JP2015179901A - 弾性波フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電極指群をテーパー型に形成したIDT電極を入力側電極及び出力側電極として圧電基板上に配置した弾性波フィルタにおいて、通過域のリップルを抑制すること。
【解決手段】入力側IDT電極12及び出力側IDT電極13について、反射電極16を含む一方向性電極部2と、反射電極16を含まない双方向性電極部1とにより構成する。そして、弾性波の伝搬方向におけるIDT電極12(13)の中央位置と、一方向性電極部2の中央位置とのずれ量について、反射電極群中心値としてIDT電極12(13)の励振対数にて規格化する。また、入力側IDT電極12の反射電極群中心値と、出力側IDT電極13の反射電極群中心値との差分を取り、この差分が0.11±0.05の範囲内となるように、各IDT電極12(13)における一方向性電極部2の位置を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、弾性波フィルタ例えばSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタに関する。
各種通信用のバンドパスフィルタとして、弾性表面波(SAW、以下「弾性波」と言う)を利用したフィルタが知られている。このようなフィルタでは、近年、ワイヤレスデータ通信の通信精度向上のため、通過域内におけるEVM(エラーベクトルマグニチュード)をできるだけ小さくすることが求められている。EVMは、振幅リップル及び群遅延リップルに依存する。そのため、フィルタの通過域内における低リップル化が課題となっている。
既述のフィルタの具体的な一例としては、電極指群をテーパー型に配置したテーパー型IDT電極を入力側電極及び出力側電極として圧電基板上に形成した構成が知られている。また、IDT電極として、電極指に隣接して反射電極を配置して、弾性波が一方向に伝搬するように構成した一方向性電極も知られている。
特許文献1〜3には、トランスバーサル型のフィルタや既述の一方向性電極について記載されているが、低リップル化については検討されていない。
特開2002−330048 特開2000−209062 特開2010−50626
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電極指群をテーパー型に形成したIDT電極を入力側電極及び出力側電極として圧電基板上に配置した弾性波フィルタにおいて、通過域におけるリップルの発生を抑制することのできる技術を提供することにある。
本発明の弾性波フィルタは、
弾性波が伝搬するように構成された圧電基板と、
この圧電基板上にて弾性波の伝搬方向に沿って一方側及び他方側に互いに離間するように設けられた一のIDT電極及び他のIDT電極と、を備え、
これらIDT電極は、
一対のバスバーと、弾性波の波長に対応する周期構造の長さ寸法が一のバスバー側から他のバスバー側に向かって広がるように、且つ弾性波の伝搬方向に沿って前記周期構造が複数箇所に形成されるようにこれらバスバー間にてテーパー状に形成された複数の電極指と、を各々備えると共に、これら周期構造のうち少なくとも一つが一方向性電極部として構成され、
一のバスバーから伸びる電極指と当該電極指に隣接して他のバスバーから伸びる電極指とが交差する領域の数量を励振対数とすると共に、前記一方向性電極部を構成する前記周期構造の数量を反射対数と呼ぶと、
各IDT電極にて前記一方側の端部及び前記他方側の端部を各々臨む一方向性電極部の縁部同士の間の領域を反射電極領域と呼ぶと共に、各IDT電極において弾性波の伝搬方向両側の領域で前記励振対数が等しくなる位置を通る直線及び各IDT電極の前記反射電極領域において弾性波の伝搬方向両側の領域で反射対数が等しくなる位置を通る直線を夫々励振中心線及び反射電極群中心線と呼ぶと、
各々のIDT電極について、前記一方側から前記他方側に向かって励振対数を数えた時に、前記反射電極群中心線よりも前記一方側の領域の励振対数から、前記励振中心線よりも前記一方側の領域の励振対数を差し引いた値を当該IDT電極の励振対数の合計値で除した値を反射電極群中心値とすると、
前記一のIDT電極における反射電極群中心値と前記他のIDT電極における反射電極群中心値との差分である中心差は、0.11±0.10の範囲内となっていることを特徴とする。
また、本発明の別の弾性波フィルタは、
弾性波が伝搬するように構成された圧電基板と、
この圧電基板上にて弾性波の伝搬方向に沿って一方側及び他方側に互いに離間するように設けられた一対のIDT電極と、を備え、
これらIDT電極のうちいずれか一方のIDT電極は、
一対のバスバーと、弾性波の波長に対応する周期構造の長さ寸法が一のバスバー側から他のバスバー側に向かって広がるように、且つ弾性波の伝搬方向に沿って前記周期構造が複数箇所に形成されるようにこれらバスバー間にてテーパー状に形成された複数の電極指と、を備えると共に、これら周期構造のうち少なくとも一つが一方向性電極部として構成され、
一のバスバーから伸びる電極指と当該電極指に隣接して他のバスバーから伸びる電極指とが交差する領域の数量を励振対数とすると共に、前記一方向性電極部を構成する前記周期構造の数量を反射対数と呼ぶと、
前記いずれか一方のIDT電極にて前記一方側の端部及び前記他方側の端部を各々臨む一方向性電極部の縁部同士の間の領域を反射電極領域と呼ぶと共に、各IDT電極において弾性波の伝搬方向両側の領域で前記励振対数が等しくなる位置を通る直線及び前記反射電極領域において弾性波の伝搬方向両側の領域で反射対数が等しくなる位置を通る直線を夫々励振中心線及び反射電極群中心線と呼ぶと、
前記いずれか一方のIDT電極について、前記一方側から前記他方側に向かって励振対数を数えた時に、前記反射電極群中心線よりも前記一方側の領域の励振対数から、前記励振中心線よりも前記一方側の領域の励振対数を差し引いた値を当該IDT電極の励振対数の合計値で除した値を反射電極群中心値とすると共に、他方のIDT電極について、前記一方側から前記他方側に向かって励振対数を数えた時に、前記励振中心線よりも前記一方側の領域の励振対数を当該IDT電極の励振対数の合計値で除した値を第2の励振中心値とすると、
前記反射電極群中心値と前記励振中心値とを合計した値である中心差は、0.11±0.10の範囲内となっていることを特徴とする。
前記中心差は、0.11±0.05の範囲内となっていることが好ましく、前記反射電極領域の周期構造の少なくとも一つには、弾性波が励振しない間引き領域が形成されていても良い。また、前記一方向性電極部の具体的な一例を挙げると、反射電極を備えたDART電極と、互いに幅寸法の異なる電極指を備えたDWSF電極と、の少なくとも一方である。
本発明は、IDT電極の周期構造のうち一方向性電極部が配置された領域の中心位置とIDT電極の中心位置とのずれ量について、当該IDT電極の合計励振対数で規格化して反射電極群中心値としている。そして、前記IDT電極における前記反射電極群中心値と、他のIDT電極における反射電極群中心値あるいは当該他のIDT電極の励振中心値と、の中心差について、0.11±0.10の範囲内となるようにしている。そのため、フィルタの通過域におけるリップルの発生を抑えることができる。
本発明の実施の形態に係る弾性波フィルタの一例を示す平面図である。 前記弾性波フィルタの入力側IDT電極を示した平面図である。 前記入力側IDT電極における一方向性電極部の位置を説明するための概略図である。 前記弾性波フィルタの出力側IDT電極を示した平面図である。 前記出力側IDT電極における一方向性電極部の位置を説明するための概略図である。 本発明の弾性波フィルタにて得られた特性を示す特性図である。 本発明の弾性波フィルタにて得られた特性を示す特性図である。 本発明の弾性波フィルタにて得られた特性を示す特性図である。 本発明の弾性波フィルタにて得られた特性を示す特性図である。 本発明の弾性波フィルタにて得られた特性を示す特性図である。 本発明の弾性波フィルタの他の例を示す平面図である。 前記他の例における一方向性電極部の位置を説明するための概略図である。 本発明の弾性波フィルタの別の例を示す平面図である。 前記別の例における一方向性電極部の位置を説明するための概略図である。 本発明の弾性波フィルタの更に他の例を示す平面図である。 前記更に他の例における弾性波フィルタの別の部位を示す平面図である。
本発明の実施の形態に係る弾性波フィルタについて、図1〜図5を参照して説明する。この弾性波フィルタは、図1に示すように、圧電基板11上において弾性波の伝搬方向(左右方向)に互いに離間して並ぶテーパー型の入力側IDT電極12及び出力側IDT電極13を備えており、後述するように、通過域よりも低域側及び高域側に各々減衰域が形成されたバンドパスフィルタとなっている。圧電基板11は、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO)やタンタル酸リチウム(LiTaO)あるいは水晶(SiO)などの圧電材料、この例ではニオブ酸リチウムにより構成されている。図1中21、22は夫々入力ポート及び出力ポートであり、23は接地ポートである。また、図1中15はシールド電極であり、16は不要な弾性波を吸収するための吸音材(ダンパー)である。尚、以下において、弾性波の伝搬方向に直交する方向を前後方向として説明する。図1では各IDT電極12、13を模式的に簡略化して描画している。
この例では、入力側IDT電極12及び出力側IDT電極13は、図1中夫々左側(一方側)及び右側(他方側)に配置されている。これらIDT電極12、13は、弾性波が左右いずれの方向にも伝搬するように構成された双方向性電極部1と、弾性波が他方側のIDT電極12(13)側に伝搬し、圧電基板11の端部側には伝搬しないように構成された一方向性電極部2とを各々備えている。そして、各IDT電極12、13では、各々の電極部1、2のレイアウトについて、通過域におけるリップルができるだけ小さくなるように、以下のように配置されている。尚、図1では、各電極部1、2について色調を変えている。
始めに、入力側IDT電極12について説明する。この入力側IDT電極12は、図2に示すように、一対のバスバー14、14、これらバスバー14、14間に各々配置された複数の電極指15及び複数の反射電極16を備えている。具体的には、バスバー14、14は、左右方向に各々伸びるように形成されると共に、前後方向に互いに離間するように配置されている。各電極指15は、各々のバスバー14、14から対向するバスバー14、14に向かって各々櫛歯状に伸び出すように形成されており、手前側のバスバー14から奥側のバスバー14に向かって、各電極指15の幅寸法及び互いに隣接する電極指15、15間の離間寸法が広がるように配置されている。そして、これら電極指15は、圧電基板11上を伝搬する弾性波の波長に対応するように周期的に並んでいる。
即ち、例えば入力側IDT電極12の左端の領域及び右端の領域では、手前側のバスバー14から奥側に向かって互いに隣接して伸び出す3本の電極指15と、これら3本の電極指15に隣接して奥側のバスバー14から手前側に向かって伸びる1本の電極指15とにより、弾性波の波長に対応する周期構造が構成されている。従って、前記左端の領域及び前記右端の領域では、手前側のバスバー14から奥側のバスバー14に向かう程、圧電基板11上を伝搬する弾性波の波長(周期構造の長さ寸法)が大きくなっている。これら領域は、各々既述の双方向性電極部1をなしている。この例では、便宜上、入力側IDT電極12における左側の双方向性電極部1では、周期構造が例えば4つ形成され、右側の双方向性電極部1では2つの周期構造が形成されているものとする。
そして、入力側IDT電極12の中央領域には、当該中央領域における電極指15のうち一部の電極指15に沿うように、既述の反射電極16が配置されており、当該中央領域が一方向性電極部2をなしている。即ち、一方向性電極部2では、双方向性電極部1において手前側のバスバー14から互いに隣接して伸び出す3本の電極指15のうち左側の電極指15及び中央の電極指15に代えて反射電極16が配置されている。従って、反射電極16の幅寸法は、電極指15の幅寸法の2本分と、互いに隣接する電極指15、15間の離間寸法とを合計した寸法(電極指15の3本分の寸法)となっている。この反射電極16についても、手前側のバスバー14から奥側のバスバー14に向かうにつれて、反射電極16の幅寸法及び当該反射電極16に隣接する電極指15との離間寸法が広がるように構成されている。尚、図2では、電極指15の幅寸法、反射電極16の幅寸法及び互いに隣接する電極指15と電極指15(反射電極16)との離間寸法について模式的に描画している。
従って、一方向性電極部2は、いわゆるDART(Distributed Acoustic Reflection Transducer)電極をなしている。この例では、一方向性電極部2では、8つの周期構造が形成されているものとする。入力側IDT電極12の左側の端部を臨む位置における一方向性電極部2の縁部と、入力側IDT電極12の右側の端部を臨む位置における一方向性電極部2の縁部との間の領域を反射電極領域と呼ぶと、この例では、反射電極領域と一方向性電極部2とが互いに重なり合っている。
以上説明した各電極部1、2において、手前側のバスバー14から伸びる電極指15と奥側のバスバー14から伸びる電極指15とが交差する領域の数量を励振対数と呼ぶものとする。入力側IDT電極12では、弾性波が励振しない(前記領域が間引かれている)周期構造は設けられていないため、一方向性電極部2及び双方向性電極部1のいずれについても周期構造の数量と励振対数とが互いに同じ数量となっている。また、前記周期構造のうち弾性波が反射する周期構造の数量を反射対数と呼ぶものとする。この例では、一方向性電極部2では電極指15や反射電極16が間引かれていないため、一方向性電極部2における周期構造の数量と反射対数とが互いに同じ値になっている。
ここで、入力側IDT電極12における一方向性電極部2の配置場所について詳述する。始めに、入力側IDT電極12について、例えば左側から右側に向かって順番に周期構造の数量を数えて、図3に示すように、各々の周期構造について、弾性波が励振する周期構造及び弾性波が反射する周期構造を夫々カウントする。具体的には、弾性波が励振する周期構造に「1」を振り、弾性波が励振しない周期構造に「ゼロ」を振る。この例では、各周期構造にて弾性波が励振するので、図3の上段に示すように、各周期構造が「1」となる。また、図3の下段に示すように、反射電極16が設けられていない周期構造に「0(ゼロ)」を振り、反射電極16が形成されている周期構造を「1」とする。具体的には、入力側IDT電極12の左端の双方向性電極部1では、既述のように4つの周期構造が形成されているので、この双方向性電極部1には4つの「0」を並べる。入力側IDT電極12の中央の一方向性電極部2では、8つの周期構造が形成されているので、この一方向性電極部2には8つの「1」を並べる。そして、入力側IDT電極12の右端の双方向性電極部1では、2つの周期構造が形成されているので、2つの「0」を並べる。こうして入力側IDT電極12では、合計14個の周期構造での弾性波の反射の有無が「0」と「1」とで各々区分けされる。
次いで、図3の上段において、左側の領域と右側の領域とで励振対数が揃う位置に直線を引く。この例では、周期構造の数量が合計14個となっているので、左側から数えて7個目の周期構造と、左側から数えて8個目の周期構造との間に直線を引く。従って、この直線は、弾性波の伝搬方向における入力側IDT電極12の中央位置を通る直線となる。この直線について、「励振中心線L1」と呼ぶものとする。
また、図3の下段にて、左側の領域と右側の領域とで反射対数が揃う位置に直線を引く。この例では、一方向性電極部2では8つの周期構造が形成されているため、当該一方向性電極部2における左側から数えて4つ目の周期構造と、左側から数えて5つ目の周期構造との間に直線を引く。この直線を「反射電極群中心線L2」と呼ぶと、反射電極群中心線L2は、弾性波の伝搬方向における一方向性電極部2の中央位置を通る直線となる。
ここで、既述のように一方向性電極部2の左右の双方向性電極部1、1では、周期構造の数量(励振対数)が互いに異なっているため、前記励振中心線L1の位置と、反射電極群中心線L2の位置とは、互いに位置ずれしている。具体的には、反射電極群中心線L2よりも左側における周期構造の数量は、8個となっている。一方、励振中心線L1よりも左側の周期構造の数量は、7個となっている。
そして、反射電極群中心線L2よりも左側の周期構造の数量(8個)から励振中心線L1よりも左側の周期構造の数量(7個)を差し引くと共に、この計算結果(8−7=1)を入力側IDT電極12の周期構造の合計の数量(14個)で除した値(励振対数で規格化した値)を反射電極群中心値とする。この反射電極群中心値は、具体的には1÷14≒0.071となり、後述するように、通過域にてリップルの発生が抑えられる値となっている。
続いて、出力側IDT電極13について説明する。出力側IDT電極13は、図4に示すように、一対のバスバー14、14、これらバスバー14、14間にて各々櫛歯状に形成された電極指15及び反射電極16を備えている。出力側IDT電極13についても、双方向性電極部1及び一方向性電極部2が配置されている。双方向性電極部1では、奥側のバスバー14から互いに隣接して伸びる3本の電極指15と、手前側のバスバー14から伸びる1本の電極指15とが周期構造をなしており、出力側IDT電極13の左端の領域に配置されている。
一方向性電極部2は、奥側のバスバー14から互いに隣接して伸びる反射電極16及び電極指15と、当該電極指15に隣接して手前側のバスバー14から伸びる電極指15とによって周期構造が形成されており、双方向性電極部1の右側に隣接配置されている。これら電極部1、2は、手前側のバスバー14から奥側のバスバー14に向かって、周期構造の長さ寸法が長くなるように配置されている。この例では、出力側IDT電極13の双方向性電極部1では、5つの周期構造が形成されており、一方向性電極部2では、9つの周期構造が形成されているものとする。これら電極部1、2では、周期構造の数量と励振対数とは各々互いに同じ値となっている。また、一方向性電極部2では、周期構造の数量と反射対数とが互いに同じ値になっている。
続いて、出力側IDT電極13についても、一方向性電極部2の配置場所について詳述する。図5に示すように、出力側IDT電極13について、左側から右側に向かって順番に周期構造の数量を数えて、各々の周期構造について、図5の上段及び下段に夫々示すように、弾性波が励振する周期構造及び弾性波が反射する周期構造をカウントする。この例では、電極指15が間引かれている周期構造は設けられていないので、図5の上段に示すように、出力側IDT電極13における周期構造の各々に「1」を振る。また、図5の下段に示すように、反射電極16が設けられていない周期構造を「0」、反射電極16が設けられている周期構造を「1」とする。この例では、出力側IDT電極13の左端の双方向性電極部1では5つの周期構造が形成されているので、この双方向性電極部1には5つの「0」を並べる。出力側IDT電極13の一方向性電極部2では、9つの周期構造が形成されているので、この一方向性電極部2には9つの「1」を並べる。
そして、図5の上段に示すように、弾性波の伝搬方向における出力側IDT電極13の中央位置を通る直線、即ち左端から数えて7つ目の周期構造と8つ目の周期構造との間を通る直線(励振中心線L1)を引く。また、弾性波の伝搬方向における一方向性電極部2の中心位置を通る反射電極群中心線L2を引くと、この反射電極群中心線L2は、当該一方向性電極部2における左端から数えて5つ目の周期構造を通る直線となる。従って、反射電極群中心線L2よりも左側における周期構造の数量は、9.5となる。
出力側IDT電極13についても、反射電極群中心線L2よりも左側の周期構造の数量(9.5個)から励振中心線L1よりも左側の周期構造の数量(7個)を差し引いて、この計算結果(9.5−7=2.5)を周期構造の合計の数量(14個)で除した値である反射電極群中心値を計算すると、この反射電極群中心値は2.5÷14≒0.18となる。
そして、出力側IDT電極13の反射電極群中心値(0.18)から既述の入力側IDT電極12の反射電極群中心値(0.071)を差し引いた差分である中心差を計算すると、この中心差は、0.11となる。尚、以上説明したIDT電極12、13は模式的に示したものであり、実際の入力側IDT電極12の反射電極群中心値及び出力側IDT電極13の反射電極群中心値は夫々0.08及び0.19(前記中心差は0.11)となっている。
ここで、前記中心差を既述の0.11に設定した理由について説明する。図6は、出力側IDT電極13の反射電極群中心値を0.19に固定して、入力側IDT電極12の反射電極群中心値を種々変更した時に、前記中心差とリップル及び通過域における挿入損失との相関をシミュレーションにより計算した5つの結果をプロットしたグラフとなっている。このグラフから分かるように、リップルは、中心差が0.11の時に最小値となり、中心差が0.11から小さくなる程、あるいは0.11から大きくなる程、増加することが分かった。挿入損失については、中心差が0.18程度の値にて最小となり、この値から中心差が大きくなる程、また小さくなる程、増加していた。
図7〜図9は、図6にて得られたリップルの算出元となる周波数特性を示している。即ち、図6の5つの結果のうち、中心差が最も小さいA点(中心差:−0.05)、リップルが最も小さくなるB点(中心差:0.11)及び中心差が最も大きいC点(中心差:0.3)について、通過域における周波数特性を夫々図7〜図9に示している。「リップル」とは、通過域における下端周波数から上端周波数までに亘って、挿入損失のばらつき(挿入損失の最大値から最小値を差し引いた値)を意味しており、図7〜図9から分かるように、図8(中心差:0.11)にてリップルが最も小さくなっている。
また、図10は、入力側IDT電極12の反射電極群中心値を−0.23に固定すると共に、出力側IDT電極13の反射電極群中心値を種々変更した時に、同様に中心差とリップル及び挿入損失との相関をプロットしたグラフを示している。この場合においても、中心差が0.11の時にリップルが最小となっており、中心差が0.11よりも大きくなった場合や0.11よりも小さくなった場合にはリップルが増加していた。挿入損失については、中心差が大きくなる程減少していた。尚、図10と図6とにおいて挿入損失のレベルが異なっている理由は、中心差以外の他のパラメータが異なっているためである。
ここで、リップルや挿入損失を低減させるにあたって、フィルタにて調整可能な中心差以外のパラメータは他にも種々考えられる。しかしながら、中心差は、各IDT電極12、13における一方向性電極部2の位置関係を調整するだけで、リップルが改善(低減)するように反射電極16の反射度合いを最適化できるため、簡便な調整手法であると言える。従って、これらリップル及び挿入損失を纏めて考えた場合、既述のように挿入損失については他の調整可能なパラメータがあることからしても、リップルについては極めて良好な特性を得ながら、挿入損失についてはある程度良好な特性が得られる範囲に中心差を設定することが好ましいと言える。具体的には、中心差の好ましい範囲は、0.11±0.10の範囲内であり、更に好ましくは、0.11±0.05の範囲内である。
以上説明した「中心差」とは、各IDT電極12、13のうち右側に位置するIDT電極13の反射電極群中心値から左側に位置するIDT電極12の反射電極群中心値を差し引いた値である。従って、圧電基板11上において右側に入力側IDT電極12を配置する共に左側に出力側IDT電極13を配置した場合には、「中心差」とは、入力側IDT電極12の反射電極群中心値から出力側IDT電極13の反射電極群中心値を差し引いた値となる。
上述の実施の形態によれば、各IDT電極12、13における反射電極群中心値の差分である中心差について、0.11±0.10の範囲内となるように各々の一方向性電極部2のレイアウトを調整している。そのため、既述の図6及び図10から明らかなように、フィルタの通過域におけるリップルを低減できる。
続いて、以上のフィルタの他の例について説明する。図11は、一方向性電極部2の内部に、弾性波が励振しない間引き領域31を配置した例を示している。即ち、図11では、IDT電極12(13)の左右の領域に双方向性電極部1、1が各々配置され、これら双方向性電極部1、1の間に一方向性電極部2が配置されている。左右両側の双方向性電極部1では、周期構造の数量が夫々4個及び3個に設定され、一方向性電極部2では、周期構造の数量が7個に設定されている。そして、一方向性電極部2では、7個の周期構造のうち左側から5個目の周期構造は、既述の間引き領域31をなしている。具体的には、間引き領域31は、手前側のバスバー14から伸びる4本の電極指15により構成されており、奥側のバスバー14から伸びる電極指15は配置されていない。
このように間引き領域31が形成されている場合には、既述の励振中心線L1及び反射電極群中心線L2は、以下のように設定される。即ち、間引き領域31では励振対数及び反射対数のいずれについてもカウントされないので、励振中心線L1を決めるための励振対数の合計値は、図12に示すように、周期構造の合計の数量(14個)から間引き領域31における周期構造の分(1個)だけ少なくなり、13個となる。従って、励振中心線L1は、IDT電極12(13)の左端から数えて7個目の周期構造を通る直線となる。
また、一方向性電極部2では、反射対数は、周期構造の数量(7個)よりも間引き領域31における周期構造の分だけ少なくなるので、6個となる。そのため、反射電極群中心線L2は、一方向性電極部2における左端から数えて3番目の周期構造と4番目の周期構造との間を通る直線となる。従って、図12から分かるように、反射電極群中心値は、反射電極群中心線L2よりも左側の周期構造の数量(励振対数:7個)から励振中心線L1よりも左側の周期構造の数量(6.5個)を差し引いた値(7−6.5=0.5)を励振対数の値で除した値、具体的には0.5÷13≒0.04となる。
ここで、図11のIDT電極12(13)では、周期構造の数量が4個の一方向性電極部2に対して、間引き領域31を介して周期構造の数量が2個の一方向性電極部2が右側に配置されていると言える。そこで、本発明では、反射電極群中心線L2を設定するにあたって、以下のように設定している。具体的には、IDT電極12(13)の左側の端部を臨む位置における一方向性電極部2の縁部と、IDT電極12(13)の右側の端部を臨む位置における一方向性電極部2の縁部と、の間の領域を反射電極領域と定義して、弾性波の伝搬方向における反射電極領域の中央位置を通る直線を当該反射電極群中心線L2として設定している。従って、既述のように間引き領域31については励振対数及び反射対数のいずれについてもカウントされないので、当該間引き領域31が反射電極領域のどの位置に設けられていても、既述の中心線L1、L2は変動しないことになる。
図13は、既述の図11の一方向性電極部2において、左側から3番目の周期構造に反射電極16を配置せずに、双方向性電極部1における周期構造を配置した例を示している。この場合についても、既述の反射電極領域の定義では、図14に示すように、励振中心線L1については図12と同じ位置となり、一方反射電極群中心線L2の位置については、一方向性電極部2における周期構造のうち左側から3番目の周期構造を通る直線となる。従って、反射電極群中心値については、1.0(=7.5−6.5)を励振対数(13)で除した値、具体的には1.0÷13=0.08となる。
以上の図11〜図14では、一方向性電極部2内に間引き領域31を介在させた例について説明したが、双方向性電極部1に間引き領域31を形成しても良い。このような場合には、励振中心線L1は、間引き領域31における励振対数をカウントせずに設定される。また、間引き領域31における電極指15に代えて反射電極16に設けても良い、この場合には、反射電極16を備えた間引き領域31の分だけ反射対数が増えるので、当該間引き領域31を勘案して既述の反射電極群中心線L2が設定される。
また、以上の各例では、入力側IDT電極12及び出力側IDT電極13のいずれについても双方向性電極部1及び一方向性電極部2を備えた構成としたが、これらIDT電極12(13)のうち一方については双方向性電極部1だけにより構成しても良い。このような双方向性電極部1だけにより構成されたIDT電極12(13)を「双方向性電極」と呼ぶと、この双方向性電極では、既述の反射電極群中心値を計算する時、反射電極群中心線L2が設けられていない。そのため、反射電極群中心値の計算式である、(((反射電極群中心線L2よりも左側の励振対数)−(励振中心線L1よりも左側の励振対数))÷(双方向性電極の励振対数の合計値))において、(反射電極群中心線L2よりも左側の励振対数)の項目はゼロになる。従って、反射電極群中心値がマイナスの値となるので、他のIDT電極12(13)の反射電極群中心値から双方向性電極の反射電極群中心値を差し引く数式では、2つの項目の間にマイナスが2つ並ぶので、中心差は、これら反射電極群中心値を合計した値となる。従って、中心差を計算するにあたって、双方向性電極では、反射電極群中心値に代えて励振中心値(励振中心線L1よりも左側の励振対数)が用いられていると言える。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
以上の各例において、一方向性電極部2として、反射電極16を備えたDART電極を例に挙げたが、他の一方向性電極を用いても良い。図15及び図16は、このような一方向性電極の例として、DWSF(Different−Width Split−Finger)電極の基本構成及び弾性波が右側に向かって選択的に伝搬する構成を例示している。具体的には、双方向性電極部1では、図15に示すように、例えば奥側のバスバー14から手前側に向かって互いに隣接して伸びる2本の電極指15、15と、これら電極指15、15を左右方向から挟むように手前側のバスバー14から各々伸びる電極指15、15とにより周期構造が形成されている。
一方、一方向性電極部2では、図16に示すように、これら4本の電極指15のうち、左端にて手前側のバスバー14から伸びる電極指15と、奥側のバスバー14から手前側に向かって伸びる2本の電極指15、15における右側の電極指15は、例えば周期構造の長さ寸法(周期長)λの1/8よりも太くなるように形成されている。また、これら4本の電極指15のうち左端から数えて2本目の電極指15の幅寸法と、4本目の電極指15の幅寸法とは、例えば周期長λの1/8よりも細くなっている。このような構成であっても、既述の効果が得られる。
既述の各例では、IDT電極12(13)において左端には双方向性電極部1が配置されており、この双方向性電極部1に対して右側から一方向性電極部2が隣接している例について説明したが、これら電極部1、2の配置が左右で反転しても良いことは、既述の図4における出力側IDT電極13についての説明から当然である。
また、以上説明したIDT電極12、13における左側のIDT電極12(13)の反射電極群中心値を「−0.19」に設定すると共に、右側のIDT電極12(13)の反射電極群中心値を「−0.08」に設定しても良い。この場合には、中心差は0.11(=−0.08+0.19)となる。更に、左側のIDT電極12(13)の反射電極群中心値を「−0.03」に設定すると共に、右側のIDT電極12(13)の反射電極群中心値を「−0.08」に設定しても良く、この場合には中心差は0.11(0.08+0.03)となる。
1 双方向性電極部
2 一方向性電極部
11 圧電基板
12 入力側IDT電極
13 出力側IDT電極
14 バスバー
15 電極指
16 反射電極
L1 励振中心線
L2 反射電極群中心線

Claims (5)

  1. 弾性波が伝搬するように構成された圧電基板と、
    この圧電基板上にて弾性波の伝搬方向に沿って一方側及び他方側に互いに離間するように設けられた一のIDT電極及び他のIDT電極と、を備え、
    これらIDT電極は、
    一対のバスバーと、弾性波の波長に対応する周期構造の長さ寸法が一のバスバー側から他のバスバー側に向かって広がるように、且つ弾性波の伝搬方向に沿って前記周期構造が複数箇所に形成されるようにこれらバスバー間にてテーパー状に形成された複数の電極指と、を各々備えると共に、これら周期構造のうち少なくとも一つが一方向性電極部として構成され、
    一のバスバーから伸びる電極指と当該電極指に隣接して他のバスバーから伸びる電極指とが交差する領域の数量を励振対数とすると共に、前記一方向性電極部を構成する前記周期構造の数量を反射対数と呼ぶと、
    各IDT電極にて前記一方側の端部及び前記他方側の端部を各々臨む一方向性電極部の縁部同士の間の領域を反射電極領域と呼ぶと共に、各IDT電極において弾性波の伝搬方向両側の領域で前記励振対数が等しくなる位置を通る直線及び各IDT電極の前記反射電極領域において弾性波の伝搬方向両側の領域で反射対数が等しくなる位置を通る直線を夫々励振中心線及び反射電極群中心線と呼ぶと、
    各々のIDT電極について、前記一方側から前記他方側に向かって励振対数を数えた時に、前記反射電極群中心線よりも前記一方側の領域の励振対数から、前記励振中心線よりも前記一方側の領域の励振対数を差し引いた値を当該IDT電極の励振対数の合計値で除した値を反射電極群中心値とすると、
    前記一のIDT電極における反射電極群中心値と前記他のIDT電極における反射電極群中心値との差分である中心差は、0.11±0.10の範囲内となっていることを特徴とする弾性波フィルタ。
  2. 弾性波が伝搬するように構成された圧電基板と、
    この圧電基板上にて弾性波の伝搬方向に沿って一方側及び他方側に互いに離間するように設けられた一対のIDT電極と、を備え、
    これらIDT電極のうちいずれか一方のIDT電極は、
    一対のバスバーと、弾性波の波長に対応する周期構造の長さ寸法が一のバスバー側から他のバスバー側に向かって広がるように、且つ弾性波の伝搬方向に沿って前記周期構造が複数箇所に形成されるようにこれらバスバー間にてテーパー状に形成された複数の電極指と、を備えると共に、これら周期構造のうち少なくとも一つが一方向性電極部として構成され、
    一のバスバーから伸びる電極指と当該電極指に隣接して他のバスバーから伸びる電極指とが交差する領域の数量を励振対数とすると共に、前記一方向性電極部を構成する前記周期構造の数量を反射対数と呼ぶと、
    前記いずれか一方のIDT電極にて前記一方側の端部及び前記他方側の端部を各々臨む一方向性電極部の縁部同士の間の領域を反射電極領域と呼ぶと共に、各IDT電極において弾性波の伝搬方向両側の領域で前記励振対数が等しくなる位置を通る直線及び前記反射電極領域において弾性波の伝搬方向両側の領域で反射対数が等しくなる位置を通る直線を夫々励振中心線及び反射電極群中心線と呼ぶと、
    前記いずれか一方のIDT電極について、前記一方側から前記他方側に向かって励振対数を数えた時に、前記反射電極群中心線よりも前記一方側の領域の励振対数から、前記励振中心線よりも前記一方側の領域の励振対数を差し引いた値を当該IDT電極の励振対数の合計値で除した値を反射電極群中心値とすると共に、他方のIDT電極について、前記一方側から前記他方側に向かって励振対数を数えた時に、前記励振中心線よりも前記一方側の領域の励振対数を当該IDT電極の励振対数の合計値で除した値を第2の励振中心値とすると、
    前記反射電極群中心値と前記励振中心値とを合計した値である中心差は、0.11±0.10の範囲内となっていることを特徴とする弾性波フィルタ。
  3. 前記中心差は、0.11±0.05の範囲内となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の弾性波フィルタ。
  4. 前記反射電極領域の周期構造の少なくとも一つには、弾性波が励振しない間引き領域が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の弾性波フィルタ。
  5. 前記一方向性電極部は、反射電極を備えたDART電極と、互いに幅寸法の異なる電極指を備えたDWSF電極と、の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の弾性波フィルタ。
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