0023】上記第2実施例では、収納部200におい
て起立台16の不起立時に塞がれる位置に洗浄口23を
配設するようにしたが、逆に起立台16の起立時に塞が
れる位置に洗浄口を配設することも可能である。
て起立台16の不起立時に塞がれる位置に洗浄口23を
配設するようにしたが、逆に起立台16の起立時に塞が
れる位置に洗浄口を配設することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項の発明
によれば、先端部に導かれた処置具を起立台により所定
方向へ曲げ操作する内視鏡において、上記起立台の収納
部の壁面に配置した洗浄口から洗浄水を供給するように
したので、起立台及びその収納部の洗浄が容易に行え、
起立台の円滑な起立動作を常時維持することが可能とな
る。
によれば、先端部に導かれた処置具を起立台により所定
方向へ曲げ操作する内視鏡において、上記起立台の収納
部の壁面に配置した洗浄口から洗浄水を供給するように
したので、起立台及びその収納部の洗浄が容易に行え、
起立台の円滑な起立動作を常時維持することが可能とな
る。
【0025】また、第2請求項の発明によれば、起立台
収納部の壁面に沿って起立動作する起立台により洗浄口
を開閉すると共に、この洗浄口に観察窓を洗浄する洗浄
水供給路から洗浄水を供給できるようにしたので、一本
の洗浄水供給路によって洗浄水を観察窓と起立台収納部
へ選択的に効率よく供給することができる。従って、内
視鏡内に新たな洗浄水供給路を設ける必要がなく、内視
鏡の充填率の減少や細径化を図ることが可能となる。
収納部の壁面に沿って起立動作する起立台により洗浄口
を開閉すると共に、この洗浄口に観察窓を洗浄する洗浄
水供給路から洗浄水を供給できるようにしたので、一本
の洗浄水供給路によって洗浄水を観察窓と起立台収納部
へ選択的に効率よく供給することができる。従って、内
視鏡内に新たな洗浄水供給路を設ける必要がなく、内視
鏡の充填率の減少や細径化を図ることが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例に係る処置具挿入型内視鏡
の構成を示す図であり、図(a)は先端部側面を示す断
面図、図(b)は図(a)の内視鏡の底面図、図(c)
は図(b)のC−C断面図、図(d)は図(b)のD−
D断面図である。
の構成を示す図であり、図(a)は先端部側面を示す断
面図、図(b)は図(a)の内視鏡の底面図、図(c)
は図(b)のC−C断面図、図(d)は図(b)のD−
D断面図である。
【図2】実施例の電子内視鏡の全体構成を示す図であ
る。
る。
【図3】第2実施例の内視鏡の構成を示す図であり、図
(a)は先端部側面を示す断面図、図(b)は図(a)
の内視鏡の底面図、図(c)は図(b)のC−C断面
図、図(d)は図(b)のD−D断面図である。
(a)は先端部側面を示す断面図、図(b)は図(a)
の内視鏡の底面図、図(c)は図(b)のC−C断面
図、図(d)は図(b)のD−D断面図である。
【図4】従来における電子内視鏡の先端部の構成を示す
図であり、図(a)は側面断面図、図(b)は図(a)
の内視鏡の底面図である。
図であり、図(a)は側面断面図、図(b)は図(a)
の内視鏡の底面図である。
1,10 … 先端部、 2,13 … 処置具挿通チャンネル、 3,14 … 鉗子口、 4,16 … 起立台、 7 … 処置具、 16b … 係合溝、 20 … 位置規制板、 21 … 起立台洗浄水供給路、 22,23 … 洗浄口、 31 … A/W供給路、 32 … 分岐供給路、 41h … 起立ツマミ、 200 … 収納部。
Claims (2)
- 【請求項1】 内視鏡先端部の処置具挿通チャンネルの
出口近傍に起立台を有し、この起立台により先端部に導
かれた処置具を所定の方向へ曲げ操作しながら各種の処
置を行う処置具挿入型内視鏡において、上記起立台を収納する収納部と、 この収納部の壁面に形成・配置された洗浄口と、 この洗浄口へ洗浄水を導くための洗浄水供給路とを設
け、 この洗浄水供給路から洗浄口を介して上記収納部内へ洗
浄水を供給する ことを特徴とする処置具挿入型内視鏡。 - 【請求項2】 上記洗浄口を上記収納部壁面に沿って起
立動作する起立台により開閉可能となる位置に設け、こ
の洗浄口には観察窓を洗浄する洗浄水供給路に連通する
分岐供給路を接続し、洗浄水を観察窓と起立台収納部へ
選択的に供給することを特徴とする上記第1請求項記載
の処置具挿入型内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248499A JP3048441B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 処置具挿入型内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248499A JP3048441B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 処置具挿入型内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05103757A JPH05103757A (ja) | 1993-04-27 |
JP3048441B2 true JP3048441B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=17179085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3248499A Expired - Fee Related JP3048441B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 処置具挿入型内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3048441B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4716594B2 (ja) | 2000-04-17 | 2011-07-06 | オリンパス株式会社 | 内視鏡 |
CN109890263B (zh) * | 2016-10-28 | 2022-02-25 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜 |
CN106821285B (zh) * | 2017-02-08 | 2019-02-26 | 深圳开立生物医疗科技股份有限公司 | 一种可消除消毒死角的内窥镜头座与内窥镜 |
JP6672200B2 (ja) * | 2017-02-23 | 2020-03-25 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
JP6723942B2 (ja) | 2017-02-24 | 2020-07-15 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
CN111526798B (zh) | 2018-01-26 | 2023-06-06 | 富士胶片株式会社 | 内窥镜 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP3248499A patent/JP3048441B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05103757A (ja) | 1993-04-27 |
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