JP2015178313A - 鞍乗型車両の乗車検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの内部構造の簡素化と軽量化を図ることのできる鞍乗型車両の乗車検知装置を提供する。
【解決手段】シート9は、乗員の荷重を受けるクッション材19と、クッション材19を支持する底板部材20と、を有する。底板部材20とシートレール13L,13Rとの間にはクッションラバー27a,27b,27cを配置する。荷重センサ25は一側のシートレール13Lに取り付け、クッションラバーの一つ27aは、他側のシートレール13Rの荷重センサ25と左右対称となる位置に当接可能に配置する。
【選択図】図4

Description

この発明は、乗員がシートに着座したことを検出する鞍乗型車両の乗車検知装置に関するものである。
自動二輪車等の鞍乗型車両において、シートの下方に荷重センサが設置され、乗員がシートに着座したことをその荷重センサによって検出するものが知られている(特許文献1等参照)。
特許文献1に記載の乗車検知装置は、シートの裏面側の内部に感圧式の荷重センサが複数設置されている。各荷重センサは、シートのクッション材とそのクッション材を支持する底板部材との間に配置され、乗員がシートに着座したときに、荷重センサの内部スイッチがオンになる。車両に搭載されたコントローラは、荷重センサから入力されたオン信号を基にして乗員の乗車を検知する。
特開2012−176720号公報
しかし、特許文献1に記載の乗車検知装置においては、荷重センサがシートのクッション材と底板部材の間に配置されているため、シート側の内部構造が複雑になるうえ、メンテナンス時等に上方に持ち上げる必要のあるシートの重量が重くなることが懸念される。
そこでこの発明は、シートの内部構造の簡素化と軽量化を図ることのできる鞍乗型車両の乗車検知装置を提供しようとするものである。
この発明に係る鞍乗型車両の乗車検知装置は、上記課題を解決するために、乗員の着座するシート(9)と、前記シート(9)の下方に配置されて、前記シート(9)の荷重を支持する左右一対のシートレール(13L,13R)と、前記シート(9)に作用する荷重を検出する荷重センサ(25)と、を備えた鞍乗型車両の乗車検知装置であって、前記シート(9)は、乗員の荷重を受けるクッション材(19)と、当該クッション材(19)を支持する底板部材(20)と、を有し、前記底板部材(20)と前記シートレール(13L,13R)との間には少なくとも1つのクッションラバー(27a,27b,27c)が配置され、前記荷重センサ(25)は一側の前記シートレール(13L)に取り付けられ、前記クッションラバーの一つ(27a)は、他側の前記シートレール(13R)の前記荷重センサ(25)と左右対称となる位置に当接可能に配置されるようにした。
これにより、一側のシートレール(13L)に荷重センサ(25)が取り付けられ、他側のシートレール(13R)に荷重センサ(25)と左右対称となるようにクッションラバーの一つ(27a)が配置されるため、乗員がシート(9)に着座すると、その荷重が荷重センサ(25)とクッションラバー(27a)とによって分散して支持される。シート(9)に着座した乗員の荷重はこのときに荷重センサ(25)によって検出される。荷重センサ(25)はシートレール(13L)側に取り付けられているため、シート(9)側の内部構造は簡素なものとなり、シート(9)の重量も軽量化される。
前記荷重センサ(25)の上下方向の厚み(T2)は、前記クッションラバー(27a)の上下方向の厚み(T1)よりも厚く設定され、前記底板部材(20)の前記荷重センサ(25)に対向する位置には、上方側に向かって窪み前記荷重センサ(25)と当接して当該荷重センサ(25)に荷重を伝達する凹部(42)が設けられるようにしても良い。
この場合、荷重センサ(25)の上下方向の厚み(T2)がクッションラバー(27)の上下方向の厚み(T1)よりも厚く設定されていても、荷重センサ(25)がクッションラバー(27a)よりも上方に突出する部分を底板部材(20)の凹部(42)によって受容し、かつシート(9)に作用する乗員の荷重を、凹部(42)を通して荷重センサ(25)に伝達することができる。したがって、荷重センサ(25)の上下方向の厚み(T2)がクッションラバー(27a)の上下方向の厚み(T1)よりも厚く設定されていても、上記の構成により、シート(9)全体の上下方向の厚みを不要に増大させずに済む。
また、前記荷重センサ(25)は、前記シート(9)から荷重を受ける荷重受け部(34)が弾性部材によって形成されることが望ましい。
この場合、荷重センサ(25)の荷重受け部(34)が他方のシートレール(13R)側のクッションラバー(27a)と同様のクッション材としても機能する。このため、シート(9)の左右のクッション性をほぼ均等に保つことができるとともに、シートレール(13L,13R)からシート(9)に伝達される車体振動もシート(9)の左右で同様に吸収することができる。
前記シート(9)は、運転者が着座する第1着座面(22a)と、該第1着座面(22a)の後部上方に位置されて後部乗員が着座する第2着座面(22b)と、前記第1着座面(22a)と前記第2着座面(22b)の間に前下がりに形成される傾斜面(22c)と、を有し、前記荷重センサ(25)と前記クッションラバーの一つ(27a)が前記第1着座面(22a)の下方に配置され、前記クッションラバーの一つ(27a)とは別のクッションラバー(27b,27c)が前記傾斜面(22c)の下方に配置されることが望ましい。
この場合、乗員がシート(9)に着座すると、その荷重がシート(9)の傾斜面(22c)の下方のクッションラバー(27b,27c)と、第1着座面(22a)の下方の荷重センサ(25)及びクッションラバー(27a)を介してシートレール(13L,13R)に支持される。このとき、シート(9)の傾斜面(22c)に入力された乗員の荷重は車体斜め前部下方に向かう分力としてシート(9)に作用し、前方側の荷重センサ(25)に乗員の荷重が集中し易くなる。このため、荷重センサ(25)によるより確実な荷重の検出が可能になる。
また、一側の前記シートレール(13L)には、当該シートレール(13L)の上面を左右方向に跨ぐセンサブラケット(26)が係止固定され、前記荷重センサ(25)は前記センサブラケット(26)を介して一側の前記シートレール(13L)に取り付けられるようにしても良い。
この場合、荷重センサ(25)を支持するセンサブラケット(26)が一側のシートレール(13L)の上面を左右に跨いてそのシートレール(13L)に取り付けられるため、一側のシートレール(13L)の上面側が平坦な形状でないときや、シートレール(13L)上に荷重センサ(25)に対する充分な支持幅を確保することが難しいときにおいても、荷重センサ(25)を一側のシートレール(13L)に容易に、かつ安定的に取り付けることができる。
前記荷重センサ(25)は、車体に取り付けられるサイドスタンド(50)と同側のシートレール(13L)に取り付けられることが望ましい。
この場合、停車時に乗員が車体を傾けて停止させる場合であっても、車体を傾ける側と同側に荷重センサ(25)が配置されているため、荷重センサ(25)に乗員の荷重が伝達され易い。このため、乗車検知の精度が高まる。
この発明に係る乗車検知装置によれば、荷重センサが、他側のシートレール側のクッションラバーと左右対称に一側のシートレールに取り付けられることから、シートの内部に荷重センサを配置する場合に比較して、シート側の内部構造を簡素化することができるとともに、シートの重量も軽量化することができる。
また、この発明に係る乗車検知装置は、シートレール側に荷重センサが取り付けられるため、シートを持ち上げた状態で荷重センサの脱着やメンテナンスを容易に行うことができる、という利点がある。
さらに、この発明に係る乗車検知装置は、他側のシートレールの上方に配置されるクッションラバーと左右対称となるように、一側のシートレールに荷重センサが取り付けられるため、荷重センサの配置スペースの確保が容易になる、という利点もある。
この発明の一実施形態の鞍乗型車両の左側面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗型車両の一部部品を取り去った状態の平面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗型車両のシート支持部の左側面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗型車両のシートとシート支持部の分解斜視図である。 この発明の一実施形態の荷重センサの断面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗型車両の図1のVI−VI断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗型車両の図6のVII−VII断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の鞍乗型車両の図6のVIII−VIII断面に対応する断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で用いる図面において、矢印FRは、車両の前方を指し、矢印UPは、車両の上方を、矢印LHは、車両の左側方をそれぞれ指すものとする。
図1は、この実施形態に係る乗員検知装置を採用した自動二輪車1(鞍乗型車両)の左側面を示す図である。
自動二輪車1は、車体フレームFの前後方向略中央にエンジン2が搭載され、エンジン2の前方側に前輪3が配置されるとともに、エンジン2の後方側に後輪4が配置されている。車体フレームFは、車両の操舵系を支持する図示しないヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方に延出した後に下方に屈曲する側面視略L字状の主フレームブロック11と、主フレームブロック11の上部後端から車体の後部上方側に向かって延出するリヤフレームブロック12と、を備えている。リヤフレームブロック12は、車両の車幅方向の中心線を挟んで左右対称に配置される一対のシートレール13L,13Rを備え、その各シートレール13L,13Rの前端部が主フレームブロック11の上部後端に結合されている。
ヘッドパイプには、前輪3を回転可能に支持する左右一対のフロントフォーク5,5が左右回動可能に支持されている。ヘッドパイプの上部側には、前輪3を操舵可能とする前輪操舵装置6が設けられている。
主フレームブロック11には、エンジン2を含むパワーユニットが結合されている。また、主フレームブロック11の後部下縁には、後輪4を回転可能に支持するスイングアーム10の前端部が上下揺動可能に支持されている。後輪4は、エンジンからの動力を受けて回転駆動される。なお、スイングアーム10と車体フレームの間にはクッションユニットが介装されているが、図1においては省略されている。また、主フレームブロック11の左側の後部下端には、停車時に車両を左側に傾斜させて立て置くためのサイドスタンド50が回動可能に取り付けられている。
前輪操舵装置6の前方は、車体の側部前方側から車体の前部を覆うフロントカウル7によって覆われている。このフロントカウル7には、ヘッドライト、サイドミラー、各種計器類の表示パネル等が一体的に設けられている。前輪操舵装置6の後方には、燃料タンク8が設けられている。
燃料タンク8の後方、かつ左右のシートレール13L,13Rの上部には乗員の着座するシート9が前端側を回動支点として開閉可能に取り付けられている。シート9の側部下方と後方側とはリヤカウル14によって覆われている。
図2は、シート9を取り外した状態での左右のシートレール13L,13Rと、その周辺部品を示す平面図であり、図3は、シートレール13Lを含むシート支持部の左側面図、図4は、シート9とシート支持部の分解斜視図である。
左右のシートレール13L,13Rは、上下方向の幅が、前端側が広く後方側に向かうにつれて次第に狭まるテーパ状の側面視形状に形成されている。この左右のシートレール13L,13Rの後端部側は横梁部13aによって相互に連結されている。各シートレール13L,13Rの前端部には、上下に離間して締結孔15a,15bが設けられ、これらの締結孔15a,15b部分が主フレームブロック11の後端部にボルト締結されるようになっている。
また、各シートレール13L,13Rの前端部上縁の車幅方向内側領域には、シート支持アーム16が上方に隆起して設けられ、その両シート支持アーム16,16にシート9の前端側のシート支持部材17が回動可能に支持されるようになっている。また、左右の各シートレール13L,13Rの上面は、シート9の荷重を受ける荷重支持面18とされている。荷重支持面18は、前端部から車体後方側に向かって略水平に延出する前部支持面18aと、前部支持面18aから車体後方側に向かって上方に傾斜する中間支持面18bと、中間支持面18bからさらに車体後方側に向かって延出する後部支持面18cと、を備えている。後部支持面18cは、中間支持面18bと同様に車体後方側に向かって上方に傾斜しているが、中間支持面18bよりも緩い角度で上方側に傾斜している。
シート9は、乗員の荷重を受けるウレタン等のクッション材19と、クッション材19の下方側に配置されてクッション材19を支持する硬質樹脂製の底板部材20と、クッション材19の外側面と底板部材20の裏面側の周縁部の一部を覆うシート表皮21と、を備えている。この実施形態のシート9は、前後方向に長尺に形成され、前部側の上面が運転者の着座する第1着座面22aとされるとともに、後部側の上面が後部乗員が着座する第2着座面22bとされている。この後部乗員の着座する第2着座面22bは、第1着座面22aよりも上面高さが高く形成され、第1着座面22aと第2着座面22bの間は、後部から前方側に向かって下方傾斜する傾斜面22cによって連結されている。シートレール13L,13Rの荷重支持面18と対向する底板部材20の裏面は、シート9の第1着座面22a,第2着座面22b、傾斜面22cにそれぞれ略平行となるように形成されている。
なお、図2中の符号23,24は、左右のシートレール13L,13R間の下方に配置されたバッテリとヒューズボックスである。
一側のシートレール13Lの荷重支持面18のうちの前部支持面18aの前方寄り部分には、シート9に作用する荷重を検出する荷重センサ25がセンサブラケット26を介して取り付けられている。荷重センサ25は、エンジン2等を制御する図示しないコントローラに接続されている。コントローラでは、荷重センサ25による検出信号を基にしてシート9に乗員が着座したか否かを判定する。コントローラは、例えば、エンジン2が駆動中でかつ車速が所定車速以下等の条件を満たしているときに、荷重センサ25による検出信号を基にしてシート9に乗員が着座しているものと判定した場合に、エンジン2を自動停止する(アイドリングストップする)制御を行う。
また、シート9の底板部材20の裏面のうちの、シートレール13L,13Rの荷重支持面18と対向する部位には、シート9を前端側のシート支持部材17に差し込みつつ、図示しないシートキャッチによって固定したときに、荷重支持面18に当接する複数のクッションラバー27a,27b,27cが取り付けられている。この実施形態の場合、底板部材20の裏面のうちの、一側のシートレール13Lに対向する部位には、一つのクッションラバー27bが取り付けられ、他側のシートレール13Rに対向する部位には、前後二つのクッションラバー27a,27cが取り付けられている。
具体的には、底板部材20の一側(左側)の裏面については、一側のシートレール13Lの荷重支持面18のうちの傾斜した中間支持面18bに対向する部位(傾斜面22cの下方位置)に、一つのクッションラバー27bが取り付けられ、底板部材20の他側(右側)の裏面については、他側のシートレール13Rの荷重支持面18のうちの前部支持面18aの前縁部に対向する部位と、傾斜した中間支持面18bに対向する部位(傾斜面22cの下方位置)とに、各一つのクッションラバー27a,27cが取り付けられている。底板部材20の他側(右側)の前方に取り付けられるクッションラバー27aは、一方のシートレール13Lに取り付けられる荷重センサ25と左右対称となるように配置されている。また、底板部材20の一側(左側)の後方に取り付けられるクッションラバー27bと、底板部材20の他側(右側)の後方に取り付けられるクッションラバー27cとは、相互に左右対称となるように配置されている。
図5は、センサブラケット26に一体に組み付けられた荷重センサ25の縦断面を示す図である。
この実施形態の荷重センサ25は、図4,図5に示すように、ベースプレート30bの撓みを検出素子30aの抵抗変化に変換して検出する歪ゲージ30を検出部として用いている。歪ゲージ30のベースプレート30bは、長手方向の両端部が一対の支持プレート31,31に挟持されて保持され、中央部に荷重入力軸32が取り付けられている。荷重入力軸32には、リテーナプレート33を介してゴム材料等の弾性部材から成るスペーサ34が取り付けられている。また、ベースプレート30bの両端の支持プレート31,31は、センサブラケット26の上面に突設された一対のボルト軸35,35に締結固定され、スペーサ34の上面は、シート9の底板部材20の下面に当接するようになっている。なお、この実施形態においては、スペーサ34が、シート9からの荷重を受ける荷重センサ25の荷重受け部を構成している。
なお、図4,図5中の符号36は、スペーサ34を荷重入力軸32に締結固定するためのナットであり、符号37は、支持プレート31に取り付けられた検出基盤、符号38は、歪ゲージ30を支持プレート31とともにセンサブラケット26のボルト軸35に締結固定するためのナットである。
図6は、図1のVI−VI断面に対応するシート9とシート支持部(リヤフレームブロック12)の断面図であり、図7は、図6のVII−VII断面に対応するシート9とシート支持部(リヤフレームブロック12)の断面図である。また、図8は、図6のVIII−VIII断面に対応するシート9とシート支持部(リヤフレームブロック12)の断面図である。
図4〜図8に示すように、センサブラケット26は、金属プレートから形成され、一側のシートレール13Lの前部支持面18a(荷重支持面18)の上面に略沿って配置される支持ベース部26aと、支持ベース部26aの右側の端部から下方に屈曲して斜め前方に延出する内側支持壁26bと、支持ベース部26aの左側の端部から下方に屈曲して延出する外側支持壁26cと、を備えている。そして、センサブラケット26は、上面側に荷重センサ25を取り付けた状態で、内側支持壁26bと外側支持壁26cをシートレール13Lの車幅方向内側と外側の各側面に当接させ、その状態においてシートレール13Lに締結固定される。具体的には、図4に示すように、このとき支持ベース部26aの後縁部がシートレール13Lの前部支持面18a上にビス39によって締結されるとともに、内側支持壁26bの前縁部がシートレール13Lの前端部の締結孔15aにボルト40及びナット41によって締結固定される。したがって、こうしてシートレール13Lに取り付けられたセンサブラケット26は、シートレール13Lの上面(前部支持面18a)を左右方向に跨いだ状態でシートレール13Lに安定して係止される。
ところで、この実施形態で採用する荷重センサ25は、上述のようにセンサブラケット26のボルト軸35上に歪ゲージ30が支持プレート31,31に上下を挟み込まれた状態で取り付けられるとともに、歪ゲージ30の中央部から上方に突出する荷重入力軸32にスペーサ34が取り付けられた構造とされているため、図6に示すように、荷重センサ25全体の上下方向の厚みT2は、シート9側に設置されるクッションラバー27aの上下方向の肉厚T1よりも厚くなっている。このため、シート9側の底板部材20の荷重センサ25と対向する位置には、上方側に向かって窪む凹部42が設けられている。この凹部42は、シート9がヒンジ軸17を中心として閉じられたときに、荷重センサ25の荷重受け部であるスペーサ34の上面に当接し、それによってシート9に作用する荷重を、スペーサ34を介して荷重センサ25の歪ゲージ30に伝達可能とする。
なお、この実施形態の場合、荷重センサ25のスペーサ34の上下方向の肉厚は、クッションラバー27aの上下方向の肉厚T1とほぼ同厚みとされている。
この実施形態の自動二輪車1で採用する乗員検知装置は、荷重センサ25が、一側(左側)のシートレール13L上の、シート9の他側(右側)の前側のクッションラバー27aと左右対称となる位置に取り付けられている。このため、乗員がシート9に着座した場合には、その荷重が荷重センサ25とクッションラバー27aとによって分散して支持され、その荷重が荷重センサ25によって検出される。シート9に作用する乗員の荷重はこうして荷重センサ25によって確実に検出されるが、この実施形態の乗員検知装置では、荷重センサ25が一側のシートレール13Lに取り付けられているため、シート9の内部に荷重センサ25を埋め込む場合に比較して、シート9側の内部構造を簡素することができるとともに、荷重センサ25やその配線がシート9側にない分シート9の重量も軽量化することができる。
また、この実施形態に係る乗員検知装置は、シート9側ではなくシートレール13L側に荷重センサ25が取り付けられるため、前端側のヒンジ軸17を中心として、シート9を上方に跳ね上げた状態で、荷重センサ25の脱着やメンテナンスを容易に行うことができる。また、荷重センサ25がシート9のように大きく揺動することのないシートレール13L側に配置されることから、荷重センサ25に対する配線が安定的に保持されるという利点もある。
特に、この実施形態に係る乗員検知装置は、サイドスタンド50の設置される側と同側のシートレール13Lに荷重センサ25が取り付けられているため、停車時に運転者(乗員)が車体を傾けて停止させる場合であっても、車体を傾ける側と同側に荷重センサ25が配置されることになる。このため、車両の停止時に荷重センサ25に乗員の荷重が伝達され易く、その分乗車検知の精度が高まる。
さらに、この実施形態に係る乗員検知装置においては、シートレール13Lとシート9の間のクッションラバーが配置されるべきスペースに荷重センサ25が配置されるため、荷重センサ25の設置スペースの確保が容易になる、という利点がある。
また、この実施形態に係る乗員検知装置は、荷重センサ25の全体の上下方向の厚みT2が、シート9の右側前部に配置されるクッションラバー27aの上下方向の厚みT1よりも厚く設定されていても、シート9の底板部材20の荷重センサ25と対向する部位に凹部42が設けられているため、荷重センサ25のクッションラバー27aよりも上方に突出する部分を凹部42によって受容し、かつシート9に作用する乗員の荷重をその凹部42を通して荷重センサ25に確実に伝達することができる。したがって、この実施形態に係る乗員検知装置を採用した場合には、シート9全体の上下方向の厚みを不要に増大させずに済む。
また、この実施形態に係る乗員検知装置においては、荷重センサ25の荷重受け部であるスペーサ34がゴム材料等の弾性部材によって形成されているため、荷重センサ25のスペーサ34がシート9の右側前部下方のクッションラバー27aと同様のクッション材としても機能する。したがって、この乗員検知装置を採用することにより、シート9の前部側下方のクッション性能を左右でほぼ均等に保って座り心地を良好にすることができるとともに、シートレール13L,13Rからシート9に伝達される車体振動をシート9の前部側下方の左右で同様に吸収することができる。
さらに、この実施形態に係る乗員検知装置では、シート9上の運転者が着座する第1着座面22aの下方に荷重センサ25と一つのクッションラバー27aとが配置されるととともに、第1着座面22aと後部乗員の着座する第2着座面22bとの間の傾斜面22cの下方に、残余の二つのクッションラバー27b,27cが配置されているため、乗員がシート9に着座したときに、シート9の傾斜面22cに入力された乗員の荷重が車体の斜め前部下方に向かう分力としてシート9に作用することになる。したがって、この実施形態に係る乗員検知装置を採用した場合には、シート9の前方側下方に配置される荷重センサ25に乗員の荷重が集中し易くなり、荷重センサ25による確実な乗員の荷重検出が可能になる。
また、この実施形態の乗員検知装置においては、一側のシートレール13Lに、シートレール13Lの上面を左右に跨ぐセンサブラケット26が係止され、荷重センサ25がそのセンサブラケット26を介して一側のシートレール13Lに取り付けられているため、一側のシートレール13Lの上面側が平坦な形状でないときや、荷重センサ25に対する充分な支持幅を確保することが難しい場合であっても、荷重センサ25を一側のシートレール13Lに容易に、かつ安定的に取り付けることができる。
特に、この実施形態の場合、センサブラケット26にシートレール13Lの左右の側壁に当接する内側支持壁26bと外側支持壁26cとが設けられているため、荷重センサ25をセンサブラケット26とともにシートレール13L上により安定的に係止固定することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、左側のシートレール13L上に荷重センサ25を設置するようにしているが、荷重センサ25は右側のシートレール13R上に設置するようにしても良い。さらに、荷重センサ25の検出方式は歪ゲージを用いるものに限らず、その他の検出方式のものであっても良い。また、シート9の下方に設置するクッションラバーの数も上記の実施形態のものに限らず任意である。
また、本明細書における鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれる。本明細書における鞍乗型車両には、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)または四輪の車両も含まれる。
9…シート
13L,13R…シートレール
19…クッション材
20…底板部材
22a…第1着座面
22b…第2着座面
22c…傾斜面
25…荷重センサ
26…センサブラケット
27a,27b,27c…クッションラバー
34…スペーサ(荷重受け部)
42…凹部
50…サイドスタンド

Claims (6)

  1. 乗員の着座するシート(9)と、
    前記シート(9)の下方に配置されて、前記シート(9)の荷重を支持する左右一対のシートレール(13L,13R)と、
    前記シート(9)に作用する荷重を検出する荷重センサ(25)と、を備えた鞍乗型車両の乗車検知装置であって、
    前記シート(9)は、乗員の荷重を受けるクッション材(19)と、当該クッション材(19)を支持する底板部材(20)と、を有し、
    前記底板部材(20)と前記シートレール(13L,13R)との間には少なくとも1つのクッションラバー(27a,27b,27c)が配置され、
    前記荷重センサ(25)は一側の前記シートレール(13L)に取り付けられ、
    前記クッションラバーの一つ(27a)は、他側の前記シートレール(13R)の前記荷重センサ(25)と左右対称となる位置に当接可能に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両の乗車検知装置。
  2. 前記荷重センサ(25)の上下方向の厚み(T2)は、前記クッションラバー(27a)の上下方向の厚み(T1)よりも厚く設定され、
    前記底板部材(20)の前記荷重センサ(25)に対向する位置には、上方側に向かって窪み前記荷重センサ(25)と当接して当該荷重センサ(25)に荷重を伝達する凹部(42)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の乗車検知装置。
  3. 前記荷重センサ(25)は、前記シート(9)から荷重を受ける荷重受け部(34)が弾性部材によって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の乗車検知装置。
  4. 前記シート(9)は、運転者が着座する第1着座面(22a)と、該第1着座面(22a)の後部上方に位置されて後部乗員が着座する第2着座面(22b)と、前記第1着座面(22a)と前記第2着座面(22b)の間に前下がりに形成される傾斜面(22c)と、を有し、
    前記荷重センサ(25)と前記クッションラバーの一つ(27a)が前記第1着座面(22a)の下方に配置され、
    前記クッションラバーの一つ(27a)とは別のクッションラバー(27b,27c)が前記傾斜面(22c)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両の乗車検知装置。
  5. 一側の前記シートレール(13L)には、当該シートレール(13L)の上面を左右方向に跨ぐセンサブラケット(26)が係止固定され、
    前記荷重センサ(25)は前記センサブラケット(26)を介して一側の前記シートレール(13L)に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両の乗車検知装置。
  6. 前記荷重センサ(25)は、車体に取り付けられるサイドスタンド(50)と同側のシートレール(13L)に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両の乗車検知装置。
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