JP2009183470A - 内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で作業性に優れた洗浄ブラシカセットを備える内視鏡洗浄消毒装置を提供すること。
【解決手段】内視鏡洗浄消毒装置3は、洗浄ブラシ50及びこの洗浄ブラシ50のチューブ部51を押圧挟持するローラ61、62を備える進退機構部60を備え、一端側に第1接続口43a及び第2接続口44aを有する洗浄ブラシカセット40と、内視鏡2が載置される洗浄槽6、洗浄ブラシカセット40が有する第1接続口43aが接続される第1の流体供給路37、洗浄ブラシ50が有する第2接続口44aが接続される第2の流体供給路38、及び洗浄ブラシカセット40の進退機構部60を駆動する駆動力を供給する駆動モータ71を備える内視鏡洗浄装置本体4と、第1の流体供給路37及び第1接続口43aを介して、駆動モータ71の駆動力を進退機構部60に伝達する伝達部材60とを具備している。
【選択図】図4

Description

本発明は、内視鏡の有する内視鏡管路内にブラシカセットが備える洗浄ブラシを挿通させて、内視鏡管路内の洗浄消毒を行う内視鏡洗浄消毒装置に関する。
内視鏡は、検査や治療の目的で体腔内に挿入される。体腔内に挿入された内視鏡は、挿入部の外表面に体液や汚物等が付着するだけでなく、挿入部に設けられている処置具チャンネルを兼ねる吸引管路等の内視鏡管路内にも体液、汚物等が付着する。そのため、使用後の内視鏡においては、外表面、及び内視鏡管路を洗浄、消毒する必要がある。
近年、使用済みの内視鏡の洗浄消毒は、内視鏡洗浄消毒装置によって行われる。例えば、特許文献1には使用済みの内視鏡の特に内視鏡管路を衛生的、かつ効率的に確実な洗浄消毒が行えると共に、使用済みの劣化した洗浄ブラシを未使用の洗浄ブラシに容易に交換できる内視鏡洗浄消毒装置が示されている。
この内視鏡洗浄消毒装置は、洗浄ブラシカセットを構成するローラ収容部内に駆動ローラを備え、その駆動ローラの有するローラ軸はローラ収容部の下面部で回動自在、且つ気密状態で回動支持されている。このローラ軸の下端部には、所定の形状に切り欠き形成された係合部が設けられている。
係合部は、洗浄ブラシカセットが設置されるカセット設置部のユニット設置面に対して回動自在に配置されたローラ軸コネクタ部に形成されている係合穴に係合する構成であり、ローラ軸コネクタ部はブラシ進退モータのモータ軸に連結されている。
特開2007−275438号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡洗浄消毒装置においては、洗浄ブラシカセットを構成するローラ収容部内に設けられている駆動ローラのローラ軸を、ローラ収容部の側部に設けた貫通孔から突出している。この構成では、ローラ軸を気密状態で回動支持するために回転シールを用いるが、この回転シールは高価であり、使い捨ての洗浄ブラシカセットの原価を高価にする要因の1つになっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、安価で作業性に優れた洗浄ブラシカセットを備える内視鏡洗浄消毒装置を提供することを目的にしている。
本発明の内視鏡洗浄消毒装置は、洗浄ブラシ及びこの洗浄ブラシのブラシ挿入部を押圧挟持する少なくとも1つのローラを備える進退機構部をケース体内に備え、このケース体の一端側に第1の接続口及び第2の接続口とを有する洗浄ブラシカセットと、内視鏡が載置される洗浄槽、前記洗浄ブラシカセットが有する第1の接続口が接続される第1の流体供給路、前記洗浄ブラシカセットが有する第2の接続口が接続される第2の流体供給路、及び前記洗浄ブラシカセットの進退機構部を駆動する駆動力を供給する駆動モータを備える内視鏡洗浄装置本体と、前記第1の流体供給路及び前記第1の接続口を介して、前記進退機構部に前記駆動モータの駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを具備している。
この構成によれば、洗浄ブラシカセットのケース体に駆動力伝達手段を配置するための貫通孔が不要になり、その貫通孔の水密及び駆動力伝達手段を回動支持するための回転シールが不要になる。また、洗浄ブラシカセットの第1の接続口及び第2の接続口を内視鏡洗浄装置本体の第1の流体供給路及び第2の流体供給路に着脱する作業、及び進退機構部と駆動モータとを着脱する作業、を略同時に行える。
本発明によれば、安価で作業性に優れた洗浄ブラシカセットを備える内視鏡洗浄消毒装置を実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図6は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡洗浄消毒システムを説明する図、図2は洗浄ブラシカセットに備えられる洗浄ブラシ及び進退機構部の構成を説明する図、図3は洗浄消毒装置本体に設けられる洗浄ブラシカセット収容部と流体供給管路と駆動モータとの関係を説明する図、図4は洗浄ブラシカセットを洗浄消毒装置本体の洗浄ブラシカセット収容部に取り付けた状態を説明する図、図5は洗浄消毒装置本体に設けられる洗浄ブラシカセット収容部の他の構成例と、洗浄ブラシカセットとの関係を説明する図、図6は洗浄ブラシカセットを構成するブラシ導出部の他の構成を説明する図である。
図1に示す符号1は内視鏡洗浄消毒システムであって、内視鏡2と内視鏡洗浄消毒装置3とを備えて構成される。内視鏡洗浄消毒装置3は、内視鏡2の外表面及び処置具チャンネルを兼ねる吸引管路等の内視鏡管路内をも洗浄、消毒する装置である。
内視鏡洗浄消毒装置3は、洗浄消毒装置本体(以下、装置本体と略記する)4と、トップカバー5と備えている。装置本体4の上部には所定の開口形状及び深さの洗浄槽6が設けられている。洗浄槽6の開口は、装置本体4に開閉自在に設置されているトップカバー5によって塞がれる。トップカバー5で洗浄槽6の開口を閉塞状態にしたとき、トップカバー5の一面側が開口周囲に設けられたパッキン4aに密着して水密状態が保持される。したがって、洗浄消毒中において、洗浄槽6内に供給された洗浄液、濯ぎ水、消毒液等の液体が装置本体4の外部に飛散することは防止される。
トップカバー5は、硬質で光透過性を有する樹脂部材、いわゆる透明樹脂部材若しくは半透明樹脂部材で所定形状に形成されている。したがって、ユーザは、トップカバー5によって洗浄槽6の開口が閉塞された状態であっても、トップカバー5を通して洗浄槽6内を目視にて観察することが可能である。
内視鏡2は、例えば操作部21と、この操作部21から延出する可撓性を有する挿入部22とを有して構成されている。操作部21には、送気送水管路配設部23と吸引管路配設部24とが設けられている。送気送水管路配設部23には、内視鏡2の有する内視鏡管路である図示しない送気管路の端部開口、送水管路の端部開口、副送水管路の端部開口、及び漏水検知ノズル等が設けられている。一方、吸引管路配設部24には、内視鏡2の有する内視鏡管路の1つである、処置具チャンネルを兼ねる破線に示す吸引管路2aの端部開口が設けられている。
使用済みの内視鏡2は、例えば専用の内視鏡保持トレー(以下、トレーと略記する)7に収容された状態で洗浄槽6内に設置される。トレー7の上面側には、内視鏡2を所定の位置に配置させて収容するための収容凹部8が設けられている。収容凹部8は、収容される内視鏡2の操作部21の外形形状と、挿入部22の径寸法及び長さ寸法等を考慮して所定形状に形成されている。即ち、収容凹部8は、操作部21が収容される操作部収容部8aと、挿入部22が収容される挿入部収容部8bとを備えて構成されている。
内視鏡2の操作部21の外形形状、或いは挿入部22の径寸法、或いは長さ寸法は用途により異なる。そのため、複数種類の内視鏡2を所有する施設では、それぞれの内視鏡2に対応する専用のトレー7を用意する。
本実施形態の洗浄槽6の側壁には洗浄ノズル着脱部が備えられている。具体的に内視鏡洗浄消毒装置3は、洗浄ノズル着脱部として送気送水管路洗浄部31と吸引管路洗浄部32とを備えている。送気送水管路洗浄部31には流体供給ユニット33が設けられ、吸引管路洗浄部32には吸引管路洗浄ノズル34が設けられている。
流体供給ユニット33は、トレー7に収容された内視鏡2の送気送水管路配設部23に設けられている送気管路の端部開口、送水管路の端部開口、副送水管路の端部開口、及び漏水検知ノズルにそれぞれ連結される図示しない送気用ノズル、送水用ノズル、副送水用ノズル、及び漏水検知ノズル連通部を備えている。一方、吸引管路洗浄ノズル34は、吸引管路配設部24に設けられた吸引管路2aの端部開口に連結される。
内視鏡洗浄消毒装置3の縁部であって、吸引管路洗浄ノズル34近傍には、後述する洗浄ブラシカセット40を設置する洗浄ブラシカセット収容部35が設けられている。
図2に示すようにケース体である洗浄ブラシカセット40は、筒状のブラシ導出部41と、筒状のブラシ収納部42とで構成されている。ブラシ導出部41とブラシ収納部42とは別部材であって、ブラシ導出部41の基端側開口とブラシ収納部42の先端側開口とが例えば接着、或いは溶着等によって一体に固定されている。
ブラシ導出部41は、先端側に第1突出部43と第2突出部44と並設し、第1突出部43は流体流入口である第1接続口43aを備え、第2突出部44はブラシ導出口と流体流出口とを兼ねる第2接続口44aを備えている。突出部43、44の外周面にはそれぞれOリング45が設けられている。Oリング45は、接続口43a、44aを後述する流体供給路(図3の符号37、38)に接続したとき流体供給路37、38の内周面37i、38iにそれぞれ密着して、接続口と流体供給路との間の水密を保持する。
ブラシ収納部42は中空部42aを備え、例えば中空部42a内には、洗浄ブラシ50を構成する長尺なブラシ挿入部であるチューブ部51と、このチューブ部51を進退移動させるブラシ進退機構部60とが配設されている。
チューブ部51は、可撓性を有する長尺なチューブ体であり、チューブ部51の先端側にはブラシ部52が設けられている。ブラシ部52は、チューブ部51の先端側に吸引管路2a内をブラッシング洗浄するブラシ毛を植毛して構成されている。チューブ部51は、ブラシ収納部42の中空部42a内に巻き取られて収納される。
ブラシ進退機構部60は、弾性部材で構成された一対のローラ61、62と、一対のギア63、64と、駆動力伝達手段である伝達部材65とで主に構成されている。尚、ギア63、64は、はす歯歯車であり、伝達部材65に設けられる後述するネジ歯車69と噛合する。
第1のローラ61は、第1軸66の一端部に固設され、この第1軸66の他端部には第1のギア63が固設されている。一方、第2のローラ62は、第2軸67の一端部に固設され、この第2軸67の他端部には第2のギア64が固設されている。伝達部材65は、軸部材68と、軸部材68の一端部に固設されたネジ歯車69と、軸部材68の他端部に固設された接続部70とを備えて構成されている。
第1軸66及び第2軸67は、中空部42a内に配設される図示しない固定具に所定間隔で回動自在に軸支されている。このことによって、洗浄ブラシ50のチューブ部51は、第1ローラ61と第2ローラ62との間に所定の押圧状態で挟持される。また、伝達部材65のネジ歯車69は螺合部であって、第1のギア63と第2のギア64とに噛合した状態で配設される。
第1ローラ61と第2ローラ62との間に挟持されたチューブ部51は、第2の接続口44aから外部に導出される。一方、第1のギア63と第2のギア64とにネジ歯車69が噛合する軸部材68は、第1の突出部43内に挿通されており、接続部70が第1の接続口43a近傍に配置されている。
なお、上述においてはブラシ進退機構部60をブラシ収納部42に配設するとしているが、ブラシ進退機構部60をブラシ導出部41の中空部内に配設する構成にしてもよい。
図3に示す洗浄ブラシカセット収容部35は、洗浄ブラシカセット40が配設される凹み空間部36を備えている。洗浄ブラシカセット収容部35の凹み空間部36を構成する洗浄槽側壁36aには、第1の流体供給路37の流出口37aと、第2の流体供給路38の流入口38aとが形成されている。第2の流体供給路38の図示しない他端開口は前記吸引管路洗浄ノズル34に連結されるように構成されている。
流出口37aには洗浄ブラシカセット40の第1接続口43aが接続可能であり、流入口38aには洗浄ブラシカセット40の第2接続口44aが接続可能である。そして、後述する図4に示すように洗浄ブラシカセット40の第1接続口43aを流出口37aに接続し、第2接続口44aを流入口38aに接続することによって、内視鏡2の吸引管路2aに洗浄液、濯ぎ水、消毒液等を供給する洗浄消毒流路(符号39参照)が構成される。なお、洗浄ブラシカセット収容部35は、図示しない蓋部材によって塞がれる構成になっている。
本実施形態において、装置本体4の所定部に駆動モータ71が配設されている。駆動モータ71は、洗浄ブラシカセット40に設けられているブラシ進退機構部60を構成するギア63、64に噛合しているネジ歯車69を端部に備える伝達部材65の軸部材68を回転させる駆動力を有する。
駆動モータ71のモータ軸72は、例えば水平に配置され、モータ軸72の先端部には軸部材68の端部に設けられた接続部70と係入する係入溝73aを備えた係入部材73が固設されている。モータ軸72は、駆動モータ71が配設されている空間と第1の流体供給路37とを隔てる隔壁74に形成されている貫通孔を構成する段付き孔75を介してして第1の流体供給路37内に突出している。
段付き孔75の細径孔内にはモータ軸72が挿通され、太径孔内には細径孔を介して駆動モータ71側に洗浄液や濯ぎ水等の流体が漏出することを防止する回転シール76が配設される。モータ軸72は、回転シール76によって、気密状態で回動支持される。モータ軸72は、流出口37aを備える孔の中心軸に対して略同軸に配置されている。
上述のように構成した内視鏡洗浄消毒システム1の作用を説明する。
使用済みの内視鏡2の洗浄消毒を内視鏡洗浄消毒装置3で行う際、ユーザは、前記図1に示されているように使用済みの内視鏡2を収容凹部8に配置したトレー7を洗浄槽6に所定の状態で設置する。
また、ユーザは、内視鏡洗浄消毒装置3の洗浄ブラシカセット収容部35に洗浄ブラシカセット40を取り付ける。その際、ユーザは、図4の破線に示す洗浄ブラシカセット40を洗浄ブラシカセット収容部35の開口に対峙させ、矢印Aに示すように洗浄ブラシカセット40を凹み空間部36内に導く。
そして、凹み空間部36内に導いた洗浄ブラシカセット40を流出口37a、流入口38aに向けて移動していく。すると、第1接続口43aが第1の流体供給路37内に挿入されるとともに、第2接続口44aが第2の流体供給路38内に挿入される。
ここで、洗浄ブラシカセット40の移動を続行することによって、第1突出部43に設けられているOリング45が第1の流体供給路37内に導入されるとともに、第2突出部44に設けられているOリング45が第2の流体供給路38内に導入される。その後、接続部70が係入部材73の係入溝73aに係入して駆動力伝達状態になり、洗浄ブラシカセット40の取り付けを完了する。
このとき、それぞれのOリング45は、第1の流体供給路37の内周面37i及び第2の流体供給路38の内周面38iに密着して、流体供給路37、38と突出部43、44との連結部分の水密を確保する。このことによって、第1の流体供給路37と第2の流体供給路38とが洗浄ブラシカセット40の内部空間40aを介して連通状態になって、前記洗浄消毒流路39が構成される。
この後、ユーザは、トップカバー5を閉状態にする。このことによって、内視鏡の洗浄消毒の準備が完了する。
次に、ユーザは、内視鏡洗浄消毒装置3に備えられている図示しない操作パネルのスタートスイッチを操作する。すると、内視鏡洗浄消毒装置3は、規定のプログラムに応じて、洗浄工程、濯ぎ工程、消毒工程、そして再度濯ぎ工程を順次実行し、最後にアルコールフラッシュによる脱水工程を行って、内視鏡2を洗浄消毒する一連の動作を完了する。
スタートスイッチが押されると、内視鏡洗浄消毒装置3の制御部(不図示)は、例えば、流体供給ユニット33を送気送水管路配設部23に装着するために図示しないソレノイドを駆動すると共に、吸引管路洗浄ノズル34を吸引管路配設部24に装着するために図示しないソレノイドを駆動する。そして、制御部は、流体供給ユニット33が送気送水管路配設部23に装着されたこと、及び吸引管路洗浄ノズル34が吸引管路配設部24に装着されたことを確認すると、内視鏡2の洗浄工程を開始する。
すなわち、図示しない循環ポンプの駆動により、洗浄液が洗浄槽6と流体供給ユニット33と吸引管路洗浄ノズル34とに送液される。ここで、吸引管路洗浄ノズル34に送液された洗浄液は、内視鏡2の吸引管路2a内に供給される。
また、駆動モータ71の駆動により、ブラッシング洗浄を行うブラシ部52が前進を開始する。駆動モータの回転力は、図示しないブラシ進退機構部60の係入部材73、接続部70を介して軸部材68、ネジ歯車69に伝達される。すると、ネジ歯車69に噛合しているギア63、64が同時に回転を開始して、このギア63、64が固設されている軸66、67を介してローラ61、62も回転を開始する。ローラ61、62が回転することによって、これらローラ61、62間に挟持されていた洗浄ブラシ50のチューブ部51が前進を開始して、チューブ部51が第2の流体供給路38内に導出されていく。
このことによって、チューブ部51の先端に設けられているブラシ部52が第2の流体供給路38内、吸引管路洗浄ノズル34内を通過した後、内視鏡2の吸引管路2a内に導入され、この吸引管路2a内を移動していく。吸引管路2a内に導入されたブラシ部52は、制御部の制御によって、前後動を繰り返しながら、前進していく。
その後、制御部は、ブラシ部52が内視鏡2の挿入部22の先端から突出したことを検知すると、前進制御を停止させ、その後、ブラシ部52を繰り返し前後動させながら後退されていく。
そして、洗浄ブラシ50は、規定のプログラムに応じて、吸引管路洗浄ノズル34から吸引管路2aの先端開口までの前進、或いは後退を繰り返して、ブラシ部52による吸引管路2aのブラッシング洗浄を行う。
なお、洗浄液は、洗浄工程中、常に、内視鏡2の吸引管路2a中に送液されている。また、洗浄工程を終了して濯ぎ工程を実行するとき、制御部は、ブラシ部52を洗浄ブラシカセット40の初期位置に移動させた後、駆動モータ71の駆動を停止状態にする。
本実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置3は、内視鏡2の外表面、並びに吸引管路2aを洗浄し、その後、各種工程を実行して、内視鏡2を洗浄消毒する。内視鏡2を洗浄消毒する一連の工程が終了すると、ユーザは、内視鏡2をトレー7ごと洗浄槽6から取り出し、内視鏡2を保管庫に保管する一方、洗浄ブラシカセット40を洗浄ブラシカセット収容部35から取り外し、この使用済みの洗浄ブラシカセット40を廃棄して、洗浄作業を終了する。
このように、洗浄ブラシカセット内に洗浄ブラシ及びこの洗浄ブラシのチューブ部を進退させる進退機構部を設ける一方、装置本体に進退機構部に動力を供給する駆動モータを設ける。そして、駆動モータの駆動力を進退機構部に伝達する伝達部材を進退機構部に取り付け、その伝達部材を洗浄ブラシカセットが備える第1の接続口を介して第1の流体供給路に突出した駆動モータに接続する。このことによって、洗浄ブラシカセットを構成するブラシ導出部或いはブラシ収納部の側面に伝達部材を構成する軸部材を配置するための貫通孔が不要になるので、この貫通孔に配設する高価な回転シールを不要にして安価な洗浄ブラシカセットを実現できる。
また、洗浄ブラシカセットを構成するブラシ導出部の一方端に、第1の接続口を備える第1突出部と第2の接続口を備える第2突出部と並設させるとともに、洗浄ブラシカセット収容部の洗浄槽側壁に第1の流体供給路の流出口と、第2の流体供給路の流入口とを形成している。このことによって、洗浄ブラシカセット収容部の凹み空間部内に導いた洗浄ブラシカセットの第1の接続口及び第2の接続口を、第1の流体供給路の流出口及び第2の流体供給路の流入口に向けて移動させる動作によって、第1接続口を第1の流体供給路に接続すること、第2接続口を第2の流体供給路に接続すること、及び接続部を係入部材の係入溝に係入することを略同時に行うことができる。
なお、上述した実施形態において、装置本体4は、凹み部36を有する洗浄ブラシカセット収容部35を備える構成であった。しかし、洗浄ブラシカセット収容部35に凹み空間部36を設ける代わりに、図5に示すように洗浄槽側壁36aに対向する壁取り払って、凹み溝36Bを有する洗浄ブラシカセット収容部35Aを装置本体4に設ける構成にしてもよい。洗浄ブラシカセット収容部35Aも、図示しない蓋部材によって塞がれる構成になっている。
この構成によれば、内視鏡洗浄消毒装置3の洗浄ブラシカセット収容部35Aに洗浄ブラシカセット40を取り付ける際、前記図4の矢印Aで示した動作を行うことなく、ユーザが破線に示すように洗浄ブラシカセット40の第1の接続口43a及び第2の接続口44aを流出口37a及び流入口38aに対向させて、洗浄ブラシカセット40を凹み溝36Aに配置する。そして、この洗浄ブラシカセット40を矢印Bに示すように流出口37a及び流入口38aに向けて移動して、上述したように第1接続口43aを第1の流体供給路37に接続すること、第2接続口44aを第2の流体供給路38に接続すること、及び接続部70を係入部材73の係入溝73aに係入することを略同時に行って、洗浄ブラシカセット40の取り付けを完了する。
このように、装置本体に設けられる洗浄ブラシカセット収容部に凹み空間部を設ける代わりに凹み溝を設けることによって、洗浄ブラシカセットの接続口を流出口に向けて移動させる1動作によって、第1接続口を第1の流体供給路に接続すること、第2接続口を第2の流体供給路に接続すること、及び接続部を係入部材の係入溝に係入することを略同時に行うことができる。このことによって、洗浄ブラシカセットの取り付け及び取り外しを、より容易に行える。
また、図6に示すようにブラシ導出部41を構成する第1突出部43の内孔に例えば接続部70の外周面を保持する保持孔46aを有する保持部46を設ける。このことによって、伝達部材65を構成する接続部70を第1突出部43内の所定位置に安定した状態で保持することができるとともに、係入部材73との接続をより速やかに確実に行うことができる。符号47は固定面であって、基端側開口の外周に設けられている。固定面には例えば接着剤が塗布され、ブラシ収納部42の先端側開口の内周に設けられた図示しない固定面と接着される。
上述した実施形態においては、係入部材73に係入溝73aを設ける構成を示しているが、接続部70側に係入溝を設け、係入部材側に係入凸部を設ける構成であってもよい。また、係入溝73aの形状は、直線形状に限定されるものではなく、十字溝等であってもよい。また、係入部材に接続部が配置される凹部を設ける構成にしてもよい。この構成においては、凹部の外周壁に凹凸部を設ける一方、接続部に前記凹部の凹凸部に係入する凸凹部を設ける。
さらに、上述した実施形態においては、伝達部材65を構成するネジ歯車69を予め、ブラシ進退機構部60を構成する一対のギア63、64に噛合して、この伝達部材65を洗浄ブラシカセット40に配設する構成としている。しかし、伝達部材65を洗浄ブラシカセット40に設けることなく、駆動モータ71の駆動力を図7、図8に示すようにブラシ進退機構部60Aに伝達するように構成してもよい。図7は洗浄ブラシカセットの他の構成例を説明する図、図8は洗浄ブラシカセットに設けられる進退機構部の他の構成例を説明する図である。
図7に示すように本実施形態の洗浄ブラシカセット40Aの内部空間40a内にはブラシ進退移動機構60Aが設けられている。ブラシ進退移動機構60Aは、一対のローラ61、62と、一対のギア63、64とを備えて構成されている。一対のローラ61、62と一対のギア63、64とをそれぞれ端部に固設した軸66、67は、ブラシ収納部42内に固設される図示しない固定具に所定間隔で回動自在に軸支されている。
本実施形態においては、駆動モータ71に伝達部材65Aが備えられている。伝達部材65Aは、前記ギア63、64に噛合するように構成されているネジ歯車77と、このネジ歯車77を先端部に固設した駆動モータ71のモータ軸78とで構成されている。その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
この構成によれば、洗浄ブラシカセット40Aを洗浄ブラシカセット収容部35の凹み空間部36内に導いた後、洗浄ブラシカセット40Aを流出口37a、流入口38aに向けて移動していくと、第1突出部43内にネジ歯車77及びモータ軸78が挿入される。そして、第1接続口43aが第1の流体供給路37内に挿入されるとともに、第2接続口44aが第2の流体供給路38内に挿入された後に、ネジ歯車77がブラシ進退移動機構60Aを構成する一対のギア63、64に噛合する。
その後、第1突出部43に設けられているOリング45を第1の流体供給路37内に配置し、かつ第2突出部44に設けられているOリング45を第2の流体供給路38内に配置すると、ネジ歯車77が一対のギア63、64と所定の噛合状態になって、洗浄ブラシカセット40Aの取り付けが完了する。
このように、洗浄ブラシカセットに配設される進退移動機構を一対のローラと、一対のギアとを備えて構成する一方、駆動モータにネジ歯車をモータ軸の先端部に固設して構成した伝達部材を設ける。このことによって、洗浄ブラシカセットから伝達部材を無くしてより安価な洗浄ブラシカセットを提供することができる。その他の作用及び効果は前記実施形態と同様である。
なお、本実施形態においては、ネジ歯車77を一対のギア63、64に噛合させて駆動力を伝達する構成にしているが、図8に示すように例えばスパイラルベベルギア79にモータ軸78Aの先端部に設けたピニオンギア80を噛合させて駆動モータ71の駆動力をブラシ進退移動機構60Bに伝達する構成にしてもよい。
ブラシ進退移動機構60Bは、一方の軸である例えば軸67にスパイラルベベルギア79を設け、軸66A、67の一端部に平歯車81とローラ61、62とを一体に設けたギア付きローラ82、83とを設けて構成する。この構成においても、軸66A、67は、図示しない固定具に所定間隔で回動自在に軸支されている。
一方、駆動モータ71には、スパイラルベベルギア79に噛合するピニオンギア80とこのピニオンギア80を先端部に設けたモータ軸78Aとで構成した伝達部材65Bを設ける。その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
このようにブラシ進退移動機構60Bを構成することによって、洗浄ブラシカセットを洗浄ブラシカセット収容部35の凹み空間部36内に導いた後、この洗浄ブラシカセットを流出口37a、流入口38aに向けて移動したとき、第1突出部43内にピニオンギア80及びモータ軸78Aが挿通される。そして、第1接続口43aが第1の流体供給路37内に挿入されるとともに、第2接続口44aを第2の流体供給路38内に挿入させた後、ピニオンギア80がスパイラルベベルギア79に噛合する。
その後、第1突出部43に設けられているOリング45を第1の流体供給路37内に配置し、かつ第2突出部44に設けられているOリング45を第2の流体供給路38内に配置すると、ピニオンギア80とスパイラルベベルギア79とが所定の噛合状態になって、洗浄ブラシカセット40Aの取り付けが完了する。
本実施形態において駆動モータ71の回転力は、モータ軸78Aからピニオンギア80を介してスパイラルベベルギア79に伝達される。すると、スパイラルベベルギア79が固設されている軸67が回転を開始して、軸67に設けられているギア付きローラ83が回転する。ギア付きローラ83の平歯車81と、軸66Aに設けられているギア付きローラ82の平歯車81とが噛合していることにより、軸67の回転に伴って軸66Aも回転する。すると、これらローラ61、62間に挟持されている洗浄ブラシ50のチューブ部51が前進を開始して、上述の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
ところで、手作業による内視鏡洗浄においては、内視鏡管路内を洗浄ブラシでブラシ洗浄している。このブラシ洗浄の際、挿入部の先端開口、或いは操作部に設けられている処置具挿入口から突出した洗浄ブラシのブラシ部を揉み洗いして、このブラシ部に付着した汚れを落として、繰り返しブラシ洗浄を行っていた。洗浄ブラシを内視鏡管路内に自動で挿入して洗浄を行う内視鏡洗浄消毒装置においても、洗浄ブラシのブラシ部に付着した管路内の汚れをこそぎ落として洗浄することが望まれている。
例えば、特開平8−275917号公報には、洗浄ブラシに相当する掃除用ブラシを内視鏡の管路に自動的に挿入することができるとともに、内視鏡の管路の挿入部の先端の開口から突出させた掃除用ブラシのブラシ部に相当するブラシ毛部に対し洗浄液を供給することにより、ブラシ毛部を洗浄するブラシ洗浄ノズルを備えた洗浄用ブラシ自動挿入装置が開示されている。
しかし、上記洗浄用ブラシ自動挿入装置では、このブラシ部に付着した汚れをブラシ部に流体を供給して落とすだけであるため、ユーザからは、ブラシ部に付着した汚れ等を手でもみ洗いするようにブラシ部に当接して汚れを落とす部材を備えた内視鏡洗浄消毒装置が望まれている。
図9乃至図14はブラシ部に付着した管路内の汚れを除去するブラシ部洗浄具を備える内視鏡洗浄消毒装置にかかり、図9は洗浄槽に複数のブラシ部洗浄具を設けた洗浄消毒装置本体を説明する図、図10はブラシ部洗浄具の構成を説明する図、図11はブラシ部洗浄具によって汚れを落としている状態を説明する図、図12はブラシ部洗浄具の第1の変形例を説明する図、図13はブラシ部洗浄具の第2の変形例を説明する図、図14は第2の変形例のブラシ部洗浄具の流路を説明する断面図である。
図9に示すように本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置3Aは、装置本体4Aが有する洗浄槽6Aの底面6bの所定の位置に、複数(例えば3つ)のブラシ部洗浄具11を備えている。ブラシ部洗浄具11は例えば板状であって、図10に示すようにバネ付きヒンジ12に一体的に取り付けられ、図示しないバネの有する付勢力によって起き上がり可能に構成されている。符号6cはヒンジ配設凹部である。
本実施形態のブラシ部洗浄具11は、バネ付きヒンジ12が有するバネの付勢力によって例えば角度θが60度の位置に配置される構成である。そして、傾いて配置されたブラシ部洗浄具11に対して、バネ付きヒンジ12の有するバネの付勢力に抗する外力が働くことによって、このブラシ部洗浄具11は底面6b側に倒されていき、図10、図11の破線に示すように、底面6bと略面一致した状態まで倒れることが可能な構成になっている。また、バネ付きヒンジ12は、ブラシ部洗浄具11が二点鎖線に示すように底面6bに対して略直立する位置まで回動可能に構成されている。
したがって、洗浄槽6A内に図9の二点鎖線に示すように内視鏡2Aの操作部21A、挿入部22Aを予め設定された状態に配置したとき、挿入部22Aがブラシ部洗浄具11上に載置されることによってこのブラシ部洗浄具11は前記図10、図11の破線で示したように倒れた状態になる。また、吸引管路洗浄ノズル34が吸引管路配設部24に向かって移動するとき、ブラシ部洗浄具11に当接することによって、このブラシ部洗浄具11が吸引管路洗浄ノズル34によって押し倒される。
なお、ブラシ部洗浄具11は、挿入部22Aの長さ寸法を考慮して洗浄槽6Aの底面6bの所定位置に配設されており、挿入部22Aの先端面が配置される位置よりも所定距離だけ前方側に位置している。また、洗浄槽6Aの底面6bには操作部21A、挿入部22Aの配置位置をそれぞれ所定の位置に設定する図示しない複数の凸部が配列されている。
図11に示すようにブラシ部洗浄具11は、切り欠き溝で構成したブラシ部洗浄溝(以下、スリットと略記する)13を備えている。スリット13の幅寸法は、ブラシ毛を植毛されたブラシ部92が接触してこのブラシ部92に付着した汚れを効率良くこそぎ落とす幅寸法に設定されている。なお、スリット13の幅寸法は、洗浄ブラシ90を構成する例えばワイヤで構成されたブラシ挿入部91の径寸法より幅広である。符号14はテーパー面であり、ブラシ挿入部91をスリット13内に容易に案内するように上端面11u側が拡開している。
上述のように構成したブラシ部洗浄具11を洗浄槽6Aの底面6bに備えた内視鏡洗浄消毒装置3Aの作用を説明する。
使用済みの内視鏡2Aの洗浄消毒を内視鏡洗浄消毒装置3Aで行う際、ユーザは、使用済みの内視鏡2Aの操作部21A、挿入部22Aを洗浄槽6Aの所定位置に設置する。このことによって、挿入部22Aの先端面がブラシ部洗浄具11に所定の位置関係で対峙する。
また、ユーザは、内視鏡洗浄消毒装置3Aの洗浄ブラシカセット収容部35に図示しない洗浄ブラシカセットを取り付ける。この後、ユーザは、図示しないトップカバーを閉状態にする。このことによって、内視鏡の洗浄消毒の準備が完了する。
次に、ユーザは、内視鏡洗浄消毒装置3Aに備えられている図示しない操作パネルにあるスタートスイッチを操作する。すると、内視鏡洗浄消毒装置3Aの制御部(不図示)は、流体供給ユニット33、吸引管路洗浄ノズル34をそれぞれ管路配設部23、24に装着するため、流体供給ユニット33、吸引管路洗浄ノズル34に対応する図示しないソレノイドを駆動する。そして、制御部は、流体供給ユニット33及び吸引管路洗浄ノズル34が管路配設部23、24に装着されたことを確認すると、内視鏡2の洗浄工程を開始する。
なお、吸引管路洗浄ノズル34が吸引管路配設部24に向かって移動中、吸引管路洗浄ノズル34がブラシ部洗浄具11に当接することによって、ブラシ部洗浄具11は押し倒される。
洗浄工程が開始されると、図示しない循環ポンプの駆動により、洗浄液が洗浄槽6と、流体供給ユニット33と、吸引管路洗浄ノズル34とに送液される。また、ブラシ部52によるブラッシング洗浄を行うため、図示しない駆動モータが駆動される。
吸引管路洗浄ノズル34に送液された洗浄液は、内視鏡2の吸引管路内に供給されていく。一方、駆動モータの回転力は、図示しない洗浄ブラシカセットが備えるブラシ進退機構のギアに伝達される。すると、一対のローラが回転を開始してローラ間に挟持されている洗浄ブラシ90のブラシ挿入部91が前進を開始して洗浄ブラシカセットから送り出されていく。
その後、ブラシ部92は、制御部の制御によって、前後動を繰り返しながら前進するブラシング動作を開始する。吸引管路内に洗浄液が供給されている状況下で、ブラシ部92が吸引管路内をブラッシング動作しながら前進していくことによって、吸引管路内がブラッシング洗浄される。そして、モータの回動駆動に伴って、ブラシ部92は徐々に先端開口25に近づいていく。
ブラッシング動作中、制御部は、ローラの回転数を検出する図示しない回転検出装置から出力される検出信号を基に挿入部送り量が算出し、送り量が所定量に到達したか否かを判定する。そして、制御部は、演算結果からブラシ部92が先端開口25から所定量だけ導出したと判定したなら、洗浄液の供給を停止する。
なお、ブラシ部92が先端開口25から導出されたとき、ブラシ部92がブラシ部洗浄具11に当接することによって、ブラシ部洗浄具11は図11の破線に示すように押し倒される。
そして、ブラシ部92がブラシ部洗浄具11を通過して所定量導出されて、洗浄液の供給が停止されると、ブラシ部洗浄具11はバネ付きヒンジ12が有するバネの付勢力によって破線の状態から傾いた状態に起き上がる。ブラシ部洗浄具11が起き上がるとき、ブラシ部洗浄具11のスリット13内にブラシ挿入部91が配置される。
次に、制御部は、ブラシ部92の汚れを落とす制御を行う。つまり、制御部は、ブラシ部92を先端開口25近傍まで後退させる制御と、先端開口25近傍まで引き戻したブラシ部92を再びブラシ部洗浄具11を通過させて所定量導出させる前進制御とを所定の回数だけ繰り返し行って、ブラシ部92に付着した汚れを除去する開口側汚れ除去動作を行う。
すなわち、ブラシ部洗浄具11のスリット13内にブラシ挿入部91が配置された状態で、ブラシ部92を先端開口25近傍まで移動する制御が後退させる制御である。ブラシ部92がスリット13内を通過することによって、ブラシ部92に付着していた管路内の汚れ等がブラシ部洗浄具11によってこそぎ落とされる。なお、ブラシ部92がスリット13を通過するとき、ブラシ部洗浄具11は図11に示すように直立状態に保持される。
開口側汚れ除去動作を繰り返し行った後、制御部は、洗浄液の供給を再開するとともに、ブラッシングを行うために前記モータに制御信号を出力してブラシ挿入部91の巻き取り制御を開始する。このとき、制御部は、ブラシ部92に前後動を繰り返しながら後退させるブラシング動作を開始させる。
吸引管路内に洗浄液が供給されている状況下で、ブラシ部92が吸引管路内をブラッシング動作しながら後退していくことによって、吸引管路内はブラッシング洗浄される。そして、モータの回動駆動に伴って、ブラシ部92は徐々に吸引管路洗浄ノズル34に近づいていく。
ブラッシング動作中、制御部は、回転検出装置から出力される検出信号を基に算出した挿入部送り量が所定量に到達したか否かを判定する。そして、制御部は、演算結果からブラシ部92が吸引管路洗浄ノズル34に到達したと判定したなら、吸引管路洗浄ノズル34を後退させて初期位置に移動し、その後、洗浄液の供給を停止する制御を行う。吸引管路配設部24に装着されていた吸引管路洗浄ノズル34が初期位置に移動することによって、ブラシ部洗浄具11が傾いた状態で起き上がる。
ここで、制御部は、ブラシ部の汚れを落とす制御を行う。つまり、制御部は、ブラシ部92を吸引管路配設部24近傍まで前進させる制御と、吸引管路配設部24近傍まで前進させたブラシ部92を再び吸引管路洗浄ノズル34近傍まで後退させる制御とを所定の回数だけ繰り返し行って、ブラシ部92の汚れを除去するノズル側汚れ除去動作を行う。
すなわち、前述したようにブラシ部洗浄具11のスリット13内にブラシ挿入部91を配置させた状態で、ブラシ部92を後退させる制御を行う。このことによって、ブラシ部92がスリット13を通過して、ブラシ部92に付着していた管路内の汚れ等がブラシ部洗浄具11によってこそぎ落とされる。
ノズル側汚れ除去動作後、制御部は、吸引管路洗浄ノズル34を再び吸引管路配設部24に装着するために図示しないソレノイドを駆動し、吸引管路洗浄ノズル34が吸引管路配設部24に装着されたことを確認後、再び、内視鏡2の洗浄工程を開始する。
すなわち、洗浄工程においては、前進するブラシング動作、開口側汚れ除去動作、後退するブラッシング動作、ノズル側汚れ除去動作が所定回数、繰り返し行われる。そして、所定の回数これら動作を行った後、洗浄工程を終了して、次の濯ぎ工程に移行する。
このように、洗浄槽の底面の所定位置にスリットを有するブラシ部洗浄具を設けたことによって、ブラシ部をスリットに通して、このブラシ部に付着した汚れの除去を行うことができる。
なお、ブラシ部に付着した汚れの除去を、より確実に行うため、例えば図12に示すようにブラシ部洗浄具11近傍に、流体を噴出する流体吐出ノズル15を設けるようにしてもよい。この構成によれば、スリット13を通過しようとするブラシ部92に向けて流体を噴出して、吐出流体とスリット13とによって、ブラシ部92に付着した汚れの除去を速やかに行うことができる。
また、図13に示すようにスリット13を構成する対向するスリット形成面16に複数の流体吐出孔17を設けてブラシ部洗浄具11Aを構成するようにしてもよい。ブラシ部洗浄具11Aには、図14に示すように流体吐出孔17に通じる流路18が形成されている。符号19は、接続口であり、この接続口19に図示しない流体チューブが直接、或いは間接的に接続される。
この構成によれば、ブラシ部92をスリット13に通して汚れをこそぎ落としている最中に、19を介して洗浄液等を供給することによって、複数の流体吐出孔17からブラシ部92に吐出流体を噴出させて、ブラシ部92に付着した汚れの除去をより速やかに行うことができる。
上述した実施形態においては、ブラシ部洗浄具11、11Aを、バネ付きヒンジ12によって、洗浄槽6Aの底面6bに対して直立した状態と底面6bに対して倒してこの底面6bと面一致した状態とに切り替えられる構成にしている。しかし、ブラシ部洗浄具の構成は、バネ付きヒンジ等の付勢手段に限定されるものではなく、図15乃至図17に示すように流体の流れを利用するものであってもよい。図15は流体の流れによって洗浄槽の底面に対して直立した状態と底面に対して面一致した状態とに切り替え可能なブラシ部洗浄具の一構成例を説明する図、図16は流体の流れによって洗浄槽の底面に対して直立した状態と底面に対して面一致した状態とに切り替え可能なブラシ部洗浄具の他の構成例を説明する図、図17は図16のブラシ部洗浄具が流体の供給によって直立した状態を示す図である。
図15に示すように本実施形態においては、洗浄槽6Aの底面6bの所定位置にブラシ部洗浄具配設部(以下、洗浄具配設部と記載)6dを設けている。洗浄具配設部6dには洗浄液、或いは濯ぎ水等を供給する流体供給路6eが連通している。
洗浄具配設部6dには、直方体形状のブラシ部洗浄具100が移動自在に設けられる。ブラシ部洗浄具100は、前記ブラシ部洗浄具11と同様なスリット(不図示)及び複数の流体吐出孔101を備えている。ブラシ部洗浄具100には、前記流体吐出孔17に通じる流路18を設ける代わりに、流体吐出孔101に連通する押し上げ空間102が設けられている。
なお、符号103は流体流入口であり、符号104は鍔部であり、符号6fはストッパーである。
上述のように構成されているブラシ部洗浄具100の作用を説明する。
流体供給路6eを介して矢印に示すように例えば洗浄液が供給されると、洗浄液は、流体流入口103を介して押し上げ空間102に流入する。実線に示すブラシ部洗浄具100の押し上げ空間102に洗浄液が流入することによって、ブラシ部洗浄具100が上昇されて、破線に示すように底面6bに立設した状態になる。このとき、ブラシ部洗浄具100の図示しないスリット内にブラシ挿入部91が配設されるとともに、流体吐出孔101から洗浄液が噴出される。
即ち、本実施形態において、制御部は、ブラッシング動作中、挿入部送り量からブラシ部92が先端開口25から導出したと判定したなら、洗浄液の供給を一旦停止させて、ブラシ部92を先端開口25から所定量、導出させる。
洗浄液の供給が停止されることによって、破線に示すように底面6bから立設しているブラシ部洗浄具100は、自重で、下降して実線に示すように洗浄具配設部6d内に収容された状態になる。一方、洗浄液の供給停止後、ブラシ部92を先端開口25から所定量、導出させることによってブラシ部92は、ブラシ部洗浄具100を通過する。
制御部は、ブラシ部92の移動を検出した後、流体の供給を再開する。すると、ブラシ部洗浄具100のスリット内にブラシ挿入部91が配設され、流体吐出孔101から流体が噴出した状態になる。この後、制御部は、ブラシ部92を所定距離だけ後退させる制御を行う。すると、ブラシ部92がスリットを通過して汚れがこそぎ落とされるとともに、ブラシ部92がスリット通過中、このブラシ部92に吐出流体が噴出されて、ブラシ部92に付着した汚れが除去される。
このように、スリット、複数の流体吐出孔101及び押し上げ空間102を備えるブラシ部洗浄具100を、流体供給路6eに連通する洗浄具配設部6dに配設することによって、流体供給路6eを介して流体をブラシ部洗浄具100の押し上げ空間102に供給することによって、洗浄具配設部6dに収容された状態のブラシ部洗浄具100を底面6bから立設させることができる。
なお、図16に示すように断面形状がL字形状で板状のブラシ部洗浄具110を、洗浄具配設部6d1に軸113で回動自在に配設するようにしても良い。
ブラシ部洗浄具110は、スリット(不図示)を備える洗浄部111と、流体受け部112とを備えて構成されている。符号114は流体吐出孔であり、流体吐出孔114を通過した洗浄液、或いは濯ぎ水等はスリットに向かって噴出される。
なお、ブラシ部洗浄具110は、流体供給路6eに流体が供給されていない状態のとき、自重によって図16に示すように洗浄部111を構成する第1平面111aが洗浄槽6Aの底面6bと略面一致状態になるように構成されている。
この構成によれば、流体供給路6eを介して図16の破線の矢印に示すように例えば洗浄液を供給すると、供給された洗浄液が、流体受け部112に衝突する。すると、洗浄液の一部が、流体吐出孔114及び流体供給路6eと流体受け部112との隙間から流出するが、洗浄液の供給に伴って流体受け部112を押圧する流圧が上昇して、ブラシ部洗浄具110が軸113を中心に回転して、図17に示すように洗浄部111が底面6bから立設した状態になる。
このことによって、図15に示したブラシ部洗浄具100と同様の作用及び効果を得ることができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
[付記]
1.内視鏡管路を備える内視鏡を洗浄する洗浄槽を有する内視鏡洗浄装置本体と、前記内視鏡の内視鏡管路を洗浄する洗浄ブラシ及びこの洗浄ブラシのブラシ挿入部を進退させる進退機構部を備える洗浄ブラシカセットとを備える内視鏡洗浄消毒装置において、
前記洗浄槽の底面に、前記洗浄ブラシのブラシ部に付着した汚れを除去するブラシ部洗浄具を設けた内視鏡洗浄消毒装置。
2.前記ブラシ部洗浄具は、前記洗浄ブラシのブラシ部の外径寸法より幅狭で、前記ブラシ挿入部の外径寸法より幅広のスリットを有する付記1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
3.前記ブラシ部洗浄具は、前記スリットの上端面側に前記ブラシ部挿入部を当該スリットに案内するテーパー面を有する付記2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
4.前記ブラシ部洗浄具は、前記洗浄槽の底面から立設した状態と、前記洗浄槽の底面と面一致した状態とに動作可能である付記1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
5.前記ブラシ部洗浄具は、当該ブラシ部洗浄具を保持する保持部材が備える付勢手段の付勢力によって立設する付記4に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
6.前記ブラシ部洗浄具は、当該ブラシ部洗浄具の備える流体吐出孔に供給される液体によって立設する付記4に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
図1乃至図6は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡洗浄消毒システムを説明する図 洗浄ブラシカセットに備えられる洗浄ブラシ及び進退機構部の構成を説明する図 洗浄消毒装置本体に設けられる洗浄ブラシカセット収容部と流体供給管路と駆動モータとの関係を説明する図 洗浄ブラシカセットを洗浄消毒装置本体の洗浄ブラシカセット収容部に取り付けた状態を説明する図 洗浄消毒装置本体に設けられる洗浄ブラシカセット収容部の他の構成例と、洗浄ブラシカセットとの関係を説明する図 洗浄ブラシカセットを構成するブラシ導出部の他の構成を説明する図 洗浄ブラシカセットの他の構成例を説明する図 洗浄ブラシカセットに設けられる進退機構部の他の構成例を説明する図 図9乃至図14はブラシ部に付着した管路内の汚れを除去するブラシ部洗浄具を備える内視鏡洗浄消毒装置にかかり、図9は洗浄槽に複数のブラシ部洗浄具を設けた洗浄消毒装置本体を説明する図 ブラシ部洗浄具の構成を説明する図 ブラシ部洗浄具によって汚れを落としている状態を説明する図 ブラシ部洗浄具の第1の変形例を説明する図 ブラシ部洗浄具の第2の変形例を説明する図 第2の変形例のブラシ部洗浄具の流路を説明する断面図 流体の流れによって洗浄槽の底面に対して直立した状態と底面に対して面一致した状態とに切り替え可能なブラシ部洗浄具の一構成例を説明する図 流体の流れによって洗浄槽の底面に対して直立した状態と底面に対して面一致した状態とに切り替え可能なブラシ部洗浄具の他の構成例を説明する図 図16のブラシ部洗浄具が流体の供給によって直立した状態を示す図
符号の説明
1…内視鏡洗浄消毒システム 2…内視鏡 2a…吸引管路
3…内視鏡洗浄消毒装置 4…装置本体 6…洗浄槽 6b…底面
21…操作部 22…挿入部 33…流体供給ユニット
34…吸引管路洗浄ノズル 35…洗浄ブラシカセット収容部
37…第1の流体供給路 38…第2の流体供給路 39…洗浄消毒流路
40…洗浄ブラシカセット 41…ブラシ導出部 42…ブラシ収納部
43…第1突出部 43a…第1接続口 44…第2突出部 44a…第2接続口
45…Oリング 50…洗浄ブラシ 51…チューブ部 52…ブラシ部
60…ブラシ進退機構部 61…第1のローラ 62…第2のローラ
63…第1のギア 64…第2のギア 65…伝達部材 66…第1軸
67…第2軸 68…軸部材 69…ネジ歯車 70…接続部
71…駆動モータ 72…モータ軸 73…係入部材 73a…係入溝
75…段付き孔 76…回転シール

Claims (6)

  1. 洗浄ブラシ及びこの洗浄ブラシのブラシ挿入部を押圧挟持する少なくとも1つのローラを備える進退機構部をケース体内に備え、このケース体の一端側に第1の接続口及び第2の接続口を有する洗浄ブラシカセットと、
    内視鏡が載置される洗浄槽、前記洗浄ブラシカセットが有する第1の接続口が接続される第1の流体供給路、前記洗浄ブラシが有する第2の接続口が接続される第2の流体供給路、及び前記洗浄ブラシカセットの進退機構部を駆動する駆動力を供給する駆動モータを備える内視鏡洗浄装置本体と、
    前記第1の流体供給路及び前記第1の接続口を介して、前記駆動モータの駆動力を前記進退機構部に伝達する駆動力伝達手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
  2. 前記駆動モータのモータ軸が、前記第1の接続口の開口と対向する前記第1の流体供給路内に突出し、このモータ軸の端部に係入部材を備える構成において、
    前記駆動力伝達手段は、
    前記洗浄ブラシカセット内に備えられた前記進退機構部に螺合する螺合部と、
    前記係入部材に係入される接続部と、
    この接続部と前記螺合部とをそれぞれの端部に備えた軸部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  3. 前記進退機構部は、
    一対の軸のそれぞれの一端部に備えられるローラと、
    前記それぞれの軸の他端部に備えられて、前記螺合部と螺合するギアと、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  4. 前記駆動モータのモータ軸が、前記第1の接続口の開口と対向する前記第1の流体供給路内に突出する構成において、
    前記駆動力伝達手段は、
    前記洗浄ブラシカセット内に備えられた前記進退機構部に螺合する螺合部と、
    この螺合部を先端部に固設した前記モータ軸と、
    で構成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  5. 前記第1の接続口は、前記駆動力伝達手段接続口と、流体供給路とを兼ねることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  6. 前記第2の接続口は、前記洗浄ブラシのブラシ挿入部が進退する出入り口と、流体供給路とを兼ねることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
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